プリンセス・ブライド・ストーリーの映画は奇想天外で面白い!愛される理由とは?

公開から30年以上が経った現在でも色あせない魅力にあふれた映画「プリンセス・ブライド・ストーリー」。ウィリアム・ゴールドマンの長編小説「プリンセス・ブライド」を自身が脚色し「スタンド・バイ・ミー」のロブ・ライナー監督が制作した作品です。映画は、おじいさんが病気の孫のために素敵な物語を朗読するところから始まります。この記事ではプリンセス・ブライド・ストーリーを特集し、映画のあらすじから作中の名言の数々、豪華キャストや観た方の感想まで情報をまとめてお届けします!

プリンセス・ブライド・ストーリーの映画は奇想天外で面白い!愛される理由とは?のイメージ

目次

  1. プリンセス・ブライド・ストーリーの映画は奇想天外で面白い
  2. プリンセス・ブライド・ストーリーが愛される理由とは?
  3. プリンセス・ブライド・ストーリーのあらすじ
  4. プリンセス・ブライド・ストーリーのキャスト
  5. プリンセス・ブライド・ストーリーの名言
  6. プリンセス・ブライド・ストーリーに関する感想や評価
  7. プリンセス・ブライド・ストーリーの映画まとめ

プリンセス・ブライド・ストーリーの映画は奇想天外で面白い

プリンセス・ブライド・ストーリーとは

「プリンセス・ブライド・ストーリー」とは、1987年に公開されたアメリカ映画です。ウィリアム・ゴールドマンの長編小説「プリンセス・ブライド」を映画化した作品でゴールドマン自身が脚本を手がけました。

プリンセス・ブライド・ストーリーの概要

概要のイメージ

映画は、おじいさんが風邪をひいて寝ている孫のために物語を朗読するところから始まります。そのお話とは、美しい娘バターカップ(キンポウゲ)と彼女のハンサムな恋人ウェスリーが繰り広げるファンタジックな冒険物語でした。

プリンセス・ブライド・ストーリーを監督したのは「スタンド・バイ・ミー」のロブ・ライナー。出演はヒロイン・バターカップ役にロビン・ライト、彼女の恋人ウェスリー役にケイリー・エルウニスほか。1987年トロント国際映画祭で最高賞のピープルズ・チョイス・アウォードに輝きました。

ファンタジーとコメディとホラーな作品

ファンタジーのイメージ

プリンセス・ブライド・ストーリーは全編通して観るとファンタジー作品と言えるのですが、登場人物の所作やユーモアあふれる話し方はコメディです。一方、人物によっては表情や外見が不気味でホラー映画のようでもあります。1つのジャンルにカテゴライズできない多彩な魅力のある映画となっています。

奇抜なストーリー展開

プリンセス・ブライド・ストーリーの特徴の1つに、次々に現れる奇抜なストーリー展開が挙げられます。例えば、ウェスリーが「海賊ロバーツ」を名乗るようになった経緯をバターカップに説明するシーン。

ウェスリーが船に乗り込んだ時、船には「海賊ロバーツ」を名乗る男がいました。ところが、この「海賊ロバーツ」という男は本名をライアンといい、先代の海賊ロバーツから名前を襲名していたのです。その襲名の仕方は次の通りです。

海賊ロバーツ(ライアン)が、ウェスリーをロバーツと呼び始めます。それを何度も繰り返し他の船乗りたちがウェスリーをロバーツだと思い込んだのを見計らって、ライアン(それまでの海賊ロバーツ)が人知れず船を後にするという方法です。海賊ロバーツを演じるのに飽きると、自分の代役を見つけては入れ替わっていくのです。

監督はロブ・ライナー

映画プリンセス・ブライド・ストーリーを指揮したのは、1947年3月6日アメリカ/ニューヨーク市ブロンクス生まれの映画監督ロブ・ライナーです。映画ファンなら誰しも一度は聞いた(観た)ことがある「スタンド・バイ・ミー」の監督です。

父も映画監督という家庭に育ち幼少の頃からテレビ番組に出演。その後、映画やテレビへの出演でキャリアを重ね、「All in the Family」で2度にわたりエミー賞助演男優賞を受賞しました。

1984年『スパイナル・タップ』で映画監督デビュー、1986年の「スタンド・バイ・ミー」の大ヒットにより人気監督となりました。以降、1990年の映画「ミザリー」でスリラー路線に切り込み、1992年の映画「ア・フュー・グッドメン」では法廷サスペンスと新たなジャンルに挑戦し成功を収めています。

プリンセス・ブライド・ストーリーが愛される理由とは?

