ノルウェイの森は村上春樹の名作！評価・感想やあらすじを分かりやすく解説

みなさんは映画「ノルウェイの森」をご覧になったことはありますか。「ノルウェイの森」は村上春樹の大ヒット小説を映画化したものですが、その評価については様々な意見があるようです。映画「ノルウェイの森」はマツケンこと松山ケンイチが主演をつとめているのですが、その演技や映画の内容が気になります。また、大ヒット作の小説「ノルウェイの森」のあらすじについてもお知りになりたいのではないでしょうか。

ノルウェイの森は、小説家村上春樹により1987年に講談社から書下ろし長編小説として出版されました。その後、1991年に文庫化され2001年に文庫改訂版が出版されました。小説「ノルウェイの森」は、単行本を含め、2009年の時点で1000万部を超える発行部数となっています。英語の他、フランス語、ドイツ語、イタリア語をはじめとする35か国語に翻訳がされています。

小説「ノルウェイの森」の帯には、村上春樹により「これは100％恋愛小説」とあります。とても気になるキャッチコピーだと話題にあがりました。小説「ノルウェイの森」のあらすじを詳しく解説し、その評価と映画「ノルウェイの森」のキャストとその評価、感想をまとめて解説します。

「ノルウェイの森」の作者村上春樹とはどのような人なのでしょうか。村上春樹は1949年1月12日に京都伏見区で生まれ神戸育ちの小説家・翻訳家です。早稲田大学在学中にジャズ喫茶を開業し、大学卒業後の1979年「風の歌を聴け」で第22回群像新人文学賞を受賞し、作家デビューします。村上春樹の代表作は「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」、「羊をめぐる冒険」、「ノルウェイの森」、「1Q84」などがあります。

ノルウェイの森に登場するワタナベトオルが神戸育ちで東京の私立大学に通っていて、演劇を専攻している学生という設定なので、村上春樹の経歴と重なる部分が多く、自叙伝的小説と捉えられることもあるようですが、村上本人は否定をしています。村上春樹は、作品集での解説で「ノルウェイの森」を普通のリアリズム小説で、成長小説と定義づけています。

また、村上春樹はノーベル文学賞へ何度もノミネートされていますが、受賞には至っていません。海外でも作品が広く翻訳されており、「海辺のカフカ」が2006年フランツ・カフカ賞、フランク・オコナー賞など海外の著名な文学賞を受賞しています。村上春樹にはハルキニストと呼ばれる熱狂的なファンが多数いることで有名です。

村上春樹は翻訳家として、サリンジャーの作品で1964年野崎孝によって翻訳された「ライ麦畑でつかまえて」を新たに訳し、2003年4月「キャッチャー・イン・ザ・ライ」として発表しています。他にもフィッツジェラルドの「グレート・ギャッツビー」やレイモンド・チャトラーの「ロング・グッドバイ」など多数翻訳をしています。次に、小説「ノルウェイの森」のあらすじを詳しく解説します。

映画ノルウェイの森の原作である小説「ノルウェイの森」のあらすじを解説します。ネタバレが含まれますので、お気を付け下さい。小説「ノルウェイの森」の主人公はワタナベトオルです。37歳になった僕ーワタナベはハンブルグ空港に到着した飛行機のBGMでビートルズの「ノルウェイの森」聞き、激しく混乱します。ワタナベの頭にはこれまでの人生で失ってきた多くのもの～時間、去っていった人、想いが去就します。

「あのとき」から18年という年月が過ぎ去っても、ワタナベにはあの時の風景は細部まで思い出せるのですが、記憶の薄らいでいくにつれて、直子についてはその表情を思い出すのに、時間がかかるようになってきました。反面直子のことを深く理解できるようになり、直子が自分のことを「いつまでも忘れないで」といった意味や自分を愛していなかった悲しい事実などを思いながらワタナベは回顧を始めます。

ワタナベは高校時代を神戸で過ごし、唯一の友人キズキとその恋人直子と遊んでいましたが、キズキは高校3年の5月突然自宅のガレージで排ガス自殺を図り亡くなります。キズキとワタナベは自殺の当日、授業をさぼってビリヤードに出かけましたが自殺について匂わせる行動はありませんでした。キズキの死後、ワタナベは直子と疎遠になります。高校卒業後、ワタナベは彼女を地元に残し、逃げるように地元を離れ東京の大学へ進学します。

キズキの死後、ワタナベは自分の殻に閉じこもり、周りとあまり打ち解けず日々を送ります。ワタナベは右翼的な団体が入る寮で生活していたのですが、そこで東大生の永沢と仲良くなります。永沢は外務省を目指すエリートですが、恋人ハツミがいるにもかかわらず女を漁り、そのことは寮でも有名でした。永沢はワタナベのことを気に入り、ガールハントへワタナベを誘います。

