2018年11月20日公開
2018年11月20日更新
下町ロケットのあらすじをネタバレまとめ!ドラマ最終回の結末は?【阿部寛】
下町ロケットとは、池井戸潤によって描かれるシリーズ物の小説であり、テレビドラマ化も果たしています。宇宙科学開発機構に務めていた佃航平が亡くなってしまった父親が経営していた中小企業である「佃製作所」を受け継ぎ、佃製作所の社員と共に様々な課題をクリアしてロケットを打ち上げようとするというのが下町ロケットの主なあらすじとなっています。今回はそんなテレビドラマ、下町ロケットのあらすじや結末、最終回はどのような結末になったのかをネタバレを交えまとめていきます。
目次
下町ロケットのドラマあらすじをネタバレ調査!
下町ロケットは、小学館から発行されている「週刊ポスト」によって2008年の4月から2009年の5月まで連載されていました。
さらに、内容を少し書き換え、修正された単行本「下町ロケット」が2010年、同じく小学館から刊行され大ヒットを記録しました。他にも小学館の文庫本が刊行されるなど、様々な形態で書籍化がされている下町ロケット。2011年には、第145回の直木三十五賞受賞するなど人気を博した作品となっています。
2015年からは1作目にあたる下町ロケットの2作目となる「下町ロケット2・ガウディ計画」が週刊誌ではなく、朝日新聞の方で連載されます。そのわずか1ヶ月で単行本になるなど読者の注目をかなり集めています。2018年には「下町ロケット・ゴースト」「下町ロケット・ヤタガラス」が刊行されます。今回は2011年にWOWOWによって放送されたドラマ、下町ロケットのあらすじの結末や最終回をネタバレを交えまとめていきます。
下町ロケットのドラマキャスト一覧
ここで下町ロケットに登場するキャラクターの紹介と演じたキャスト達をまとめていきます。主人公の佃航平は慶應義塾大学理工学部を卒業しており、宇宙科学開発機構の一員として宇宙に関わってきましたが父親が亡くなってしまい、実家の方で営んでいた中小企業「佃製作所」の方を継ぐことになります。宇宙開発機構では成し遂げられなかった「ロケットを自身の手で飛ばす」という夢は諦めておらず、佃製作所の社員たちと奮闘します。
そんな熱血キャラを演じたのが阿部寛です。阿部寛は1985年に姉に勧められて優勝賞品である車ほしさに「集英社第3回ノンノボーイフレンド大賞」に自身で応募し優勝を勝ち取ってしまいます。その後は、雑誌「ノンノ」「メンズノンノ」のモデルとして活躍していきます。この頃はファッションモデルと名を馳せていましたが、バブルが崩壊した時に自身の人気も急降下していきファッションモデルを辞めるきっかけになりました。
1987年に映画「はいからさんが通る」で俳優デビューを果たしますが、中々売れずファッションモデル出身のこともあり、主演は貰えず二枚目の役ばかりが与えられるのです。背の高さも問題となりドラマの仕事も減っていき、生活費をパチンコで生計を立てている時もあったようです。どんな端役でも熱心に演じる阿部寛、その努力が実り、1995年に放送されたNHK大河ドラマ「八代将軍吉宗」で再ブレイクを果たし注目が集まります。
航平な部下たち
佃航平が最も信頼されている部下の1人と言われている山崎光彦。航平が学んでいた大学の後輩であり、信頼している部下の1人です。7年前には業界最大手の開発企業に勤めていましたが、腕の良さを航平に買われて佃製作所の技術開発部のリーダーとして招かれました。ロケットについてかなり執心しており、研究員としてかなり口数が少なく、無愛想ですが自身の研究についてになると熱心に弁を奮い、腕の良さを見せつけます。
そんな独特の役回りを担当したのが「ヤスケン」の愛称で親しまれている安田顕です。安田顕の兄である安田史生はラジオディレクターとして活躍しており、弟の顕も負けないために努力していたと言われています。1993年に事務所に所属し、タレント活動を始め大泉洋を始めとする演劇ユニット「TEAM-NACS]を結成しそれがヒットしたことにより知名度が上がっていきます。大泉洋とは「水曜どうでしょう」などで共演しています。
