2018年05月12日公開
2018年05月12日更新
ワンピースのサンジの過去まとめ!結婚相手やナミとの関係などネタバレ
ワンピースのサンジは麦わらの一味の初期メンバーですが、序盤に紹介された過去と、作品後半に紹介されたノースブルーでの過去は、全く違った内容になっています。サンジとナミの関係、サンジの結婚観、後半に明らかにされた兄弟とのあつれき等、そう言った情報をネタバレ全開で紹介して行きます。基本男には喧嘩腰、反対に全ての女性にはリスペクト、そんなサンジの伴侶となる女性は、一体どんな人物なのでしょう?ワンピースいち紳士で料理の腕が立つ男にまつわるまとめ記事です。
目次
- サンジの結婚相手や過去の兄弟関係などネタバレ多数
- 無人島漂着の過去…ゼフの想い
- 父や兄弟から隔離されたサンジの過去
- ワンピースのサンジは五兄弟の三男坊
- ネタバレ政略結婚…ワンピースの中で挙式演出?
- ワンピースに登場する女性の心をくすぐるサンジ
- ワンピースで魅せるサンジの素直な気持ち
- 涙に暮れるナミの真意とは?
- 政略結婚を目前に控えた手紙
- ワンピースの分岐点!サンジとの決別
- サンジとルフィの大決闘!勝敗の行方は?
- ネタバレを吐露するサンジ
- 本気で怒るナミに刺す様な痛みを伴うサンジ
- サンジと仲間達の日常
- ベルメールの最期…ナミの悲痛な過去
- 恋愛描写NGのONE PIECEで結婚を考察
- 意外な結婚と言えばDRAGON BALL!過去の作品からの考察
- ナミの涙は恋い慕うもの?
- サンジにとっての麦わら海賊団
- 料理人ヴィンスモーク・サンジ
- まとめ:いつまでも仲睦まじく
サンジの結婚相手や過去の兄弟関係などネタバレ多数
ワンピースで語られるサンジの二通りの過去
ワンピースを初期から通読している人は、「サンジの過去は?」と尋ねられたら「赫足のゼフとの無人島生活」と答えた後、「ノースブルーのヴィンスモーク家の兄弟との一件」と付け加える事でしょう。このように、長いワンピースの歴史の中で、サンジの過去は二回描かれています。その事から派生する、兄弟とのあつれきや政略結婚など、ネタバレ全開でお送りして行きます。ワンピースいち紳士で料理が巧い男の生き様をご覧下さい。
ワンピースとは無縁でも必要な情報
全編通じてサンジ一色にする事が使命でしたが、恋愛観、結婚観を客観的な角度から考察する必要があると判断した為に、別の漫画の画像、内容を一部掲載しています。別の漫画を考察する時も、サンジの事、ワンピースの事を触れざるを得ない場面、きっとあります。そう言う時は回避策よりも融合させて、よりテーマを明確にするが自論です。その記事に辿り着く前に一言断らせて頂きました。
無人島漂着の過去…ゼフの想い
過去に類を見ないワンピース史上最も凶暴な足
衝撃的なシーンですが、空腹の絶頂を凌ぐ為に自分を足を切断し、食料にしようとしています。かつてこの男は蹴りの名手で、敵の返り血を浴び続けた結果「赫足のゼフ」と呼ばれる様になりました。自分のアイデンティティーとも言える部位を削ぎ落す決断は、文字通り「悲痛」だったでしょう。一緒に無人島に流されたサンジに食料を渡した故の決断です。ワンピース史上最も凶暴な足は違う形で伝説と成りました。
ワンピースの残酷描写!自身の足を喰らったゼフの過去
サンジの「自分の足…食ったのか?」に対して「そうだ」と応じるゼフの姿です。ゼフが非情な人間だったら、手持ちの食料を横取りして、場合によってはサンジの手足も食料の一部と見なす事もあるでしょう。空腹が人間にとってどれだけ地獄かを知り尽くした人物の決断です。二人は通りかかった船に発見されて一命を取り留めます。その後、バラティエと言う海上レストランで、師弟関係を結ぶに至ります。無人島でのサンジの過去です。
ゼフの核心…ワンピースの料理人が夢に見る海
ゼフは長い航海の果てに、オールブルーの手掛かりを見つけている様子です。航海を共にする仲間がもう居ないから、到達は不可能に限りなく近いですが、誰かに夢を託すことはできる筈です。その相手がサンジだったら?そう仮定する前に、サンジは既にオールブルーを頭に描いています。夢が交錯する海域…麦わら海賊団の到達は現実のものとなるでしょうか?
