2018年05月21日公開
2018年05月21日更新
王下七武海メンバーの過去と現在を比較!強さ・能力や懸賞金一覧【ワンピース】
大人気コミック『ワンピース』。主人公・ルフィが海賊王を目指して冒険をするこの物語には、実に様々なキャラクター達が登場します。今回紹介する『王下七武海』にあたるキャラクター達は、政府公認の海賊であり、ワンピースの中でもトップクラスに入る実力者ばかり。物語で重要な役割を担う事も少なくありません。しかし実力者であっても様々な理由により、王下七武海の座から転落してしまう場合も。今回は王下七武海の過去メンバーと現在のメンバーの強さ・能力や懸賞金について比較紹介していきます。
目次
- 大人気漫画『ワンピース』!そこに登場する王下七武海とは?
- 王下七武海が担う役割
- 政府公認の海賊『王下七武海』となる条件
- 王下七武海にはモデルがあった?実在した政府公認の海賊
- 登場時から現在まで王下七武海の座についたままのメンバーを紹介!1人目は『ジュラキュール・ミホーク』
- 現在も王下七武海の座を守り続ける女帝『ボア・ハンコック』
- 王下七武海入り後ロボットに?『バーソロミュー・くま』
- 王下七武海の称号を剥奪される理由とは?
- 王下七武海から最初に脱落!『サー・クロコダイル』
- マリンフォード頂上戦争で死亡扱いとなり王下七武海から除名『ゲッコー・モリア』
- マリンフォード頂上戦争後王下七武海メンバーから脱退『ジンベエ』
- ジンベエと同じくマリンフォード頂上決戦で王下七武海から脱退『マーシャル・D・ティーチ』
- ルフィと同盟を組んだためドレスローザ編で王下七武海から除名『トラファルガー・ロー』
- SMILE密売によりドレスローザ編で王下七武海の称号を失った『ドンキホーテ・ドフラミンゴ』
- マリンフォード頂上決戦後王下七武海へ加入!『白ひげ』の息子?『エドワード・ウィーブル』
- 新世界編より王下七武海入り!『バギー』
- 次は誰が選ばれる?現在2名欠員の出ている王下七武海
- 今後王下七武海は消滅する?七武海制度の撤廃を目指す海軍大将『藤虎』
- 今後王下七武海は物語にどう関わっていくか
- 王下七武海の今後の活躍に期待!ワンピースは現在も好評連載中
大人気漫画『ワンピース』!そこに登場する王下七武海とは?
『週刊少年ジャンプ』で好評連載中の『ワンピース』。主人公・ルフィが海賊王を目指して冒険するこの物語は、1997年から連載が開始され、20年以上経った現在もファンを増やし続けています。20年以上連載されていることもあって、物語に登場するキャラクターも実に様々。魅力的なキャラクターが次から次へと登場します。今回紹介するのはそんなワンピースの中でも『王下七武海』と呼ばれる海賊達。
『王下七武海』とは、政府から公式に略奪行為を認められた7人の海賊の事で、七武海の座についた海賊たちは世界政府未加入国の船に対して略奪行為を行っても、海軍に捕らわれることはありません。また、元々懸賞金をかけられていたとしても、七武海に加入した時点で、懸賞が無効となるようです。
『王下七武海』のメンバーは、その殆どが他の海賊とは比較にならないほどの強さを誇っており、ワンピースの中でもかなり目立った存在でもあります。今回はそんな王下七武海の過去、現在のキャラクターを紹介。強さや能力・懸賞金等について比較、一覧紹介していきます。
王下七武海が担う役割
まずは『王下七武海』が政府にとってどんな存在なのかを説明します。冒頭でも触れた通り、『王下七武海』とは政府公認の海賊であり、略奪行為が認められた存在です。しかし、何故そんな事が認められているのでしょうか。それには、『大海賊時代』という背景が関係していました。
ワンピースの世界に登場する海賊は実に様々。『大海賊時代』と呼ばれるだけあって、その数も多く、海賊による被害も並大抵のものではありません。中でも『四皇』と呼ばれる海賊は他に類を見ない強さを誇っており、海軍であっても食い止めることが難しいようです。そこで政府は一部の海賊の力を利用し、四皇へと偏りすぎたバランスを取り戻そうとしたのです。
