新参者のドラマの各話あらすじ！最終回の内容と犯人もネタバレ紹介

テレビドラマ「新参者」は2010年4月18日から2018年6月20日までTBSで放送されたテレビドラマです。「日曜劇場」の枠で放送されました。このテレビドラマ「新参者」は東野圭吾原作の加賀恭一郎シリーズが元になっています。広く人気を獲得し、テレビドラマシリーズだけでなく、スペシャルドラマや、映画化もされました。そんなドラマ「新参者」の各話のあらすじと犯人を最終回まで紹介します。

テレビドラマ「新参者」シリーズは東野圭吾が原作を書いている加賀恭一郎シリーズを元にしています。加賀恭一郎シリーズの第8作目にあたり、加賀恭一郎の拠点が日本橋になった第1作目でもあります。周囲の小さな事件を解いているうちに本来の事件の犯人が浮かび上がってきます。1話ごとに小伝馬町の人物を扱い、それを阿部寛演じる加賀恭一郎が解決していくというドラマです。

テレビドラマ「新参者」のキャラクラーを演じるメインキャストをネタバレしていきます。「新参者」シリーズには欠かせない加賀恭一郎や、新参者では相棒となる松宮修平などドラマ「新参者」にでてくるメインキャストの出演する他の作品もまた詳しく紹介していきます。

テレビドラマ「新参者」の主人公枝る加賀恭一郎を演じるキャストは阿部寛です。モデルとして活躍していたこともありました。映画「はいからさんが通る」で俳優デビューしています。またアイドルとしてアルバムもリリースしたことがあったそうです。脇役としての地位を築いたあとは「TRICK」シリーズに出演し、自身のモデル時代を劇中で自虐しています。映画「テルマエロマエ」では俳優として高く評価されました。

テレビドラマ「新参者」でタウン雑誌の記者である青山亜美を演じるのは黒木メイサです。沖縄アクターズスクールに通っていたことがあったそうです。女性ファッション雑誌「JJ」にモデルとして出演しています。「熱海殺人事件・平壌からきた刑事」で舞台初出演で初主演をしています。2012年、元ジャニーズの赤西仁と結婚を発表しています。「世界でもっとも美しい顔100人」に選ばれています。

テレビドラマ「新参者」にでてくる劇団員を演じるのは向井理です。明治大学農学部を卒業しています。在学中はバーテンダーのアルバイトをしていたようです。2006年「ミニッツメイド」のCMでデビューしています。連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」ではヒロインの夫役を演じ、俳優としてブレイクしました。ドラマ「バンビーノ」「ハチミツとクローバー」にも出演しています。

テレビドラマ「新参者」で加賀の相棒松宮を演じるのは溝端淳平です。第19回ジュノン・スーパーボーイコンテストでグランプリを受賞しています。映画「DIVE!!」では林遣都、池松壮亮とともに映画初主演を果たした。映画「赤い糸」では第33回日本アカデミー賞優秀新人賞を受賞しています。「君が踊る、夏」では単独映画初主演となりました。声帯ポリープの手術を受けたことがあります。

テレビドラマ「新参者」で捜査一課殺人犯主任の小嶋を演じるのは木村祐一です。キム兄と呼ばれています。役者としても活躍し、映画「ゆれる」での検察官役が北野武に評価されました。テレビドラマには多く出演しています「ハチミツとクローバー」「名探偵の掟」「ちりとてちん」「浪花少年探偵団」「砂の塔」に出演映画では「ニセ札」「ハナミズキ」「西の魔女が死んだ」などにも出演しています。

テレビドラマ「新参者」で清掃会社の社長を演じるのは三浦友和です。「シークレット部隊」で芸能界デビューします。山口百恵と共演した主演映画が数々とヒットしました。その後山口百恵と結婚しました。最近ではドラマ「コールドケース」「流星の絆」「Nのために」などに出演しています。映画では「ストロベリーナイト」「アウトレイジ」「羊と鋼の森」などにも出演しています。

TBS日曜劇場の枠で放送されたテレビドラマ「新参者」の各話のあらすじを詳しく解説していきます。また各事件の内容や、犯人もネタバレ解説していきます。加賀恭一郎が日本橋に拠点を移して、初めての作品となり、事件は日本橋で起こります。

