白ひげ海賊団の隊長と傘下メンバーまとめ！能力やその後も考察【ワンピース】

人気作品ワンピースは、1997年から週刊少年ジャンプで現在も連載が続いている大人気漫画です。人気作品ワンピースには、海賊王ゴールDロジャーが遺した「ひとつなぎの大秘宝ワンピース」を巡り、主人公モンキーDルフィーをはじめとする多くの海賊が躍動する、海洋冒険ロマンが描かれています。

この人気作品ワンピースの中で、海賊王ゴールDロジャーと最も関わりを持っていた海賊であり、世界最強の海賊とも言われるのが大海賊白ひげであり、その大海賊白ひげが率いているのが白ひげ海賊団です。白ひげ海賊団には、16人の個性豊かな隊長がいるほか、傘下となった多くの海賊が存在しています。

大海賊白ひげを親父(おやじ)と慕う16人の隊長達は、それぞれに高い戦闘力を備えていますが、懸賞金などの具体的な強さの指標は描かれていません。今回の記事では、この16人の隊長や傘下となっている海賊達を紹介すると共に、マリンフォード頂上戦争後の白ひげ海賊団にまつわる考察を紹介していきます。

白ひげ海賊団を率いる大海賊城ひげの初登場回は、海賊王ゴールDロジャーが処刑された24年後の海上でした。72歳と言う高齢とは思えない屈強な肉体と、点滴のような物を打たれながらも樽から酒を飲むという豪快さに、読者の誰もが強烈なインパクトを受けました。

初登場回以降も、人気作品ワンピースにちりばめられた多くの謎や伏線の答えを知る存在として度々登場する大海賊白ひげですが、全盛期の強さからは衰えていると考えられています。では、全盛期の白ひげとはどの様な強さだったのでしょうか?

大海賊白ひげの全盛期だった時期と考えられているのが、後に海賊王となるゴールDロジャーが躍動していた時代です。この時代は、現在「世界政府全軍総帥」の座に居るコングが海軍元帥を務め、海軍元帥として登場するセンゴクが海軍大将だった時期と重なります。この時代の戦闘シーンは描かれていない為、具体的な強さについては不明ですが、この時代を生き抜いた全盛期の白ひげは、まさに世界最強クラスの海賊だったと言えます。

大海賊白ひげと海賊王となったゴールDロジャーは、度々交戦したライバルであり友人でもあった為、偉大なる航路グランドラインを制覇した海賊王ゴールDロジャーしか知りえない、多くの謎の答えを大海賊白ひげも知ることとなります。全盛期の大海賊白ひげが海賊王ゴールDロジャーと渡り合う海賊だった事からも、その強さは疑いようがありませんが、高齢となった現在の大海賊白ひげは一体どの程度の強さなのでしょうか?

大海賊白ひげは、具体的な時期は不明ですが悪魔の実の能力を持っています。大海賊白ひげが持つ能力は、超人系(パラミシア)悪魔の実「グラグラの実」に由来するグラグラの能力です。グラグラの能力は、空間への打撃で大気にヒビを入れ振動させる事が出来る他、地震や津波、衝撃波を起こす事もできる能力です。更に、拳や武器に振動のオーラを纏わせ、敵へ直接的に地震の衝撃を与える事も出来ます

大海賊白ひげが持つグラグラの実の能力は、超人系(パラミシア)最強の悪魔の実と言われる動物系幻獣種「ヒトヒトの実、モデル大仏」の能力を持つ海軍元帥センゴクに「世界を滅ぼす力」と言わしめるほど強力無比なものです。

高齢となった現在の白ひげですが、グラグラの実の能力は健在であり、武装色の覇気を習得している点なども含め、ワンピースに描かれる偉大なる航路グランドライン前半の海においては間違いなく最強の海賊だと言えます。

強力無比な強さと豪快な性格を持つ大海賊白ひげは、財宝よりも家族の絆を何よりも大切にすると言う心根を持った人物で、白ひげ海賊団の仲間を家族として扱い、船員達を息子と呼んでいます。白ひげ海賊団2番隊隊長のエースから、自分が好敵手ゴールDロジャーの息子だと打ち明けられた際も、「誰から生まれようと、人間みな海の子だ」と諭し、変わらぬ愛情をもって接し続けました。

