【鬼滅の刃】産屋敷耀哉の声優は森川智之！出演作品や演じた有名キャラは？

「鬼滅の刃」は作者・吾峠呼世晴（ごとうげこよはる）で、週刊少年ジャンプで2016年2月から2020年5月まで連載されていた漫画です。コミックは全20巻が発売され、アニメ版はTOKYO MX他で2019年に全26話が放送されました。劇場版「鬼滅の刃 無限列車編」が2020年10月に公開予定です。

「鬼滅の刃」の舞台は日本の大正時代、華やかな都市に対して取り残された地方という光と影が混在する時代、「鬼」に家族を殺害され、さらに妹が鬼化された主人公の戦いを描く作品です。「鬼滅の刃」は2019年の「オリコン年間コミックランキング」で第1位を記録しました。

主人公の竈門炭治郎（かまどたんじろう）は亡くなった父の仕事である炭焼きで家族を養っていました。ある日、炭治郎が不在の時、「鬼」が家族を襲い、生き残った妹の禰豆子（ねずこ）は鬼にされてしまいました。妹を救うため剣の修行に明け暮れた炭治郎は、鬼を倒すために作られた組織「鬼殺隊」に入りました。炭治郎は、鬼の祖である鬼舞辻無惨（きぶつじむざん）を発見、しかし、手を出すことができませんでした。

ここから炭治郎と禰豆子、そしてその仲間たちが鬼と戦う姿がハードに描かれていきます。ここまで「鬼滅の刃」のあらすじを紹介しました。ここからは「鬼滅の刃」のキャラクターの中から、鬼殺隊の当主、産屋敷耀哉（うぶやしきかがや）と、そのアニメ版で声を担当している声優・森川智之（もりかわとしゆき）を紹介します。

産屋敷耀哉（うぶやしきかがや）は第97代産屋敷家当主です。家族は妻・あまねと、ひなき、にちか、くいな、かなたという4人の娘と、息子・輝利哉が一人です。産屋敷家に産まれたものは皆若いうちに病死しており、耀哉もまた病身で、盲目と言われています。鬼舞辻無惨を筆頭とする鬼を討伐する剣士を集めた「鬼殺隊」の首領で、数百名とも言われる大勢の隊士を束ねています。

産屋敷耀哉は隊士たちを「私の子どもたち」と呼び、鬼との戦いで命を落とした「鬼殺隊」の隊士全員の名前と境遇を覚えており、墓参りも欠かしたことがありません。このように産屋敷耀哉は隊士たちを心から大切にし、首領として横暴な言動は決してすることのない人格者です。そのため、隊士たちから「お館様」と呼ばれ、敬われています。

産屋敷家当主は代々病弱で、早逝する場合がほとんどですが、ここでは産屋敷耀哉の能力・強さを見ていきます。産屋敷耀哉は「鬼殺隊」の首領として隊士たちから尊敬され、慕われています。プロフィールでも紹介した様に、数百名という隊士たちから慕われているのは、産屋敷耀哉の人格も大いにありますが、人を惹きつける能力があると言われています。

産屋敷耀哉の能力・強さの一つは「1/fゆらぎ」という声です。この「1/fゆらぎ」は、その声を聴いた者の心を癒し、安心感を与えてくれると同時に心地よい高揚感も与えてくれるということです。産屋敷耀哉はこの声を出すことで、よりカリスマ性が増し、周りにいる者は皆、彼に心酔するのでした。

産屋敷耀哉のもう一つの能力は、「先見の明」です。この能力は未来のことに関して恐ろしく勘が働くことで、未来に起きることを予知する様な能力です。産屋敷家は代々受け継いできたこの能力で、今日の財を築き上げてきたのでした。また、この能力で何度も危機から逃れることができました。

ここまで「鬼滅の刃」の産屋敷耀哉について、プロフィール、能力や強さを紹介してきました。ここからは、アニメ「鬼滅の刃」で産屋敷耀哉を担当している声優、森川智之（もりかわとしゆき）についてプロフィール、経歴を紹介し、アニメの出演作をいくつか紹介していきます。

森川智之（もりかわとしゆき）は、1967年の1月26日生まれ、血液型はO型、東京都出身です。声優やナレーターの他に、歌手やタレントとしても活動しています。デビュー時は声優事務所「アーツビジョン」に所属し、その後、2011年に設立した声優事務所「アクセルワン」の代表取締役となりました。

