orange(オレンジ)のネタバレあらすじまとめ!映画の結末や感想は?

原作漫画が大ヒットし、アニメ化もされた『orange』の実写映画版をネタバレ解説します。この記事では実写映画版『orange』のあらすじにスポットを当て、結末まで詳しくネタバレ紹介しました。見た人の感想や、原作漫画と実写映画との違いまでネタバレ解説しているので、原作漫画だけ読んだ人にも、実写映画のあらすじを振り返ったり、違いが気になる人にも、楽しめる記事となっています。

orange(オレンジ)のネタバレあらすじまとめ!映画の結末や感想は?のイメージ

目次

  1. orangeのあらすじをネタバレ紹介!映画の結末や感想まとめ!
  2. orangeとは?
  3. orangeの実写映画あらすじをネタバレ紹介!
  4. orangeの実写映画の結末をネタバレ紹介!
  5. orangeの実写映画と原作漫画の違いとは?
  6. orangeの実写映画を観た人の感想や評価を紹介!
  7. orangeのあらすじネタバレまとめ!

orangeのあらすじをネタバレ紹介!映画の結末や感想まとめ!

アニメ化もされた人気漫画『orange』。ここでは実写映画版『orange』のあらすじのネタバレを結末まで詳しく紹介しています。『orange』は仲良し高校生6人組が織りなす「友人の死」を題材に描いたSF青春ストーリーです。海外でも出版されている原作漫画ですが、実写映画版は漫画とは違った設定になっていることも注目を集めました。結末までのネタバレあらすじだけでなく、原作との違いについても解説しています。

高野苺「orange」特設サイト |株式会社双葉社 アクションコミックス

orangeとは?

結末までのネタバレあらすじ紹介の前に、まずは実写映画版『orange』の概要について簡単に紹介しておきます。実写映画版『orange』は2015年12月12日に公開されました。監督を務めたのは本作が長編映画初監督となる橋本光二郎です。原作漫画の作者は高野苺です。原作漫画は世界9か国で翻訳され、日本では双葉社から6巻出版されており、現在は不定期連載の状態です。

監督は橋本光二郎

実写映画版『orange』の監督を務めたのは橋本光二郎です。橋本光二郎は『orange』で長編映画の初監督を務めましたが、人気漫画を原作とした映画『君に届け』の助監督や、話題となったテレビドラマ『鈴木先生』に演出として関わった経歴があります。『羊と鋼の森』では再び山崎賢人を主演に迎えて監督を務めました。2019年には中島美嘉の楽曲をモチーフとした監督作品『雪の華』が公開予定です。

原作漫画の作者は高野苺

『orange』の原作は高野苺による漫画です。原作漫画『orange』は『別冊マーガレット』で連載されていましたが、作者の体調不良による休載を経て、『月刊アクション』に移籍しました。その後不定期で連載が続き、本編5巻と番外編1巻が双葉社から出版されています。コミックの累計は480万部と謳われており、9か国に翻訳出版されている海外でも人気の高い漫画作品です。

アニメ版もある!

『orange』はテレビアニメ化もされています。2016年7月より9月まで放送されていました。全13話で構成されています。テレビシリーズ放送後、登場人物のひとりである須和の視点から再構成され、原作者である高野苺が描き下ろした後日談の追加された『orange -未来-』が劇場でも公開されました。映画版との接点として、コブクロの主題歌『未来』が使われている点があげられます。

orangeの実写映画あらすじをネタバレ紹介!

ここからは映画『orange』のネタバレあらすじを紹介します。映画『orange』の簡単なあらすじは「未来の自分から手紙の届いた高宮菜穂が、仲の良い友達たちと協力して成瀬翔の心を救う」という内容です。菜穂と翔の恋愛模様はもちろん、仲間との友情・青春を感じられるあらすじに好意的な感想が寄せられています。まずは、あらすじの終盤までをネタバレ紹介です。次の項目であらすじの結末のネタバレを詳しくまとめました。

手紙の差出人は?

まずは序盤のネタバレあらすじを紹介します。桜の舞う季節。高校2年生になった高宮菜穂は満開の桜に見とれていました。鞄に手を入れると分厚い封筒が入っています。その中には大量の手紙が入っていました。不思議に思うものの、桜に見とれていたせいで遅刻しそうになった高宮菜穂は学校に急ぎます。

手紙の内容を確認する高宮菜穂。差出人は10年後の自分でした。誰かの悪戯かと思いますが、手紙に書かれている通りに、転校生の成瀬翔が教室に入ってきます。「翔を救ってほしい」と訴える手紙に戸惑う高宮菜穂。クラスメイトたちは成瀬翔と仲良くなろうと誘います。手紙には「翔を絶対に誘わないで」と書かれており、菜穂は困惑しましたが、結局みんなを止めることができません。