そんな豪快で愛情深い白ひげを慕い、多くの仲間や海賊達が集まり作られたのが白ひげ海賊団です。白ひげ海賊団直属の船員は1600名を越え、16の部隊に編成されています、それぞれの部隊には個性豊かな隊長が存在し、白ひげ海賊団を支えています。更に、白ひげ海賊団には43の海賊団が傘下に加わっており、傘下を含めた白ひげ海賊団の兵力は5万人を超えると言われています。

「世界最強の海賊」「偉大なる航路グランドラインに最も近い男」など様々に形容される大海賊白ひげが、全幅の信頼を寄せるのが、16部隊に編成された部隊をまとめている各隊の隊長達です。大海賊白ひげが率い、世界最強の海賊団とも言われる白ひげ海賊団の隊長とは、どれほどの猛者なのでしょうか?次章からは、部隊を任された隊長達を紹介していきます。

白ひげ海賊団1番隊を預かるのが、動物系(ゾオン系)幻獣種の悪魔の実の能力者であるマルコです。マルコの能力は不死鳥に変身できると言うもので、不死鳥化し青い炎を纏った状態のマルコは、いかなる攻撃を受けても再生できると言う能力を持ちます。不死鳥化した際に発生する青い炎には、炎としての特性は一切ありません。

不死鳥の能力によって高い再生力を持つマルコは、武装色の覇気の使い手でもあり白ひげ海賊団隊長の中でも最強と言われています。マルコの実力は、マリンフォード頂上戦争編で描かれています。マリンフォード頂上戦争編では、開戦と同時に大海賊白ひげへ強襲を仕掛けてきた海軍大将黄猿と互角の戦闘を見せ、更に海軍大将青雉とも互角に渡り合っています。

マリンフォード頂上戦争編が描かれていた頃のワンピースでは、海軍大将黄猿、青雉の強さは異次元とも言える強さだった為、互角に渡り合ったマルコの戦闘力は桁外れな物であり、最強の海賊団「白ひげ海賊団」の1番隊隊長の名に違わない強さと言えます。

海軍大将と渡り合う高い戦闘力を持った白ひげ海賊団1番隊隊長のマルコには、当然高額な懸賞金が掛けられていると考えられますが、ワンピースの作中に具体的な数字は描かれていません。2番隊隊長の火拳のエースが5億5千万ベリーの懸賞金だった事から、1番隊隊長のマルコは6億を超える懸賞金ではないか?と考えられています。

白ひげ海賊団2番隊隊長「火拳のエース」を救出する為、海軍本部と全面戦争となったマリンフォード頂上戦争編で、大海賊白ひげが絶命し敗走を余儀なくされた白ひげ海賊団のメンバーを纏め上げたのが1番隊隊長であったマルコでした。第2の白ひげ海賊団として動き出した船長マルコでしたが、マリンフォード頂上戦争から1年後に起こした「落とし前戦争」で黒ひげ海賊団に敗れ、その後消息不明となっています。

主人公麦わら海族団の船長「麦わらのルフィー」や革命軍参謀総長「サボ」と義兄弟の盃を交わしている、白ひげ海賊団2番隊隊長ポートガスDエースは、海賊王ゴールDロジャーの息子と言われています。偉大なる航路グランドラインを制覇し海賊王と呼ばれるようになったゴールDロジャーは、その後ロジャー海賊団を解散し、南の海サウスブルーにあるバテリラでポートガスDルージュとの間に子供を授かります。

この子供が、白ひげ海賊団2番隊隊長のエースだと言われています。ワンピースを扱う情報サイトなどでは、この親子関係を事実として掲載していますが、考察記事を掲載しているサイトでは、この親子関係に疑いを持っている物も多く存在します。今回の記事では、この親子関係を肯定し進めます。

白ひげ海賊団2番隊隊長であるエースは誕生と前後して両親を失い、海軍本部中将ガープによってダダンの元に預けられ幼少期を過ごします。幼い頃から町の不良や山に住む野獣を倒すなど高い戦闘力をもっており、10歳の時にはすでに覇王色の覇気を発現させるほどでした。その後、ルフィーやサボと義兄弟となった後の17歳の時に、海賊になる為に海へ出ます。

