2019年07月23日公開
2019年07月23日更新
ベルベット・バズソーをネタバレ解説!感想やラストを考察【Netflix映画】
Netflix映画『ベルベット・バズソー』のあらすじをラストまでネタバレ解説します。『ベルベット・バズソー』を見た視聴者の感想も紹介。『ベルベット・バズソー』はNetflix配信のアートをテーマにしたホラ―映画です。ロサンゼルスのアート業界を舞台に、一人の謎めいた画家の作品と画商たちの欲望が絡み合います。主演はジェイク・ジレンホール、トニ・コレット、レネ・ルッソなどです。
バズソーとは?
Netflix映画『ベルベット・バズソー』が話題となっています。本記事では『ベルベット・バズソー』のあらすじをラストまでネタバレ解説します。また、『ベルベット・バズソー』を見た視聴者の感想も紹介します。あらすじ解説の前に、ここではまず『ベルベット・バズソー』の基本情報を見ていきましょう。
ベルベット・バズソーはNetflix映画
『ベルベット・バズソー』はNetflixオリジナルのホラー映画です。2019年2月1日からNetflixにて配信開始しました。画商や批評家たちの欲望渦巻くロサンゼルスのアートシーン。一人の無名画家の作品が発見され、絶賛されます。しかし彼の絵を手に入れた者は、次々と謎の死を遂げていきます。本記事では『ベルベット・バズソー』のあらすじをラストまでネタバレ解説していきます。
ベルベット・バズソーの予告動画
Netflix映画『ベルベット・バズソー』のあらすじが紹介された予告編動画です。モーフは辛口で知られる有名評論家。ある日、彼が想いを寄せるジョセフィーナが何枚もの絵画を持ち込みます。それは彼女の上の階に住んでいた老人の作品でした。その作品はアート界で絶賛されますが、次第にモーフの周囲で奇妙な事件が起こり始めます。
ベルベット・バズソーの監督
Netflix映画『ベルベット・バズソー』の監督はダン・ギルロイです。1959年6月24日生まれ、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタモニカ出身です。ピューリッツァー賞を受賞した劇作家であるフランク・D・ギルロイと、彫刻家兼作家のルース・ドロシー・ゲイドスの間に生まれました。二卵性双生児の兄弟であるジョン・ギルロイは映画編集者です。
出典: https://eiga.com
1981年に英文学の学位を取得してダートマス大学を卒業。1992年『フリージャック』や1994年『逃げる天使』の脚本を共同執筆しました。その後も2006年『落下の王国』や2011年『リアル・スティール』の脚本に作家。2014年に自身が脚本執筆した『ナイトクローラー』を初監督し絶賛され、アカデミー賞脚本賞にノミネートされました。
バズソーのあらすじネタバレ
あらすじネタバレ①評論家モーフ
マイアミ・ビーチの会場で行われる展覧会に、有名な美術評論家のモーフ・ヴァンデウォルトが訪れました。モーフは顔パスで入場し、展示作品を眺めます。そこには松葉杖をついて話す”ホームレス・マン”というロボットの作品がありました。コレクターに高く買ってもらうため、作者はモーフに賛辞の批評を書くよう頼みます。しかしモーフは酷評しました。
展覧会にはモーフの友人でキュレーター(収集や展示等を行う学芸員)のグレッチェンと、ヘイズギャラリーのオーナーであるロドラ、ロドラの元で働くジョセフィーナ、そして老画家のピアースも訪れていました。アート界は新しい作品を狩る者が勝つ、弱肉強食の世界。画商たちは売れる芸術家を見つけようと目を光らせていました。
あらすじネタバレ②老人の絵
恋人との生活に満たされていないモーフは、ジョセフィーナと郊外を訪れて肉体関係を持ちます。ロサンゼルスの自宅アパートに帰ったジョセフィーナは、廊下で老人の遺体を発見しました。老人はディーズという名前でした。ジョセフィーナはディーズの部屋で彼が描いた無数の絵画を発見しました。それをモーフの元に持ち込むと、絶賛されました。
ジョセフィーナは絵をギャラリーに運びましたが、職員のブライソンに見られてしまいました。一方、独立してアートアドバイザーになることを決意したグレッチェンは、モーフに未発掘の傑作を教えてほしいと頼みます。しかし断られ、彼女は気を悪くします。ロドラはディーズの絵を見て、すぐに売り出すことを決めました。研究者たちはディーズの用いた画材を分析しますが、説明のつかない成分で構成されていました。