佃製作所の経理を任されている殿村直弘。白水銀行からの出向でやってきたこともあり、社員から疎まれていましたが銀行の回し者ではないことを証明、佃製作所の経理のことを第一に考える姿勢を周りに分からせ実力ともに航平たちに認めさせます。実家の方が300年の歴史を持った農家であり、直弘の父が病気で倒れてしまい、週末毎に帰省していましたがこのままでは立ち行かないと考え佃製作所の退社を決意し実家を継ぐことに。
そんな義理堅い役を演じたのが立川談春です。落語家がドラマ出演をするのは珍しいと言われており、どのような演技を見せてくれるのかなどに注目が集まっていましたが、期待通りの演技を見せてくれたことにより一気に知名度を広めていきました。最初は連れていかれた競艇所で見た加藤峻二に一目ぼれし、ボートレーサーになることを目指していましたが、背の低さと師匠である談志に出会いを感じ落語家として活動し始めます。
佃製作所の営業第二部部長の唐木田篤。社内の営業第一部部長の津野をライバル視しています。佃製作所に勤める前には外資系IT企業で働いており、その経験からかかなりの合理主義者できつい態度を取っています。しかし、その考え方が航平には必要と感じさせ部長を任せています。しかし、会社の利益を考えすぎ、社員たちとは度々衝突することもありますがそれも経験に繋がると航平は考えており任せることにしたのです。
唐木田篤の役を演じたのが谷田歩です。俳優や声優、舞台での活動と幅広くこなす谷田歩。ジェイ・クリップに所属しており主に舞台で劇団員として活躍しています。さらにNHK大河ドラマにも多数出演しており「西郷どん」にも出演しており注目が集まっています。昔からドラマや映画で主演を務めており、2018年に入ってからも検察側の罪人にも出ているため、注目されている俳優の1人としてファンも多数いると言われています。
下町ロケットのドラマあらすじをネタバレ解説!
ここからは、ドラマ下町ロケットのあらすじの結末や最終回などの結末をネタバレを交えてまとめていきます。まずは下町ロケットの1話のあらすじのネタバレを紹介していきます。物語の始まりは、7年前に宇宙開発機構に勤めていた佃航平が起こしてしまった実験、「セイレーン」の打ち上げ失敗の責任を取り退職し、父が残していった中小企業の「佃製作所」を受け継ぐことになりました。そこから物語が動いていきます。
開発員から中小企業の社長と、いきなり立場の変わった航平。まずは会社を変えるべく、とある部門に重点を置いたのです。ネタバレになりますが、その部門が研究開発部門だったのです。多額の資金を投入し、何を作っているのかと気になる社員たちでしたが、出来上がる物はどれも使い道の困る物ばかりだったのです。それを見かねた社員たちは疑問に思い、航平に詰め寄りますが、夢に向かう航平は周りが見えておらず一直線です。
社員とも上手くいっていない中、さらに追い打ちをかけるように事件が佃製作所で起こります。ネタバレですが、その事件がライバル企業であるナカシマ工業が佃製作所の主力製品に対して、特許を侵害しているのではないかという訴訟を起こされてしまうのです。賠償金額は何と90億円という莫大な額です。これに焦りを覚えた社員たち。ナカシマ工業はあらゆる卑劣な手段を使って佃製作所を追い詰めていき、銀行からも見放される航平。
風評被害から次々と取引先を失っていく佃製作所。贔屓にしていた会社からも切られてしまい航平はどうすることもできませんでした。そんな時、離婚した元妻である沙耶から連絡が来たのです。何でも、今の製作所の状況を察しており、見兼ねた沙耶は凄腕の弁護士を航平に紹介したのです。どんな不利な状況でも、和解まで持っていく弁護士・神谷に頼み、ナカシマ工業との決戦に挑んだのです。果たして佃製作所はどうなるのでしょうか。
佃VSナカシマ