ワンピースの摩訶不思議…東西南北が交錯する海域
パラディエのコックが解説する、夢の海域、オールブルーの姿です。海産物は鮮度が命!四つの海域が交錯するオールブルーに海上レストランを構えれば、極上の逸品を作り上げられる事でしょう。ゼフを筆頭に、オールブルーは実現する確証が、海の男達の語り口から推測できます。ワンピースでは東西南北の海域出身と言う紹介が必ずありますが、オールブルー出身の人物は今後現れるでしょうか?
父や兄弟から隔離されたサンジの過去
ワンピース後半に紐解かれるサンジの過去
ゼフと無人島に漂着するよりも以前のサンジの姿です。ヴィンスモーク家の三男として生まれたサンジは、落ちこぼれ故に、兄弟に虐げられ、父親からはその存在を世間から隠す措置を採られてしまいました。サンジは戦闘力に乏しい少年でしたが、他人を思いやる気持ちが人一倍優れ、実母ソラの自慢の息子でした。戦闘能力に長けた兄弟と比較されなければ、幸せな少年時代を送れた事でしょう。
過去のサンジはワンピースでどの様に描かれた?兄弟の評価
「お前は一族の恥だ!」ボコボコに腫れ上がった顔に放心気味のサンジ、追い打ちを掛けられる様に、兄弟達から厳しい言葉を浴びせられます。姉のレイジュは馬鹿にする様に嘲笑っていますが、本心ではサンジの行く末を心配しています。サンジとレイジュの繊細な関係性、ネタバレの一つですが、本編では割と明確に描かれています。
ワンピースの中でも抜きん出て母性の強いソラ
父や兄弟に虐げられて来たサンジですが、実母のソラだけは愛情豊かに接してくれました。ソラを喜ばせ、元気にしたい一心で料理に励むサンジは、この頃から食事の大切さに目覚めます。ヴィンスモーク家のジェルマ66には失格でも、海上レストランのバラティエでは副料理長まで上り詰めたサンジ…きっかけは最もリスペクトする女性、ソラでした。辛い過去を癒やす人間関係、ワンピースの根底には「人繋ぎ」が流れています。
ワンピースのサンジは五兄弟の三男坊
和気あいあいでも兄弟に虐げられた過去
サンジの兄弟…左から「レイジュ」「イチジ」「ヨンジ」「ニジ」です。青年期のイチジ、ニジはサングラスを愛用していて、二人とヨンジは割と区別が付き易いです。イチジは統率力があり、戦闘能力も高めです。ニジと組んで長らく続いた戦争を4時間で終わらせた伝説もあります。イチジが兄弟のボスですが、彼からサンジにちょっかいを掛けるのは皆無と言って良い程です。
ワンピースの中での戦隊モノ扱い!サンジは黄色いコスチューム
カラーになると一目瞭然ですが、サンジの兄弟、姉の髪色とコスチュームの色が一緒です。サンジは金髪なので、同系色の黄色をまとっています。ジェルマの戦士達は、父親の厳しい訓練に耐え抜いた精鋭ですが、早くから脱落したサンジは父や兄弟から差別を受けて生きて来ました。青年になったサンジがジェルマ66として活動する事はないのですが、配役を与えるなら黄色い戦士、と言う事みたいです。
ワンピースのアニメ版過去回想…五兄弟揃って
「0番2番1番3番4番」と言う順番で並んでいますが、いわゆるフォーメーションと言うやつです。五兄弟共に勇ましくて強そうなイメージを受けます。父親としては、五兄弟揃って、強靭な肉体でありたかった…サンジが怠惰だった訳ではないのですが、父親の期待に沿えなかったのは大きな岐路だったと言えそうです。他の兄弟と共に超越した身体能力に幼き頃から目覚めていたら、黒足のサンジと言うキャラは成り立たなかったでしょう。
ヴィンスモーク家のヨンジが誇る軍隊
ヴィンスモーク家の海遊国家「ジェルマ王国」が誇る軍隊のジェルマ66です。紹介しているのは、四男のヨンジなのですが、五兄弟の中で一番非力な男です。ジェルマ66はいわゆるクローン兵。若干外見が違う兵士も居ますが、プログラムによって統制されています。
地下施設が生まれた過去…複製兵のネタバレ
「こいつらは全員…!たった数名の優れた兵士達のコピー!」先程の画像を裏打ちする様な台詞です。全員同じ背格好ではなかったのは、数名の兵士をコピーしたからだったのです。富国強兵を築く為の苦肉の策…少年漫画を超越する様な設定も、詳細を完璧に描かれてしまうと、受け容れざるを得ない状況に立たされるでしょう。
ネタバレ政略結婚…ワンピースの中で挙式演出?
