ボバ・フェットの人気の理由とは?俳優・最期やスピンオフ映画制作の噂も考察

ジョージ・ルーカス監督が構想し、ルーカスフィルムが制作するスペースオペラ、スター・ウォーズシリーズ。興行収入世界2位の記録を持つ人気シリーズです。登場回数は多くないものの、キャラの濃さで人気はあのダースベイダーに迫るとまで言われるのが、本記事で紹介するボバ・フェットです。登場が少ないが故にその正体は謎に包まれています。これから、そんなボバ・フェットの人気の秘密を考察、さらに彼を演じる俳優の情報から、衝撃的な最期、そしてスピンオフ映画制作の噂まで気になる情報をまとめてお届けします!

ボバ・フェットの人気の理由とは?俳優・最期やスピンオフ映画制作の噂も考察のイメージ

目次

  1. ボバ・フェットとは?
  2. ボバ・フェットの人気の理由
  3. ボバ・フェット役の俳優と声優
  4. ボバ・フェットの最期やスピンオフ映画制作の噂
  5. ボバ・フェットに関する感想や評価
  6. ボバ・フェットの人気の理由まとめ

ボバ・フェットとは?

スター・ウォーズの概要

概要のイメージ

本記事で特集するキャラクター、ボバ・フェットが登場するスター・ウォーズについて説明します。「スター・ウォーズ(Star Wars)」とは、アメリカの映画監督ジョージ・ルーカスが構想し、ルーカスフィルムが制作しているスペースオペラ(宇宙活劇)。

「遠い昔、遥か彼方の銀河系」を舞台に、映画をはじめアニメ、小説、コミックスやゲームなど様々なメディアミックス展開が行われています。ちなみに映画シリーズの興行収入は、「マーベル・シネマティック・ユニバース」に次ぐ歴代世界2位の記録を持っています。

映画シリーズ

映画スター・ウォーズシリーズには、旧三部作・新三部作・続三部作の合わせて9エピソードがあります。時系列は前後しますが、旧三部作ではアナキン・スカイウォーカーの息子ルーク・スカイウォーカーがジェダイの騎士となり帝国に打ち勝つまでが描かれます。続く新三部作では、アナキンがダース・ベイダーになるまでを、また完結編となる続三部作では、ルークが帝国を打倒した30年後の世界を描いています。

CGや合成処理を駆使した幻想的な映像美やSFXによる超現実的なスケール感の表出により、従来のSF映画の概念を打ち破った作品としてハリウッド映画界に止まらず、世界中の漫画・アニメにも影響を与え続けています。

スピンオフ作品

また、映画シリーズをはじめとして、小説やアニメなどさまざまなメディアで本作から派生する数々のスピンオフ作品が制作れています。ただし、原作者のジョージ・ルーカスがほとんどの場合関わっていないため、それらを正規のスター・ウォーズシリーズに含めるかどうかは意見の分かれるところです。

ただし例外的な作品もあります。映画アニメシリーズ「クローン作戦」やテレビアニメシリーズ「クローン・ウォーズ」がそれに当たります。ジョージ・ルーカスが制作総指揮としてこれらの作品を監修しているのです。また、逆にジョージ・ルーカスが映画の設定においてスピンオフ作品から影響を受けていることもあるようです。

ボバ・フェットのプロフィール

次に本記事の主役、ボバ・フェットのプロフィールを紹介します。スター・ウォーズシリーズでの登場は決して多くはありません。(下記参照)。しかし、そのキャラの濃さはメインキャラクターも顔負けで、その人気もあのダースベイダーに迫るとまで言われています。

プロフィールのイメージ

【登場エピソード】

  • エピソード4/新たなる希望(1977年)
  • エピソード5/帝国の逆襲(1980年)
  • エピソード6/ジェダイの帰還(1983年)
  • エピソード2/クローンの攻撃(2002年)
  • クローン・ウォーズ(テレビアニメ)
  •  -シーズン2(20話:デス・トラップ、21話:絆、22話:危険な追跡)
  •  -シーズン4(15話:オビ=ワン暗殺、20話:その手に掴むもの)
  • スター・ウォーズ・ホリデー・スペシャル(1978年テレビスペシャル)

では、ボバ・フェットとはどのようなキャラクターなのでしょうか?まず外見で人の目を惹くのは、その独特な鉄仮面とマントです。装甲はその昔、伝説として語り継がれている傭兵軍団の「マンダロア兵団」のもので、様々な武器を装着しています。これだけの見た目をしたボバ・フェットですから、その正体が気になるところです。ボバ・フェットの商売は賞金稼ぎで、伝説的な凄腕バウンティハンターとして鳴らしていました。

ボバ・フェットは、海洋惑星カミーノの密閉型メトロポリスで、優れた戦士だった父ジャンゴの遺伝子を受け継いだクローンでした。幼い頃から父に生存術や戦闘技術を叩きこまれて用心棒としての技術を身に付け成長していきました。