しかし、ナカシマ工業に対抗するといっても資金繰りが困難な状況の佃製作所。訴訟を続けるのは難しいと判断した航平は、社員を守るために、ナカシマ工業の買収的和解案を受け入れる覚悟をするのでした。その絶望的な状況を聞いた神谷はこの状況を逆転できる一手「逆訴訟」を提案してきます。しかし、この手は諸刃の剣であり、失敗すれば多額な資金を失う他、会社も存続できなくなるため、一部の社員は安定のため反対してきます。
場面は変わり、帝国重工のあらすにのネタバレとなります。帝国重工は、初の純国産のロケットを打ち上げようとする「スターダスト計画」が立ち上がります。その立案者である財前は、努力と失敗の末にロケットの命とも言える画期的なバルブシステムを完成させたのです。これで漸くスターダスト計画を進めることが出来ると思った帝国重工でしたが、そのバルブシステムは佃製作所の寄贈特許製品の中に既に存在していたのでした。
ドラマ「下町ロケット」・2話のあらすじをネタバレ
ここからは下町ロケットの2話のあらすじ及び結末をネタバレしていきます。財前はスターダスト計画のために中小企業である佃製作所に訪れます。何故、帝国重工ほどの大企業が中小企業などに頭を下げなければと帝国重工の社員たちは揃って悪態をついていましたが、バルブシステムとはロケットのエンジンにとっては生命線であり重要パーツとなっており、スターダスト計画にとってのキーテクノロジーとなっているため引けないのです。
財前は佃製作所がナカシマ工業との訴訟中であることを知っており、それを逆手に取り20億で特許を買い取ると提案します。航平もその20億があれば訴訟も乗り越えられると考え、社員たちも浮足立ちます。社員達を集め、帝国重工に特許を売るか特許使用許諾にするかなどで意見が割れます。使用許諾にすれば定期的に資金が得られますが、もっと釣り上げて売るべきとも意見が上がりバラバラになりさらに航平は悩み続けます。
航平はナカシマ工業との訴訟で法廷に立つことに。その日は航平の娘である里菜がアイロンをかけてくれたYシャツを着て出廷します。その時に思ったことを全て正直に、そして熱意を持って訴えかけるのです。その熱意を感じ取った裁判官達。裁判は和解となりましたが、佃製作所のナカシマ工業が特許侵害をしたという主張が全面的に聞き届けられ和解金として56億円をナカシマ工業が支払う形で裁判は決着となりました。
多額な資金を意図しない時に手に入れた佃製作所。一方で帝国重工の財前はかなり焦っていました。あのバルブシステムが無ければスターダスト計画が頓挫してしまう、そうなれば帝国重工の藤間社長が掲げているロケット主要部品の完全自社製にするという「内製化」が揺らいでしまうと考えた財前。このままではいけないと考えた財前は特許を買い取るのではなく使用許諾でもと航平に交渉しますが、答えはどちらでもありませんでした。
ドラマ「下町ロケット」・3話のあらすじをネタバレ
下町ロケットの3話のあらすじの結末をネタバレしていきます。ナカシマ工業との訴訟も実質的に勝利を納め、このまま特許も帝国重工に売ればさらに20億円も手に入ると社員達は喜びを隠せませんでした。しかし、航平は違う選択を模索していたのでした。そして、帝国重工に返答をする運命の日が来ました。必ず売ってもらい、遅れているスターダスト計画の舵を取り直そうと考える財前と富山でしたが、意外な展開になるのです。
その答えというのが、ネタバレですが特許売買でも使用許諾でもなく佃製作所が部品供給するという提案を出したのです。しかし、部品を完全自社製にこだわる帝国重工にとってこの提案に財前は難色を示し、富山に至っては話にならないと切り捨てていました。ですが、藤間がかかげるスターダスト計画にはバルブシステムが必須でありなければ計画は進められずに終わってしまうのです。しかし、佃製作所内でも部品供給は波紋を呼びます。
役に立たないと思われていた部品達にとんでもない額が付いており、それを何のリスクも無しに手にできる機会を失ってはいけないのではと主に若手社員から反発が強まります。さらに、江原や迫田、真野が航平に詰め寄り財前に示した提案について「自身の夢のために会社を私物化するな」と糾弾されます。このままでは佃製作所は最悪ストライキが起き兼ねない状況となってしまい、追い打ちをかけるようにバルブ開発チームとも不仲に。
