2019年07月25日公開
2019年07月25日更新
下町ロケット・ガウディ計画のネタバレあらすじ!ドラマ最終回の結末と原作も紹介
2015年放送の下町ロケットシーズン1にて放送されたのが下町ロケット・ガウディ計画です。ドラマのタイトルこそ下町ロケットで統一されていますが、2015年の下町ロケットシーズン1の後半は原作2巻のガウディ計画をドラマ化した内容になっています。今回は下町ロケットの中でもガウディ計画にスポットを当て、ガウディ計画のあらすじや最終回の結末についてネタバレありで紹介しつつ、ガウディ計画の原作小説についてもネタバレしていきます。
目次
下町ロケット・ガウディ計画とは?
下町ロケットの原作情報
下町ロケットガウディ計画の原作は小説家の池井戸潤さんの小説を原作としています。2010年に下町ロケットシリーズ第1作となる「下町ロケット」が刊行、2015年と2018年にそれぞれのドラマ化に合わせる形でシリーズが継続され2019年7月現在4冊のシリーズ小説となっています。今回メインで紹介する下町ロケットガウディ計画はそんな下町ロケットシリーズの第2作にあたります。
下町ロケットのドラマ作品情報
下町ロケットガウディ計画の原作者である池井戸潤さん原作のドラマ「半沢直樹」「ルーズヴェルト・ゲーム」が立て続けにヒットした事もあり、2015年10月よりシリーズ1作目の「下町ロケット」及び「下町ロケット2ガウディ計画」をベースにしたドラマ「下町ロケット」としてドラマ化されています。このドラマ下町ロケットは2015年放送の民放ドラマとしては最高である20.4%の視聴率を記録するなどヒット作となっています。
ガウディ計画は2015年版の6話~10話まで
1つネタバレになりますが下町ロケットはドラマと原作でタイトルが微妙に異なるので分かりにくいです。2015年のドラマ下町ロケットは全10話の構成を前半の1~5話を原作下町ロケットから6~10話を下町ロケット2ガウディ計画から構成しており小説2冊分が1つのドラマのシナリオとなっています。そのため、基本的な主要な登場人物は同様ですが、そのシナリオは前半と後半で大きく異なっている点を留意する必要があります。
下町ロケットロケット編のあらすじ
下町ロケットガウディ計画のあらすじをネタバレありで紹介する前に、前作に当たる下町ロケットロケット編のあらすじを簡単にネタバレありで紹介します。下町ロケットガウディ計画で登場する半分以上の登場人物はロケット編から引き続き登場する形であらすじも直接的な繋がりはないものの、登場人物の関係性などは下町ロケットロケット編があってこその下町ロケットガウディ計画になっている部分も多いです。
下町ロケットの主人公佃航平は元宇宙科学開発機構の研究員でロケットに搭載するエンジンの開発を担当していました。しかし担当したエンジンを搭載したロケットの打ち上げが失敗に終わり、責任を取って退職、父親が経営していた佃製作所を引き継ぐ事になります。ロケット開発に携わらなくなってからも航平のロケット開発への情熱は失われておらず、佃製作所でも小型エンジンの製造を主力として順調に経営を進めていました。
しかし徐々に会社の経営が悪化、加えて大手取引先からも取引の中止を言い渡されます。ネタバレすると、航平が経営よりもロケットエンジンに熱量を持っていたためです。銀行からの融資も取り付ける事が出来ず、加えてナカシマ工業から損害賠償請求を受けて社会的にも悪評が広められてしまいます。窮地に追い込まれる佃製作所に帝国重工から特許買取の打診を受けます。裁判と特許問題を同時に対処しなければならなくなりました。
結果だけネタバレすると法定では神谷弁護士の提案により、そして航平の技術者としての熱い思いでなんとか勝訴を勝ち取り、さらには帝国重工の財前にも佃製作所の持つ技術と団結力を見せ財前の心を動かします。反対する上司や社長を説得し時には佃製作所の技術も見せた上でそれを承諾させます。こうして帝国重工と手を取り合う事になった佃製作所のパーツを使った帝国重工製のロケットが打ち上げられる事になるのでした。
