クローズの芹沢多摩男(山田孝之)が強くてかっこいい!魅力と名言を紹介
累計発行部数が3200万部を超える、高橋ヒロシによるカリスマ的大人気コミック「クローズ」に登場する、とにかく強い芹沢多摩男の魅力に迫ります。実写映画化されたクローズには人気俳優が多数出演していますが、その中でも絶大な人気を獲得している山田孝之が芹沢の役を務めています。今回は芹沢のかっこいい名言や画像と共に山田孝之の紹介もしているので、ファンの方はぜひこのまとめをご覧ください!
目次
「クローズ」とは?
クローズは、高橋ヒロシによる累計発行部数が3200万部を超える大人気不良漫画で1990年から1998年まで月刊少年チャンピオンで掲載されていました。2007年にクローズを原作とした「クローズZERO」2009年に続編「クローズZERO II」2014年には第3作「クローズEXPLODE」が実写映画化されました。超不良校・鈴蘭男子高校に転校してきた坊屋春道を元に、強い相手と喧嘩を重ねながら友情を育んでいく様子が描かれています。
実写映画は、坊屋春道が鈴蘭に転校する1年前を描いた完全オリジナルストーリーです。原作者の高橋ヒロシは、クローズ連載中の頃から実写映画化の話しをすべて断っていましたが、完全オリジナルストーリーという条件で実現しました。また「クローズゼロ」には全部壊してゼロになれ、という意味合いが込められているそうです。
クローズの芹沢多摩男のプロフィール
クローズの登場物の中でも特に人気の高い芹沢は、鈴蘭高校の23期生で芹沢軍団の頭で、鈴蘭の頂点に最も近いほど強いと言われ、「百獣の王」の異名を持っています。戦闘ではドロップキックやバックドロップなどのかっこいいプロレス技を多く使い、近接戦闘を好んでいます。免許を持たずにバイクに乗り、実家は農家で貧乏です。また、警察にも目を付けられていますが本人は自分のことをヤンキーとは思っていないと語っています。
クローズの芹沢軍団とは?
クローズに登場する芹沢軍団は、芹沢多摩男をトップとした鈴蘭の巨大派閥で、個性豊かなメンバーが揃っており、クローズの世界で強烈なインパクトを残しています。芹沢軍団のメンバーを紹介していきます。
辰川時生
芹沢と同じクラスの3年A組で、芹沢軍団のナンバー2です。解離性脳動脈瘤を患っていたのでG.P.Sとの抗争に不参加しました。G.P.Sとの抗争後、病気に打ち勝ち無事退院しました。
戸梶勇次
芹沢軍団のナンバー3で、同じく3年A組です。芹沢軍団の頭脳派と言われています。鈴蘭1の切れ者であり、通称「金狼」の伊崎を多人数で襲ったり、滝谷達や阪東達を間にいざこざを起こし共倒れを目論み卑怯な手を使います。G.P.Sとの抗争では犬猿の中である伊崎との戦闘で敗れます。
三上学
3年B組を仕切る三上兄弟の兄でリーゼントにマスクというスタイルで、通称「極悪ツインズ1」と名乗っています。3年のトップを決めるために芹沢に弟の毅と共に勝負を挑みましたが、あっさり敗北してしまいます。その後、芹沢軍団入りを表明し、G.P.Sとの抗争で牧瀬と戦闘しますが負けてしまいます。
三上豪
同じく3年B組で三上兄弟の弟で通称「極悪ツインズ2」です、黒髪にパンチパーマというスタイルです。兄との連携技を得意としています。
筒本将治
芹沢の中学時代の後輩でドレッドヘアーにしています。2年にして唯一の幹部です。中学時代は柔道日本選手権にも出場していて柔道技が得意です。G.P.Sとの抗争では途中参加してきた阪東のひざ蹴りで敗れて敗北してしまいます。
クローズの芹沢を演じた山田孝之とは?