財前はそのことを聞きつけ、それを使って部品供給を断れるのではと考え佃製作所に訪れます。しかし、目に入ってきた光景はそのこととは真逆であり、明るい雰囲気の社風と精錬された技師による徹底された手作業による精密な作業風景だったのです。財前はここに来て考えを改めなければならないことを悟ったのです。財前が思い描いていた中小企業とは全くと言っていいほどに教育が行き届いている業務風景は認めざるを得ませんでした。
ドラマ「下町ロケット」・4話のあらすじをネタバレ
下町ロケットの4話のあらすじの結末をネタバレしていきます。3話の最後に財前は部品供給の線を社内でも検討すると約束しました。しかし、ポスト財前の座を密かに狙っている富山は財前が提案した策を潰す方向で動き始めました。その動きというのが佃製作所に対して悪意の満ちた社内検査でした。そうすれば、財前の持って来た提案も無くなり、信用も落ちると考えたのです。ですが、その検査のおかげで佃製作所は結束したのです。
一次テストを超えた佃製作所社員一同でしたが、社員の1人である真野が製品テスト用の部品を不良品とすり替えてしまったのです。これで部品供給の話は無しになったと思われましたが、財前の決死の覚悟と佃製作所に対する信用からの決断により再納品が認められたのです。その製品が無事テストを合格し、次はいよいよ最終試験に進みます。その後、宇宙開発機構の元同僚から戻ってこないかと言われますが、社員といると答える航平。
残すは燃焼試験のみとなった佃製作所。しかし、財前の思い通りにいっている今の状況を良く思っていない富山は試験に対する異議を水原本部長に申し立てるのです。20個という少ない試作品の中に不良品を混ぜてしまう佃製作所の管理体制の杜撰さを指摘し、藤間社長の失脚を企む水原本部長はテストの打ち切りを命令したのです。財前はその決定に対し、水原に提案を持ち掛けます。このまま断れば佃製作所は部品供給すら難色を示すと。
ドラマ「下町ロケット」・5話のあらすじをネタバレ
下町ロケットの5話のあらすじの結末をネタバレ紹介していきます。真野は退職し水原本部長は財前の進言にも一理あると考え、納入ミスには大目に見ることで最終試験の結果次第で交渉の方法を結論付けると決めました。ですが、このテストをクリアしても最大の試練が残っていると財前は語ります。それは、帝国重工の社長である藤間の説得です。完全自社製品をモットーにしてきた藤間を説得するのは至難と考えられます。
燃焼試験当日、いよいよエンジンが点火し少し経った後にアラートがなりターボポンプの異常が見つかります。原因を検証すると佃製のバルブに原因があると結論が出されました。納得がいかない佃製作所は一晩欠けて原因を探しますが、異常は見つかりませんでした。そして、財前に頼み込み他の部品も検証させてほしいと頼み、3日の猶予をもらい検証を開始しましたが異常は発見できず3日になり、ついに見つけられたのです。
フィルターに異常が見つかり、帝国重工に責任があったため財前は酷く怒り部下を叱責します。結局、佃製作所の製品の品質は高く、燃焼試験も無事クリア。残るは社長の説得で、航平は財前のことを技術者として信用していると告げ全てを任すことに。最初は話にならないと突っぱねていた藤間社長ですが航平と似た境遇な事を財前から聞かされ「賭けてみるか、どん底から這い上がった男を」と提案を受け入れたのでした。
ドラマ「下町ロケット」・6話のあらすじをネタバレ
3話の最後でロケット打ち上げを成功した帝国重工と佃製作所。今回の下町ロケットのあらすじはガウディのネタバレになっていきます。ロケットを打ち上げから佃製作所は大幅に業績を上げていきます。しかし、帝国重工のバルブ選定がコンペで決まることになったのです。そのコンペで、NASA帰りの椎名が率いるサヤマ製作所が名乗りを上げたのです。頼みの財前はロケット打ち上げの成功から海外での取引が主になり頼れません。