下町ロケット・ガウディ計画のあらすじネタバレ
ガウディ計画1話(6話)のあらすじネタバレ
帝国とのロケット開発で軌道に乗った佃製作所でしたが、そこにNASA出身の若手社長椎名が率いるサヤマ製作所が待ったをかけます。ネタバレすると帝国重工に自社のエンジンバルブを売り込み、これまで佃製作所が独占的に納入していたエンジンバルブのコンペを行う事になったのです。暗雲立ち込める中、佃製作所に日本クラインという企業から部品制作の依頼を受けます。当初謎だったそのパーツは人工弁に使われるパーツでした。
医療器具はリスクが高いと訴える社員もいる中で、佃製作所の若手エースの3人、中里、立花、加納にこの開発を任せます。中里が試作品作りに苦戦する中、技術部長の山崎が新設計図を作ります。しかしあくまでも今回の依頼は設計図通りに部品を完成させる事なので相応しくないとなんとか当初の設計図のまま完成。しかし日本クラインに納品に行くと作り直すように指示を受け航平は日本クラインとの取引を解消してしまいます。
これに反抗したのが中里でした。中里は佃製作所を辞めてしまいあろうことかサヤマ製作所に再就職してしまったのです。しかもこれには裏があり、ネタバレすると山崎が作った新設計図を手土産に中里が高待遇を受ける事になったのでした。帝国重工との取引、人工弁制作が無駄に終わり、若手ではエース格である中里の退職と悲報が続く佃製作所。そこに3年前(ロケット編)で佃製作所を辞めた真野がやっていきます。
ロケット編のネタバレですがこの真野はロケット編にて航平と喧嘩別れした状態で航平もその際に「二度と俺の前に顔をだすな」と激怒していました。しかしこのガウディ計画では時も経過しており、真野がスーツでしっかり決めて最初に謝罪をした事もあってか航平も真野を受け入れています。
出典: https://thetv.jp
真野は航平に自分の行いを謝罪した上で航平に北陸医科大学教授の一村隼人、株式会社サクラダ社長の桜田を紹介。そして現在制作している人工弁「ガウディ計画」に協力してほしいと打診するのです。現状を鑑みて1度は断ろうとする航平でしたが3人の熱量に動かされこのガウディ計画に協力する事を決めます。一方航平が取引を打ち切った日本クラインとサヤマ製作所が接触、「コアハート」の制作に乗り出していました。
ガウディ計画2話(7話)のあらすじネタバレ
佃製作所では中里が抜けた穴を鈴木が埋める形でガウディ計画に協力する形となります。ガウディ計画の人工弁のような医療器具の場合、製品化するには最終的に厚労省の認可が必要ですがその前に「PMEA(医療器具審査機関)」の承認テストを通過する必要があります。まず佃製作所としての目標はこのPMEAに通過する事です。ネタバレしておくとこのPEMAとの最初の事前面談まで残り2週間という状態でした。
佃製作所は3人を中心に試作品を制作。PMEAとの面談が始まると対面する事になったのが審査員の1人滝川です。滝川はアレコレ難癖をつけて佃製作所の試作品をまともに相手しようともしません。もちろんこれには理由があってネタバレすると裏でコアハートを進める貴船教授と繋がっていたりするからです。そうとも知らない佃製作所の開発メンバー3人は意気消沈、航平は奮起を計って3人を桜田の工場に案内します。
しかし航平はそこで桜田が親会社から資金援助の終了を言い渡された事を明らかになります。どこも苦しいという状況の中、航平達は次に一村教授の勤める北陸医科大学附属病院を訪れます。そこで圭太君という11歳の患者と出会います。圭太君は心臓弁の手術を受ける事が決まっていました。この手術に立ち会う事になった航平達は再度、人工弁を作り上げる事を決意するのでした。
しかし2回目のPMEAの面談でもネタバレしたように最初から航平を邪魔するつもりしかない滝川がネチネチと攻撃。佃製作所が中小企業でしかなく人工弁のような医療器具を扱うなら大企業の後ろ盾が必要だと言います。あまりの滝川の馬鹿にした態度に航平は思わず後ろ盾になってくれる企業を見つけてやる!と豪語してしまうのでした。ネタバレしておくとこの航平の発言はただの大口であり残念ながらアテはない状態です。
