ルイの9番目の人生のあらすじネタバレ!原作小説やラストの結末も紹介

2016年に全米、イギリス及びカナダで公開になり話題となった、ベストセラー小説原作の映画『ルイの9番目の人生』が2018年1月に日本でも公開されました。世界的ベストセラー小説の待望の映画か作品『ルイの9番目の人生』のネタバレを含むあらすじを紹介します。9年間の人生で9回も死にかけた少年ルイの人生の秘密を解き明かしていくサスペンス映画には、映画業界を騒然とさせた衝撃の結末が待っていました。今回はあらすじと共に衝撃の結末や原作となった小説も一緒にネタバレ紹介いたします。

ルイの9番目の人生のあらすじネタバレ!原作小説やラストの結末も紹介のイメージ

目次

  1. ルイの9番目の人生のあらすじをラストまでネタバレ紹介!
  2. ルイの9番目の人生とは?
  3. ルイの9番目の人生の映画あらすじをネタバレ!
  4. ルイの9番目の人生の結末は?
  5. ルイの9番目の人生の原作小説をネタバレ紹介!
  6. ルイの9番目の人生のあらすじネタバレまとめ!

ルイの9番目の人生のあらすじをラストまでネタバレ紹介!

世界的ベストセラー小説の映画化『ルイの9番目の人生』をあらすじから結末までをネタバレ紹介します。9年の人生の中で9回も生死を彷徨い、現在昏睡状態の少年ルイとその周りで起きる不可解な事件を描く『ルイの9番目の人生』。不幸な星のもとに生まれた少年に隠された秘密には、衝撃の結末が待っていました。

ファンタジー要素とホラー要素も盛り込んだ心理サスペンス映画になっており、最後は衝撃の結末には、映画業界を話題にしました。今回は『ルイの9番目の人生』のあらすじからラストまでをネタバレだけではなく、原作との違いもまとめてみました。

映画『ルイの9番目の人生』公式サイト

ルイの9番目の人生とは?

『ルイの9番目の人生』は2018年1月20日に日本でも公開されたイギリス・カナダ・アメリカの3国合同制作の心理サスペンス映画です。制作国のイギリス・カナダ・アメリカでは2016年9月に2日にすでに公開され、映画業界を騒然とさせました。原作はイギリスのオックスフォードシャー出身のベストセラー作家リズ・ジェンセンの『The Ninth Life of Louis Drax(ルイの九番目の命)』です。

本作『ルイの9番目の命』はリズ・ジェンセンの母親の身に起きた話がモデルになっています。リズ・ジェンセンは、コメディーやサスペンス小説にブラックユーモアを含ませた作品が得意とする作家で、彼女の主な代表小説は『Ark Baby』『The Rapture』や『The Uninvited』になります。彼女の作品はイギリスの文化賞で1つであるベイリーズ賞に3度もノミネートされたことがあります。

アカデミー賞受賞監督アンソニーミンゲラは、『ルイの9番目の人生』を映画化する事を熱望していましたが、映画化企画が叶わぬまま2008年に死去されました。息子の俳優マックス・ミンゲラが父の遺志を引き継いで、脚本及びプロデューサーをして映画化しました。監督はフランス出身で、ホラーの貴公子との呼び名のあるアレクサンドル・アジャが勤めました。

映画版『ルイの9番目の人生』で少年ルイ・ドラックスを演じたのは、数か月にも及んだオーディションで役を勝ち取った、カナダ・バンクーバー出身の子役俳優エイダン・ロングワースです。7歳から演技の世界に入り、「X-ファイル2016」や「DC Legends of Tomorrow」などに出演しました。カナダの子役を表彰する「The Joey Awards」の優秀助演俳優賞を『ルイの9番目の人生』で受賞しました。

ルイの9番目の人生のパスカル医師は、北アイルランド出身の俳優ジェイミー・ドーナンです。モデルとしてデビューし、クリスチャン・ディオールやカルバン・クライン等の有名ブランドのモデルと務め有名モデルへとなりました。その後『マリー・アントワネット』で俳優デビューしました。その後は世界的ベストセラー官能小説『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のグレイ役を演じ一躍大ブレイクしました。今注目の俳優です。

『ルイの9回目の人生』のルイの母親役を演じたのはカナダ・トロント出身の女優サラ・ガドンです。1998年のカナダのTVドラマでデビューし、映画にドラマにと引っ張りだこの女優です。2012年~2016年までの5年連続で「世界で最も美しい顔」にランクインしました。

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ルイの9番目の人生の映画あらすじをネタバレ!

