ロボコップ3のあらすじを結末までネタバレ!映画の感想・評価やキャストも紹介

今なお根強いファンが数多くいる「ロボコップ」シリーズ。その「ロボコップ」シリーズ3部作の中で異色だと言われている「ロボコップ3」のあらすじを、結末までネタバレ紹介しています。異色と言われる理由や酷評を含む映画の感想・評価、さらに主役のロバート・ジョン・バークや、日系企業の重役として出演している往年の名優マコ岩松など「ロボコップ3」のメインキャストの紹介もしています。

ロボコップ3のあらすじを結末までネタバレ!映画の感想・評価やキャストも紹介のイメージ

目次

  1. ロボコップ3のあらすじを結末までネタバレ紹介!映画の評価や感想は?
  2. ロボコップとは?
  3. ロボコップ3のあらすじを結末までネタバレ紹介!
  4. ロボコップ3のキャストを紹介!
  5. ロボコップ3の映画評価や感想を紹介!
  6. ロボコップ3のあらすじネタバレまとめ!

ロボコップ3のあらすじを結末までネタバレ紹介!映画の評価や感想は?

「ロボコップ3」は、1993年に公開されたアメリカのSFアクション映画で、1987年に公開された「ロボコップ」、1990年の「ロボコップ2」に続くシリーズ3作目です。2014年に1987年版「ロボコップ」のリメイク作品が製作され、また全く別の設定で続編が製作予定と言われている「ロボコップ」シリーズ。今回はシリーズ第3作目「ロボコップ3」のあらすじを、評価や感想も含め、結末までネタバレ紹介します。

ロボコップとは?

「法的には死体、人権はない」サイボーグヒーロー

ではまず映画「ロボコップ」とは何なのか?歴代シリーズのあらすじをネタバレを含めながら紹介していきます。タイトルに「ロボ」とあるのでロボットなのでは?という先入観が生まれがちですが、ロボコップはロボットとはちょっと違います。瀕死の重傷を負った警官、アレックス・マーフィの体の一部を部品としてつくられた、いわばサイボーグです。しかし、あくまで死体あつかいで、人権もないという設定になっています。

1993年版「ロボコップ」のあらすじをネタバレ紹介

映画「ロボコップ」の舞台は近未来のデトロイトです。犯罪都市と化したデトロイトを支配する巨大複合企業のオムニ社によって、生体を利用したロボット警察官、ロボコップは誕生します。人間の頃の記憶がほとんど残っていないロボコップの冷徹な活躍で、デトロイトの治安は落ち着きを取り戻し始めます。一方でロボコップは、人間であった頃の記憶がフラッシュバックされるようになり、混乱して警察署から飛び出してしまいます。

そんな中、自分の正体を知り、事件の黒幕がオムニ社の副社長ジョーンズであることを探り当てたロボコップは、ジョーンズを逮捕するためにオムニ社へ向かいます。しかし「オムニ社役員に危害を加えない」というプログラムが作動して動きが取れず、ジョーンズが開発したロボットや警官隊に逆に抹殺されそうになります。しかし仲間の警官、アン・ルイスの協力を得て復活したロボコップは、再度オムニ社へ向かいます。

オムニ社経営陣の前でジョーンズの悪事を暴くロボコップ。しかし、オムニ社役員のジョーンズに手出しできません。切羽詰まったジョーンズは会長を人質にして逃亡を図ります。怒った会長がその場でジョーンズを解雇すると、ロボコップは「ありがとう!」と会長にお礼を言ってジョーンズを射殺します。会長に名前を尋ねられると「マーフィ」と答え、彼は笑顔で立ち去ります。これが映画「ロボコップ」のネタバレを含むあらすじです。

「ロボコップ2」のあらすじをネタバレ紹介

「ロボコップ2」は「ロボコップ」の続編です。近未来のデトロイトは麻薬が蔓延し、さらに警察官たちがストライキを起こしているために再び治安が悪化、街を守るのはロボコップただ一人、という状況になっています。一方のオムニ社では治安維持の名のもと、人間の感情が残るロボコップよりもプログラムに忠実で強力なロボコップ2号を何とか開発しようと躍起になります。

そんな中、麻薬工場を急襲したロボコップですが罠にハマり、バラバラに分解されてしまいます。修復過程で、ロボコップ2号の開発を行う研究者によって制御不能の役立たずとされてしまうロボコップですが、自らの身体に高圧電流を流して窮地を脱します。そしてついに麻薬密売のボスを逮捕します。しかし逮捕されたボスは研究者によって脳と脊髄を摘出され、ロボコップ2号として生まれ変わってしまうのです。

ボスは麻薬中毒であったため、ロボコップ2号は麻薬欲しさに研究者に従います。しかしロボコップ2号の完成発表会場で麻薬を見せつけられたロボコップ2号は禁断症状があらわれ、またロボコップへの復讐心から暴走します。そして大乱闘の末、ロボコップ2号はロボコップに倒されるのです。これが「ロボコップ2」のネタバレを含むあらすじです。

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ロボコップ3のあらすじを結末までネタバレ紹介!

