2019年07月10日公開
2019年07月10日更新
フロンティアのあらすじと感想をネタバレ!ロシア発タイムスリップSF映画
フロンティアとは2017年に制作されたロシアの映画作品です。ロシアで制作された映画フロンティアは主人公が第2次世界大戦にタイムスリップして様々な真実を明らかにしていくといったあらすじのSF映画作品です。そんなロシア発のSF映画フロンティアですが、難しいあらすじなどの影響で2019年7月現在不評な感想を多く集めています。果たして映画フロンティアはつまらないのでしょうか。本記事ではロシア発の映画フロンティアについてあらすじネタバレや登場人物のネタバレを感想などを交えてご紹介します。
目次
フロンティアはロシア発タイムスリップSF映画
フロンティアの作品情報
フロンティアとは2017年に制作されたロシア発のSF絵が作品です。ロシアが制作したSF映画フロンティアは第2次世界大戦にタイムスリップした主人公の姿を描いたあらすじの作品であり、非常に迫力ある戦闘シーンを楽しめる映画作品となっています。しかしロシア発のSF映画フロンティアのあらすじの設定が少し曖昧となってしまっており、視聴者はあまり映画フロンティアの世界に入り込むことが出来ません。
そのため残念ながらロシア発のSF映画フロンティアには不評な感想が多く集まっており、日本では評価があまり高くありません。しかし不評な感想を多く集めるSF映画フロンティアですが、ロシアのCG技術をふんだんに取り入れていることから非常に映像については精巧な出来となっており、迫力ある映画が好きな方は楽しめることでしょう。
フロンティアの監督
ロシア発のSF映画フロンティアで監督を務めたのはドミトリー・チューリンというロシア人です。ドミトリー・チューリン監督はこれまで制作した映画が公表されておらず、おそらくSF映画フロンティアが初めて監督を務めた作品だと考えられます。初めて監督を務めたと考えるとやはり上出来な作品を仕上げるのは難しいと考えられ、最終的に本作が不評な感想を多く集めたということに関しても納得できます。
しかしつまらないや難しいというあまり良くない感想を多く集めるロシア発のSF映画フロンティアですが、本当に本作は面白くないのでしょうか。もしかするとただ難しいだけなのかもしれません。本記事ではそんなロシア発のSF映画フロンティアについて結末までのあらすじネタバレや登場人物のネタバレ情報を視聴者の感想を併せて本当につまらない作品なのかまとめてご紹介していきます。
映画フロンティアのあらすじネタバレ
あらすじネタバレ①エリザヴェータとの出会い
ここからはロシア発のSF映画フロンティアのあらすじをネタバレ紹介していきます。映画フロンティアの主人公であるミハイルはある日都市開発地域の現場で第2次世界大戦の時の防空壕が見つかったことで抗議運動が勃発したという連絡を受けます。この抗議運動をしていた人物は考古学者エリザヴェータという女性であり、ミハイルはエリザヴェータに一目惚れをして説得することにし、調査の報告を聞くことにします。
その防空壕には当時戦争に出兵していた兵士たちの死体があり、どうやらアレクセイ・シューロフという人物が指揮を執っていたようでした。ミハイルの苗字はアレクセイと同じシューロフであり、エリザヴェータは疑問を抱きます。すると突然防空壕が崩壊し、エリザヴェータとミハイルはタイムスリップをしてしまいます。タイムスリップした時代は第2次世界大戦中であり、2人は目の前に将校が立っているのを目撃します。
この将校の話を聞いても理解出ないミハイル達は一度爆撃から逃げ、川岸にいた将校を追いかけます。そうミハイル達の姿は当時の人達には見えておらず、ミハイルは川辺にいた将校アレクセイに近づいても問題ないと考えたのです。将校であるアレクセイは兵士を鼓舞するのですが、兵士達の士気は完全に崩壊していました。そんな中ミハイルは防空壕で崩壊した杭を戻そうとするものの、はめることが出来ませんでした。
その時看護師や女性の兵士達が避難していることを聞いたミハイルは逃げようとするのですが、失敗してしまいます。するとアレクセイが戦場で指揮を執ることになり、防空壕が本陣と決定します。そのことを聞いたミハイルはチャンスがあると考え、再び杭を持って防空壕へ戻るのでした。
あらすじネタバレ②自害
もし当時の兵士達がミハイルを認知するとミハイルの命は危険にさらされます。一方敵の兵士達は橋頭堡へ進行を開始します。これにより恐怖した兵士達は次々と自害し、杭を戻しても変化しないミハイルは自害した兵士を目のあたりにします。すると最後にアレクセイが自害し、ミハイルは元の世界に帰還します。ミハイルは右肩を軽く負傷するのですが、エリザヴェータは崩落事故の影響で緊急搬送されていました。
ミハイルは休む暇もなく、上役と食事をしにレストランへ向かいます。しかしミハイルにしか見えない時空の竜巻が発生し、ミハイルはエリザヴェータの元へ行くことにします。しかし意識不明となっているエリザヴェータは面会拒絶の状況であり、ミハイルは父親であるニコライの元へ行きます。このニコライという男は元々戦争孤児であり、看護師からシューロフという名前が与えられた過去がありました。
