ワンピースのカタクリの強さとかっこいい画像！作中最強キャラの能力は？

大人気コミック『ワンピース』。連載開始から20年以上経った現在でも、その人気は衰えを見せません。主人公・ルフィが海賊王を目指して冒険するこの物語には、実に様々なキャラクターが登場します。

今回紹介するシャーロット・カタクリは、ワンピースの中でも「最強」「かっこいい」と名高いキャラクター。ビッグ・マム海賊団に所属しており、彼はそこで幹部の1人として登場しました。カタクリの懸賞金額は未だかつてない程に高く、ファンの間では当初から注目されていました。どれ程の強さが秘められているのかファンの間で話題に上る中、ホールケーキアイランド編でルフィと激しい戦いを繰り広げました。

今回の記事では、ワンピースのホールケーキアイランド編でルフィと激闘を繰り広げた、シャーロット・カタクリの強さとかっこいい画像を紹介。ワンピース本編に登場したカタクリの技や、カタクリの魅力についても触れていきます。

まずはカタクリの基本情報を紹介します。カタクリはワンピースに登場するビッグ・マム海賊団の最高幹部『スイート3将星』の1人として登場しました。身長はなんと509cm。誕生日は11月23日で、年齢は48歳。3将星の中でも最強の実力者とされています。

同じビッグ・マム海賊団のメンバーからの信頼も厚く、「生まれてこの方1度も地に背をつけた事がない」「超人」「全てが完璧な人間」として認められています。特にカタクリの妹であるブリュレからは「シャーロット家の最高傑作」とまで言われるほど。北斗の拳のケンシロウを思わせるかっこいい容姿と評判ですが、強さも一級品で最強の呼び声高い難敵です。

実際戦闘能力はかなり高く、冷静沈着で状況に応じ自分に出来る最善を尽くすような性格をしている為、目立つ短所がありません。後述しますが、能力はルフィに近いパラミシアで、見聞色の覇気を鍛え過ぎた余りに少し未来が見えると言う今までにない強さを保持しています。ワンピースの中でもかっこいい、そして最強と評判に納得してしまうファンも多くいたようです。

ではここで、カタクリがワンピースの世界でどれほど強いキャラクターとして扱われているのかを紹介していきます。基本情報でも触れましたが、カタクリはビッグ・マム海賊団の幹部として登場。ビッグ・マム海賊団の幹部は主にカタクリの兄弟、つまり海賊団船長であるシャーロット・リンリンの子供達で構成されていますが、その幹部は億越えの高額な懸賞金がかけられています。

カタクリを含む、ビッグ・マム海賊団の幹部にかかった懸賞金とはいったいどれほどのものなのでしょうか？次の項目では、カタクリだけでなく、彼の兄弟でありビッグ・マム海賊団の幹部であるキャラクターの懸賞金について見ていきます。

まず最初に紹介するのは、シャーロット家スイート3将星の一角「千手のクラッカー」。ビッグ・マム海賊団の船長であるシャーロット・リンリンの息子であり、カタクリの弟にあたります。彼の懸賞金は8億6000万ベリー。千手の名の通り、無数の手で剣を構えるスタイルがとてもかっこいいと評判です。この画像の兵士はビスケット兵と言い、クラッカー本人は別に存在します。

驚異的な懸賞金額ですが、懸賞金だけでなく能力についても同様のことが言えます。クラッカーは悪魔の実であるビスビスの実の能力者。自身が生み出したビスケットを兵として扱うことができる能力を有しています。また、このビスケットには覇気を纏わすことも可能で、覇気をまとったビスケットはワンピースの中でもトップクラスの堅さ。防御としても使える能力となっていました。

ルフィはこのビスケットに対して、「食べる」という行動で対抗。上の画像はクリマ・タクトの雨で柔らかくしたビスケット兵を喰らい続けたルフィの姿です。ルフィはバウンドマンを再現したかった様ですが、満腹故にタンクマンに成っています。お世辞にもかっこいいとは言い難いですが、このタンクマンの秘めたる強さはかなりのもの。当時ファンの間では、ルフィがルフィ自身よりも高い懸賞首に勝てるか話題となっていました。