あらすじネタバレ③ディーズの過去
一方、ロドラの根回しによりディーズの過去が判明しました。本名はヴェトリル・ディーズ。1930年にロサンゼルスで生まれ、両親と妹と貧しく暮らしていました。火事で母と妹が亡くなり、9歳で父と二人暮らしに。父から残忍な虐待を受けたディーズは孤児院に預けられました。
18歳で施設を出てからの30年間は、謎に包まれていました。退役軍人病院の従業員名簿に登場し、42年間技術員として働いていた記録がありました。退職してからは一人きりで家にこもり、ひたすら絵を描いていたようでした。そうして暴力的な絵画の数々が生まれました。ヘイズギャラリーで開かれたディーズの展覧会は成功。多くの人々が魅了されました。
あらすじネタバレ④絵の怪異
ジョセフィーナの指示でライバル画家を酷評したモーフは、批評家としての信用に傷が付き始めていました。ディーズの絵の希少価値を高めるため、ロドラはブライソンに絵の半分を倉庫に入れるよう指示しました。ブライソンはこっそりと数点の絵を持ち出しました。しかし突然絵が燃え始め、ブライソンの乗った車は建物に衝突。そして猿の絵から腕が飛び出し、彼を引きずりこみました。
あらすじネタバレ⑤死体の展示
一方、グレッチェンは自身のギャラリーにディーズの絵を飾ろうと画策していました。ギャラリーでのミーティングのあと、グレッチェンは無数の穴が開いた球体アート”スフィア”に腕を入れました。スフィアは腕を切断し、グレッチェンは失血死しました。朝になり、警備員はアートの一部だと考えて客を入場させ、遺体はしばらく展示されました。ロドラとジョセフィーナは同業者が次々と亡くなったことに戦慄します。
あらすじネタバレ⑥訃報
ブライソンが行方不明になり、ロドラは彼が絵を持ち逃げしたのだと思い込みました。その頃、ヘイズギャラリーの助手のココは、ライバルギャラリーのジョン・ドンドンに近づきました。ジョンも探偵にディーズの過去を探らせます。彼は、ディーズの精神は軍を除隊した時点で崩壊しており、実の父親を殺したことを知りました。その後ディーズは病院に入れられ、電気ショックなどの実験材料にされていました。
その直後、ジョンは天井に現れた奇妙な手にスカーフを掴まれ、首を絞められて亡くなりました。モーフの元にも訃報が届き、彼は葬儀に参加します。彼はディーズの絵が動くような幻覚に苦しめられるようになりました。モーフとジョセフィーナの関係には溝が生まれ始めました。モーフは解析結果により、ディーズは絵の具に自分の血を混ぜていたことを知りました。
バズソーのラストネタバレ
ラストネタバレ①絵の呪い
ディーズ展は大盛況でした。ジョセフィーナの浮気を知り、モーフは彼女と別れます。彼の幻覚は悪化し、幻聴も始まりました。ディーズの絵は呪われていると確信したモーフは、ロドラに絵の販売を中止するよう求めます。しかし彼女は応じません。逆にロドラは絵の売却を早めました。モーフはココに、彼が持つディーズの作品の処分を頼みました。
ラストネタバレ②怪死
ある晩、ジョセフィーナがバーの駐車場でレッカー車を待っていると、突然目の前にギャラリーが出現しました。中にはストリートアートが展示されています。アートの絵の具が溶けだし、彼女の体を侵食しました。ジョセフィーナは姿を消し、彼女によく似た絵だけが駐車場の壁に残されていました。モーフは貸し倉庫にディーズの絵を運び入れました。そこにホームレス・マンが現れ、モーフを殺害しました。
ジョセフィーナの失踪とモーフの死の報せを聞いたロドラは、自宅のベランダで呆然としていました。するとロドラの首に描かれた「ベルベット・バズソー」のタトゥーが動きだし、彼女の首を切断しました。ココは道端で、ブライソンが運んでいたはずのディーズの絵が売られているのを見ました。今後も彼の絵は人々の間で流通することでしょう。
ラストネタバレ③ピアース
エンドロール。海岸で砂浜に絵を描く人物が映ります。ピアースです。ピアースはロドラに「売れない芸術家」と呼ばれ、複製絵画を売ったり、田舎で休養するよう持ちかけられていました。棒で描かれる絵はすぐ波に消されていきますが、彼は自由そのものでした。ピアースは裸足で一心に絵を描き続けました。
バズソーのキャスト
