2019年03月22日公開
2019年03月22日更新
下町ロケットヤタガラスのあらすじ最終回ネタバレ!復讐の結末や農業の未来は
2度に渡ってドラマ化され高い人気を誇るドラマが下町ロケットです。2015年に続き2018年にも原作下町ロケットゴースト、下町ロケットヤタガラスをベースにドラマ化され人気を集めました。ネタバレすると特に前半に当たるゴーストが復讐や農業ロボットの全貌が見えていないような状態だった事もあり後半にあたるヤタガラスに注目が集まっています。今回は下町ロケットのドラマの中でも後半のヤタガラス部分に着目しネタバレありでそのあらすじを最終回、そして正月スペシャルの結末までネタバレありで紹介していきます。
目次
下町ロケットとは?
下町ロケットヤタガラス編のあらすじをネタバレありで紹介する前にまずは下町ロケットについてネタバレありで紹介し、ヤタガラス編へと続く前半部分ゴースト編のあらすじもネタバレありで紹介しておきます。
下町ロケットのドラマ作品情報
下町ロケットは2011年に初めてWOWOWで連続ドラマ化されると注目を集め、2015年にはTBSの日曜21時~22時のドラマ枠「日曜劇場」で地上波としてもドラマ化、その人気を受けて2018年に続編という形で製作されたドラマです。2015年版は高い評価を受け、第87回ザテレビジョンドラマアカデミー賞で最優秀作品賞、主演男優賞など5つの賞を獲得、その他にも複数の賞を受賞しました。
その高い人気を受け、製作されたのが下町ロケットゴーストを前半、下町ロケットヤタガラスを後半とした2018年のドラマです。
下町ロケットゴースト編(1~5話)のあらすじ
下町ロケットヤタガラス編のあらすじは下町ロケットゴースト編から地続きなので下町ロケットヤタガラス編のあらすじをネタバレありで紹介するより先にゴースト編のあらすじをネタバレありで簡単に紹介しておきます。
佃製作所の航平は殿村の実家で動くトラクターから日本の農業の現状をみて佃製作所で農業用の新しいエンジンとトランスミッションを開発する事を決めます。自社のノウハウだけでは参入が難しい事を受けて、ベンチャー企業ギアゴーストのコンペに参加する事になり、ギアゴーストの社長、伊丹と副社長で技術者の島津と出会います。コンペでは品質では劣るものの強度の高いバルブを作った事が評価されて無事に勝利を勝ち取ります。
出典: https://thetv.jp
しかしギアゴーストが特許権侵害で控訴されてしまいまいます。15億という損害賠償を求められ連鎖的に大手の取引も注視されてしまったギアゴーストの伊丹は資金集めに奔走し、佃製作所のバルブを扱う話は白紙に戻ってしまいます。それでは困る航平は顧問弁護士の神谷に相談、ギアゴーストに損害賠償を請求したケーマシナリーの特許侵害を見つけてクロスライセンス契約を持ちかけてはどうかとアドバイスを受けます。
航平は黙って行い買収をかけるという事も出来ましたがそれをせずにギアゴーストと共同でリバースエンジニアリングを行いますが残念ながら特許権侵害の証拠を見つける事は出来ませんでした。それでも航平はギアゴーストを支援したいと社員を説得、15億を出資してギアゴーストを救うべく動き出します。しかしそこにダイダロスという会社が接触してきました。
悪い事は重なって、ギアゴーストの顧問弁護士が中川弁護士、そしてダイダロスの社長が結託して意図的にギアゴーストが著作権侵害を起こすように仕組んだ事が発覚します。ネタバレするとギアゴーストの顧問弁護士である末長がギアゴーストの開発状況を中川にお金で売っていたのです。中川はその情報をケーマシナリーやダイダロスに流していたのです。
伊丹は佃製作所の顧問弁護士でもある神谷に顧問弁護士を切り替え、裁判に挑むことになりますがネタバレすると結果は神谷弁護士が違法な結託の揺るぎない証拠を示した事による圧勝に終わります。その結果ギアゴーストは15億の損害賠償を回避する事に成功するのでした。
