ベイマックスの主人公ヒロ・ハマダの秘密とは?意外な設定やラストも考察

2014年に公開されたディズニー映画、「ベイマックス」。この映画は、アメリカのマーベルコミックス「BIG HERO 6」のストーリーをもとに作られた映画です。また、サンフランシスコと東京をイメージした「サンフランソウキョウ」という架空の都市を映画に登場させたことも大きな話題になりました。この都市で暮らす主人公のヒロ・ハマダは、兄が生前開発したロボット、ベイマックスと出会います。この出会いをきっかけにどう物語が動いていくのか、ヒロの秘密に迫りながらこの映画の内容を考察していきます。

ベイマックスの主人公ヒロ・ハマダの秘密とは?意外な設定やラストも考察のイメージ

目次

  1. ベイマックスの主人公ヒロ・ハマダには秘密がある!意外な設定を紹介!
  2. ベイマックスとは?
  3. ベイマックスの主人公ヒロ・ハマダの秘密や、意外な設定を紹介!
  4. ベイマックスの主人公ヒロ・ハマダを演じる声優を紹介!
  5. ベイマックスのラストが変わった?
  6. ベイマックスの主人公ヒロ・ハマダの秘密まとめ!

ベイマックスの主人公ヒロ・ハマダには秘密がある!意外な設定を紹介!

ディズニー映画「ベイマックス」の主人公、ヒロ・ハマダはどんな少年なのか?物語の内容や秘密に迫りながら、ヒロの意外な設定を紹介します。

映画「ベイマックス」の主人公、ヒロ・ハマダ。物語の冒頭は、主人公の暮らす都市、「サンフランソウキョウ」での出来事から始まります。この都市では、自分の開発したロボット同士を戦わせ、勝った方が掛け金を貰えるという非合法のロボット・ファイトが密かに行われており、とある日、主人公ヒロもロボット・ファイトに参加していました。

手ごわそうな相手に、苦戦を強いられるヒロ…と思いきや、不敵な笑みを浮かべるヒロ。この戦いは、ヒロの圧勝でした。実はヒロは、このロボット・ファイトでは無敵の強さをもつ常連。ロボット作りの才能を持つ天才少年だったのでした。14歳のヒロは若くして大学レベルの学習内容を理解するほどの頭脳の持ち主です。

ですが、その知識を持ちながらも物事を学ぶ意義を見つけられず、引きこもりがちな日々…。唯一、ロボット・ファイトに夢中な毎日を送っていました。そんなヒロをいつも見守っている兄、タダシ。

2人は、幼い頃に両親を亡くし、叔母のもとで生活を共にしていました。非合法のロボットファイトに夢中になる弟を見かねて、タダシは、自身もロボットの研究を行うために通っている大学にヒロを誘います。物語はここからまた動き出すのです。

ベイマックス|映画/ブルーレイ・デジタル配信|ディズニー|Disney.jp |

ベイマックスとは?

映画「ベイマックス」ってどんなストーリーなのでしょうか?実は原作があります!映画のタイトルにもなっているベイマックスとはいったい何なのか?原作について詳しく説明しながら、ベイマックスの謎に迫ります。

原作はアメリカのマーベルコミックス「BIG HERO 6」

映画「ベイマックス」の原作が、あのアメリカのマーベルコミックスだということをご存じでしょうか。原作となったのは「BIG HERO 6」。「BIG HERO 6」とは、日本政府が結成したスーパーヒーローの組織、という設定のコミックスで、なんと原作でも日本が出てきます。舞台は日本、登場するヒーローたちも全員日本人という設定だったのです!

そして「BIG HERO 6」に登場するヒーローたちこそが、映画「ベイマックス」に出てくる、あの6人だったのです!その6人とは、主人公ヒロ、ベイマックスの二人の他に、ヒロが兄のタダシに連れられ、大学で出会ったハニー・レモン、ゴーゴー・トマゴ、ワサビ、フレッドの4人です。

「BIG HERO 6」は1998年に「Sunfire & BIG HERO 6」というタイトルで刊行され、登場する初期ヒーローは、映画「ベイマックス」には登場しないメンバーもいたのですが、2008年に新しく始まった第二期シリーズでワサビとフレッドの二人が追加されます。

原作では、ヒロ・ハマダの名前も「ヒロ・タカチホ」であったり、映画版のようなハートフルな視点ではなく、ヒーロー漫画であったりと、いくつか内容の違いがあるようです。絵のタッチも、映画版とは違い、やはりアメコミ、といった格好いいタッチで描かれています。

映画版「ベイマックス」ってどんなストーリー?