海へ出たエースは「スペード海賊団」を旗揚げし、更には自然系(ロギア系)の悪魔の実であるメラメラの実の能力を得て、瞬く間に名を上げていきます。王下七武海に勧誘されるほど海賊として名を上げたエースでしたが、大海賊白ひげ1人にスペード海賊団が敗れた事から、スペード海賊団ごと白ひげ海賊団に吸収され、その後白ひげ海賊団2番隊隊長へとなっていきます。

白ひげ海賊団へ加わったエースは、幼少期から覇気を操ると言う高い戦闘センスと、悪魔の実の中でも最強と言われる自然系(ロギア系)の能力者として、実績を積み上げ世界最強の海賊団と言われる、白ひげ海賊団の2番隊隊長となります。白ひげ海賊団は戦闘力の高い順番に分隊が組まれていると考えられている為、2番隊の隊長となったエースは白ひげ海賊団のNO3と考えられています。

白ひげ海賊団2番隊隊長であり、海賊王の息子と言う事もあってか、エースに掛けられた懸賞金は5億5千万ベリーと言う高額なものでした。この懸賞金の額は、エースが絶命するマリンフォード頂上戦争編までに描かれた王下七武海のメンバーよりも高額なものである事から、白ひげ海賊団2番隊隊長エースの強さは間違いなく本物だったと言えます。

実績を積み重ね白ひげ海賊団2番隊隊長となったエースでしたが、直系の部下だった黒ひげティーチが白ひげ海賊団最大の禁忌である「仲間殺し」を行い逃亡した為、バナロ島で黒ひげティーチとの決闘に望みます。しかし、この死闘に敗れてしまったエースは、海軍に引き渡され処刑される事になってしまいます。

バロナ島の決闘で黒ひげティーチに敗れたエースは、海軍に引き渡されインペルダウンへ幽閉されてしまいます。その後、海賊王の血を根絶やしにしたい世界政府の意向からエースの公開処刑が決まります。これを受け、大海賊白ひげ率いる白ひげ海賊団と海軍本部の全面戦争に突入します。

この頂上戦争には、義兄エースの窮地を知った主人公ルフィーや革命軍のメンバー、更には四皇の1人であるシャンクスまでもが参戦し、ワンピース史上最大規模の戦闘が描かれました。この頂上戦争で、世界最強の海賊と呼ばれた大海賊白ひげが命を落とし、白ひげ海賊団2番隊隊長エースも海軍大将赤犬の一撃によって命を落とす事になりました。

白ひげ海賊団の船長と2番隊隊長を失った白ひげ海賊団のメンバーは、決死の敗走により戦場から脱出します。その後、四皇の1人であるシャンクスと共に新世界の「とある島」に大海賊白ひげと白ひげ海賊団2番隊隊長エースを埋葬します。残されたメンバーは白ひげ海賊団1番隊隊長のマルコを新船長として、第2の白ひげ海賊団として動き出します。

マルコを船長とする第2の白ひげ海賊団は、1年後に行われた「落とし前戦争」に敗れて以降、現在まで消息不明となっています。また、大海賊白ひげの息子を名乗り、新たに王下七武海に加わった「エドワードウィーブル」による白ひげ海賊団を狙った襲撃もあり、新船長マルコをはじめとする多くの元白ひげ海賊団隊長の消息に注目が集まっています。次の章からは、白ひげ海賊団隊長や傘下に加わっていた海賊などを紹介していきます。

白ひげ海賊団3番隊隊長ジョズは、ダイヤモンドジョズと言う異名を持つ白ひげ海賊団の古株の1人です。ジョズは悪魔の実の能力によって、自身の身体をダイヤモンドに変化する事が出来、世界最強の剣士鷹の目のミホークの斬撃を無傷で受け止めると言う高い防御力を持っています。