この過去からニコライは愛情を弱さと考えており、ミハイルも愛情は弱いものだと考えていました。しかしニコライがいる施設は閉鎖されており、突然ミハイルは時空の竜巻に襲われます。時空から逃げるミハイルは戸籍の保管庫へたどり着き、そこでニコライの記録を調査します。戸籍の管理者は戦争の被害で紛失し、ニコライの戸籍は発見できないと答えます。
しかしミハイルは過去を見ることが出来る能力があり、ニコライの過去の記録が棚の足場にされていると気付きます。そしてミハイルは棚の足場からニコライの記録を取り出し、父の出生を確認することにします。ミハイルはアレクセイが先祖でないことを記録から確認し、エリザヴェータが抱いた謎を解明しようと考えていました。
あらすじネタバレ③過去の世界へ
しかしミハイルはエリザヴェータの助手である青年からアレクセイに2人の子供がいたことを告げられます。どうやらその親戚は今も生きており、ミハイルは親戚の住所を教えて貰います。しかし突然ミハイルは再度過去の世界を見ることになり、異常を感じたミハイルは脳検査を受けることにします。結局脳検査に異常が無かったミハイルはエリザヴェータの助手が決起運動を行っている報せを受けることになります。
ミハイルは現場へ赴くのですが、そこで助手からシューロフの記録が記載された認識票を貰うことになります。すると再度ミハイルは過去の世界に飛ばされることになり、またしても戦場の大地を踏みます。その認識票にはパーヴェルという名前が記載されており、ミハイルはパーヴェルと思われる3人の人物についていくことにします。しかしミハイルは途中で敵の攻撃に遭い、負傷してしまいます。
今回の世界線ではミハイルは傷を負うことになっており、3人を追いながらミハイルは必死に戦場を駆け抜けます。しかし2人の青年が戦死してしまい、ミハイルは生き残った1人の青年を連れて基地へ戻ります。しかしその兵士の傷が深いために病院へ行く必要があり、凍った川の上を渡ることになりました。すると敵の攻撃が開始され、ミハイルと青年は必死で川を渡ります。
実はこの1人の青年こそが認識票に記載されたパーヴェルだったのです。しかしこのパーヴェルは岸の向かい側に戻る途中に爆撃を受け、死亡してしまいます。さらにミハイルも爆撃で腹部を負傷し、パーヴェルに認識票を渡すことにします。ミハイルはその見返りとしてオペラグラスを受け取るのでした。
あらすじネタバレ④アレクセイへの手紙
ここからはロシア発のSF映画フロンティアの結末のあらすじネタバレとなりますので、ネタバレが嫌いな方はご注意ください。現実の世界へ帰還したミハイルはシューロフ家と関わりがある家にオペラグラスを渡しに行くことにします。父であるアレクセイの次男には同じ名前のアレクセイという男がおり、16歳ながら子供を儲けてしまいます。しかしそれを知らない彼は父と兄の仇討ちで戦場へ赴いてしまいました。
ミハイルは次男アレクセイの過去を知る女性と出会い、アレクセイのことに記載された手紙を預かります。するとその時ミハイルの元にエリザヴェータの心臓が停止したという報せが入り、ミハイルは急いで病院へ向かいます。心臓が停止したエリザヴェータですが、何とか一命を取り留めます。すると気が付くとミハイルは蘇生措置が施されてる状況にありました。そうミハイルもまた心肺停止の状況だったのです。
実はミハイルとエリザヴェータは防空壕の陥落事故で意識を失い、瀕死の重傷を負っていました。なのでこれまでのことはミハイルの夢ということです。ミハイルは薄れゆく意識の中で医師が15分で自分の死亡診断書を書くと耳にします。ミハイルは何としてでもアレクセイへ手紙を届ける必要があり、過去の世界へ飛び立ちます。しかし過去に戻ったミハイルは砲撃に遭い、瀕死の状況に陥ってしまいます。
何とかアレクセイは生き残り、屋上で旗を振って援軍を呼びます。しかし敵の攻撃を受けてしまい、ミハイルは祖父アレクセイの身代りとなります。ミハイルは死の淵に立たされることになり、アレクセイに手紙を渡して意識を失います。するとミハイルは現実世界で意識を取り戻し、横にはエリザヴェータの姿がありました。そしてミハイルはエリザヴェータに愛の告白をし、駆けつけた父に笑顔を見せるのでした。
映画フロンティアの登場人物とキャスト
ミハイル・シューロフ役/パヴェル・プリルチニー
パヴェル・プリルチニーが演じるミハイル・シューロフは映画フロンティアにおいて主人公にあたる人物です。ミハエルは傲慢な性格をしたビジネスマンであり、都市開発の抗議運動を起こしたエリザヴェータに一目惚れをします。しかしミハイルは防空壕の陥落事故でタイムスリップすることになり、自身の祖父の歴史を知ることになります。
エリザヴェータ役/クリスティーナ・ブロスカヤ
