2018年06月22日公開
2022年11月14日更新
ワンピース・ジンベエが10人目の仲間に?強さと操舵手の役割について考察
ワンピースの最強の魚人族、ジンベエは10人目の仲間になるのでしょうか?WCI編の荒れ狂う波の中で見つけた、グリーンルームでの操舵手としての実力を見せつけたジンベエ。ビッグマムも驚愕のテクニックです。ワンピースでは麦わら海賊団に長らく10人目の仲間が入らない状態が続きました。ジンベエだったら大歓迎と言う、読者も多い事でしょう。ジンベエの真の強さに迫り、ビッグマムとの関係も詳しく紹介します。
目次
- ジンベエを語るには欠かせない!伏線と操舵と格闘
- ジンベエの静観に和解を示すビッグマム?
- ジンベエとタイヨウの海賊団
- ジンベエとルフィの約束!10人目の仲間はお前に決めた
- ジンベエの強さの秘訣!喰らえ五千枚瓦正拳!
- ジンベエとタイヨウの海賊団の船員の生命
- ジンベエと百年の寿命
- ジンベエの大胆作戦!想定内の謀反じゃ
- ジンベエの命を賭した回答
- ジンベエの不動!ビッグマムの魔の手を度胸で払え!
- ジンベエのけじめ盃
- ジンベエの操舵手振り!グリーンルームを超えろ!
- ジンベエとルフィの意外なる決闘
- ジンベエの魚人空手指南
- ジンベエの魚人柔術指南
- ジンベエVSビッグマム
- ジンベエは元船長?
- ジンベエの原点此処に在り!
- ジンベエがいざなったインペルダウン夢の海
- ジンベエと海侠の肩書と共に
ジンベエを語るには欠かせない!伏線と操舵と格闘
ワンピースの壮大なる計画!10人目の仲間はジンベエで決まり?
ジンベエの操舵手としての辣腕は近年明らかにされましたが、ビッグマムとの因縁は長きに渡って描かれました。ルフィが仲間を10人探している事は有名な逸話で、10人目はジンベエが濃厚です。ジンベエを中心人物に据え、テーマに沿った考察を始めて行きます。冒頭に飛び出した操舵の技術、物語の中でダイナミックに描かれる魚人空手、魚人柔術について語って行けば、おのずとジンベエの人物像がよく分かるでしょう。
ワンピースの巧みなる接頭語使い
海侠のジンベエとも呼ばれるジンベエは、様々な場面や立場で、様々な肩書を背負います。10人目の仲間と有望なジンベエは接頭語に「操舵手」、魚人空手や魚人柔術を採り上げる時のジンベエは接頭語に「格闘家」、タイヨウの海賊団の船員と話す時のジンベエは接頭語に「船長」「元船長」を用いています。画像はインペルダウン編ですが、伏線の様に操舵を行う操舵手ジンベエの姿が其処に在ります。
格闘家として本当に凄いジンベエ
幼少の頃のジンベエの画像です。習得の為には生傷が絶えない事を物語る一枚となっています。ワンピースの世界観は綿密に作り込む所に一つの魅力を感じる読者も多いです。魚人空手や魚人柔術もその例から外れません。よりダイナミックに演出する為に様々な魚人に魚人空手を披露させていますが、ジンベエ単体も沢山の空手技、柔術を紙面上で表現してくれています。魚人空手や魚人柔術に着目しながら読み進めてみて下さい。
ジンベエの静観に和解を示すビッグマム?
