呪われし家に咲く一輪の花のあらすじをネタバレ！感想・評価は？

Netflixなどの動画配信サービスでは様々な映画やドラマが配信されていますが、どの作品を観ようか悩むだけで時間が経ってしまうという人もいるかもしれません。今回は「呪われし家に咲く一輪の花」というホラー映画について、ネタバレを含めたあらすじや登場人物、キャストのほか作品への評価や感想などについてもまとめてご紹介します。一風変わった作風に注目の映画です。

呪われし家に咲く一輪の花は、Netflixが配給する2016年に公開されたオリジナル映画です。オズグッド・パーキンスが監督を務め、上映時間は87分の作品です。ホラー映画といえば音を立てて驚かす描写や、グロテスクな描写のある作品も多いものですが、呪われし家に咲く一輪の花はとても静かな作品です。ホラー映画が苦手だという人でも、呪われし家に咲く一輪の花であれば鑑賞しやすいかもしれません。

呪われし家に咲く一輪の花のあらすじが垣間見える予告編動画では、女性が老婆の世話をしている姿が見られます。合間に驚かすような描写も見られますが、ホラー作品特有の雰囲気にどういったあらすじの作品なのか気になった人も多いのではないでしょうか？ネタバレや評価を見てもっと内容を知りたくなった人は、是非Netflixをチェックしてみてください。

それでは早速、呪われし家に咲く一輪の花のあらすじについてを詳しくご紹介します。登場人物はあまり多くない作品ですが、キャストの絶妙な演技が作品の不気味さや独特の空気感をより一層際立たせるものとなっています。ネタバレを多大に含む内容となっている為、まだ呪われし家に咲く一輪の花を観た事がないという人は、閲覧にはくれぐれもご注意ください。

アメリカのマサチューセッツ州で、看護師のリリーはとある家に派遣される事となりました。そこは怪奇作家アイリス・ブラムという人物の家で、死期の迫った年配の女性でした。リリーの仕事は、彼女が最期の時を過ごす為に選んだ自宅の中で、彼女の世話をしながら最期を看取るというものです。19世紀初頭に建てられたという家は古く、健忘症であるアイリス以外に住む人間はいませんでした。

リリーは28歳で、結婚を約束した相手がいました。けれど破談になってしまったという現実から逃げ出す事が、リリーが仕事を引き受けた理由の一つでもあったのです。家の中は夜になると暗く不気味な空気を漂わせ、テレビもまともには動いてくれません。唯一聞こえてくる音といえば、アイリスの寝室にある古いカセットテープでした。憶病なリリーはその音を怖がり、アイリスが寝静まった頃に音楽を止める事を繰り返していました。

アイリスが寝静まった頃、家の中からノックをする様な音や、何かの足音の様なものが聞こえてくる事に気付きます。当然家主であるアイリスとリリー以外に人はおらず、けれど何者かの気配が暗い廊下の向こうに感じられました。アイリスは、リリーの事を何故か「ポリー」と呼びます。アイリスの家を管理している男性にポリーとは誰なのか尋ねてみると、彼女の著書にある「壁の中の淑女」の登場人物の名前である事がわかります。

何故アイリスがその名前で自分の事を呼び続けるのか、リリーにはわかりませんでした。男性はその著書がすっきりとした終わり方をしていない事を口にし、ネタバレはしないと言いながらその場を去っていきます。怖がりでホラー小説を読む事はしていなかったリリーですが、家の中で起こるポルターガイスト現象がポリーに関係しているのではないかと感じており、男性の言っていたその本を手に取ってみる事にしたのです。

小説の中身は生々しい描写が続いており、リリーにはまるでその小説が本当の出来事であるかの様に感じられました。恐ろしくなったリリーは途中で本を読む事をやめてしまいます。その後もリリーは腕が変色してしまう幻覚を見たり、白い服の人物がテレビ画面に映り込む姿を目にするなど、様々な怪奇現象に見舞われます。クローゼットの中で、古びた箱を見つけたのはそんなある日の事でした。

