ワンピースの革命軍のメンバー一覧！強さ・能力やロー加入の噂も考察

『ワンピース』は『週刊少年ジャンプ』に1997年34号から連載されている尾田栄一郎さんによって書かれた少年漫画です。2018年3月現在でコミックス＜ワンピース＞の既刊は88巻、アニメ＜ワンピース＞の放送はもちろん、映画も定期的に制作されています。国内累計発行部数は3億6000万部を突破しており、この数は日本漫画史上最高です。海外でも2017年10月時点で7000万部を突破しており、今後も人気は拡大すると思われます。

ワンピースの話の舞台は＜大海賊時代＞です。その昔、この世の全てを手に入れた男と言われた「海賊王」ゴールド・ロジャーがローグタウンで処刑される時です。ゴールド・ロジャーは処刑寸前に「俺の財宝か？探せ！この世のすべてをそこに置いてきた！」と言い放ちます。「海賊王」の処刑で終わりを迎えると考えられた大海賊時代は、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を巡って海賊が争うさらに激しい時代へと変わっていきました。

そんな「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を手に入れたいと思い、海賊を目指す少年がワンピースの主人公であるモンキー・D・ルフィです。ルフィは「東の海(イーストブルー)」のフーシャ村に住んでいました。そこに長期滞在していた海賊・シャンクスと仲良くなり、自分を海賊として海へ連れて行ってほしいとお願いします。しかし「ガキを海に連れて行くことができない」として、その時シャンクスはルフィの申し出を断りました。

そんなある日、ルフィはフーシャ村の唯一の酒場であり、赤髪海賊団のメンバーがよく飲み会を開いていた「PARTYS BAR」に置いてあった画像のような食べ物を果物と思って間違えて食べてしまいます。味は非常にまずく、この正体は「ゴムゴムの実」と呼ばれる悪魔の実でした。この実を食べたことによって、ルフィーは海では泳げない「カナヅチ」になってしまった代わりに、全身伸縮自在のゴム人間の能力を得ることになりました。

ルフィはある日、シャンクスを含め赤髪海賊団のメンバーを馬鹿にした山賊に喧嘩を売ります。その結果、山賊に捕えられ、一時はシャンクスらに助けられるも山賊に海へと連れて行かれます。やけくそになった山賊は能力で「泳げない」ルフィを海へ投げ捨てました。巨大魚に食われそうになった瞬間、シャンクスが片腕を犠牲にルフィを守ります。そして、自分の麦わら帽子を預け「立派になって返しにこい」と約束し、出航しました。

ワンピースには様々なキャラクターが存在します。海軍から海賊、四皇、王下七武海…その中でも今回は「革命軍」について紹介していきます。ワンピースの主人公であるモンキー・Ｄ・ルフィの実の父親であるモンキー・Ｄ・ドラゴンが総司令官として君臨する革命軍ですが、その目的や行動はいまだに謎が多いです。革命軍のメンバー一覧やそのメンバーの強さや能力はもちろん、トラファルガー・ロー加入の有無など考察していきます。

そもそも革命軍は、国家体制や軍事体制などを打破することで、短期間で大規模な改革を行うことを目標としている組織が持っている軍隊の事です。ワンピースの革命軍の標的は「世界政府」です。それだけを聞くとワンピースの革命軍と海賊の違いはわかりにくいです。しかし、ワンピースの海賊は世界政府や海軍と敵対関係であり、時には戦うときもありますが、「世界政府そのものを倒す」ことが目標ではない点で革命軍とは異なります。

海賊は「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を手に入れるための障害が海軍であるだけですが革命軍は直接世界政府を潰しにくる存在であるため、政府は海賊たちよりも革命軍のことを恐れています。そしてルフィの実の父でありながら革命軍トップのモンキー・D・ドラゴンは「世界最悪の犯罪者」といわれています。本拠地はずっと秘密の地であった「バルティゴ」という場所でしたが、現在は「カマバッカ王国」に拠点を移しています。