クリスティーナ・ブロスカヤ演じるエリザヴェータは映画フロンティアにおいてヒロインにあたる人物です。エリザヴェータは考古学者であり、防空壕の調査を行う女性です。物語のあらすじにおいてエリザヴェータは防空壕の後を残すために抗議運動を起こすのですが、防空壕の陥落事故にミハイルと共に遭ってしまいます。その事故でエリザヴェータは意識を失うことになり、ミハイルは奔走することになります。
ニコライ・シューロフ役/アレクサンドル・コルシュノフ
アレクサンドル・コルシュノフが演じるニコライ・シューロフは映画フロンティアにおいて主人公ミハイルの父親にあたる人物です。元々ニコライは戦争孤児であり、愛情は弱い物だという思想をもっています。そのためニコライは息子のミハイルに自身の思想を教え、ミハイルは傲慢な男となってしまいます。
アレクセイ・シューロフ役/セミオン・トレスクノフ
セミオン・トレスクノフ演じるアレクセイ・シューロフとは映画フロンティアにおいてミハイルの祖父にあたる人物です。アレクセイは第2次世界大戦に父と兄の仇を取るために出兵し、兵の指揮を執ります。彼の存在が映画フロンティアの物語に大きな謎を残すことになり、ミハイルは過去の世界で自身の血筋を知ることになります。
映画フロンティアの謎をネタバレ解説
ネタバレ解説①防空壕
ミハイルは映画フロンティアのあらすじの中で防空壕の調査をします。その防空壕は戦争で多数の兵士が死亡した場所であり、エリザヴェータは身元の確認を取ろうとします。しかしミハイルとエリザヴェータは防空壕の事故に巻き込まれ、ミハイルは過去へ飛ばされてしまいます。もしかするとミハイルが飛ばされた場所は防空壕周辺だったのではないでしょうか。
ネタバレ解説②ミハイルが仕組んだ
ミハイルは採掘のため、自身の髪を触るを合図に大型トラックを防空壕に突っ込ませようとします。しかし部下は女性の髪の毛に触れたらと勘違いしており、誤ってミハイルとエリザヴェータがいる場所へトラックを突っ込んでしまいます。これにより防空壕が崩れ、ミハイルは過去の世界へ飛ばされてしまうことになります。
ネタバレ解説③ミハイルが兵士と会話ができる理由
当初過去にタイムスリップしたミハイルは当時の兵士に認識されておらず、銃で撃たれても体をすり抜けていました。しかし物語のあらすじがラストに近づくとミハイルは兵士に認識されるようになり、負傷することになります。おそらく当初兵士はミハイルとは全く関係がないので認識できなかったのではないでしょうか。それを証明するかのように、ミハイルが関係を持つようになったことで兵士はミハイルを認知するようになりました。
映画フロンティアに関する感想や評価
ロシア映画『フロンティア』。工事現場で第二次世界大戦時の塹壕跡が見つかり、主人公のビジネスマンが戦争当時へタイムスリップして自身の家族の姿を見ることに。詳細で過酷なレニングラード包囲戦の描写と共にコメディ要素も散りばめられ、チャラ男が次第に変わってゆくあたりもなかなか良かった
— bamako (@ikakene) May 28, 2019
ロシア発のSF映画フロンティアに関する感想では主人公が変わっていく姿が楽しめたという感想が寄せられていました。当初映画フロンティアの主人公は傲慢で非情な男性でした。しかしタイムスリップして過去を知ることで主人公は勇敢で心優しい人間に成長します。この主人公の成長も上記の感想の通り映画フロンティアの魅力となっています。
映画「フロンティア」2017年のロシアの作品。
— tak:C96土-南ヘ24a (@takafuni) February 23, 2019
見せ方が面白い。
ロシア発のSF映画フロンティアに関する感想で見せ方が面白いといった感想も寄せられていました。映画フロンティアはロシアのCG技術をふんだんに取り入れた作品となっており、ラストまで迫力あるシーンを楽しむことが出来ます。
フロンティア
— にったん (@akineko0131) February 9, 2019
ロシア🇷🇺の映画鑑賞終了〜
これは 途中から 展開が どんどん気になって
ラストは画面から目が離せず
早く!頑張って!って釘付けになる映画だった
いやー 間に海外ドラマ1本挟みながらだけどw
やっぱ 映画って 良いなぁ〜
外は 雪の粒が大きくなって ベランダに入り込んで来てるけど😂
ロシア発のSF映画フロンティアに関する感想ではラストまで飽きずに楽しめたという感想も見受けられました。本記事の最初にご紹介したように、ネット上で映画フロンティアは不評を集めています。しかし映画を観た視聴者の感想では上述のような感想を多く集めており、決してつまらない映画でないことが分かります。
映画フロンティアのネタバレまとめ
本記事ではロシア発のSF映画フロンティアについてあらすじや登場人物、感想などをまとめてネタバレ紹介させて頂きました。映画フロンティアはつまらないという意見が見受けられるのですが、迫力あるシーンや主人公の成長など魅力がたくさん詰まっており、つまらない映画ではありません。もしネット上の評判で見ることをためらっている方は本記事をご参考にして頂き、是非一度映画フロンティアをチェックしてみてください。