愛される理由①色あせることのない物語

愛のイメージ

映画プリンセス・ブライド・ストーリーは、おじいさんが病気で伏せっている孫に物語を朗読してあげるところから始まります。おじいさんが選んだのは、決して色あせることのない真実の愛についての物語でした。

愛される理由②戦いがカッコイイ

愛される理由その2は、作中でのカッコいい戦いです。戦い方は昔ながらの決闘スタイルをとっています。それが実現したのには剣の指導を行ったボブ・アンダーソンの功績が大でしょう。

「スター・ウォーズ」や「ロード・オブ・ザ・リング」で剣の指導を行ってきたアンダーソンの手にかかりイニゴとヴァレリーの決闘シーンは、エレガントな中にもユーモアを称えた最高のクオリティと評判になりました。

愛される理由③巨人の演技

今や伝説の巨人プロレスラーとなったアンドレ・ザ・ジャイアント。プリンセス・ブライド・ストーリーでアンドレが演じるのは巨人フェジクです。

巨体に似合わないアンドレのおちゃめな演技は、プロレスラーとしての彼からは想像もつかない素晴らしい出来栄えでした。身長223cm、体重236kgの巨体を生かしジャイアント馬場やアントニオ猪木とも対戦したアンドレ。日本でのニックネームは「人間山脈」、彼のファイトシーンは今でもプロレスファンの間で語り草となっています。

愛される理由④描かれる真実の愛

「プリンセス・ブライド・ストーリー」にはファンタジーやコメディー、ホラーの要素が織り込まれていることは前述の通りですが、究極のラブストーリーでもあります。特に幾多の困難を乗り越えたウェスリーとバターカップが交わすキスシーンは、映画史に残る感動の名シーンとの感想を抱くファンも多くいます。

愛される理由⑤迫力ある動物

噴き上げる炎のイメージ

バターカップとウェスリーは手を携えて3つの脅威が潜む炎の沼を通り抜けます。この3つの脅威とは、噴き上げる炎、超流砂、そして巨大なネズミでした。とりわけ、ネズミの大きさは印象的で迫力があります。

愛される理由⑥イニゴの魅力

父を殺した6本指の男に復讐を果たすことを誓う剣の名手イニゴ。彼の剣の腕前や訛りのある独特の喋り方、美しい髪などが女性のみならず男性をも魅了して止みません。

愛される理由⑦残された謎

本作では作中で明かされることのなかった謎がたくさんあります。例えば、巨人のフェジクとビジニの過去には何があったのか?イニゴがどのようにして優れた剣術使いになったのか?などなど。こうした気になる謎が映画にミステリアスな魅力を与えているのではないでしょうか?

愛される理由⑧夢のストーリー

夢のイメージ

本作には、ウェスリーとバターカップとの愛やイニゴとフェジクの友情、アイロニーに満ちたコメディ的要素、そしてスペクタクル冒険活劇など様々なジャンルを取り込んで構成されています。映画の最後で病気の孫はおじいさんに明日も物語の続きを読んでほしいと頼みます。病気の男の子が引き込まれてしまう夢のあるストーリーなのです。

愛される理由⑨ロビン・ライトの代表作

アメリカを代表する名女優のロビン・ライト。代表作には映画では「フォレスト・ガンプ/一期一会」や「アンブレイカブル」、テレビドラマでは 「ハウス・オブ・カード野望の階段」などがあります。そんな彼女を一躍スターダムに押し上げたのが本作です。プリンセス・ブライド・ストーリーにはロビンの魅力が詰め込まれているといっても過言ではないでしょう。

愛される理由⑩本物の友情

物語のた縦糸がウェスリーとバターカップの愛だとするなら横糸はイニゴとフェジクの友情です。彼らの友情は固く結ばれた本物の友情でした。

映画の原作、ウィリアム・ゴールドマンの小説「プリンセス・ブライド」で、イニゴはフェジクに「ほとんどの人間は俺たちほど幸福にならずに死んでいくんだ」と語っています。

