orangeの実写映画キャストとあらすじをネタバレ！原作者・高野苺の反応は？

実写映画版『orange』のキャストとネタバレあらすじを紹介しています。実写映画版『orange』は大ヒット漫画『orange』を原作とした日本の映画です。実写映画版『orange』は高校生の男女の恋愛と友情を描いた物語であり、未来の自分から手紙が届くというSF作品でもあります。ここではそんな実写映画版『orange』のキャストやあらすじを詳しいネタバレをまとめました。

まずは実写映画版『orange』の基本情報を簡単に紹介します。実写映画版『orange』の原作は高野苺による漫画『orange』です。『orange』は海外でも翻訳出版され、『orange』の累計発行部数は480万部と言われています。大ヒットした『orange』は実写映画化に加えて、アニメシリーズ『orange』も放送されました。実写映画版『orange』は原作漫画『orange』とは違うあらすじになっていることも特徴です。

ここからは実写映画版『orange』のキャスト一覧を紹介します。実写映画版『orange』のキャストは原作者の高野苺も納得のキャストであると発言していました。実写映画版『orange』の主要キャストには土屋太鳳と山﨑賢人を筆頭に、人気の俳優が集まっています。ここでは、実写映画版のキャストの経歴や代表作についてまとめました。

実写映画版『orange』の主人公・高宮菜穂（たかみやなほ）のキャストを務めたのは土屋太鳳（つちやたお）です。土屋太鳳は1995年2月3日1995年2月3日に東京都で生まれました。2005年のスーパー・ヒロイン・オーディション ミス・フェニックスに参加したことが芸能界入りのきっかけでした。2008年の『トウキョウソナタ』で映画女優デビューしています。

土屋太鳳が注目を集めるきっかけになったのは2011年のドラマ『鈴木先生』です。数多くの生徒役の中でも重要な役割を持つキャラクターでした。また、2015年の連続テレビ小説『まれ』ではヒロイン役に選ばれ、知名度を上げます。『まれ』でも山﨑賢人と共演していました。2018年には実写映画版『となりの怪物くん』や、『累 -かさね-』、『春待つ僕ら』といった複数の主演映画が公開されます。

実写映画版『orange』のキーキャラクター・成瀬翔（なるせかける）のキャストを務めたのは山﨑賢人（やまざきけんと）です。山﨑賢人は1994年9月7日に東京都で生まれました。中学3年生の頃にスカウトされたことがきっかけで雑誌モデルとしての活動を始めます。2010年のオダギリジョー主演ドラマ『熱海の捜査官』が俳優デビュー作でした。2011年には映画『管制塔』で主演を務めています。

以降、映画では『ヒロイン失格』や『四月は君の嘘』といった作品、テレビドラマでは連続テレビ小説『まれ』や『デスノート』といった話題作に出演し、知名度を上げました。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』や『斉木楠雄のΨ難』など、少年漫画原作の複数の実写映画で主演を務めています。また、実写映画版『orange』の監督・橋本光二郎が手掛けた『羊と鋼の森』にも主演として起用されています。

実写映画版『orange』のもうひとりのキーキャラクター・須和弘人（すわひろと）のキャストを務めたのは竜星涼（りゅうせいりょう）です。竜星涼は1993年3月24日に山形県で生まれました。2009年にスカウトされたことがきっかけで芸能活動を始めます。2010年の瑛太と上野樹里のダブル主演ドラマ『素直になれなくて』が俳優デビュー作でした。2012年の『ライアーゲーム -再生-』で映画初出演です。

竜星涼が知名度を上げたのは2013年からの特撮ヒーロー番組『獣電戦隊キョウリュウジャー』です。キョウリュウレッドこと、桐生ダイゴ役で主演を務めました。以降、テレビドラマ『アンナチュラル』の木林南雲役や、ダイハツ工業のCM「ミラ トコット」での花輪クン役など、個性的な演技が注目を集めています。2018年10月からはテレビドラマ版『昭和元禄落語心中』に出演予定です。

実写映画版『orange』のクラスメイトのひとり・村坂あずさ（むらさかあずさ）のキャストを務めたのは清水くるみ（しみずくるみ）です。清水くるみは1994年7月16日に愛知県で生まれました。2007年の「アミューズ30周年全国オーディション」でグランプリを受賞しています。2012年の映画『桐島、部活やめるってよ』などに出演しています。