5月、中央線の電車の中で偶然直子と再会します。直子も地元を離れ、知り合いがいない東京の女子大に進学し、国分寺のアパートで独り暮らしをしていました。直子は以前より痩せ、それまでのお嬢様らしいシックな雰囲気から一変し、質素な生活をしています。直子は、ワタナベとこれからも会いたいと告げ、2人は日曜日ごとにデートを重ね、距離を縮めていきます。ワタナベは直子に寮での出来事を面白おかしく話し、直子は笑います。

翌年の4月、直子の20歳の誕生日に直子の部屋で、ワタナベはケーキを用意し誕生日を祝います。直子はいつもより饒舌で不自然に歪んだ会話を続けますが、ワタナベが帰ると伝えると泣き始め、泣き止まない直子を慰めるうちに、二人は関係を持ちます。キズキと直子の親密さを知っているワタナベは、直子が処女だったことに驚きます。全てが終わった後、「キズキと寝なかったのか」と聞き、直子は更に泣きじゃくります。

翌朝、眠っている直子に「話がしたいので、連絡が欲しい」というメモを残し、ワタナベは部屋を去ります。その後、直子から連絡が来ないので、ワタナベは直子のアパートを訪ねますが、直子は既にアパートを引き払い、ワタナベの前から姿を消します。ワタナベは直子のいる所へ手紙が転送されることを願い、直子に宛てて手紙を書きます。あらすじのネタバレ解説はまだまだ続きます。

ワタナベは寂しさから永沢のガールハントに同行し、知り合ったばかりの女性たちと一夜限りの関係を結びます。7月に直子から突然手紙が来て、直子がアパートを引き払った後、実家に戻り、京都の精神科の病院に入院していることが分かります。直子は、まだ混乱していて、ワタナベと会える状態でないと告げます。

直子のいない日々をワタナベは、学生運動が蔓延する大学には機動隊が入り、バリケードが破壊される中、大学教育の無意味さを感じながら大学に通います。そんな日々の中、演劇のノートを貸したことがきっかけで同じ大学の緑と知り合います。緑は明るく、天真爛漫で個性的で直子とは正反対の性格で、二人は距離を縮めていきます。ある日、ワタナベは緑の自宅へ食事に誘われます。あらすじのネタバレ解説はまだまだ続きます。

書店の2階にある台所で緑はワタナベの予想を超える料理の腕を披露します。料理に興味がない家人をよそに、中高生の時に自費で料理の本や包丁などの調理器具を揃え、自分で練習したと聞き驚き、あまり周りにいないタイプの緑に興味と好感を持ちます。緑の家族の話ー脳腫瘍で死んだ母、姉、母の死が受け入れられずウルグァイへ出奔した父の話を聞き、緑とキスを交わします。緑から好きな人の有無を聞かれ、いると答えます。

そんなある日直子から手紙が届き、ワタナベは直子に会うために、京都を訪れます。阿美寮と呼ばれる療養所で直子の同室になったレイコ先生と呼ばれる患者にすすめられワタナベは阿美寮に泊まります。阿美寮は外界から完全に隔離された状態で、患者同士が助け合って生活をし、療養生活を送っています。レイコ先生は長く療養所にいて、患者へピアノを教えています。レイコさんはギターで「ミシェル」や「ジュリア」を歌います。

直子はノルウェイの森をリクエストします。直子はノルウェイの森を一番好きな曲で、この曲を聴くと一人で寒くて、暗くて、誰も助けてくれない森の中にいるようだと言います。例え相手を傷つけるとしても隠すことなく話し合うのが、治療のルールだとレイコさんから聞いたワタナベは、現在の女性関係やキズキのことを思っている直子と過ごすのが辛かったと話します。直子はキズキとなぜ寝なかったのか、という質問に答えます。

直子とキズキは関係を持とうとしたが、持てなかったと言います。キズキのことを愛していたのに、キズキとは関係が持てず、愛していないワタナベと関係を持てたことに直子は混乱しました。キズキと直子は特別な関係で3つのころから一緒に過ごしていました。キズキが亡くなってから直子はどういう風に人と接すればいいのか、人を愛せばいいのか分からなくなってしまったと言い、取り乱します。あらすじのネタバレ解説はまだまだ続きます。

翌日、3人はハイキングに出かけ、その途中でワタナベと直子は二人で話す機会を持ちます。直子は自分の姉が高校3年生で突然自殺し、自分が発見者となったこと、叔父も自殺していて、両親は遺伝だと考えていること、自分がワタナベが思っているより病んでいることを話します。今でもキズキが暗いところから手を伸ばして直子を求めているような気がすると話しますが、ワタナベは直子に阿美寮を出たら一緒に暮らさないかと誘います。