ワンピースの革命軍のトップに君臨するのは「総司令官」であるモンキー・D・ドラゴンです。詳細は不明ですがドラゴンはルフィの実の父親です。その他にメンバー一覧を見ると革命軍のNo.2が「参謀総長」のサボです。サボは幼少期にルフィやエースと共に過ごし兄弟のサカヅキを交わしています。ドレスローザで再会するまで、死んだとされていました。覇気とメラメラの実の能力を織り交ぜて繰り出される技の強さは破壊力満点です。

その他のメンバーでは東西南北の各地域をまとめる「軍隊長」というものが存在します。その一覧は東軍をまとめるベロ・ベティ、西軍をまとめるモーリー、南軍をまとめるリンドバーグ、北軍をまとめるカラスとなっています。軍隊長の彼らにおいてもホールケーキアイランド編が終わって初めて登場したため詳細は不明です。他にもエンポリオ・イワンコフやバーソロミュー・くまなど、別行動をしている革命軍幹部が複数存在しています。

最初に紹介するのはワンピースの革命軍トップ「総司令官」モンキー・D・ドラゴンです。主人公モンキー・D・ルフィの実の父親で、同時に海軍中将モンキー・D・ガープの息子でもあります。画像のように常に黒いコートのようなものを着ており、フードをすることもあります。また、顔の左半面に刻まれている刺青が特徴的で、少し強面です。いつも冷静で淡々としており、ワンピースでも本格的に登場したことはなく謎が多いです。

基本的に「一瞬だけつぶやいてすぐに姿を消す」というのがドラゴンの登場のし仕方で、戦闘シーンはおろか誰とどのような関わりがあるのかまったく判明していません。しかしルフィがローグタウンの処刑台で処刑されそうになった時、画像のように突風が起き、結果的にルフィをすくったため何か「風」に関する能力を持っていると予想されています。世界政府が恐れる革命軍のトップで相当な強さを持ち合わせていると考えられます。

画像は幼少期のサボがドラゴンに貧民たちが住んでいるゴミ山に火を放って皆殺しにするということを伝えているシーンです。「貴族に生まれた自分が恥ずかしい」とサボが言うと「おれもこの国に生まれた」と返していることからドラゴンは東の海(イーストブルー)のゴア王国出身であることがわかります。ルフィがイーストブルーのフーシャ村で育ったというのもドラゴンがイーストブルー出身であったことが影響していると考えられます。

サボ、そしてドラゴンが生まれた「ゴア王国」では王族・貴族と庶民の格差が異常、まるで神とゴミのような扱いの違いがあります。先ほどの画像でサボに賛同したように、ドラゴンもこの状況について良く思っておらず、自分と同じ考えの者を集めてゴア王国を出発しています。このようなこともあって、ドラゴン、つまりワンピースの革命軍の目的は「ゴア王国のような理不尽な格差社会をなくす」ということだと考えられています。

ルフィが処刑されそうになった時、ドラゴンが加助に来ます。しかし、ルフィはスモーカーに頭を押さえつけられているため、ドラゴンの顔を見ることはありませんでした。実はこの後もドラゴンとルフィが顔を合わせたことはありません。もしかしたら、シャンクスのように「会うべき時」をうかがっているのかもしれません。しかし、この時「海賊か･･･それもいい･･･。」と呟いているため、ルフィの夢を応援していると考えられます。

ワンピースの革命軍「総司令官」モンキー・D・ドラゴン役の声優は柴田秀勝さんです。1937年生まれでなんと現在81歳です。過去に担当された作品とキャラクターの一覧は、「タイガーマスク」のミスターX役、「マジンガーZ」のあしゅら男爵役、「鋼の錬金術師」のキング・ブラッドレイ役など一昔前の有名作品の主要人物を演じています。海外映画・ドラマの吹き替えも多く担当されており、長く活躍する超ベテラン声優といえます。

次に紹介するのはワンピースの革命軍No.2で「参謀総長」を務めるサボです。ゴア王国出身で、幼少期はグレイ・ターミナルをよく遊び場にしていました。幼少期にルフィとエースと兄弟のサカヅキを交わしており、エースの弟、ルフィに兄にあたります。幼い頃にとある事件でサボは死んだとされていました。ルフィもドレスローザで再会するまでは死んだと思っていたほか、エースはサボの生存を知ることなくなくなってしまいました。