高宮菜穂と成瀬翔は須和弘人、村坂あずさ、茅野貴子、萩田朔らと一緒に下校します。一緒に村坂あずさの実家のパンを食べ、成瀬翔はクラスメイトたちと仲良くなりました。しかし、その日から2週間、成瀬翔は姿を見せなくなります。

ソフトボール

成瀬翔が久しぶりに登校します。しかし、学校を休んでいた理由については詳しく話そうとしません。学校では球技大会が行われました。手紙の内容に「成瀬翔を好きになる」と書かれていた高宮菜穂。ソフトボールの試合では大事な場面で菜穂は代打を依頼されます。手紙で絶対に代打を引き受けるように書かれていたため、菜穂は勇気を出して打席に立ち、見事に球を打ち返しました。

実は高宮菜穂は足を怪我していました。翔はそのことに気付いていたので、菜穂の足を消毒します。我慢すればいいという菜穂に対して、翔は「我慢ばっかしていたら損をする」と、声を掛け、菜穂の事を見ている告げました。その瞬間、菜穂は翔に恋をしました。

翔のお弁当

高校生の菜穂は翔に恋をしました。しかし、10年後、菜穂は須和弘人と結婚し、子供も生まれています。クラスメイトたちとの交流は続いていましたが、翔の姿はありません。10年後のことを手紙で知った高校生の菜穂は驚きます。

日常生活の中で、翔と菜穂は親しくなっていきました。翔は「菜穂」と呼び捨てで呼ぶようになります。ある日、弁当がいつもない翔は、自分で弁当をしている菜穂に一緒に作ってもらうように頼みました。菜穂は喜んで引き受けますが、翔は冗談だと言います。

しかし、手紙には「お弁当を作って欲しい」と書いてあったので、菜穂は翔の分も弁当を作りました。気恥ずかしさから弁当を渡しそびれた菜穂でしたが、翔に誘われて一緒に下校します。そこで菜穂は始業式の日に翔の母が死んでいたことを知ります。2週間休んでいた理由も母親の死によるものでした。菜穂は始業式の日に手紙の指示に従わなかったことを後悔しました。

菜穂はこれ以上後悔しないために弁当を翔に渡しました。次の日からも持ってくると告げます。すると、翔は「本当は期待してた」と言って喜んで受け取りました。菜穂は10年後も翔の笑顔を残すと心に決めます。

上田先輩と付き合う翔

10年後の菜穂たちは翔の祖母を訪ねます。翔は17歳の冬に事故で死んでいました。「翔は救えた」と後悔している10年後の菜穂は手紙に記していました。そして、5月1日に無理にでもサッカー部に入れるように高校生の菜穂に頼んでいました。菜穂は翔を救うと決心して翔と向き合います。しかし、菜穂が行動しなくても翔はサッカー部に入りました。未来は変わっていたのです。

翔に先輩である上田莉緒が話しかけます。5月2日の手紙には上田先輩が翔に告白して、ふたりが付き合うことになると書かれていました。実際に告白された翔は返事を保留します。菜穂は手紙に従って翔に消しゴムを貸しました。消しゴムには「上田先輩と付き合っていいと思う?」と掛かれた紙が挟まっていました。菜穂は「だめ」と書いた紙を翔の下駄箱に入れます。しかし、その間に翔は上田先輩と付き合い始めました。

一歩遅れて、翔は菜穂からの返事を確認しました。菜穂は翔に気持ちを伝えそびれたことを後悔します。翌日、菜穂は気まずさから弁当を作りませんでした。翔の事を避けるようになってしまいます。手紙には翔に声をかけてあげて欲しいとありますが、上田先輩が常に一緒にいるため菜穂は翔と話す機会がありません。

パラレルワールドの話

勇気を出して声を掛けようと教室を飛び出すと、上田先輩とぶつかりました。翔は上田先輩よりも菜穂を心配します。上田先輩が菜穂に怒りをぶつけると翔は上田先輩を諫めました。その場を逃げ出した菜穂を須和たちクラスメイトが勇気づけます。菜穂は翔の姿を見つけてきちんと話をします。

翔は上田先輩と別れようと思っていることを菜穂に告げました。翔は上田先輩よりも気になる人がいると告げます。それが誰なのかは告げずに菜穂の前から去りました。その後、菜穂は授業でパラレルワールドの話を聞きます。菜穂は翔を救ったとしても、未来の自分の後悔を消せるわけではないと気付きました。

文化祭の花火

「未来と過去どちらに行きたい?」と翔に問われた菜穂は、「未来を知って今の自分を変えたい」と言いました。一方の翔は「過去に行って後悔を消したい」と言います。「後悔って何?」という菜穂の問いに翔は答えません。菜穂は文化祭の花火をふたりだけで一緒に見ようと誘います。翔は菜穂の誘いを承諾しました。