無事にギアゴーストは守られ、さらに佃製作所が関わっていた帝国重工のロケット、ヤタガラス7号の打ち上げにも成功しました。しかしギアゴーストの伊丹は突如として佃製作所を裏切りダイダロスと資本提携を結ぶ事を発表、対立した島津を退職に追い込んでしまうのでした。ここまでがドラマ下町ロケット5話までゴースト編のネタバレありのあらすじです。
ヤタガラス編をより理解する為にネタバレするとこのダイダロスの社長重田は過去に的場によって会社を潰された経緯を持っている人物で、元帝国重工の社員で的場に辞めさせられたと言っても過言ではない伊丹と接触を図ってきたのです。既に復讐に囚われていた重田に煽られる形で伊丹もまた復讐を決意、航平達佃製作所を裏切って復讐を選んでしまうのでした。
下町ロケットヤタガラスのあらすじネタバレ
ここからは下町ロケットの後半、下町ロケットヤタガラス編となるドラマの6話からのあらすじをネタバレありで紹介していきます。
下町ロケットヤタガラス6話のあらすじネタバレ
散々協力したにも関わらず裏切られてしまった航平も伊丹に詰め寄りますが復讐に囚われた伊丹は聞く耳持たずでした。ギアゴーストを代謝する事になった傷心の島津に佃製作所で作ったトランスミッションを見せ励まして協力してほしいと依頼しますが島津は少し距離をおきたいとその申し出を断ってしまうのでした。一方で5話で打ち上げたロケットを最後に新規事業に携わる事になっていた財前が佃製作所を訪ねてきます。
ネタバレすると財前は今度は打ち上げたロケットヤタガラス7号のおかげで高まったGPS機能を使い、無人農業ロボットを作ろうと考えていました。その為に航平は大学時代の同級生で無人農業ロボットを研究する野木を説得して欲しいと依頼されるのでした。しかし野木は過去に技術を盗用された経験から最初はこれを拒否してしまいますが航平の必死の説得もあり、最終的にはこれを承諾するのでした。
しかし今度は帝国重工内で次期社長候補の的場が財前に変わって現場を取り仕切る事になってしまいます。的場は無人農業ロボットのパーツの内製化にこだわり佃製作所のパーツを無人農業ロボットから外すように指示するのでした。ネタバレすると的場はそうする事で自身の実績を作り社長への座を確かなものにしようと企んでいたのです。
下町ロケットヤタガラス7話のあらすじネタバレ
佃製作所はこうして契約を打ち切られてしまいます。さらに大口の取引になるかと思われたキジマ工業との契約も伊丹と同じく復讐に囚われいるダイダロスの社長重田に横取りされてしまい、窮地に陥ってしまいます。しかし航平トランスミッションの開発を続投、独自に無人農業ロボットの開発を進める事を決意します。ネタバレするとこれは利益よりも農業の未来の事を考えようという決断でした。
その思いが幸いして野木は帝国重工の手伝いをする傍らながら航平達の手伝いもする事を約束してくれます。帝国重工では財前に変わって奥沢が実際の指示を出すようになりますが奥沢の横柄な態度に野木は不信感を募らせていきます。それでも脅しに屈する事なく奥沢を下がらせる事に成功するのでした。ネタバレすると帝国重工以外にも自身のデータをバラまくと言ったのです。
帝国重工では的場が自分の社長の座を確かなものとする為、帝国重工製無人農業ロボット「アルファ」の記者発表を次期社長を決定する取締役会に合わせて設定します。先にネタバレしておくとそのニュースは残念ながら翌日にトップニュースを飾る事は出来ませんでした。ネタバレすると事前にこの情報を掴んでいた重田率いる中小企業グループの「ダーウィンプロジェクト」が大々的に宣伝した為です。
下町ロケットヤタガラス8話のあらすじネタバレ