このままでは大赤字となってしまうため、何としてでもコンペで選ばれなければならない佃製作所。そんな中、佃製作所の元に大手精密機器メーカーである「日本クライン」という企業が訪れ、バルブシステムの受注をします。現在開発途中である人工心臓「コアハート」のキーパーツになると言われたバルブシステム。椎名はそれすらも横取りしようと、佃製作所の社員・中里を取り込み、改良型コアハートの設計図を盗ませたのです。
ある日、佃製作所の元社員である真野賢作から医科大学の一村と経営者の桜田を紹介され、人工心臓用の人工弁「ガウディ」の製作を依頼されます。しかし、今の佃製作所にはガウディに割く余力はなく断ろうとしましたが、真野の夢や桜田の熱い想いを聞いた航平は新型人工弁「ガウディ」に参加を決めたのです。
ドラマ「下町ロケット」・7話のあらすじをネタバレ
新型人工弁「ガウディ」に参加を表明した佃製作所。ここでもサヤマ製作所の椎名社長が貴船教授と組んでガウディ計画自体をも横取りしようと企んでいました。しかも椎名は佃製作所に懐疑的だった石坂と富山を取り込み、バルブシステムの受注すらも横取りしようと根回ししていたのです。ガウディの設計に行き詰っていた立花達は、医療の現場を実際に見に行き、改めてガウディが必要とされていることを確認、制作に取り掛かります。
何かを掴んできた立花達でしたが、桜田から「このままガウディに進展がなければ資金援助を打ち切られる」と告げられます。さらに、PMEAの面談でも、貴船教授が手駒にしている審査官から、「援助が無ければ実現など不可能だ」と突き放されてしまいます。航平は諦められず、ガウディを作り上げられるのは私たちしかいないと思いの丈をぶつけます。
ドラマ「下町ロケット」・8話のあらすじをネタバレ
航平は一刻も早くガウディを完成させるために、財前に新型ロケットエンジン用のシュレッダーシステムの共同開発を提案したのです。さらに、その見返りとして帝国重工に資金援助をしてほしいと要求したのです。財前はそれを受け入れ上を説得しましたがコンペで佃製作所が選ばれることが絶対条件です。佃製作所はサヤマ製作所よりも高い評価を得ましたが、水原本部長はサヤマ製作所のバルブを選んだのでした。
ドラマ「下町ロケット」・9話のあらすじをネタバレ
最終回前となった下町ロケット、そのあらすじの結末をまとめていきます。貴船教授が手掛けていたコアハートによって死者が出てしまった現状。しかし、貴船教授は事故死と認めませんでした。佃製作所の方でも問題が上がります。ロケット部品の供給ができなくなった佃製作所は「ロケット品質」が守れなくなり、様々な企業から契約を切られてしまいます。コアハートは製造段階から問題を抱えていたのではないかと疑われます。
そんな中、航平の元にジャーナリストと名乗る咲間倫子が訪ねてきます。何でも、コアハートに欠陥はなかったのかと聞きに来たのです。倫子は医療機器の不具合によって夫を亡くしていたのです。二度とそんな思いをさせないためにもと倫子は考え行動を起こしたのです。倫子の行動理念に心を打たれた航平は協力することを決めます。倫子は持参したコアハートの設計図と山崎が設計したコアハートの設計図が全く同じだったのです。
椎名は佃製作所が不穏な動きをしていることに感づき、先手を打ち倫子を封じます。ガウディ計画も資金援助してくれる企業探しが難航しており進められません。追い詰められているのは一村教授もであり、やむを得ず貴船教授に共同開発を申し出ましたが貴船教授はもう遅いと棄却したのです。そして来たる3回目のPMEA、ここでガウディの有用性を認めさせなければ全てが水の泡となってしまうため、航平達は覚悟を決めて臨みます。
貴船教授の息がかかった審査員がまたしても邪魔をし、ガウディの試作品を前にしても検討する価値がないと切り捨ててしまいます。そこで、人工弁を作り出した開発のリーダー立花が弁を奮い、その思いを聞いた航平もまた立ち上がり思いの丈をぶつけます。熱弁を聞いた審査員たちはロケットと同じ部品でできたガウディに興味を持ち始め、滝川の不正の証拠を突きつけ退出させます。そして遂に、ガウディは認められたのです。
下町ロケットのドラマ最終回は?結末をネタバレ解説!
