ダダンの正体はだれ？若い頃の画像やルフィ・エースとの関係を考察【ワンピース】

今や日本で「ワンピース」という名前を知らない人はいないほど大人気となっている漫画「ワンピース」!国内累計発行部数は3億6000万部以上を記録しています。また現在までで88巻が刊行されており、「最も多く発行された単一作家によるコミックスシリーズ」としてギネス世界記録にも認定されています。このようにワンピースの人気は国内だけに留まらず世界が認める大人気漫画となっています。

世界中で大人気となっている漫画ワンピースはどんな物語なのでしょうか?ワンピースは主人公モンキー・D・ルフィが海賊王を夢見て仲間たちとともに「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を求めて航海の旅に出る物語です。ワンピースは笑いあり涙ありバトルありの王道少年漫画で、たくさんの魅力的なキャラクターたちが登場します。ワンピースではそんな登場人物たちの多くの名言や名シーンも人気の秘訣となっています。

ところで、そんな大人気漫画ワンピースに登場する「カーリー・ダダン」という人物をみなさんは知っていますか?カーリー・ダダンは、コルボ山一帯をシメる山賊ダダン一家の頭である女山賊です。ガープにエースとルフィの世話を押しつけられ、渋々ながらもワンピース主人公のルフィとその兄エースの育ての親になった人物です。

マリンフォード頂上決戦では上の画像のようにエースが死に際に「ダダン」の名を出すほど、ダダンはエースにとってもルフィにとっても立派な母親だったことがわかります。このようにエースとルフィの育ての親であるダダンですが、その正体は謎に包まれており、ネット上ではその正体を巡っていろんな議論がなされています。この記事ではそんなカーリー・ダダンの正体を若い頃の画像や名シーンとともに考察していきます。

では、まずはカーリー・ダダンがどんな人物なのか知るために画像とともにダダンの名シーンを紹介していきます!ワンピース主人公モンキー・D・ルフィとその兄ポートガス・D・エースの育ての親カーリー・ダダンはどんな人物だったのでしょうか?謎に包まれたカーリー・ダダンに魅力に迫ります。

ガープからエースとルフィを半ば無理やり押し付けられたダダン。普段はエースとルフィを鬱陶しく思っている様子のダダンでしたが、二人がピンチの時には身を挺して彼らを守ろうとします。下の画像のシーンは、ブルージャムという海賊に立ち向かうエースとルフィを救おうと戦うダダンの姿です。ダダンはエースを連れ帰ろうとしますが、エースは「おれは逃げない」と言ってブルージャムに立ち向かいます。

その様子を見たダダンは自分がエースとその場に残り責任を持ってエースを連れ帰るから、ルフィは連れて帰れと子分たちに命令します。この場面は、ダダンの二人に対する情や二人の保護者としての責任を感じる名シーンです。それまではエースやルフィのことを鬱陶しく思っているように見えていたダダンの株が一気に上昇した瞬間でもあります。

エースとサボのもう一人の兄弟であるサボが天竜人から砲撃を受けて海に沈んでしまったという話を聞いたエースは、怒り狂います。すぐに武器を取って復讐に向かおうとするエースをダダンは「サボを殺したのはこの国だ!世界だ!お前なんかに何ができる!」と止めに入ります(下の画像参照)。

「お前の親父は死んで時代を変えた!それくらいの男になってから死ぬも生きるも好きにしやがれ!」このダダンの叱責は死にたがりだったエースの胸に深く刺さったようです。エースはダダンのこの言葉からサボを殺した天竜人への憎悪を飲み込みました。ダダンはエースやルフィを放任しているようでいて、大事なところではきちんと二人を叱る良き母親なのです。

エースが一足先に船出し、いよいよルフィにも旅立つ時がやってきました。出発する前、ルフィは今までお世話になったダダンたちにお礼を言います。ルフィからの感謝の言葉に照れていたダダンでしたが、「お前らは好きだ!」というルフィの真っ直ぐな言葉にダダンの涙腺は崩壊(上の画像参照)します。今まで散々手を焼いてきた大事な息子が自分の元からいなくなる寂しさでダダンの胸はいっぱいのようです。

