バットマンVSスーパーマンのあらすじをネタバレ！評価が分かれる理由も考察

誰もが知っている有名なヒーロー、バットマンとスーパーマン。彼らが共演する映画作品である「バットマンVSスーパーマン」。VSという事はヒーロー同士が戦ってしまうのか？あらすじや結末はどのようなものになるのか？映画作品としての評価は良いのか悪いのか？本記事では、バットマンVSスーパーマンのあらすじや結末、評価についてもネタバレで調査いたします！

バットマンVSスーパーマンとはどのような作品なのか。まずはその背景となる部分を含めてご説明いたします。

正式名称は「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」という作品で、タイトルの通りバットマンとスーパーマンという2大ヒーローが共演する夢の作品です。両ヒーローとも、元はDCコミックスという同じアメリカンコミックを原作としており、そのため同一の世界観で描かれる事があります。

それぞれ独立した作品として何度も映画化されている2大ヒーローですが、今作バットマンVSスーパーマンで初めて同作品内において共演する事となりました。

バットマンVSスーパーマンと同じような形態の映画作品として、マーベル・スタジオが製作している「アベンジャーズ」シリーズがあります。こちらはアイアンマンやキャプテン・アメリカといった、マーベル・コミック出身のヒーロー達が活躍するクロスオーバー作品です。

マーベル作品は、個別のヒーローの映画作品も含めると、実に20作品以上が存在しています！全部観るにはかなりの時間が必要となりますが、幾つかの作品を実際に鑑賞された方も多いのではないでしょうか。まだ観ていないが興味がある、という方は下記の記事も参考にしてみてください。

マーベル作品のアベンジャーズのように、バットマンとスーパーマンもアベンジャーズとは異なるヒーローチームに所属しています。その名も「ジャスティス・リーグ」！バットマンVSスーパーマンの副題であるジャスティスの誕生、とはこれに由来するものになります。それでは、ジャスティス・リーグとはどのようなヒーローチームなのでしょうか。

ジャスティス・リーグとは、原作コミックであるDCコミックスのヒーロー達が結集したチームです。バットマンVSスーパーマンにも、映像でちらっと他のヒーロー達が姿を見せます。バットマンVSスーパーマンより後の時系列となりますが、ジャスティス・リーグも映画作品となっています。そちらのネタバレは避けますが、結末が気になる方はバットマンVSスーパーマンをご覧の上で是非とも鑑賞してみてください！

バットマンVSスーパーマンではどのようなキャストがスーパーヒーローを演じるのか。ここからは主要キャストの過去作品やプロフィールをご紹介いたします。

スーパーマンを演じるヘンリー・カヴィルは、イギリスの王領植民地であるチャンネル諸島、その諸島にあるジャージー島出身である俳優です。時系列としてはバットマンVSスーパーマンより前の作品となる「マン・オブ・スティール」で初めてスーパーマンを演じる事となります。

2002年からテレビや映画に出演するようになり、過去には「007」シリーズのジェームズ・ボンド役を決めるオーディションの最終テストにも残った事があります。最近では人気映画作品「ミッション:インポッシブル」シリーズの最新作である、「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」にも出演をしております。

こちらの画像からも分かる通り、スーパーマンを演じるに相応しい引き締まった筋肉の持ち主！撮影に入る何ヶ月も前からトレーニングをこなし、役柄に合わせた体格を作っているそうです。

スーパーマンと同じく、バットマンVSスーパーマンのメインキャラクターとなるバットマン。彼を演じるのはアメリカの俳優であるベン・アフレックです。10代の頃から映画やドラマに出演、1997年公開の「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」では脚本を執筆し、アカデミー賞で脚本賞を受賞するなど、俳優以外の分野でも多彩な才能を発揮している人物です。

その後も、「アルマゲドン」「パール・ハーバー」といった話題の作品に出演をしております。バットマンは過去に何度も映画化されており、時代の移り変わりとともにバットマンを演じる俳優も変わってきました。ベン・アフレックが演じるバットマンは、実はバットマンVSスーパーマンが初めて。

主演が移り変わる作品の場合、どうしても以前と比較されてしまいますが、ベン・アフレックはバットマンが醸し出すダークヒーローの雰囲気を上手く表現できているのではないでしょうか。それが作品の評価にどのような影響を与えているのか。この後の項目で、ネタバレで結末をご案内するとともに評価もご紹介いたします。

