96時間シリーズを紹介！映画の評価・順番や1作目のあらすじは？

人気映画シリーズの「96時間」は、家族の為に命がけの活躍を見せる父親の姿を描いた作品です。今回はシリーズの時系列順についてや、あらすじなどの基本的な情報を始め、映画に関する感想や評価、出演しているキャストやロケ地、更には劇中の名言といった気になる情報をまとめてご紹介します。リーアム・ニーソンのファンだけでなく、これまで96時間シリーズを観た事がなかったという人も、きっと興味を持つ事ができる筈です。

早速96時間というシリーズについての、基本情報をご紹介します。公開されたのは2017年と最も最新の作品となっているのが、「96時間 ザ・シリーズ」です。96時間は映画として3タイトルが製作されていますが、こちらは海外ドラマとして2018年までに全2シーズンが配信されています。出演しているキャストも異なっており、主演を務めているのはクライヴ・スタンデンです。シリーズの前日譚にあたるストーリーが描かれています。

主人公のブライアン・ミルズは元グリーン・ベレーの隊員です。メキシコのギャングであるメヒアは、息子を殺された事でブライアンに恨みを持っていました。ブライアンはそんなメヒアによって妹を殺害されてしまい、クリスティーナ・ハートという元CIAの人物が率いるチームに加わって復讐を果たす事となります。目的を達成した後もチームに残ったブライアンは、その後もテロリストと戦い続ける事となります。

96時間 ザ・シリーズの予告編動画を観てみると、銃撃戦によって妹を殺害されてしまったブライアンの姿から物語が始まります。入院しているブライアンは敵討ちを促され、テロリストに立ち向かう事となります。予告編を観るだけでも激しいアクションシーンが飛び出し続ける事がわかり、主演が映画とは交代している為に興味を持てなかったという人も、少なからず内容が気になったのではないでしょうか？

シリーズの原点となる最初の物語は、映画「96時間」です。こちらは2008年に公開となり、ピエール・モレルが監督を、リュック・ベッソンとロバート・マーク・ケイメンが脚本を担当しました。映画版の主要キャストは共通しており、映画シリーズを通して主人公を演じているのは、俳優のリーアム・ニーソンです。主人公のブライアン・ミルズはCIAの元工作員で、狙撃や爆弾といった武器を扱う事のできるスペシャリストです。

ブライアンは妻との離婚後も、娘である17歳のキムと繋がりを持とうと努めていました。そんなある日、旅行先のキムと電話をしていたブライアンは、キムが何者かによって襲撃に遭っている事を知ります。キムが捕まると予想したブライアンは彼女をベッドの下へ隠れさせると、電話を繋げたまま、犯人の特徴についてを伝えさせようとします。予想通り捕まったキムを救い出す為に、ブライアンは僅かな情報で動き出す事となります。

「96時間/リベンジ」は96時間の続編にあたる物語で、2012年に公開されました。リベンジにはブライアンや娘のキムを始めとする前作の登場人物も引き続き出演しており、家族揃って再びの大きなピンチに直面する事となります。本作はオリヴィエ・メガトンが監督を、リュック・ベッソンが脚本と製作を担当しています。リベンジではブライアンだけでなく、娘キムの活躍にも注目の作品となっています。

イスタンブールで警護の仕事をしていたブライアンは、ひと段落した頃に元妻のレノーアと娘のキムを呼んで、現地でバカンスの予定を立てていました。一方でかつてキムを誘拐した犯人の父親は、犯罪組織のボスであり息子や部下を殺したブライアンに対して恨みを抱いていたのです。そんな組織が、ブライアンへの復讐計画の為にレノーアとキムを誘拐し、ブライアンは再び家族を守る為に組織に立ち向かう事となります。

「96時間/レクイエム」はシリーズ第3弾となる物語で、2014年に公開されました。前2作を通して家族を悪から守り続けてきたブライアンですが、レクイエムではシリーズファンにとっても衝撃的な展開からの幕開けとなっています。レクイエムはリベンジに引き続いてオリヴィエ・メガトンが監督を、リュック・ベッソンと共に、1作目で担当していたロバート・マーク・ケイメンが脚本を担当しています。