愛される理由⑪キャストが豪華

豪華のイメージ

プリンセス・ブライド・ストーリーが愛される理由には、何と言ってもキャストの豪華さが挙げられるでしょう。ケイリー・エルウィス、ロビン・ライト、マンディ・パティンキン、アンドレ・ザ・ジャイアントは言うに及ばず、「恋人たちの予感」で知られるビリー・クリスタルや人気ドラマ「ゴシップガール」でサイラスを演じたウォーレス・ショーンも出演者に名を連ね話題となりました。

愛される理由⑫ウェスリーが美しい

プリンセス・ブライド・ストーリーではウェスリーを演じたケイリー・エルウィスの美しさに心を奪われた女性も多かったと言われています。ケイリーはイギリス出身の俳優で本作のほか、2004年のホラー映画「ソウ」や2007年の映画「幸せのルールはママが教えてくれた」などに出演しています。

愛される理由⑬心温まるストーリー

心が温かくなるイメージ

愛される理由、最後は「心温まるストーリー」です。「プリンセス・ブライド・ストーリー」が30年の時を経ても愛され続ける理由はこのことに尽きるのではないでしょうか?王女の誘拐や勇敢な剣士イニゴ、手を携え試練を乗り越えるバターカップとウェスリーなど魅力の数々を紹介してきましたが何より大切なのが真実の愛なのです。

プリンセス・ブライド・ストーリーのあらすじ

あらすじ①タイトルは「プリンセス・ブライド」

ここからは映画プリンセス・ブライド・ストーリーのあらすじを紹介します。病気で寝ている孫の男の子のためにをおじいさんが物語の朗読を始めます。その本のタイトルは、「プリンセス・ブライド」でした。

あらすじ②気付いた愛

フローリン国の農場でのびのびと育った、乗馬を得意にする美しい娘バターカップ。農場の仕事を手伝うウェスリーも美しい青年でした。バターカップがわざと意地悪な命令をしても、ウェスリーは「仰せの通りに」と笑顔で従います。いつもウェスリーに馬の世話を命じるバターカップでしたが、ある時ウェスリーのことを男性として意識している自分に気づきます。

あらすじ③愛する人の死

バターカップとウェスリーは間もなく恋に落ち愛を確かめ合いますが、薄給のウェスリーには結婚生活を送るだけの十分な財力がありません。そこで、ウェスリーはお金を稼ぐために海外へと旅立ちます。

ところが暫くして、バターカップの元へ訃報が届きます。ウェスリーが航行中にロバーツという海賊に襲われ殺されてしまったということでした。

あらすじ④5年後

ウェスリーの訃報から5年後、フローリン国の王子フンパーディンクが婚約を公表します。フィアンセは、農場に住むお転婆娘だったバターカップです。王子は、1ヵ月後に迫ったフローリン国建国500周年の記念日に挙式すると宣言します。バターカップの方は王子には愛を感じていませんでしたが、国王の命令とあれば従うしかありませんでした。

あらすじ⑤誘拐

フンパーディンク王子のフィアンセとなったバターカップは、ある日3人の男たちに誘拐されてしまいます。誘拐の目的は、バターカップの死体を隣国に置いてフローリン国に隣国を攻撃させようとするものでした。策略に巻き込まれたバターカップは、船に乗せられ海上を運ばれていきます。

バターカップを誘拐した男たちは、名前をイニゴ、ビジニ、そしてフェジクと言いました。暫くして3人は後ろからついて来る1隻の船に気づきます。船が「乱心の崖」に到着すると、3人はバターカップを連れて船を降りると崖を登りだしました。

あらすじ⑥黒装束の男

崖を登る途中でイニゴは、仮面をつけた黒装束の男が少し遅れてロープ伝いに登ってくるのに気づきます。先頭の巨人フェジクが崖の上に着いたところでビジニがロープを切りますが、黒装束の男は崖から落ちることはありませんでした。ビジニはイニゴに黒装束の男を殺すよう言うと、バターカップを担いだフェジクと共に先を急ぎます。

あらすじ⑦イニゴの過去

崖をロープ無しで登る黒装束の男に、「待ってられない」とイニゴはロープを投げてやりました。男は礼を言い崖を登り切ります。イニゴは男に突然自分の過去を語りだします。11歳の時イニゴは父親を殺された上、両頬に傷を付けられました。それからイニゴは父親の仇を打つため剣の腕を磨きました。

イニゴと黒装束の男の戦いは黒装束の男の勝利に終わります。男はイニゴを気絶させるとバターカップたちの後を追いかけます。黒装束の男が追ってくるのを見たビジニは、フェジクに男を殺せと命じます。フェジクと黒装束の男の格闘が始まりますが、この戦いでも男が勝利を収めます。