ワンピースだったら裏がある!何が狙いだ?ビッグマム
「海賊なんだ、好きに生きるのが一番さ」と、話の分かる人物のようなセリフを発しています。ビッグマムに高い評価を付けると、とんでもない事に。この後ビッグマムは命をおもちゃにする様なやり取りを要求します。その名も「落とし前ルーレット」。ジンベエの身に、どの様な危険が降り掛かるのでしょうか?落とし前ルーレットの根源はビッグマムの強さの秘密、ソルソルの実の能力が関係している事も添えておきます。
ワンピースの恐怖始動!ビッグマムの落とし前ルーレット
ビッグマムの「落とし前ルーレット」の全貌です。千切れた首や腕、そして足。王冠のマークは部位を特定できませんでしたが、罰オンリーのルーレットなので、相応の苦役が待っているのでしょう。ルーレットの数字の解説は後述します。脱退を受け容れればビッグマムはジンベエを失う、だから「ジンベエ、お前も何か失え!」とビッグマムは提案します。ワンピース恐怖の落とし前が口火を切ります。
ジンベエとタイヨウの海賊団
ワンピース回想1ビッグマムとの騒動の数時間前
落とし前ルーレットの数時間前、操舵手ジンベエは麦わらの10人目の仲間になるべく、タイヨウの海賊団の仲間たちにいつもの様にルフィについて熱く語っています。操舵手ジンベエ同様に、二つの海賊を又にかけるトラファルガー・ローは仲間と言うよりは協定を結ぶ間柄(ロロノア・ゾロたちとワノクニに同行)ですが、操舵手ジンベエはこの後の話し合いで「タイヨウの海賊団」と一旦の別離が果たせそうなシーンです。
ワンピース回想2アラディンとジンベエの対話
アラディンとジンベエの対話です。自分でも気付かない位、ルフィ愛に目覚めた魚人、操舵手ジンベエ。彼の第一印象から「麦わらの一味」と敵対するイメージがない読者は大勢居るでしょう。このWCIの喧騒が治まれば、晴れて操舵手ジンベエはルフィの仲間に。その時は「麦わら海賊団」と名前を改めるのでしょうか?戦闘能力、潜在能力は作中最強レベルと謳われる操舵手兼格闘家ジンベエ、今後の活躍に目が離せません。
ワンピース回想3ジンベエにタイヨウの海賊団からの激励
タイヨウ海賊団のメンバーから、これからは自分の為に生きてくださいと声を掛けられるジンベエ。仲間を思いやるジンベエの人徳が仲間のセリフから読み取れます。話は変わりますが、漫画のキャラクターには目の周りに傷がある人物が結構居ます。ルフィやゾロやシャンクスは、誰に傷つけられたか資料がありますが(ルフィに関しては自分自身)、操舵手ジンベエの傷についても全巻を通読したら明らかになるでしょうか?
ジンベエとルフィの約束!10人目の仲間はお前に決めた
ワンピース待望の新たな仲間?10人目のシルエットが徐々に鮮明に
ゾロにウソップ、サンジにナミ。更にチョッパー、フランキーに続いて、ロビンとブルック。そしてジンベエ。ここにルフィを加えたら仲間が10人居ると言う計算になります。10人目の仲間、操舵手ジンベエは「麦わらの一味」と発言していますが、10人目の仲間が加入したら「麦わら海賊団」になる?と言う見方もある様です。格闘家ジンベエの強さには期待が持てます。是が非でも仲間にしたいと評判の逸材です。
ジンベエの強さの秘訣!喰らえ五千枚瓦正拳!
