新感染ファイナルエクスプレスの出演キャスト一覧!韓国ゾンビ映画のあらすじは?

「新感染ファイナルエクスプレス」は、2016年に韓国で公開され、瞬く間に世界を席巻したゾンビ映画です。出演したキャストや見所、経歴を一覧にまとめました。娘を守って走るイケメンも、健気な美女も、心優しい力持ちも韓国では人気のキャストです。また、あらすじもネタバレ込みで詳しく紹介しています。「ゾンビが平気なら見てほしい」という声も高い「新感染」。その魅力はこの記事を一覧すれば把握できます!

新感染ファイナルエクスプレスの出演キャスト一覧!韓国ゾンビ映画のあらすじは?のイメージ

目次

  1. 新感染のキャストを一覧で紹介!韓国映画のあらすじも徹底調査
  2. 新感染とは?
  3. 新感染のあらすじをネタバレ解説!
  4. 新感染のキャスト一覧
  5. 新感染を見た人の評価・感想は?
  6. 新感染のキャストやあらすじをまとめてみた!

新感染のキャストを一覧で紹介!韓国映画のあらすじも徹底調査

今回は、「新感染」のあらすじやキャストを一覧でご紹介します。「新感染」は2016年7月20日に韓国で公開されたノンストップサバイバル映画です。超特急という閉鎖空間で、襲いかかってくる感染者。そのパニックの中で交錯する、良くも悪くも人間らしい感情が見応えのある映画です。

韓国では1100万人以上を動員し、その勢いのまま世界中で大ヒットを果たします。映画関係者が絶賛し、ハリウッドリメイクが検討され、カンヌ国際映画祭にも特別招待作品として出品されるなど、高い評価を得ています。

日本でも、2017年夏に公開され、話題になりました。では、一体どのようなあらすじで、どんな経歴をもつキャストが盛り上げたのでしょうか? 最後まで気が抜けない映画、「新感染」について一覧でご紹介します。

新感染とは?

原題は「부산행(Train to Busan)」。プサンへ向かうのは、映画の舞台である超特急です。日本では、同じく超特急である"新幹線"や、"感染"者になっていくことにかけて、「新感染」と名付けられました。

監督は、韓国では社会派アニメーション作家として名を上げていたヨン・サンホです。ヨン・サンホ監督の前作「ソウル・ステーション/パンデミック」を配給した会社が、実写化を提案。ヨン・サンホ監督は「ソウルステーションの実写版ではなく、続編を作りたい」と答えたのが企画の始まりでした。

「ソウル・ステーション/パンデミック」で舞台となるのは、韓国屈指のターミナル駅、ソウル駅。最初は緩やかに、そして激しく感染者と生存者の死闘が繰り広げられます。あらすじも「新感染」に通じるところがあり、さらにクライマックスが、実は「新感染」の重要なプロローグともなっているのです。

新感染のあらすじをネタバレ解説!

不穏な幕開け

チニャンにある"バイオ工業団地"のそばでトラックが消毒されています。足止めされた運転手はまたか、と不満たらたら。イライラしながら運転再開するも、今度は鹿をはねてしまいます。悪態だけつき、そのまま走り去るトラック。その背後で、死んでいたはずの鹿が白目をむきながら立ち上がり…?

主人公は敏腕ファンドマネージャー、ただし…

舞台は一転、韓国の首都ソウルへ。バイオ工業団地の担当として登場したのが主人公、ソグです。敏腕ファンドマネージャーであるソグですが、家庭人としては最低でした。愛想を尽かした妻、ナヨンには出て行かれていました。娘にも親らしいことを出来ず、ぎくしゃくしています。

幼い娘からの誕生日リクエストは

9歳の誕生日を迎える娘、スアン。誕生日プレゼントとして、釜山に住む母と会いたいと言い出します。一度は断るソグですが、母(=スアンの祖母)にも釘をさされ、渋々送り届けることにします。

ソウル発プサン行き超特急 KTX101の発車

ソグとスアンが乗ったのは、朝5:30発のKTX101。乗り合わせた乗客は一覧するだけでもバラエティ豊かで、ホームレス風の老人や野球部の高校生達、妊婦ソンギョンとその夫サンファ、そしてバス会社の常務であるヨンサクもいます。