マリンフォード頂上決戦後、フーシャ村に現れたガープ。ダダンはそんなガープを殴ります(上の画像参照)。ダダンは、マリンフォード頂上決戦の現場にいてエースが殺されるのを黙って見ていたガープに対して怒っているのです。ガープは黙ってダダンに殴られていますが、「手の届く距離にいて二人を救えなかったガープさんが一番ツラいに決まっているじゃない!」とマキノさんが止めに入ります。

しかし、ダダンは「違う!一番ツラいのはルフィの奴さ!」と叫びます。ダダンはエースとルフィの育ての親として一番近くで二人を見てきたのです。ルフィがエースをどれだけ慕っていたか、二人が兄弟を失うことをどれだけ恐れていたかそれを一番知っているのはダダンなのです。ダダンはひとしきりガープを殴った後、ルフィに向けて叫びます(上の画像参照)。ダダンはいつだってルフィの味方なのです。

では、ここからは謎に包まれたダダンの正体を考察していきます。ダダンの正体を考えるうえで、まず注目すべき点は海軍中将であるガープがなぜ山賊であるダダンにロジャーの息子であるエースやドラゴンの息子であるルフィを預けたのか?という点です。ガープは処刑される前のロジャーに子供を託され(上の画像参照)、ロジャーの息子であるエースをダダンに預けます。

いくら弱みを握っていてダダンが自分に逆らえないとわかっていても、よほど信頼のおける相手でないとロジャーの息子を預けるなんてことは普通できないでしょう。このことからダダンとガープの間には一介の山賊と海軍以上の関係があるのだと考えられます。ダダンとガープにはどのような関係があるのでしょうか?ダダンはガープに対して頼みを断れないなど頭が上がらないところがあります。

しかしながらマリンフォード頂上決戦後にフーシャ村を訪れたガープをダダンが殴りつけていることから絶対に逆らえないというわけではないようです。そしてガープもまたダダンを殴るシーンがあることから、どちらかが一方的に立場が弱いというわけではないようです。このようなことからも、ガープとダダンの関係性が考察できます。

まずガープはなぜ山賊であるダダンにロジャーの息子やドラゴンの息子を託したのか?という点について考察してきましたが、その答えはダダンがガープの娘だったからだと考えられます。ダダンがガープの娘だと仮定するなら、ガープがダダンを信頼してエースとルフィを預けたことも頷けますし、ダダンがガープを殴るという行動に出たことも納得ができます。

しかしながらダダンがガープの娘だとすると、なぜダダンはガープのことを親父やお父さんと呼ばずに「さん付け」で呼ぶのでしょうか?それはおそらくダダンとガープの微妙な親子関係にあるのだと考えられます。ガープはエースとルフィを海軍に育てあげることに拘っていました。そんなガープが自分の娘が山賊になることを許すでしょうか?おそらく反対したでしょう。山賊になろうとするダダンを勘当することもありえます。

ガープとダダンが親子であるならダダンが山賊になることをガープは許さないでしょうし、ダダンもまたそんな父親のことを「お父さん」とは呼べないでしょう。このような理由からダダンがガープのことを「さん付け」していると考えられます。また、ダダンとガープが親子であると考えられる理由は他にもあります。ダダンは見た目的に50歳前後で、ガープは78歳だと考えられ年齢的にも親子でぴったりです。

また、ワンピース60巻(上の画像の左上参照)でダダンは「ボス猿」と呼ばれています。ダダンの見た目的には猿というよりもゴリラという方がしっくりくる表現な気がしますが、あえて「猿」という表現が使われています。これは猿=モンキーと関連つけるためだと考えられます。つまり、ここでもダダンはモンキー一族の血縁だと考えられるのです。ダダンが本当にガープの娘だとすると、ダダンはルフィの伯母ということになります。