ガウディ計画3話(8話)のあらすじネタバレ
航平達はガウディ計画と同時に新型ロケットエンジンバブルを作り帝国重工との取引を続ける必要がありました。これができれば帝国重工からお金が入り、ガウディ計画の同志である桜田を救う事もできるようになります。その為に佃製作所ではシュレッダーと呼ぶ新しい装置を開発している最中でした。ネタバレしておくと大事なのがこのシュレッダーという装置はまだ開発中であった事です。
このシュレッダーについてネタバレしておくとエンジンに燃料供給をする際に混入してしまう不純物を取り除く装置で、エンジンの保護に繋がる装置です。元々ロケットに精通している佃製作所ならではの装置と言えます。ここで航平は財前を呼び出しこのまだ開発中のシュレッダーを見せます。
その機構を財前の興味を引くには十分で、加えてまだ開発途中である事から財前は佃製作所と帝国重工との共同開発を持ちかけてきたのです。ネタバレするとこれは航平の作戦で、航平はこのシュレッダーを帝国重工との共同開発にする条件として帝国重工の医療部門にガウディ計画の支援をしてもらおうと考えていました。
財前はその作戦に乗り、早速その為に行動をします。医療部門に掛け合いますが、帝国重工の医療部門は人工弁は専門外であると却下されてしまいます。しかし財前はシュレッダーが完成すれば医療分野にも応用ができる案を考えました。航平に連絡を取り、佃製作所の技術力を見せつける事が医療部門を説得する為の第一関門だと伝えます。ネタバレしておくとこの肝心のコンペ、航平達佃製作所はサヤマ製作所に敗れてしまいます。
その最大の要因になったのがロケット編で航平達が納品という形にこだわった事です。元々帝国重工は社長を始めできる限り社内製品だけでロケットを作りたいと考えていたのを航平達が技術力で負かした結果でした。しかしサヤマ製作所が帝国重工と共同開発にしたいと持ちかけた事で、社長の機嫌を取りたい担当者達がサヤマ製作所を選んだのです。ネタバレするとサヤマ製作所は帝国重工で財前と対立する石坂と接点も持っていました。
エンジンバルブではダメだった佃製作所。しかしガウディ計画にかける思いが潰えたわけではありませんでした。なんとしてもガウディ計画を完遂しようと動き出します。さらにその裏ではガウディ計画のライバルとなるコアハートがPMEAの認可から臨床試験に進んでいましたが、オペの直後に患者の容態が急変し死亡してしまうという事件が起こります。
ガウディ計画4話(9話)のあらすじネタバレ
コアハートの臨床試験の失敗の責任を押し付けられた医師、巻田はその結果に納得がいかず医療ジャーナリスト咲間に真相解明を依頼します。咲間がその協力者として選んだのが佃製作所でした。咲間の感動話を聞いた航平はこの依頼への全面協力を約束。しかしこの依頼を受けた事で結果的に航平達はコアハートの設計図を手に入れる事になります。
そしてこの設計図によって上記でネタバレしたようにコアハートには以前山崎が試験的に作った新設計図を使って作られたパーツが使われている事が分かります。この新設計図について知っているのは山崎と辞めた中里だけです。つまり中里が無断で設計図を持ち出した事が発覚します。その裏では立花達がついにガウディの試作品を完成させPMEA面談に向かう事になります。
しかし航平達は、前回の面談で滝川が突きつけた大企業のバックアップを取り付ける事が出来ていません。滝川も当然その穴を付いてきます。流石の航平も前回の啖呵の手前反論出来ません。このままガウディ計画もうまくいかないのかと考えられた所でキレたのがここまでガウディ計画を先頭に立って進めてきた立花でした。企業の大小ではなく製品の出来で判断してほしいと訴えたのです。