ルフィ最強の攻撃、ギア4でやっと砕ける程の堅固な守備力のビスケット兵ですが、この戦いではタンクマンのキャノンボールで、木っ端微塵に砕かれてしまいました。画像左上にちょこんと描かれた人型の物体が、本体のクラッカーです。ワンピースでもトップクラスと噂せれる守備力のビスケット兵が、武装色の覇気をまとったギア4が派手でクラッカーをふっ飛ばす姿は見ていてとても爽快だと話題になった場面でもあります。

ビッグ・マム海賊団にはクラッカーの他にも億を超えた懸賞金がかけられているキャラクターがまだまだ存在します。その中でもファンから注目を浴びたのが、シャーロット・スムージーです。

シャーロット・スムージーはスイート3将星の一角で、懸賞金は9億3200万ベリーです。能力名は不明、クロコダイルの様に水分を搾り取る事ができますが、彼と違いスムージーは更に水分に触れる事ができます。懸賞額はクラッカーの上ですが、コミックス88冊の中で、目立った戦闘は今の所ありません。すらっと長い足と容姿端麗のスムージー。剣を操るゾロはこの時不在でしたので、再登場して対立姿が描かれる可能性もあります。

億を超える賞金首が揃った美術館。そんな中でもカタクリの懸賞金は飛びぬけています。おそらく懸賞金額の高さは、その実力に由来しているのでしょう。ここで1度カタクリの懸賞金額と、その姿にについても紹介します。シャーロット・カタクリ、スイート3将星の一角で、その懸賞金はなんと10億5700万ベリー。

スムージーやクラッカーの金額も勿論ですが、ワンピースで10億を超える賞金首はこの時まで現れておらず、カタクリの懸賞金が明らかになった際にはとても大きな反響がありました。「懸賞金＝強さ」というわけではありませんが、それでも簡単な目安となるので、この懸賞金額は見過ごすわけにはいきません。次の項目ではカタクリの強さについて触れていきます。

ワンピ―スに登場するビッグ・マム海賊団の中で、最強かつかっこいいと名高いカタクリ。そんな彼の強さの1つに異様なまでに鍛えられた見聞色の覇気があります。見聞色は覇気の中でも「生物の発する心の声を聞く能力」として紹介されていますが、これまで描かれた見聞色の使い手は「心の叫びを聞く」等の範囲にとどまっていました。

しかしカタクリについてはこの見聞色を鍛えすぎている為、少し未来が見える状態にまでなっているのです。実際、本編の中でもこの能力を活かし、ルフィの攻撃を回避している場面が描かれていました。

ここからはカタクリの肩書と性格について紹介します。下の画像の通り、カタクリは地に背をつけた事がない超人として、ビッグ・マム海賊団の中では最強と呼び声の高いキャラクターでした。しかしそれには理由があり、この場面でのカタクリの評価はカタクリの過去と、彼の性格に大きく関係していました。

彼の性格については基本情報の項目でも少し触れましたが、冷静沈着といえる性格をしています。感情を顔に出すことも少なく、状況を冷静に観察することも。一方、家族や部下に対しては非常に寛容で、失態を起こしても軽い叱責で済ませる上、弟妹が危機に瀕した際には救助する姿が描かれていました。 

そんな性格の為、ビッグ・マム海賊団の中にカタクリのファンクラブまで存在するほど、カタクリは人気者となっています。ファンクラブはじめ、周囲のでは「戦闘において一度も背中をつけたことがない」という事実が「生まれてこのかた背中を地につけたことがない」とエスカレート。しかしカタクリはそれを否定せず、噂通りの人間として振る舞おうと心がけていました。こういうストイックな性格も、カタクリの強さの1つでしょう。

ストイックな性格かつ家族に優しい上、最強の肩書を持つカタクリ。現実の世界にいる、ワンピースのファンの中には、カタクリのファンだとおっしゃる方も沢山います。しかし、このカタクリの魅力に心を掴まれたのは現実のワンピースファンだけではありません。

なんとカタクリの所属するビッグ・マム海賊団の中には、「カタクリファンクラブ」というものが存在します。そのファンクラブの会長兼特攻隊長はシャーロット・フランペ。カタクリの実の妹にあたりますが、彼女のカタクリへ対する思い入れはかなりのものでした。他人だけでなく、家族もカタクリのかっこいい姿に魅了されているようです。

ストイックな性格をしており、周囲からの評判通り「最強」であろうとするカタクリ。しかし、そんな彼にも秘密がありました。ワンピースいち最強かつかっこいい戦士と評判だったカタクリが周囲にひた隠しにしていたのは、思い切り地面に横たわってドーナツを味わう姿。最強・かっこいいという自分の評価を下げない為に、カタクリはこの姿を隠していました。