サンジ顔面蒼白の真相をネタバレ
青ざめるサンジ、事態の深刻さを物語ります。新婦候補はシャーロット家の三十五女プリンです。シャーロット・リンリンは「ビッグ・マム」と呼ばれ、四皇と括られる大海賊の一人です。ビッグ・マムのファミリーになり、傘下に下る事の恐ろしさは、「料理」と「美女」しか興味のないサンジでも理解できる最悪の縮図の様です。
ワンピースの三つ目美女の本性ネタバレ
天使と悪魔、ジキルとハイドの様なプリンの動向…瞳孔も開きながら支離滅裂です。この三つ目があるせいで、彼女は随分、憂き目を見てきました。そんな彼女の忌まわしき特徴を受け容れてくれる殿方は現れないでしょうか?サンジの優しさは、彼女の闇を払拭できないでしょうか?
ワンピースに登場する女性の心をくすぐるサンジ
サンジとプリンの初対面…過去を隠ぺいする女
サンジは全く結婚相手を期待していなかったのですが、予想を大きく上回る美女の登場に、思わず目がハートになっています。この女の子が三つ目で、天使と悪魔を行ったり来たりする性格でも、突き放さずに正面向き合うサンジの姿があります。
サンジの優しさがプリンを救う
「なんて…美しい瞳だ…」プリンの三つ目を見たサンジの率直な感想です。思いに偽りはないでしょう。プリンとサンジは政略結婚をしようとしていますが、ルフィたちがビッグ・マムを撃退したら、シャーロットの家系に縛られずに幸せに成れるでしょうか?
ワンピース内で婚約成立?結婚相手にサンジの告白
プリンが全く予期していなかった言葉が、告白がサンジから発せられました。優しげな表情からは苦悶や悲痛の感情は読み取れません。誰だって隠したいコンプレックスはあるもの…それはプリンとて同じ事です。女性をリスペクトし続けたサンジからは額の第三の瞳が、本当に美しく映えたのでしょう。
自分の過去を思い出し号泣のプリン
サンジの優しい言葉に涙腺をノックされるプリンですが、同時に、三つ目故に迫害された過去も込み上げて来ている様にも見てとれます。母親のビッグ・マムさえも毛嫌いした、額にある三つ目の瞳…それをサンジは「なんて…美しい瞳だ…」と評しました。
ワンピースで魅せるサンジの素直な気持ち
過去になかった三つ目ともがハートマーク
サンジの優しい声掛けに、泡を吹きながら三つ目ともハートマークになるプリンの照れ姿です。プリンはサンジの言動に一喜一憂で、怒ったり喜んだり忙しい女の子です。イベントとしての結婚相手の可能性も高い二人ですが、美女好きのサンジが生涯添い遂げる人物として相応しい相手でしょうか?