ついにバターカップたちに追いついた黒装束の男は、ビジニに頭脳戦を仕掛けます。2つのワイングラスのひとつに毒を入れビジニに一つを選ばせました。男の裏を掻こうとしたビジニでしたが、結局毒を飲んで死んでしまいました。

あらすじ⑨黒装束の男の正体

黒装束の男はバターカップを連れて逃げます。バターカップは、その男がウェスリーを殺した海賊ロバーツだと睨みます。突然ロバーツが「なぜ王子と婚約したんだ」と尋ねると、バターカップは「私はあの日に死んだのよ」と言って彼を突き飛ばします。バランスを崩して「おおせの通りに」と叫びながら斜面を転がり落ちるロバーツ。その言葉で男がウェスリーだと気づいたバターカップは斜面を転がって後を追います。

下まで転がり落ちたバターカップはウェスリーと熱いキスを交わします。その時、後から船で追いかけてきた王子ら一行がすぐ近くに迫ってきました。急いで逃げる2人でしたが、走りながらウェスリーはこれまでの経緯を説明します。航海中出会った海賊ロバーツと意気投合すると彼の名前を襲名したのです。

話に夢中になり誤って2人は穴に落ちてしまいます。穴から脱出すると今度は巨大ネズミが待っていました。ウェスリーはネズミを倒しますが、王子たちに見つかってしまいます。

あらすじ⑩捕まったウェスリー

バターカップはウェスリーを助けるため、自分が王国に戻るのでウェスリーを自由にして欲しいと持ちかけます。王子は、渋々了承しバターカップを連れて来た道を引き返します。その上で王子は手下に命じてウェスリーを「絶望の穴」という拷問部屋に監禁させます。

王国に着いたバターカップは結婚するくらいなら死ぬと言い出します。王子は手紙を4通書くよう提案、それをウェスリーに見せて彼が手紙の内容を承諾したらバターカップは自由放免、もし承諾しなかったら予定通り結婚して欲しいと持ちかけます。バターカップは了承します。

あらすじ⑪誘拐した黒幕

黒幕のイメージ

王子は森にフィアンセをつけ狙う者が潜んでいるとして、森の住人を捕らえるよう部下のイエリンに命じます。その森ではフェジクが病気のイニゴに再会します。そして崖で戦った黒幕のルーガン伯爵がイニゴの父を殺した犯人と同じく指が6本だったと伝えます。父の仇を打つのに2人では足りないと考えたイニゴの脳裏には、例の黒装束の男が浮かびます。

あらすじ⑫死んだウェスリー

死のイメージ

王子の嘘を見抜いたバターカップは王子に毒づきます。怒った王子はバターカップを城に閉じ込めて、ウェスリーのいる絶望の穴に向かいます。そしてウェスリーに激しい拷問を加えます。ウェスリーは絶叫を上げて死んでしまいました。

あらすじ⑬ウェスリーの蘇生

ウェスリーの悶絶の声を聞いたイニゴとフェジクは森で絶望の穴を見つけます。そこで息を引き取ったウェスリーを発見した見たイニゴは、「奇跡屋マックス」のところへ彼を運び込みます。奇跡屋マックスはイニゴに蘇生薬を渡します。

イニゴとフェジクは、早速ウェスリーに秘薬を飲ませます。すると暫くして、何とウェスリーが息を吹き返しました。

あらすじ⑭挙式

ウェスリーが蘇生した日の夕暮れ、お城では王子とバターカップの結婚式がが執り行われました。城門では、巨人フェジクが海賊ロバーツの格好をして、3人で門を突き破ります。イニゴは念願かなって父の仇、ルーガンとの決闘に臨みます。逃げ回るルーガンに追い駆けるイニゴ。ところが窮地に立ったルーガンが投げたナイフがイニゴの腹に命中してしまいます。

一方、バターカップは結婚式を終えた後自殺しようと自室に戻ります。すると部屋のベッドに何とウェスリーが寝かされているのを発見、歓喜の声を上げました。

あらすじ⑮イニゴの復讐

腹を刺され苦しむイニゴでしたが、「俺の名前はイニゴ・モントヤ。よくも父を殺したな。覚悟しろ」と叫びながらルーガンを追い詰めていきます。そしてルーガンの両頬に、自分と同様の傷をつけると遂に復讐を果たしました。