先述した通り、映画「ベイマックス」は原作とは違った内容のストーリーなのですが、それでは、映画版は一体どんなストーリーなのか?簡単にあらすじを説明していきます。

主人公ヒロ・ハマダは自身が住む街「サンフランソウキョウ」で日々行われている賭け事、非合法のロボット・ファイトで無敵の強さをもつ少年。14歳にして頭脳明晰、並外れた知能を持ち、ロボット制作が得意です。そんなヒロをいつも心配している兄、タダシ・ハマダは、ある日、自身の通ロボット研究を行う大学へヒロを連れていきます。

物事を学ぶ意義を見つけられないヒロ。ですが、ロボット研究を行う大学の様子や、タダシの仲間たちに感化され、次第に大学に興味を持つようになります。その時に登場するのがベイマックスです。ベイマックスは、兄タダシの研究によって開発されたロボット。人々の心と体を癒す、医療用のケアロボットでした。また、ロボット研究を行う第一人者キャラハン教授との出会いにより、ヒロはタダシの通う大学への入学を決意します。

大学へ入学するには、制作したロボットを大学で行われる研究会で公開し、キャラハン教授に認められなければならないという課題を課せられたヒロ。苦戦しながらも、兄の助言もあり、「マイクロボット」というロボットを発明。見事、合格の切符を手にします。この日、技術会社の社長、クレイとの出会いがあり、ヒロは発明したロボットの権利を大金と引き換えに譲ってくれないかと持ち掛けられます。ですが、ヒロはその交渉を拒否。

クレイが渋々と帰ったあと、大事件が起こります。研究会が行われていた会場で突然、原因不明の火事が発生。ヒロとタダシは偶然にも外にいて無事だったのですが、会場内にキャラハン教授が残っていることを知ったタダシは、教授を助けに会場の中へ。その瞬間、会場は炎に包まれ大爆発。タダシはキャラハン教授と共に帰らぬ人となってしまったのでした。ヒロが発明したマイクロボットも炎に包まれ、全て失ってしまったのです。

大切な兄を失い、落ち込む日々を送るヒロ。そんな時、兄が開発したロボット、ベイマックスが起動し、ヒロの傷ついた心に寄り添います。ベイマックスとのやり取りの中で、ヒロは、偶然見つけたマイクロボットの残りの1つと、あの大火事、兄の死にふと疑問を感じます。何かに導かれるように不審な動きをするマイクロボット。ベイマックスは、ヒロの心を癒すには、ヒロが疑問に思っていることを解決することが近道だと考え、マイクロボットが向かう先へ付いていきます。

そのベイマックスを追いかけるヒロ。その先には、怪しい建物がありました。覗いてみると、中にはなんと、全てあの大火事で消えてしまったマイクロボットが大量生産されていました。そして怪しい仮面をかぶった人物が工場の機械を動かしています。

怪しい仮面の人物に気づかれ、マイクロボットに襲われるヒロとベイマックス。命からがら、何とか逃げ切ります。ヒロは、兄の死の真相を探るべく、ベイマックス、そして事情を知った大学の4人の仲間と共に、仮面の人物を倒す対策を練る事を決意!

あの大火事の真相とは?燃えてしまったはずのマイクロボットが何故大量生産されていたのか?仮面の人物は一体誰なのか?主人公とベイマックス、仲間たちが繰り広げる、ワクワク・ドキドキなアドベンチャー!そして友情に心がほっこりする映画、それが映画版「ベイマックス」です!

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ベイマックスの主人公ヒロ・ハマダの秘密や、意外な設定を紹介!