婚約者役と結婚を考えるサンジ
プリンの存在を肯定する一コマです。「おれの婚約者役はプリンちゃんでよかった」こんなにストレートに感謝の言葉を掛けられて、喜ばない女性は居ないでしょう。恋愛にストレートなサンジ、一方の天邪鬼なプリン…こう言う凸凹コンビが案外おしどり夫婦になったりするものです。
涙に暮れるナミの真意とは?
涙の理由をネタバレ
口元を悲痛にゆがませて涙を流すナミですが、事の真相は散々触れ回って来た、政略結婚に大きな関係があります。ナミたちを逃がす為に、受けざるを得なくなった政略結婚…ナミ自身もシャーロット家の恐ろしさは充分に承知の様子です。麦わら海賊団員をも震え上がらせるシャーロット・リンリンことビッグ・マムの存在はワンピース連載の歴史の中でも際立って特徴的です。
過去にない展開…ナミを一瞥するサンジ
女性に対して睨みを利かせるなんて、サンジの武士道に反する行為です。信念を曲げてでも、ナミを睨みつける理由があります。サンジはシャーロット家の恐ろしさを充分に理解している事は前述の通りですが、演技でも、心を鬼にしてでも、自身と仲間を切り離す必要があったのです。全く予期していない様子のナミの表情が、異常事態を物語ります。
ワンピースで過去二回サンジを呼び捨てにしたナミ
「ちょっと…!サンジ!」台詞には強調を表す傍点も振ってあります。ナミがサンジを「君」付けするのは「女王様気質とノリ」と巻二十七のSBSにあります。この時は、サンジの偽りの行動に騙されて、思わず手をあげてしまったナミですが、長い連載の中で、もう一度だけ、サンジを呼び捨てするシーンがあります。
意識朦朧でサンジを呼び捨てするナミ
このケースは病に倒れ、くだんの「女王様気質とノリ」を忘れてしまっていたのでしょう。麦わら海賊団の長い冒険記の中で、サンジをナミが呼び捨てにしたのは、この二回だけです。作者から正式な回答があった巻二十七は2003年発刊ですので約15年前の自論…ブレる事無く、揺らぐ事無く、こんにちまで続いているでしょうか?
政略結婚を目前に控えた手紙
サンジの決意を察するブルック
政略結婚の相手がプリンであること…名前は聞かされていても、容姿を確認していない時点での、サンジの決別の手紙です。「女」と表現している辺り、シャーロット・リンリンに似たぽっちゃり巨体系をイメージしていた節もあった事でしょう。サンジも、読者さえも裏切ったプリンの容姿…三つ目バージョンは、更なる裏切りだった筈です。
ワンピースの中でも物分かりが良いナミが事情を察知
あんなに短く素っ気ない手紙から、サンジの決意を汲み取ったナミやブルックですが、こんな風に敵方の思惑で仲間の士気を分断される事は中々ありません。必ず戻ると手紙に書いた事が、もう二度と戻れない事を予見させるなんて、何とも皮肉なものです。これが四皇ビッグ・マムの脅威!
ワンピースの分岐点!サンジとの決別
二度と逢わないつもりのサヨナラ
笑顔で肯定的なサンジの台詞…そうであるから余計に裏を読みたくなってしまうのが読者の心理ではないでしょうか?ネタバレすると、サンジは一時的に政略結婚の罠から脱する事に成功します。只、この台詞の時点ではもう二度とルフィたちと次の冒険ができるなんて思ってもいないでしょう。笑顔だから余計に辛い、サンジとの決別の瞬間です。
サンジとルフィの大決闘!勝敗の行方は?
ワンピースの麦わら海賊団を下級と罵るネタバレ
ナミに厳しい顔つきを晒した後は、ルフィにサンジが辛く当たっています。ここからルフィとサンジの大喧嘩が勃発するのですが、サンジが一方的に蹴り続けるだけで、ルフィは全くの無抵抗です。一方的な、悲しい暴力…お互いの意図あっての事ですが、とても悲痛に映ります。
ワンピース本気の喧嘩!痛いのはどっちだ?