ドラマ「新参者」のネタバレです。日本橋小伝馬町で翻訳家三井峯子が殺害されます。加賀は事件当日田倉慎一という保険屋が被害者を訪ねていたことを突き止めます。田倉は煎餅屋「あまから」を訪問していたというアリバイを主張しましたが同僚に裏を取ると30分間の空白が生じました。聡子の診断書は実は二通作られていたのです。パリに留学する予定の菜穂に聡子の病気を隠す必要があったことが判明しました。

ドラマ「新参者」第2話のネタバレです。料亭「まつ矢」の見習い修平は人形焼を購入したことについて加賀から尋ねられます。三井峯子の自宅で人形焼が発見されたからです。主人に頼まれて買ったものですが修平は主人が浮気相手に渡すと推測し、かばうために嘘をつきます。しかしその人形焼には愛人を懲らしめようと妻がわさびを仕込んでいました。愛人は人形焼が好きではなく、三井峯子にあげていたそうです。

瀬戸物屋「柳沢書店」では嫁姑問題が発生してました。きっかけは嫁麻紀のキティのタオルを姑が使ってしまったことが原因でした。三井峯子が瀬戸物屋のキッチンバサミを注文したかどうかを尋ねて加賀がやってきます。三井はなぜかキッチンバサミを二つ別の店で注文していました。麻紀と峯子は最近友達になりキッチンバサミは姑を思った麻紀が峯子に頼んだものでした。また姑も嫁のためにキティを買おうとしていたこたが判明します。

第4話のネタバレです。三井峯子が書いていたメールに「子犬の頭を撫でていたら、時計屋にあった」と書いてありました。加賀は「寺田時計店」を訪れます。時計屋の主人に三井に会ったかどうか尋ねます。主人は犬の散歩の途中で会ったと言います。しかし愛犬家の証言と食い違っていたのです。主人は安産祈願のために水天宮に通っていて三井も通っていたのです。子犬とは子犬像のことでした。

ドラマ「新参者」第5話のネタバレです。洋菓子店「クアトロ」の店員美雪は三井が常連だったことを証言します。三井の息子の元に刑事がやってきて母親の住所を知りますが、なぜ母が近くに住んでいたのか疑問に思います。加賀は、三井がなんらかの勘違いをして息子の恋人が「クアトロ」にいると思い、妊娠している美雪を恋人だと思い安産祈願をしていたと推測します。本当は青山亜美が恋人だったことが判明します。

ドラマ「新参者」のネタバレです。三井の遺体の第一発見者は翻訳家の吉岡でした。吉岡は婚約者の予定のために三井と会う時間をずらしたことで彼女が殺されたのではないかと悩んでいました。また婚約のために仕事を断っていました。婚約者が予定を変えたのは、サプライズのためでした。また、三井は吉岡野「ことを怒っているどころか結婚のお祝いとして夫婦箸を用意していました。

ドラマ「新参者」第7話のネタバレです。捜査員の上杉は、三井の息子弘毅を気にかけ、弘毅も上杉を実の父のように思います。上杉は三井の元夫直弘が犯人ではないかと疑います。しかし直弘を殴ったとして首になります。青山は不思議に思い上杉を調べたところ上杉の息子はバイク事故で亡くなっていましたが、父が自分の無免許運転をもみ消そうとしたことが原因でした。上杉は清瀬親子に自分を重ねていたのです。

ドラマ「新参者」第8話のネタバレです。直弘には宮本という秘書がいて宮本が愛人なのではと噂されていました。弘毅は宮本と父親が不倫をしていて、直弘が峯子を殺したのではないかと疑っています。加賀は宮本を調査します。宮本は昔ホステスをしていました。加賀が直弘に調査の結果を話すと、直弘は宮本が昔恋に落ちた人の子供であることを話します。宮本は犯人ではなく弘毅の腹違いの姉だったのです。

ドラマ「新参者」第9話のネタバレです。直弘のアリバイについて疑われます。会社の税理士の息子岸田が電話に出なかったと証言したのです。しかし岸田は三井を昔から知っていたこと、アリバイがないこと、目撃があったことから疑われ始めます。加賀はうまく回らない独楽が気になっていました。凶器が紐だったからです。しかし紐は別物でした。岸田は犯行当日峯子と会い、直弘に金を渡していました。

ドラマ「新参者」の第1話から第9話までの各話のネタバレを詳しく解説してきました。三井峯子を取り巻く様々な人物が紹介されてきました。人形町という狭い町で起こった殺人事件は最終回でようやく犯人が判明します。三井峯子を殺害した人物は元夫である直弘なのでしょうか。それとも昔からの知り合いで事件当日にも会っていた岸田なのでしょうか。ドラマ「新参者」最終回についてネタバレしていきます。