ここまで、主人公であるヒロ・ハマダの本人の意外な設定についてや、映画版「ベイマックス」について紹介していきましたが、実は、まだまだ映画の中には意外な設定が隠れているのです!引き続き、ストーリーだけでなく、映画のあの部分に注目しながら、意外な設定を解説していきます。

ヒロ・ハマダは研究者から正義の味方に!

主人公ヒロ・ハマダは、兄の不自然な死の真相を暴くべく、持ち前の頭脳を使い、ベイマックスや仲間たちとともに謎多き敵と戦うことを決意します。まずは、兄が唯一残してくれたロボット、ベイマックスの改造!何の攻撃力を持っていなかったベイマックスに、空手の達人の動きをプログラミングしたり、頑丈なボディパーツを装着させたりと、ベイマックスをパワーアップさせます。

そして、あの仮面の人物を倒すべく、再びあの場所へ!ところが、敵にふいを突かれ、ベイマックスのパワーアップも空しく、仮面の人物には全く歯が立ちません。そこへ駆けつけてくれたのがタダシの大学で出会った4人の仲間たち!ピンチを切り抜け、何とか助かったのでした。

事情を知った仲間たちは、ヒロとベイマックスと共に、フレッドの家で作戦会議を行います。そして、仮面の人物を倒すべく、それぞれが大学で研究していた得意分野の技術を更に磨き上げます!

ハニー・レモンは、特殊なバッグからボールを取り出し、様々な化学変化を起こせるように!ゴーゴー・トマゴは超高速移動が可能になり、ワサビは特殊なレーザーブレードで戦います。フレッドは怪獣型の着ぐるみに火炎放射器や長い距離を飛び跳ねる能力を付けました。ヒロはベイマックスのパワーアップの他、ベイマックスに乗って飛行ができるように!これが正義のヒーロー、「BIG HERO 6」の誕生の瞬間です!

ヒロの部屋を見れば秘密がわかる?

映画「ベイマックス」の舞台となる「サンフランソウキョウ」という架空の都市。冒頭でもお伝えした通り、この都市はサンフランシスコと東京という2つの国の都市をイメージして作られ話題となりました。この架空の都市には、私たちの住む国、日本のモチーフが所々に散りばめられているんです。そして、主人公ヒロの住む部屋にはとある秘密が…!意外な設定を紹介します!

ヒロ・ハマダの暮らす部屋の設定を徹底解剖!その1

ストーリーの中で映る主人公ヒロの部屋。何気ないこのシーンには、面白い秘密があるのです!よ~く見てみると…。ヒロの部屋の中には赤いダルマが…!兄タダシの部屋には白塗りのお面が飾られていたりと、日本風の置物が部屋に飾られています。サンフランソウキョウの街並みだけでなく、住民の部屋の小物までも細かく設定してあるところは、さすがディズニー映画!です。

ヒロ・ハマダの暮らす部屋の設定を徹底解剖!その2

さて、ヒロの部屋にはまだまだ秘密があります!ここには、我が国、日本が誇るヒーロー、ウルトラマンのおもちゃ、そしてマジンガーZのグッズがぶら下がっています…!映画を観た、ちょうど世代のお父さん方は気づいた方も多いのでは?ヒロがロボットや、ヒーロー好きなことが部屋を通して分かります。

ヒロ・ハマダの暮らす部屋の設定を徹底解剖!その3

多くのディズニー映画を観た方ならお分かりかもしれませんが、その1、その2で紹介したように、ディズニー映画には思わずクスッとしてしまう演出が度々あります。日本のアニメーションのキャラクターだけでなく、実は、過去のディズニー映画のキャラクターも、映画「ベイマックス」には登場してるのです!

またしても、ヒロの机に注目です。ヒロの左側にある白く丸い物体は、映画「ウォーリー」に出てくる「イヴ」の頭の部分なんです!また、ヒロが持っているおもちゃの中には、「シュガーラッシュ」に登場するゲーム、「ヒーローズ・デューティー」の戦士のようなフィギュアもあります。ここでも、「ロボット」「ヒーロー」というキーワードが部屋に隠されていることがわかります!