詳しくは後述しますが、画像にある大きな口と、その端の縫い目をカタクリはコンプレックスと感じています。カタクリは幼少時この口が原因で疎まれ、遠ざけられました。だらしなく寝そべる姿を隠していたのは、強い自分を演じると共に、食事することによって露わになる自分の口を隠すため。カタクリの、口に対するコンプレックスはとても根強く、後から生まれた弟や妹、後年に傘下に下った者にも隠され続けていたのです。

ワンピースの世界では最強でかっこいいと評判のカタクリ。しかし先程も触れましたが、カタクリの口に対するコンプレックスは非常に強く、並大抵のものではありません。

上の画像は「誰にも何も言いません！口が裂けても！」メリエンダ三人衆の一人のセリフに逆上するカタクリです。メリエンダとは『おやつの時間』を意味し、カタクリ本人は三人衆の事を、パティシエと呼んでいます。些細な言葉に逆上するカタクリ。ワンピースでは道化のバギーでも似たようなくだりた描かれていました。画像の右頬に深く刻まれた縫い傷はかっこいい演出ではなくて、伏線回収要素だったのです。

余談ではありますが、上記で触れました道化のバギーのやりとりをここで紹介します。「マッタクの誤解ですっ！」「真っ赤でデカイですだァア？」といった取りで、部下を叱責するシーンもありました。上の画像のように一人ノリツッコミをしていますが、カタクリが三人衆に激昂したシーンに通じるところがあります。カタクリもバギー同様、ちょっとした言葉でも我慢がきかない程に思い詰めていたのでしょう。

メリエンダ三人衆に裂けた口を見られたカタクリ。コンプレックスに触れられたことに堪りかね、味方であるエリメンダを土竜で背中を一突きしてしまいます。この後、角モチと言う武装色の拳技で、更に彼らを苦しめていました。三人衆に襲い掛かった土竜の扱いも、カタクリは相当長けています。乱心時でさえ土竜を手放さない姿にも、カタクリが最強である理由が垣間見えます。

冒頭でも触れた通り、カタクリはモチモチの実の能力者です。能力としては、ルフィと同じく超人(パラミアン)系で、体を餅にしたり、餅を生成する能力を持っています。体を餅に変化することで体の一部を伸ばして攻撃することも可能。ルフィとの戦いではカタクリの使う技がルフィの技に似ているということにも注目が集まりました。

ルフィとカタクリの能力は、ゴムゴムVSモチモチで、見た目はとても酷似しています。ワンピースでは様々な能力者が登場しましたが、ここまでゴムゴムの能力に近い技はおそらく初めてです。最強VS最強と呼び声の高い2人の戦いですが、この技が披露された時点では戦いは未だ序盤。カタクリの強さはこれで終わりではありませんでした。

ルフィと似た技を使うことができるカタクリ。加えて手に持っている槍「土竜」の扱いも非常に長けており、この事実だけでも非常に強力なキャラクターである事がわかります。しかし、彼の強さはこれだけではありません。カタクリは悪魔の実の能力者として「覚醒」のステージに至っていたのです。ここではカタクリの覚醒能力による技について紹介していきます。

覚醒能力として最初に紹介するのは『流れモチ』。ドフラミンゴ同様、能力で周囲に影響を及ぼす技となっています。カタクリはこの技でルフィの退路を遮断。ルフィを苦しめました。しかし結果的にはルフィはこの時間を覇気の回復に充てていました。

次に紹介する技は加々身(かがみ)モチと言う圧迫攻撃です。ミロワールド(＝鏡世界)という言葉にちなんでの技でしょうが、床をモチへと変化させ、それでルフィを圧迫して攻撃しました。見た目はとてもコミカルで、ピンとこないかもしれませんが、下の画像のような巨大な餅に圧迫されるというのは技を受ける人間にとっては驚異的でしょう。

ちなみに、加々身モチによる攻撃をルフィはまともに受けてしまいましたが、ビスケット兵の時と同様に、加々身モチを食べて脱出しています。大食いでかつゴム人間であるルフィだからこそ可能な回避方法でしたが、通常の人間なら圧死、もしくは身動きが取れず窒息死すると考えると、やはり恐ろしい技だと言えます。

