映画サウンド・オブ・ミュージックの曲一覧!使用された有名な歌も解説

「サウンド・オブ・ミュージック」は同名のミュージカルを元に作られ映画版は1965年に公開され世界的に大ヒットしました。日本でも有名なこの「サウンド・オブ・ミュージック」は国内でも何度も舞台化されています。この記事では映画の中で使用された曲の数々を映画のストーリーを追いながら名シーン、有名な歌の解説と共に一覧紹介します。何度も見た方も映画を見た事のない方も、この曲は聞いたことある!この曲は小学校で習った!など懐かしく振り返ってみたり、お馴染みの曲をもう一度聞いてみたりしてしてはいかがでしょうか?

映画サウンド・オブ・ミュージックの曲一覧!使用された有名な歌も解説のイメージ

目次

  1. サウンド・オブ・ミュージックの曲を一覧で紹介!有名な曲はどれ?
  2. サウンド・オブ・ミュージックとは?
  3. サウンド・オブ・ミュージックの曲を一覧で紹介!有名な曲はどれ?
  4. サウンド・オブ・ミュージックの有名な曲はどのシーンで流れる?
  5. サウンド・オブ・ミュージックの曲についてまとめ

サウンド・オブ・ミュージックの曲を一覧で紹介!有名な曲はどれ?

ミュージカル映画の魅力なんといっても楽曲です。映画の音楽を担当した名コンビ、作曲家リチャードロジャースと作詞家のオスカー・ハマースタイン二世は数々の名作ミュージカルを生み出し、舞台版を元に作られた「サウンド・オブ・ミュージック」の曲は映画の成功によって世界的に知られるようになりました。曲名の一覧を見たら、誰でも知っている曲が一曲はあるのではないでしょうか?

映画「サウンド・オブ・ミュージック」はその公開から50年以上経っていますが今でも愛され続けているミュージカル映画の古典的名作です。「サウンド・オブ・ミュージック」中で使われている曲の数々は1959年ブロードウェイ初演の舞台版がベースです。曲の一覧を見るだけでそのシーンと共に曲と歌が頭に浮かんでくる方もいるのではないでしょうか?

また、映画を知らない方でも「ドレミの唄」や「エーデルワイス」は一度は聞いたことがあるでしょう。1993年から20年以上流れている鉄道会社のCMには「私のお気に入り」のカバー曲が使用されていました。「そうだ、京都へ行こう」のキャッチフレーズでも有名なようです。

『サウンド・オブ・ミュージック』製作50周年記念公式サイト| 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント

サウンド・オブ・ミュージックとは?

「サウンド・オブ・ミュージック」の曲を一覧で紹介する前に、映画について触れていきたいと思います。映画「サウンド・オブ・ミュージック」作曲リチャード・ロジャース、作詞ロバート・ハマースタイン2世コンビによる1959年11月初演のブロードウェイミュージカルを監督ロバート・ワイズによって映画化され1965年公開されました。下の写真は左がロジャースで右がハマースタインです。

「サウンド・オブ・ミュージック」は1965年のアカデミー賞では作品賞、監督賞などなんと5部門を受賞し、主演のジュリー・アンドリュースはゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞しました。ミュージカル版を元に製作された同作ですが、原作がありマリア・フォン・トラップの自叙伝「トラップファミリー合唱団」が元になっています。写真はジュリー・アンドリュースとマリア・フォン・トラップご本人です。

「サウンド・オブ・ミュージック」のあらすじ

1938年、舞台はオーストリアのザルツブルグ。厳格な教育方針のトラップ家に家庭教師としてやってきた修道女見習いのマリアはトラップ大佐の7人の子供達に音楽の素晴らしさを伝えようとしますが、元軍人の子供達の父親と度々衝突してしまいます。やがて大佐に惹かれていることに気づくマリアですが彼の婚約者の登場で修道院へ去っていきます。

マリアの去ったトラップ家は上手くいかず、修道院ではマリアは部屋にこもりきりでした。ある日マリアは修道院長に呼ばれ自分の罪を懺悔しますが修道院長の話を聞き、再びトラップ家へ戻っていきます。トラップ大佐の再婚話もなくなり、マリアと大佐はようやくお互いの気持ちを確かめ合い結婚します。