ここからは下町ロケットの最終回のあらすじの結末をまとめていきます。最終回ではサヤマとの決着やガウディの臨床実験など、最終回に相応しい内容となっています。そのあらすじを簡単に紹介していきます。航平はまず最初に、設計図を盗んで逃げた中里の元へ行き「このままだとまた人が死ぬ」と問い詰めます。椎名社長が手掛けたバルブの数値は偽装であり、それが世間にばれそうになり焦るサヤマ製作所。
動作保証もクリアできておらず全てが嘘に塗れているサヤマ製作所製作のバルブシステム。しかし、それを裏付ける決定的な証拠が掴めず燻ぶる佃製作所。高速耐久実験装置を用いればすべてが分かると踏んだ佃製作所は帝国重工の財前に頼み、装置を使わせてもらい検証をすることに。そして偽装データが暴かれ財前は水原以下一同を敵に回す覚悟を決め、上に報告します。最終回はいよいよ結末に向かって動き始めました。
椎名社長の不正を暴こうと動く航平、その動きを察した椎名は倫子と佃製作所に対して名誉棄損と業務の妨害として10億円もの訴訟をしてきたのです。これに怒る航平、自身で椎名の元に行き真相を暴こうとしますが頑なに逃げの姿勢を見せる椎名。航平は意を決して倫子にありのまま記事を書いてほしいと頼み、サヤマ製作所の不正を明るみにしたのでした。帝国重工ではその新聞が取り上げられ、問題に上がりました。
石坂が椎名からリベートを受け取っていたことも明かされ、サヤマ製作所との契約を打ち切り佃製作所に契約を転換すると藤間社長自ら決断を下しました。さらに椎名社長自身も中里が月島を説得し、不正を打ち明けたボイスレコーダーを警察に提出したのです。これで最終回のサヤマ製作所との決着がつきロケット部門も佃製作所が担当しました。ガウディも無事製品としての役目を果たし、最終回は幕を閉じました。
下町ロケットのドラマを観た人の感想や評価は?
ここまで、下町ロケットのあらすじを最終回まで簡単にまとめましたがかなりすっきりとした結末になっていたという感想が多く見受けられました。視聴率もかなり高く期待されていたテレビドラマとして恥じない最終回を迎えていた下町ロケット。2015年に放送されたこともあり、まとめ記事や下町ロケットを紹介しているサイトのあらすじを読んで実際に見たという方も多々見受けられた作品で、あらすじで簡単にまとめました。
まずこの物語の主人公である佃航平に焦点が当たり感想が残されています。始まった当初は暑苦しいやめんどくさいと言った悲観的なコメントが寄せられていましたがあらすじでも分かるように、熱い想いが周りに伝播してくという才能を持っているのです。最終回に至っては技術者として椎名の不正にきっぱりとNOを突きつけるなどして、プライドを持って接したのです。さらにその悪いことから足を洗わせ、真っ当な技術者にしたのです。
人を思いやる気持ち。
— FK (@adamfk23) October 21, 2018
佃航平社長は素晴らしい。#下町ロケット#佃製作所 #佃航平
そして、財前や山崎と言った技術に自信を持った人たちが物語を盛り上げます。あらすじでは書ききれなかったのですが、他にも様々な登場人物たちが登場し、自身の信念と夢に向かって進んでいきます。あらすじを読んで気になった方や感想を読んであまた見たくなった人はあらすじを参考に再度見直してみると奥深さ、航平がロケットにかける思いなどが読み取れるのではないかという感想もあり、ファンも多く存在しています。
下町ロケット続編も見逃せない!
2015年に放送された下町ロケットのあらすじを最終回までまとめましたが、この下町ロケットのあらすじはまだ続いており、原作ではヤタガラス、ゴーストと続きが存在しています。ドラマ版下町ロケットも2018年の10月から続編が放送されているのです。昔のあらすじを読んで、さらに先が気になる人はもちろん、あらすじしか読んだことはないが気になる人もすぐに楽しめる内容の下町ロケット2。佃製作所はどうなるのでしょうか。
下町ロケット2のあらすじを簡単に紹介すると、帝国重工の社長が交代したことにより純国産ロケットの生産が終了する危機や贔屓にしている農機具メーカーから突然の取引削減、さらに佃製作所に尽力していた殿村の離職という結末、その現状を打開するべく航平は大きな決断を下そうとするというのが下町ロケット2の簡単なあらすじとなっています。あらすじでは書ききれないほどの濃い内容の下町ロケット、果たして結末は如何に。
下町ロケットのあらすじネタバレまとめ!
ここまで下町ロケットのあらすじの結末を最終回までまとめましたが、池井戸潤が描いた小説ともあり、あらすじでは書ききれないほどのキャラクターの個性が魅力の作品となっています。特に最終回で本性を現した椎名社長には様々な感想が集まっており、最終回を何度も見直してしまった、下町ロケットの続編が決まったので最終回まで一気に見直したという感想も目立つほど愛された作品にまで昇華した下町ロケット。
会社の闇や不正を行った企業の結末などがリアルに描かれている下町ロケット。あらすじの結末をネタバレを交えて紹介しましたが、気になった方はぜひ一度見てみてください。