『ルイの9番目の人生』の映画のあらすじをネタバレいたします。9歳の少年の持つ不運の運命とは、いったいどのような運命でどのような結末を迎えるかも一緒にネタバレします。

9度も命に関わる不運が!

9歳の誕生日のお祝いに家族で海辺にピクニックに出かけた少年ルイ・ドラックスは、断崖絶壁の崖から転落し病院に救急搬送されました。ルイの人生は何かに呪われているようで、彼も自分自身の事を「事故多発少年」と呼んでいました。難産の末に生まれたルイは、その後シャンデリアが落下し全身骨折になったり、感電や食中毒など1年に1度は生死にかかわる事故をすでに8回も経験しているのでした。

崖から落ちた今回の事故は、ルイにとって9回目の生死にかかわる事故でした。病院に運ばれたルイは一時は死亡が確認されましたが、奇跡の生還を果たしました。しかしルイは意識不明の昏睡状態のままとなり、担当医となったアラン・パスカル医師はルイの治療を続けていくうちに、母親ナタリーの懸命に息子を看病する姿に徐々に惹かれいくようになりました。

父親ピーターは行方不明!

ルイの事故現場を訪れた地元の警察官ダルトン刑事は、ルイの今回の転落は事件ではないかと疑い始めました。そしてその犯人は転落現場から突如いなくなった父親ピーターではないかと推測し、ピーターの行方を追うことにしました。担当医のパスカル医師も、ルイの過去にカウンセリングを受けていたことや事故歴が気にかかり独自に調査し始めるのでした。

過去のカウンセリングでは!

友達がいなかったルイは過去に精神科医のDr.ペレーズにカウンセリングを受けていました。Dr.ペレーズ曰く、ルイは大人びていて、独特の考えをする子供だったが、奇矯な振る舞いを行ったり、極度の人間不信だったり、ペットのハムスターを殺したりとしていたことがわかりました。ルイは自分の行動に反省することはなく、常に自分の行動を理由をつけて正当化していました。

Dr.ペレーズはルイの行動は、ルイの両親の不仲が原因ではないかと考えました。更にルイはピーターは本当の父親ではないとまで言うのでした。Dr.ペレーズはルイの話した事が本当なのか確かめるために、母親ナタリーに確認しようとしました。しかし母親ナタリーは夫婦の問題に介入したとして、Dr.ペレーズのカウンセリング治療を一方的に辞めさせてしまいました。

昏睡状態から目覚め?

母親ナタリーとパスカル医師はお互いにドンドン惹かれあっていき、遂に病院の中庭でキスをしてしまうのでした。その直後ルイは昏睡状態から目覚め、「お父さん」と一言つぶやき、ナタリーとパスカル医師のキス現場をじっと見ていました。しかしルイはまた、昏睡状態に戻ってしまいました。

後日ナタリーとパスカル医師に脅迫状が、差出人ルイ・ドラックスから届くのでした。事件を捜査していたダルトン刑事は、ルイは昏睡状態のままのため書くことはできないとして、手紙は父親ピーターが出したと判断しましたが、その直後に崖から落ちて死亡したピーターの死体が発見されるのでした。

ルイと夢の中で接触!

ルイの治療中に寝落ちてしまったパスカル医師は、ルイが海藻に覆われた生物と会話しているのを夢を見るのでした。その夢を見ていた間、パスカル医師はナタリーへ薬物の処方箋を書くという夢遊病のような行動を取っていました。その行動に覚えがないパスカル医師は、ルイが何か自分に伝えたいの事があるのではと推測します。

パスカル医師はルイのカウンセリング治療をしていたDr.ペレーズに協力を依頼し、夢の中でルイと意識が繋がることに成功するのでした。そこでルイは9回目の事故が起きたピクニックの日の事実と今までの事故の衝撃の事実をパスカル医師に話していくのでした。

ルイの9番目の人生の結末は?

事故が起きたピクニックの日、ナタリーの手作りキャンディーをルイに食べさせようとし、ピーターと大喧嘩を始めました。ナタリーは勢い余ってピーターを崖の上から突き落としてしまうのでした。それを見ていたルイは、ナタリーから離れようとし崖から転落してしまったのです。なんとナタリーの手作りキャンディーには毒が入っており、ピーターはそれを察しナタリーを止めようとしたのです。

今まで起きた8回すべての事故も、全てナタリーによるものでした。ナタリーは「代理ミュンヒハウゼン症候群」という精神障害を患っており、身近な人にケガや病気をねつ造し、周囲の関心や同情を自分に引かせ、自己満足を得ていたのです。ナタリーは治療を受けていくことになりましたが、なんと妊娠していました。

ルイはナタリーの思惑を理解していましたが、自ら協力していました。崖から落ちた時、これで全て終わると思い安心していましたが、昏睡状態中の夢の中で父親ピーターと出会っており、ピーターから「世界は美しい。自分の人生を歩きなさい」と言われルイは生きていくことを決め、ベットの上で目を覚ますのでした。

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ルイの9番目の人生の原作小説をネタバレ紹介!