さてここからは、「ロボコップ3」のあらすじを、結末までネタバレ紹介します。「ロボコップ」「ロボコップ2」では若干ダークヒーロー的な存在のロボコップですが、「ロボコップ3」ではほぼヒーロー扱いです。「ロボコップ3」は前2作と比べて興行成績は振るわなかったものの、ヒロインの交代あり、今までにはなかった強敵あり、強化パーツあり、と盛りだくさんの内容です。

再び無法地帯へと化すデトロイト

「ロボコップ2」におけるロボコップ2号の失態の責任を追求されたオムニ社は、日本の巨大企業カネミツに助けを求めます。そして、デルタ・シティという都市再開発計画をすすめるために、私設特殊部隊リハッブでもって強引な立ち退きを市民に迫り、土地の強制収容を行います。それにともない、デトロイトは荒廃し、今まで以上に危険な無法地帯へと化していきます。

良きパートナー、アン・ルイスの死

そんな中、教会に立てこもる市民をリハッブから守ろうとして、「ロボコップ」「ロボコップ2」でロボコップを支え続けてきたアン・ルイスが凶弾に倒れ、息絶えてしまいます。また、リハッブがオムニ社の組織であることからロボコップは反撃ができず、彼もまた大きな損傷を受けてしまいます。

新しい仲間の登場

傷ついたロボコップを助けたのは、オムニ社に抵抗する市民反乱軍のニコたちでした。しかしロボコップの修理は難航します。そこへ、オムニ社でロボコップのメンテナンス担当だったラザラス博士が反乱軍に合流し、ロボコップの機能を回復させます。同時にオムニ社に対する忠誠プログラムを解除し、ロボコップは初めてオムニ社の支配から解放されるのです。自由になったロボコップは、リハッブ司令官マグダゲットの逮捕に向かいます。

市民と警察官らによる反撃

ロボコップはマグダゲットを追いかけますが逃げられ、さらに仲間の裏切りで市民反乱軍のアジトが襲撃されてしまいます。そのころ、オムニ社やリハッブのやり方に我慢できなくなった警察官たちが、警察バッジを捨てて警察署を後にします。対するマグダゲットは、逮捕されていたギャングたちをつかって戦力増強を図ります。市民反乱軍は一旦戦意を喪失しますが、警察官たちの呼びかけで再起を決意。反撃に立ち上がります。

最強の敵「オートモ」との死闘

廃墟となったアジトにロボコップが戻ると、カネミツから送られてきたアンドロイド、オートモがあらわれます。ラザラス博士らの助けもあって、何とかオートモを倒すロボコップ。オートモを撃退したロボコップは、強化フライトパーツをつけて苦戦を強いられている市民反乱軍と警察官のところへ戻り、リハッブの戦車を破壊します。

「マーフィ」と呼んでいいのは友達だけ!

一連の混乱ですべてを失ったオムニ社のCEOが、ロボコップに「マーフィ」と話しかけます。しかしロボコップは「友達はマーフィと呼ぶが、君たちにはロボコップだ」と言い放ちます。心を持たない機械ではなく、オムニ社から解放され友達を大切にするヒーローとしてのロボコップ、マーフィがそこにいるのでした。

ロボコップ3のキャストを紹介!

ロバート・ジョン・バーク/ロボコップ役

ここからは、映画「ロボコップ3」に登場する個性豊かな出演キャストを紹介していきます。

「ロボコップ3」で主役のロボコップ、アレックス・マーフィを演じるのはロバート・ジョン・バークです。ニューヨーク出身で、ニューヨーク州消防士の資格を持っています。2001年に起きたアメリカ同時多発テロ事件の際には、ビルが崩壊した後のグラウンド・ゼロで何日も捜索活動に携わったそうです。映画の役柄だけではなく、私生活でも献身的なヒーローと言えます。ちなみに、沖縄空手の有段者でもあります。

ナンシー・アレン/アン・ルイス役

ロボコップ3部作を通じてロボコップの良きパートナー、そして「ロボコップ3」で凶弾に倒れる女性警察官アン・ルイス役は、ナンシー・アレンです。彼女もニューヨーク出身です。ナンシー・アレンはティーンの頃から映画やCMに出演しており、芸歴はかなり長めです。誕生日は6月24日で、初代ロボコップを演じたピーター・ウェラーと同じ誕生日です。

ジル・ヘネシー/マリー・ラザラス博士役

「ロボコップ3」でアン・ルイス亡き後、新たなヒロインとなったマリー・ラザラス博士を演じたのは、ジル・ヘネシーです。カナダの女優さんで、テレビドラマの「女検死医ジョーダン」の主人公ジョーダン・カバナー役としても知られています。双子の妹のジャクリーン・ヘネシーも女優さんです。