箱の中に入っていたのは、「壁の中の淑女」の草稿だったのです。それを読んだリリーは、作品が作られたものではなく実在の殺人事件を描いたものであった事を確信します。あらすじを読んで物語の結末が気になった人は、是非本編を鑑賞して呪われた家に隠された衝撃の真実を目撃してみてください。

予想外のラストに驚かされる事となる呪われし家に咲く一輪の花ですが、静かでありながら秀逸なキャストの演技に魅了された人も多かったのではないでしょうか？続いては、呪われし家に咲く一輪の花の登場人物と演じたキャストについてを順番にご紹介します。気になるキャストがいたという人は、是非他の出演作品もチェックしてみる事をおすすめします。

生年月日：1982年1月13日(現在37歳)
出身：イングランド、サリー州
身長：168cm
職業：女優
出演作品：「ジェーン・エア」「アンナ・カレーニナ」「ウォルト・ディズニーの約束」「パーティで女の子に話しかけるには」
 

主人公のリリー・セイラー役を演じたのは、女優のルース・ウィルソンです。リリーはとても憶病な性格をした女性で、呪われし家に咲く一輪の花という作品は、彼女の印象的なモノローグからスタートする映画です。アイリスの世話をする為に住み込みで仕事をしていました。彼女の怖がりな設定が共感しやすく鑑賞しやすかったという評価もある様です。

生年月日：1939年3月4日(現在80歳)
出身：テキサス州サン・アントニオ
身長：178cm
職業：女優
出演作品：「マンハッタン皆殺し作戦」「パララックス・ビュー」「キャッチ22」「危険な道」
 

アイリス・ブラム役を演じたのは、女優のポーラ・プレンティスです。今回の舞台となる一軒家の住人であり、元はベストセラー作家でもあった人物です。現在は高齢である事から健忘症でありしかし家の中で起こるポルターガイスト現象の理由を知っているであろう女性です。
 

生年月日：1945年8月16日(現在73歳)
出身：アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ
身長：165cm
職業：俳優、監督、脚本家、プロデューサー
出演作品：「悪の天才たち・銀行略奪大作戦」「ニューヨーク麻薬捜査線」「未知との遭遇」「パーフェクト・プラン 完全なる犯罪計画」
 

ワックスキャップ役を演じたのは、俳優のボブ・バラバンです。ワックスキャップはアイリスの住む家を管理している男性で、いわくつきの物件であった事から、アイリスの介護者を探すのに苦労していました。

生年月日：1994年1月17日(現在25歳)
出身：アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク
身長：165cm
職業：女優
出演作品：「シング・ストリート 未来へのうた」「ボヘミアン・ラプソディ」「オリエント急行殺人事件」「アポストル 復讐の掟」
 

ポリー役を演じたのは、女優のルーシー・ボイントンです。ポリーはアイリスの著書である「壁の中の淑女」の主人公で、リリーが著書を読み始めた事で実在した人物であった事が判明します。アイリスの住む家の中で夫に撲殺されたという、悲しい最期を遂げた人物でした。

呪われし家に咲く一輪の花は、登場人物の音声を日本語吹き替え版でも楽しむ事ができる様になっている作品です。続いては吹き替え版を担当している声優について、キャストごとに順番にご紹介します。本作以外の吹き替えを担当している作品についてもご紹介しているので、気になるキャストがいれば是非他の出演作品もチェックしてみてください。

リリー・セイラーの日本語吹き替えを担当したのは、声優の冠野智美さんです。冠野智美さんは「演劇集団 円」に所属をしており、女優業でも活躍をしている人物です。主な出演作品は「ゴーストハント」「コクリコ坂から」「アグリー・ベティ」「エージェント・オブ・ウォー」「アンダー・ザ・ドーム」「GIRLS/ガールズ「ジェリコ 閉ざされた街」「NIKITA/ニキータ」「4400 未知からの生還者」などが挙げられます。