更にジョズは武装色の覇気の使い手でもあり、白ひげ海賊団3番隊隊長に相応しい高い戦闘力を持っています。頂上戦争では、大将青雉との戦闘で右腕を失っており、落とし前戦争以降消息も不明となっています。また懸賞金については、ワンピースの作中に明確な描写はありません。

白ひげ海賊団4番隊隊長であるサッチは、その強さや能力についてはほとんど描かれていない為未知数ですが、4番隊の隊長を任されている事から白ひげ海賊団の中では上位に位置する強さを持っていた事が伺えます。しかしこの4番隊隊長サッチは、その強さなどよりも、白ひげ海賊団を壊滅に導くキッカケを作った不幸なキャラクターとして広く知られています。

白ひげ海賊団の一員として航海を続けていたサッチは、ある時1つの悪魔の実を手に入れます。白ひげ海賊団の掟では、手に入れた者に所有権が有るとされていた為この悪魔の実はサッチの物となりました。しかしサッチが手に入れた悪魔の実が、黒ひげティーチの待ち望んでいた悪魔の実であった為、サッチは黒ひげティーチに殺害され悪魔の実を強奪されてしまいます。

この、黒ひげティーチが望んでいた悪魔の実を入手してしまったサッチの不幸が、頂上戦争へのプロローグとなり、最終的には白ひげ海賊団が壊滅してしまう結果となります。このことから、読者の間では白ひげ海賊団一不幸な男として広く知られているようです。ちなみに、ジョズと同様にワンピースの作中にサッチの懸賞金に関する描写はありません。

白ひげ海賊団5番隊隊長ビスタは、白ひげ海賊団最強の剣士とも言われる二刀流の剣士です。花剣のビスタと言う異名を持ち、武装色の覇気の使い手でもあります。頂上戦争では世界最強の剣士鷹の目のミホークと剣を交えるなど、一定の活躍を見せています。頂上戦争偏のその後や懸賞金は不明です。

白ひげ海賊団6番隊隊長ブラメンコは、オーバーオールを着こなす巨漢の隊長です。能力の詳細は不明となっていますが、胸の辺りにあるポケットから自分の身体ほどもある巨大なハンマーを取り出し、暴れまわります。頂上戦争偏のその後や懸賞金は不明です。

白ひげ海賊団7番隊隊長ラクヨウは、能力や戦闘力は不明ですが顔の様な物が有るチェーンハンマーの使い手です。頂上戦争では目立った戦闘は描かれていません。また、頂上戦争偏のその後や懸賞金は不明です。

白ひげ海賊団8番隊隊長ナミュールは、唯一の魚人族の隊長です。魚人族である点から身体能力の高さは疑いようがありませんが、詳細な能力については不明です。頂上戦争偏のその後や懸賞金は不明です。

白ひげ海賊団9番隊隊長ブレンハイムは、巨人族ではありませんが大海賊白ひげを越える巨体を持った隊長です。能力や戦闘力は不明ですが、頂上戦争では青雉に凍らされたジョズを抱えて走るなど、もの凄いパワーを持っているようです。頂上戦争偏のその後や懸賞金は不明です。

白ひげ海賊団10番隊隊長クリエルは、唯一のバズーカ使いです。能力などの詳細は不明ですが、頂上戦争編では海軍大将赤犬と交戦するなど一定の戦闘力は描かれています。頂上戦争偏のその後や懸賞金は不明です。

白ひげ海賊団11番隊隊長キングデューは、刺青とボブヘアーがトレードマークの筋骨隆々な肉体を持った隊長です。能力や戦闘力についての詳細は不明です。頂上戦争偏のその後や懸賞金は不明です。

白ひげ海賊団12番隊隊長ハルタは、分隊長の中で最も小柄な剣士です。能力などの詳細は不明で、頂上戦争でも目立った活躍は描かれませんでした。頂上戦争偏のその後や懸賞金は不明です。

白ひげ海賊団13番隊隊長アトモスは、2本の角が付いた兜を被った2刀流の剣士です。水牛アトモスと言う異名を持ちますが、能力などは不明です。頂上戦争では、王下七武海の1人ドフラミンゴに苦戦を強いられています。頂上戦争偏のその後や懸賞金は不明です。