そして政府に選ばれたのが『王下七武海』。この座についた海賊は略奪品の何割かを政府に納めることで、海賊行為を政府から許可されることとなります。また、それに伴って指名手配も解除。しかしその代わり七武海には政府の緊急時にかけつけるという義務が発生。政府に対して非協力的な態度をとり続ける場合には、称号を剥奪されることもあるようです。
政府公認の海賊『王下七武海』となる条件
条件付きとはいえ、政府から海賊行為を許される王下七武海。では、王下七武海となるための条件とは一体どんなものなのでしょうか。これはワンピースの本編で説明がありました。まず1つ目の条件は、先の項目でも触れた通り、「収穫(=略奪品)の一部を政府へ治める事」。これだけなら楽な条件にも思えますが、もちろんそれだけではありません。
こちらも先程説明しましたが、他の海賊への抑止力や四皇と拮抗するための存在ですので、2つ目の条件として「強さ」と「知名度」が必要となってきます。その為、七武海への加入は政府から勧誘された者が優先となります。中には加入を目的に政府に働きかけた者もいますが、王下七武海の存在意義から考えるのであれば、後者は少数派でしょう。
しかし後者であっても、結果的には政府に認められているのですから、大物海賊であることにはかわりありません。実際、当初の王下七武海も、メンバーが入れ替わった現在の王下七武海のメンバーも大物ばかり。政府公認の海賊の席は7つしかない事を考えると、当然の結果かもしれません。
王下七武海にはモデルがあった?実在した政府公認の海賊
政府公認の海賊『王下七武海』。政府公認で略奪行為を行うというと、少し現実離れした存在のように思えます。事実、『王下七武海』の精度はフィクション作品である『ワンピース』の中にしか存在しません。しかしながら、実はこの『王下七武海』にはモデルがあったという事をご存知でしょうか。
『王下七武海』のモデルとなったのは、かつて実在した『私掠船』。なんと、こちらも政府に認められて略奪行為を行う存在でした。しかしながら通常の海賊とは異なる点も。それは略奪対象を限定していた、という点にあります。どんな相手であっても略奪行為を行うのであれば、それは単なる海賊でしかありませんが、私掠船は当時戦争状態にあった国の政府下にあり、その国の敵国船のみを相手に略奪行為を行っていました。
初期の私掠船団は国王や貴族等、その時代の有力者がスポンサーとなっており、その都度共同持株会社が立ち上げられていたようです。しかしながら私掠船の中には同盟国や母国籍の船まで襲う、本物の海賊へ転身してしまった船も。政府管轄下にあるとは言え、軍とは異なる存在でしたので、統率を図るのは難しかったのではないでしょうか。
登場時から現在まで王下七武海の座についたままのメンバーを紹介!1人目は『ジュラキュール・ミホーク』
ここからは当初から現在に至るまで、『王下七武海』の座についたまま、脱退や除名されていないメンバーを一覧紹介していきます。まず一覧の最初に紹介するのは『ジュラキュール・ミホーク』。『鷹の目のミホーク』の異名をもつ剣豪です。ワンピースの中では比較的序盤で登場しており、麦わら海賊団の剣士、ロロノア・ゾロと対決したとこもある人物。
世界最強の黒刀「夜」を持っており、それによって発生する「飛ぶ斬撃」でガレオン船や氷結した大津波を切り分ける事も可能。世界最強の剣士として有名ですが、王下七武海の中でも特に気まぐれな性格をしているようで、基本的に行動をとるときは1人で行動。海賊団に所属している様子はありません。
七武海加入前にかかっていた懸賞金は、現在の時点でまだ不明。戦闘シーンは少ないのですが、その強さは並大抵のものではありません。『赤髪のシャンクス』とは昔からの知り合いのようで、シャンクスの左腕(利き腕)が健在だった頃には何度も決闘を繰り広げていました。しかし結局、最後まで決着が着かなかったというのですから、本気を出せば四皇と渡り合えるほど強いということなのでしょう。