ダダンの父親はガープだとして、ではダダンの母親は誰なのでしょうか?それはおそらくビックマムであると考えられます。大きな口や体格のよさなどの共通点があることも理由のひとつですが、一番の理由はダダンの名前にお菓子の名前が入っていることです。ビックマムの娘たちには決まってお菓子の名前が入っているという共通点があります。そしてダダンはローマ字にすると「DADAN」でダダンにも「AN(アン）」が入っています。

ダダンの正体を考察するうえで外せない重要な人物が実はガープの他にもう一人います。それが最悪の世代の一人に数えられている「ジュエリー・ボニー」です。ジュエリー・ボニーは色々と謎の多い女海賊で、彼女の正体についても様々な説が囁かれています。そんなジュエリー・ボニーとダダンがなぜ関係していると考えられているのか?それは、二人のモデルが共通しているからです。

ワンピースの特に主要キャラには実在のモデルが設定されています。そしてジュエリー・ボニーのモデルとなった人物は、1700～1782年の間にカリブ海で活躍していた女海賊「アン・ボニー」だといわれています。そして、ダダンの名前をローマ字にすると「DADAN」となりそこから「D」を取ると「AAN」になります。つまり、ダダンも「アン」となります。

ダダンのモデルがアン・ボニーだと明かされていませんが、名前にアンが入っているのは単なる偶然とは思えません。また、ダダンとジュエリー・ボニーの側近の男にも注目してみてください。あまりにも似すぎていると思いませんか?これらの理由から実はある説が浮上しています。それは、ダダンとジュエリー・ボニーが同一人物なのでは?という説です。ジュエリー・ボニーは自分や他人の年齢を操作する能力者です。

このことからジュエリー・ボニーはダダンが若返った姿(若い頃の姿)なのだと噂されています。ジュエリー・ボニーがエースを死に追いやった原因を作った黒ひげに報復しようとしていることもあり、ジュエリー・ボニーはダダンなのではと疑われていました。しかしながらマリンフォード頂上決戦後フーシャ村でガープを殴るダダンと黒ひげに報復しようとして捕まるボニーが描かれていることから二人は別人であると証明されました。

では、ダダンとジュエリー・ボニーが別人だとして二人にはどのような関係があるのでしょうか?ここで浮上してきたのがダダンとボニーの姉妹説です。ダダンは先程ガープとビックマムの娘である可能性が高いことを考察しましたが、ジュエリー・ボニーもビックマムの娘である可能性が非常に高いのです。ハート形の口紅、ピンクの髪、大食い、ケーキのような船などビックマムとボニーには共通点が多くあります。

また、名前もジュエリー=ゼリーでスイーツ系の名前です。このような理由からジュエリー・ボニーもビックマムの娘である可能性が非常に高いと考えられます。つまりジュエリー・ボニーとダダンはともにビックマムの娘であり、姉妹である可能性が高いと考えられます。ジュエリー・ボニーは推定22歳でダダンと姉妹にしては年が離れすぎている気もしますが、ボニーが自分の能力で年齢を変えていると考えれば納得ができます。

では次に考えていきたいのは、エースの母ルージュのセリフです。ルージュはエースを産んだとき「女の子ならアン、男の子ならエース。彼がそう決めてた」と言っています(上の画像参照)。このことから父であるロジャーが自分の子にアンかエースという名前を付けたがっていたことがわかります。しかしながらロジャーはなぜ自分の子にアンかエースという名前を付けたがっていたのでしょうか?