声優・森川智之は高校時代は卒業後、勝田声優学院に入学。声優の高木渉、三石琴乃が同期生です。声優を学びながら、一方で腹式呼吸や滑舌といった発声に関する講師をしていました。この発声の講義には声優の小西克幸や関智一、平川大輔などが生徒でした。森川智之が演じるアニメ出演作のキャラクターの多くは、主人公の兄貴的存在、クールな紳士、悪役では冷酷なイケメンなどです。

また、森川智之の出演作には海外映画などの吹き替えも多く、例を挙げると、トム・クルーズ、キアヌ・リーヴス、コリン・ファレル、ジュード・ロウ、ブラッド・ピット、ユアン・マクレガー他、多数の俳優の声を担当しています。2015年に「声優アワード」の助演男優賞、2019年には外国映画・ドラマ賞を獲得しました。

アニメ「鬼滅の刃」の産屋敷耀哉の担当声優、森川智之のプロフィール、経歴を紹介しました。ここからは、声優・森川智之のアニメ出演作の中で、主なキャラクターを紹介します。

「賢者の孫」オリバー＝シュトロームは本名オリベイラ＝フォン＝ストラディウスで、皇帝の地位も望める帝国貴族でしたが罠にはまり、妊娠中の妻を殺されたことで絶望、魔人化しました。魔人の首領となったオリバーは復讐のため冷徹な性格になりますが、見た目は紳士、口調は丁寧な理性と知性を持ち合わせた人物です。

「警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課 -トクナナ-」の桐生院左近零衛門（きりゅういんさこんぜろえもん）は、警視庁内で変わり者ばかりを集めた「トクナナ」を創り、ボスと呼ばれている人物です。見た目は紳士ですが、メンバーたちを勝手に自分で名付けたコードネームで呼び、不評を買うなどお茶目な性格です。

「遊☆戯☆王」の城之内克也は主人公の武藤遊戯の親友で高校のクラスメイトです。ケンカが強く、親友や妹のためならどれほど危険な状況にも立ち向かうという男気あふれる人物です。森川智之はアニメ版「遊☆戯☆王」の第1作（1998年）で演じました。

「ONE PIECE」では魚人島のはっちゃんと元スカイピア国王（唯一神）のエネルを担当しています。はっちゃんはナミの親友として登場し、麦わらの一味と対決したり、シャボンディ諸島ではたこ焼き屋の主人となって登場します。

「ONE PIECE」のエネルは全身で雷を起こし、2億ボルトの電気を放電することができる「ゴロゴロの実」の能力者です。元は空島のスカイピア王国の王で唯一神でした。「ヤハハハ」という笑い声が特徴で、自らを「全能の神」と呼ぶ尊大な人物です。

「犬夜叉」の奈落は、主人公犬夜叉の敵「奈落一派」のボスです。奈落は盗賊「鬼蜘蛛」だった頃、病んだ心に大量の妖怪が取りつき、以後半妖になりました。犬夜叉を憎み、最強の敵となって立ちはだかるラスボスのような存在です。森川智之が担当するのは奈落が城主・人見蔭刀（ひとみかげわき）の体を乗っ取ってからになります。

「戦国BASARA」の片倉小十郎は伊達政宗に仕える武将です。片倉は政宗から篤い信頼を寄せられており、側近の中でも政宗に対して意見できるただ一人の部下です。また、武器は日本刀で、政宗に剣技を教えるほどの腕を持つ剣豪です。

「ブラッククローバー」のユリウス・ノヴァクロノはクローバー王国の魔法帝です。人格者のユリウスは国民に慕われ、魔法帝がクローバー王国の国王だったなら、などと言われており、国王に妬まれています。魔法帝という地位にあっても親しみやすい人柄で、何よりも純粋に魔法が大好きな人物です。

「クレヨンしんちゃん」の野原ひろしは主人公野原しんのすけの父親です。森川智之は、野原ひろし役を24年間務めた声優・藤原啓治に代わり、2016年の第906話から2代目として野原ひろしを担当しています。野原ひろしは、野原家の当主で双葉商事で係長を務めるサラリーマンです。家族の前ではだらしない印象ですが、家族がピンチの際には頼もしい父親になります。