サンジの足が疼きます。肉体的な痛みではなくて、精神的な痛み。ルフィは気を失うまで、サンジの蹴りを受け続けるつもりでしょうか?「おれの事蹴るだけ蹴っても!」「痛ェのはお前だろ!」流れる涙をこらえ切れないサンジ、ルフィの力強い訴えは、確実にサンジの心に届いています。
サンジを信頼するルフィの熱い想い
仲間として、支え合って来た、ルフィとサンジ。サンジの作る料理に満たされて、何度英気を養って来た事でしょう。「お前はおれの船のコックだから!」「おれはお前の作ったメシしか食わねェ!」サンジの脳裏に幼少時に兄弟達に虐げられた記憶が蘇ります。思えば、あの頃からコックを志して生きていた…ルフィの言葉が閉ざした記憶をゆっくりと紐解いて行きます。
サンジあっての海賊王
サンジに限った話ではなく、麦わら海賊団は誰一人として欠かす訳には行きません。ルフィのワンマンでここまで来れた訳じゃないのです。彼が目指す海賊王はサンジが居ないと絶対に成立しません。「必ず戻って来い!サンジ」「お前がいねェと…!」「おれは」「海賊王になれねェ!」何と言う頼り甲斐のある船長の乗組員になった事でしょう。ルフィのとどめの一言で、サンジの虚偽の姿勢は完璧に打ち砕かれました。
ネタバレを吐露するサンジ
麦わら海賊団は過去の思い出?
サニー号に未練のあるサンジに復帰の道を選ばせない苦役が許されるでしょうか?登場人物が絶対に死なないと言う安心感はワンピースの世界観では保証されていません。現に火拳のエースはルフィの胸に抱かれながら絶命して行きました。初期からのメンバーが船団から離れる確率は?それはよっぽどの事件が起こらない限り安心しても良いでしょう。
本気で怒るナミに刺す様な痛みを伴うサンジ
サンジの行動は仲間を想っての事だったとしても、一度曇った気持ちは簡単には払拭できません。「絶対に許さない」と啖呵を切ったナミですが、冒険がひと段落着くと、きっと又、サンジを仲間として受け容れる事でしょう。影が差した表情が怒りの度合いを示しています。
サンジと仲間達の日常
出逢った頃の様な気持ちで
鼻の穴をいっぱいに拡げて、ナミをエスコートするサンジの姿です。過剰に反応するウソップと静かに喉を潤すゾロ…個性が際立つ人間描写です。サンジは海上レストラン・バラティエでは副料理長の地位に身を置き、生意気がられても、その料理の腕前は同僚から信頼されています。船長のルフィが見当たりませんが、他のお客さんの料理を食べてしまい、厨房で皿洗いを強いられている途中なのでしょう。
みかんは愛する人の象徴的なネタバレ
「私が世界で一番嫌いなものはね」「海賊なの!」「好きなものはお金とみかん!」ナミの自己紹介ですが、何故、お金とみかんを同列に扱うかは理由があります。ナミの愛する人、ベルメールさん…ナミとノジコの育ての親に当たる人物です。ベルメールさんはみかんの果樹園を営んでいましたが、魚人族のアーロンに踏みにじられてしまったのです。ナミの肩には、みかんと風車の刺青があります。
ベルメールの最期…ナミの悲痛な過去
涙なしでは語れないネタバレ
ベルメールの額に銃口を向けているのは魚人族のアーロンです。アーロンの体制に最後まで屈しなかったベルメール…ナミの目の前で絶命します。アーロンは武力で勝てない事を悟ったナミは、金銭で村を守る決意をします。お金好きは、悪癖の様になっていますが、こんな正当な理由があったことをネタバレせずには居られません。
武力でアーロンを倒すネタバレ
「こんな部屋」とはナミがアーロンの手足となって、航海図を描いていた部屋の事を指します。これからルフィとアーロンの大決闘が勃発するのですが、先ず、この忌まわしい建物を破壊する所から事の成り行きは始まります。ルフィにとっての怒りは、やがて、ナミを自由の航海に連れ出す序章へとつながって行きます。アーロンはルフィによって制圧される…この場面のネタバレを記しておきます。
恋愛描写NGのONE PIECEで結婚を考察