実写映画版『orange』のクラスメイトのひとり・茅野貴子（ちのたかこ）のキャストを務めたのは山崎紘菜（やまざきひろな）です。山崎紘菜は1994年4月25日に千葉県で生まれました。2011年、上白石萌歌、上白石萌音、浜辺美波なども参加していた第7回東宝「シンデレラ」オーディションで審査員特別賞を受賞しています。2012年の映画『僕等がいた』が映画女優デビュー作です。

2014年の『神さまの言うとおり』で初めてヒロイン役を務めました。以降、テレビドラマ版『監獄学園-プリズンスクール-』や月9ドラマ『カインとアベル』などに出演。2018年は映画『50回目のファーストキス』や『検察側の罪人』などに出演しています。

実写映画版『orange』のクラスメイトのひとり・萩田朔（はぎたさく）のキャストを務めたのは桜田通（さくらだどおり）です。桜田通は1991年12月7日に東京都で生まれました。2006年から人気ミュージカル「テニスの王子様」で主役の越前リョーマ役を務めたことがよく知られています。また、『劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン』では主演の野上幸太郎を務めました。

実写映画版『orange』のクラスメイトのひとり・上田莉緒（うえだりお）のキャストを務めたの真野恵里菜（まのえりな）です。真野恵里菜は1991年4月11日に神奈川県で生まれました。ハロー!プロジェクトのメンバーとして芸能活動を始めます。『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX』では現役アイドルである真野恵里菜が 仮面ライダーなでしここと、美咲撫子役を演じ話題となりました。

ここからは実写映画版『orange』の詳しいネタバレあらすじを紹介していきます。実写映画版『orange』の簡単なあらすじは『未来の自分から届いた手紙で、好きな人が死ぬことを知った主人公が、友達と協力して好きな人の心を救う』というものです。ここでは、実写映画版『orange』の結末までのネタバレを詳しく紹介しています。

まずは実写映画版『orange』の序盤のネタバレあらすじを紹介していきます。高校二年生になった高宮菜穂は始業式の朝、満開の桜に見とれていました。ふと、気付くと分厚い封筒が鞄に入っていました。教室に行った菜穂は、手紙の内容を確認します。それは10年後の未来の自分から届いた手紙でした。手紙には転校生の成瀬翔と出会うことが予告されており、本当に翔が転校してきたので菜穂は驚きます。

本当に未来からの手紙なのか菜穂は半信半疑です。放課後、クラスメイトの須和弘人たちが一緒に下校しようと集まってきます。須和は転校してきたばかりの翔にも気さくに声を掛けました。翔は一旦は断りますが、みんなと一緒に帰ることにします。しかし、菜穂の手紙には「絶対に翔を誘わないように」と書かれていました。菜穂はその言葉を気にしながらも、翔やみんなと一緒に下校しました。

続いて実写映画版『orange』の序盤以降のネタバレあらすじを紹介していきます。一緒に下校した菜穂たちは、翔と親しくなりました。しかし、その後翔は2週間も学校を休みました。翔が久しぶりに登校してきたのは球技大会の日でした。休んでいた理由を尋ねられた翔は平然とした様子ではぐらかします。球技大会にはサッカーをやりたそうな翔でしたが、翔はサッカーをしませんでした。

ソフトボールの試合で、ピンチになったクラスメイトに菜穂は代打を頼まれます。一度は断りますが、手紙には「代打を断ってはいけない」と書かれていたので、菜穂は打席に立って球を打ち返しました。しかし、運動靴のサイズが合っていないので、靴擦れを起こします。翔はそのことに気付いて菜穂を手当しました。その時、菜穂は翔に恋をしました。未来の自分の後悔をひとつ消してあげられたと菜穂の気持ちは晴れやかでした。

実写映画版『orange』の重要なネタバレあらすじを紹介します。菜穂と翔は親しくなっていきます。しかし、10年後の菜穂は須和と結婚して子供もいます。クラスメイトたちと再会しますが、そこに翔の姿はありません。実は翔は10年後にはすでに他界しています。事故で翔を失ったと思っていた菜穂たちでしたが、実は翔は自殺していました。翔の祖母にそのことを聞いた菜穂は、10年前の自分に手紙を託していたのです。