3番目に紹介する必殺技は「無双ドーナツ」。モチモチの実の能力でありながら、餅を使った技ではないのかと、作中ルフィは驚いていました。しかし、ここで描かれているドーナツの正体はやはりカタクリの能力によって生成された餅でできたものです。覚醒能力によって、餅へと変化させた物体をドーナツ状へと変形させ、宙へ浮遊させます。

浮遊させたドーナツ型の持ちの穴からは武装色をまとった腕が現れ、カタクリがそれを操作し、殴打することによって攻撃を繰り出します。この技だけでも驚異ですが、ここから「餅吟着」という技を派生させることも。「餅吟着」については是非コミックスでご確認ください。

次に紹介するのはカタクリの技の中でも1番強力とされている技『力餅』です。この技は能力によって餅を堅くした上、武装色によって更に硬化する技『角モチ』に、能力によって餅を生み出してその餅を宙に浮くドーナツのような形へと変化させ、そのドーナツの穴から、武装色の覇気まとわせた腕を生成する『無双ドーナツ』の合わせ技。

宙に浮く武装色をまとったドーナツ型の餅による殴打の威力は尋常ではなく、ギア4のルフィでさえも大ダメージを負いました。

ストイックな性格かつ、モチモチの実の能力を覚醒させているカタクリ。必殺技も強力なものばかりで、ルフィを苦しめました。しかし、未来予知能力があるにもかかわらず、カタクリはルフィに敗北してしまいます。そのきっかけとなったのが、コンプレックスである口。

加々身モチによって、ルフィの身動きを封じたカタクリ。その時点でカタクリは勝利したと思い込み、モチモチの実の能力で作り上げた社にこもり、メリエンダ(＝おやつの時間)として寝そべりながらドーナツを食べ始めます。しかし加々身モチから脱出したルフィにより社は破壊され、大口を開けて食事をしていたカタクリの姿が明るみに出てしまいます。

周囲にその姿を見られたカタクリは怒りに駆られ、自身の強みでもあった冷静さを失います。それによって未来予知も機能せず、ルフィから痛烈な1撃を浴びる結果に。そこからルフィは鏡世界から外の世界へと脱出しました。その後覇気を回復させてから再戦することとなりますが、その時にはルフィはカタクリと同じ見聞色による未来予知に目覚め始めます。

ルフィは見聞色の覇気による未来予知と、スピードとトリッキーさを組み合わせるギア4「スネイクマン」でカタクリに応戦。最終的にはほぼ相打ちのような形でカタクリはうつ伏せに倒れました。10分後に両者は意識を取り戻し、対峙します。その際にカタクリは上の画像のようにルフィへ「いつかビッグ・マムを倒しに来るのか？」と問いかけ、ルフィは「勿論だ」「おれは…海賊王になる男だ！」と返答。

凄まじい気迫を見せながら、応えるルフィの強い意志を目の当たりにし、カタクリは再び前のめりに倒れそうになるのを我慢し、今度は自らの意思で背中から倒れました。そしてそのまま意識を失います。これがルフィとカタクリの闘いの顛末です。

カタクリは初めて敗北することとなりました。しかし、カタクリが敗北したこのシーンでは、自ら仰向けに倒れた場面をみたファンの間で「負けたけどかっこいい！」話題に。 敗者がかっこいいという、少年漫画には珍しいワンシーンとなりました。

強さや性格だけでなく、勝負に負けた姿でさえかっこいいと評判のカタクリ。ここからはファンの間でカタクリがかっこいいと人気の画像を紹介していきます。

最初に紹介する画像は、カタクリがコンプレックスである口をさらして妹を怒鳴りつける場面です。一見すると避けたような口がアップになっており、かっこいいと判断するのは難しい画像に見えますが、ファンにとっては「妹に口をさらしている」という点が評価されているようです。

この時カタクリはルフィとの1対1の闘いを繰り広げている最中でした。カタクリファンクラブの会長であるフランペは、ルフィと戦うカタクリの為、2人に悟られないよう物陰に隠れながらシビレ針を放って援護。しかしそれに気付いたカタクリは激怒。ルフィとの戦いの為にコンプレックスである口をさらし、声を荒げて感情を露わにしたカタクリがかっこいいと評判の画像です。

2つ目に紹介する画像は、カタクリが土竜で自らの体を刺すシーンです。なかなかショッキングだとも言われる画像ですが、この場面はカタクリの潔さが端的に表れたシーンでもあります。自身は希望していなかったものの、ルフィと対戦している最中にフランペから援護を受ける結果となってしまったカタクリ。

