新感染ファイナルエクスプレスをネタバレ紹介!結末・あらすじや感想まとめ

2017年に日本で公開された「新感染ファイナルエクスプレス」のあらすじから結末、感想をネタバレありで解説していきます。。時速300キロメートル以上で走る密室空間で、ゾンビという脅威と闘いながら最終目的地釜山を目指す乗客たち。今までのゾンビ映画を覆すスリルのあるあらすじと感動の結末で全世界で話題を呼びました。ネタバレありの「新感染」徹底解説になります。ゾンビ映画を見たことのない方でも楽しめる作品となっています。

新感染ファイナルエクスプレスをネタバレ紹介!結末・あらすじや感想まとめのイメージ

目次

  1. 新感染をネタバレ解説!あらすじから結末まで徹底調査!
  2. 新感染とは?
  3. 新感染のあらすじをネタバレ解説!
  4. 新感染の結末をネタバレ解説!
  5. 新感染を見た人の感想をネタバレ紹介!
  6. 新感染のあらすじや結末のネタバレまとめ

新感染をネタバレ解説!あらすじから結末まで徹底調査!

韓国初のゾンビ映画として世界中で話題となった「新感染ファイナルエクスプレス」。時速300キロメートル以上で走る高速鉄道の車内という閉鎖的な空間で、突如発生した謎のゾンビウイルス。ソウルから釜山へ向かう鉄道の中で、目の前の脅威から生き延びるためにさまざまな人間模様が描かれています。

新感染はゾンビ映画や韓国映画を見たことがない人でも充分に楽しめる作品となっています。ホラー界の重鎮であるスティーブ・キングがウォーキングデッドを超えると大絶賛したことが話題にもなりました。今回は新感染ファイナルエクスプレスのあらすじから結末、感想などをネタバレありで解説をしていきます。

映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』公式サイト

新感染とは?

「新感染ファイナル・エクスプレス」は、韓国初のゾンビ映画として、韓国のアニメーション界で注目を浴びているアニメーション監督ヨン・サンホが監督を手がけました。韓国では2016年7月20日に公開され、日本では2017年9月1日に公開されました。配給ツイン。上映時間は118分。興行収入は日本国内で3億1000万円。

新感染は韓国で初のLEDリアプロジェクションという撮影技術を使い、撮影されています。車窓から見えるスピード感ある風景や光の差し加減など、本当に走っている鉄道の臨場感を得ることができます。最新技術を惜しいなく使用したため、100億ウォン(日本円で約7億円)というとんでもない製作費がかけられました。

2016円の5月に開催された第69回カンヌ国際映画祭では、ミッドナイト・スクリーニング部門で特別招待作品として、出品されました。各国の映画祭で高い評価と賞を受賞し、作品のクオリティの高さが証明されました。

新感染の作品としての高さが話題を呼び、アメリカでアニメ版としてリメイクすることになりました。その際に、20世紀FOXやソニーなどの有名な映画スタジオがリメイク権を得るために争奪戦が行われたくらいのものでした。最終的にはフランスの映画製作会社のゴーモンがハリウッドアニメ版リメイクすることが決定しました。

アニメ版「新感染ファイナル・エクスプレス 'TRAIN TO BUSAN'」は、あらすじや結末のほとんどが映画版と同様になっています。アニメ版新感染では、ゾンビという言葉は使われず、「餓鬼」または「感染者」と言われており、若干の違いはあります。

また新感染ファイナル・エクスプレス 'TRAIN TO BUSAN'とは別に、前日譚となるアニメ「ソウル・ステーション・パンデミック」も公開されています。こちらは新感染ファイナル・エクスプレスの監督ヨン・サンホが同様に監督をてがけています。映画新感染を見る前に見てもよし、見た後にアニメを見るもよし。2度楽しめるようになっているのが、魅力的です。

新感染のあらすじを簡単に言うと、ソウルから出発した高速鉄道の車内で突然発生したゾンビウィルスが乗客たちを襲い、最終到着駅である釜山まで生き残りをかけたサバイバルパニック映画となっています。釜山にたどり着くことが最終目標となっているため、他のゾンビ映画などと違い食料確保などのシーンは一切なく、とにかく目の前のゾンビから生き延びることに重点を置いた映画となっています。

監督が映画の取材の際に、登場人物たちは韓国に実際にいそうな人をモデルにしたと答えています。日本では考えられませんが、韓国では新感染の登場人物のように自己中で卑劣な考えを持っている人が多々いるのが現実です。そのため新感染はただのゾンビ映画というだけではなく、韓国社会の歪みを告発した社会派映画ともいわれています。

しかしそんな自己中な登場人物の中にも、他人に献身的な乗客も存在します。最終的に自分だけが生き残れればいいと考える乗客が生き残るのか。他人のために献身的な乗客が生き残るのか。ここからはネタバレありで、詳しいあらすじをご紹介していきます。

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新感染のあらすじをネタバレ解説!