オーストリアがドイツに併合され戦争が激化して行く中、ハネムーンから帰ってきた二人の元にドイツ軍から大佐の出頭命令が届きます。トラップ大佐は一家でスイスへの亡命を決意、その夜屋敷を出ます。しかし執事の密告によってドイツ軍に捕らわれてしまいました。

一家はコンクール出場を口実に護送命令を引き延ばし、表彰式の隙をついて劇場から逃げ出し修道院へ逃げ込みます。追跡者の中には長女の恋人の姿があり、同行を促しましたが彼はドイツ軍人になってしまっており、大佐は彼を諦め家族と共にその場を去って行きました。ドイツ軍の追跡を逃れた一家はスイスを目指して徒歩で山を超えて行きます。

Thumbサウンド・オブ・ミュージックのあらすじを簡単に解説!結末もネタバレ | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

サウンド・オブ・ミュージックの曲を一覧で紹介!有名な曲はどれ?

サウンド・オブ・ミュージックには有名な曲が多くあります。ここでは有名な曲と合わせて劇中でバックに流れている音楽や、修道院で歌われている賛美歌も含め多く曲を一覧で紹介していきます。殆どは舞台版から使われていますが、映画の為に作られた曲もあり、また舞台版のみで映画には使われていない曲もあります。ここで紹介していく曲の一覧は映画の曲になります。

サウンド・オブ・ミュージック(The Sound of Music)

「サウンド・オブ・ミュージック」は映画のタイトルにもなっており、別名「丘は息づく」とも言います。この曲は映画のオープニングにジュリーアンドリュース演じるマリアが美しいアルプスの山々を背景に草原の中、歌い上げます。中間部では山々を讃え、再度、最初のメロディーに戻り静かに終わります。マリアの耳に鐘の音が聞こえ、我に返ったマリアは慌てて戻っていきます。

マリア(Maria)

修道女たちがマリアのお転婆ぶりについてをユーモアたっぷりに歌っている曲で、暖かく見守る修道女達の愛情を感じる一曲です。早い3拍子で始まるこの曲は修道女と修道院長がマリアの悪い行いを列挙していきます。掛け合いのように繰り広げられとてもコミカルで、曲の終わり近く慌てて走って戻ってきたマリアを一瞬見つめ、最後はマリアを月の光にたとえ「とらえようがありません」とハーモニーを歌い結ばれています。

自信を持って(I Have Confidence)

この曲は映画版「サウンド・オブ・ミュージック」の為に書き下ろされ、ジュリー・アンドリュースの歌声の魅了を最大限に引き出しています。家庭教師を命じられ、マリア不安な気分を持ってトラップ家へ向かいます。その道中で自分に暗示を掛けるように歌われるこの曲はマリアの期待と不安の両方が混ざったような曲です。前奏の部分から激しく転調し音程も速度も次々に移り変わっていきます。

もうすぐ17才(Sixteen Going On Seventeen)

トラップ家の長女リーズルと一つ年上の恋人ロルフが歌う初恋の初々しさの溢れる曲です。リーズル役はシャーミアン・カー、ロルフ役はダニエル・トルヒット。この時のロルフはまだトラップ家と対立する前で、リーズルに対し優しい兄のような面を見せています。ガラス張りの美しいあずまやは実際にオーストリアにありレオポルズクローン城にあったそうですが、現在は移築されザルツブルグのヘルブルン宮殿に展示されています。

私のお気に入り(My Favorite Things)

雷の夜、次々にマリアの部屋へ飛び込んできた子供達を元気付ける為に歌って聞かせる曲です。この歌は映画の後半、マリアがトラップ家へ戻ってきたときも歌われており、リズムの良い3拍子の曲調でシンプルなのにとても耳に残ります。この曲はジャズのスタンダードナンバーとしても現在も知られていますが、日本ではお馴染みのJR東海のCMに起用されており四季に合わせて曲調も変わっています。

すべての山へ登れ(Climb Ev'ry Mountain)