ワンピース最強列伝!魚人空手強さの一撃
大技、五千枚瓦正拳!が決まった瞬間の画像です。魚人空手は一面の水の制圧であり、大気中の水から体内の水へ衝撃の波動が駆け抜ける仕様になっています。水圧に加え、武装色の覇気をまとった拳ですから、その一撃の強さは青天井です。かつてルフィとも拳を交わした事がある格闘家ジンベエ、彼を10人目の仲間に加えたかったのはルフィの長年の夢でした。武勇に長けてもビッグマムの脅威は続きます。
ジンベエとタイヨウの海賊団の船員の生命
ワンピースの恐怖!落とし前ルーレットに刻まれた数字の意味
画素が荒いのでセリフの一部を抜粋します。「出された『ルーレット』には数字が書かれており…!それは共に生け贄となる仲間の犠牲の数だったからじゃ!」落とし前ルーレットの数字は寿命の搾取の場合だけではなく、連帯責任者(この場合はタイヨウの海賊団の仲間)の人数分の命の搾取の場合もある様です。「手足だったらまだましでは?」と言う意見を耳にしましたが、こんな理不尽な押し付けに幸運などあり得ません。
ワンピースの分岐点!船長ジンベエが語る今か後かの話
ジンベエが仮定の話でルフィの10人目の仲間に入る事を、タイヨウの海賊団アラディンに語って聞かせる画像です。命を盾に戦う所存だと、ジンベエの思いの強さをうかがわせる場面です。ルフィとの約束も大切ですが、タイヨウの海賊団の事も同じ位に気にかけています。今までは船長、これからは船員、立場が大きく変わりますが、それでも10人目の仲間に志願する者としてジンベエがその覚悟を見せた名場面でもあります。
ジンベエと百年の寿命
ワンピースの悲劇!落とし前ルーレットの犠牲者
ビッグマムが「百年の寿命」の罰について語るシーンです。罰を受けた者が30年しか寿命を持っていなかったので、連帯責任で、70年分を連れ合いに吐き出させると言う内容です。操舵手ジンベエも後に脱退と引き換えに操舵手ジンベエ自身の寿命をビッグマムに捧げようとします。4桁の年数の罰が出たら、タイヨウの海賊団の船員たちにも火の粉が降り掛かる事になります。操舵手ジンベエは無事に脱退できるでしょうか?
ジンベエの大胆作戦!想定内の謀反じゃ
ワンピース10人目の仲間候補!ジンベエのドタバタ謀反劇
「ジンベエ親分」から「ジンベエ」と言い換える場面、一瞬で操舵手ジンベエを謀叛者と捉える画像です。操舵手ジンベエの上に乗っているのはナミで、「可愛くてか弱いのよ」迷いの森のキングバームの上で言い放ったセリフを思い返すと、乗せて貰って当然と言わんばかりです。後に登場する操舵手兼格闘家ジンベエの「唐草瓦正拳」から、着物の模様は唐草ではないか?と予想を立てましたが、想定外のドクロマークでした。
饒舌なジンベエ!シャーロット家の秘密を暴露
傘下に居た立場の強さを利用した事をビッグマムに激白する操舵手ジンベエです。10人目の仲間として、既にロケットスタートを切った操舵手ジンベエの仁王立ちを描いた画像です。この態度をビッグマムが許す筈はないですし、その様に仕向けたと言えるでしょう。ビッグマムとの落とし前、何も犠牲を払わずにルフィの10人目の仲間になる事は叶うでしょうか?ビッグマムのソルソルの実の能力の発動です。
ジンベエの命を賭した回答
ワンピースの仁義!仲間には手出しさせん!
「とれるだけのわしの寿命」物凄い度胸と芯の強さがないと言えないセリフです。ジンベエはこの条件と引き換えに「他の誰にも手を出さんと約束」を取り付けます。この場合はタイヨウの海賊団を庇おうとこの言葉を放ちました。しかしルフィたちも操舵手ジンベエを10人目の仲間にしたいと願っています。ビッグマムはこの申し出にどのような対応をするのか、非常に緊張感のある場面となりました。
ジンベエの不動!ビッグマムの魔の手を度胸で払え!
ワンピースの勇者!ライフと即答するジンベエ
「ステイ?」「オア」「ライフ?」傘下に留まるのか寿命を差し出すのかを問われたこの場面です。操舵手ジンベエは即答で「ライフ」でした。ビッグマムにとっては想定外の返答だった事でしょう。この場を何とか乗り切れたとしても、寿命を奪われたのなら、ルフィの10人目の仲間に成れたとしても、逝去が近くなってしまいます。何らかの方法で犠牲を一切払わず、この場を収める必要がある場面でした。
ワンピースの度胸!ビッグマムに1mmもビビってねェ!
