2019年09月08日公開
2019年09月08日更新
韓国映画バーニングをあらすじネタバレ!村上春樹原作ミステリーの感想や評価は?
韓国映画『バーニング』をご存知でしょうか?2018年に公開された韓国映画『バーニング』は日本の人気小説家・村上春樹の短編「納屋を焼く」を映像化したものです。そんな注目の韓国映画『バーニング』は第71回カンヌ国際映画祭でもコンペティション部門で上映され日本で話題の映画『万引き家族』とパルム・ドールを争った事で話題となりました。今回はそんな韓国映画『バーニング』のあらすじネタバレや、寄せられた感想や評価などをまとめて紹介していきます。
目次
韓国映画バーニングとは?
まず始めにカンヌ国際映画祭で上映された話題作である、韓国映画『バーニング』の概要や村上春樹の原作についての詳細や韓国映画『バーニング』を手がけた監督についてなどの紹介と、合わせて類似作品の「納屋は燃える」や「ゴーン・ガール」との関係を含め紹介していきます。
韓国映画バーニングの概要と原作
まず始めにカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを争った話題作である韓国映画『バーニング』の詳しい概要と、韓国映画『バーニング』の原作である村上春樹の短編「納屋を焼く」についての詳細を紹介していきます。
韓国映画バーニングの概要
韓国映画『バーニング』の概要です。韓国映画『バーニング』はイ・チャンドン監督によるミステリー映画です。2018年に公開され、第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映され、日本の『万引き家族』などの名作と共にパルム・ドールを争いました。第91回アカデミー賞外国語映画賞には韓国代表作品として出品され、韓国映画史上初めて最終選考9作品まで残りました。
韓国映画『バーニング』は村上春樹の短編小説をアジアの映画監督が競作で映像化するプロジェクトの一環として企画されました。村上春樹の原作を舞台を韓国へ移し、ストーリーも大幅に改変されています。イ・チャンドン監督は釜山国際映画祭で「これは今日の世界の若者たちについての物語で、彼らがその人生と世界を考える時ミステリーのように感じるだろう」とインタビューに答えています。
原作は村上春樹ミステリー
韓国映画『バーニング』の原作は村上春樹の短編小説「納屋を焼く」です。1983年1月号の『新潮』に掲載され、1984年発売の書籍『螢・納屋を焼く・その他の短編』に収録されました。知り合いの結婚パーティーで広告モデルをしている「僕」と知り合った「彼女」の物語です。パントマイムが趣味の「彼女」は「僕」以外にも恋人が複数存在し、「僕」はそんな恋人の1人と知り合います。
その恋人は「納屋を焼く」のが趣味だと「僕」に打ち明けます。その話を聞いてから「僕」は近所の納屋を見て回り異常がないか確認するようになりましたが、一向に焼け朽ちた納屋は見つかりません。そんな中「僕」は「彼」に納屋を焼いたかと聞きます。「彼」はもちろん焼いたと返事しました。「僕」はその後「焼けた納屋」も「彼女」を目にする事はなくなりました。
韓国映画バーニングの予告編動画
韓国映画『バーニング』の予告動画です。カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを争った話題作である韓国映画『バーニング』の怪しく少し恐怖も感じる作品の雰囲気が伝わる動画になっています。韓国映画『バーニング』では「納屋を焼く」から大幅にストーリーが改変されており、村上春樹の原作とは一味違う作品になっている事が分かりました。
韓国映画バーニングの監督
韓国映画『バーニング』の監督は『ペパーミント・キャンディー』や『シークレット・サンシャイン』で知られているイ・チャンドン監督です。イ・チャンドン監督は映画監督の他にも脚本家や小説家、映画プロデューサーとして活躍しています。1987年には小説『戦利』で東亜日報新春文芸賞を受賞しています。