始まる新感染

スアンは発車間際、ホームで駅員に襲いかかるものを見ます。それに気付かぬソグは電話で部下に、プサンへ行くが昼には戻ると伝え、一眠りします。眠る父の隣をすりぬけ、トイレへ向かうスアン。ありふれた日常を変えたのは、ソウルで発車直前に飛び乗ってきた女性でした。

爆発的に増える犠牲者

飛び乗ってきた女性は一度死に、感染者(=ゾンビ)として復活します。そのまま自分を介抱していた乗務員を襲います。パニックになる車内。ソグもスアンを抱えて逃げ出します。逃げる最中、ソグは「自分たちさえ助かれば」と、身重のソンギョンとその夫サンファの二人をしめだしかけ、サンファからなじられます。

冷酷な父へ娘の一言

乗客達は、動画サイトを一覧して韓国各地で暴動・爆発が起きていることを知ります。政府は軍隊を投入したそうです。次に止まったテジョン駅で軍が鎮圧するから、と下車させられる乗客達。ただ、ソグは軍関係者を通じてこっそりと別ルートを確保しました。そんな行為をスアンは、「自分勝手だ。だからママも出て行った」と言うのでした。

"弱者"になる父

テジョン駅では、軍隊はすでに感染者に襲われていました。あわてて電車へ戻る乗客達。混乱のさなか、メインキャラのそれぞれが大事な人とはぐれてしまいます。ですが、感染者が視力頼りであることを利用して、なんとか合流を果たします。その勢いで、生存者たちがいる15号車に向かいます。が、生き残りたいヨンサクが「ソグたちは感染してるかも」と周囲を煽り、ソグたちを連結部へ閉め出してしまうのです。

芽生える父性

ただ、ある女性の混乱から、15号車へ感染者がなだれ込みます。安全だったはずの15号車は阿鼻叫喚。連結部に閉め出されたメンバーは逆に命拾いをしたのです。その断末魔を聞きながら、ソグは娘から、信じられない一言を聞きました。「さっきはぐれた時は怖かった。パパに会えないと思って…。ずっと一緒にいたい」と。

感染者になっていく男たち

東テグ駅で乗っていた電車が緊急停車し、別の電車を目指すことになる一行。感染者たちの猛攻を切り抜けるも、嫌みなエリート、ヨンサクがソグたちの逃走を阻みます。ですがそのヨンサクも感染者に。さらにヨンサクからスアンたちを守ったソグも、ヨンサクから感染してしまいました。

父、覚悟を決める

ソグは覚悟を決め、スアンに襲いかからないようにと電車から飛び降ります。行かないでと泣きじゃくるスアン。ソグからスアンのことを頼まれたソンギョンは、そんな少女を抱きしめるのでした。KTXに乗っていた大勢の乗客のうち、生き残ったのはたった2人だけです。

歩き出す娘

電車はやがて、トンネル前を埋め尽くす感染者の死体で動かなくなります。ソンギョンとふたり、歩き出すスアン。トンネルの向こうでは軍隊が感染者を殺すために配備されていました。スアンとソンギョンにも銃口が向けられていました。攻撃が間一髪取りやめられたのは、スアンがある歌を歌っていたからでした…。

新感染のキャスト一覧

新感染でソグを演じたキャストはコン・ユさん

「新感染」に登場したメインキャスト、コン・ユさんやマ・ドンソクさんを中心に、その経歴や出演作のあらすじを一覧にまとめました。

新感染の幕開けでは、他者を歯牙にかけない冷徹な姿で描かれるソグ。老姉妹に席を譲るスアンにも、そんなことしなくていいと説くほどです。妻、娘からの言葉でもソグは変わりませんでしたが、物語の中で一皮も二皮もむけ、最期は娘、スアンのために死を選びます。

ヨン・サンホ監督は、「ソグ役にはコン・ユしか考えられなかった」と言います。監督がコン・ユを見初めたのは、コン・ユの代表作の一つ、「トガニ 幼き瞳の告発」です。ソグは主役のカン・イノを演じました。「村ぐるみで隠蔽される悪事」に立ち向かう美術教師という難しい役どころです。

コン・ユは2001年にデビューしますが、あまりヒット作に恵まれませんでした。そのため、コン・ユは「俳優業を続けるか迷った」と後に語っています。そんな状況が一転したのは、2007年の「コーヒープリンス1号店」のオーナー役です。