あらすじ⑯王子の降参

ウェスリーに王子との結婚を謝るバターカップ。しかし、誓いの言葉を言っていなかったことから、厳密には結婚したことにはなりません。そんな時、王子が部屋に入ってきます。ウェスリーが剣を突きつけると王子はすんなりと降参しました。

あらすじ⑰結ばれた2人

結婚のイメージ

城の外にはフェジクが馬を4頭従えて待機していました。ウェスリーとバターカップ、そしてイニゴの3人は窓から外に出て、馬に乗って去っていきました。その後ウェスリーとバターカップはめでたく結ばれたのでした。

あらすじ⑱おじいちゃんと孫

おじいさんが話してくれた物語の虜になった孫は「おじいちゃん、明日も本を読んでちょうだい」とお願いします。おじいさんは、「おおせの通りに」と言うと部屋を後にしました。

プリンセス・ブライド・ストーリーのキャスト

キャスト①ロビン・ライト

ここからはプリンセス・ブライド・ストーリーに出演した豪華キャストを紹介していきます。まず、ヒロイン・バターカップを演じたのは、 1966年4月8日にアメリカ/テキサス州ダラスに生まれた女優ロビン・ライトです。彼女は1987年本作で映画デビューを飾ると、1994年の「フォレスト・ガンプ/一期一会」で主人公が恋するヒロインを演じて一躍注目を集めます。

近年では大ヒット映画「ワンダーウーマン」に出演したり、2013年からは人気テレビシリーズ「ハウス・オブ・カード」に出演しゴールデングローブ賞女優賞を受賞しています。

キャスト②ケイリー・エルウィス

主人公ウェスリーを演じたのは、1962年10月26日 イギリス/ロンドンに生まれた俳優ケイリー・エルウィスです。1983年映画「アナザー・カントリー」でデビューします。その後、「ホット・ショット」や「ロビン・フッド/キング・オブ・タイツ」などのコメディ作品からホラー映画「ソウ」まで幅広い作品で活躍しています。

キャスト③アンドレ・ザ・ジャイアント

優しい巨人フェイグを演じたのは、フランス生まれのプロレスラー、アンドレ・ザ・ジャイアント(1946年5月19日-1993年1月27日)です。

本作の魅力の項で説明しましたが、巨体を生かした得意技ジャイアント・プレスなどを引っ提げて日本を含む世界各地でプロレスファンを魅了しました。

キャスト④クリス・サランドン

フンパーディンク王子を演じたのは、1942年7月24日アメリカ/ウェストヴァージニア州生まれの俳優クリス・サランドンです。1975年「狼たちの午後」でアル・パチーノの同性婚の妻を演じアカデミー賞にノミネートされます。その後1976年「リップスティック」や1985年「フライトナイト」などの映画や「ER緊急救命室」や「LAW & ORDER」などのテレビシリーズで活躍しています。

キャスト⑤マンディ・パティンキン

イニゴを演じたのは、1952年11月30日アメリカ/イリノイ州生まれの俳優マンディ・パティンキンです。テレビドラマでキャリアをスタートさせた後、ブロードウエイに進出。1979年ミュージカル「エビータ」でトニー賞を受賞します。また1995年のドラマ『シカゴ・ホープ』ではエミー賞を受賞するなど近年ではテレビドラマを中心に活躍しています。

キャスト⑥ビリー・クリスタル

奇跡屋マックスを演じたのは、1948年3月14日アメリカ/ニューヨーク州生まれの俳優でコメディアンのビリー・クリスタルです。スタンダップ・コメディアンとしてキャリアをスタートさせ、人気番組「サタデー・ナイト・ライブ」へ出演し、エミー賞に6回輝いています。

また、1978年に「RabbitTest」で映画デビューを果たすと、「恋人たちの予感」や「シティ・スリッカーズ」など数々の映画に出演しています。

キャスト⑦クリストファー・ゲスト

サドのルーガン伯爵を演じたクリストファー・ゲストは、1948年2月5日アメリカ/ニューヨーク州生まれの俳優で映画監督・脚本家でもあります。

1984年の「スパイナル・タップ」では、自ら脚本を書きおろし主演も務めています。この作品では、架空の音楽バンドを作り、全米ツアーに密着するというスタイルをとり注目を集めました。同様の手法で「ドッグ・ショウ!」や「みんなのうた」を制作しています。