レミー・ライアン/ニコ役

「ロボコップ3」でロボコップを助けるかわいらしい少女ニコを演じたのは、レミー・ライアンです。「ロボコップ3」が公開されたのが1993年なので、1984年生まれのレミー・ライアンは撮影当時まだ10歳にもなっていません。戦闘シーンの多い「ロボコップ3」ですが、ニコの存在は映画をみる人を和ませる貴重な存在でした。

ジョン・キャッスル/マクダゲット隊長役

「ロボコップ3」の悪役、リハッブの司令官マクダゲット隊長を務めたのはジョン・キャッスルです。イギリスの俳優さんで、テレビドラマのシャーロック・ホームズや名探偵ポアロにも出演しています。非常に渋いナイスミドルですが、「ロボコップ3」では憎まれ役を演じきっています。

ブルース・ロック/オートモ役

「ロボコップ3」のアンドロイド、オートモを演じるのは、中国系アメリカ人のブルース・ロックです。身長188cmという長身で、大学在学中はテニスで全米ランキング29位だったという方です。現在もテレビを中心に活躍されています。

マコ岩松/カネミツ役

「ロボコップ3」でオムニ社を買収する日系企業のカネミツ役は、マコ岩松です。マコ岩松の本名は岩松信(まこと)で、兵庫県出身の日系アメリカ人です。欧米では非常に知名度があり、1994年にはハリウッドのウォーク・オブ・フェームに名前が刻まれました。2006年に72歳で亡くなっていますが、当時カリフォルニア州知事だったアーノルド・シュワルツェネッガー氏が「伝説的名優の死を悼む」という声明を発表しました。

ロボコップ3の映画評価や感想を紹介!

路線変更が裏目に出た?「ロボコップ3」

ところで、「ロボコップ3」の映画評価や、映画をみた人の感想はどうだったのでしょうか?実は「ロボコップ3」では、「ロボコップ」と「ロボコップ2」で主役を演じたピーター・ウェラーのスケジュールが確保できず、主役をロバート・ジョン・バークが演じることになったのです。そのため、ロボコップの動きが前2作と若干異なり、「いまいちだ」と感想を述べるファンが少なくありませんでした。

またロボコップを支え続けてきた良きパートナーのアン・ルイスが、「ロボコップ3」では大した活躍もなく殉職してしまいます。その後すぐにラザラス博士が登場しますが、「アン・ルイスを死なせる必要があったのか?」という疑問の声も多く上がりました。

加えて「ロボコップ」で特に問題となった暴力や流血のシーンも激減し、ロボコップ自体の活躍も目立ちませんでした。オートモを倒す場面では、ニコやラザラス博士のほうがロボコップより働いていました。またロボコップが強化フライトパーツをつけて飛ぶ場面は、ひと目でCGとわかるような代物でした。このようなことから、子供向けの大衆映画と化してしまった、という厳しい感想も散見しました。

好意的な評価・感想も多い「ロボコップ3」

このように、「ロボコップ3」では主役がピーター・ウェラーからロバート・ジョン・バークに変わるなど俳優から主役を支える脇役までが一変してしまったこと、また内容が子供向けの特撮ヒーロー映画のようであったことなどから辛辣な評価や感想が目立ったのですが、なかには好意的な感想もありました。

この方は、内容が単純明快でわかりやすくなったことを高く評価しています。また、新ヒロインであるラザラス博士を演じるジル・ヘネシーにも好感をもっています。「悩めるダークヒーロー」ではなく「悪を懲らしめる絶対的ヒーロー」によるストーリー展開は、単純ですがだれもが楽しめるものなので、非日常的なストーリーを気楽に楽しみたいというヒトにはうれしい路線変更だったと言えます。

こちらの方は、特に強化パーツに好印象を抱いており、カッコよさも感じています。強化パーツについては、「ロボコップじゃなくてロボットになってしまう」「空を飛ばすためだけにつくった」といった酷評が特に目立つのですが、一方でサイボーグであるロボコップを強化するパーツとして素直に評価する声も多いです。

このように、ダークヒーロー路線から軽快アクション路線への変更を高く評価する声や、新ヒロインへの好印象、悪評高い強化パーツを好意的に受け止める声も少なくありません。さまざまな評価・感想が出てくるのは、それだけ「ロボコップ」シリーズや「ロボコップ3」が注目されていた証拠でもあります。

ロボコップ3のあらすじネタバレまとめ!

ロボコップ3部作の中で、唯一主役が異なり路線も異色だと言われる「ロボコップ3」のあらすじを結末までネタバレで紹介してきました。かわいらしい子役から往年の名優まで出演している「ロボコップ3」。受け止め方は人それぞれですが、さまざまな評価・感想が絶えることなくツイート上などにあらわれるのは、「ロボコップ」シリーズおよび「ロボコップ3」が色褪せることのない名作であるからでしょう。

続編制作の話がたびたび聞かれる「ロボコップ」。2014年のリメイク版「ロボコップ」公開からすでに数年が経っています。そろそろ新たな映画「ロボコップ」が製作されても不思議ではない時期ですので、今後の動向を見守りたいと思います。

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