バットマンVSスーパーマンには彼ら以外のヒーロー（ヒロイン？）も登場します。それがガル・ガドット扮するワンダーウーマンです。ワンダーウーマンの活躍は、後ほどあらすじや結末のネタバレと併せてじっくり記載するとして、ここではガル・ガドットのプロフィールをご紹介します。彼女はイスラエルの女優で、兵役義務のある同国で国防軍に入隊した経歴をもっています。

2007年放送の「Bubot」でテレビドラマにデビューします。そして2009年には「ワイルド・スピード MAX」で映画デビューを飾ります。過去には、残念ながら役は射止められなかったものの、007シリーズのボンドガールのオーディションも受けています。

バットマンVSスーパーマンにワンダーウーマン役で出演し、世界中の注目を集めます。2017年には彼女の単独作品である「ワンダーウーマン」で映画初主演を果たします。なお、時系列はバットマンVSスーパーマン、ワンダーウーマン、ジャスティス・リーグの順になりますので、こわだる方は是非その順番で鑑賞してみてください！

それでは、ここからバットマンVSスーパーマンについてあらすじをネタバレでご紹介します！タイトルにVSが付くという事はスーパーヒーロー同士で戦うのか？何故そんな事に？物語のあらすじを順に追っていきましょう。

彼らの対立のきっかけは、バットマンVSスーパーマンの前日譚である「マン・オブ・スティール」にさかのぼります。同作では、クリプトン星人であるスーパーマンは、同じ星の人間であるゾッド将軍と激しい戦いを繰り広げます。人類滅亡を企てるゾッド将軍に対して、自身が生まれ育った地球を守るためスーパーマンは必死に戦い、結果スーパーマンは勝利を勝ち取った…というのが前回の結末になります。

しかしながら、生身にビルを破壊できるクリプトン星人同士の戦いは凄まじく、大規模な市街戦の結果、街や市民にも大きな被害が出ました。バットマンの正体である富豪ブルース・ウェインもその現場に居合わせており、自身が保有するビルを破壊されてしまいます。その結果、自社の社員も命を落としてしまい、彼はスーパーマンの持つ力を危険視する事になります。

一方、スーパーマンの正体であるクーラク・ケントは新聞記者です。犯罪者に私刑を加えるバットマンの評判は自然と彼の耳にも入ってきます。バットマンのやり方は更なる憎しみや犯罪を生み出すだけなのでは？そのやり方に、スーパーマンは疑問を持つようになります。

正義のために戦うバットマンとスーパーマン。しかしながら、どのように力を行使しているのか、正義をどのように考えているのか、大きな違いがあるのもまた事実です。互いの事を知り、異なる考えをもっているからこそ、2人は対立を深める事になってしまいます。

バットマンが巨大企業レックス・コープのコンピュータから機密データを盗み取ろうとした際、「メタヒューマン」と呼ばれる存在に関する映像を発見します。スーパーマンのように、超人的な能力を持つ人々、それがメタヒューマンです。超高速で移動する、海中を自由に動き回る、機械の体を持つ者…彼らは一体何者なのか？そして人類にとって味方なのか？それらの答えは「ジャスティス・リーグ」を待つ事になります。

スーパーマンの存在をどう評価すべきか、遂には議会審問が開かれる事となり、その場にはスーパーマンも姿を現します。しかしながら、審問が行われている最中に爆破テロが発生。多数の死傷者が出てしまいます。皮肉にも、人々を守ろうとする自分の存在が人々を危険に晒している。自責の念に駆られるスーパーマンは、人々の前から姿を消してしまいます。

そんな中、バットマンはスーパーマンに対抗する策の準備を開始します。まずは、彼の弱点となるクリプトナイトという物質に着目し、クリプトナイトを用いた武器を作成する事になります。そしてスーパーマンが持つ強大な力に対抗できるよう、専用のパワードスーツも用意し、来るべき戦いに備えます。

バットマンがスーパーマンと戦おうとする理由はこれまでにご説明をしましたが、スーパーマンにとっても明確に対決する理由が出てきます。レックス・コープの社長であるレックス・ルーサーJr.。彼がスーパーマンの育ての親であるマーサ・ケントを誘拐し、命と引き換えにバットマンを殺害するよう要求します。レックス・ルーサーJr.は両者が同士討ちをするよう、陰で暗躍をしていたのです、