キャスト⑧ピーター・フォーク

映画の冒頭とエンディングに登場するおじいさんは、刑事コロンボでおなじみのピーター・フォーク(1927年9月16日-2011年6月23日)が演じています。

ピーターは3歳の時に右目を腫瘍のために失い、以降義眼をしていました。学生時代から演劇に興味を抱き、1958年「ジャングル・ガードマン」で映画デビューします。1968年「刑事コロンボ/殺人処方箋」で演じた主人公コロンボ役は後に彼の代名詞ともなります。また映画では「カリフォルニア・ドールス」「ベルリン・天使の詩」などで名バイプレイヤーとして存在感あふれる演技で観客を魅了しました。

キャスト⑨フレッド・サベージ

映画冒頭とエンディングに登場する病気の孫を演じたのは、 1976年7月9日アメリカ/イリノイ州生まれの元子役で俳優、声優、映画監督のフレッド・サベージです。

4歳で映画デビューしたフレッドは、ドラマ「素晴らしき日々」のケビン・アーノルド役で知られるようになりました。その後、2007年には映画「チャーリーと18人のキッズ in ブートキャンプ」で監督デビューを飾り、全米監督協会の監督賞にもノミネートされています。

キャスト⑩その他

プリンセス・ブライド・ストーリーのその他のキャストを紹介します。ビジニを演じたウォーレス・ショーンは、1943年11月12日アメリカ/ニューヨーク生まれの俳優・劇作家です。1979年ウディ・アレンの「マンハッタン」で映画デビューし、以降もアレンの映画の常連です。

また、ヴァレリーを演じたキャロル・ケインは1952年6月18日アメリカ/オハイオ州生まれの女優・声優です。テレビドラマシリーズの「Taxi」ではエミー賞を受賞しています。ほかには、映画「アダムスファミリー2」での祖母役で有名です。

プリンセス・ブライド・ストーリーの名言

名言①「仰せの通りに」

名言のイメージ

ここからはプリンセス・ブライド・ストーリーの名言を紹介します。最初に紹介する名言は映画史に残るとされる名言「仰せの通りに」です。この名言は主人公ウェスリーの決まり文句ともなっています。バターカップの命令に対し必ず「仰せの通りに」とこの名言を返すのです。

さらにこの名言はピーター・フォーク演じるおじいさんの口からも飛び出しました。エンディングで孫にまた物語を読んで欲しいとお願いされ、おじいさんは嬉しそうに「仰せの通りに」とこの名言を使いました。

名言②「やあ。俺の名前はイニゴ・モントーヤだ。…」

次の名言は「やあ。俺の名前はイニゴ・モントーヤだ。よくも父を殺したな。覚悟しろ!」です。この映画の登場人物のセリフは俗っぽいものが多いのですが、一度耳にすると忘れられない名言となっていることも事実です。イニゴが父を殺した仇と一戦を交えるときに言ったのがこの名言でした。わかりやすく記憶に残る名言と言えるでしょう。

プリンセス・ブライド・ストーリーに関する感想や評価

感想・評価:シュールなラブコメ!

プリンセス・ブライド・ストーリー特集記事の最後に、映画を観た方の感想や評価を紹介します。最初の感想・評価は、この映画が「シュールなラブコメ」という方の感想です。さらに単なるラブコメに止まらずカルト要素もあると感想を述べていました。

感想・評価:壮大な真実の愛の物語!

次の感想・評価は、ベッドサイドで語るお話が実写で繰り広げられユーモアが溢れていたという感想を持った方です。とりわけピーターフォークやマンディ・パティンキンら脇役の演技が素晴らしかったと感想を述べていました。

感想・評価:子供向けに工夫も!

最後の感想・評価は、映画の構成に小さい子どもにも興味を持ってもらえるような工夫を各所でなされていたという感想です。さらに現在のちびっ子に語る場合には、もっと別の工夫も必要では?と感想だけでなく提言を投げかけていました。

プリンセス・ブライド・ストーリーの映画まとめ

ここまで「プリンセス・ブライド・ストーリー」を特集し、映画のあらすじはもとより制作から30年経ってなお愛される理由や作中の名言、さらには映画を観た方の感想・評価までお届けしてきました。

過去に観た方でもこの記事を参考にして改めて鑑賞すると、一度では気づかなかった新たな魅力を発見されるのではないでしょうか?

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