ここからのあらすじ紹介はネタバレが含まれていますので、まだ新感染を見ていない方、ネタバレしてから見るのに抵抗がある方はお控えください。

1台のトラックが走っているシーンから映画「新感染」は始まる。トラックが1匹の鹿を轢き殺してしまう。トラック運転手は面倒なことに巻き込まれたと悪態をつくが、そのまま鹿を放置して走り去ってしまいます。しかし即死だったはずの鹿は、体をくねらせながら骨を再生させなんと立ち上がってしまうのですその姿は生き返った鹿ではゾンビとして生き返った鹿そのものです

走り去ったトラックはその後「防疫中」と書かれた看板の前で軍人に止められ、車を消毒されます。これから不吉なことが起きる不穏な幕開けを告げています。

腕利きファンドマネージャーとして働く主人公ソグは、仕事人間のあまり家族をほっておいてしまい、愛想をつかれ妻に家を出ていかれてしまいました。ひとり娘のまだ幼いスアンだけは無理やり手元に残しましたが、それでも家族の時間を取ることはなくスアンにも愛想をつかれてしまいます。

そんな中スアンの誕生日を迎え、ゲーム機をプレゼントするソグ。しかし以前にもプレゼントしたことのあるゲーム機だったため、スアンはいつになく不機嫌になってしまいます。困ったソグはスアン本人に何が欲しいか尋ねることに。「釜山に行ってお母さんに会いたい」と答えたスアン。翌日も仕事のあるソグは1度は断るものの、渋々早朝の新幹線で釜山まで送り届けることを約束しました。

翌早朝、車で駅まで向かっているソグ親子の耳に、無数のサイレンの音が聞こえました。何事かと心配する2人でしたが、無事新幹線に乗り込むことができました。

釜山行きのKTX101列車の3号車

ソグ親子が乗った新幹線KTXは5時30分にソウル駅を出発しました。しかし発車直前に様子のおかしい若い女性が1人12号車に駆け込んできた。更に発車直後、スアンは窓から駅員が何者かに襲われる瞬間を目撃してしまう。隣に座るソグに伝えようとしたが、寝に入ってしまっているソグ。他の乗客たちもそのことには気付かず、スアンは不安を抱えたまま新幹線は発車することとなります。

12号車に駆け込んできた女性は車内で倒れ込んでしまいます。乗務員が女性を介抱しようとしますが、女性はゾンビウィルスの感染者だったのです。時は既に遅し。乗務員は噛みつかれ、瞬く間に感染者となってしまいます。素早い動きで乗客たちに襲いかかり、一瞬にして12号車は感染が広がり車内はパニックに陥ります。既に走り始めている新幹線に逃げ場はなく、乗客たちは前へ前へ逃げることしかできませんでした。

ソグ親子にもパニックが伝わり、スアンを抱えとにかく逃げるソグ。そこで感染者が自分でドアを開けられないことに気がつく。目の前に感染者に追われている妊婦とその夫がいるのがわかっていたが、自分たちが助かるためにドアを締め切ろうと手を動かす。しかし娘であるスアンに制され、仕方なく妊婦とその夫を助けることにします。

なんとか2人も車内に滑り込み、生き残った乗客たちは次の駅に着けば助かると安堵しますが、運転手からのアナウンスで次の駅には止まらない旨を告げられる。抗議する乗客たちを横目に、次の駅のホームではソンビに襲われている生存者たちを目の当たりにすることとなります。

車内のテレビでは、韓国全土で暴動が起き死傷者多数と報道され、ゾンビの群れが大暴れする様子が映し出されます。これから釜山へ向かってスアンの母は果たして無事なのか。不安でたまらないスアンを先ほど助けた妊婦のソンギョンと夫のサンファが声をかけます。