それはロジャーがダダンという女性に惚れていたからだと考えられます。というのも、ダダンをローマ字に直し「DADAN」から「D」を取ると「AAN」になります。つまり「A」はエースのAのことで、「AN」はアンのことを指しているのです。このようにロジャーはダダンの名前を自分の子につけようとしていたようです。ロジャーがそうした理由は、ロジャーがダダンに惚れていたということ以外ないでしょう。

ダダンも若い頃は今と違いかなり美人だった(上の画像が若い頃のダダン)ようですし、ロジャーが若い頃のダダンに惚れるのもわからなくはありません。ロジャーは若い頃の綺麗なダダンに惚れますが、おそらく若い頃のダダンに振られたのでしょう。そこでロジャーは若い頃のダダンによく似たルージュに目をつけ、子供を儲けます。それでもダダンへの未練が残るロジャーは自分の子にダダンからとった名前をつけたのだと考えられます。

ロジャーとダダンが知り合いだったのではと思われるシーンも存在します。それが上の画像のシーン。ロジャーのことを「死んで時代を変えた男」だと言っていますが、ロジャーは世間的には嫌われ者だったはずです。確かに「死んで時代を変えた」わけですが、ダダンはこのときロジャーを嫌われ者として扱っていません。それは、ダダンにロジャーと面識があってロジャーがどういう男だったのか知っているからなのではないでしょうか?

では次に考えていきたいのは、ロジャーはなぜ海軍中将であるガープに自分の子を託したのか?という点です。ロジャーとガープは長年海賊と海兵として戦い続けてきた間柄で、そこには他人には計り知れない関係性があることは二人の会話から伺い知ることができます。しかし、あくまでロジャーは海賊でガープは海軍中将です。いくら長年の付き合いがあったとしても、その事実は変わらないはずです。

それなのにロジャーは仮にも海軍中将であるガープに自分の子を安心して託すことができるでしょうか?普通ならできないはずです。ということは、ロジャーとガープには海賊と海軍以上の深い関係性があったと考えるべきなのではないでしょうか?そこでひとつの可能性が出てきます。それは、ルージュがガープの娘であった可能性です。ルージュがガープの娘なら、ロジャーとルージュの子はガープの孫にあたります。

ガープの性格上、自分の実の娘と孫を見捨てることはできないとわかっていたロジャーは安心して「やってくれるさ」とガープに自分の子を託すことができたというわけです。つまり、ルージュがガープの娘だとするならば、ルージュとロジャーの子であるエースはガープの実の孫にあたるというわけです。

先述したようにルージュはガープの娘である可能性が出てきました。ではルージュの父親がガープだとして母親は誰なのでしょうか?それはまたもやビックマムである可能性が高いと考えられます。その理由には、ルージュという名前のスイーツが存在していることやルージュの髪がピンクがかっていることがあげられます。またルージュにはそばかすがありますが、ビックマムの幼少期にも上の画像のようにそばかすがあります。

これらのことからルージュはビックマムの娘である可能性が高いと言えます。ファンの一部からガープとビックマムの娘だと考えられているルージュとダダン。そして、ビックマムの娘でありダダンと姉妹だと考えられているのがボニーです。これらの考察の結果、一部のファンからはファンガープとビックマムの娘はダダンとルージュとボニーで、3人は姉妹であるという可能性が高いという結論がでています。

ここでダダン・ルージュ・ボニーそして母の可能性が高いビックマムの画像を比較してみましょう。実はビックマムの若い頃の姿が読者の質問コーナーで明らかになっています。それが上の画像で、特に28歳の時の若い頃のビックマム(シャーロット・リンリン)の姿に注目してください。意外なことにかなり美人ですが、その姿は誰かに似ていませんか?そう、ジュエリー・ボニーです。かなり似ています。

そして、次に見ていただきたいのが若い頃のダダンの姿です。上の画像はダダンの若い頃の画像です。若い頃のダダンもまた今と違ってかなり美人です。そして、なんとなく雰囲気がルージュに似ているようにも思えませんか?髪の色は違いますが、くせ毛なところも似ています。このようにそれぞれの若い頃の画像を比べてみると意外な共通点もわかり、彼らの血が繋がっている可能性が高いと実感できます。