幼少期は短髪でしたが、22歳で再会したときは髪を伸ばしていました。また左目には幼少期事件に巻き込まれた際についたと思われる傷があります。ルフィやエースなど他の兄弟に比べてかなり冷静で、一番「まとも」です。しかし、作戦中に自分の気分で行動したり、ルフィのためならば革命軍の立場を失っても構わないという熱い一面も持っています。戦闘狂というわけではなく、理由があれば戦い、なければ避けるという性格です。

幼少期にエースやルフィと悪さをしていたころからサボの武器は「鉄パイプ」でした。それは大人になった今でも変わらず、扱う鉄パイプの長さが伸びました。革命軍No.2と言われており、魚人空手師範代の「百段ハック」を部下に持つことからその強さを伺えます。懸賞金は6億200万ベリーであり懸賞金ランキングは作中に登場するキャラクターの中で現在7位で、ルフィ、三将星、災害に続く順位であり、その強さが際立っています。

コロシアムで黒ひげ海賊団幹部のバージェスや、ドンキホーテ海賊団幹部のディアマンテを互角以上に戦ったほか、映画の『ワンピース・フィルム・ゴールド』ではCP0となったロブ・ルッチとルフィを守るために交戦しています。アニメのストーリーでは海軍大将である藤虎にもルフィが助けを求めた際には、自分の立場は関係ない、兄弟として敵と戦うと宣言しています。エース以上にルフィを気にかけており、面倒見がいいといえます。

ワンピースの中でサボは悪魔の実であるメラメラの実を食べています。幼少期はもちろん、初登場の時も能力はもっていませんでした。大人になって初めて登場したのはドレスローザ編です。ルフィがエースの形見であるメラメラの実を手に入れるためにコリーダコロシアムの試合に出場していた時、サボは突如ルフィの前に現れます。そして、ルフィと再会し、ルフィの代わりに試合にでて優勝賞品であるメラメラの実をとりにいきました。

コロシアムに乗り込んだサボはドンキホーテ海賊団幹部のディアマンテ、そして黒ひげ海賊団幹部のバージェスなどを相手に圧倒的強さでメラメラの実の入手に成功します。そして、メラメラの実を入手したらその場ですぐに実を食べ、能力を得ます。最初はなかなか能力をコントロールすることができずに、自分がロギア系の能力者になったことを忘れて攻撃をよけたり、暴発させたりしていましたが、次第に使いこなせるようになりました。

しかしサボは、メラメラの実を食べる前の状態で革命軍No.2でした。そのため、素の強さも半端ではありません。基本的な覇気は習得しており、その硬度や強さはルフィ以上と考えられています。さらに「竜爪拳」という特殊な武術を身に着けています。推測になりますがこの「竜爪拳」の「竜」はサボを拾ったモンキー・D・ドラゴンの「ドラゴン」の「竜」からきている可能性もあり、ドラゴンから教えてもらったものかもしれません。

この竜爪拳は、自身の指や拳を竜の爪や手に見立てて攻撃する武術です。手には武装色の覇気を纏わせ、サボのとてつもない握力や腕力でモノを簡単に破壊します。今までには「竜の鉤爪(かぎづめ)」でバージェスの肩を破壊したり、「竜の息吹」でコリーダコロシアムの「核」を突き、たった一撃でコロシアムのフィールドを粉砕しました。そこに手に入れた「メラメラの実」の能力が加わり、サボの強さは想像を超えるものとなりました。

サボが初めて登場したのは過去の回想シーンで12年前の事です。「不確かな物の終着駅(グレイ・ターミナル)に住んでおり、5歳でエースと知り合い、二人で海賊になるために窃盗などをはたらいて「海賊貯金」をしていました。ある日、ブルージャム海賊団の金を盗んだことで、ブルージャム海賊団に目を付けられます。一時はルフィが捕らわれたこともありましたが、なんとか救出し、その後は山賊・ダダンの家に住むことになりました。