そのおかげで安心したスアンと仲良く談話することとなりますが、夫サンファは、ドアを閉めようとしたソグに対して問いただし敵意を露わにしました。そして平気で人を見殺しにしようとしたソグに、スアンは嫌悪感を抱き始めます。

自分たちだけ助かろうとする父ソグの変化

ここまでノンストップで走り続けてきた新幹線KTXだったが、大田駅(テジョン)で停車するアナウンスが流れます。軍によって車内を制圧されることが知らされ、誰もいない駅のホームに乗客たちは降り立ちます。

ここでもソグは、娘と自分だけでも助かりたい一心で、仕事のコネを使い軍人に助けてくれるよう車内で電話をかけます。教えられた別ルートで誰にも言わず、静かに逃げようとするソグ。しかしその姿を見たスアンは、他人を見捨てて自分だけと考える父を責めることになります。

同じ頃、ソグ親子と同じ新幹線に乗り込んでいたバス会社の乗務ヨンソクは既に大田駅も安全ではないことを、政府のコネを使い知っていました。乗客たちが下車した後に、運転手の元へ行き「他のやつは見捨てて出発しよう」と提案する。しかし運転手は出発を断ります。異様に静かな大田駅に疑問を抱きながらも、乗客たちはエスカレーターを降り、地上を目指します。しかし待ち受けていたのは、既に感染してしまった軍人たちでした。

ここでソグとスアンは転んでしまい、ゾンビに襲われる寸前でしたが妊婦のソンギョと夫のサンファによりなんとか逃げ切ることができました。老人子どもは先に列車へ逃がし、ソグやサンファ、一緒に乗り合わせていた野球部員のヨングクらと共にゾンビを締め出すことに。ゾンビを締め出すことには成功し、走り出す列車に乗り込むことができましたが、先に逃げたスアン、ソンギョ達とははぐれてしまいます。

ソグ、夫のサンファ、野球部員のヨングクが9号車。幼い、スアン妊婦のソンギョが13号車。ヨングクのガールフレンドであるジニが15号車と、感染者のいる車両を間にしてはぐれてしまうことになります。この辺りから、ソグの自分だけ生き残る考えが変わってきつつあります。仕事のコネも今は使えない。何より生存者たちと共に力を合わせた方が生き残れることが気が付き始めます。

ゾンビウィルスの感染者

妻のソンギョとスアンから「早く助けに来て!」と悲痛な叫びを聞いたサンファとソグは、妻のいる車両へ向かうことを決めます。またその先の車両にジニがいることを知ったヨングクも共に向かうことを決意。3人力を合わせてゾンビに占拠されている車両を突破することとなります。命からがら再会することのできた一行は、その奥にある生存者の集まる車両15号車へ向かうこととなります

しかしその車両には運転手に出発しろと自己中な考えを持ったヨンソクが乗り合わせていました。15号車の目の前についた一行は、ドアを開けてほしいと助けを求めます。しかしヨンソクは「彼らが実は感染しているかもしれない。危険だ!」とドアを開けることを拒みます。

その間にもソグ達にはゾンビが押し寄せてきていました。サンファがゾンビが押し寄せるドアを力づくで締めていましたが、それも時間の問題でした。なんとか15号車のドアをこじ開けれたソグ達でしたが、振り返るとサンファはゾンビに腕を噛まれてしまっていました。悲しみに暮れる妻ソンギョでしたが、夫の言葉を聞きお腹の子のために前に進むことに。

誰かのために怒ることのなかったソグも、今まで戦って来たサンファの死を悲しみ、ヨンソクに怒り狂いました。しかし逆上したヨンソクはソグ達を連結部分に締め出してしまいました。

塞がれた新幹線KTX

釜山まであと少しというところで、KTXは破壊された列車とコンテナによって線路が塞がれしまい、前に進めなくなってしまいます。生き残った乗客たちは、下車して他に走れそうな列車がないか探すことにします。ヨングクとジニが列車を見つけますが、既に中はゾンビに占拠されていました。逃げようとしましたが、そこへゾンビに追われていたヨングクが現れます。

そしてヨングクはジニを囮にゾンビから逃れることに。気がつく間も無く噛まれてしまったジニ。ジニを抱きしめがらヨングクは悲しに暮れますが、感染者となったジニにヨングクも噛まれてしまいます。一方、運転手が車庫で機関車を見つけます。襲いスピードで走り出し、生存者を待つことに。しかしここでもヨンソクがやってきます。ジニを囮にして生き残っていたヨンソクは、またもゾンビに追われていました。

運転手は手を伸ばしヨンソクを助けようとしますが、その手を引っ張り運転手を踏み台、囮にしてヨンソクは機関車に乗り込みました。助けようとした運転手にゾンビは群がり、逃げるようにヨンソクは機関車のスピードを上げました。ソグ、スアン、ソンギョは走っている機関車を見つけ乗り込むことができました。走っている機関車にゾンビが群がって来ますが、なんとか蹴落とし無事出発することとなります。

新感染の結末をネタバレ解説!