ワンピースの中では間違いなくトップクラスの強さを誇るミホークですが、常に自分のやりたいようにしか動かないようで、「世界政府の招集命令に最も応じないであろう人物」と言われています。しかしながら案外好戦的な性格をしてるので、この先どこかでルフィ達と戦うことがあるのかもしれません。
現在も王下七武海の座を守り続ける女帝『ボア・ハンコック』
一覧紹介2番目に紹介するのは、王下七武海の紅一点『海賊女帝』こと『ボア・ハンコック』。女ヶ島「アマゾン・リリー」の皇帝であり、九蛇海賊団の船長を務めています。悪魔の実『メロメロの実』の能力者であり、王下七武海加入前の懸賞金額は8000万ベリーと、比較的低額ではありますが、これは懸賞金額が吊り上がる前に政府から七武海へ勧誘されたことが理由だと考えられます。
かなり傲慢な性格をしており、自分の美貌を鼻にかけ尊大に振る舞っていますが、実際世界屈指の美貌の持ち主でもあります。メロメロの実の能力は対象者を石化させるというもの。特によく使用する『メロメロ甘風(メロウ)』という技は、ハンコックが放ったハート形の波動を、ハンコックに魅了されている人物が浴びると、一瞬で石化してしまいます。
ただし、彼女の魅力に酔わない者や、痛み等により邪念を抑え込むような人物にはメ石化攻撃は効かないようです。しかし回し蹴りなどの物理攻撃は感情を持たない武器等も石化させる強力なもの。しかも石化は、ハンコックの意思でしか解除できません。敵にすると非常に恐ろしい能力ではありますが、女性への興味が極端に少ないルフィに効果はありませんでした。
更に女ヶ島でのやりとりの結果、ハンコックはルフィに惚れ込み、麦わらの一味にとって強力な味方となりました。マリンフォード頂上戦争ではルフィの為に、本来味方しなければならないはずの海軍の邪魔をしながら暴れ回っています。この事から考えると、ハンコックは七武海の座についてはいるものの、ルフィと対立するのではなく、今後もルフィを手助けするキャラクターとして活躍していくのではないでしょうか。
王下七武海入り後ロボットに?『バーソロミュー・くま』
王下七武海一覧紹介3番目に紹介するのは『暴君』の異名を持つ『バーソロミュー・くま』。スリラーバーグ編で麦わらの一味を追い詰めたシーンを覚えている人は多いのではないでしょうか。シャボンディ諸島編では壊滅の危機に瀕していた麦わらの一味を、自身の能力を使ってそれぞれ別々の場所に飛ばしています。ニキュニキュの実の能力者であり、王下七武海に加入する前の懸賞金額は2億9600万ベリー。
ニキュニキュの実の能力は、その肉球であらゆるものを触れた瞬間に勢いよく弾き飛ばす能力。外見や名商の上では比較的和やかな雰囲気を持つ悪魔の実ですが、戦闘においてこの能力ほど便利なものは稀です。弾き飛ばす対象となるのは物体だけに限りません。斬撃や炎は当然、人体に溜まった疲労や痛みにまで及びます。もちろん弾き飛ばす対象には大気もふくむので、大気を肉球で弾いて、衝撃波として敵へ向かって発射することも可能。
ありとあらゆるものを弾き飛ばすこの能力は、戦闘での応用性が非常に高いと言えます。更にバーソロミュー・くまにおいては他のキャラクターと明らかに異なる点が。それはDr.ベガパンクによって人造兵器『オアシフィスタ』に改造されているという点です。ベガパンクにより手足から徐々に改造されたようで、マリンフォード頂上戦争前にはは脳を除くほとんどの部分がが機械となっていました。
この時点で鋼鉄以上の体や、黄猿の技を再現したレーザーを放てる口等へと変化していますが、マリンフォード頂上戦争の時にはついに脳も改造され、人格を失い人間兵器へと変貌を遂げてしまっていました。更に政府はバーソロミュー・くまを元に、パシフィスタの試作品を作成。作成された20体以上ものパシフィスタが、頂上戦争に投入さることとなりました。
王下七武海の称号を剥奪される理由とは?