イスタンブールで犯罪組織を全滅させる事に成功したブライアンは、ロサンゼルスに戻って家族との時間を過ごそうとしていました。ディナーの誘いを断ったレノーアですが、翌日になるとブライアンの元に朝食の誘いが届きます。レノーアの元を訪れたブライアンですが、そこで彼女の死体を見つける事となりました。更に現れた警察によって殺害容疑で逮捕されそうになると、ブライアンはその場から逃げ出す事となりました。

主人公であるブライアンが家族の為に悪と戦うという展開は毎度おなじみとなっていますが、映画は3作続きドラマ化もされたシリーズが、ファンからはどの様な評価を受けているのか気になった人もいるのではないでしょうか？続いてはシリーズそれぞれに対する評価や感想についても、順番にご紹介します。ドラマは未視聴だという人も、難しい設定は無い作品なので映画シリーズは通して観ているというファンも多い様です。

まずはシリーズ1作目となる「96時間」に対する評価についてです。一般的には「最強の父親」という感想を持つ人も多い様で、誰にも止められないと思われるほどの強さを見せつける姿に、好感を持つ意見もありました。更に愛する娘の為であれば倫理や法律といったものも完全に無視し、父親として悪の組織に立ち向かっていく姿がかっこいいとの意見も見られます。シリーズ最大の魅力は、ブライアンという父親の存在にありそうです。

一方で96時間では、ブライアンの娘であるキムは無事に救出されたものの、キムと一緒に行動していた友人のアマンダは死亡してしまう事となりました。アマンダの死によってキムが実際に命の危機に晒されているという緊張感は増した筈ですが、最終的に事件が解決した後にもアマンダの死について触れられる事はありませんでした。完全にハッピーエンドの様な空気に、違和感を覚えたファンもいた様です。

96時間のストーリーの中では、若い女性を商品として開催されるオークションの場面が登場します。オークションに参加している人々は窓越しに出品されている「商品」を見て、品定めをしています。他の女性と同様に出品されたキムは、男性経験が無いという点から高値を付けられていました。こういった人身売買オークションに参加をしている人々は気持ちが悪い、腹立たしいという意見も多く見られました。

2作目となる「96時間/リベンジ」では、1作目の様にブライアンが奮闘するだけでなく、娘のキムもまた両親を救う為に奔走する場面が登場します。始めは誘拐されてしまったごく普通の娘であったものの、いざ両親を救うとなった時にはブライアン顔負けのとんでもない行動を見せるのです。そういった姿に血の繋がりを感じたり、ただ泣き喚いて足手まといになるヒロインより余程かっこいいという評価を得ている様です。

1作目では「誘拐から96時間というタイムリミットを過ぎると、被害者の救出は不可能に近くなる」という条件が課せられていました。その為に迫るタイムリミットに焦りや緊張を感じる場面もありましたが、本作では特に「96時間」というタイトルは関係が無い状態だとの意見もありました。しかし96時間を外してしまうとシリーズとしてわかりづらくなってしまう事からも、悩み抜いた末の決定なのでは？との意見もありました。

3作目となる「96時間/レクイエム」では、ブライアンの最強無双ぶりが復活していて嬉しいとの感想が見られました。2作目では自身が誘拐される側になってしまう場面もあり、ブライアンの活躍を目的として鑑賞していた人にとっては消化不良にも感じられた様です。しかし96時間/レクイエムでは、ブライアンの活躍シーンが満載となっています。リベンジで脱落してしまった人も、レクイエムで再びファンになる事もありそうです。

96時間/レクイエムは頭を使って観るのではなく、感じる映画だとの評価もありました。シリーズを通して脚本にはツッコミ所も多々ある作品となっていますが、そもそもこの作品のファンは物語の整合性よりもブライアンの無双ぶりを目的として観ている人が多い様です。その為あれこれと考えながら鑑賞するよりも、ひたすらにブライアンの最強親父ぶりを楽しめる人に向いている作品だとの感想がありました。