修道院長演じるペギー・ウッドが力強く歌い上げる曲で、最初低音で始まりこの曲の盛り上がりに合わせて音域が広がりラストはドラマティックな高音で締めくくります。タイトル通りに山を登れという雰囲気の音の動きがあり迫力のある歌です。修道院長演じるペギー・ウッドはなんとこの時72才、信じられない歌唱力だと話題になりました。

ひとりぼっちの羊飼い

劇中、人形劇をしながら、マリアと子供たちで歌われる曲で、ポルカ風のリズムに乗ってヨーデルの歌が続きます。ジュリーアンドリュースの伸びやかな歌声と子供達の合の手のような掛け声の見ている側もとても楽しい、ユーモラスな曲だといわれています。

ドレミの歌

マリアが音楽の基礎を知らない子供たちに優しく楽しく教える歌です。本来のドの音の歌詞は「Doe, a deer, a female deer 」直訳するとメスの鹿だといわれています。ドはドーナツのド」で始まる歌詞はペギー葉山さんの作詞で、日本人なら誰でも知っている歌詞です。

この曲は進むにつれて活気のある展開になっていき、メロディーが付き子供達が歌詞をつけて歌っていきます。締めくくりの前のジュリー・アンドリュースの素晴らしい高音がとても印象的です。

何かよいこと

マリアとトラップ大佐の歌う愛の歌です。「サウンド・オブ・ミュージック」中でもっとも大人な歌の雰囲気を持っており、囁くように歌い始め、二人の心の盛り上がりと共に曲も盛り上がっていきます。撮影地のあずまやは「もうすぐ17才」でも使われているガラスのパンテオンです。夢見るような大人の二人の表情がとても印象的です。この曲は舞台版には存在せず、映画の為に作られ加えられました。

エーデルワイス

トラップ大佐がギターを弾きながら歌う弾き語りです。日本でも有名なこの曲は、オーストリアの民謡ではなく舞台版の時に作られた曲で、とても静かで美しいメロディーとがとても心に残ると話題になっています。

さようならごきげんよう(So Long, Farewell)

トラップ家の子供たちによって歌われるこの曲は、英語・フランス語・ドイツ語で「さよなら」の言葉を順に歌って行く曲です。最後は末娘のグレーテルが務めました。この曲は映画の中で2回登場します。ただ幸せと不安とでもいいましょうか、シチュエーションは真逆です。

序曲と朝の賛美歌、ハレルヤ

オーケストラで奏でられるこの曲は冒頭のマリアの歌うサウンド・オブ・ミュージックの後に流れます。この映画の名曲の有名な旋律がメドレーで演奏されとても豪華な一曲です。

続いて聞こえてくる讃美歌は一曲目はグレゴリオ聖歌の中の一曲ですが、その後の讃美歌が「朝の讃美歌、ハレルヤ」です。グレゴリオ聖歌の後に続く2曲はどちらも映画の為に作られました。「サウンド・オブ・ミュージック」の中ではこの曲に乗せて修道院へ、物語の冒頭へと移っていきます。

サウンド・オブ・ミュージックの有名な曲はどのシーンで流れる?

ここまで「サウンド・オブ・ミュージック」の曲を一覧で紹介して来ましたが、この中でも有名な曲が映画「サウンド・オブ・ミュージック」の中でどのシーンで歌われているか、その場面と合わせて紹介して行きます。曲名の一覧だけでは伝わらない情景、シーンの違いで印象の変わる様々な曲を場面ごとにお伝えします。

オープニングのマリアが歌う「サウンド・オブ・ミュージック」

冒頭美しいアルプスの山々の景色から、草原で歌うマリアにだんだん近づいて行きます。映画のテーマ曲でもあり、作中何度か登場しますがこのオープニングの壮大な景色の中で歌われるサウンドオブミュージックはとても素晴らしく、また厳しい規律の中で生活するマリアの葛藤をよく表しているといわれています。

修道女たちの歌うマリア

映画「サウンド・オブ・ミュージック」の中で2回この歌を修道女たちが歌います。1回目は冒頭の曲の後、序曲として流れるメロディー、そして讃美歌、シーンは修道院へと移っていき、ミサに現れなかったマリアの悪いところを修道院長と3人のシスターが次々にあげていきます。2回目はトラップ大佐とマリアの結婚式。修道院の教会で行われる式で修道女たちの歌うこの曲に合わせてマリアはヴァージンロードを歩きます。