ここまでで、ワンピース登場以降天下七武海の座を守り続けているキャラクターを紹介しました。しかしながら、先程触れた通り、王下七武海の称号は政府によって剥奪される場合もあります。では、称号剥奪の理由・条件とは一体どんなものなのでしょうか。簡単に説明すると、「緊急事態において政府に対し非協力的な態度をとり続ける場合」や他の海賊に倒され政府から「七武海に相応しくない」と判断された場合があります。
「政府に対し非協力的な態度」というのには、他の海賊団と同盟を組むことや国家転覆未遂が含まれ、これらを理由に称号を剥奪された者もいます。他には王下七武海の座についていて本人が自ら脱退を希望する場合も。その為メンバーが欠けることも多々あるのですが、欠員が出た場合にはその都度補充されています。
基本的に欠員が出た場合には政府が勧誘を行うのですが、中には政府を脅迫して七武海の座につくこともあるようです。その他には自ら「政府のメリットになり、且つ力を示す行為」を行った者が、政府に認められて七武海に迎え入れらる場合があります。
王下七武海から最初に脱落!『サー・クロコダイル』
ここまでで、物語当初から現在に至るまで王下七武海の座を守ってきたキャラクターを紹介しました。ここからは元々は王下七武海だったものの、脱退したキャラクターについて一覧紹介していきます。まず最初に紹介するのは『サー・クロコダイル』。七武海加入前の懸賞金額は8100万ベリー。自然系悪魔の実「スナスナの実」の能力を持つ「砂人間」です。
出典: http://festy.jp
元々は、アラバスタ王国で海賊を狩って治安を維持してきた「英雄」でした。ですがそれはあくまで表向きの姿であり、実の姿はアラバスタ王国の乗っ取りを目論む犯罪会社「バロック・ワークス」の社長だったのです。アラバスタ王国を乗っ取った後は古代兵器『プルトン』を手に入れ軍事国家を作り上げることを目論んでいたようですが、ルフィによってそれは阻止されました。
ルフィに敗北した後、クロコダイルの目論見が公にされ、クロコダイルは七武海の称号を剥奪された上、逮捕されてしまいます。逮捕後は大監獄インペルダウンへ送られ、LEVEL6に収監されていましたが、マリンフォード頂上決戦前にルフィらと共に脱獄。マリンフォード頂上決戦後に再登場しており、その時にはバロック・ワークスのMr.1だったダズの姿も描かれています。
その時の様子を見る限りではクロコダイルはダズと共に新世界へ向かったようで、現在は懸賞金5億6900万ベリーの賞金首となっています。
マリンフォード頂上戦争で死亡扱いとなり王下七武海から除名『ゲッコー・モリア』
王下七武海を脱退したキャラクターの一覧紹介として、次に紹介するのは『ゲッコー・モリア』です。スリラーバーグ編で登場し、麦わらの一味と対決しました。カゲカゲの実の能力者であり、敵から影を奪い、その影を死体や物体に入れる事により、不死身の兵士を作ることができます。また、奪った影を自身に取り込み自分の体を強化させることも可能。
かつては新世界で四皇の1人『カイドウ』と渡り合った事もある実力者。 しかしながら、新世界では仲間を失うという「悪夢」に見舞われてしまい、それ以来、死なない兵士(=ゾンビ)に執着するようになってしまいました。戦闘は基本的にゾンビに任せてしまう為か、基本的な身体能力は高くなく、同じ七武海のジンベエには一蹴されていました。
カイドウと渡り合った当時と比較すると、現在は肥満体型化しており、それと関係しているのか、現在のモリアには当時ほどの力はないようです。頂上戦争で戦死したものとして王下七武海から除名されたものの、実際にはモリアは、政府から命令を受けた他の七武海メンバーにより攻撃を受けています。力を失った事から、政府に「七武海に相応しくない」と判断されてしまったのかもしれません。
マリンフォード頂上戦争後王下七武海メンバーから脱退『ジンベエ』