離婚をして離れた生活を続けていたブライアンとレノーアですが、何度も命を救った事から少しずつ家族としての信頼を取り戻そうとしていた矢先の出来事でした。これまで家族揃って生き残り続けていたシリーズでしたが、レクイエムではレノーアが冒頭で死を迎えるという展開に、悲しみや憤りを感じた声もあった様です。シリーズのラストという事もあって、家族で幸せな最後を迎えて欲しかったファンも多かった筈です。

度々ピンチに陥る事はあるものの、ブライアンというキャラクターの強さに対し、安心して鑑賞できるのが96時間という作品です。続いては映画の96時間シリーズに出演している主なキャストについても、順番にご紹介します。気になるキャストがいたという人は、是非キャストの出演している他の作品もチェックしてみてはいかがでしょうか？ブライアン無双だけでなく、豪華なキャストの演技も堪能できるのが96時間なのです。

生年月日：1952年6月7日(現在67歳)
出身：北アイルランド・アントリム州
身長：191.8cm
職業：俳優
出演作品：「シンドラーのリスト」「バットマン ビギンズ」「沈黙 -サイレンス-」
吹き替え声優：石塚運昇

生年月日：年月日(現在歳)
出身：アメリカ合衆国サンフランシスコ
身長：173cm
職業：俳優
出演作品：「エイリアン4」「ベリー・バッド・ウェディング」「ボーン・コレクター」
吹き替え声優：牛山茂

生年月日：1983年9月21日(現在35歳)
出身：オハイオ州ワシントン
身長：175cm
職業：女優
出演作品：「ロックアウト」
「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」「きみがくれた物語」
吹き替え声優：明石香織
 

生年月日：年月日(現在歳)
出身：アムステルフェーン
身長：182cm
職業：女優
出演作品：「007 ゴールデンアイ」「サウンド・オブ・サイレンス」「ブラックリスト リデンプション」
吹き替え声優：深見梨加

生年月日：1986年11月25日(現在32歳)
出身：カリフォルニア州ロサンゼルス
身長：171cm
職業：女優、歌手
出演作品：「スーパーナチュラル」「エルム街の悪夢」「ファイナル・デッドコール 暗闇にベルが鳴る」
吹き替え声優：美名

生年月日：年月日(現在歳)
出身：ニューヨーク州ブルックリン
身長：183cm
職業：俳優
出演作品：「愛と憎しみの伝説」「ターミネーター2」「エア・フォースワン」
吹き替え声優：辻親八

派手なアクションとブライアンの無双を楽しむ事のできる96時間シリーズですが、映画の中では数々の名言も登場しています。リベンジやレクイエムにも名言はありますが、続いては96時間の中で聞く事のできる名言についても、少しだけご紹介します。映画を観ている時には何気なく耳にしているセリフであっても、名言として改めて聞いてみるとより強く記憶に残るセリフとなるかもしれません。

96時間で娘のキムを誘拐された際に、ブライアンは電話越しに会話をしていた誘拐犯のマルコに対して、「I will kill you」と告げる場面があります。それに対してマルコは「Good luck」と返してきました。また96時間/レクイエムでもブライアンが悪党から「Good luck」と言われるシーンが登場する事から、シリーズを通してこの「Good luck」というセリフが受け継がれている名言である事がわかります。

こちらも96時間の1作目で登場した名言ですが、このセリフはキムが誘拐された際にブライアンが口にしたものです。映画の中でも娘の為にパリの街を奔走するブライアンですが、彼ならば実際にエッフェル塔を倒してしまいそうだと感じたファンもいたのではないでしょうか？それほどまでに娘のキムに対する愛情が深い事もわかり、こんなセリフを言える様なかっこいい父親になりたいと感じた男性もいたかもしれません。

洋画らしい派手なアクションシーンも満載となっている96時間ですが、撮影はどの様な場所で行われていたのか、映画といえばロケ地が気になるというファンもいるのではないでしょうか？続いてはシリーズ第1弾となる96時間で撮影に使用された、ロケ地についてもご紹介します。現地に行く機会がある人は、ロケ地を通りかかった際には映画の中のワンシーンを思い出す楽しみも増やせるかもしれません。