モーフ・ヴァンデウォルト/ジェイク・ジレンホール
著名な評論家モーフを演じたキャストは、ジェイク・ジレンホールです。1980年12月19日生まれ。アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス出身です。1991年『シティ・スリッカーズ』でデビュー。1999年『遠い空の向こうに』での演技が絶賛され、注目を集めました。その他の出演作に『ドニー・ダーコ』『ブロークバック・マウンテン』『ナイトクローラー』『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』などがあります。
グレッチェン/トニ・コレット
モーフを妨害するグレッチェンを演じたのは、トニ・コレットです。1972年11月1日生まれ。オーストラリア・ニューサウスウェールズ州出身です。オーストラリア国立演劇学院を卒業し、1991年『スポッツウッド・クラブ』でデビュー。『ミュリエルの結婚』で体重を増量して主人公を演じ、ゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされました。その他の出演作に『シックス・センス』『ヘレディタリー/継承』などがあります。
ロードラ・ヘイズ/レネ・ルッソ
ギャラリーのオーナーであるロードラを演じたキャストは、レネ・ルッソです。1954年2月17日生まれ。アメリカ合衆国カリフォルニア州バーバンク出身。16歳の時にスカウトされモデルデビュー。1987年にテレビシリーズで女優デビューし、1992年『リーサル・ウェポン3』出演で注目されました。1994年『逃げる天使』で本作監督のダン・ギルロイと出会い、結婚しています。
ココ/ナタリア・ダイアー
昇進を狙うアシスタントのココを演じたのは、ナタリア・ダイアーです。1997年1月13日生まれ。アメリカ合衆国のテネシー州ナッシュビル出身です。2009年『ハンナ・モンタナ/ザ・ムービー』でデビュー。2016年、Netflixオリジナルドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』でナンシーを演じ注目を集めました。その他の出演作に『I Believe in Unicorns』があります。
ジョン・ドンドン/トム・スターリッジ
ライバルアートギャラリーのオーナーであるジョンを演じたのは、トム・スターリッジです。1985年12月21日生まれ。イギリス・ロンドン出身です。劇作家でプロデューサーの父チャールズと女優の母フィービーの元に生まれました。子役として活躍し、2004年『悪女』で映画デビュー。その他の出演作に『ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド』『パイレーツ・ロック』『メアリーの総て』などがあります。
ピアース/ジョン・マルコヴィッチ
老画家ピアースを演じたキャストは、ジョン・マルコヴィッチです。1953年12月9日生まれ。アメリカ合衆国イリノイ州出身です。イリノイ大学で演劇を学び、シカゴで友人らとステッペンウルフ・シアター・カンパニーを立ち上げ活動。1984年に『プレイス・イン・ザ・ハート』で映画デビュー。その他の出演作に『危険な関係』『仮面の男』『マルコヴィッチの穴』などがあります。
バズソーの考察と解説
登場人物のポジション
『ベルベット・バズソー』の登場人物たちは、アートが芸術家ではない人々によって食い物にされている現代の状況を体現しています。モーフは状況によって批評内容を変える男です。ロドラはモーフの恋人に接触し、モーフがこれから批評する作品の情報を横流しさせていました。グレッチェンは作品ではなく経済的利益ばかり考えています。ジョセフィーナは出世するために、ディーズの絵を拾ったと嘘をつきました。
批評とは何なのか?
『ベルベット・バズソー』は、業界人によってアートの価値が決定されてしまう世界を批判的に描いています。モーフは高名な批評家であり、彼が好意的な批評を書いた作品の価値は高まります。彼はジョセフィーナに彼女の元恋人をこき下ろすよう頼まれ、実行します。そのショックからか、元恋人は事故に遭い昏睡状態となりました。作家の人生を大きく変えてしまう批評の恐ろしさが描かれています。
作品に付随する価値とは?