ここまで、声優・森川智之の出演作の中から、アニメの有名キャラクターを紹介しました。これらの出演作以外にも多くのアニメ出演作品があります。2005年「NARUTO -ナルト- / 疾風伝」波風ミナト（四代目火影）、2012年「キングダム」李牧、2016年「文豪ストレイドッグス」ポオ、「ボールルームへようこそ」仙石要、2018年「中間管理職トネガワ」利根川幸雄、2019年「フルーツバスケット」草摩籍真、などです。

ここまで、アニメ「鬼滅の刃」で、産屋敷耀哉の声優、森川智之の経歴や主な出演作と有名なアニメ・キャラクターを紹介しました。ここで「鬼滅の刃」の産屋敷耀哉と、主人公の竈門炭治郎との関係や鬼舞辻無惨との関係を見ていきます。

家族を鬼に殺され、妹の禰豆子を鬼に変えられてしまった炭治郎は鬼への復讐を誓い、産屋敷耀哉が率いる「鬼殺隊」に入りました。炭治郎は鬼の禰豆子を同行していることを鬼殺隊から訴えられ、鬼殺隊の最高幹部「柱」が集まる柱合会議で裁判にかけられました。産屋敷耀哉は禰豆子の同行を認めており、柱たちにも理解を求めますが、柱たちは禰豆子を信じることができません。

柱たちは、わざと傷をつけて出血した腕を禰豆子の前に差し出しました。しかし、禰豆子は襲いませんでした。その結果、禰豆子は無罪となります。産屋敷耀哉は、無罪に不服な者はいるだろうから鬼舞辻無惨の精鋭「十二鬼月」を倒すことで皆の信頼を勝ち取れと言いました。必ず鬼舞辻無惨を倒すと宣言する炭治郎に産屋敷耀哉は、今の炭治郎には無理で、十二鬼月を一人倒すだけでも精一杯だと言い、一人から始めるようにと諭しました。

産屋敷耀哉の体は刻々と悪くなっており、床に伏したままになってしまいました。そんな中、鬼舞辻無惨が突然現れました。無惨は産屋敷耀哉の状態を見て、これが千年もの間自分の邪魔をしてきた一族の首領かと、その姿を醜いと言い放ちました。産屋敷耀哉は、私の命は数日だと医者に言われていたが、今も生き続けているのは君を倒すためだと答えました。

そして産屋敷耀哉は、鬼舞辻無惨にお互いの関係を話し始めました。その関係とは、産屋敷耀哉と鬼舞辻無惨とは同じ一族、血筋だということです。鬼舞辻無惨は千年以上前に産屋敷家で誕生しました。当時は病弱で長く生きられないと言われていた無惨に必死の治療が施されますが、一向に効果が出ないことに怒った無惨は医者を殺害。その後無惨は鬼へと変化していきました。

産屋敷家から鬼を出してしまったことで一族の者は皆、病弱で若くして死亡するという呪いをかけられてしまいました。鬼舞辻無惨を倒すことができれば呪いから解放されると知った産屋敷耀哉は、無惨を倒すことだけに全身全霊で挑んできたのでした。

「鬼滅の刃」の産屋敷耀哉の声優・森川智之は、「犬夜叉」の奈落の声優でもあります。奈落はラスボス的な存在の悪役で、産屋敷耀哉は部下想いで優しく、主人公に寄り添うキャラクターです。正反対のキャラクターを見事に演じ分ける森川智之は、凄い声優だという感想です。

「鬼滅の刃」の産屋敷耀哉は「1/fのゆらぎ」という声の持ち主で、聴くものに癒しを与えるカリスマ性のある声だということで、そんな声を担当するのが森川智之で良かったという感想です。

「鬼滅の刃」の産屋敷耀哉の声は「1/fのゆらぎ」と表現されていますが、森川智之の声は心が落ち着き、最高だという感想です。

いかがでしたか？アニメ「鬼滅の刃」の産屋敷耀哉の声優・森川智之の紹介と産屋敷耀哉について紹介してきました。森川智之の出演作の中で有名なアニメ・キャラクターを見てきました。森川智之は悪役では「犬夜叉」の奈落、その反対に国民や部下に慕われる国王や戦国武将、さらには「クレヨンしんちゃん」の野原ひろしの2代目声優を担当するなど、様々なキャラクターを演じています。

今回紹介した「鬼滅の刃」の産屋敷耀哉は「1/fゆらぎ」の声を持ち、部下想いの優しい人物でした。そんなキャラクターを演じる森川智之が最高、という声もありました。声優・森川智之のこれからの活躍に期待していきましょう。