最初にご紹介するのは、ブライアンの元妻であるレノーアが、再婚相手と暮らしている家の場所です。再婚相手は資産家であり、家もかなり大きなものでした。この撮影のロケが行われた場所は、アメリカ合衆国の中にある様です。詳細な住所などは不明ですが、映画の映像を観てもかなりの豪邸である事がわかりました。

続いてご紹介するのは、娘のキムがパリに旅行に訪れた際に、友人であるアマンダと共に拉致されてしまった場所です。こちらはサン＝ルイ島というパリの中にある一角がロケ地となっていた様です。現地を訪れる機会があった際には、どの辺りがロケ地となっていたのかを散策してみるのも良いかもしれません。

親子の絆や無敵の父親の活躍が満載となっている96時間という映画シリーズですが、実際に鑑賞した人の感想や評価などについて、もっと知りたいという人もいるかもしれません。続いては実際に96時間や、リベンジとレクイエムを鑑賞したという人の、Twitter上での感想もご紹介します。これまでシリーズを観た事がなかったという人も、物語だけでなく主演を務めるリーアム・ニーソンの魅力の虜になってしまうかもしれません。

細かく見ると矛盾点なども挙げられる96時間という作品ですが、やはり素直にブライアンという父親の存在に魅力を感じる人も多い様です。ブライアンの様に不器用で家族と上手く接する事ができない父親というのも、世の中には多いものかもしれません。しかしそういった人達も、映画の様に家族がピンチに陥った時には強さを見せてくれるかもしれない、と期待させてくれる映画とも言えそうです。

毎回家族が誘拐されたり危険な目に遭う事が物語の始まりとなっているだけに、96時間という映画を観た後では海外に対して怖い印象を抱いてしまう人もいる様です。もちろん海外は常に怖い事ばかりが起こる場所ではない筈ですが、こういった映画で恐ろしい一面がある事も知った上で、ある程度の警戒心は常に持っておいた方が安心して国外を楽しむ事ができるのかもしれません。

先の展開がわかった上でも楽しむ事ができるのが、96時間という作品だとの意見もありました。ミステリーやサスペンス映画などは展開がわかってしまうと途端につまらなくなってしまう場合もありますが、96時間においては見どころとなるのはブライアンのアクションシーンや、悪党を倒す爽快感にあるので、展開や結末などの予測がついたとしても大きな問題にはならないのかもしれません。

悪い組織に捕まったと聞けば、登場人物の命の心配をする場合が多い筈です。しかしリベンジでブライアンが捕まった際にも、特に心配はしなかったという感想もある様です。最強の父親というだけあって、自力でどうにかできてしまうのだろうという、信頼感故の感想かもしれません。実際に最終的には勝利を収めて家族揃って無事に物語を終える事からも、その信頼は間違っていないと言えそうです。

96時間シリーズは、基本的に誘拐事件が発生してブライアンが奔走し、事件を解決するといった流れが定番です。それがワンパターンでつまらないと感じる人もいれば、パターンであったとしても面白いという意見もありました。これは観る人の好みによるところも大きいかもしれませんが、ブライアンの最強無双を目的として鑑賞している人にとっては、ブライアンが敵を一掃してスカッとする気持ちになれれば満足とも言えそうです。

映画シリーズも人気があり、海外ドラマ化もされた96時間という作品について、リベンジやレクイエムも含めた基本的な情報やあらすじなどをご紹介してきましたが、まだ作品を観た事がなかった人も興味を持つ事ができたのではないでしょうか？映画の方は第3弾となるレクイエムで終幕とされていますが、ドラマに関しては視聴率や人気次第で今後もシーズンが製作されていく筈です。

父親が最強と言われる代表的な作品はいくつも登場していますが、96時間もそんな作品の一つとして名前を挙げられる事の多い映画となっています。まだ鑑賞した事がないという人は、是非この機会にシリーズの鑑賞を知絵t観てはいかがでしょうか？更に既に鑑賞した事があるという人でも、リベンジやレクイエムだけでなくドラマシリーズを通して復習してみる事でまた新たな発見をする事もあるかもしれません。