ドラマ「新参者」の最終回をネタバレします。警察は三井峯子の殺人事件の重要参考人として三井峯子の元夫である清瀬直弘を連行します。一方最終回で加賀はこう推理しました。岸田は事業に失敗していて三井峯子にお金を借りに行っていたそうです。また、直弘にお金を渡していたのは車の落書きを消してもらった代金だったのです。岸田の電話に直弘が出なかったのは直弘がその時倉庫にいて音が聞こえなかったからでした。

ドラマ「新参者」の最終回のネタバレの続きです。直弘は連行されましたが、最終回で加賀は気になっている岸田の家にあったうまく回らない独楽について調査します。事件の翌々日に民芸品店「ほおづき屋」で独楽が一つ売れ、玩具屋「ちどり屋」で犯行当日独楽が売れていたことがわかります。岸田の家にあったうまく回らない独楽は岸田の父要作が犯行当日に持ってきたものでした。

ドラマ「新参者」の最終回のネタバレの続きです。三井峯子を殺害したのは、直弘の会社の税理士である要作であることが最終回で判明します。要作は万引きした独楽の紐で三井峯子を殺害したあと岸田の家に行き、孫にせがまれて独楽をあげてしまいます。しかし凶器となった紐は渡せませんでした。要作は「ほおづき屋」で独楽を購入し買いなおしたため、独楽と紐が合わずにうまく回らなかったようです。

要作が三井峯子を殺害した動機は、三井峯子の名義の会社の金を要作が横領していてそれが発覚するのを要作が恐れていたからでした。横領した金の使い道はギャンブルだと要作は供述しますが、要作が息子の事業失敗を補うためにしたということを加賀は見抜きます。三井峯子の部屋の清掃は清瀬たちが請負ました。弘毅に渡した翻訳原稿が見つかります。そこには家族に対する思いが書かれており最終回は終わります。

ドラマ「新参者」にはテレビドラマシリーズだけではありません。ドラマ「新参者」と関連するスペシャルドラマが放送されています。スペシャルドラマ「赤い指」と、そして同じくスペシャルドラマ「眠りの森」です。同じ東野圭吾原作の加賀恭一郎シリーズである二本のスペシャルドラマについても詳しくネタバレしていきます。

スペシャルドラマ「赤い指」のネタバレです。加賀恭一郎が人形町に赴任する2年前の事件です。恭一郎の父隆正の見舞いに松宮が訪れていました。松宮は捜査一課になったばかりで隆正は近況を聞き出します。隆正のつかの間の楽しみは看護師との将棋でした。松宮は頻繁に隆正を見舞いにきていましたが恭一郎は見舞いにこようとしません。そんな恭一郎に松宮は不信感を募らせていました。

サラリーマンの前原昭夫は認知症の母親と口を聞かなくなった家族のいる自宅に帰るのをためらいます。そこへ妻八重子から連絡があります。八重子は取り乱しており「とにかく早く帰ってきてほしい」と言います。自宅に戻った昭夫が目にしたのは見知らぬ少女の死体でした。八重子を問い詰めるとどうやら息子の直己が関わっているようでした。直己を問い詰めてもわからないと繰り返すだけでした。

直己は未成年だから親の責任だといい昭夫が攻めますが八重子に制されました。昭夫は通報しようとしますが八重子に止められます。家族を守るため昭夫が取った行動は「遺体を捨ててくる」と言うことでした。昭夫は自転車で痛いを近くの公園まで捨てに行きます。夜の庭には認知症の母が立っていました。公園の土はぬかるんでいてタイヤの跡を足で軽く消します。トイレに捨て帰宅すると直己はゲームをしていました。

翌日ジョギング中の男性に遺体が発見されます。松宮と恭一郎はともに捜査をするように命じられます。隆正の件もあり松宮は反発しますが、上司の命令に従います。恭一郎たちは前原家に聞き込みにきます。昭夫はしらを切りますが認知症の母がが遺体を運ぶのに使った軍手を恭一郎の前に差し出し、昭夫は焦ります。昭夫は警察をなんとかあしらうことができたと安心します。

加賀は「軍手の異臭」や「少女の遺体についていた芝生と同じような芝生」「住宅街にもかかわらず泥のついた自転車」から前原家を疑います。松宮も次第に加賀の推理を支持します。何度も前原家を訪問してくる恭一郎たちに昭夫はは誤魔化しきれないと思い認知症の母に罪をなすりつけることを思いつきます。恭一郎が現れるタイミングを狙い母が暴れているかのような演出をします。