1993年に映画界へ進出し、1997年に長編映画『グリーンフィッシュ』映画監督デビューしました。1999年に公開された『ペパーミント・キャンディー』で一躍有名となり、一部で熱狂的なファンを生みました。2002年に『オアシス』で第59回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門に出品され銀獅子賞(監督賞)を受賞しました。
納屋は燃えるとの関係
村上春樹の「納屋を焼く」ではウィリアム・フォークナーの短編小説を読んでいる描写が出てきます。そして「納屋を焼く」の英題は「Barn Burning」と言いますが、フォークナーの短編に「Barn Burning(納屋は燃える)」という作品があります。フォークナーの「納屋は燃える」では激しい怒りや暴力が描かれ、父親は気に入らない事があると雇い主の納屋を焼き、嘘をついて言い逃れをし逃げていきます。
韓国映画『バーニング』でも主人公ジョンスの父親が暴力的な人間として登場する事から韓国映画『バーニング』はフォークナーの「納屋は燃える」の影響を強く受けていると言われています。「納屋を焼く」の作者・村上春樹はフォークナーの短編集を見た事はないと関連を否定していますが、「僕」がフォークナーの短編を読むシーンは書籍に収録する際に改変されていました。
ゴーン・ガールとの関係
韓国映画『バーニング』は女性が行方不明になると言う点で、映画『ゴーン・ガール』を連想させ、”一種の『ゴーン・ガール』である”と言われています。ミステリータッチで進行する韓国映画『バーニング』は原作を読んだ読者が一度は考える疑惑に切り込んでいきます。失踪したり亡くなった人物の、誰も知らなかった一面が明らかになると言う展開はよくあるものですが、韓国映画『バーニング』のヘミも同様でした。
韓国映画バーニングのあらすじネタバレ
次はそんな村上春樹原作の韓国映画『バーニング』のあらすじをネタバレを交えて紹介していきます。村上春樹の原作でありながら、イ・チャンドン監督の大幅な加筆で味付けされた作品となっており、原作とは一味違ったあらすじの作品となっています。
あらすじネタバレ①幼馴染
韓国映画『バーニング』のあらすじです。大学の文芸創作学科を卒業し、運送会社のアルバイトとして働いていたイ・ションスは商店街で売り込みをしていたコンパニオンの女性に呼び止められました。その女性はジョンスが子供の頃に近所に住んでいたシン・ヘミと言う女の子で、整形をしたヘミは見違えるほど美しい女性になっていました。ヘミの休憩時間に落ち合った2人はお互いの近状を報告し合います。
ジョンスがアルバイトとして生計を立てながら小説家を目指している事を話すと、ヘミは「かっこいい」と言って微笑みました。意気投合した2人は夜も落ち合い、飲みに行きます。そこでヘミは「みかんを剥いて食べる」パントマイムを披露しました。その巧妙さにジョンスが褒めると「そこにみかんがあると思い込むのではなくそこにみかんがない事を忘れれば良い」と答えました。
そんなジョンスとヘミは意気投合し、その日の内に体の関係を持ちます。親密になったジョンスとヘミでしたが、ヘミはアフリカへ行くと決めていました。2週間程度の旅の予定で、その間にジョンスがヘミの飼い猫に餌をやる係を任せられる事になりました。
あらすじネタバレ②二種類の飢え
韓国映画『バーニング』のあらすじです。ヘミがアフリカへ行く目的は砂漠で暮らすある民族へ会う為だと話します。”リトル・ハンガー”と”グレート・ハンガー”と言う概念を持つ民族だそうで、”リトル・ハンガー”は食べ物に飢えている人で、”グレート・ハンガー”は広い心の持ち主に成長したけれど生きる意味に飢えている人の事だそうです。やがてアフリカ滞在を終えたヘミから「帰国するから迎えに来て」と連絡が来ました。