その後もエース・サボ・ルフィは悪さを繰り返し、3人の評判は広まります。実力は2歳年上のエースとサボが互角でしたが、ルフィは2人に全く敵いませんでした。そうした生活をしている中で、3人は兄弟のサカズキを交わしました。そんな毎日が続くと思われていましたが、ある日サボは貴族である両親に見つかり、実家に戻されます。サボは実は5年前に家出をした貴族の子でした。こうしてサボは貴族の生活を強要されてしまいます。

嫌々貴族の生活をいていたサボですが、ある日グレイ・ターミナルがそこに住む住人ともども丸焼きにされることを知ります。町を丸ごと焼き払うにもかかわらず、何事もないようにふるまう貴族たちに異常を覚えたサボはグレイ・ターミナルにいるルフィとエースに報告を試みます。しかし、門番に止められます。ここで出会ったのがドラゴンです。サボは「自分は貴族として生まれたことが恥ずかしい」と思いの丈をドラゴンへと訴えます。

自分が生まれ育ったゴア王国が嫌いになったサボはルフィやエースよりも前に、１人で海に出ることを決めました。小さな船に海賊旗を掲げて、今から夢のような冒険が始まると思っていたその時、ゴア王国の偵察で前からやってきた天竜人の船が、サボの船を邪魔だといって砲撃します。直撃を食らったサボの船は沈み、この事件を見ていたゴア王国に人々はもちろん、この話を聞いたルフィとエースもサボが死んだと思っていました。

この時死んだとされていたサボは、ドラゴンによって助けられていました。しかし、受けた傷は大きく、目を覚ましたサボは記憶をすべて失っていました。残っていたのは「貴族が嫌い、ゴア王国に戻りたくない」という感情だけで、革命軍に入団します。その後成長し、幹部まで上り詰めたサボでしたが、マリンフォード頂上戦争の新聞を見たことで発狂、幼少期の頃の記憶がすべて蘇ります。こうして、ルフィの存在を思い出しました。

ワンピースでサボの幼少期を演じている声優は竹内順子さんです。1972年4月5日生まれの46歳です。ワンピースのサボ(幼少期)以外に演じた作品とキャラクターの一覧は、『花田少年史』の花田徳子役、『NARUTO-ナルト-』のうずまきナルト役、『イナズマイレブン』の円堂守役など様々な役があります。少年役から少女役、中にはモンスターなどの鳴き声まで演じることがあるベテラン声優です。声優行とは他に舞台女優も続けています。

ワンピースでサボ(成年)を演じているのは古谷徹さんです。1953年7月31日生まれで現在はなんと64歳です。ワンピースのサボ役以外に演じたアニメのキャラクター一覧は、『巨人の星』シリーズの星飛雄馬役、『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイ役、そして最近話題の『名探偵コナン』シリーズの安室透・降谷零・バーボン役などがあります。今も昔も超有名アニメの超有名キャラを演じており今後の担当キャラにも注目が集まります。

3人目に紹介するのはカマバッカ王国の女王(中身は男)でありながら革命軍の幹部を務めるエンポリオ・イワンコフです。名前が長いことから「イワさん」「イワちゃん」と呼ばれることが多いです。画像では体の大きさがわかりにくいですが、人より体が3倍ほど大きいです。しかしそれ以上に頭が異常に大きいため不思議な体型となっています。自分の事を「ヴァターシ」と言ったり「ヒーハー！」といったり個性の強さが際立っています。

「ニューカマー拳法」という特殊な武術の使い手で、肉弾戦でも強さを発揮します。その中には「44のエステ奥義」というものがあり、それを主軸に戦います。ワンピースには特殊な能力やイレギュラーな戦いをするキャラクターがたくさんいますが、エンポリオ・イワンコフはその中でも異彩を放っています。DEATH WINK(デス・ウィンク)という、「ただのまばたき」でものすごい風圧を放ち、敵の砲弾を打ち返すことも可能です。

エンポリオ・イワンコフは悪魔の実である「ホルホルの実」を食べた能力者です。その能力から、「奇跡の人」といわれています。このホルホルの実の能力は、指先から様々なホルモンを自分または他人に注射し、その注射対象を変化させるというものです。画像のように、マゼランの猛毒を受け、瀕死になっていたルフィに「エンポリオ・治癒ホルモン」を注入し、見事に完治させました。ただし、寿命が縮むというデメリットがあります。