生年月日:1983年10月20日、出身:鹿児島県、血液型:A型、趣味:散歩、所属事務所:スターダストプロモーションです。姉と買い物をしていた時に、女の子と間違えられてスカウトされて芸能界に入り、1999年にドラマ「サイコメトラーEIJI」で俳優デビューをします。本人は、この可愛いと言われる自分のビジュアルが嫌いだったと後に語っています。
山田孝之は、コミカルな役からシリアスな役まで、実に様々な役を演じることができ、その幅の広さから「カメレオン俳優」とも呼ばれています。これまでは「電車男」や「世界の中心で愛を叫ぶ」などの感動的な作品に出演していましたが、そればかりでは自分が楽しくない上に、変化が欲しくなり「クローズ ZERO」で強い不良の芹沢の役を演じることが今までのイメージを変える絶好のチャンスだと思った、と語っています。
クローズの山田孝之が芹沢にかけた思い
クローズでかっこいい不良役をやることで自分のイメージを崩したかった山田孝之はこの映画で失敗したら、役者はもうダメだろうとすら考えていたようです。しかし成功したら、ここから仕事の流れも変わって見られ方も変わる、と思い全身全霊でこの作品に挑んだそうです。その後クローズが公開され、友人や関係者から「良い意味でイメージが変わった」や「全然違う一面が見れた」などと言われ大成功を収めました。
クローズ出演のためにヒゲを生やし、前髪を上げて外見のイメージを変えた山田孝之は、源治役の小栗旬にボクシングジムに連れて行ってもらいます。格闘技の経験が全くなかった山田孝之は、ボクシングジムでパンチやアクションを習うよりも敗北感を味わうために、1度KOをして欲しいと頼んだこともあるそうです。
クローズの続編はやりたくなかったという思いがあったそうですが、「芹沢は誰にも渡さないし、誰が演ったって俺が演じるのが1番いいと思っています」と語っています。後編では前作で見せたかっこいい、強いだけの芹沢だけではなく、落ちた感じや落ち着いた感じの別のところを見せるようにしたそうです。山田孝之のクローズのへの思いの強さが続編では前作にない魅力を持った芹沢を作り上げていました。
クローズの芹沢の強さ
実家は「劉生会」というヤクザでその組をもらうべく、不可能と言われている鈴蘭制覇を目指し転入してきた3年の滝谷源治と、彼の人望に惹かれて仲間になった者たち「G.P.S(ゲンジ・パーフェクト・制覇)」との抗争では、源治との壮絶な一騎打ちの末、惜しくも敗北してしまった芹沢ですが、続編ではG.P.Sの伊崎にドロップキックで勝利しています。
鈴蘭の最大の対抗勢力とも言われる不良高校である鳳仙学園、患部以外は丸坊主という鉄の掟をある通称「スキンヘッド軍団」との抗争では、芹沢は鳳仙2年の漆原と闘います。漆原は芹沢と戦闘中に「芹沢に憧れており、芹沢を倒した男と呼ばれたい」と発言しています。源治が漆原に「ハズレくじ引いたな」という台詞をかけ、漆原は静かに怒り狂う芹沢に圧倒されます。漆原に芹沢は苦戦しますが最後は空中蹴りによって勝利します。
クローズの芹沢の魅力
山田孝之が演じる芹沢は、小柄で茶目っ気もありとても自然体ですが強いオーラが滲み出ています。挑まれる喧嘩は買いますが、自分からは仕掛けない芹沢はとても大人に見えます。クライマックスの戦闘シーンでは、雨の中、皆が傘を投げ捨て闘っている時に彼は傘をゆっくりたたみ、丁寧に地面に起き、準備運動をするかのように肩をゆっくりと回し、力いっぱいの両拳を突き上げ咆哮するとても印象的でかっこいいシーンがありました。
全く周りが見えていないクローズの主人公であり最凶の転入生でG.P.Sの頭である源治をたしなめたり、芹沢軍団を寝返った三上兄弟に対しても寛大であったりと人間的器量の大きさがうかがえるシーンもあります。
クローズの芹沢の名言
クローズに登場する強いだけではなく、仲間想いの芹沢の魅力が詰まった名言をいくつか紹介していきます。芹沢はかっこいい名言だけではなく、思わず笑ってしまうような名言も残しています。
「新参者に鈴蘭の看板はおもてぇなあ」
かつて鈴蘭と熾烈な抗争を繰り返すしていた鳳仙との停戦協定が破られた際に芹沢が源治へかけた言葉です。
「うちの大将にずいぶんなことしてくれるじゃねえか!」
鳳仙へ1人で乗り込み、1対100人の喧嘩をしようとしていた源治を鈴蘭のメンバーが助けに集まった時に、芹沢が鳳仙にかけた言葉です。
「お前に賭けてんだ、負けんなよ」
源治が林田恵、通称「リンダマン」と戦っている時に芹沢が掛けた言葉です。リンダマンは鈴蘭史上最強と謳われており、鈴蘭制覇には関わっていませんが「別格」や「怪物」と呼ばれ、その実力は源治や芹沢をも超えています。「卒業タイマン」での源治との一騎打ちでは、片膝をつくシーンもありましたが圧倒的な力の差を見せつけ勝利しました。
「勝って時生に自慢してやろうぜ」
手術のためにG.P.Sとの抗争に参加ができなかった芹沢軍団の時生のことを想った芹沢が、戦闘中に戸梶に言った言葉です。
「俺と見る景色はいつまでも変わんねぇよ」
源治と時生は中学の時の友達なので、子供の頃の思い出を芹沢に話しているシーンで、時生が「源治は変わらないと思っていたけど、もうあいつとは関係ない」と芹沢に宣言します。ただ一言「そうか」と言って立ち去ろうとする芹沢に、時生が「俺とお前もいつかは変わるのかな」と呼びかけ、その時に芹沢が答えた台詞です。この台詞の続き芹沢は時生に「お前は、のんびりしてりゃいい」という言葉を掛けます。
「貧乏人は強ぇぞ!」
時生が倒れて入院した後の源治との会話で言った言葉です。またこの他にも、冒頭で警察とのカーチェイスのシーンでは「貧乏人なめんなよ」と発言したり、源治に麻雀卓ウィ倒されたことに怒り「生活かかってんだぞ」などの名言も残しています。
魅力たっぷりの「百獣の王」芹沢
以上がクローズに登場する芹沢のまとめです。芹沢の名言や魅力を紹介していきましたが、いかがだったでしょうか。体は小さいのに打たれ強く、普段はお茶目なのに喧嘩になるとドロップキックや飛び蹴りなどの多彩な喧嘩技法で圧倒的強さを見せつけています。そして何よりも強いだけではなく、皆に慕われ人望がある魅力的な芹沢を一層好きになった読者もいるのではないでしょうか?
またかっこいい役からコミカルな役まで幅広くこなせる山田孝之のこれからの活躍にもますます期待です!