ここからは新感染の結末をネタバレ解説していきます。自分だけが助かりたいヨンソク。娘、仲間の大切さを気づいた父ソグ。娘スアン。大切な人を失くしたソンギョ。最後に生き残るのは誰なのか。一気に結末を解説していきます。

別れを告げたソグ

機関車になんとか乗り込むことができたソグ、スアン、ソンギョを待ち受けていたのは、運転席に座るヨンソクでした。しかし彼の様子はどこかおかしいものでした。ヨンソクは既にゾンビウィルスに感染していたのです。ゾンビ化してしまったヨンソクは、ソグ達に襲いかかって来ました。

スアンとソンギョを守るため、父ソグはヨンソクと戦います。なんとかヨンソクを機関車から振り落としますが、その途中ソグは噛まれてしまっていたのです。スアンは父の姿を見るなり泣きじゃくってしまいますが、父ソグは娘を守れたこと、自分のことで泣いてくれる娘を見てどこか満足した表情を見せます

家族との時間を取らず、仕事にだけ打ち込んでいた彼を気づかせてくれたのは惜しくもゾンビウィルスに感染した後だったのです。スアンとソンギョを残し、完全にゾンビ化する前に機関車から飛び降りることをソグは選んだのです。

釜山にたどり着いた2人の結末

お互い大切な人が身を呈して自分を守ってくれたことを理解している2人は、悲しみにくれながらもお互いを気遣いながら前へ進んでいきます。機関車がたどり着いた先は釜山のトンネルの前でした。これ以上は機関車で進めないと分かった2人は、手を繋ぎながらトンネル内を歩いていきます。

その先には軍が銃を構え待ち構えていました。トンネル内を歩いているのが、感染者なのか、生存者なのか探っていました。上から「わからないなら撃ち殺せ」と命令され、引き金を引こうとしたその時。スアンはソンギョ、そして自分を励ますために歌を歌っていたのです。その歌声が軍人の耳に届き、2人は無事保護される結末となります。

新感染を見た人の感想をネタバレ紹介!

ここからは新感染を実際に見た人の口コミや感想などをご紹介していきます。ネタバレも含めてご紹介していくので、まだ見ていない人でネタバレに抵抗のある人は、感想の閲覧はお控えください。

新感染の口コミや感想は、非常に高評価の感想が多いです。とにかく上映時間112分全てがおもしろくて、あっという間に終わってしまいます。そして終わった後には、なんともいえない安堵感と切なさが残ります。

芸能人の方も新感染の感想をツイートしている人も多くいます。それ程注目度の高い映画だったということでしょう。また新感染のゾンビは他のゾンビ映画と違って、人間よりも俊敏で身体能力が高くなっています。のんびり歩いてるだけのゾンビではなく、自分に向かって走ってくるゾンビは夢にも出てきてしまいそうです。

最初からスリルのあるテンポで進んでいきますが、結末は感動で涙が止まりません。もやもやした気持ちで終わる結末ではなく、なんともいえないすっきり感を得ることができる作品です。新感染を見終った後に、興奮が冷めずあなたも感想をツイートしたくなっちゃうかもしれません。

新感染と新幹線をかけているダジャレ的な題名が少しださいという感想もあります。日本版では新感染ですが、韓国版の題名は和訳すると「釜山行」となっています。そういう意味で低評価な感想もありますが、そんなこと忘れてしまうくらいの満足感のある映画となっています。

新感染のあらすじや結末のネタバレまとめ

ここまで映画「新感染ファイナルエクスプレス」をネタバレありで、あらすじから結末、感想をご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。既に見ている方は、もう1度見たくなってしまったのではないでしょうか。まだ見ていない方は、見たくなってしまったのではないでしょうか。

ゾンビ映画を見たことのない人でも、十分楽しめる映画となっているのでぜひご覧になってみてください。

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