2018年12月24日公開
2018年12月24日更新
赤かぶ検事奮戦記の歴代ドラマキャスト一覧!フランキー堺・橋爪功などまとめ
「赤かぶ検事奮戦記」の歴代キャストのフランキー堺さんから橋爪功や中村梅雀の事をまとめてみました。赤かぶ検事はフランキー堺さん以外には考えられないとまで思われていました。フランキー堺さんが亡くなり「赤かぶ検事検事奮戦記」がTVで続編が見れませんでした。しかし本作のイメージを壊さずに「赤かぶ検事奮戦記」が名演技派の橋爪さんに代わりシリーズを見れる事になりました。人気のミステリーサスペンスは名演技者のキャストによって受け継がれています。ミステリーサスペンスが好き方も一読され興味を持たれたらと思います。
目次
赤かぶ検事奮闘記の歴代キャストが気になる!
出典: http://sb-p.jp
超ロングサスペンスの「赤かぶ検事奮戦記」は主人公の柊茂(赤かぶ検事)の名古屋弁(尾張弁)が現在の名古屋弁とを違った特徴があり「おみゃあさん」「だはにゃあでよ」など柔らかい口調でテンポよく事件を解決していく愛されるキャラクターです。その重要な赤かぶ検事の歴代キャストを紹介します。
赤かぶ検事の歴代キャスト
フランキー堺さんが初代の赤かぶ検事のキャストとして選ばれ戦後を代表する喜劇俳優のフランキー堺さんの晩年の代表作ともなりました。フランキー堺氏が亡くなった後は10年以上赤かぶ検事役を演じられる方は居ませんでしたが、その後シブい名優の橋爪功氏が「土曜ワイド劇場」で復活その後更に11年後に中村梅雀氏がテレビシリーズとして復活をしました。
赤かぶ検事奮闘記の作品情報
和久俊三の人気小説「赤かぶ検事シリーズ」の原作をドラマ化し「赤かぶ検事奮戦記」としてテレビで放送されました。主人公の赤かぶ検事こと柊茂は司法試験に合格したエリートではなく検察事務官からたたき上げで検事となりました。独特な柔らかい方言の口調で事件を解決していく物語をこれまで何度も放送され人気を博している作品です。
赤かぶ検事奮戦記(フランキー堺)
内容は原作通り、岐阜県高山市の岐阜地方検察庁高山支部が舞台です。赤カブ検事(キャストフランキー堺)娘の柊葉子(キャスト倍賞千恵子)、赤カブ検事の相棒となる榊田警部補(キャスト森田健作)敵役敏腕弁護士の方眼正法(キャスト沖田雅也)をメインキャストで作られております。親子の法廷対決の話が人気があります。
赤カブ検事奮戦記Ⅱ(フランキー堺)
赤カブ検事シリーズ第2弾は全13回で放送されました。舞台は前回に引き続き岐阜県高山市ですが、娘役と敵役のキャストが変わり更にドラマオリジナルの登場人物が新たに加わります。キャストは娘役に片平なぎさ敵役敏腕弁護士役に勝野洋そして赤かぶ検事の通う喫茶店のウェイトレスあや役(マスコットガール的な存在)に桂木文で放送されました。
赤かぶ検事奮戦記Ⅲ(フランキー堺)
赤かぶ検事シリーズ第3弾の舞台は原作に沿って岐阜県高山市から山口県に転任して、歴史情緒ある萩市の山口地方検察庁萩支部に移ります。娘役はキャスト変更で和泉雅子に、そして敵役敏腕弁護士も萩島真一氏に変更となりました。そして赤かぶ検事の娘と敵役敏腕弁護士は結婚して娘が産まれているオリジナル設定が盛り組まれております。
赤かぶ検事奮戦記Ⅳ(フランキー堺)