文化祭の日。翔は「菜穂と一緒に過ごしてもいいか?」と須和に尋ねました。須和は承諾します。菜穂と翔はプールで花火を見る約束をしました。しかし、上田先輩の邪魔に遭います。茅野と村坂に助けられた菜穂はなんとか翔と合流しました。ふたりは手を繋いで花火を見ます。

夏祭りの告白

夏祭りの日。クラスメイトたちの協力で菜穂と翔はふたりきりで夏祭りを楽しみます。しかし、祭囃子の向こうに幼い自分と母親の姿を見た翔は気持ちが沈んでしまいました。ふたりは神社で雨宿りし、菜穂は翔の母親の話題に触れます。

翔の母は精神的に不安定な状態でした。始業式に翔は母親と一緒に新しい病院に行く予定でしたが、クラスメイトと下校することを優先し「邪魔するな」とメールしていたのです。その結果、翔の母は自殺しました。

翔の後悔の理由は母親を自殺させてしまったことでした。翔を救うために何が出来るのか考える菜穂は、手紙を読み進めます。翔の事故について書かれていました。10年後の菜穂たちは翔の祖母から、「何かあったら事故だったと伝えてください」と書かれた紙を見せられます。翔はトラックの前に飛び出して自殺していました。10年後の菜穂の願いは、事故を未然に防ぐことではなく、翔の心を救って欲しいというものでした。

須和の手紙

思い悩んだ菜穂は、訪ねて来た須和に未来からの手紙のことを打ち明けます。すると須和は自分にも未来からの手紙が届いていることを話しました。須和の手紙には「後悔を消して欲しい」と書かれていました。菜穂は翔がサッカー部に入ったのも須和の働きによるものだったと気付きます。須和は手紙の一部は敢えて菜穂に見せず、翔を救う方法を考えました。

翔の誕生日

菜穂とクラスメイトたちは翔の誕生日を知って、お祝いを考えます。10年後の須和たちはみんなで集まって翔の誕生日を祝うことが出来ませんでした。それは須和が翔と菜穂のことを上手く応援できなかったからです。翔の死後、菜穂がボロボロになっていくのを見た未来の須和は、翔と菜穂を応援してやって欲しいと願っていました。

翔は須和から貰った花束を菜穂に渡します。それは翔にとって菜穂に気持ちを伝える方法でした。また、未来の須和も、翔のために用意した花束を菜穂に渡します。全員が菜穂と翔の気持ちに気付いていたからでした。

体育祭のリレー

体育祭のリレーのアンカーに翔は選ばれますが、手紙では翔が転倒して責任を感じてしまうと書かれていました。リレーから外そうとする菜穂と須和でしたが、須和は手紙の内容と未来が変わってきていると考えます。ちょうどクラスメイトたちもふたりの様子を疑っていたので、手紙のことを明かしました。

クラスメイトたちは半信半疑でしたが、須和と菜穂に協力するため、リレーに全員参加することになりました。体育祭の当日、翔はどこかで母親が見ているような気がして元気がありませんでした。翔の異変に気付いたクラスメイトたちは、翔を気遣います。翔は母親のことを皆に明かしました。皆の優しさに触れた翔は気が楽になります。

リレーが始まると皆が翔への伝言をバトンに託します。翔は凄い勢いで走り、先頭になりました。しかし、追い上げて来た走者と接触して倒れます。翔はすぐに起き上がり、1位でゴールすることができました。菜穂は未来が変わっていくことを感じて喜びます。その後、翔の怪我を治療した菜穂の頬に、翔はキスしました。

orangeの実写映画の結末をネタバレ紹介!

終盤までのネタバレあらすじを紹介したので、いよいよ映画『orange』のあらすじの結末のネタバレを紹介します。原作漫画との違いについては後述してありますが、映画『orange』では原作とは違って、大晦日に重要な結末を迎えます。果たして翔は「自分の後悔にどのように向き合うのか?」ということが見どころです。漫画とは違う結末を迎える映画『orange』のネタバレ紹介をどうぞご覧ください。

翔と菜穂の恋の結末

菜穂たちはみんなで大晦日の二年参りをする計画を立てました。しかし、翔は祖母の体調不良を知らされて不安定になります。菜穂は手紙に翔の祖母と会ったと書かれていたため、「おばあちゃんなら大丈夫」と言います。しかし、翔は母の死のトラウマを思い出して声を荒げました。翔と菜穂は気まずくなります。

未来の菜穂たちは、翔の祖母の元から去ります。帰り道の途中、全員が翔のことを思って泣きました。帰宅した菜穂は日記を読み返してまた泣き崩れます。そこへ須和が寄り添い、過去への手紙を書いてみようと提案します。手紙を書いたふたりは過去の自分たちに届くように祈りながら、高校生の頃によく会っていた場所に埋めました。