立花の勢いに航平も乗っかって技術力を見せてほしいと訴えるとこれまで基本的に滝川に任せていた審査員のリーダー、山野が関心を示します。さらにその技術力の高さに他の審査員も興味を持ち出します。技術力に関係なく罵声を浴びせ続ける滝川に対し、航平は最終兵器を取り出します。それは滝川がコアハートを進める貴船教授と高級クラブで会っている写真です。ネタバレするとこのデータは咲間がゲットしたものです。
滝川の所業に山野が滝川を追い出し、佃製作所のガウディ計画にもエールを送ります。ようやくガウディ計画が一歩進んだのです。話はコアハートの調査に戻ります。コアハートを製造したサヤマ製作所が不具合を隠蔽しているのではないか?と考えたのです。咲間の取材に同行した航平はついに椎名と直接対決する事になります。
下町ロケット・ガウディ計画の最終回結末ネタバレ
最終回結末ネタバレ①データ偽装の疑い
下町ロケットガウディ計画最終回でこれまでに積み上げてきた物が全て完結します。サヤマ製作所に乗り込む形となった航平達に動揺を隠せないのが中里でした。航平達が自分が設計図を盗んだ事に感づいているのではないかと考えたのです。中里は死亡事故の原因究明の為に人工弁のデータを調べます。しかしその数値はあまりにも完璧すぎ、故に違和感がありました。サヤマ製作所がデータを偽装しているのではないかと考えたのです。
最終回結末ネタバレ②椎名の目論見
ここでサヤマ製作所の社長、椎名の描いたシナリオをネタバレしておきます。元々サヤマ製作所ではコアハートに組み込まれたパーツの不具合に気づいていました。気づいていながらデータを改竄してそのまま納品、それが事故に繋がったのです。さらに椎名は現在開発中の新型パーツも現在の不具合品とすり替えた上で納品するつもりでいました。中里は完全に利用されただけだったのです。
最終回結末ネタバレ③利菜が就職面接
話は1つ間が入ります。ロケット編では高校生だった航平の娘、利菜。ロケット編とガウディ計画編の間には3年の時が流れている事もあって利菜は既に大学生、就職面接を受ける時期にありました。そして利菜が受ける事に決めたのはなんと帝国重工でした。面接ではあの面倒な航平の娘という事で最初は嫌悪感を示しされる利菜でしたがその熱い思いを伝えてその嫌悪感を解消させる事に成功します。
ネタバレしておくと利菜はロケット編で感動で涙を流す佃製作所の社員達を見ており、感動で泣けるような仕事がしたいと考えていたのです。また先にネタバレしておくとこのエピソードの結末は最終回のエピローグで描かれており、利菜は無事に帝国重工に就職する事ができました。帝国重工に利菜がいる意味は本作「下町ロケットガウディ計画」の時点ではありませんが、下町ロケットガウディ計画以降でその意味を持ってきます。
最終回結末ネタバレ④佃と椎名の戦い
話が戻ってサヤマ製作所の人工弁偽装問題。中里が気づいたのとほぼ同時期にジャーナリストの咲間もこの偽装データを入手しており、佃製作所、さらには帝国重工の協力も得てこのデータが偽装である事を結論づけます。帝国重工ではサヤマ製作所の偽装を財前が上層部に訴え、佃製作所製品を使うように直談判します。結果をネタバレしておくとこの財前の猛プッシュもあって佃製作所のバルブが使われる事が決定されます。
咲間は週刊誌で公表しようと準備しますが椎名からは逆に名誉毀損であると訴えると言われてしまいます。もし訴えられて椎名側が勝訴となると咲間はもちろん協力した佃製作所の立場も危うくなります。躊躇する咲間を航平が後押しして掲載に踏み切ります。加えて航平は中里からデータ改ざんを指示する椎名の音声データを受け取っていました。ネタバレしておくとこの音声データが決定打となり椎名は動けないままになってしまいます。
最終回結末ネタバレ⑤椎名の逮捕
週刊誌が発売すると椎名はもちろん、コアハートを主導してきた貴船教授、日本クラインも窮地に追い込まれます。椎名はデータ改ざんの結果、死亡者が出ている事から業務上過失致死の容疑で逮捕。日本クラインは弁護士の中川に解決を依頼しますが中川は相手に佃製作所がいると分かるとその依頼を断ってしまうのでした。ネタバレしておくとこの中川はロケット編にて佃製作所との裁判をしてボロ負けした事があります。