弾4段からはドラマオリジナルの設定で静岡県浜松市の静岡地方検察庁浜松支部に赴任と原作とは違くなっています。赤かぶ検事奮戦記Ⅲの設定を破棄して娘葉子は原作通りの未婚の独身に戻ります。更にオリジナル設定で便利器具の発明好きで毎回珍発明品を繰り出しては父を困らせる娘役に星野知子さんと葉子が所属する浜松の弁護士会を束ねる大物弁護士や赤かぶ検事に相棒が二人になり凸凹コンビなど面白さが萬斎となっております。
新・赤かぶ検事奮戦記(橋爪功)
フランキー堺氏の赤かぶ検事にはなかったナレーションに乾浩明を起用し、乾独特の語り口でドラマに深みを出しています。また原点回帰の観点から原作には登場するもフランキー堺氏の赤かぶ検事奮戦記には登場しなかった赤かぶ検事夫妻の二人の息子(葉子の弟)も新・赤かぶ検事奮戦記に登場します。
赤かぶ検事奮戦記京都転勤篇(中村梅雀)
赤かぶ検事のキャストとして中村梅雀氏が主演放送第一話です。初代のフランキー堺(戦後の喜劇俳優)から橋爪功氏と引き継がれて4年の空白をあけて新たに中村梅雀氏の赤カブ検事を御覧ください。
橋爪功氏後に2009年に「月曜ゴールデン」枠で赤かぶ検事のキャストに中村梅雀氏と妻の春子は古手川祐子で演じられました。制作は「新・赤かぶ検事奮戦記」ABCが引き続き京都映画撮影所が担当されました。2010年1月からは「赤かぶ検事京都篇」として「水曜劇場」枠で連続ドラマとして放送されました。
赤かぶ検事奮闘記の歴代ドラマキャスト一覧
「赤かぶ検事奮戦記」がロング作品として長く愛されたのは赤カブ検事こと柊茂(ひいらぎしげる)の独特なキャラクターがとても大きいと言えるでしょう。原作小説の赤カブ検事のイメージを見事に崩すこと無くこなしてきた歴代キャストの赤かぶ検事を演じられた方々と作品がどの様に皆様に届けられたかを簡潔に紹介いたします。
柊茂/フランキー堺
小説「赤かぶ検事シリーズ」を映像として記念すべき初めて放送されたのはテレビ朝日系列の連続テレビドラマ「赤かぶ検事奮戦記」です。初代の赤カブ検事のキャストは戦後を代表する喜劇俳優のフランキー堺氏で彼の晩年の代表作と言って良い程の人気作品となりました。小説を読む以上にフランキー堺氏の赤かぶ検事の柔軟な物腰や独特な方言の言い回しで更なる赤カブ検事のファンは増えたと言えます。
柊春子/春川ますみ
歴代の赤かぶ検事中で初代のフランキー堺氏がダントツトップで愛されているのと等しく歴代の赤かぶ検事妻で人気が高いのも初代妻役の春川ますみさんがトップと言えるでしょう。ふくよかでキュートな雰囲気で赤かぶ検事とのやり取りに心が和まされた方々が多く居られたと思います。時には可愛らしく甘えたり時に優しく赤かぶ検事を包む暖かな家族感がとても良く二人の掛け合いのシーンも魅力の一つとも言えるでしょう。
柊葉子/倍賞千恵子
初代赤かぶ検事の娘役を演じられていたのが倍賞千恵子さんです。昭和の銀幕女優では、庶民女性としての慎ましい人生を等身大で映し出される庶民派清純派女優と呼ばれていました。まさに赤かぶ検事の娘役がピッタリとあっていました。弁護士としての法廷での親子対決も見応えがありました。
柊葉子/片平なぎさ
赤かぶ検事奮戦記Ⅱの赤かぶ検事の娘役をされていたのは、今ではサスペンス界の女王と評される片平なぎささんです。今でも可愛らしさと大人の女性の魅力ある女優さんですが、この当時はアイドルとしても活躍されていたので初々しい可愛らしい娘役を演じられていました。是非赤かぶ検事奮戦記Ⅱをご覧頂ければと思います。