高校生の菜穂は、手紙には書いてなかった「バイバイ」という言葉を翔から聞き、翔を呼び止めました。菜穂は翔の祖母についての発言を謝罪し、翔も菜穂に詫びました。そして、菜穂は「翔のことが好き」と告白します。涙する翔を菜穂は抱きしめました。

大晦日の結末

大晦日。菜穂は手紙に書かれていることが起こらなければいい、と願います。しかし、翔は母親の携帯の中に未送信のメールがあるのを見つけました。添付された動画は母親が最期に残したメッセージです。翔は母の愛情や苦悩を知って泣きました。菜穂や須和たちは集まっていますが、翔は来ていません。

みんなで翔を探します。翔は自転車に乗ってひとりで夜の町を走ります。坂道を下る翔にトラックが迫りました。そこへみんなが集まってきます。翔はぎりぎりのところで、みんなと過ごした日々を思い、自転車のハンドルを切りました。翔は一命を取り留めました。

全員が翔の無事を喜びました。翔もみんなへの気持ちを赤裸々に語ります。菜穂は10年後の自分に、翔を救ってくれてありがとうと感謝します。一瞬一瞬が未来に繋がっていると菜穂は感じるのでした。

orangeの実写映画と原作漫画の違いとは?

映画『orange』と原作漫画『orange』には大きな違いがありました。原作者の高野苺が「実写映画は見ない」と公言したほどの違いです。『orange』はアニメ化もされていますが、アニメ版に関して原作者の高野苺は後日談を描き下ろしています。このようなことからも原作漫画『orange』と映画『orange』には、作品の重要な要素が違っていると考えられています。以下は漫画版のネタバレが含まれているのでご注意ください。

未来からの手紙を受け取ったのがみんなではない

映画『orange』と原作漫画『orange』の大きな違いのひとつは、手紙を受け取った人物です。映画『orange』では菜穂と須和が受け取っているのに対し、原作漫画『orange』では残り3人のクラスメイトにも手紙が届いています。そのため、原作漫画『orange』では全員が手紙のことを明かして翔を助けるために協力するシーンがありました。映画『orange』では菜穂と須和の言うことを信じる、ということになっています。

翔が自殺した日付が違う

映画『orange』と原作漫画『orange』の大きな違いのひとつに、「翔が自殺した日付が違う」ということがあります。映画『orange』では大晦日が翔の自殺した日でした。しかし、原作漫画『orange』では「バレンタインの翌日」です。菜穂のバレンタインチョコがあらすじの中で重要な意味を持っていました。翔は菜穂からチョコを受け取ったことで、自殺を思いとどまります。

orangeの実写映画を観た人の感想や評価を紹介!

ここでは、映画『orange』を見た人の感想について紹介します。映画『orange』だけに限りませんが、漫画や小説がオリジナルである映画の多くは原作との違いについての感想が寄せられています。映画『orange』の場合は、作品の根幹に関わる設定が変更されているため、作者が見ないことを公言して、原作ファンに少なからず影響を与えたようです。ここでは賛否両論の感想をそれぞれ紹介します。

好評な感想を紹介!

映画『orange』を見た人の好意的な感想には「出演したキャストの演技が良かった」という意見があります。『orange』のキャストは「原作漫画との見た目のイメージと違う」という感想もありましたが、キャストの演技自体には好意的な感想が寄せられていました。特に翔を演じた山﨑賢人や、須和を演じた竜星涼といったキャストの演技には好意的な感想が多くあります。

不評な感想を紹介!

映画『orange』を見た人の否定的な感想には「あらすじの展開に無理がある」という意見があります。映画『orange』は原作漫画とは大きく異なるあらすじが展開されました。重要なアイテムである「未来からの手紙」については特に理由も説明されず、また、重要な内容が書かれているにも関わらず主人公がすぐに目を通さないなど、あらすじの不自然さを指摘する感想が多くありました。

orangeのあらすじネタバレまとめ!

実写映画版『orange』のネタバレあらすじを結末までまとめました。『orange』は漫画版とは違ったあらすじと結末でしたが、ハッピーエンドを迎えました。見た人の感想にも、青春のキラキラした場面や、重たいテーマを上手く落とし込んだあらすじへの評価が多くあります。

一方で、原作漫画から省略されてしまったあらすじや、手紙の設定がほとんど説明されていない点が気になるという感想もありました。実写映画版『orange』を気に入った人は原作漫画やアニメ版とのあらすじや結末の違いを楽しむこともできるでしょう。まだ実写映画版『orange』を見ていないという人は、ぜひ一度ご覧ください。

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