ここまででダダンの正体はガープとビックマムの娘であると考察してきましたが、ところでダダンの実年齢は一体いくつなのでしょうか?ダダンの見た目的には50歳前後であるように見えますが、ダダンの姉妹だと考察されているボニーとルージュの年齢を鑑みると、一人だけ少し年を取りすぎているようにも思えます。ボニーは推定22歳ですが、能力を使って若返っている可能性が高いのであまり参考にはなりません。

ルージュはというと、エースを産んだ時点でおそらく20代だと思われるので現在生きているなら40代のはずです。姉妹で10歳差というのは特に違和感はないのですが、ダダンの年齢について考える際に問題となっているシーンが存在します。それが下の画像のシーンです。ガープがロジャーについて語っていたことをダダンが思い出しているシーンです。

ガープは今よりもかなり白髪の割合が少なく、だいぶ若く見えます。エースを引き受けたときの会話ですから今から23年前ですのでガープが若いのは当然です。一方でダダンの容姿は全く変わっていないように見えます。現在の年齢が50歳前後だとしたら、23年前は20代前半のはず。20代前半にしてはかなり老け込んでいますし、ダダンの若い頃はかなり美人だったという話があったはずです。

エースを預かった時点でのダダンの容姿と、20年後のマリンフォード頂上決戦後に登場するダダンの容姿が全く変わっていないということは通常ありえないはずです。しかしながら、ダダンの容姿はほとんど変わっていません。これには一体どんな秘密が隠されているのでしょうか?

それはおそらく母親であるビックマム(シャーロット・リンリン)の能力が関係していると考えられます。ビックマムの能力は「寿命を抜き取ったり、動植物に命を与える」能力です。このことからダダンはエースを預かった23年前の時点でもう既にビックマムから寿命を取られていたと考えられるのではないでしょうか?同時にビックマムでないなら、ジュエリー・ボニーの能力によってということも考えられます。

しかしながらジュエリー・ボニーの能力によってダダンが23年前の時点で実際の年齢よりも老けていたと考えると、そのまま年を取らないということはありえません。ジュエリー・ボニーの能力ではその時点での年齢は変えられても、その後は通常と同じように年を取っていくはずです。ビックマムの能力で寿命を20年分ほど吸い取られていたのなら、20年程経った今全く姿が変わっていないのも納得がいきます。

ここまででダダンの正体はガープとダダンの娘で、ルージュとボニーの姉妹だという可能性が高いと考察しました。では、次に考えていきたいのはなぜダダンはコルボ山の山賊をやっているのか?という点です。ダダンがガープの娘だとするとダダンの本名は「モンキー・D・ダダン」となるはずですが、ダダンは「カーリー・ダダン」と名乗っています。若い頃にガープに勘当されていて、モンキーの名を名乗れない可能性はあります。

しかし、モンキーの名を名乗れないなら母方の苗字を名乗るのが普通ではないでしょうか?ダダンの母親はビックマム(シャーロット・リンリン)の可能性が高いため、ダダンは「シャーロット・ダダン」と名乗るのが自然です。しかし、ダダンは「カーリー・ダダン」と名乗っています。これが偽名だとして、「カーリー」という名はどこから来たのでしょうか?

カーリーという名前の意味を調べてみると、カーリーとは手がいくつも生えているインドの女神の名前です。このカーリーの意味はまた後程考えるとして、ダダンの本名は「モンキー・D・アン」だと考えられます。というのも、ゴールド・ロジャー=「ゴール・D・ロジャー」やドンキホーテ・ドフラミンゴ=「ドンキホーテ・D・フラミンゴ」(彼については諸説ある)などDと名前の頭文字をくっつけて発音している人物が多いのです。

つまり、ダダンもDとアンをくっつけて「ダダン」と発音していた可能性が高いのです。ロジャーが子供につけようとしていた名前もアンでしたし、ボニーとダダンのモデルだと考えられている人物もアン・ボニーでした。このことからもダダンの本当の名前はアンであり、ガープの娘だということも併せて考えるとダダンの本名は「モンキー・D・アン」である可能性が高いと考えられます。