柊葉子/和泉雅子
出典: https://miima.jp
赤かぶ検事奮戦記Ⅲでの娘役は和泉雅子さんです。和泉雅子さんは日活で吉永小百合さん松原智恵子さんと並んで「日活三人娘」と呼ばれていました。女優としてだけでなく冒険家としても有名で日本女性で初の北極点に到達もされている美しくバイタリティーある女性です。歴代娘役の中で唯一独身ではなく赤かぶ検事の敵役敏腕弁護士と結婚し子供も設けるという新しい設定の娘を演じられました。
柊葉子/星野知子
赤かぶ検事シリーズ赤かぶ検事奮戦記Ⅳでの娘役をされていたのは星野知子さんです。歴代娘役では最も設定が原作と同じ末っ子の娘となっております。弁護士の仕事をしながら便利器具を発明するのが好きで、父親の赤かぶ検事に毎日珍発明品を作っては見せて困らせるといったコミカルで楽しい親子感を演じられておりました。現在もサスペンスだけでなく幅の広い演技力で活躍されております。
柊茂/橋爪功
フランキー堺氏が亡くなった後はフランキー堺氏の赤カブ検事が愛着されていた事もあり、直ぐに引き継ぐキャストは居ない状態となり「赤かぶ検事シリーズ」はテレビシリーズから姿を消しました。しかし2年越しに赤カブ検事のキャストを渋い名優と評される橋爪功氏が引き継ぎ、テレビドラマ2時間枠の土曜ワイド劇場で「新・赤かぶ検事奮戦記」として復活しました。
柊春子/藤田弓子
新・赤かぶ検事奮戦記の赤かぶ検事の妻を演じられたのは藤田弓子さんです。赤かぶ検事役の橋爪功氏とでベテラン俳優女優のコンビで、またフランキー堺氏と春川ますみさんとは違ったテンポの面白い夫婦間が楽しめます。ふっくらとキュートな妻で夫を立ててますが、ズバッと名古屋弁で赤かぶ検事に物事をいうシーンは歴代の妻の中では少し強面なシーンが多いのですがしっかりとした妻のイメージが今の時代に合って心地良い夫婦だと思います。
柊茂/中村梅雀
フランキー堺氏が約11年半、橋爪功氏で約11年と演じてきた赤かぶ検事シリーズは新・赤かぶ検事奮戦記終了するとABC松竹の制作は終了となります。そして約4年の空白期間を経てTBS系列で赤カブ検事のキャストを中村梅雀氏にして「赤かぶ検事奮戦記」が復活しました。中村梅雀氏は代々続く歌舞伎役者の家系の出身でありながらTVドラマや映画に積極的に出演し時代劇以外でも柔軟な演技で親しまれる俳優です。
柊春子/古手川祐子
赤かぶ検事奮戦記京都篇で中村梅雀氏演じる赤かぶ検事の妻役に古手川祐子さんが第1話から第5話までえんじられました。歴代の赤かぶ検事の妻のイメージはふくよかでキュートな感じでした。しかし古手川祐子さんはキュートな感じより美人を隠せず歴代赤かぶ検事夫婦とはイメージが変わった新たな赤かぶ検事夫婦のやり取りを見る事ができます。
柊春子/宮崎美子
赤かぶ検事奮戦記京都篇6話からは妻役は宮崎美子さんに代わり、歴代の妻のイメージのふくよかでキュートな妻を演じられました。現代に合わせて娘葉子と外食に出かけたり友達感覚の親子間で赤かぶ検事シリーズを錆びさせない時代にあに合わせて見せ続けてくれていると言えるでしょう。中村梅雀氏と宮崎美子の夫婦間も結婚して長く一緒に過ごしていると雰囲気等が似てくる感じもあって自然な似合いの夫婦として見る事が出来ました。
赤かぶ検事奮闘記の原作の作者は?