『元』七武海メンバーの一覧紹介で3番目に紹介するメンバーは『ジンベエ』。マリンフォード頂上戦争編から幾度となくルフィ達を手助けしてくれた魚人のキャラクターです。魚人等の出身でありタイヨウ海賊団の船員ですが、魚人島編のストーリー展開から、今後麦わらの一味となる可能性が高いとされているキャラクターです。
悪魔の実の能力者というわけではありませんが、その強さは本物。魚人空手や魚人柔術の達人で、王下七武海にふさわしい実力を持っています。しかしながらワンピースの中では比較的温厚で、魚人島の平和を願う優しい性格。タイヨウ海賊団の船長だった、故・タイガーの遺志を継いでいるので、可能な限り相手を殺害しまうような事態は徹底的に避けているようです。
同時に義理・人情にも篤い人物で、魚人島に平和をもたらした『白ひげ』ことエドワード・ニューゲートには多大な恩義を感じており、白ひげ海賊団と戦わなければならないマリンフォード頂上戦争では、政府からの戦争参加要請を拒否。それどころか暴れて白ひげ海賊団との戦いを止めようとした為、王下七武海の称号を剥奪されてインペルダウンに投獄されてしまいました。
その後はルフィと共に脱獄し、戦争では白ひげ海賊団に加勢。海軍を味方し、戦っていたモリアや海軍本部の大将・赤犬の攻撃からルフィを守りました。
ジンベエと同じくマリンフォード頂上決戦で王下七武海から脱退『マーシャル・D・ティーチ』
七武海元メンバーの一覧紹介4人目は『黒ひげ』こと『マーシャル・D・ティーチ』。元々は白ひげ海賊団の船員でしたが、自身が所属していた四番隊の隊長を殺害し、逃亡。自身を船長として、黒ひげ海賊団を結成しました。その後追いかけてきた白ひげ海賊団二番隊隊長のエースを捕らえ、エースの身と引き換えに七武海入り。マリンフォード頂上戦争を経て勢力を急激に伸ばし、現在は四皇の1人として名を馳せているようです。
元々はヤミヤミの実の能力者であり、闇を発生させて、ブラックホールの様にその中へ全てを引きずり込む能力を持っていましたが、マリンフォード頂上戦争編では白ひげの遺体からグラグラの実の能力を回収。これによって、大気や海を殴りつけて衝撃波や大津波を発生させる能力も手に入れ、その場で七武海脱退を表明しました。
最初から持っているヤミヤミの実の能力が、火や毒はもちろんその気になれば街1つ丸ごと吸収する強力な能力である上、グラグラの実の能力が加わった事により黒ひげの戦闘力は急激に跳ね上がりました。おそらく、このことが四皇の1人と呼ばれるまでに至った原因でしょう。おまけにティーチはワンピースの謎の1つ『D』の名前を持つ人物の1人。これから先、どこでどう活躍していくのか予想もつきません。
ルフィと同盟を組んだためドレスローザ編で王下七武海から除名『トラファルガー・ロー』
脱退済み七武海メンバー一覧紹介5人目は『死の外科医』の異名を持つ『トラファルガー・ロー』。シャボンディ諸島で登場した後、マリンフォード頂上戦争で再登場。そこでは重症を負ったルフィとジンベエの命を救いました。ローはハートの海賊団を率いる船長であり、オペオペの実の能力者。
指定した範囲に『ROOM(ルーム)』と呼ばれる球体上の特殊な結界を展開し、その範囲内のあらゆるものを切断・癒着する等、自由自在に扱う事ができる能力を持っています。その能力故に「改造自在人間」と呼ばれることも。パンクハザード編からは麦わら海賊団と同盟を組んだ為、パンクハザード編、ドレスローザ編では主人公級の活躍を見せています。
オペオペの実の能力は超人系の能力の中では、比較的直接攻撃する技が少ない能力でもありますが、非常に応用性が高く、使いようによっては超人系最強とも言われています。他の七武海メンバーと比較するとピンとこないかもしれませんが、渡り合うだけの実力は充分にあると言えます。事実、ドレスローザ編ではルフィと協力し、七武海の1人だったドフラミンゴを倒しています。
ローは普段から政府に対して敵対的な行動や、悪事を働くような意志をもっているわけではありませんが、ドフラミンゴを失墜させ、四皇の1人『カイドウ』を倒す為に麦わらの一味と同盟を組みました。これは政府との協定違反にあたるらしく、王下七武海の称号を剥奪されることとなりました。現在は5億ベリーの賞金首となっています。