ダーウィンプロジェクトの存在を知ると佃製作所の面々はもちろん、野木、的場も驚きを隠せませんでした。特に的場はダーウィンプロジェクトに関わっているメンバーを知って怒り狂います。ギアゴーストの伊丹、ダイダロスの重田、かつて野木から技術を盗用したキーシン戸川などネタバレするとかつて的場に追い込まれた経験を持ついわば復讐者達だったのです。
航平達が自分達のトラクターを改善する事に注力する中さらに追い風とばかりにとある記事が週刊誌に掲載されます。記事の内容をネタバレすると的場に追い込まれた事を赤裸々に語った暴露記事だったのです。このスキャンダルにより的場の社長就任は白紙になり現社長である藤間の社長続投が決定しました。しかし藤間もまた内製化を推し進めたい事に変わりはないので航平達のバルブが使われる事はありませんでした。
そんな中、農業関係者が集まるアグリジャパンにてデモンストレーションを実施する事になった帝国重工は内製化して進めるアルファの開発を急ピッチで進めます。しかし帝国重工ではパーツの小型化に苦戦し、的場の指示で無人農業ロボットを大型トラクターの開発に路線を変更、ダーウィンの方もロボットのシステムに不具合が見つかりながらもスルーしてしまうのでした。
そしてアグリジャパン当日、同じく登場したアルファ1とダーウィンが直接的に出揃う事になりました。先に動いたダーウィンは不具合が起こる事もなく無事に課題をクリアしましたが、問題が起こったのはアルファ1のデモンストレーションでした。性能面でダーウィンに劣るだけでなく、最重要視された安全性のテストでカカシを踏み潰す大失態を起こし、農道を外れてひっくり返ってしまったのです。
下町ロケットヤタガラス9話のあらすじネタバレ
アグリジャパンでの失態で当初の無人農業ロボットの計画と違う開発を進める的場を非難します。ネタバレすると的場はそれを野木のシステムのせいにしようとしましたが航平や財前の働きかけもあって、帝国重工製のパーツに不具合があった事が発覚します。
そして藤間からの指示を受けた財前から改めて佃製作所のエンジンとトランスミッションを使いたいと打診を受けます。内情をネタバレすると元々は内製化を推し進めたい藤間でしたがアグリジャパンでの失態を取り戻すべく、委託してでもと意見を変えたのです。しかし航平は一度断られたという事、トランスミッションがまだまだ満足のいくレベルではない事からこの返事を一旦持ち帰らせてほしいと保留にするのでした。
下町ロケットヤタガラス10話のあらすじネタバレ
帝国重工からの依頼をどうするか迷う航平。そこで航平は島津の元を訪ねます。ネタバレすると島津は大学で講師をする傍らでカルフォルニア工業大学の推薦をもらいさらには伊丹からギアゴーストに戻らないかと打診を受けていました。しかし島津は最終的に佃製作所を選び入社する事を決意、トランスミッション開発チームを率いる事になります。
そんな中、代々続いてきた農業を継ぐ為に佃製作所を辞めた殿村に悲劇が襲います。ネタバレすると大雨で河川が氾濫してしまい1年間大切に育てた稲がたった一晩で全滅してしまったのです。しかも殿村が組合入りを断った事もあり、同業者からも農協からも冷遇されてしまいます。そこで救いの手を差し伸べたのが航平でした。航平は自分達の作った無人農業ロボットのテスト走行の場所として殿村家の畑を貸してほしいと打診したのです。
ネタバレすると農業が出来ない間、場所を借りるお金が入るので殿村家としても助かります。しかしロボットに抵抗を覚える殿村の父正弘は最初それを受け入れようとはしませんでした。しかし単に殿村を助けたいだけでなく未来の農業の事を考える航平の思いに動かされ田んぼを提供する事を決めるのでした。