過去のシーンで花嫁をお姫様抱っこのサンジ
間一髪のナミを救ったサンジの姿…ちゃっかりお姫様抱っこしています。この危機の一件をナミは本当に感謝していると考察する読者も居ますが、アーロンとの一件でルフィに助けて貰った恩とどちらが比重が大きいでしょうか?麦わら海賊団の絆…仲間だから助けて当然と言う考えが一般的ではないか?と言う考察もあります。そこに恋愛感情が入り込む余地は余りなさそうです。
意外な結婚と言えばDRAGON BALL!過去の作品からの考察
おしどり夫婦に昇華したベジータとブルマ
少年漫画史上、過去、最も意外な夫婦誕生に、ベジータとブルマを挙げる人は多いです。ベジータは腕力だけにしか興味がない印象があり、ブルマには腐れ縁でもヤムチャと言う元彼が居ました。ワンピースで言う所のベジータは、強さを極めんとするロロノア・ゾロやトラファルガー・ローの印象が強いです。ブルマはナミ気質?一概には言えない気がします。ネタバレですが、DRAGON BALLには意外なカップルが多数誕生しています。
ルフィとクリリンの意外な因果関係
田中真弓はルフィとクリリンの声優を兼任しています。クリリンと人造人間18号の結婚生活…人造人間と聞いて、感情鈍麻と言うイメージを抱きがちですが、18号は意外と喜怒哀楽をあらわにします。麦わら海賊団の中で人造人間18号に近いのは、ニコ・ロビンが妥当ではないでしょうか?クリリンはウソップ?麦わら海賊団に置き換えてみた時のカップル成立度は極端に低いイメージを受けます。巨匠漫画を介したネタバレです。
過去や未来に奔走する青年
DRAGON BALLカップル部門で最たるものはトランクスとマイです。マイはピラフ一味と呼ばれる端役で、二頭身キャラでした。そんな彼女が未来で反体制と戦っています。トランクスは未来から過去に来ており、未来ではマイが美少女に成長と言う設定です。トランクスはサンジに似ていなくもないですが、女性に関しては奥手なイメージ…サンジは女性をリスペクトしていますが、扱いが天才的とも言えない感じです。
天真爛漫だったかつての少年が築いた大家族
孫悟空、チチ夫妻。結婚したのは天下一武道会開催中です。孫悟空のイメージと最も近いのがモンキー・D・ルフィ、中々比較対象にサンジを引き合いに出せませんが、合致しないのに無理矢理話を進める方が展開的に良くはないでしょう。恋愛は敢えて描写しないと語る、尾田栄一郎氏…一方的な片思いはあっても相思相愛はほとんどないワンピースの世界観にカップル成立からの結婚と言う流れは二次創作だけの話に留まりそうです。
巨匠漫画との比較終了
ワンピースもコミックス88冊の巨匠漫画に間違いはありませんが、DRAGON BALLとの対比は、時として有効な手立てと言えないでしょうか?一方が恋愛を巧みに利用した展開で、他方が敢えて恋愛からそっぽを向いた展開…このリサーチではDRAGON BALLを引き合いに出しましたが、長い漫画史には、もっと相応しい対象漫画がある可能性も充分に考えられます。DRAGON BALLとの対比はこれで終わります。
ナミの涙は恋い慕うもの?
サンジの目を見詰めて涙をこらえるナミの表情…これは恋い慕う、恋慕の表情でしょうか?対するサンジは「ズキューン」と心を射抜かれています。ナミは「最もセクシー豊胸美女漫画部門第1位」に輝いた経験もある美貌の持ち主で、容姿に惹かれる男性も多いですが、自分の事を心から心配して涙ぐむ表情と言うのもたまらないものがあるでしょう。
サンジにとっての麦わら海賊団
絆の強さと還るべき場所
男性に対してはどこか虚勢を張っている感のあるサンジですが、麦わら海賊団で行う宴は格別の様子です。乗組員になったのは、理想の海「オールブルー」に辿り着く為です。尾田栄一郎氏が描くラストは、必ず、理想の海にサンジを導く事でしょう。これまで、様々な生態系を描いて来たワンピース…きっと驚くべき世界が紙面いっぱいに拡がる筈です!