白ひげ海賊団14番隊隊長スピードジルは、槍を主力武器として戦うランス使いです。頂上戦争では目立った戦果は描かれていません。頂上戦争偏のその後や懸賞金は不明です。

白ひげ海賊団15番隊隊長フォッサは、咥えた葉巻と薄毛が特徴的な隊長です。炎を纏った刀を使用しますが、能力などの詳細は不明です。頂上戦争では目立った戦果は描かれていません。頂上戦争偏のその後や懸賞金は不明です。

白ひげ海賊団16番隊隊長イゾウは、女装家隊長です。2兆の拳銃を扱い、その容姿とは裏腹に他の隊長に指示を出すシーンがある隊長です。頂上戦争では目立った戦果は描かれていません。頂上戦争偏のその後や懸賞金は不明です。

遊騎士ドーマの異名を持ち、新世界でも名を馳せている海賊ドーマは、銃を持つ猿を肩に乗せて戦う海賊です。ドーマは白ひげ海賊団2番隊隊長エースに敗れ、白ひげ海賊団傘下に加わりました。頂上戦争にも参加していますが、頂上戦争のその後については、他の白ひげ海賊団傘下のメンバーと同様に詳細不明となっています。

雷卿マクガイの異名を持ち、新世界でも名を馳せているマクガイは、剣に雷撃を纏わせて戦う海賊です。頂上戦争にも参加していますが、頂上戦争のその後については他の傘下メンバーと同様に詳細不明となっています。

白ひげ海賊団傘下であるスクアードは大渦蜘蛛海賊団の船長でもあり、大海賊白ひげが全海賊団の指揮を1番に任せようとしたほど信頼を寄せる海賊です。頂上戦争では海軍の謀略から大海賊白ひげを襲いますが、正気を取り戻し、頂上戦争からの敗走に貢献しました。頂上戦争のその後については、他の傘下メンバーと同様に詳細不明となっています。

白ひげ海賊団傘下ディカルバン兄弟は、それぞれ目元に対象の痣を持つ海賊で、頂上戦争偏では全海賊団の指揮を任されるほど、大海賊白ひげからの信頼が厚い海賊でも有ります。頂上戦争のその後については、他の傘下メンバーと同様に詳細不明となっています。

白ひげ海賊団傘下リトルオーズJrは、ワンピース(作中のワンピース史)の歴史上唯一「魔人」と呼ばれた巨人族オーズの子孫で、白ひげ海賊団2番隊隊長エースと親交の深い巨人です。頂上戦争では、エースを救う為に大海賊白ひげの制止を振り切り単騎突入をするなど大暴れしますが、ドフラミンゴに右脚を切断されるなど重傷を負います。頂上戦争敗走時にも倒れたままとなっており、その後の詳細は不明となっています。

新たに王下七武海に加わったエドワードウィーブルは、懸賞金4億8千万ベリーが掛けられていた海賊で、大海賊白ひげの息子を自称しています。頂上戦争後からワンピースの作中では本格的な行動が見えてきており、中でも頂上戦争から敗走した元白ひげ海賊団傘下のメンバーを襲撃していると言う情報が少しづつ描かれています。

ワンピースの作中では、このエドワードウィーブルが襲った元白ひげ海賊団傘下のメンバーの数は16人とされています。襲われた16名の詳細は描かれていませんが、分かっている被害者について紹介していきます。

白ひげ海賊団傘下のホワイティベイは、砕氷船を操る女性海賊です。頂上戦争では海軍大将青雉によって凍らされた海面などを砕き、白ひげ海賊団の進軍をサポートするなど活躍しました。頂上戦争から2年後に、エドワードウィーブルに強襲され倒されたと言われています。

白ひげ海賊団傘下AO(アーオー)は、AO海賊団の船長でも有る海賊です。白ひげ海賊団2番隊隊長エースの事を「エースちゃん」と呼ぶ特徴があります。頂上戦争では目立った活躍はありませんでしたが、頂上戦争から2年後に、エドワードウィーブルに強襲され倒されたと言われています。

白ひげ海賊団傘下エルミーは派手な将食品を身につけた中年の女性海賊です。頂上戦争では目立った活躍は描かれていません。頂上戦争から2年後に、エドワードウィーブルに襲われ倒されたと言われています。

