ナミヤ雑貨店の奇蹟のロケ地はどこ?大分の豊後高田市など撮影場所を紹介

2017年9月23日に公開された映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」。近年、その作品が続々と映画化されている作家東野圭吾史上もっとも泣ける感動のミステリー。この感動作のメイン舞台となったロケ地、大分県豊後高田市の気になる撮影場所は?ナミヤ雑貨店のオープンセットが建てられた場所、宮町商店街をはじめとする様々なシーンで使われた撮影場所を紹介。その他のロケ地、長崎県での撮影場所も紹介。ナミヤ雑貨店の奇蹟のロケ地を巡って、昭和レトロな町へタイムスリップしてみませんか?

ナミヤ雑貨店の奇蹟のロケ地はどこ?大分の豊後高田市など撮影場所を紹介のイメージ

目次

  1. ナミヤ雑貨店の奇蹟のロケ地は大分の豊後高田市?その他撮影場所も紹介!
  2. ナミヤ雑貨店の奇蹟とは?
  3. ナミヤ雑貨店の奇蹟の主なロケ地となった大分県豊後高田市とは?
  4. ナミヤ雑貨店の奇蹟のロケ地になった大分県豊後高田市の撮影場所を紹介!
  5. ナミヤ雑貨店の奇蹟のその他のロケ地を紹介!長崎も撮影場所に?
  6. ナミヤ雑貨店の奇蹟のロケ地まとめ!

ナミヤ雑貨店の奇蹟のロケ地は大分の豊後高田市?その他撮影場所も紹介!

2017年9月23日に公開され、世界累計1000万部を超えるベストセラー、東野圭吾の小説を映画化した「ナミヤ雑貨店の奇蹟」。第41回日本アカデミー賞で優秀賞6部門を受賞した「ナミヤ雑貨店の奇蹟」。そのロケ地の主な舞台となった大分県豊後高田市の各シーンで使われた撮影場所を紹介!大分県豊後高田市の他に、ロケ地として使用された長崎県の撮影場所も紹介!

映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』公式サイト

ナミヤ雑貨店の奇蹟とは?

あらすじ

2012年真夜中、敦也(山田涼介)、翔太(村上虹郎)、幸平(寛一郎)たち3人はある家に窃盗に入り、偶然ナミヤ雑貨店へ逃げ込み一夜を過ごすことになった。そこで奇妙な出来事に遭遇する。廃業したはずのナミヤ雑貨店のシャッターに32年前からの手紙が投函された。シャッター越しには2012年にカリスマ的人気を誇る“セリ”(門脇麦)の代表曲『REBORN』の音色が聞こえた。

1980年、ナミヤ雑貨店では店長浪矢雄治(西田敏行)が大小様々な悩み相談を受けていた。なぜ、廃業したナミヤ雑貨店に今なお手紙が届くのか?浪矢の代わりに悩める人々への返事を書き、時空を超えた不思議な手紙のやり取りで3人は色々なつながりに気づき始める。明らかになっていくナミヤ雑貨店と児童養護施設丸光園、敦也・翔太・幸平とのつながり。劇中の5つそれぞれの物語が手紙のやり取りを通じて次第につながっていく。

そして、32年前の今日何が起こっていたのかを知ることになる。全ての物語がつながった時、ナミヤ雑貨店の奇蹟の一夜が3人の未来を変えることに。この一夜でおきたナミヤ雑貨店の奇蹟とは?

Thumbナミヤ雑貨店の奇蹟の映画あらすじをネタバレ紹介!感動の結末とは?【東野圭吾】 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

ナミヤ雑貨店の奇蹟の主なロケ地となった大分県豊後高田市とは?

大分県豊後高田市(ぶんごたかだし)はどんなところ?

大分県の北東部、国東半島の西側に位置し、総面積は206.6kmで、人口は約24000の小さな市。豊かな自然と温暖で過ごしやすい瀬戸内式気候。海と山に囲まれていて、パワースポットや温泉がたくさんある。大分空港から車で約1時間以内で行ける距離にある。

大分県豊後高田市は住みたい田舎ベスト3

2012年から6年連続で住みたい田舎ベストランキングで全国ベスト3位以内。「いなか暮らしの本」2013年2月号では「移住者歓迎度」、「移住者支援制度の充実」、「子育てのしやすさ」、「老後の医療介護体制」の各部門において1位になったことがあり、住みたい田舎ランキングで1位になっている。

昭和の町・大分県豊後高田市

豊後高田市の中心商店街は江戸時代から明治、大正、昭和30年代にかけて国東半島でもっとも栄えた町だったが、次第に時代の波に取り残され、他の商店街同様に寂しい町となってしまった。そこで、昭和30年代の活気を蘇えらせようと2001年から「昭和の町」の取り組みがスタートした。

当初は7店舗のみだったが、今では44店舗までに増えている。そのかいあって観光客が年々増加しており、年間40万人が訪れ、海外からの観光客も増えてきている。

大分県豊後高田市の名産品は?