カタクリが望んでいたことではないにしても、結果的に卑怯な事をしてしまったと、カタクリが詫びとして自分の腹を突き刺したシーンとなっています。敵キャラクターでありながらも、決戦においてあくまで1対1を望むカタクリの姿は「潔い！」「かっこいい」とファンから評判だったようです。

カタクリがかっこいいと評判の画像3番目に紹介するのは、カタクリがルフィを認めるシーンです。シビレ針によるフランペの援護に気づかなかったことをカタクリはルフィに謝罪しますが、ルフィからは「海賊の勝負に卑怯なんて言葉はねェ。避けきれなかったおれが悪い」と返されます。その返事にカタクリは笑みを浮かべると、覇王色の覇気を発動。フランペ達を気絶させました。 
 

そこでカタクリは「外野がうるせェな…」 と発言。そしてこそで「おれはもう…お前を格下とは思わねェ」とルフィを認めました。カタクリがルフィをライバルと認識した、ワンピースにおける名場面ですが、この時のカタクリもかっこいいと話題になりました。 

強さや冷静な性格、そして潔さのあるカタクリ。これだけでも十分魅力的なキャラクターですが、カタクリの魅力はそれだけではありません。戦う姿は充分にかっこいいと評判ですが、カタクリの持つ優しさが好きだとおっしゃるファンもいらっしゃいます。カタクリの優しさが分かり易く描かれていたのは、ルフィとの激闘が終わってからでした。

闘いが終わり、ブリュレから手当を受けるシーンでは、ブリュレとカタクリの過去が描かれました。そこには、幼少期に口のことをからかったカタクリが相手を叩き伏せ、それが原因でブリュレが傷つけられてしまった事、そしてその事件をきっかけに「馬鹿にされるような隙を見せず完璧な恐怖を与え、家族を守れる男」を目指すようになったことが描かれていたのです。

この事実は戦いが終わってから描かれていましたが、カタクリの優しさはこれよりも前の場面でも垣間見えていました。自身の口を見たフラッペから大笑いされてしまったシーンでも、カタクリはそれについて触れず、ただルフィとの闘いの邪魔をしたことに激怒しています。シビレ針によって体の自由がきかないルフィを見て笑う部下達に対しても同様で、「あのバカを笑いたきゃ…おれも一緒に笑え…！」と叱責。

メリエンダ三人衆に対しては厳しい対応をしましたが、それは血の繋がった家族ではなかったからなのかもしれません。このシーンではフランペの率いる部下に対しての恩情を見せた可能性もあります。物語の上ではルフィの敵として登場したカタクリですが、家族に対する優しさや闘いに対する真摯な姿は多くのファンの心を打ちました。強さ、冷静さ、そして優しさと誠実さがカタクリの魅力と言えます。

ルフィとの戦いに負けてしまったカタクリ。では、これから先ワンピースにカタクリが再登場する可能性はあるのでしょうか。実は、ファンの間では「カタクリは絶対再登場する」と言う話もちらほら見られます。その理由というのは、今回の闘いではビッグ・マム海賊団の船長、シャーロット・リンリンを倒していないから、という事が挙げられます。

カタクリとの激闘の末勝利したルフィですが、今回の闘いではシャーロット・リンリンと直接闘ったわけではないのです。今回はあくまでシャーロット・リンリンから逃げ切る形で戦いが終結しており、決着が着いたというには難しいところがあります。更に、それに加えてブリュレからは「『麦わらのルフィ』だけは許すな…！」という発言が飛び出しています。

カタクリはルフィに対して好感を抱いているようですが、カタクリを敬愛してやまないブリュレにとっては憎き相手。ルフィに至っては「『四皇』はおれが全部倒すつもりだから！」と過去に発言しています。この事から、今後再びルフィはビッグ・マム海賊団と対立し、そこでカタクリが登場する可能性は十分にあると考えられているのです。

今回はビッグ・マム海賊団の最高幹部、シャーロット・カタクリについて紹介しました。カタクリはてきでありながらも、かっこいいキャラクターと評判のキャラクター。更に、どれ程先になるのかはまだ不明ですが、再登場を期待できるキャラクターとなっています。

シャーロット・リンリンから見事逃げ切ったルフィの度はまだまだ続きます。これから先、カタクリの再登場を期待しながら、ワンピースを見守っていきましょう。