ところで、最近ネット上ではダダンの正体についてある説が囁かれています。それはダダンが宝樹アダムの能力者だという説です。宝樹アダムとは、フランキーが探し求めている何が起きても絶対に倒れない樹です。世界にたった数本しか存在しないのだとフランキーが語っています。また、宝樹アダムの対になる樹は陽樹イブで海底10000メートルに地上の光と酸素を運ぶ神秘の樹だといわれています。

そんな宝樹アダムがダダンの正体だという噂が流れているのはなぜなのでしょうか?それは、尾田ノートを見たという人がそのノートに「ダダンは宝樹アダムの能力者だ」と書かれていたといっているからです。そこには宝樹アダムは悪魔の実を食べた人間であり、その人間は体から強靭な樹木を生やすことができるとも書かれていたそうです。

尾田ノートというのは作者である尾田栄一郎の構想がまとめられたノートです。そんなノートを見たというのが本当かどうかはわかりませんが、仮にダダンが宝樹アダムの能力者だとすると納得できる部分も多くあります。ダダンはコルボ山の山賊をしていて自然や樹木繋がりという点で宝樹アダムらしいと考えられます。またダダンは「カーリー・ダダン」という名前ですが、その意味も宝樹アダムに繋がります。

前述したように「カーリー」とは手がいくつも生えているインドの女神の名前でした。尾田ノートの内容によると宝樹アダムは体から強靭な樹木を生やすことができるということでしたが、樹の枝が幹から何本も伸びている様子と手がいくつも生えているインドの女神の姿は重なってみえます。つまり、「カーリー・ダダン」という名前も宝樹アダム=ダダンを示唆しているのです。

ダダンは山賊として山奥に棲んでいますが、その理由はダダンが山賊だからという理由だけでなく人目を避けるためだと考えられます。ダダンが宝樹アダムだとするなら、フランキーのように宝樹アダムを狙う人間から身を守る必要があります。そのために山奥で隠れ住んでいるというのなら、納得です。そして、父であるガープが度々ダダンの元を訪れて様子を見ているのも無事を確かめているのだと考えられます。

実は宝樹アダムは、ロジャーの船とルフィの船に使われています。ルフィの船は、フランキーの部下が麦わらの一味から奪ったお金で宝樹アダムから作られた材木を購入し、フランキーがその材木で「サウザンド・サニー号」を造ったのです。そして、ロジャーの船「オールジャクソン号」にも宝樹アダムが使われています。

ロジャーの想い人が若い頃のダダンだったためロジャーは自分の子にエースとアンという名前をつけたがっていたと考察しましたが、もしダダンが宝樹アダムだとするなら自分たちを荒波から守る「オールジャクソン号」の元となった若い頃のダダンに感謝の意を込めてその名からとった名前をつけようとしていたのかもしれません。

そして「サウザンド・サニー号」にも宝樹アダムの一部が使われています。ダダンが宝樹アダムだとするならば、ルフィのことを遠くの海で応援しているダダンの一部が実はルフィの一番近くにいて彼らを守っているということになります。そう考えると、ダダンが実は宝樹アダムだったとする方が物語的にも面白くなると考えられます。

さて、ここまでカーリー・ダダンの正体を考察してきましたがいかがだったでしょうか?ダダンの正体については諸説ありますが、この記事ではダダンはガープとビックマムの娘であり、ルフィの伯母にあたる人物である可能性が高いという結論がでました。また、ダダンはフランキーの探している宝樹アダムの能力者である可能性もあります。

これらの説が正しいかどうかはわかりませんが、その真偽は今後のワンピースの物語の中で明かされていくと考えられますので、これらの説が正しいかどうかはみなさんの目で確かめてください!

この記事ではダダンの正体を考察してきましたが、いかがだったでしょうか?またダダンの名シーンについても紹介しているので、これまでダダンのことをあまり知らなかった人もダダンの知られざる魅力について知ることができたのではないでしょうか?今後もワンピースの展開に注目し、ダダンやルフィたちの活躍を見守っていきましょう。