ジンベエの度胸の強さが功を奏しました。ビッグマムの悪魔の問い掛けが何度か続きましたが、何も起きませんでした。なんとジンベエはビッグマム相手に少しも怯えなかった為、寿命を奪われずに済んだのです。ビッグ・マム海賊団にとっては初めての事態だったのではないでしょうか。操舵手ジンベエが無傷でルフィの10人目の仲間に成れる確率が一気に高まりました。
ジンベエのけじめ盃
ワンピース界屈指のビッグマムと手を切るジンベエの覚悟
四皇ごときとは良く言ったものです。でも、そのくらいの心持ではないと、この海で一番自由な男を目指す船長の下では働けません。盃を返上した事で、晴れてビッグマムの傘下からは脱退、ルフィの10人目の仲間になる瞬間を捉えた画像と言う事になります。寿命の搾取もなかった操舵手ジンベエ、繰り返し連呼する「操舵手」としての辣腕も、もうすぐ振るうジンベエです。ルフィが難敵と戦う前に大きなドラマが起こりました。
ジンベエの操舵手振り!グリーンルームを超えろ!
タッキングってどう言う技術?ワンピースの想定外
高速でタッキングする?グリーンルームに入る?絶対絶命の状況の中で一体何が始まるのでしょう。天候を知りつくしたナミも、操舵手ジンベエの意図が掴めない様子です。フランキーがいくら丈夫にサウザンドサニー号を造っても、津波を上から叩きつけられると、難破してしまうのは自明の理です。風の方向の指示を出したナミ、その情報だけでタッキングをしようとしている操舵手ジンベエはこの危機をどう乗り切るでしょうか?
ええ船!ええ航海士!ええ操舵手!ワンピースの波越え
操舵手ジンベエの言葉です。「グリーンルームは逆巻く波の中に一瞬できる波の部屋。魚人族の子供にとっちゃ格好の遊び場じゃった」彼がタイヨウの海賊団時代に培った技術と言うよりは、魚人族あるあるの様な口振りで、物凄い高度なテクニックをやってのけるものです。普通に考えても斜めの海面を航海しています。ビッグマムの恐ろしい津波攻撃は、操舵手ジンベエの機転により乗り越えられそうです。
ワンピースの波乗り!操舵手ジンベエの技術に驚愕するナミ
10人目の仲間として、必要なのは絶大な戦闘能力でしたが、サウザンドサニー号を自由自在に操る術も持ち合わせている事になります。「スループ船をまるで手足の様に…!」ナミが驚愕する理由も解ります。天候と風をナミが読み、ジンベエが自在にサニー号を操舵する事で、荒くれ者で有名な新世界の航海を有利に進めて行く事でしょう。10人目の仲間はジンベエで操舵手だった、今やお馴染みのこの情報もここが初封切です。
ジンベエとルフィの意外なる決闘
同志の激突?ワンピース内で勃発した抗争
ルフィの発言は最もですし、先を行かせないジンベエにも理由があるのでしょう。ゴーイングメリー号を巡って抗争したルフィとそげキング、政略結婚の際にわざとルフィを遠ざけようとしたサンジ、仲間だからこそ拳を握り締めても貫きたい主張があります。意識が飛ぶ程の大喧嘩には成りませんが、意外なあの人も後々この喧嘩に飛び入りする事になるのです。「あの男の弟じゃった」ジンベエが描いたエースはどんな姿だったのでしょう。
ジンベエがルフィが?繰り出す鮫瓦正拳