1つ目が豊後高田そばで、春と秋の年2回栽培で、年2回新そばの時期が訪れるのが特徴。ざるそばの最も食べたくなる7月に新そばが食べれる「春そば」はとても貴重で、豊後高田そばの「春そば」は少し緑がかった色味が特徴である。大分県豊後高田市では、生産~加工~手打ちまでが同じ土地で行われるため、移動によるストレス(温度変化、湿度変化、時間経過)が極めて低いそばを食べることができる。

2つ目が落花生で、一時は「幻の特産品」とも言われたが、加工機械導入により簡単に加工・販売できるようになり、今では豊後高田落花生のブランド化を図っている。現在ではこの落花生をペースト状にしミルクジェラートに練り込んだジェラートが名物になってきている。

3つ目が岬ガザミで、豊後高田市の香々地(かかぢ)地域にワタリガニの好漁場が多く、そこで水揚げされる大型の渡り蟹を地元では「岬ガザミ」と呼んでいる。7月~10月はオス、10月~12月はメスが旬の時期を迎える。地元民のオススメの食べ方は塩茹でで、冬のメスは身が美味しいだけでなく、甲羅の中に卵巣(内子)が詰まっているので、カニミソや内子も一緒に楽しめる。

最後に、大分県豊後高田市の名産品であるしろねぎを紹介。豊後高田市の農業産出額の四分の一を占めていて、産地面積は西日本一である。そのまま食べても柔らかく甘みがあると有名だが、「白ねぎ醤油」、「ねぎ塩たれ」といったご飯のお供になる商品も人気を誇っている。

ナミヤ雑貨店の奇蹟のロケ地になった大分県豊後高田市の撮影場所を紹介!

ロケ地1:宮町ロータリー(宮町商店街)

宮町ロータリーは「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の中で何度も登場し、この映画の中心となる撮影場所のナミヤ雑貨店のオープンセットがあるところだ。劇中、店の左の掲示板にはいろんな人からの大小様々な悩みが貼られてあり、その悩みに対する返事もココに貼リ出される。現在、建物自体は取り壊されていて、正面の広場や鳥居はそのまま残されている。ナミヤ雑貨店に飾られていた看板は昭和ロマン蔵に今でも展示されている。

これはナミヤ雑貨店からみたロータリーの風景。三角公園と呼ばれ、冬季には「高田を盛り上げる会」によって「宮町LOVEファンタジーライトアップイルミネーション」とう名の市街地活性化イベントが毎年行われており、高さ約5メートルのツリー型オブジェが飾られる。

宮町ロータリーは、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の映画冒頭でも登場する、宮前マーケットのセットが建てられた場所でもあり、町の人々で賑わう商店街のシーンの撮影場所だ。今年の1月末まで「ナミヤ雑貨店の奇蹟」セット再現ARが体験でき、アプリをダウンロードすると端末上でセットを見ることが出来た。

ロケ地2:豊後高田昭和の町 新町通り商店街

「ナミヤ雑貨店の奇跡」の映画冒頭で淳也(山田涼介)、翔太(村上虹郎)、幸平(寛一郎)が逃走のため真夜中に商店街を疾走するシーンの撮影場所。その他、晴美(尾野真千子)が手紙を読みながら歩くシーンなど、様々な登場人物が撮影をした場所。夜明けから日中、真夜中までほぼ全時間帯で撮影が行われていたそうだ。

豊後高田市にある新町通り商店街を含む昭和の町エリアは8つの商店街から形成されている。町自体はそれ程大きくなく、創業100年を超える老舗からオープンしたばかりの新店舗まで、さまざまなお店が並んでいる。

各商店は「一店一宝」としてその店の歴史を物語る昭和のお宝を展示していて、「一店一品」としてその店自慢の昭和の商品を販売する。新町通り商店街の辺りは特にレトロな雰囲気に溢れており、年配の方はどこか懐かしさを覚えるに違いない。