殿村家の田んぼでの試運転を続ける航平達の元に財前がビッグニュースを持ってきます。ネタバレするとなんと首相が無人農業ロボットアルファの視察にやってくるというのでした。航平達は野木の技術を盗んだダーウィンには負けないとよりいっそうやる気を出して取り組む事を決めるのでした。
下町ロケットヤタガラスの最終回結末をネタバレ
最終回結末ネタバレ:ダーウィンとの再対決
首相の前でのデモンストレーションを前にアルファ1は佃製作所の協力もあって大幅なダウンサイジングが行われていました。一見すると順調に進んでいるようでしたが、ネタバレするとこの時点で島津だけは無人農業ロボットから出る異音に気づいていました。一方でダーウィンにも急にエンジンが止まるという不具合が発生。双方問題を抱えたまま首相視察イベントを迎える事になります。
当日は航平達佃製作所ら開発メンバーはもちろん、立場上は責任者である的場と奥沢も姿を見せていました。しかし当日、首相の到着が遅れた事により首相が視察するのはダーウィンだけになってしまう事が告げられます。担当者を一喝した的場は到着した首相にぜひアルファも見てほしいと懇願しますが、首相は週刊誌での報道を知っており、「あんまり中小企業をいじないでくださいよ」と諭されてしまうのでした。
そんな中でダーウィンのデモンストレーションが行われます。結果をネタバレするとダーウィンもまたアグリジャパンの時とは比べ物にならない程向上していました。そして首相が帰り、観客の半分も帰ってしまう中でアルファのデモンストレーションが開始します。ネタバレしておくとアグリジャパンでは問題となったカカシなども見事にクリアしデモンストレーションを終了するのでした。
最終回結末ネタバレ:的場の戦略
デモンストレーションを首相に見てもらう事こそ出来なかったものの、性能面では確実にダーウィンに迫る勢いがある事が分かったアルファ。しかし島津はやはり無人農業ロボットから聞こえる異音が気になっていました。しかもそれはアルファだけでなくダーウィンからも聞こえていたのです。話しかけてきた伊丹にそれとなく伝えますが伊丹がダーウィンの開発主任である氷室に確認しても問題ないと返すばかりなのでした。
首相が視察したデモの様子はニュースでも報道されましたが、映る映像はダーウィンばかりでアルファの様子は全く流れませんでした。流石の航平もこれには落胆します。そんな中、島津が気にする異音の正体を掴もうと殿村家の田んぼで繰り返し走行テストが行われますがなかなかその正体を掴めないのでした。
そしてついにダーウィンの発売が7月だと発表されます。アルファも負けじと7月に発売を発表しますが、帝国重工の役員会の直前、ダーウィンは発売を3ヶ月前倒しにして4月に行う事を発表、責任者である的場は決断を迫られる事になります。佃製作所の状態も把握している財前は前倒しにするより高い品質のしっかりとした物を作るべきだと的場に伝えるのでした。
最終回結末ネタバレ:性能評価テスト
しかし的場は財前の意見を退け、内製の改良したパーツを使って発売時期を早めると役員会議で答えます。アグリジャパンでの失敗もある為に、社長の藤間は佃製作所のエンジンとトランスミッションの性能比較をする事を条件にそれを受け入れました。ネタバレするとこれは単に的場の佃製作所に対しての嫌がらせなだけではなく、これで佃製作所が負ければ社長の藤間も退任に追い込まれる事になるのです。
佃製作所ではアルファが走行テスト中にエンストするという事態が発生、島津によりトランスミッションのギアの耐衝撃寿命に問題がある事が発覚します。一方でダーウィンの不具合の方はなかなか解決の糸口が掴めないままで、発売の準備が進められていくのでした。
最終回結末ネタバレ:復讐の結末と農業ロボットの未来