格闘家ジンベエがルフィに鮫瓦正拳を見舞う直前です。インペルダウンで二人は出逢い、共闘して脱獄に成功したのだから、今更戦う理由なんてない筈なのです。しかし、ジンベエの生まれ故郷、魚人島には、人間が関わるいわくつきの歴史がありました。人間と魚人、共存する道はないのでしょうか?物凄い圧力が加わって発動を秒読みする鮫瓦正拳、無傷で済むなんて余裕をかませば大怪我をします。
判りづらいダブルカウンター
戦っているのはルフィと格闘家ジンベエですが、見開きのコマでは三人がダメージを喰らっています。周りのコマで推測が立ちますが、ロビンを抱きしめて助けようとしたサンジが拳と拳の間に割り込んで、クリティカルヒットを見舞われてしまいました。ルフィとジンベエのいさかいはお互いの信念を持ってこそですが、現れる難敵に備え、貴重なエネルギーは温存するべきです。見開きで迫力があり、どこか面白い共倒れシーンでした。
失ったから言えたセリフ
出典: http://passi.me
上からの流れと不連続の画像ですが、荒療治でルフィ君をエースさん(ふざけているのではなく、ジンベエはルフィを君付け、エースをさん付けで呼びます)の死が立ち直らせ様とするジンベエの姿が在ります。「失ったものばかり数えるな!」沢山失った経験がある人物だからこそ言えるセリフではないでしょうか?ルフィは思い出します、自分にまだ残っているものは何を。顔をぐしゃぐしゃにしたルフィの心の叫びに繋がって行きます。
思い出した仲間の顔
満身創痍で仲間を思い出す男の哀愁です。思い出して、ルフィは胸が痛かったでしょうか?勇気に鼓舞され立ち上がれたでしょうか?仲間、心強い響きです。ルフィの頭の中の仲間には、未だジンベエがカウントされていません。ジンベエはビッグマムに魚人島を守って貰っている立場でしたし、タイヨウの海賊団の事もありました。二人が互いを仲間と認識する頃、新世界の深層部に近付こうとしています。
ジンベエの魚人空手指南
ジンベエの唐草瓦正拳!発動前
大技、唐草瓦正拳の発動前です。格闘家ジンベエの背景が唐草模様になっています。魚人空手百段の強さを誇る格闘家も居ますが、それに引けを取らない技能を格闘家ジンベエは持ち合わせています。魚人空手と武装色の覇気、強さと強さの相乗効果で、この後凄まじい一撃が飛び出します。戦闘能力の高さは作中最強レベルとの評価の格闘家ジンベエ、強さの限界をこれから余す事無くお伝えして行きます。唐草瓦正拳、発動です。
ジンベエの唐草瓦正拳!発動後
大技、唐草瓦正拳の発動後です。正拳突きから放たれる衝撃波が360度全方向に拡がる広範囲攻撃です。何と言う威力!何と言う強さ!瓦正拳つながりで、五千枚瓦正拳と言う技もありますが、瓦の枚数でその強さを誇示します。一段下がって四千枚瓦正拳と言う技もあれば、強さの規模を縮小した百枚瓦正拳と言う技もあります。画像の迫力でその衝撃波の強さを疑似体験できるのではないでしょうか?計り知れない一撃です。
ジンベエの七千枚瓦回し蹴り!発動前
正拳のパターンはいくつかありますが、格闘家ジンベエの回し蹴りのパターンはこれが初見です。「海速・腹下し蹴り」「火華カカト落とし」「カチ上げ背足」ワンピースで登場した魚人空手一覧ですが、格闘家ジンベエが繰り出した例は、今の所ありません。五千枚瓦正拳の威力を凌ぐ一撃が、これから放たれます。格闘技でパンチよりキックの方が与えるダメージが上なのは有名な話、二千枚上乗せの力をご覧下さい。
ジンベエの七千枚瓦回し蹴り!発動後