遂に対峙するバットマンとスーパーマン。バットマンVSスーパーマンのタイトルの通り、遂に戦いが始まってしまいます。何とかマーサの命を救いたいスーパーマン。彼は何とかバットマンの説得を試みますが、バットマンは容赦ない攻撃をしかけ、スーパーマンは劣勢に立たされます。スーパーマンを倒すチャンスを掴んだバットマン、止めが刺されようとした正にその時、スーパーマンは彼にマーサの命を救ってほしいと懇願します。

スーパーマンの言葉を聞いて躊躇してしまうバットマン。そこに、スーパーマンの恋人であるロイス・レインが現れてスーパーマンが置かれている状況を説明します。危うく同士討ちとなる所でしたが、ようやく2人の対立が解ける事になります。

様々な事情から対立を始め、実際に対決を始めてしまう所まではあらすじでもご紹介をした通りです。それでは、バットマンVSスーパーマンはどのような結末を迎えるのか？ここからネタバレでご紹介いたします！

同士討ちを回避した後、マーサーを無事救いだし、事件の元凶であるレックス・ルーサーJr.を2人は追い詰めます。しかし、窮地に陥った彼は、ゾッド将軍の遺体と自身の血液を混ぜ合わせ、ドゥームズデイという怪物を誕生させます。

このドゥームズデイがとにかく強く、圧倒的なパワーを見せつけます。ここにきてようやく共闘する事になった、バットマンとスーパーマンですが、2大ヒーローをもってしても苦戦を強いられます。

苦戦する2人に対して、どんどんパワーアップしていくドゥームズデイ。万事休すかと思われたその時、剣と盾を持った女性が2人の前に現れます。最終決戦に満を持してワンダーウーマンが参戦します！

ドゥームズデイにもクリプトナイトが効くと分かり、スーパーマンはクリプトナイトの槍をドゥームズデイに突き立てようと試みます。バットマンとワンダーウーマンの援護を受け、遂にドゥームズデイを槍で倒す事に成功しますが、スーパーマンも同様にクリプトナイトで弱っていました。絶命寸前のドゥームズデイによって、スーパーマンも胸を貫かれてしまいます。

ルーサーJr.は逮捕されますが、代償としてスーパーマンという偉大な存在が失われました。スーパーマンがいなくなった世界を守る事を決意するバットマン。彼は他のメタヒューマンを探し出し、チームを結成するための計画をワンダーウーマンに告げるのでした。

2大ヒーローが共演したバットマンVSスーパーマン。彼らのファンにとっては待望の作品であったかと思いきや、厳しい評価も少なくありません。何故そのような評価がされてしまったのでしょうか？

この作品には、バットマンとスーパーマン、それぞれの正義が存在します。彼らにとっての正義がどのようなものか、各々の立場から主張が飛び交いますが、決してそれが交わる事はありません。結果的に彼らの同士討ちを引き起こしてしまうほどですので、観客にとっても非常にもやもやした展開が続きます。

序盤にスーパーマンの理想が、大衆からあまり支持されていない描写も良いポイントとは言えません。やはりヒーロー同士が協力して強大な敵を倒してこそ。一応、そういった展開も終盤のドゥームズデイ相手に実現しますが、そこまでの過程があまり良い印象を与えなかったのでしょうか。

バットマンとスーパーマンの戦いは、スーパーマンが人質を取られている事が分かり無事収束します。という事は「最初から話を聞いていれば良かったのでは？」ともなってしまいます。

2人が出会い、スーパーマンが話をしようとした時、バットマンが問答無用で攻撃を始めたので仕方ない部分はありますが、話をするチャンスはもう少しあったのではないでしょうか。2人が対決するための、少々強引な展開だったのでは、という評価も見受けられました。

バットマンVSスーパーマンについて、あらすじや結末、そして評価をネタバレでご紹介しましたが如何だったでしょうか？2人の対決については賛否両論あるようですが、やはりヒーロー同士の共演は皆が待ち望んだ作品です。

スーパーマンが命を落とす衝撃の結末で幕を閉じるバットマンVSスーパーマンという作品。果たして、彼がこれからどうなるのか。バットマンVSスーパーマンだけなく、シリーズ作品を通して今後の展開も是非チェックしてみてください！