SMILE密売によりドレスローザ編で王下七武海の称号を失った『ドンキホーテ・ドフラミンゴ』
脱退済み七武海メンバー一覧紹介6人目は『ドンキホーテ・ドフラミンゴ』。『天夜叉』や『ジョーカー』の異名を持つ、悪のカリスマとしてドレスローザ編でルフィ達の前に立ちふさがりました。イトイトの実の能力者であり、鋼鉄のような強度を誇りながら目には見えないほど細い糸を使う能力を有しています。
糸を使った能力としては、糸を鞭のように使って攻撃する事や、他の人間を操り人形のように操る事、雲に糸を引っかけ、その雲を軸に空を移動する事も可能。他にも、傷口を縫い合わせたり、一定の範囲を檻のように囲う等、応用の範囲はかなり広く、様々な使い方をしていました。
悪魔の実の能力者としては「覚醒」と呼ばれるステージに至っており、その強さは折り紙付き。ルフィとローが手を組み、ようやく倒すことができました。10数年前にドレスローザのリク王家を陥れ、国外へ追い出すと、自身が王位の座につきました。そしてその立場を利用して"武器や人工悪魔の実「SMILE」等を密売。四皇の1人であるカイドウをはじめ、大物海賊や戦争中の国家等と取り引きをしていました。
ドレスローザ編終盤では自身の悪事を国外に漏らさないよう、島中を糸でドーム状に包み、ドレスローザの人間の皆殺しを画策しましたがルフィに敗北し、失敗。 これまで行ってきた事を政府に知られ、七武海の称号を剥奪されてしまいました。88巻のSBSによると、現在はインペルダウンレベル6に幽閉されているようです。
マリンフォード頂上決戦後王下七武海へ加入!『白ひげ』の息子?『エドワード・ウィーブル』
ここまでで、登場当時から王下七武海の座を守り続けているメンバーと、一時は王下七武海にいたものの、脱退してしまったメンバーについて一覧紹介してみました。ここからは、最初は王下七武海ではなかったものの、途中から王下七武海へと加入し、現在も在籍中のメンバーについて紹介していきます。在籍新メンバー一覧紹介として最初に紹介するのは自称白ひげの息子『エドワード・ウィーブル』。
母であるミス・パッキンに吹き込まれ、自分を白ひげエドワード・ニューゲートの実の息子と思い込んでいるキャラクターで、ワンピース802話に登場しました。外見的にはひげ以外に白ひげとの共通点はなく、頭もあまり良いようには見えません。その為、白ひげ海賊団の残党メンバーからは息子と認められていないようです。
しかしウィーブルは白ひげを本当に慕っているようで、マーシャル・D・ティーチを倒す事を望んでいます。また、戦闘能力の高さは異様。大規模な戦闘では敵を町ごと吹き飛ばしており、海軍本部大将・黄猿は強さだけなら若かりし頃の白ひげのようだと評価しています。王下七武海加盟後は白ひげの遺産を奪うために、白ひげ海賊団の残党を倒すように母から誘導されているようで、今後マルコに接触する形で再登場する可能性があります。
新世界編より王下七武海入り!『バギー』
王下七武海一覧紹介最後に紹介するのは、バギー海賊団の船長、『バギー』です。当初は『道化のバギー』の異名をとっていましたが、その後有名になってからは『千両道化のバギー』という異名に変わりました。それに伴い、海賊団の名前も『バギーズデリバリー』に改名。現在は王下七武海の1人であるとともに、海賊派遣組織総帥を務めているようです。
ワンピースの中ではミホーク同様、比較的序盤から登場しているキャラクターで、強さについてはピンとこないかもしれませんが、バギーの持つバラバラの実の能力はかなり使い勝手の良い能力。範囲は限定的ではあるものの、足さえ地面に着いていれば、自身の体を自在に分離させ、更に切り離した体のパーツを自在に操る事ができます。切り離したパーツは空中浮遊することも可能。
更に、切り離した各パーツに、それぞれに別々の動きをさせることもできるようです。その為斬撃等の攻撃はバギーにとってほぼ無効であり、檻などに閉じ込められたとしても簡単に抜け出すこともできます。自然系の能力者が行うような広範囲攻撃に対しては弱いものの、回避・潜入・脱出にはうってつけの能力です。しかしながらバギーにとっての本当の意味で武器になっているのは、戦闘能力ではなく、そのカリスマ性。