ベイマックスの主人公ヒロ・ハマダを演じる声優を紹介!

一通り、映画「ベイマックス」についてご紹介したところで、主人公ヒロ・ハマダ演じる声優について注目していきます。

ヒロ・ハマダ役はライアン・ポッター

主人公ヒロ・ハマダ役は、アメリカの俳優、ライアン・ポッターが担当しました。彼は一体どんな人物なのか?ちなみに、ヒロは天才少年、両親を失った寂しさから引きこもりがち…といった設定でしたが、他にも、その名前からもわかるように日本人と白人のハーフ、という説もあるようです。(原作では日本人)

実は、声優を担当したライアン・ポッタ―も日本人とアメリカ人のハーフだそうです。更に、武道も得意!映画でも、ヒロがヒーローに扮して武道を行うシーンがあります。こういった共通点があったからこそ、主役に抜擢されたのかもしれません!

日本語吹き替え版ヒロ・ハマダ役は本城雄太郎

日本語吹き替え版では、ヒロの声優は本城雄太郎という方が務めています。本城さんは、東京都出身の、劇団ひまわりに所属している俳優です。ベイマックスだけでなく、それ以前もアニメの声優として幅広く活躍しています。

2004年には「愛してるぜベイべ」、2012年にはアニメ映画「ねらわれた学園」の主人公役、吹き替えでは、2011年のスピルバーグ監督映画「SUPER 8」の主演ジョー・ラムを担当し、活躍されていました!ベイマックス担当当時は、現役高校生だったということもあり、大注目されていました!

ベイマックスのラストが変わった?

映画版「ベイマックス」は、もともとマーベルコミックス「BIG HERO 6」が原作だと前の項目で紹介したのですが、実はこの部分がキーポイントととなっており、外国版と日本語吹き替え版とではラストの設定が少し違うものになっています!ラストのヒロのとあるセリフが違うことによって、映画の内容の解釈が変わっているのです。こちらで詳しく紹介していきます!

外国版、日本語吹き替え版、どちらもラストは共通してヒロのモノローグが入るのですが、その時のラストのヒロのセリフに注目です。ではまず、外国版のモノローグをご紹介します。

ヒロのセリフ:「僕たちは、思わぬ形でスーパーヒーローになった。でも、兄さんの願い通り、人々を助け続ける。僕たちは誰かって?」この後に、「BIG HERO 6」というタイトルが画面上に大きくバンッ!と登場し、エンディングという流れになります。実は、外国版の映画のタイトルは「ベイマックス」ではなく、「BIG HERO 6」となっており、ラストでそのタイトルの謎がわかる、という設定なのです。

次に、日本語吹き替え版のラストの紹介です。ヒロのセリフ:「僕たちは、思わぬ形でスーパーヒーローになった。でも、兄さんの願い通り、人々を助け続ける…」ここまでは一緒です。その後のラストのセリフが「…ベイマックスと一緒に!」と変更されているのです!ご存知の通り、日本語版のタイトルは「ベイマックス」のみとなっており、「BIG HERO 6」というタイトルが最後に登場する設定も変更されているのです。

ラストに違いがあるのはなぜ?

なぜ外国版と日本語吹き替え版でラストの設定を変える必要があったのでしょうか。それはおそらく、日本語吹き替え版の場合、「ベイマックス」というキャラクターをメインにしたストーリーにしたかったのではないかと思われます。また、アメリカでは馴染みのあるマーベルコミックスでも、日本ではあまり知られていないことも、映画の解釈の違いにつながったのかもしれません。

ベイマックスの主人公ヒロ・ハマダの秘密まとめ!

いかがでしたか?ディズニー映画「ベイマックス」の主人公、ヒロ・ハマダの秘密をメインに、映画の原作や意外な設定、驚きのラストについてご紹介しました。一度映画を観た方も、そうでない方も、この記事を参考に作品を楽しんでいただけたら幸いです。外国版と日本語吹き替え版の両方を観て、違いを比べてみるのも楽しいかもしれません。ディズニー映画ならではの、壮大なストーリーとなっている作品ですので、ご自身の楽しみを見つけながらぜひ観てみて下さい!

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