高校生の翔は「母親が弁当を作ってくれない」と言い、いつも昼食を購入していました。菜穂は毎日自分で弁当を作っています。そのことを聞いた翔は「弁当を作って」と菜穂に冗談で頼みました。しかし、翌朝、菜穂は翔の分も弁当を作ります。学校に持って行ったところまではよかったのですが、引っ込み思案の菜穂は弁当を渡しそびれます。学校帰り、菜穂は翔に誘われて一緒に帰る事になりました。

手紙に書いていない展開に戸惑う菜穂でしたが、翔と沢山話します。そこで、翔は始業式に母親が死んだことを明かしました。ショックを受ける菜穂でしたが、これ以上後悔したくないと思って弁当を翔に渡します。翔は「実は期待していた」と喜んで受け取りました。菜穂は翔が10年後も笑顔でいられるようにと願いました。

菜穂の手紙には「翔をサッカー部に入部させてあげて」と書いてありました。手紙の願いを叶えようとする菜穂ですが、菜穂が特に行動を起こさなくても翔はサッカー部に入部しました。菜穂は未来が変わっていると感じます。サッカー部の練習をしている翔に上田莉緒先輩が近付きます。上田先輩はすぐさま翔に告白しました。答えを保留にした翔は菜穂に付き合っていいかメモに書いて相談しました。

菜穂は「だめ」と書いた紙を翔の下駄箱に入れますが、翔は返事を見る前に上田先輩に迫られて交際をスタートさせました。菜穂は激しく後悔します。気まずさを感じて弁当作りをやめて翔を避けるようになりました。そんな中、上田先輩とぶつかった菜穂を翔が心配します。上田先輩は翔に怒り、菜穂はその場を逃げました。しかし、須和たちに説得され、翔と向き合います。翔は上田先輩と別れることを菜穂に告げました。

授業でパラレルワールドの話を聞いた菜穂たち。過去と未来に行けるとしたらどちらに行きたいか、翔は菜穂に尋ねます。菜穂は未来を知りたいと言い、翔は過去に行って後悔を消したいと言いました。菜穂には翔の後悔が何かわかりませんでした。勇気を出して文化祭の花火をふたりだけで見ようと誘い、翔は承諾します。文化祭では上田先輩の妨害に遭いましたが、ふたりで花火を見ることが出来ました。

夏祭りの日。須和たちのはからないで、菜穂と翔はふたりきりでお祭りを楽しみます。仲良く過ごしていましたが、子供たちの祭囃子の向こうに幼い頃の自分と母親の姿を見た翔は元気がなくなります。神社で雨宿りすることになったふたり。菜穂は翔の母親について詳しく聞きます。翔は母親が精神的に不安定な状態であったことを明かしました。始業式の日は新しい病院に連れて行く予定だったのです。

しかし、須和たちに誘われたことが嬉しかった翔は母親との約束よりも、みんなと一緒に帰ることを優先させました。メールで「邪魔するな」と送ってしまった翔は、その後母親が自殺したことを強く後悔しています。10年後の菜穂たちは、後悔している翔の心を救って上げて欲しいというものです。高校生の菜穂は翔の未来の自殺を知って思い悩みます。そして、菜穂は須和に打ち明けました。

実は須和も未来からの手紙を持っていました。菜穂は、翔がサッカー部に入ったのは須和の働きによるものだったと気付きます。ふたりは協力して翔を救うことにしました。翔の誕生日。クラスメイトそれぞれが翔へのプレゼントを用意します。そして菜穂と翔の気持ちを応援するみんなは、ふたりきりになる時間をつくってあげました。翔と菜穂は誰もが認める両想いでした。

足が速い翔は体育祭のリレーのアンカーに選ばれます。しかし、手紙には「翔をリレーから外して欲しい」と書かれています。しかし須和は未来が変わり始めているから無理に外さなくてもいいのではないかと考えました。菜穂と須和の様子がおかしいことに気付いたクラスメイトは事情を尋ねます。菜穂と須和は手紙のことを明かしました。みんなでリレーに参加することで翔を応援します。

体育祭当日。翔は母親がいるような気がして元気がありません。不思議に思ったみんなで、翔を励ましました。そして、リレーが始まるとみんながバトンを渡すと共に、翔への伝言を託します。みんなからの伝言と共にバトンを受け取った翔は1位でゴールしました。リレーの後、翔の怪我の手当をする菜穂の頬に、翔はキスをしました。