性能テストが迫る中、なかなかトランスミッションの耐衝撃寿命の向上を実現出来ない佃製作所。立花の呟きと島津の閃きによりシャフトを変更する事で島津が目標とした10万回の衝撃に耐える事に成功します。そして佃製作所と帝国重工それぞれのトランスミッションが第三者であるモーター技研に持ち込まれる事になりました。後日郵送で届いた結果は佃製作所の圧勝なのでした。
ネタバレすると佃製作所の物がA評価を受けたのに対し帝国重工の物はC評価でそのコメントには帝国重工のものは設計思想が古く、内製化を目指すなら佃製作所から指導してもらった方が良いというコメントまで付いていたのでした。この評価を見た的場、奥沢はただただ愕然とするしかないのでした。
帝国重工のアルファはランドクロウと名前を変更、その1号機が殿村家に運ばれてきました。殿村家の田んぼを動くランドクロウを見つめながら航平は島津にトランスミッションの特許申請を持ちかけ、島津もそれを了承します。既に予約が始まるダーウィンは想像以上の予約が殺到しています。喜びを噛みしめる伊丹でしたが、そこに「ダーウィンが停止した」という件名のメールが届いていました。
下町ロケット最終回の結末は航平が社員達に語りかける形で締めくくられます。「カッコなんて悪くたっていい、時間だってかかるだろう。それでも止まらなければ、いつかきっといいものができるだろう。それだけを信じて、俺たちは夢を見続けよう」と航平は言うとランドクロウに目を向けて「走れ、ランドクロウ!俺たちの思いを乗せて、走ってくれ!」と叫ぶのでした。
下町ロケットヤタガラスの続編・正月スペシャルをネタバレ
下町ロケットは最終回の後、正月スペシャルという形で真の結末が描かれる形になっていました。先にネタバレしておくと正月スペシャルと言っても番外編ではなく完全に地続きの物語です。ここからは最終回の結末の後に繰り広げられる正月スペシャルのあらすじをネタバレありで紹介していきます。
正月スペシャルネタバレ:ダーウィンの危機
佃製作所と帝国重工が発売した無人農業ロボット、ランドクロウは発売が始まって数週間が経過しても売上が伸びずにいました。3ヶ月前に発売したダーウィンが好調そのもので元々イメージ戦略で負けていた事もあってその差は開くばかりでした。
そこで的場は強硬手段に出ます。ネタバレすると帝国重工と取引があり、ダーウィンプロジェクトに参加する企業に取引をやめると圧力をかけるのです。結果としてダーウィンは生産停止に追い込まれ在庫も底をついてしまいます。しかし的場への復讐で団結する重田と伊丹がこのまま引き下がるわけがありませんでした。
正月スペシャルネタバレ:辞任した的場
重田は刑務所から出所してダイダロスの顧問となっていた中川の知恵を借り、的場から圧力を受けた20社の下請け会社達に下請法違反で訴えさせます。ネタバレすると下請法違反は犯罪ではありませんが社会的なバッシングを受ける事になるのは間違いありません。的場は結果として辞任に追い込まれてしまいここに重田達の一つの復讐がなされたといえます。
的場の後任には水原本部長が就任、その水原本部長の指名で財前が再びプロジェクトリーダーの座に付きます。その頃、航平は新たなコンバインを作ろうと野木の元を訪れていました。
正月スペシャルネタバレ:ライセンス契約
実はランドクロウとダーウィンでは通信システムで圧倒的にランドクロウの方が性能が上でした。それはダーウィンに搭載されている野木から盗用された技術は6年も前の技術であった為だったのです。それに加えてダーウィンは不具合の原因が掴めていないまま発売を強行した為、ユーザーからの不具合報告、苦情が殺到していました。発売元となったヤマタニは伊丹にリコールを検討するように提案しました。
しかしリコールしたくとも不具合の原因は掴めていません。伊丹は開発主任の氷室を問い詰め、実は不具合報告の件数を減らされていた事を知ります。しかも氷室は自分のミスを認めようとせず伊丹が一喝、氷室はギアゴーストを辞めてしまうのでした。伊丹は不具合の原因を探るべく、設計のベースがどちらも島津であるランドクロウのリバースエンジニアリングを行うように指示を出します。