物凄い体格差の拳を足一本で受け止める位の破壊力が、格闘家ジンベエから放たれます。回し蹴る事で下半身に体重がしっかりと乗り、力いっぱい足を繰り出す事が可能となります。「まさか、この拳が受け止められるとは…」巨人族並みに大きな拳(ワダツミ)が汗をかくほどの脅威の遠心力です。自分と同じ体格の相手に見舞ったら、どんな衝撃を与えるのでしょう?限界が全く見えない青天井の破壊力に注目が集まります。
ジンベエの魚人柔術指南
ジンベエの魚人柔術!水心
水中の水を掴むのが、魚人柔術の「水心」です。ここから大技に発展して行く訳ですが、この技単体ではダメージを与えられません。言うなれば儀式、特撮ヒーローの変身ポーズの様なものです。これから、格闘家ジンベエは海流一本背負いと言う大技を繰り出します。背負い投げだから柔術、それでも掴むのは相手の腕ではなく辺り一面の海水です。右上の黒い物体に三人の戦士が乗っている事は伏線です。
大技発動前!水心の流れから
魚人柔術の水心で水中の水を掴んで、対象物を水柱の中に巻き込み、そのまま水面に叩き付ける技です。海流一本背負いは、コミックス89巻890話でウエディングケーキを捜し、サウザンドサニー号を付け狙うビッグマムにも一撃見舞いました。操舵をこなした後は格闘に転ずる、頼もしい仲間がWCIで躍動を続けます。海流一本背負いは使い方次第では援護系の役割も果たす事が後述で明らかにされます。
格闘家ジンベエの海流一本背負い真の目的
この場合の海流一本背負いは、インペルダウンから脱獄を果たしたクロコダイル、ダズ・ボーネス、千両道化のバギーの三人を甲板に上げ、甲板の海軍兵士を蹴散らす為に用いられたと言えます。「うぎゃあー!」と叫んでいるのはバギーで、三人は画像右上の海流の先頭にちょこんと乗っかっています。柔よく剛を制すとはニュアンスが違うかも知れませんが、万能振りを発揮する格闘家ジンベエの魚人柔術です。
ジンベエVSビッグマム
喰らえビッグマム!海流一本背負い再び
炎上するサウザンドサニー号に乗り掛かるビッグマムに格闘家ジンベエの海流一本背負いが炸裂する一コマ前の画像です。燃えるサニー号を鎮火して、乗り掛かるビッグマムを船から遠ざける一石二鳥な魚人柔術が炸裂を秒読みしています。水を掴んで叩き付ける、人間では体現できない技を繰り出す格闘家ジンベエ、頼もしい仲間の強さの根源を見る場面です。ビッグマムがソルソルの能力を使っていた時より精悍な顔付きになっています。
武装色を防御に利用!鉄壁の梅花皮
不可避と思われたビッグマムの大剣の一撃を梅花皮(かいらぎ)と言う防御策で受け止める格闘家ジンベエです。武装色は強烈な攻撃技ですが、使い方次第では最強の防御力にも成り得る事が、この攻防で明らかにされます。将星カタクリはルフィと武装色同士で殴り合いをして、ルフィに硬さで勝っています。攻撃は最大の防御とは少しニュアンスが違いますが、武装色の覇気を極める意味はありそうです。
魚人空手究極奥義の武頼貫!
武頼貫による腹部に強烈な圧力、究極奥義と恐れられるその一撃は、あの五千枚瓦正拳を遥かに凌ぐ威力です。コミックス89巻890話では、調子に乗って暴走を繰り返すビッグマムにも見舞っています(。サニー号から転げ落ち、一瞬退くビッグマム、戦慄の攻防は続きます。WCI編を通じてビッグマムに打撃を繰り出しても転倒させる位しか効果が得られない事が判明しています。序盤の猛毒ガス作戦も大失敗に終わりました。
ジンベエは元船長?