ですが、人気絶頂の2008年01月から2年間、コン・ユは兵役に入ります。韓国は徴兵制であるためです。採用は陸軍一等兵でしたが、芸能兵に合格。芸能兵となってからは、国軍のテレビやラジオで宣伝を担当しました。

兵役が終わったのは2009年12月。復帰作1作目はミュージカルを映画化したラブコメディ「あなたの初恋探します」でした。生真面目なハン・ギジュン役も色っぽいキム・ジョンウク役もドキドキすると評判です。さらにエンドロールはコン・ユが歌っています。

新感染のあとも、W不倫だと知りながらも、どうしようもなく恋に落ちる男性(「男と女」)、命の終わりを望む不死の妖怪(「トッケビ」)や、韓国独立運動団体「義烈団」のリーダー(「密偵」)など幅広い役を演じています。

実は、2007年の日本映画「龍が如く」にも、コン・ユは登場しています。謎に包まれたスナイパーのパクとして、豪華キャスト陣に名を連ねました。コン・ユは三池崇史監督の作品がもとから好きだったとのことで、参加できたことを感謝していました。

新感染でスアンを演じたキャストはキム・スアンさん

新感染主人公の愛娘、スアンを演じたのはキム・スアンです。9歳にして、見応えのある演技だと評判です。2011年に5歳で出演した「ごめんね、ありがとう」内の「私の妹」が俳優デビュー作です。

その後、2015年の韓国ドラマ「我が家のロマンス」や映画「コインロッカーの少女」などを経て挑んだのが「新感染」でした。カンヌ国際映画祭に参加した際は髪も伸び、ドレスも着ていたため、印象がガラッと違っていました。

ついで出演したのは「神とともに」。殉職した消防士が死後の裁判をくぐり抜けるというあらすじのなかで、泰山大王として出演しています。今までの経歴、演技力からまだ幼いながらも人を裁く側の「王」に選び抜かれたのです。

映画「軍艦島」でも、キム・スアンは天才子役の名の通り快演します。このとき父親役を演じたキャストが、ファン・ジョンミンというコン・ユ同様韓国での人気俳優です。また、軍艦島での演技が認められ、キム・スアンは第1回ザ・ソウルアワードにおいて、特別俳優賞を受賞しました。

「ザ・メイヤー」(あらすじ:若い記者vs自己保身のためになんでもやるソウル市長の丁々発止を描くサスペンス)では、キーパーソンである「市長専属の占い師」として登場しています。実は市長と戦う若い記者を演じるキャストはシム・ウンギョン。新感染の第一感染者です。

新感染でサンファを演じたキャストはマ・ドンソクさん

「新感染」の影の主役とまで言われたのが、サンファ。ソグとは対照的に、「新感染」の幕開けから身重の妻、そしてまだ見ぬ我が子のために奮闘していました。その隆々たる筋骨を武器に、素手で感染者を倒していきます。

その強面や筋肉とはうらはらに、はにかんだような笑顔をみせるマ・ドンソクは「お茶目で優しいおじさん」でもあります。女性にも人気があり、化粧品のCMに出たこともあります。

ただ、役柄としてはヤクザなどの裏社会の人間を多く演じています。ブレイクのきっかけとなった2012年公開のクライム映画「悪いやつら」ではテコンドーの達人、そしてスリラー映画「隣人」では、容赦ない借金取りでした。

二枚目がもてはやされる韓国においては、主流になることは難しいとみられていましたが、2018年公開の「犯罪都市」ではいよいよ主役をつとめました。(あらすじ:ソウルで治安を悪くさせる新興犯罪組織や縄張りをあらされた韓国マフィアに、マ・ドンソク演じる刑事が拳で挑みます)今後の活躍が期待される俳優です。

新感染でソンギョンを演じたキャストはチョン・ユミさん

新感染の癒やしである妊婦、ソンギョン。夫であるサンファとの関係も良好で、ソグ・ナヨン夫婦との対比となっています。サンファと無事逃げ切れるかと思った矢先の別れ、そんな絶望のなかでスアンを励ます優しさも話題になりました。演じていたのは韓国で人気の女優、チョン・ユミです。