結果として基本的な設計に違いはないもののシャフト周辺に違いがある事が発覚します。これで不具合を直せるかと思われましたが、既にこのシャフト周辺に関しては佃製作所が特許を申請し認可されているのでした。ネタバレすると最終回にて航平が島津に特許を申請を持ちかけた事がここで生きてくるのです。特許に隙はないかと中川が探りますが佃製作所の特許は完璧でした。
つまり不具合を直すためには佃製作所とライセンス契約するしかないのです。このままではダーウィンはいずれランドクロウに抜かれてしまう事になるどころか発売再開の目処すらつかない為、ダイダロスの重田は佃製作所に土下座してでもらいせんす契約するようにと伊丹に言うのでした。その裏では藤間社長はダーウィンよりも一歩先に行く為にランドクロウの無人農業ロボットシステムを使ったコンバインを発売する事を決定しています。
伊丹は佃製作所を訪れ、航平や佃製作所の社員にライセンス契約をしてほしいと申し出ます。しかし先に裏切ったのは他ならぬ伊丹です。航平も佃製作所の社員もそんなムシの良い話が通るわけないだろうと激怒。島津だけはダーウィンのトランスミッションも自分が設計しているだけに複雑な心境を見せますがそれが許される状況でもないのでした。結局航平はライセンス契約を断ります。
正月スペシャルネタバレ:佃の信念
そして殿村家に無人農業ロボットを搭載したコンバインが納品されます。1週間後には稲刈りという時期、台風が接近し、急遽刈り入れをする事になります。航平達も駆けつけ手伝ったことで殿村家の田んぼは無事に刈り入れを終える事が出来ました。そこに過去に殿村を足蹴にした稲本が助けを求めにやってきます。ネタバレするとダーウィンを購入した稲本は他のコンバインを下取りに出してしまっており1機しか残っていないのでした。
過去には足蹴にされたにも関わらず殿村はこの申し出を快諾します。しかしそれだけでも間に合うか分からない状況でした。事情を把握した航平の提案でダーウィンの地図データをランドクロウに書き換える事で同時可動させてはどうかという話になります。もちろんこれをするには地図のデータを扱える野木の協力と帝国重工の許可が必要である為、航平はすぐに財前に連絡を取りました。
財前は自分が全責任を取ると反対する社員を説得し地図の書き換えを許可、さらに航平から依頼されたキャラバンの派遣も決定します。途中、ダーウィンの地図データが正確ではない事によるトラブルが発生しかけますが、島津の提案で無事に回避する事に成功、ランドクロウの刈り入れの様子はニュースでも大きく報道されて知名度を高める事となりました。
当然独断でキャラバンを動かした財前は帝国重工の懲罰会議にかけられる事になってしまいます。しかし財前はそこで自分が最後に打ち上げた人工衛星ヤタガラスのGPS機能を使ったスターダストプロジェクトは国家事業であり、理念であると時、藤間社長を説得、ダーウィンへのライセンス契約の許可を得る事に成功します。
一方でライセンス契約を取り付ける事が出来なかった重田と伊丹はダーウィンの開発者会議で責任を問われていました。そこに航平が姿を見せます。航平は上記の財前が勝ち取ってくれたライセンス契約について説明しにきたのです。農業の発展に大きく関係するこのライセンス契約の前には敵も味方もないとビジネス以上の関係性を訴えたのでした。航平の言葉に伊丹は涙を流しました。
開発者会議は万雷の拍手のうちに幕を閉じます。復讐に囚われていたダイダロスの重田も佃製作所に負けないエンジンメーカーになってみせると言うのでした。正月スペシャルのあらすじは伊丹と島津が話す形で結末を迎えます。復讐に囚われていた伊丹はすっかり目を覚まし、航平の判断に感謝し、「これからが大変だよ」という島津になんとしても乗り切ってみせると宣言するのでした。