また、レイコさんは自らワタナベに阿美寮にいる理由を話します。レイコさんはピアニストを目指し、コンテストの直前に指が動かなくなったことで一度目の入院をしました。その後、腫れ物に触るような両親のもとでピアノ教師をしていましたが以前のようにピアノにかける情熱が感じられず、子供にバイエルを教える日々で親からのプレッシャーで体調を崩し、7か月入院しました。

その後、レイコさんの全てを受け入れてくれる男性に出会い、子供にも恵まれ幸せな生活を送っていましたが、女子高生の罠にはまって、自殺未遂を起こし、離婚を言い出して阿美寮で療養を始めました。自分が回復をしているが、外の世界に出るのは怖いと言います。阿美寮での滞在中に、ワタナベは直子のことを待つと約束し、また会いに来ると告げて、東京へ戻ります。あらすじのネタバレ解説はまだまだ続きます。

東京へ戻ったワタナベは市中にいる狂った人々をみて、直子たちのいる阿美寮とどちらが外界か分からなくなります。ある日、ワタナベは寮まで迎えに来た緑に連れ出され、向かった先は病院でした。ウルグァイではなく、緑の父は脳腫瘍で入院していたのです。看病に疲れている緑にワタナベは病院を離れてゆっくりしたほうが良いと言い、代わりに緑の父の看病をし、緑とワタナベの距離は更に縮まります。緑の父はその後亡くなります。

ワタナベは直子に手紙を書き、レコード屋でのアルバイトに励みます。外務省の採用試験に合格した永沢から恋人ハツミと食事に誘われます。その食事の席で、ハツミは永沢の傲慢さを責め、永沢の女遊びにハツミが傷ついていると話しますが、永沢は取り合いません。ハツミと永沢は喧嘩をし、その日はワタナベがハツミを送っていくことになります。

送っていく途中でワタナベはハツミの中に心を揺さぶる何かー少年期の憧憬、無垢な憧れーがあることに気が付きます。永沢と別れないのかと問うワタナベに対して、ハツミは永沢を愛していて、就職して永沢が変わることをただ、ひたすら待つと言います。ハツミはその後、永沢と別の人と結婚し、自ら死を選びます。ハツミの死は、ワタナベに永沢からの手紙で知らされ、永沢はハツミの死で何かが消えてしまったと感じます。

父の葬儀から戻った緑に久しぶりに会い、緑が彼氏と上手くいっていないことを知ります。淋しいという緑に付き合って、ワタナベは緑の実家に泊まります。11月のワタナベの20歳の誕生日に直子からセーターと手紙が届きます。12月に直子を阿美寮へ訪ねますが、直子は3人でいるときほとんど口をきかず話を聞いているだけです。ワタナベは直子に寮を出ることを告げ、一緒に暮らそうと伝えます。あらすじの解説も佳境に入ります。

東京に戻ったワタナベは一軒家での独り暮らしを決め、直子に手紙を書き、春から一緒に暮らさないかと誘い、返事を待ちます。アルバイトと引っ越しで1か月たちますが、直子から返事は来ません。緑にも引っ越し先も告げてないことに気が付き、手紙を書きますが双方から連絡は来ません。ある日、レイコから手紙が届き、直子の調子が悪いことを知ります。快方に向かっていると楽観的に考えていたワタナベはショックを受けます。

久しぶりに緑と会いますが、緑の髪型の変化にも気が付かず、緑にデートを途中ですっぽかされてしまいます。ワタナベは緑とレイコさん直子に手紙を書きます。6月になって緑がやっと話しかけてきて、2か月ずっと淋しかったと言います。緑は彼氏ときっぱり別れ、ワタナベのことが好きだと告白します。ワタナベもごまかしていた自分の気持ちを認め、緑を愛していることを認めます。緑はワタナベが直子と別れるのを待つと言います。

ワタナベはレイコに手紙を書き、緑のことを相談します。直子のことは今も愛しているが、緑との間は絶対的であると本心を伝えます。レイコからはすぐに返事が来て、直子には緑のことを内緒にしてほしいが、緑に惹かれるのであれば、それに身を任せるのが当然で、ワタナベ自身に幸せになりなさいという返事がきます。

そんな中8月に直子が自殺します。ワタナベは直子の実家へお悔やみに訪ねますが、家族は直子の死を知られたくない様子でワタナベはいたたまれない気持ちになり、そのまま放浪の旅に出ます。緑にも電話で10月まで戻れないと伝えただけです。東京に戻ったワタナベにレイコから手紙が届いていました。レイコは療養所を出ることを決め、ワタナベを訪ねると書いてありました。ワタナベはレイコを自宅へ泊めます。

レイコはワインを飲みながら、直子のお葬式と称してギターで曲を弾いていきます。直子の好きだった「ディア・ハート」50曲目に、あの日弾いた2回目のノルウェイの森を弾き、その夜レイコとワタナベは肌を重ねます。旭川へ向かうレイコを上野駅まで送った後、ワタナベは緑へ電話をかけます。小説「ノルウェイの森」のあらすじの解説は以上です。