「赤かぶ検事奮戦記」の原作者は和久俊三(わくしゅんぞう)氏です。彼は弁護士事務所を開き弁護士業をしながら数多くの推理小説を書かれております。推理小説家としては江戸川乱歩賞と日本推理作家協会賞を受賞しております。他にもペンネーム和久一・夏目大介と複数持たれファンタジー作品なども書かれております。弁護士・小説家やその他の著者として多彩に活躍されている方です。
原作は和久峻三が手掛ける
TVサスペンスのドラマに和久俊三氏の原作を元に作られている人気シリーズ多数あります。筆頭として「赤かぶ検事奮戦記」(主演フランキー堺・橋爪功・中村梅雀)「京都殺人案内」(主演藤田まこと)「告発弁護士シリーズ(いかりや長介・藤田まこと)「京都の芸者弁護士事件簿」「芸者弁護士藤波清香」(高島礼子)など他にも多数の作品が有ります。
和久俊三氏の小説以外の著書
和久俊三氏は弁護士の知識を小説だけではなく著書として出版されております。弁護士の経験は小説面白さだけでなく一般の人達の知識としても役立つ本を数多く書かれておりました。商戦必勝の法律・刑法面白辞典・民法面白辞典・男女トラブル大逆転法・身のまわり法律相談・まんが暮らしを守る法律戦術・ものぐさ人間法廷学など面白く知識を身に付ける事が出来る物が主に多く書かれておりました。
赤かぶ検事奮闘記の由来について
赤カブ検事はたたき上げの検事でエリート検事ではありません。そんなたたき上げの赤カブ検事が一癖も二癖もあるエリート弁護士との法廷対決から苦節何十年の経験と法律知識を駆使しながら奮戦しながら面白く納得のいく事件を解き明かす作品です。そんな赤カブ検事を簡潔に表すタイトルと言えるでしょう。
柊検事の好物である赤かぶが由来?
赤カブ検事こと柊検事がある刑事事件の公判中に、法廷にて弁護士との激論の真っ最中に好物の赤かぶの漬物が入った袋詰めを興奮した弾みに法廷の床にまき散らしてしまいます。その様子に法廷中の皆が笑い転げたという一件から誰彼ともなく柊検事は「赤カブ検事」と呼ばれるようになりました。これが赤カブ検事の赤かぶの由来となっております。
赤かぶ検事奮闘記の歴代キャストまとめ
歴代の赤かぶ検事は原作のイメージ雰囲気に合ったその当時個性的な二面性を演じられる実力者が抜擢されております。妻役は歴代の中で一番原作に近くキャストされたのは初代の春川ますみさんでした。初代の作品は原作に最も近くキャストで作られていたので小説を読まれていた方もTVから小説を読まれた方に親しみやすい作品だったと思います。歴代の赤かぶ検事のキャスト構成をシリーズ毎にまとめてみました。
赤かぶ検事奮戦記キャスト構成のまとめ
赤かぶ検事奮戦記Ⅰ~Ⅳのキャストは、赤かぶ検事シリーズの雰囲気を崩さずに演じられたフランキー堺氏と原作妻のイメージが歴代の中で最も雰囲気と体型まで近かった春川ますみさんでした。娘役はアイドル女優や最もその当時に輝いて注目の高い女優さんがキャストとして選ばれていました。そして最も男女共に人気のあった沖田雅也氏を敵役弁護士としてキャストされ実力と華やかさのバランスの良いキャスト構成と言えるでしょう。
新・赤かぶ検事奮戦記キャスト構成のまとめ
新・赤かぶ検事奮戦記は原作の家族構成を戻して構成されました。ベテラン俳優の橋爪功氏は名古屋弁で情の熱い赤かぶ検事を熱演され妻役も映画TVと多く活躍されていた女優藤田弓子さんとのベテランコンビで当時に合った夫婦間で作られていました。娘役もTVドラマ等で注目されていた女優と息子役は女性に人気で演技力も評価されていた方々を選ばれておりました。原作の構成に戻しながらも時代に合った構成となっておりました。
赤かぶ検事奮戦記京都篇キャストのまとめ
赤かぶ検事奮戦記京都篇は初期フランキー堺氏の赤かぶ検事奮戦記の家族構成と戻り3人家族構成になっております。新たなキャスト人選などや時代に合わせたストーリー構成で作られました。中村梅雀氏の上司役として人気あるバイプレーヤーの小野武彦氏など全体的にバランスよく魅力あるキャスト構成で作られました。その当時の家族構成などを取り入れて赤カブ検事シリーズは続く作品だと思います。