チョン・ユミは1983年うまれで、2003年10歳のときに「愛する少女」でデビューします。ブレイクのきっかけは、2005年の映画「親知らず」や2014年のドラマ「恋愛の発見」でした。今は映画を中心にキャリアを重ねています。

コン・ユとは「トガニ 幼き瞳の告発」でも共演をしていました。そのときチョン・ユミが演じたのは、コン・ユとともに学校側の不正を明かそうとする人権活動家でした。

「カンチョリ オカンがくれた明日」「ソニはご機嫌ななめ」などのヒューマンドラマやサスペンス映画「悪魔は闇に蠢く」などにも出演するチョン・ユミ。内気な性格と優しい雰囲気を生かした役が多かったのですが、初の悪役となるのが「サイコキネシス」。ヨン・サンホ監督の新作です。

新感染のヨンソクを演じたキャストはシム・ウンギョンさん

「新感染」で最後まで「自分さえよければ」を貫き通したのがバス会社の常務、ヨンソクです。他の人を出し抜いたり、丸め込んだり、身代わりに見殺したりとなりふり構わない姿で、観客の怒りを一身に受けました。

1965年うまれで、演技派キャストとして知られるキム・ウィソン。出世作は「豚が井戸に落ちた日」(2000年)で、ほかには朝鮮王国建国を描いた歴史ドラマ「六龍が飛ぶ」やマンガ世界との次元を越えるラブストーリー「W-君と僕の世界」でも存在感を光らせます。

新感染で最初の感染者を演じたキャストはシム・ウンギョンさん

KTXに乗り込んできた最初の感染者を演じたのは、シム・ウンギョンです。1994年うまれで10歳にして子役デビュー後、人気子役に名を連ねます。日本でも放送された「ファン・ジニ」や「太王四神記」でも子役として登場していました。

2014年、「怪しい彼女」や「ネイルもカンタービレ」(のだめカンタービレの韓国版)で人気爆発。若手実力派としてキャリアを重ねていきました。「ソウル・ステーション/パンデミック」でも主人公の声をあて、さらに「新感染」でも初めての感染者というインパクトを与えてくれました。

新感染を見た人の評価・感想は?

新感染を見た方の様々な感想を、一覧できるようまとめました。多くの方は、主人公の成長や作中に描かれるさまざまな愛に感動した、と綴っています。泣かないつもりで見に行ったのに泣いてしまった、の声もありました。

「ゾンビ映画も韓国映画も見たこと無くても、この誠実な作品は充分に面白いですよ」ということだ。本作は予備知識無しで映画館に飛び込んでも何の問題もなく楽しめる。

また、ゾンビ映画にしては食人等のグロテスクな表現が少ないので、普段はゾンビ映画を見ない方でも楽しかった、という声は多くあがっていました。動きのはやいタイプのゾンビだったことも、疾走感に貢献したのでしょう。

過去の事件、ならびにこれから起こり得る悲劇を最大限に表した本作は一級のホラー・エンターテイメント映画であり、いわば「韓国版シン・ゴジラ」ともいえる一作に仕上がっています。

また、深読みする方のなかでは、韓国だからリアリティをもって作ることができた作品、という意見も。隣国が国境を越え一日で制圧されたら、という危機感や、官報はあてにならない・特権階級は横暴…などの体感が背景にあるのだと言います。

オチのつけ方は…ぶっちゃけお涙頂戴だと思いましたよ~(笑)。本気で泣かしにかかってます。けど、「泣け!ほら!泣け!」っていうような観客に対しての押しつけがましさはあまり感じなかったし、まったく不快じゃないというか好きな見せ方でした。なんていうか…上手い。結末以外もすごく楽しい映画なんですが、うーん、やっぱりオチのトンネルが最高すぎて…!

超人的なヒーローもおらず、誰が助かって誰が死ぬかもわからない展開に息をのんだという感想も多かったです。様々なキャラを出して深掘りしすぎず流しすぎず、のバランスが良いと好評でした。

新感染のキャストやあらすじをまとめてみた!

この記事では、韓国映画「新感染」のあらすじやネタバレ、感想、そしてキャストについて一覧でお伝えしました。今後も活躍が期待される監督・キャストですので、ぜひこの記事で情報をおさえてください!

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