アイリス・ブラムの日本語吹き替えを担当したのは、声優の沢田敏子さんです。沢田敏子さんは「東京俳優生活協同組合」に所属をしており、ナレーターとしても活躍をしている人物です。主な出演作品は「ジャンヌ・ダルク」「アルプスの少女ハイジ」「眠れる森の美女」「エースをねらえ！」「OVERMANキングゲイナー」「鋼殻のレギオス」「屍鬼」「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」などが挙げられます。

昔のアイリスの日本語吹き替えを担当したのは、声優の八十川真由野さんです。八十川真由野さんは「文学座」に所属をしており、女優としても活躍をしている人物です。主な出演作品は「チャングムの誓い」「ザ・ホワイトハウス」「ハウルの動く城」「アメリカン・クライム」「ヴィンセントが教えてくれたこと」「エスター」「ザ・ウォーカー」「スノーマン 雪闇の殺人鬼」「地球が静止する日」などが挙げられます。

ワックスキャップの日本語吹き替えを担当したのは、声優のこねり翔さんです。こねり翔さんは「アクセント」に所属をしており、俳優としても活躍をしている人物です。主な出演作品は「ぎんぎつね」「亜人」「サザエさん」「ガンズ・アンド・ストレンジャー」「キャプテン・フィリップス」「ハンガー・ゲーム2」「ブラック・シー」「セルフリッジ 英国百貨店」「シカゴ・ファイア」などが挙げられます。

ポリーの日本語吹き替えを担当したのは、声優の近藤唯さんです。近藤唯さんは「ケンユウオフィス」に所属をしている人物です。主な出演作品は「俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している」「カードファイト!! ヴァンガードG」「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」「超ロボット生命体 トランスフォーマーアドベンチャー」「トリアージX」「XBLAZE CODE:EMBRYO」などが挙げられます。

修理業者の日本語吹き替えを担当したのは、声優の藤翔平さんです。藤翔平さんは「アクセント」に所属をしている人物です。主な出演作品は「たまゆら～もあぐれっしぶ～」「ウォーキング・デッド」「謀りの後宮」「TWO WEEKS」「ブラック・ミラー」などが挙げられます。

登場人物や演じるキャストの評価も上々の呪われし家に咲く一輪の花ですが、ネタバレを知った上でも実際にどの様な感想や評価をされている作品なのかを知っておきたい、という人もいる筈です。続いては呪われし家に咲く一輪の花を実際に鑑賞した人のTwitter上の感想についても、少しだけご紹介します。

呪われし家に咲く一輪の花は全体的に静かに進められていく作品となっているので、音などで驚かされる恐怖よりもホラー作品の雰囲気を楽しみたいという人には、特に評価される映画となっています。不気味だ、静けさが怖いといった感想も多く、これまでのホラーとはまた一風変わった仕上がりとなっています。

呪われし家に咲く一輪の花を観る事ができていないものの、ポリー役を演じるルーシー・ボイントンの可愛さを評価する感想もありました。ホラーが苦手な人にとってはその雰囲気だけでも無理だと感じてしまうかもしれませんが、気になるキャストが出演していれば勇気を出す事はできるかもしれません。

呪われし家に咲く一輪の花は、はっきりとした説明がある映画が好きだという人と自分で解釈を深めながら鑑賞するのが好きだという人で、評価が分かれる作品だという感想もありました。詳細な説明がある作品の方がすっきりした感想を得られるかもしれませんが、こういった作品の場合には繰り返し鑑賞する事でより深みが増していくものなのかもしれません。
 

呪われし家に咲く一輪の花という映画について、ネタバレを含めたあらすじから感想などをまとめてご紹介しましたが、これまで作品自体を知らなかったという人でも興味を持つ事ができたのではないでしょうか？タイトルからは呪われた家が舞台である事は察しがつきますが、一輪の花という邦題の秀逸さを評価する感想も見られました。

Netflixでは呪われし家に咲く一輪の花の様に、オリジナルの映画を数多く配信しています。呪われし家に咲く一輪の花という映画を観て気に入ったという人は、他の作品を鑑賞してみるというのもおすすめです。また新たな作品との出会いがあるかもしれません。