ロケ地3:桂橋

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の映画終盤で淳也(山田涼介)が全速力で駆け抜けるシーンの撮影場所。以前の架け替え以来約60年が経過し、老朽化が進んでいたことから架け替え工事が行われ、2011年に新しくなって開通した。

レトロ調の街路灯など昭和30年代をイメージさせるデザインで、両岸の親柱には昭和の町のシンボル「おしっくら」をする子供達の彫像がおかれている。歩道には桂川を舞台とした祭事パネルが設置され、路面には懐かしい遊びが出来るブロックがある。

ロケ地4:豊後高田市中央公園駐車場

「ナミヤ雑貨店の奇跡」の映画冒頭で窃盗を試みた敦也(山田涼介)、翔太(村上虹郎)、幸平(寛一郎)が逃走車で走り出そうとするシーンの撮影場所で、3人が走りぬけた公園もあるロケ地。「ナミヤ雑貨店の奇蹟」内のシーンでは夜だったためあまり周辺がよくわからなかったが、この公園の敷地は広く、広い芝生スペースもありさまざまな広場がある。

中央公園にはこどもスポーツ広場、テニスコート、遊戯広場、イベント広場とさまざまな遊び場がある。遊戯広場には昭和の乗り物をイメージして作られた大型遊具があり、ジェットローラースライダーが名物。高さ15mのところから滑り降りてこられ、長さは東京タワーの高さ33.3mになっている。この公園は入場無料で、撮影でも使われている併設された駐車場は無料であるため、子供のいる家族にはオススメのスポットだろう。

ロケ地5:呉崎公民館

映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の中で敦也(山田涼介)、翔太(村上虹郎)、幸平(寛一郎)が生まれ育った児童養護施設丸光園が火事になり焼失したのち、仮の丸光園として移ってきたところのロケ地。昭和の町から車で4分(約3km)のところにある。裏庭には大きな樹が一本あり、その存在感を醸し出している。

この公民館では仮の丸光園に、晴美(尾野真千子)がお見舞いに来るシーンが撮影された。実際の公民館ではさまざまなイベントや体験教室や研修会が実施されていて、地元の人たちの交流の場となっている。

ロケ地6:尾崎海岸

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の児童養護施設丸光園のオープンセットが立てられたロケ地。松岡克郎(林遣都)と幼少期のセリ(鈴木梨央)が一緒に歩くシーンが撮影された場所。香々地少年の家と隣接したところにあるが、海岸から香々地少年の家まではあまり舗装のされていない道が続き、結構距離があるみたいだ。

尾崎海岸から少し入ったところにオープンセットの建てられていた空き地があり、ここも再現ARの体験できる場所の1つとなっていた。

ロケ地7:真玉(またま)海岸

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の主題歌になっている山下達郎さんが歌う「REBORN」。真玉海岸は劇中の歌手セリ(門脇麦)バージョンの「REBORN」のMV撮影場所として使われた。ここではMV中にあるセリが踊っているカットが撮影された。

真玉海岸は国東半島の西側の付け根に位置し、恋叶(こいかな)ロードの沿線上にある海岸で、西方向に開けているため、夕陽が美しく日本夕陽百選に選ばれているスポットだ。夕陽は晴れの日であれば見れるが、干潟は干潮時刻前後数時間の間しか見られない。つまり夕陽の干潟が見れるのは、干潮時刻と日没時刻が重なる日だけだ。水面に映し出される夕陽と縞模様は幻想的でロマンチックで、インスタグラムにも多々投稿されている。

ロケ地8:チームラボギャラリー真玉海岸

ここでも「ナミヤ雑貨店の奇蹟」劇中の歌手セリ(門脇麦)バージョンの「REBORN」のMVが撮影された。豊後高田市ではチームラボギャラリー真玉海岸、チームラボギャラリー昭和の町、豊後高田市役所のデジタルアート「四季千年神田図-田染荘-」常設展示の3ヶ所でチームラボ作品が常設されている。

チームラボギャラリー真玉海岸では「時間の花」をテーマに15分毎に春夏秋冬の四季をすすみ、60分で一年間に咲く国東半島の花たちが暗闇に映し出される。デジタルアートの花は観る人によって違うように動き、二度と同じ動きをすることはないという面白いアートの形である。