トラップ家は向かうマリアの歌う「自信を持って」

修道院長から住込み家庭教師になるよう言われたマリアがボストンバックとギターを持ってトラップ家へ向かう道中で歌っています。このシーンは観光案内のようにザルツブルグの名所や湖水地方ならではの風景が多く見られます。

若い二人の歌う「もうすぐ17才」

マリアがトラップ家にやってきた夜のディナーの席でトラップ大佐に電報が届きます。これを届けたのがロルフで長女リーズルの初々しい初恋の相手。リーズルはディナーを中座し二人は家の敷地にあるあずまやでひっそりと会います。若い恋人たちは将来を夢見るようにこの曲を幸せそうに歌い踊ります。

嵐の夜、マリアが歌う「私のお気に入り」

修道院から住み込み家庭教師としてトラップ家にやってきたマリアの初日の夜、雷を怖がって眠れない子供達が一人二人とマリアの部屋に飛び込んでくる。ここでマリアが語りかけます。「泣きたい時は楽しい事を考えるの」そして楽しそうにこの曲を歌いだします。

マリアとトラップ家の子供達の「ドレミの歌」

マリアは部屋のカーテンで子供達7人分の遊び着を作ります。父親はウィーンに行っており、マリアは子供達を連れて屋敷の外へ飛び出していきます。草原の中ランチを食べながら、館の中では音楽は禁止されていて歌も知らないと子供達から聞かされたマリアは最初少し歌い出して一瞬止まり、改めて歌い出したのがドレミの歌。本当に楽しいシーンで子供達とマリアの心が通い合っていく様が音楽に乗せて進んでいくような気がします。

子供達の歌う「サウンドオブミュージック」

トラップ大佐が婚約者のシュレイダー男爵夫人と友人のマックスを伴いウィーンから戻ってきました。湖を見るとボートに乗って騒ぐ子供達とマリアの姿がありました。父親の姿を見て子供達がはしゃぐいだことでボートは転覆、水浸しの子供達を見て怒ったトラップ大佐はマリアにクビを宣告します。その時、父親の耳に子供達の歌う「サウンド・オブ・ミュージック」が聞こえてきました。

シュレイダー男爵夫人を歓迎するためにマリアと子供達が練習していたその歌声にトラック大佐の頑なだった気持ちが和らぎます。母を亡くした子供達をきちんと育てようと厳しい規律と教育を施していた父親が忘れていた家族の温もりを思い出すとても印象的なシーンです。子供達の優しく美しい歌声に惚れ惚れします。

子供達とマリアの人形劇のヨーデル

子供達とマリアの繰り広げる「ひとりぼっちの羊飼い」の人形劇でシュレイダー夫人を歓迎して子供達が繰り広げる余興です。歌う子供達と一人で何役も歌うマリアの一生懸命な様子がとても楽しく、マリアが途中、ふぅっと一息入れるシーンまでもがコミカルです。

トラップ大佐の歌う「エーデルワイス」

子供達に耳打ちされたマリアがギターを差し出します。「お上手だと聞いています」と。ソファに座り弾き語りで歌いだすトラップ大佐。父に促され輪唱で歌い始める長女。壁に寄りかかり佇むマリア。ようやくまた家族の絆が蘇ったと感じさせるシーンでもありますし、歌の最後で見つめ合うマリアとトラップ大佐の二人の先の展開を感じさせるシーンでもあります。

子供達のご挨拶「さようならごきげんよう」

就寝時間になった子供達がパーティの招待客に送るご挨拶のシーンです。トラップ家の玄関ホールの大階段を舞台にして子供達が歌います。まずは五女マルタ、お行儀よく「楽しい場所にずっといたいけど」と可愛らしく歌って去ります。

長男フリードリッヒは「アデュ、アデュ皆さんさようなら」紳士のように、長女は父親に「残って初めてのお酒の味を知りたいわ」と父親に歌いかけます。「YES?」と聞く娘に笑顔で「NO!」と答える父、次男のクルトは素晴らしいボーイソプラノで「グッバーイ!」と歌い去ります。次女ルイザと三女ブリギッタは「嫌がらずに行くわ」と歌いバレエのステップを踏むように飛び去ります。