エドワードウィーブルに襲われた元白ひげ海賊団傘下のメンバーで判明しているのは上記の3名で、残る13名のメンバーはワンピースの作中では詳細が描かれていません。現在エドワードウィーブルはマルコやルフィーをターゲットとしている節が描かれており、動向が注目されています。

2番隊隊長エースの救出を目論む世界最強の海賊団「白ひげ海賊団」と、海賊王の血筋を消し去る為に処刑を執行しようとする世界政府側「海軍本部」との全面戦争が描かれた頂上戦争ですが、大海賊白ひげと2番隊隊長エースが命を落とし、白ひげ海賊団が壊滅すると言う結果となりました。

船長と有能な隊長を失った白ひげ海賊団は、敗走を余儀なくされ決死の敗走で難を逃れますが、1年後に起こした対黒ひげティーチとの「落とし前戦争」に敗れ、更には新たに王下七武海に加わったエドワードウィーブルに、傘下の海賊が次々と襲われています。戦力が大幅に低下したと言われる白ひげ海賊団は、ワノ国編へ突入する今後のワンピースに、再登場はあるのでしょうか?

頂上戦争後に、対黒ひげとの「落とし前戦争」で敗れた白ひげ海賊団の最悪のシナリオとして考えられているのが、黒ひげによってマルコの不死鳥の能力が奪われていると言う展開です。これまで黒ひげは、自身の欲する悪魔の実を仲間殺し(サッチ殺害)、親殺し(白ひげ殺害)を行い強奪しています。

黒ひげにはケルベロス説と言う考察があり、最大3個まで悪魔の実の能力が持てると言う説が実しやかに流れています。この考察が正しかった場合、自然系(ロギア系)よりも希少と言われる、マルコの持つ動物系幻獣種の悪魔の実の能力を、黒ひげが奪っているのではないか?そして、白ひげ海賊団の新船長マルコが弱体化してしまった白ひげ海賊団は、滅亡したのではないか?と言うのが、最悪のシナリオとして考えられています。

この場合、白ひげ海賊団のメンバーが今後ワンピースの作中に再登場する可能性は極めて低くなります。読者からの人気が高いマルコですが、黒ひげに能力を奪われ、エドワードウィーブルに襲われた場合、生き延びる事は困難とも言われています。諸説ありますがマルコの消息が、今後の白ひげ海賊団再登場の大きな鍵となるのは間違い無いようです。

白ひげ海賊団と四皇シャンクスが率いる赤髪海賊団には、大海賊白ひげの初登場回にシャンクスが関与している点や、頂上戦争後に白ひげとエースを埋葬した際にもシャンクスが同行している点など多くの接点が描かれています。更には、シャンクスがマルコを直接勧誘しているシーンも作中に描かれている事から、白ひげ海賊団が赤髪海賊団と合併するのではないか?或いは傘下に入るのではないか?と言う説があります。

赤髪海賊団を率いる四皇シャンクスは、ルフィーVS黒ひげの大規模戦闘に介入するのではないか?と考えられており、白ひげ海賊団が赤髪海賊団と行動を共にしていた場合、再登場の可能性はかなり高いものになるだろうと考えられています。この事から白ひげ海賊団の再登場は、四皇シャンクスの動向が鍵となるとも言われています。

現在ワンピースの作中では本格的に「ワノ国編」が描かれ始めています。白ひげ海賊団のメンバーの中には、ワノ国との繋がりが描かれているキャラクターが居ることから、ワノ国編で白ひげ海賊団の再登場があるのではないか?とも言われています。

弱体化や存在感の希薄化が囁かれる白ひげ海賊団ですが、ワンピースと言う作品に大きな影響を与えてきた海賊団であり、読者からの人気も高い海賊団ですので、このまま描かれずに終わるとは考えにくいと、ファンの間では考えられています。白ひげ海賊団のメンバーが、今後どの様にワンピースに関与していくのか?再登場はあるのか?本格的にワノ国編が展開されていく中、白ひげ海賊団の動向にも注目が集まっているようです。