ここからは小説「ノルウェイの森」の評価や感想についてご紹介します。「ノルウェイの森」の感想で多く見かけるのは、読むごとに内容を理解できるようになったという意見です。初読の時は、理解できなかった主人公の気持ちに寄り添えるようになったという感想が多く見られました。

小説「ノルウェイの森」の感想で多いものは村上春樹の美しい文章について評価したものが多く見られます。繊細な言葉の選択や言葉の並べ方は評価が高いと言われています。いろいろな小説からの引用も含め、村上ワールドを感じる作品という感想が多く見られます。

小説「ノルウェイの森」の感想で、エロチックだったというものも多く見られます。小説「ノルウェイの森」は、村上春樹が「セックスと死について徹底的に言及する」こと目指して書かれているので、人物の死とセックスについて言及した部分が沢山あります。特に直子の精神的な苦悩は直接的な表現で書かれているので、驚いたという感想も多く見られます。以上が小説「ノルウェイの森」を読んだ感想・評価になります。

ここから映画「ノルウェイの森」のキャストを一覧で紹介します。主人公ワタナベを演じるのは俳優松山ケンイチです。松山ケンイチは主人公ワタナベの純粋無垢な部分を表現できる能力があると監督に認められ、主演に選ばれました。2002年「ごくせん」で俳優デビューを果たし、その後、「アカルイミライ」、「デスノート」、「平清盛」など多数のドラマや映画に出演しています。

ヒロイン直子を演じるのは女優菊池凛子です。菊池凛子は自らオーデションを受け、3秒で直子になれると監督が直感し、選ばれました。2006年アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の「バベル」で聾唖の女子高生を演じ、アカデミー助演女優賞などにノミネートされ、一躍時の人となりました。その後も「パシフィック・リム」や「47RONIN」などハリウッド映画で活躍をしています。

緑を演じるのはファッションモデルで女優の水原希子です。映画「ノルウェイの森」が水原希子の女優デビュー作となります。監督から「特別な何かを持っている」とその限りない可能性に期待が寄せられ、芝居未経験ながらも緑役に選出されました。その後も、NHK大河ドラマ「八重の桜」や実写版「進撃の巨人」など着実に女優としてのキャリアを積んでいます。

永沢を演じるのは俳優の玉山鉄二です。玉山鉄二はドラマ「ナオミ」で俳優デビューし、その後、「離婚弁護士」や「ブラザービート」、「BOSS」など多数のドラマに出演しています。

主人公の高校の同級生キズキを演じるのは俳優の高良健吾です。高良健吾は1987年生まれで、2005年「ごくせん」で俳優デビューをしています。その後、映画版「白夜行」や「軽蔑」、「悼む人」など多数の映画やドラマに出演しています。

療養する直子のルームメートのレイコを演じるのは霧島れいかです。1998年にデビューし、ドラマ「ブラザーズ」、「セミダブル」、「花村大介」など多数のドラマに出演しています。2005年に公開されたカンヌ国際映画祭受賞作「運命じゃない人」でヒロインを演じています。次は、映画「ノルウェイの森」の評価や感想についてご紹介します。

映画「ノルウェイの森」の感想・評価についてご紹介します。映画「ノルウェイの森」の感想で多く見られたものは繊細な心理描写がされているというものが見られました。同級生や周りの人を亡くすワタナベの喪失感や直子との微妙な関係を表情などで繊細に描かれているという意見が聞かれました。

映画「ノルウェイの森」の評価・感想で多く見られたものは音楽や時代設定が魅力的という意見です。小説「ノルウェイの森」の中では、音楽通の村上春樹らしく沢山のアーティストの曲名が出てきます。小説と異なり映画ではそれらの音楽を物語と一緒に楽しむことができるので、村上春樹の世界観をより深く感じることができるとの感想が聞かれます。

村上春樹の「ノルウェイの森」のあらすじや評価を詳しく解説してきましたがいかがでしたか。小説「ノルウェイの森」は、37歳になった僕が飛行機でノルウェイの森を聞いた時に、10代後半から20歳にかけて経験した友達の自殺、その彼女との関係回想し、登場人物の死を交えて描いた作品です。

小説「ノルウェイの森」の評価は、文章が美しい、年齢を重ねると主人公の気持ちが理解できる、エロチックという意見が多く見られました。映画「ノルウェイの森は」、主人公のワタナベ役を松山ケンイチ、直子役を菊池凛子、キズキ役を高良健吾などが演じています。映画の評価は、360度音楽に囲まれた作品、心理描写が繊細であるという意見が多く見られました。皆さんも機会があれば小説、映画ともに「ノルウェイの森」を手に取ってみてください。