下町ロケットヤタガラスのキャスト・登場人物
出典: https://thetv.jp
下町ロケットヤタガラス編のあらすじをネタバレありで紹介したところでここからは登場人物とキャストについて紹介していきます。
佃航平/阿部寛
出典: https://yk8.xyz
下町ロケットシリーズ通しての主人公が佃航平です。佃製作所の社長で経営者ではありますが元々技術者としての側面が強く、道理に反する者や技術者のプライドを傷つける者に対して嫌悪感を覚えます。一方で夢を追いかける思いの余りに周囲を顧みない結果、離婚や社員の裏切りを生むなどしています。ゴースト、ヤタガラスでは殿村の父を見舞ったのをきっかけに農業に目を向けるようになりました。
そんな航平を演じたキャストが阿部寛さんです。モデルとしてデビューした後、1987年に映画「はいからさんが通る」にて俳優としてデビューしました。不遇の時代を乗り越え、脇役として一定の地位を得た後、「トリック」「テルマエ・ロマエ」などに出演し知名度を高めています。
佃利菜/土屋太鳳
下町ロケットの主人公航平の娘で大学卒業後、帝国重工に入社したのが佃利菜です。上記あらすじでは触れていませんが帝国重工のバルブシステムを担当し、一時期は父航平とライバル関係のような状態になっていました。佃製作所製のバルブを超える物を作るべく邁進しています。
そんな佃利菜役を演じたのが女優の土屋太鳳さんです。2005年にスーパーヒロイン・オーディションミス・フェニックスにて審査員特別賞を最年少で受賞し2008年に映画「トウキョウソナタ」で女優としてデビューしました。以降、ドラマ「鈴木先生」「花子とアン」「チア☆ダン」、映画「果てぬ村のミナ」「orange」「8年越しの花嫁奇跡の実話」などに出演しています。
佃和枝/倍賞美津子
航平の母で航平の離婚後は利菜の母代わりとして育ててきたのが佃和枝です。航平の父が社長をしていた頃は専務として会社に関わっていましたが航平の社長就任を機に役職から退いています。下町ロケットでは主に航平が自宅にいるシーンに登場しています。演じたのは1967年から女優として数々の映画、ドラマ、舞台に出演してきた倍賞美津子さんです。
和泉沙耶/真矢ミキ
下町ロケットでも直接的な登場こそ多くはないものの、現在でも航平と友好的な関係を築いているのが和泉沙耶です。航平の元妻で利菜の母でもあります。下町ロケットゴーストのエピソードで活躍する神谷弁護士を航平に紹介したのも沙耶です。そんな沙耶役を演じたのが元宝塚歌劇団花組のトップスター、現在は女優として活躍する真矢みきさんです。
下町ロケットヤタガラスの原作小説
下町ロケットの原作は井戸田潤の小説
下町ロケットはこれまでに地上波で2度ドラマ化されていますがその原作は池井戸潤さんの小説です。ドラマでは一貫して下町ロケットというタイトルになっていますが、原作小説はそれぞれに2015年にドラマ化されたエピソードに相当する「下町ロケット」「下町ロケットガウディ計画」、そして2018年にドラマ化された「下町ロケットゴースト」「下町ロケットヤタガラス」の4冊があります。
下町ロケットヤタガラスの原作小説も発売中
ネタバレしておくと元々下町ロケットゴーストと下町ロケットヤタガラスは下町ロケットの人気を受けてドラマ化する事を前提にした作品でした。しかしドラマオリジナルではなく原作小説を発売した上でドラマ化されるという形を取っています。ドラマ化を前提としている事もあり基本的な構成やあらすじは原作小説もドラマも変わりませんが、ネタバレするとより映像栄えするように変更されている部分もあります。
下町ロケットヤタガラスに関する感想や評価は?