ロケ地9:中野鮮魚店

新町通り商店街のアーチ看板を入ってすぐのところにあり、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の松岡克郎(林遣都)の実家魚屋魚松となったロケ地。実際の店舗も魚屋で、新鮮な豊後高田の海の幸が店先に並べられている。お店は朝9時から夕方4時まで定休日なしで営業している。中野老夫婦できりもりをしていたが、御主人が病気になってからは75歳の奥さんが朝早くから市場に仕入れにいき、一人でお店をきりもりしている。

ロケ地10:浄土真宗本願寺派妙壽寺(みょうじゅじ)

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」で松岡克郎(林遣都)のお葬式シーンが撮影されたお寺。今年3月27日に妙壽寺本堂、経蔵、鐘楼、中門、山門が正式に登録有形文化財とされた。妙壽寺は享禄4年に金谷休喜師が開基し、慶長9年に「妙壽寺」の寺号を許された浄土真宗本願寺派の寺院。

妙壽寺境内には本堂を中心として南側に経蔵、鐘楼があり、本堂正面から北東側の市道に向かって中門、山門がある。豊後高田市中心部のランドマークとして多くの市民に親しまれている。

本堂は木造平屋建で帝室技芸員の佐々木岩次郎が設計したとされており、当時の設計図は今も寺に保存されている。平面構成は真宗寺院の典型的な形式をしており、前方に外陣、その奥に矢来の間、更に奥に内陣と余間を配置している。内部は内陣と外陣を分ける金箔の欄間彫刻や各所に彫刻が彫られ、市松模様の格天井となっている。

ロケ地11:粟島公園前国道213号「恋叶ロード」

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」で浪矢雄治(西田敏行)、浪矢貴之(萩原聖人)の浪矢親子の車が走るシーンが撮影された粟島公園前の国道213号。ここは恋叶ロードとよばれていて、恋愛成就スポットが多数点在している。昭和の町を起点とし、夕陽絶景スポット真玉海岸、縁結びの粟島社・粟島公園、丸光園のセットが建てられた尾崎海岸、鼻とアートの岬長崎鼻をつなぐ約20kmのルートとなっている。

粟嶋社に隣接する粟嶋公園は、縁結びを象徴するモニュメント「結(ゆい)」が目印で、「∞」の形にも見えることから「永遠の愛」を表している。公園奥の海が見渡せる展望台には、ハート型南京錠「愛鍵」を掛けて愛を誓うモニュメント「縁(えにし)」があり、新たな恋愛成就スポットとなっている。

粟島社は海に突き出た岩窟に社殿を構えた全国でも珍しい神社で、祀られている神様は「一寸法師」のモデルと言われる「小彦名命(すくなひこなのみこと)」だ。元は医療の神様として信仰されていたが、現在ではとくに縁結びの神様として親しまれ、良縁や恋愛成就を願う参拝者が多く訪れている。

ナミヤ雑貨店の奇蹟のその他のロケ地を紹介!長崎も撮影場所に?

ロケ地12:崇福寺(そうふくじ)停留場

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は大分県豊後高田市の他、長崎県もロケ地となっている。ここは松岡克郎(林遣都)が地元の駅に降り立つシーンが撮影された場所。長崎県長崎市油屋町にこの停留所は存在し、開業当初の昭和43年(1968年)は正覚寺(しょうかくじ)下停留場となっていたが、今年になって停留場名が改称され今の名称となった。

ロケ地13:出島通り

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」で松岡克郎(林遣都)が走行中の電車の中で手紙を読むシーンが撮影された場所。こちらも長崎県のロケ地で、この出島は以前は貿易のために日本に置かれたオランダ東インド会社の支店だった。出島内では江戸時代の町並みが復元されていて、江戸時代の日本とヨーロッパの文化が融合した和洋折衷な雰囲気が味わえる。

ナミヤ雑貨店の奇蹟のロケ地まとめ!

13箇所の「ナミヤ雑貨店の奇蹟」のロケ地はいかがだったでしょうか?「ナミヤ雑貨店の奇蹟」のロケ地を巡るで、レトロな町豊後高田市の魅力も知れて、昭和30年代にタイムスリップしたような体験ができるはず。大分県といえば温泉のイメージをする人も多いと思うが、昭和の町、絶景スポット、縁結びスポットなど魅力的な場所がたくさんある。みなさんもこの「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の映画を期にぜひ豊後高田市を探索してみてはいかがでしょう?

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