インペルタウンで当時、囚人がいきなり消えるという事件が起こっていました。エンポリオ・イワンコフもその一人です。しかし実際は行方不明ではなく、インペルタウンlv5とlv6の間に作られたlv5.5「ニューカマーランド」の支配者として君臨していました。マゼランの猛毒を受けたルフィもこのニューカマーランドに運び込まれ、治療されました。その後、ルフィがドラゴンの実の息子と聞くと、革命軍幹部として脱獄に踏み切りました。

さっそくlv6にエースを救出に行くも一歩遅く、救出に失敗します。しかしジンベエやクロコダイルを開放し、各階層でも囚人たちを解放しつつ出口まで駆け上がります。脱獄途中でサディちゃんと戦いますが、自身にホルモンを注射し見事撃破します。その後はマゼランと交戦しますが毒を受けて敗北、しかしテンションホルモンと治癒ホルモンを自分に注入して回復します。最後は「HELLウィンク」をつかって、見事脱獄に成功しました。

脱獄した後はエースが運び込まれたマリンフォードまで行動を共にします。そして、マリンフォード頂上戦争では白ひげ海賊団側につき、エース救出に助力します。マリンフォード頂上戦争には、同じ革命軍であるバーソロミュー・くまがいたため会話を試みましたがすでにパシフィスタとなってしまったくまは会話もできず、イワンコフの仲間たちを蹴散らします。それに怒ったイワンコフはくまと交戦しつつ、ルフィをサポートしました。

マリンフォード頂上戦争が終わった後は、囚人のニューカマーたちと一緒に、ハンコックが手に入れた海軍の船にのり、カマバッカ王国まで帰還しました。そこで帰還すると、シャボンディー諸島からバーソロミュー・くまによって飛ばされたサンジと会います。そこでサンジに勝負を挑まれるも圧勝、最初はルフィの仲間と信じていませんでしたが、新聞をみたサンジの反応で信じ、2年間サンジを強くするために様々な修行を行いました。

ワンピースでエンポリオ・イワンコフ役を演じていたのは、いまむらのりおさんです。過去には吹き替え作品や舞台でも活躍していましたが、諸事情によりその役を降板することになりました。そしてその後を継いだのが岩田光央さんです。1967年7月31日生まれの50歳です。過去には演じたアニメのキャラクターの一覧は『灼眼のシャナ』のマルコシアス役、『ケシカスくん』のケシカスくん役、『頭文字D』の武内樹役などがあります。

4人目に紹介するのは、昔から革命軍幹部として活躍していながらも王下七武海に所属しているバーソロミュー・くまです。必要最低限の会話しかすることがなく、とにかく無口です。何を考えているかわかりませんが、王下七武海の中で一番政府の言うことを聞くメンバーで、政府の言いなりになっているからこそ周りはくまの事を不気味に感じています。巨大な上半身に見合わない細い腕と足で、手にはいつも聖書を持ち歩いています。

バーソロミュー・くまは悪魔の実であるニキュニキュの実を食べています。可愛らしい能力の名前ですが、その強さは本物です。手のひらに肉球がついており、その肉球で触れたものは勢いよく飛ばしてしまいます。人を飛ばすことはもちろん、斬撃や大気までもがそのはじき返す対象となっています。人の体から「疲労」や「痛み」を抽出し、回復させることもできる上に、その抽出したものを他社へ移植するという恐ろしい力もあります。

次に紹介するのは革命軍で先ほど紹介したエンポリオ・イワンコフの部下であるイナズマです。額の真ん中に入った「イナズマ」を中心に、右半身は白色、左半身はオレンジ色と不思議な見た目をしています。また、片手には常にワイングラスを持っています。「忠実な部下」というイメージで、命令を背くことなく、真面目に職務に取り組みます。インペルタウンからの脱出劇には「イナズマの存在は欠かせない」と言えるほどの活躍でした。