『ベルベット・バズソー』では、アート界の人々が作家の情熱や作品が与える感動ではなく「肩書き」や「話題性」「批評」等によって値段を吊り上げることを風刺しています。また、ギャラリーの権力は莫大です。そういった作品以外の「付属物」が作品の価値自体を決めてしまっているのが現状です。そして、何が注目されるべき芸術か決定するのも彼らなのです。
ロドラの商業主義の経緯
ロドラの首のタトゥーに書かれた「ベルベット・バズソー(Velvet Buzzsaw)」とは、彼女がかつて所属していたパンクバンドの名前でした。パンクは体制に反発し、反権威主義を唱えるカルチャーです。そんなパンクロッカーだったロドラも、現在は体制に迎合する商業主義者となってしまいました。ラストで彼女はタトゥーに殺されたのではなく「過去の自分自身」に命を奪われたのでしょう。
モーフの批評の経緯
モーフは資本主義を批判した”ホームレス・マン”という作品を酷評し、作家に恨まれました。ホームレス・マンの服装はどことなくスーパーマンに似ています。『ベルベット・バズソー』の監督であるダン・ギルロイは、ニコラス・ケイジ主演のリブート版スーパーマンに脚本で参加していました。1年半かけたその企画は、撮影開始の6日前に中止となりました。
スーパーマンの企画は、ドキュメンタリー映画が作られるほどの大失敗となりました。ギルロイ監督は大変落ち込んだとインタビューで語っています。ホームレス・マンのデザインは、そんな露と消えたリブート版スーパーマンへの悲哀が感じられます。
商業主義と芸術
覆面芸術家として有名なイギリスのアーティスト「バンクシー」は『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』というドキュメンタリー映画を監督しています。タイトルは直訳すると「ギフトショップ(おみやげ店)を通って出口へ」という意味。美術館が作品ではなく、ミュージアムショップなどの商業的な売上げに力を注いでいる現状を風刺しています。
Banksy's painting "Love is in the Bin" has gone on display for the first time since it spectacularly shredded itself during an auction https://t.co/xNbKRnxI6n pic.twitter.com/KevJXaUdCT
— CNN (@CNN) February 5, 2019
2018年、バンクシーはイギリス・ロンドンで彼の絵が約1億7千万円で落札された際、額縁に仕かけられたシュレッダーで絵を裁断するドッキリを行い世界中を驚かせました。これは路上アート作家である彼の作品がコレクターに高値で取引されることへのアンチテーゼだと言われています。また、オークションで二次的に売買された作品は作者に収入が入らないため、その抗議だという見方もあります。
エンドロールで流れるピアース作品
ピアースの「砂浜アート」作品について、監督はインサイダーのインタビューでエピソードを語っています。監督は前述のリブート版スーパーマンの失敗で落胆し、ただただ浜辺に座っていました。そして、砂に文字を書きました。文字が波に消されているのを見て、監督の心は救われたといいます。ラストのピアースは、自身の魂のために作品を生み出します。その姿は、経済的に附属する価値に頼らない純粋な芸術を表現しています。
芸術作品の在り方を表すディーズの絵画
ディーズの作品もまた、芸術作品の在り方を表しています。彼の作品はどれも、彼と家族の姿が描かれています。母と妹を幼くして亡くし、父に虐待を受けたディーズ。苦しんだ彼は、心の世界を描くことで救われたことでしょう。彼の作品は、作者自身の魂を癒すために生み出された芸術なのです。しかしロドラやモーフらは、作品を私利私欲のために利用しました。そのため、彼の「呪い」を受けたと考えられます。
バズソーの意味とは?