空港へ迎えに来たジョンスは帰国したヘミを見つけます。しかしヘミの横には、空港で足止めをされている最中に知り合ったと言う男性ベンがいました。ベンはとても端正な顔立ちをしており、高級車を乗りこなしているような人物でした。引け目を感じたジョンスはヘミと距離をとりますが、ベンはジョンスを気に入ったようで後日ベンの家にジョンスは招かれます。そこはとても高級なマンションで、家財道具も豪華絢爛でした。
あらすじネタバレ③異常さ
韓国映画『バーニング』のあらすじです。ヘミから誘いを受け、ベンの運転する車でヘミはジョンスの家を訪れます。3人で話をしているとベンは2人に大麻を吸わないかと誘いました。大麻を吸ったヘミは上半身裸になって夕焼けに向かって踊り始めました。その様子をジョンスは複雑な表情で見守ります。やがて寝てしまったヘミをジョンスがベッドへ運ぶと、2人きりになったベンはジョンスにある秘密を打ち明けます。
ベンは「時々ビニールハウスを燃やしている」と言いました。そしてこの近くで燃やそうと思っている事も明かします。ベンが平然とそう言って退ける姿にジョンスは異常さを感じます。ベンにヘミを大切に思っている事を伝えますがベンには響いていないようでした。やがて目が覚めたヘミがベンと帰っていく姿を見たのが最後となり、ヘミとは連絡が取れなくなってしまいました。
韓国映画バーニングの結末ネタバレ
次は村上春樹原作の韓国映画『バーニング』の結末についてあらすじをネタバレ紹介していきます。ジョンスの前から突然姿を消してしまった幼馴染ヘミの行方と燃える車とは何なのかを結末のあらすじを交えてネタバレしていきます。
結末ネタバレ①ヘミの行方
韓国映画『バーニング』結末のあらすじネタバレ1つ目は「ヘミの行方」についてです。ヘミはベンとジョンスの家を訪ねてから行方が分からなくなりました。幼馴染のジョンスはベンが「近所でビニールハウスを燃やす」と発言した事から近所を毎日見回りますが、ビニールハウスが燃えた形跡はありません。ヘミと連絡も取れない為、ジョンスはベンの後をつけて問い詰めます。しかしベンもヘミの行方を知らないと言います。
ヘミではない別の女性と車に乗り込んだベンは、ヘミはジョンスを大切に思っていたと話します。ジョンスはヘミの家族にも聞きますが、ヘミは家族とは疎遠状態で借金を返すまで帰ってこないで欲しいと話しました。ヘミのアパートにもヘミは居らず、不自然に片付けられていました。ジョンスはベンを尾行していたところをベンに見つけられ、自宅へ招かれました。
ジョンスはベンに招かれた自宅で以前はなかったヘミの腕時計がアクセサリー棚に置いてあるのを見つけました。そしてベンが最近拾ったと言う猫が家の外へ脱走してしまい、友人達と共に捕獲を試みます。ジョンスは胸騒ぎがして、その猫をヘミの愛猫の名前で呼びました。するとその猫はジョンスに歩み寄ってきました。ネタバレです。ジョンスはこれらの証拠からヘミがベンによって殺されてしまった事を確信します。
結末ネタバレ②燃える車
韓国映画『バーニング』結末のあらすじネタバレ2つ目は「燃える車」についてです。ジョンスの呼びかけに猫が反応した事で、ベンが幼馴染のヘミを殺した事を確信したジョンスはベンを街の郊外に呼び出しました。待ち合わせ場所へ着くとベンが車から降りてヘミの行方をジョンスに尋ねます。ジョンスはベンの呼び掛けには答えず、ベンの体へナイフを突き刺しました。ジョンスに何度も突き刺された事でベンはやがて絶命しました。
ジョンスはベンが死んだ事を確認し、ベンの車にベンの亡骸を押し込みます。そしてベンの死体を乗せた車にガソリンをかけました。自分の着ていた服を全て脱いでベンの車の中に入れました。そしてジョンスはガソリンのかかったベンの車に火をつけます。激しく燃え上がるベンの車を横目にジョンスは自分のトラックに乗り込みました。ジョンスのトラックがベンの車の横を通り過ぎるシーンで、物語はクライマックスを迎えます。