帝国や暗黒街の犯罪組織からのオファーを受けて、様々な賞金首を仕留めていくボバ・フェット。スター・ウォーズシリーズでは、ダースベイダーやジャバ・ザ・ハットに雇われた用心棒としてその独特の無表情な風貌を晒しています。そして、雇い主の命を受けハン・ソロを追いかけるボバ・フェット。ハンソロはその後彼の最大のライバルとなり、激しい死闘が繰り広げられていくことになります。

スター・ウォーズ|STAR WARS|

ボバ・フェットの人気の理由

人気の理由①エピソード5/帝国の逆襲での活躍

ここからは、ダースベイダーに匹敵する人気を誇る、ボバ・フェットの魅力の秘密に迫って行きます。セリフや登場シーンの少ないボバ・フェットの人気の理由はどこにあるのでしょうか?

スター・ウォーズシリーズ、エピソード5・帝国の逆襲で登場するボバ・フェット。ダースベイダーの命を受けて反乱同盟軍に加わったハン・ソロを捉えるため暗躍します。その登場シーンで主役のダースベイダーと対等に渡り合う姿がカッコいいと話題になりました。

また、並みいるバウンティハンターを抑えて唯1人ハン・ソロの作戦を看破したボバ・フェット。限られた登場回数がかえって、凄腕ハンターとしてのボバ・フェットの魅力を一際引き立てたのかも知れません。

人気の理由②スピンオフアニメで幼少期が判明

スピンオフ作品で幼少期が判明すると、ボバ・フェットの人気に火が点きました。銀河系最強の賞金稼ぎとの名をほしいままにした、ジャンゴ・フェットのDNAから作られた彼のクローン、ボバ・フェット。ジャンゴはボバ・フェットに普通の父親として接し、ボバもまたジャンゴをパパと呼んで懐いていました。

ところが、ある時ジャンゴはジェダイ評議会の長を務めるメイス・ウィンドゥとの戦いに敗れ、首を斬られて憤死します。幼くして敬愛する父を失ったボバ・フェットは、知りあいの賞金稼ぎの男に育てられメイス・ウィンドゥへの復讐の機会を探ることになります。2008年のテレビアニメ「クローン・ウォーズ」には、ボバ・フェットの苦難の幼少期が詳しく描かれています。

人気の理由③フィギュアやプラモデル

ボバ・フェットの人気の理由、3つ目は、フィギュアやプラモデルが広く流通し容易に入手できるようになっていることがあげられます。

例えば、S.H.Figuartsから、EE-3カービン・ライフルやジェットパックを細密に立体化した1/6スケールのフィギュアが発売されています。またプラモデルでは、バンダイより1/12スケールで発売。ともに細部にまで拘った精細な作りがウリで、劇中シーンを再現できると謳っています。

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ボバ・フェット役の俳優と声優

ボバ・フェット役の俳優はジェレミー・ブロック

映画スター・ウォーズシリーズでボバ・フェットを演じたのは、イギリス人の俳優・ジェレミー・ブロックです。以下にプロフィールを記します。

  • 名前:ジェレミー・ブロック(Jeremy Bulloch)
  • 生年月日:1945年2月16日
  • 年齢:74歳(2019年11月現在)
  • 出生地:イギリス・レスターシャー・マーケットハーバラ
  • 職業:俳優
  • 活動期間:1958年–2018年

ジェレミーがボバ・フェットを演じる事になったのには、異母兄弟のロバート・ワッツが一役買っていました。スター・ウォーズ・エピソード5/帝国の逆襲のアソシエイトプロデューサーだったロバートは、ボバ・フェットの衣装に合う体型の俳優を探していました。その時、はたと思いついたのが、ジェレミー・ブロックだったというのです。

スター・ウォーズ、ボバ・フェット役が代表作となったジェレミー・ブロック。すでに俳優活動は終えていますが、ドクター・フーやロビン・オブ・シャーウッドなどイギリスの人気テレビシリーズや映画に数多く出演しています。

ボバ・フェットの声担当はジェイソン・ウィングリーン

ボバ・フェットを演じる俳優は、ジェレミー・ブロックだけではありません。ジェレミーが演じているのはボバ・フェットの動作の演技で、声の演技は別の俳優が担当しているのです。ボバ・フェットの声担当は、アメリカの俳優ジェイソン・ウィングリーンです。

プロフィールは以下の通り。

  • 名前:ジェイソン・ウィングリーン(Jason Wingreen)
  • 生年月日:1920年10月9日
  • 出生地:ブルックリン、ニューヨーク、米国
  • 没年月日:2015年12月25日
  • 享年:95歳
  • 職業:俳優
  • 代表作:ミステリー・ゾーン、アンタッチャブル、逃亡者、FBIなど