戦闘能力自体は比較的低いのですが、運の強さも手伝って、インペルダウン脱獄時に、自身より高額の賞金がかかっていたの囚人たちから「キャプテン・バギー」と慕われるようになります。脱獄後もそうした人物達がバギーの手下として付き従っており、マリンフォード頂上戦争時にはかなりの勢力となっていました。頂上戦争後、王下七武海 へと加入。七武海加入前の懸賞金は1500万ベリーでした。
次は誰が選ばれる?現在2名欠員の出ている王下七武海
ここまでで、王下七武海の初期メンバーと現在のメンバーを紹介しました。ここでメンバーの名前を一覧にしてみると、初期メンバーはミホーク、ハンコック、くま、クロコダイル、モリア、ドフラミンゴの7名であり、現在のメンバーはミホーク、ハンコック、くま、ウィーブル、バギーの5名。こうして比較すると、昔と現在では2名の欠員が出ていることが分かります。
入れ替わりが非常に激しく、初期の頃から七武海として残っているのは、半数以下の3名。過去と現在とを比較してみると2名も欠員が出ている事もあり、戦力ダウンしている印象が否めません。王下七武海の制度から考えるに、これから先2名メンバーを補充することになるはずですが、今のところその候補については情報がありません。
今後王下七武海は消滅する?七武海制度の撤廃を目指す海軍大将『藤虎』
現在の時点で2名の欠員が出ている王下七武海。四皇に対抗するために政府が作った制度ではありますが、この七武海制度を撤廃しようとする人物も存在します。その人物とは、海軍本部大将『藤虎』こと『イッショウ』。ルフィ達が修行をしていた2年の間に『世界徴兵』という制度によって大将に抜擢された人物で、生粋の海兵とは異なる人物です。重力を操る能力者のようですが、何の実の能力であるのかは今のところ不明。
しかしその強さは本物で、ドレスローザ編ではその能力により隕石を降らせて見せました。ルフィとは敵となるべきポジションのキャラクターですが、他の海軍と比べると比較的責任感が強く、潔い人物。世界秩序を守る者として海賊は基本的に信用しておらず、「王下七武海制度の完全撤廃」を望んでいるようです。今後再び活躍する可能性も高く、彼がどう動くかによって、王下七武海のあり方も変化するかもしれません。
今後王下七武海は物語にどう関わっていくか
ドレスローザ編以降、2名欠員が出たままの七武海。元々が四皇への対策として設立されたものなのだとすれば、2名の欠員が出ている現在、政府の言う『バランス』が取れていない状態になっていると言えます。白ひげの息子を自称するウィーブルは比較的強力な戦闘能力を有しているようですが、それでも元々の人数・戦力と比較すると、バランスがとれているとは思えません。
おまけに七武海は元々、政府の傘下として組織されているのの、メンバーからの政府への忠誠心はほぼ皆無と言えます。現役の七武海であるハンコックも政府の命令よりもルフィの味方をする等、政府の思惑から徐々にずれるようになりつつあると言えるのではないでしょうか。藤虎のような、七武海撤廃を目指す海軍兵の存在など、七武海のあり方も今後変わってくる事を暗示しているようにも思えます。
王下七武海の今後の活躍に期待!ワンピースは現在も好評連載中
今回は王下七武海の過去メンバーと現在のメンバーの強さ・能力や懸賞金について比較紹介してみました。いかがだったでしょうか。一覧の中ではウィーブルのように、その強さが未だ不明のキャラクターも存在します。しかしながら、それを考慮しても現在は2名欠員が出ているので、当初のメンバーと比較すると戦力ダウンしているようにも思えます。
しかし今後新たに七武海となるキャラクターが現れる可能性も充分にあります。これからワンピースの中で七武海がどう物語に関わっていくのかは分かりませんが、きっとその強さを活かして大暴れしてくれることでしょう。今後も七武海のさらなる活躍を期待して、ワンピースを見守っていきましょう。