タイヨウの海賊団からの激励
出典: https://frequ.jp
元船長なんて呼ばれ方をしていますが、船長だったジンベエと麦わらの一味を救ってくれたタイヨウの海賊団の船員一同です。こんなにハートフルな仲間に別れを告げても、麦わら海賊団に入りたかった元船長ジンベエの決意があります。新世界を乗り越えるのはこう言う横のつながりが大切になって来ます。四皇カイドウを倒すまでと協定の様な関係ですが、ワノクニに居るトラファルガー・ローも頼りになる戦力です。
こぼれ話でタイのお頭
タイヨウの海賊団の船長の名前をタイヨウだと思っていませんか?正しくはフィッシャー・タイガーと言います。船員は彼の事を愛称を込めて「タイのお頭」と呼びます。若かりし頃のジンベエも左側に居ます。タイヨウの海賊団は非常に統率が取れた集団です。タイヨウの由来も機会を追ってお伝えします。皆の身体に刻印されたシンボルが後述の内容と密接な関わりを持っている事に注目して下さい。
烙印の上から太陽の刻印
天竜人は奴隷の証として、竜の足をかたどった烙印を魚人たちに押していきました。その奴隷解放の英雄が「タイのお頭」ことフィッシャー・タイガーで、天竜人の魔の手から逃れた彼らは、竜の足の烙印の上から太陽のシンボルを刻印して、自らをタイヨウの海賊団と名乗る様になったのです。因縁を肯定的に乗り越える、そんな彼ら(タイヨウの海賊団のクルーたち)はジンベエの誇りであり、ジンベエ自身が彼らの誇りです。
ジンベエの原点此処に在り!
ジンベエのインペルダウン幽閉
体の痛みより、仁義を通せなかったという心の痛みにあえぐジンベエの姿が在ります。ジンベエが王下七武海である事や、過去の懸賞金額が判る貴重な画像です。ビッグマムに謀反を起こした時は、斑点とドクロマークの着物でしたが、今回は菱形の幾何学模様をあしらった着物を着ています。この血まみれは拷問によるものでしょうか?インペルダウンの誰かに敗戦?相当痛そうでも心の痛みを訴えるジンベエでした。
言葉遣いが丁寧なジンベエ親分
同志と言えど「エースさん」?ルフィの事も「ルフィ君」?ニコ・ロビンが仲間と打ち解けるまで、船員を独特な呼称で呼んでいた時期がありましたが、ジンベエは丁寧な呼び方を用いる事で、アイデンティティーを確立しようとしているのでしょうか?やがて打ち解ければ、「ルフィ」と呼ぶ事になります。血まみれの二人が語る、エース脱出への轍、希望の灯は麦わらを被ったあの青年です。
王下七武海の派閥
ジンベエが王下七武海だった事は正当な理由がありますが、敢えてそれには触れず、七人の中の一人としての観点から見て行きます。モリヤ、ドフラミンゴ、ティーチ、バーソロミューくまは真っ向勝負、ミホーク、ハンコック、ジンベエ、バーソロミューくまは味方寄りです。両派閥にエントリーしている人物も居ますが、その理由は本編でお確かめ下さい。ちなみに王下七武海は名前に動物が付いているのも特徴です。
ジンベエがいざなったインペルダウン夢の海
ジンベエの呼び掛けに応えた者たち
魚人族ならではの能力、ジンベエザメとの会話によってなされた、この群れの様子です。「こんな危ない海へ呼び出して悪かったのう」優しい気遣いもできる男ジンベエはインペルダウン共闘早々に、仲間としてルフィに大きな貢献をしました。今後も航海の操舵に先立って、海の生物との連携が再現されることも可能性としたらあり得るでしょう。助け合って新世界を超えて行く、航海は協力があってこそ成り立つものです。
ジンベエと海侠の肩書と共に
いつだって真摯な男は前だけを見据える
序文で触れましたが、「操舵手」「格闘家」「船長」「元船長」どの肩書もジンベエを語る上では大切で、戦闘能力は作中最強レベルと既に謳われているので、今後は操舵の技術を物語の中で沢山取り扱うのも見物です。作中最強レベルの格闘家としての彼に関連する実に沢山の画像を紹介する事ができました。空手と柔術、その使い分けにも再注目です。麦わら海賊団とビッグマム、双方でジンベエの人間関係も濃厚に描かれました。
在るのは仁義と正義!ジンベエと共にこれからも
魚人にもいい奴は沢山居て、例外なくジンベエもそれに含まれますが、ルフィの理想とする海賊団は、人間も魚人族も、巨人族さえも(天竜人はジンベエ的に厳しそう)共存共闘できる、そんなこの海で一番自由な集団を形成する事です。期待を裏切らない大人物です。今後の活躍にも大注目が集まります。