韓国映画バーニングのキャスト
次に村上春樹原作の韓国映画『バーニング』に出演しているキャストについてご紹介していきます。韓国映画『バーニング』には大人気俳優から新人女優など幅広いキャスト陣が出演しています。
イ・ジョンス役/ユ・アイン
韓国映画『バーニング』の主人公イ・ジョンスを演じるのはユ・アインです。ユ・アインは1986年10月6日生まれの2019年9月現在32歳で、韓国ドラマ『四捨五入』でAraの恋人アインを演じた事で一躍有名になった俳優です。2006年に『俺たちに明日はない』で映画デビューを果たし、その後2008年の『アンティーク』でチュ・ジフンやキム・ジェウクと共に主役に抜擢されました。
2015年の映画『王の運命ー歴史を変えた八日間ー』で青龍映画賞の主演男優賞を受賞した現在大注目の若手俳優です。韓国映画『バーニング』では小説家を夢見る青年をリアルに演じ、多くのファンから賞賛の感想が寄せられています。
ベン役/スティーヴン・ユァン
韓国映画『バーニング』のベン役を演じるのはスティーヴン・ユァンです。スティーヴン・ユァンは1983年12月21日生まれの2019年9月現在35歳で、韓国系アメリカ人のアメリカで活躍している俳優です。大人気海外ドラマ『ウォーキング・デッド』へ出演した事で有名になりました。出生は韓国ですが、ミシガン州トロイで育ちました。2009年頃から短編映画に出演しており、2010年に『ウォーキング・デッド』でグレン役に抜擢されました。
その後シーズン7にあたる2016年までの6年間メインキャストを務めています。韓国映画『バーニング』での異常な趣味を持つ男・ベンを演じ、その演技が高く評価された事でアメリカの第44回ロサンゼルス映画批評家協会賞で助演男優賞を受賞し話題となりました。『ウォーキング・デッド』の知名度から韓国映画『バーニング』への出演に驚いていたファンも多く感想を寄せていました。
シン・ヘミ役/チョン・ジョンソ
韓国映画『バーニング』のヒロインであるシン・ヘミを演じるのはチョン・ジョンソです。1994年7月5日生まれで2019年9月現在26歳のチョン・ジョンソは若手の新人女優で韓国映画『バーニング』が初出演作品です。出演者のオーディションによって発掘されました。見事に韓国映画『バーニング』のヒロインに抜擢され、映画初出演でありながら大胆なベッドシーンを演じた事で多くの感想と評価を得ました。
モデルなどの露出もなく突然、彗星のように現れたチョン・ジョンソについてイ・チャンドン監督は「どこにいたのか、今頃出てきた」と語っています。子供の頃から女優を夢に見て、自分に合う事務所を2年もかけて探していたチョン・ジョンソは人一倍芝居に対しての熱い想いがあると言われており、今後大注目の女優と言われています。
韓国映画バーニングの映画と原作の違い
話題作の韓国映画『バーニング』は村上春樹の原作とあらすじが異なると言われています。次はそんな韓国映画『バーニング』と村上春樹の原作「納屋を焼く」との相違点をまとめてご紹介していきます。
違い①主人公
韓国映画『バーニング』と村上春樹の「納屋を焼く」での相違点1つ目は「主人公の違い」です。村上春樹の「納屋を焼く」では主人公は作家として成功している中年男性です。しかし韓国映画『バーニング』では大学を卒業し、就職せずにアルバイトをしながら作家になるのを夢に見ている20代の青年イ・ジョンスが主人公です。
イ・チャンドン監督は村上春樹の「納屋を焼く」のプロットやニュアンスは取り入れながら、さらにオリジナリティの要素を加える事で現代の韓国に暮らしている若者たちの不合理な世界を描き出そうとしました。それによって韓国映画『バーニング』には若者世代のファンから共感すると言った感想が多く寄せられています。