イナズマは悪魔の実である「チョキチョキの実」を食べたハサミ人間です。画像のように両腕がハサミに変化します。このハサミ触れたものは石だろうが、道だろうが、なんでもかんでも紙のように切り貼りすることができます。イナズマが切れるだけで材質は変化していません。その能力と強さからルフィからは「カニちゃん」と愛称を付けられています。ハサミを直接使った攻撃は見られず、現時点ではサポートに回ることが多いです。

次に紹介するのは革命軍のNo.2の「参謀総長」サボの部下であるハックです。魚人で、魚人空手の使い手です。覇気などは現状では見せておらず、魚人空手・魚人柔術のみを使用して戦っており、生半可な強さではない模様です。初めて登場したのはコリーダコロシアムでエースのメラメラの実争奪戦です。画像をみてもわかる通り、道着を着ており、戦いに誇りを持っています。同じ魚人であることからジンベエとは親しい仲にあります。

コアラは革命軍のNo.2で「参謀総長」であるサボの部下です。ハックとは違い人間ですが、魚人空手師範代の実力であり、現在まで戦闘シーンはかなり少ないものの、その強さの片鱗を見せています。画像を見たらわかる通り、スタイルもよく、オレンジ色の髪、そしてゴーグルと帽子を被っておりかなりオシャレです。真面目な性格がゆえに、サボが暴走したときの引き留め役となっていますが、サボの自由奔放な行動に手を焼いています。

今は陽気で元気そうなコアラですが、壮絶な過去があります。コアラは元奴隷の少女として初登場しました。天竜人にこき使われた過去から何をされてもニコニコ笑顔でいるという異常な一面を持っていました。しかし、タイヨウの海賊団の船長であるフィッシャー・タイガーに怒られ、周りのメンバーにも助けられて徐々に人間味を取り戻していきました。そして、ついに14歳の時にハックに連れられて革命軍に入団したとされています。

その他にも革命軍のメンバーは多く存在します。ドラゴンに近況報告をしたテリー・ギルテオ、ニコ・ロビンを救出したバニー・ジョー、映画で登場したレイズ・マックスなどです。そして最近の『週刊少年ジャンプ』で進展がありました。革命軍は東西南北の拠点に軍隊長がいるということです。東軍がベロ・ベティ、西軍がモーリー、南軍がリンドバーグ、北軍がカラスとなっておりまだ存在が明らかになっただけであって詳細は不明です。

最近噂になっているのがトラファルガー・ローが革命軍に入るということです。最初は「マリンフォード頂上戦争でローがルフィを意味なく助けた」などあいまいな理由でしたが最近はいくつかの具体的な予想が上がっています。まず、ローが幼い頃住んでいたのはフレバンスという国でした。この国の地質調査で毒が発見され、フレバンス国民はその毒の伝染病と恐れられ、次々と射殺、ローの妹も病院ごと放火され国は滅亡しました。

そのようなことがあり、ローが世界政府を恨んでいることはほぼ間違いありません。ただ、ローがそのような理由だけで革命軍に入団すると考えるのは少し浅はかです。ローとルフィは現在同盟を組んでいますが、ローに馴れ馴れしさは見られません。そのためカイドウを倒したらもう同盟関係は終わりと考えていると思われます。そうなるとドラゴンの息子であるルフィと仲良くしないというのは革命軍入団は考えにくいのかもしれません。

一方で、すでにローは革命軍に入団していてそれを隠しているだけという線も考えられます。今のところ証拠を伴った理由はありませんが、もし仮にそうだとすると「頂上戦争でルフィを無償で助けたこと」や「バーソロミュー・くまがベガパンクの改造で理性を失ったため、代わりに七武海に入ったこと」などにも納得がいきます。とはいえ、まだまだ不明な点が多く、これからのローの動向に注目が集まります。

ホールケーキアイランド編が終わり、ついにレヴェリーとワノ国編が迫っているワンピースですが、合間に革命軍の情報が出てきました。いまだ謎多き革命軍ですが、これからどのような行動を起こすのか？そしてトラファルガー・ローは革命軍に加入するのか？今後の革命軍に注目です！