最終回結末ネタバレ⑥神谷弁護士
なんとしてもコアハートを製品化したい日本クラインは苦肉の策として佃製作所を訪れます。しかし航平達はこれを断ります。さらに弁護士の神谷から元々サヤマ製作所の作ったパーツは佃製作所の特許を使った技術であり特許も取得済みなので他で勝手に開発したら訴えるよ?と伝えるのでした。ネタバレすると日本クラインはこれで佃製作所にライセンス契約してもらう以外にコアハートを製品化する道は無くなってしまいます。
最終回結末ネタバレ⑦ガウディの完成
財前のプッシュもあって再び帝国重工との取引を再開した航平達。しかもそこにはガウディ計画をサポートするというおまけまで付いてきました。PMEAで問題視されていた資金面も解決出来た事でガウディは大きく前進。ガウディが完成するとその被験者第一号となったのが一村教授の患者の1人、中島君でした。ネタバレするとガウディ計画関係者も見守る中、この手術は見事に成功するのでした。
最終回結末ネタバレ⑧三年後
ガウディ計画の完遂から3年後、航平達は再び帝国重工のロケット打ち上げに立ち会っていました。そのロケットに使われているのは佃製作所製の新型バルブです。打ち上げは見事に成功しました。以上が下町ロケットガウディ計画の最終回のネタバレあらすじです。
下町ロケット・ガウディ計画の原作
ガウディ計画の原作小説は?
下町ロケットガウディ計画の原作となる小説でも基本的な物語の構成は変更されていません。日本クラインからの謎の依頼に始まり、サヤマ製作所の策略、PMEAとのやりとり、フリージャーナリストの告発等ドラマでの盛り上がりポイントも基本的には原作小説の内容を踏襲しています。ネタバレしておくと原作下町ロケットガウディ計画の発売時期から下町ロケットのドラマ化に合わせた発売だったとも言えます。
ガウディ計画の原作小説ネタバレ
もちろんドラマの枠に収めるために調整した関係上、ドラマではあまりしっかりと描かれていなかった部分もあります。ネタバレありで一例を上げると、最初の日本クラインの発注に際しては元々日本クラインでは設計だけを佃製作所にやらせて、実際の量産発注になった後サヤマ製作所にやらせる事が決まっており、椎名が中里を引き抜いたのもこの設計図を手に入れる為だった事が明らかになっています。
その他にもコアハートの貴船教授とガウディ計画の一村教授は師弟関係にあった事、貴船教授が一村教授のコアハート計画を奪った事等の説明が省略されていた関係性があったり、佃製作所のガウディ計画チームが立花と加納の2人であるといったドラマに際しての画面映えの為の細かな変更が行われています。下町ロケットガウディ計画のネタバレは他にもありますが細かな点が多いです。
下町ロケット・ガウディ計画の登場人物とキャスト
佃航平役/阿部寛
ロケット編に続き下町ロケットガウディ計画でも主人公を務めるのが佃航平です。佃製作所の社長ですが現在でも技術者としての側面が強く、技術者を馬鹿にするような発言には嫌悪感を示し時に正面から反抗するのに対し、経費やリスクなどを軽視して社員から窘められる事もあるアツいタイプです。下町ロケットガウディ計画はもちろん、下町ロケットシリーズを通して阿部寛さんが演じています。
佃利菜役/土屋太鳳
航平の娘でガウディ計画では大学生なのが佃利菜です。上記ではネタバレしていませんが彼氏がいるエピソードがあったりと航平の日常面でクローズアップされる面が強く、またこの下町ロケットガウディ計画の中で帝国重工に就職した事も下町ロケットガウディ計画以降の物語の1つの大きな要素となっています。下町ロケットシリーズを通して土屋太鳳さんが演じています。
佃和枝役/倍賞美津子
航平の母で帰らない事も多い航平に変わって佃利菜の母親代わりを務めているのが佃和枝です。佃製作所が航平の父が社長をしていた頃には専務として会社に関わっていましたが航平が社長を引き継いだのを期に役職から退いています。ガウディ計画はもちろん下町ロケットシリーズでも表立って活躍するわけではありませんが欠かせない登場人物で下町ロケットシリーズを通して倍賞美津子さんが演じています。