体育祭のあと、クラスのみんなで大晦日の二年参りに行くことを計画します。大晦日は翔が自殺する需要な日でもありました。菜穂は翔の未来が変わることを願います。しかし、ある日、翔の祖母が倒れたと翔に知らされました。菜穂は心配しますが、10年後の菜穂が翔の祖母に会っていると手紙で知っているため、心配しなくても大丈夫と声を掛けます。しかし、母親が突然いなくなってしまった恐怖から、翔は菜穂を怒鳴ります。

翔と菜穂は気まずくなってしまいます。しかし、手紙に書いていない「バイバイ」という言葉を聞いた菜穂は未来が変わってきていることを感じて、翔に向き合います。菜穂はきちんと「翔のことが好き」と伝えました。菜穂の告白に翔は涙を流します。菜穂は翔の事を抱きしめました。

ここからは実写映画版『orange』のあらすじの結末のネタバレです。大晦日。菜穂たちは集まっていますが、翔は母親の携帯に未送信のメールがあることを見つけます。そこにはビデオメッセージが添付されていました。翔は母親の死の直前に残した言葉に激しく動揺します。母親の苦しみや翔への愛情を感じ取った翔は強い罪悪感に苦しみました。

ひとり、自転車を走らせる翔。菜穂たちは翔の事を心配して夜の町を走り回りました。坂道を下る翔の前にトラックが現れます。接触事故を起こしそうになった翔の脳裏にはみんなと過ごしてきた楽しい学校生活が蘇りました。ぎりぎりのところでハンドルを切り、翔は死を回避します。集まったみんなは翔の無事を喜び、翔はみんなへの感謝を告げました。

菜穂は手紙をくれた10年後の自分に感謝します。一瞬一瞬の今が未来に繋がっていることを感じる菜穂。そして、翔の死の真相を知った10年後の菜穂たちは涙を流しながらも、それぞれが前を向いて生きていくのでした。未来の菜穂たちが集まった姿を映し、実写映画版『orange』は幕を閉じます。

実写映画版『orange』を原作者である高野苺が実写映画版『orange』を観ないと発言したことは炎上騒ぎとなりました。ここでは、高野苺の実写映画版『orange』に対する発言と炎上騒ぎの顛末、そして、高野苺の反応に対しての『orange』のファンの反応を紹介しています。

『orange』の原作者である高野苺は「実写映画版『orange』を見ない」とツイッターで明言しました。そのため、原作者から見ないと宣言された実写映画版『orange』について多くの注目が集まり、炎上騒ぎになりました。高野苺は当時のツイッターアカウントを消去したので、当時のツイートはツイッターで検索しても出てきません。ただし、高野苺のアカウント自体は現在復活しています。

高野苺が実写映画版『orange』を観ない理由は明確にはわかっていません。ただし、アカウントを消す前のツイートには「実写映画『orange』をすごく厳しい目で見ている」「納得するまでOKを出さない」「キャストを自分で選んだわけではないが、最終的にOK出したのは自分」といった旨の発言をしていました。このため、「実写映画と漫画の設定の大きな違いや、クオリティに納得できなかったのでは？」とファンは推測しています。

実写映画版『orange』の主題歌は、人気音楽デュオ・コブクロが歌う「未来」です。「未来」は2015年12月16日にリリースされたコブクロにとって27枚目のシングル。税抜555円で販売されたため、カップリング曲はありませんでしたが、実写映画版『orange』の主題歌だけでなくアニメ版『orange』のエンディングテーマとして使用されました。

2016年3月23日には、「Spring Package」として『orange』の漫画原作者である高野苺の描き下ろしたジャケットのバージョンが発売されました。このバージョンではカップリングに「桜」と「今と未来を繋ぐもの」は収録されています。

「未来」には3つのミュージックビデオがあります。学園祭バージョン、『orange』コミックスバージョン、そして『orange』映画バージョンです。上記の動画は映画バージョン。映画『orange』のセリフがふんだんに盛り込まれたミュージックビデオになっています。コメント欄には多くの応援コメントがあるので、実写映画版『orange』が大好きという人はぜひご覧ください。

実写映画版『orange』のネタバレあらすじやキャスト、原作者の反応や、主題歌についても紹介しました。映画版『orange』は原作漫画とは違う展開になりましたが、見た人の多くは数ある青春映画の中でも「泣ける」という感想が多く寄せられています。まだ見たことがないという人はぜひ一度、実写映画版『orange』をご覧ください。