違い②女性キャラクター
韓国映画『バーニング』と村上春樹の「納屋を焼く」での相違点2つ目は「女性キャラクター」についてです。韓国映画『バーニング』では女性キャラクターであるヒロインもジョンスと同級生で幼馴染の女性ヘミと設定されています。ヘミがパントマイムを披露するのは村上春樹の「納屋を焼く」でも同様ですが、ヘミが猫を飼っているという設定は韓国映画『バーニング』のオリジナルの設定になっています。
村上春樹の「納屋を焼く」では女性は”失踪した”という事実が述べられて終わりになっていますが、韓国映画『バーニング』ではジョンスがヘミの行方を追っていきます。ジョンスが世話を頼まれ、一度も姿を現さなかったヘミの飼い猫が、ヘミ亡き後に姿を現し、ヘミの死を確信するきっかけを作るなど、韓国映画『バーニング』には”失踪した女性”の描写に大幅に加筆されている事が分かりました。
韓国映画バーニングに関する感想や評価
韓国映画『バーニング(劇場版)』を鑑賞。イ・チャンドン監督、大好きな監督。〝衝撃のラスト〟と言われている後半の展開も様々な解釈が出来る。観る人の感性や社会的環境、主張、その時の感情などであらゆるジャンルにも化ける作品ではないだろうか。たぶんもう一度観たら更におもしろい。#韓国映画 pic.twitter.com/iw6MMznZbK
— バケツ居山 (@bucket_iyama) August 27, 2019
こちらはイ・チャンドン監督が好きで韓国映画『バーニング』を鑑賞したという方の感想です。”衝撃のラスト”と言う謳い文句に映画後半の展開を様々な観点で考察されています。見る人によって内容の変わる映画ではないかと感想を述べられていました。
韓国と日本が大変らしいですが作品になんの罪もないので韓国映画ばかり観てる最近です。
— 店主╰( ⍢ )╯ (@segavandamme) August 30, 2019
村上春樹原作の韓国映画バーニング素晴らしかった!日本人作家原作で韓国の監督が撮るなんて素敵やん pic.twitter.com/hPAzCjvtma
こちらは韓国映画『バーニング』が素晴らしかったという方の感想です。国籍は違えど、同じ表現者である村上春樹とイ・チャンドン監督の個性が入り混じり素晴らしい作品になっているようです。こちらの方も見る人によって違う内容になると感想を述べられています。
バーニングやばすぎるのでイチャンドン週間に入りました。コクソンや母なる証明に次いで後味極悪最高韓国映画。なんでこんなの作れるの
— tateno (@_tateno) August 27, 2019
こちらは韓国映画『バーニング』がきっかけでイ・チャンドン監督の作品を見たと言う方の感想です。韓国映画には後味の悪いと言われている問題作がいくつかあるようですが、この方はそのようなジャンルの映画を好まれているそうです。韓国映画『バーニング』は既出の後味が悪い映画に負けず劣らない映画だと感想を述べられています。
韓国映画バーニングのネタバレまとめ
韓国映画『バーニング』についてのまとめいかがだったでしょうか?”衝撃のラスト”と言われ、多くの話題を呼んだ韓国映画『バーニング』には様々な感想が寄せられていました。イ・チャンドン監督が好きでご覧になった方や、反対に村上春樹のファンで韓国映画『バーニング』をご覧になった方もおり、その双方から「予想できなかった」などと驚きの感想が寄せられています。
現代における韓国の若者のリアルを美しい映像と生々しい演技で表現されています。新人女優の素晴らしい演技と、大人気俳優の存在感から構成された韓国映画『バーニング』は韓国映画史に残る名作と言われています。海外にもファンの多い村上春樹の作品を大胆な味付けで映像化した韓国映画『バーニング』は映画ファンのみならず、村上春樹ファンも必見の作品になっています。