山崎光彦役/安田顕
航平の右腕とも言える存在で外出にはよく同行するのが山崎光彦です。元々航平の大学時代の後輩で業界最大手のアスロテクニカで働いていた実績も持っています。基本的には研修者肌で口数が多い方ではありませんが、時に航平を超える熱量を持ってその弁を振るうこともあります。ガウディ計画では新設計図を作るなどその技術力の高さも垣間見えます。下町ロケットシリーズを通して安田顕さんが演じています。
津野薫役/中本賢
佃製作所を支える営業第一部部長が津野薫です。航平に対しての信頼度が高く基本的にはその方針を受け入れた上でどう実現させるかを考えるタイプです。ガウディ計画では主だった活躍はありませんが下町ロケットシリーズを通して中本賢さんが演じています。
下町ロケット・ガウディ計画に関する感想や評価
池井戸潤「下町ロケットガウディ計画」(ようやく)読了。今作も佃製作所の面々は熱いな。前作で佃を去った仲間が新たなビジネスもたらす。何度も何度も挫折しながら掴む成果。毎回読んでてスカッとするわぁヽ(*´∀`)
— みすまりも (@labrarose) May 30, 2019
ここからは既に下町ロケットガウディ計画を視聴した人の感想を紹介していきます。下町ロケットは原作も非常に人気があるシリーズで、同時にその読後感の良さでも知られる作品であり、上記でネタバレしたようにそのあらすじにはスカッとしたという声が多い作品です。ドラマでもそのスカッとした結末に向けての様々な困難を描くあらすじが面白いという声が多いです。2作目となるガウディ計画もその路線をしっかりと継承しています。
下町ロケットシリーズのガウディ計画読んでたら佃社長が「人間ってのはな、マイナス思考に陥るのは実に簡単なんだよ。それに比べたら、プラス思考のいかに難しいことか。苦しいときこそ、人の真価が問われるんだ」と言っていて刺さりまくった…。
— みくも@令和婚するぞ (@mikumo0930) March 24, 2019
またこれはキャストの旨さにも関係しますが、下町ロケットガウディ計画でも心に響く名言が多かったという声が多いです。特に下町ロケットシリーズでは上記のあらすじでもネタバレしているように「困難に如何に立ち向かうか」という心構えを描くようなシーンが多く、名言もそれらのシーンに合わせたものになっているのでドラマではキャストの演技力もあってそれらの言葉が心に刺さったという声が多くなっています。
著者らしい勧善懲悪ものですが物足りなさを感じます。佃製作所が負ける要素を感じないから逆転した時の爽快感が少ない。
— シン@読書 (@favourite_line) July 1, 2019
前作に比べればトーンダウンした印象を拭えなかった。#はてなブログ
『下町ロケット ガウディ計画』:池井戸 潤【感…https://t.co/kJcWXmkqqz
一方で下町ロケットガウディ計画のあらすじは上記でネタバレしたように最初から最終回に至るまで、勧善懲悪を描こうとするあまり、前作下町ロケットと表向きが違うだけで本質や展開は何も変わっていないとする声も多いです。その勧善懲悪が読後感の良さに繋がっているので難しい部分でもありますがもう少し違った展開が読みたいという声も見られます。
下町ロケット・ガウディ計画のネタバレまとめ
出典: https://thetv.jp
下町ロケットガウディ計画は下町ロケットシリーズ第2作として描かれた作品です。ドラマでは2015年の第一期下町ロケットの後半部分に相当する内容となっておりネタバレしたように困難に追い込まれながら立ち向かっていく姿を描いています。ガウディ計画を始め下町ロケットシリーズはスカッとする終わり方をする作品なので気持ち良い終わり方をする作品を視聴したいという人はぜひ1度視聴してみてはいかがでしょうか?