しかし献身的に母の世話をする妹の証言から母は暴れたりしないとわかりますが昭夫は気づかず恭一郎に実行します。母が人形を壊されたことで怒り少女を殺してしまった、それを隠そうと公園に遺棄したが母は認知症なので罪に問われませんよねと尋ねます。恭一郎は母親の目に理性が宿っていることに気づきます。また指に口紅が塗られていることに気づき妹に話を聞くことにしました。

恭一郎が「お母さんを逮捕します。辛い留置所生活が待っていますがいいですね？」と聞きます。しかし母に手渡された杖を見て愕然とします。昭夫が小学生の頃母に渡した工作の札が下がっていたのです。昭夫は「まだそんなものを」と崩れ落ち、「母は犯人などではありません」と自白しました。

恭一郎は「指に口紅が濡れるのは事件の前日。その日からずっと塗られていたら遺体にも口紅がついたはずだがそんな形跡はなかった。だからお母さんにできるはずがない」さらに「お母さんは認知症ではなかった。口紅は自分自身のものだったようです。それを塗って庭に隠した。妹さんに回収してもらうようお願いした。自分の携帯でね」と話すと妹は母は認知症ではなかったと話しました。

妹は「母はこの家族に絆なんてないそれが苦しくて自分の世界に閉じこもるしかなかった。認知症のふりをして」と話しました。昭夫は泣きながら母に謝罪します。母は昭夫に正しい行動をしろとメッセージを送っていたそうです。母に後押しされ、昭夫は息子に出頭するように説得しました。事件解決後、隆正は危篤状態にありました。恭一郎は外から見守っているだけでした。

松宮は恭一郎に会わなかった理由を聞きます。恭一郎は「父との約束だ。母は家庭を顧みない父から離れ1人死んだ。その孤独を引き受ける義務がある。だからお前も会いに来るな。死の間際であっても」そして恭一郎は亡くなった父に会いに行きます。数年後父親の墓に手を合わせていると昭夫たちも彼らの父の墓参りにきていました。恭一郎はそっとその場を離れます。

名門バレエ団で風間利之が殺されます。居合わせたバレリーナ斎藤葉瑠子が疑われます。しかし不審者から身を守るためと主張しました。被害者と葉瑠子は面識がなくプリマである高柳を中心にバレエ団も証言を疑いませんでした。太田刑事は当初加賀のことを冷たくあしらいますが2人はパートナーとして捜査するようになります。2人は正当防衛に疑問を抱き始めます。

風間は画家志望でした。風間と葉瑠子に接点はありませんでした。風間の恋人の証言から彼がダンサーの絵を書き二年間NYに言っていたことがわかりました。加賀は高柳バレエ団の研修制度に注目します。演出家の梶田と「青い鳥」を踊る予定の柳生が2年前に研修制度えお利用していたことがわかります。犯人はこの2人なのでしょうか。

加賀がNYに行くことを太田は応援します。エリートは嫌いだが、エリートなら英語は話せるだろうと嫌味を言います。太田刑事は恭一郎の父親である隆正の古い友人だったようです。そして加賀恭一郎はついに犯人えお突き止めます。

真犯人は加賀を魅了した浅田でした。浅田が葉瑠子に気を使うのは幼馴染でありいじめられっ子だった浅田にバレエと言う夢を与えてくれたからだと思われていましたが、自分の罪を被ってくれたからでした。葉瑠子が起こした事故のせいで浅田の耳が聞こえなくな理想だったのです。浅田は最後の公演になるかもしれない「眠りの森」を中止するわけに行かなかったのです。

亜希子はNY在住の画家青木と恋人関係になりますが日本へ帰るなと腕を刺され反動的に青木を刺します。亜希子は梶田に連絡しました。これは三年前の事件です。青木は自分を刺したのは娼婦だと言いました。帰国した亜希子の元に青木の後輩の風間が姿を現します。死にかかっている青木に会いに行って欲しいというのです。風間が説得していた所に浅田が遭遇し最後の公演を中止してはならないと風間を殴ります。

ドラマ「新参者」の最終回まで詳しくネタバレをしてきました。三井峯子を取り巻く小伝馬町の住人の物語もこのドラマの見所です。またスペシャルドラマ「赤い指」「眠りの森」についてもネタバレ解説しました。これで「新参者」シリーズがより深く楽しめます。