最後は末っ子のグレーテル階段を座ったまま一段ずつ上がり最後は階段で眠ってしまいます。そんな末っ子を長女が抱き上げ部屋に戻って行く子供達を招待客の大人たちが微笑ましくグッバイと合唱し見送って終わります。時折見せる父親の表情に子供達への深い愛情を感じる場面です。

修道院長の迫力の歌声「すべての山を登れ」

トラップ大佐への思いに気づいたマリアが、修道院へ戻ってきました。部屋に引きこもって元気のないマリアは修道院長に呼ばれます。マリアはトラップ大佐に恋心を抱いてしまい神に背いてしまったと懺悔しますが、「立ち向かいなさい自分の道を探すのです」と諭し、すべての山へ登れを歌い、夢を追うことの素晴らしさをマリアに伝えます。

「私のお気に入り」を歌うトラップ家の兄弟

修道院へ去っていったマリアに会いに行った後、家に戻ってきた子供達はマリアに会えず元気がありませんでした。マリアが悲しい時の薬は歌だと行ったのを思い出しポツリポツリと歌いだしますが、元気が出ません。小さな子は泣き出しそうになっています。その時、続きを歌うマリアの声が聞こえてきました。戻ってきたマリアと迎えに出た子供達は手を繋いで家に戻ってきます。

マリアとトラップ大佐の歌う「何かよいこと」

シュレイダー男爵夫人との婚約を白紙に戻したトラップ大佐は夜の庭を歩くマリアの元へ向かいます。夜のバルコニーでお互いの気持ちを確かめ、見つめ合い歌うマリアとトラップ大佐。「サウンド・オブ・ミュージック」の物語の中でも一番ロマンチックなシーンだといわれています。

マリアが娘に歌う「もうすぐ17才」

母親となったマリアに恋人の相談をするリーズルに優しく語りかけるように歌うマリア。姉妹のような、親友のような、そんな二人の穏やかな優しい関係性を感じさせてくれます。

音楽コンクールで歌われるエーデルワイス

新婚旅行から帰ってきた二人の元に届くトラップ大佐への出頭命令で家族全員でのスイス亡命を決めますが、その夜逃亡しようとした一家はドイツ軍に囲まれてしまいました。なんとか逃げ出そうとコンクールに出場します。

ハラハラするシーンですがこのコンクールの場面で「サウンド・オブ・ミュージックの中で歌われていた有名な曲が歌われます。ドレミの歌、そして何と言ってもエーデルワイスは祖国オーストリアを思うトラップ大佐の気持ちが感じられます。途中、声のつまってしまう夫に寄り添い歌うマリアと子供達、そして観客による大合唱、広がって行く戦争の足音の中に祖国を思う人々の心を溢れんばかりに感じる場面です。

コンクールでのごきげんようさようなら

コンクール最後の曲で歌われる「さようならごきげんよう」。パーティーの時と同じように少しずつステージから消えてゆく子供達、不安げに父親とマリアをマリアを振り返りながら去っていきます。最後、末っ子がステージを去り、その後を歌いながら去って行く夫婦、オーストリアからの逃亡が始まる重要な場面で一家はここからスイス亡命を目指して行きます。

サウンド・オブ・ミュージックの曲についてまとめ

ここまで「サウンド・オブ・オブミュージック」の曲を一曲ずつ一覧で紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?今では珍しいほどの長編映画で実は3時間近くあり、第一部と第二部に別れていて休憩時間まであったそうです。一部はマリアがトラップ家の家庭教師になるところから修道院へ去って行くところまで、二部はマリアがトラップ家へ戻ってくるところから始まり結婚し子供達の母親となり一家で亡命して行くところまでです。

物語はここで終わりますが、一家の実話はスイスからそしてアメリカへと続いて行きます。ミュージカル映画の名作と言われる「サウンド・オブ・ミュージック」、見たことのある方はもう一度見返して、初めての方は知っている曲を探しながら観てみてはいかがでしょうか?新しい発見があるかもしれません。

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