映画との違いをネタバレ!

映画版『ルイの9番目の人生』はプロデューサーを務めたマックス・ミンゲラが、原作よりも子供と父親の愛が強調されたストーリーを脚本に追加しています。父親が家を出ていく前にルイと「別居しても心にはいつも父親がいる」と話をするシーンは映画のオリジナルです。

映画版『ルイの9番目の人生』には心理サスペンス映画の中に、うまく親が子供を思う愛の物語も入っており、結末シーンでは感動を誘います。更に親子の愛とは、決して血のつながりだけではなく、それ以上に心のつながりが強いものだと伝えています。

更に原作版では、ナタリーは昏睡状態のルイは献身的に看病しながら、実はルイを殺そうとしていました。しかし映画版『ルイの9番目の人生』ではナタリーは献身的に看病するのみで、一切殺そうとはしませんでした。ここにも少なからず母親にも、子供に対する愛があった事にストーリーを変えています。

事故の違いをネタバレ!

母親ナタリーが9回目の事故を実行に移すのに、映画版『ルイの9番目の人生』では、手作りキャンディーに毒を入れてルイを食べさせようとしました。映画ではとても分かりやすい方法を使っていましたが、原作ではもっと複雑なやり方で9回目の事故を起こそうとしていました。

原作ではナタリーがルイをピルを飲ませて急性中毒で病院に運ぼうと考えています。まずナタリーはルイはレイプされてできた子というウソをほのめかし、「レイプ魔は下半身を切り落とされる」が「ピルを飲めば女の子になりレイプ魔にはならない」というウソを教え、ルイにピルを飲ませようとしました。

モノローグの違いをネタバレ!

映画版『ルイの9番目の人生』では父親は、崖から落ちて海藻に絡まって亡くなっていました。そのためルイの夢の中で現れた生物も海藻に覆っている生物になっていました。しかし原作ではギュスターヴという名前で、血まみれの全身包帯を巻いた男の人の姿でした。

原作の『ルイの9番目の命』では、ルイとパスカル医師が交替にモノローグが書かれ話が進んでいきます。ルイのモノローグでは、ギュスターヴと会話する形になっており、原作ではギュスターヴが物語の初めから登場しています。

ナタリーの結末の違いをネタバレ!

更に映画版『ルイの9番目の人生』が原作版と変わっている部分は、母親ナタリーの結末シーンです。原作版では、ルイが真相を話し、事故の真相とナタリーの「代理ミュンヒハウゼン症候群」という精神疾患が発覚した後、ナタリーは精神病院に入ります。

しかしナタリーは精神病院から抜け出し、死ぬ直前に彼女は「ルイをいつも助けに来た。子供を守るのは親の義務でルイを愛している」という言葉を残して、近くの山火事で亡くなります。

しかし映画版『ルイの9番目の人生』では、ルイが真相を話し、ナタリーの精神疾患が発覚し、ナタリーは精神病院に入ります。ここまでは原作と映画版は同じですが、その後ナタリーは妊娠が発覚します。ナタリーは精神疾患の治療をしていくことになり、パスカル医師はナタリーを支えていくことを決めました。

原作とは違いこの映画版『ルイの9番目の人生』の結末では、パスカル医師は今後ナタリーを支えていきながら、血のつながりはなくともルイを愛し守っていた父親ピーターのように、ルイを愛し、血のつながりを超えてナタリーから守っていくような未来になっています。

ルイの9番目の人生のあらすじネタバレまとめ!

引き込まれる映像とストーリーの心理サスペンス映画に、親子の愛の話が詰まった感動映画でもある『ルイの9番目の人生』は、見る人に衝撃と感激を与える結末が待っていました。世界を騒然をさせた『ルイの9番目の人生』は一度見てみる価値があります。

今回はそんなベストセラー小説を俳優マックス・ミンゲラが亡き父の遺志を継ぎ脚本を取り、フランスの鬼才アレクサンドル・アジャが監督を務めて出来上がった、『ルイの9番目の人生』のあらすじと驚きの結末、そして原作との違いをネタバレ紹介しました。

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