料理人ヴィンスモーク・サンジ
湯気さえ香る渾身の逸品
ゼフの下で腕を振るった、パラディエ時代のサンジ、渾身の一作です。麦わら海賊団の仲間達も、この超一流の料理の腕前に何度も舌鼓を打ちました。食べないと死ぬほどに辛い…無人島漂着時に味わった地獄と、病弱な母ソラの健康を祈願した料理を始めた動機が、見事な相乗効果を生み、超一流の料理人へと彼を成長させて行きました。
じゃがいものパイユ
シンプルですが絶品を予想できる渾身の一品です。レシピが載っていたので掲載します。スライスしたじゃがいも、とろけるチーズを絡めで油で揚げます。飾りにパセリを添えて完成…本当にシンプルな一品です。簡単だけど食が進むレシピを数多く把握しておく事も、良いコックの条件でしょう。
もうダメかと思った…
空腹の地獄を知る人間として、食事で人々を満たす料理人として、敵役のギンに食事を振る舞うサンジの姿です。号泣しながらガツガツたいらげるギンの姿は、空腹の絶頂を物語ります。この後、サンジの優しさに戦意を放棄気味のギンでしたが、同じ様に食事を振る舞って貰ったギンの上司クリークの裏切りにより、思わぬ行動に打って出ます。
あてがわれた防毒マスク
クリークの毒ガス攻撃、「MH5」を喰らいそうになったサンジを救う為に、ギンは自分が持っていた防毒マスクをサンジの顔面にあてがいます。猛毒を吸い込み、吐血して身体をガタガタ震わせるギンは絶命目前です。瀕死の空腹を救ってくれた恩人、サンジに差し伸べた感謝の行動…戦場で垣間見えた人としての「仁義」を描いた、熱い一コマです。
包丁は料理人の魂
バトル系漫画のコックの立ち位置は妖刀染みた包丁を武器に戦ったりするのが一般的ですが、黒足のサンジの異名通り、彼は足技で並み居る強豪と対峙して行きます。一度、食材をまとって戦う敵が居て、その時限定で、格闘に包丁を採り入れた事がありました。後にも先にもその一度だけです。「包丁は料理人の魂」サンジから発せられるその言葉が、職人道のいしづえとなります。
まとめ:いつまでも仲睦まじく
お姫様抱っこ再び
満面の笑みでナミを抱きかかえるサンジ…仲睦まじい様子が一コマに凝縮されています。サンジは今、シャーロット・プリンと契りを交わす中途に身を置き、それにも関わらず、ナミとの結婚話と言うのは少々強引な印象を受けざるを得ません。それでもサンジは、ナミの事を、女性として、仲間として、リスペクトしているのは間違いないでしょう。ナミが女王様気質なら、しもべにだって成ってみせる!それがサンジの男道です。
私のしもべになる?
予期した場面が実際に起こっています。これまで、ゼフとの無人島漂着のくだり、ヴィンスモーク家の兄弟のくだり、シャーロット・プリンとの政略結婚のくだり、ナミとのくだり、巨匠漫画で考察したキャラ同士の結婚のくだり、オールブルーのくだりと、非常に多岐に渡って、サンジを取り巻く者達や環境について綴って来ました。ワンピースは現在も大好評連載中ですが、予見せずとも、オールブルー到達は必ず達成されます。
感想は一言で足りる
88冊、正確に表すと巻八十八まで積み重ねて来た、冒険と航海の歴史…読者一人一人も立派な麦わら海賊団の乗組員です。このまとめ記事はサンジを中心に据えて円を拡げて来ましたが、どの乗組員を中心に据えても、同じ規模の逸話を綴れると確信します。ヴィンスモーク・サンジ、又の名を、黒足のサンジ!超一流のコックが魅せてくれた奇跡に対する感想は一言で足ります。「ありがとう…」