下町ロケットのヤタガラス編に相当する後半のあらすじを結末までネタバレありで紹介したところでここからは下町ロケットをヤタガラス編の結末まで視聴した人の感想を紹介していきます。下町ロケットシリーズは元々人気のシリーズという事もあって基本的な評価は非常に高くなっています。
ヤタガラス編の感想でやはり一番触れられる事が多いのが最終回の結末です。これには賛否両論がある結果となっています。1つの要素として復讐を押し出していただけにその復讐が終わったのか曖昧なまま終わる結末だった事、そのあらすじがそのまま正月スペシャルに繋がっている事もあって最終回詐欺ではないのかとさえ言われてしまっています。
ドラマ、
— 剛くん★★★オリオンリーグ (@horikawa_go) December 23, 2018
下町ロケット最終回、
原作も読んでたので、
え?え?え?これではまだ終われないでしょ??って思って映画で続編??と思ったら年明けに特別編あるのね!!
良かったー!!
ヤタガラス編まだまだ終わりじゃないよ!!
この感想は原作を既に読んでいる人はもちろん原作は読んでいないという人にも多い感想で、「中途半端な結末だった」「これで終わり?」とする感想が多くなっています。上記でネタバレしたように復讐の対象と言える的場が辞任するのも正月スペシャルまで待たなければいけない為、ここで最終回とするのはどうかと思うという厳しい意見も多いです。
しかし正月スペシャルまで含めるとしっかりと原作の最後まで描いている事もあって好評を集める結果となっています。特に下町ロケットは序盤様々な苦難に襲われて後半でスッキリという展開が多いだけにそのスッキリが全面に展開される正月スペシャルは良かったとする感想が多いです。
最終回見終わった
— @gorimutyuu (@ailine18) January 2, 2019
帝国重工のキャラバン隊
台風の暗闇の中
現れる姿
感動(o^^o)
ヤタガラスの精神
国内の企業なら、なんとか通じるだろうが、大陸の企業とは、仇で返されるだろうなぁと思いつつ
とにかくドラマは最幸でした
ありがとうございます
#下町ロケット
特に上記の下町ロケット正月スペシャルのあらすじでもネタバレしている農業ロボットの地図の書き換えの為、財前がキャラバンを引き連れてやってくるシーン、そして航平がダーウィンの開発者会議の前で話すシーンなどに触れる感想が多くなっています。
それ以外にもネタバレの最後に触れている復讐に囚われしまった重田や伊丹がしっかりと復讐から開放された結末が良かったとする感想も多いです。全体として復讐という暗い部分を描いただけにしっかりと解消して終わらせるのが本当の完結だとする感想も多いです。
下町ロケット、今回はドラマが始まる前に原作でもあるゴーストとヤタガラス、どちらも読んでいたからある程度の展開を知ってる上で見始めた訳だが...
— 五条 月斗 (@Syou_Time) January 2, 2019
それすらも超えて、終始ドキワク状態で見てたなぁ
本当、お疲れ様でした!
それ以外の感想を見てみても全体的に評価が高いといえます。ネタバレすると正月スペシャルは別枠扱いにこそなっていますが原作のあらすじを見てみてもほぼ地続きの物語なので正月スペシャルを含めて1つのドラマシリーズとして視聴する事をおすすめする感想も多いです。
下町ロケットヤタガラスのネタバレまとめ
下町ロケットヤタガラスはネタバレしたようにドラマ下町ロケットの後半部分に当たる物語です。ゴーストの最後にて復讐に囚われてしまった伊丹が目を覚ますまでの物語であるとも言えます。ネタバレあらすじでも書いているように様々な苦難があったゴーストのあらすじを乗り越えて現状を打破する展開が良かったとする感想も多く見ていて気持ちが良いとする感想も見られます。
下町ロケットシリーズは登場人物こそ共通ですがそれぞれにテーマは異なる為、途中からでも見やすい作品としても知られています。しかしネタバレすると下町ロケットヤタガラスに関してはゴーストと実質的に前後編なので2018年のドラマを通して見ればそのあらすじを理解しやすいです。まだ視聴していないという人はぜひ1度視聴してみてはいかがでしょうか?