エピソード5/帝国の逆襲には、オーディションを受けて臨みました。第一希望のヨーダ役では落ちてしまい、第二希望のボバ・フェット役を勝ち取ったそうです。ただしセリフは4行しかなかったとの事。生前、ボバ・フェットの声の収録は正味10分程度だったと語っていました。

ボバ・フェットの最期やスピンオフ映画制作の噂

ボバ・フェットの最期

伝説の凄腕賞金稼ぎ、ボバ・フェットの最期を見ていきましょう。まずは好敵手ハンソロの登場です。「エピソード6/ジェダイの帰還」で犯罪組織の首領ジャバ・ザ・ハットに捉えられてしまったハン・ソロ。さっそくルーク・スカイウォーカーが救出に向かいます。ところが、そんなルークたちを迎え撃つのが、ジャバの宮殿で用心棒として雇われていたボバ・フェットでした。

ボバ・フェットが最期を迎える決戦が始まりました。ボバ最期となる決戦の舞台は砂漠の中。ルークのライトセーバーで銃身を切断されたボバ・フェットに成す術はありません。剛腕ボバ・フェットとしては、あっさりとした最期でした。しかも凄惨な最期です。何と「サルラック」という化け物に丸飲みにされてしまうのです。このサルラック、砂漠を根城にする蟻地獄を巨大にしたような怪物でした。

しかし、このボバ・フェットの最期には後日譚がありました。スピンオフ漫画「ダーク・エンパイア」でボバは復活を遂げます。ハン・ソロとレイアの前に姿を現すのです。サルラックに飲み込まれたボバ・フェットでしたが、装甲服に装着されていた武器でサルラックを吹き飛ばし生き延びていまいた。ボバ・フェットの人気の高まりを受けて、ルーカス監督が最期を迎えたはずのボバの復活シーンを用意したようです。

ボバ・フェットのスピンオフ映画制作の噂

2015年に一度は頓挫したボバ・フェットのスピンオフ映画化の企画。ところが、翌2016年エンターテイメントサイト「My Entertainment World」が今後制作する映画作品リストにボバ・フェットのスピンオフ映画を追加したとの噂が流れました。

それから2年後の2018年、脚本家にジェームズ・マンゴールドを起用しボバフェット・スピンオフ映画プロジェクトが始動したと公表されました。

ボバ・フェットに関する感想や評価

恥ずかしい最期!

ここまでスター・ウォーズシリーズのボバ・フェット特集をお届けしてきましたが、最後にボバに関する感想や評価を紹介します。

ボバ・フェットに関する感想や評価、最初に紹介するのは、あんな恥ずかしい最期を遂げるとは思ってなかったと言うKatana Edgeさんのツイートです。

エピソード6が公開される迄のボバ・フェットの期待値は最高潮に達し、〝もう一人のジェダイ〟はこの男かも?とまで囁かれていたそうです。それがあんな恥ずかしい最期を遂げて残念至極という思いが伝わってくるツイートでした。

クールなアウトロー!

続いて紹介するボバ・フェットに関する感想や評価は、武器や頭脳を頼りに闘う一般人が好きとおっしゃる、てんてこまいださんのツイートから。

アニメ・ワンピースだとゾロやサンジがそれに当たるとした上で、ボバ・フェットに対して、主人公を巧みに嵌める頭脳を持ったクールなアウトローという評価を下していました。

スピンオフが見たい!

ボバ・フェットに関する感想や評価、最後に紹介するのは、スター・ウォーズのスピンオフを2作見てつならなかったとおっしゃるPiPさんのツイートです。

スピンオフ自体が嫌いなわけではなく、企画次第だと言います。不遇な最期を遂げたボバ・フェットのスピンオフ作品なら是非見たい!そうです。

ボバ・フェットの人気の理由まとめ

ここまで、スター・ウォーズのボバ・フェットに焦点を当て、人気の理由からその最期の様子や、演技や声を担当した俳優の情報、そしてスピンオフ映画制作の噂までを考察してきました。

まとめのイメージ

スター・ウォーズシリーズでの登場回数は多くないにも拘わらず、キャラの濃さと人気ではあのダースベイダーに迫るとまで言われるボバ・フェット。外見で目を惹くのは、独特な鉄仮面とマント、さらに装甲には様々な武器を装着しています。そして、凄腕バウンティハンターとして鳴らすボバ・フェットの正体は何とクローン。カミーノの優れた戦士ジャンゴの遺伝子をそのままの形で受け継いでいました。

そんなボバの人気の秘密は、帝国の逆襲での活躍やスピンオフアニメで判明した幼少期のエピソードにありました。そしてあまりにも呆気ない最期により、ファンは彼のスピンオフ作品を熱望するようになりました。この記事でボバ・フェットに興味を持たれた方は、上に挙げた彼の登場エピソードをご覧になってはいかがでしょうか?この記事で取り上げたボバの魅力の一端を実感することができるかも知れません。

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