バズソーの意味
『ベルベット・バズソー』の「バズソー(Buzzsaw)」とは「丸ノコギリ」のことです。円周に歯を持つ円盤型の電動ノコギリを指します。
ベルベットの意味
『ベルベット・バズソー』の「ベルベット(Velvet)」とは、非常に柔らかなパイル織物の一種を指します。ビロードとも呼ばれ、深い光沢と滑らかな手触りを持ちます。「ベルベット・バズソー」とはロドラがかつて所属したパンクバンドの名前であり、ロドラを通して商業主義を風刺したタイトルとなっています。
バズソーに関する感想や評価
Netflixでの配信以来『ベルベット・バズソー』はネット上でも話題になっています。特に『ベルベット・バズソー』の解説や考察、作品についての感想を呟く人たちが多く見られました。この項ではTwitter上にある『ベルベット・バズソー』の感想や評価などを紹介していきます。
感想や評価①:芸術の在り方や価値を問われている気がした
『ベルベット・バズソー』ダン・ギルロイ監督×ジェイク・ギレンホール主演のNetflixオリジナル作品。金儲けに目が眩む画商達がその芸術作品に呪われて殺されるとホラーですが、怖さより芸術の在り方や価値を問われている気がした。アートを扱う業界への風刺をホラーで表現した切り口は面白かった! pic.twitter.com/eArKcyChGJ
— em (@em_0000) February 3, 2019
最初に紹介する感想は、『ベルベット・バズソー』で描かれるアート業界に関するものです。Twitterでは「怖さより芸術の在り方や価値を問われている気がした」という感想が上がっていました。拝金主義の画商たちが呪われるというストーリーに、アートについて考えさせられた視聴者が多く見られました。
感想や評価②:演技を楽しむ映画
『ベルベット・バズソー』
— teiタム🦈 (@teamzissou035) February 4, 2019
ジェイクとルッソ姐さんとトニ・コレットの演技を楽しむ映画、堪能しました。芸術に集る俗物に対しての風刺が効いてるのも面白い。
ホラーだけどNetflixだとドラマ感覚でライトに観られるのが良いね。 pic.twitter.com/LrCVqzcG8E
次に紹介する感想は、出演者たちの演技に関するものです。『ベルベット・バズソー』にはジェイク・ジレンホールを始め、トニ・コレット、レネ・ルッソ、ジョン・マルコヴィッチら演技派俳優が出演しています。彼らの演技を堪能したという感想でした。
感想や評価③:ラストの余韻がいい
「ベルベット・バズソー 血塗られたギャラリー」鑑賞
— 𝐨𝐢𝐤𝐚𝐰𝐚 (@o_atexgmtnnn) February 15, 2019
急逝した無名画家が残した絵画を巡り様々な人が翻弄されていくホラー映画
ナイトクローラーのダン監督×ジェイク・ギレンホールコンビが再び傑作を生み出した!
色々ツッコミたくなるけどラストの余韻がいいのです
夜一人で観たらなおさら怖かった pic.twitter.com/6axUtOn7N3
最後に紹介するのは『ベルベット・バズソー』のラストに言及した感想です。Twitter上には「ラストが良い」という感想が多く上がっていました。商業主義に溺れた人々が自滅したあと、淡々と砂に絵を描くピアースの姿はしみじみとした余韻を残しました。
バズソーのラストや感想ネタバレまとめ
今回はNetflix映画『ベルベット・バズソー』について、あらすじをラストまでネタバレ解説しました。また、視聴者の感想を紹介しました。Netflix映画『ベルベット・バズソー』のあらすじは、ギャラリーで働くジョセフィーヌが不審死した老人ディーズの部屋で無数の絵画を発見します。ジョセフィーヌは有名な批評家モーフにその絵を見せます。ディーズの絵は多くの人々に絶賛されました。
Netflix映画『ベルベット・バズソー』ラストあらすじネタバレは、モーフを含めディーズの絵を売り買いした人々は全員謎の死を遂げます。ディーズの絵はどこからか流出し、街で売られます。平穏な生活を送るのは老画家のピアースのみ、というラストでした。
Netflix映画『ベルベット・バズソー』は商業主義とアート業界を痛烈に風刺するホラー作品でした。Twitter上では『ベルベット・バズソー』について「芸術の在り方や価値を問われている気がした」「ラストの余韻がいい」という感想が上がっていました。本記事のあらすじネタバレ解説を読んでNetflix映画『ベルベット・バズソー』に興味を持った方は、是非本編をご覧ください。