佐々木望の声が低音ボイスに変わった？浦飯幽助など担当アニメキャラ一覧

佐々木望は広島県広島市出身で1967年1月25日生まれの2019年6月現在52歳で、身長160センチ、血液型O型です。声優の他にもナレーターや歌手の仕事もしており、マルチな活動を見せています。声優としてデビューしたのは1986年で、アニメ『ドテラマン』が初出演作品となりました。事務所は『アーツビジョン』に所属していましたが、退所後にフリーを経て『81プロデュース』となり、その後またフリーへと戻っています。

そんな佐々木望は独特な声質やかわいいルックスも相まって1990年代に爆発的な人気を誇った声優の1人で、声優雑誌や情報バラエティ番組『はなきんデータランド』の声優ランキングでは度々1位を獲得するほどでした。趣味は読書と語学で、多くの国の言葉を学んでいますが、特に英語が得意であるため海外でのアニメイベントでは通訳を付けずに全て自分でインタビューに答えるという実力の高さを見せています。

佐々木望と言えば高い声が最大の魅力で、年齢の低い少年役などを多く演じてきました。この可愛くもかっこいい透き通った声によって1990年代は主人公やメインキャラを多く演じてきており、多くの女性ファンから圧倒的な支持を得る結果となります。しかし、経歴を重ねるごとに声質が低く変化し、2000年代からは以前とは別人のような声となってしまいました。

佐々木望はアイドル声優の先駆け的存在となっていました。高い声質によって人気となった事によって1989年から歌手活動もスタートして多くのシングル、アルバムをリリースし、1995年にはコンサートツアーも行なっています。佐々木望のこの活動によって声優の音楽活動が常識化し、近年での声優達の音楽活動の基盤を作る事になりました。

佐々木望はアニメはもちろん、洋画や海外ドラマの吹き替え声優としても活躍しています。海外作品で最も有名と言っても過言では無いのが1990年からアメリカで放送が開始された『ビバリーヒルズ高校白書』のデビット・シルバーです。元気で可愛い後輩キャラといった立ち位置で、佐々木望にぴったりの役柄となっていました。続編の『ビバリーヒルズ青春白書』でも続投となり、長い期間演じ続けた佐々木望にとって大切な役です。

声が低く変化したという事で話題となった佐々木望ですが、ファンからは『タバコや酒で喉が壊れた』『喉の病気になって手術をした』などの意見が飛び交いました。しかし佐々木望本人は『喉の病気もしていないし、一切手術もしていません』と、噂を否定する発言をしていました。佐々木望と親しい人物からの話によると、『とある作品で喉を酷使した事が原因です』と述べており、その作品とは『幽遊白書』だという事が分かりました。

佐々木望は『幽遊白書』で主人公である浦飯幽助の声を担当しましたが、浦飯幽助はかなりの熱血キャラで、叫ぶ事が非常に多かったため、声が変化する原因を作ったという事です。しかし佐々木望は声質が変化する原因となった『幽遊白書』の浦飯幽助については『その作品に迷惑がかかるかもしれないから』という理由でタイトルやキャラの発表をしておらず、原因についてはこれからもずっと説明する事は無いと語っていました。

また、佐々木望は浦飯幽助以外にも叫ぶ役を立て続けに演じ続け、その事が原因で喉が炎症を起こしてしまったとも言われています。さらに佐々木望は今までの発声方法に無理があった事も原因として指摘されており、トレーニングによって発声方法を変化させたという事でした。浦飯幽助で叫び続けた事で喉を壊し、さらに発声方法も変えたという事で、以前のような高い声ではなくなってしまう事は当然となっています。

また、『ビバリーヒルズ高校白書・青春白書』にてデビット役を演じたという事は先述しましたが、デビットの成長に合わせて佐々木望も声を低く変化させており、それによって声が低くなってしまったとも語っていました。これらの様々な原因が重なった事で、佐々木望の声は低く変化してしまったと考えられます。

『幽遊白書』の浦飯幽助で叫び過ぎた事や、無理な発声方法などが声が変化した原因だと言われている佐々木望ですが、当時の声はもう出ないのでしょうか?どうやら当時と全く同じような高い声は出せなくなってしまったようで、演じるキャラも以前のような少年よりも、大人を演じる事が多いです。しかし、声が変化した当初はかなり声が低く変化していた佐々木望ですが、現在は高い声と低い声の間といった声質になっています。

喉を壊してしまった事で低い声に変化してしまった佐々木望は当時、低い声しか出せなくなってしまっていたようですが、発声方法のトレーニングによって徐々に改善しつつあり、現在の声まで回復したという事です。このままトレーニングを続ければ、以前のようなハイトーンボイスを聞く事が出来る日も来るかもしれません。

喉が壊れた事が原因で声が変化した佐々木望の声に驚きを隠せないファンが多くいます。大人気アプリゲーム『モンスターストライク』が『幽遊白書』とコラボした時がありましたが、『浦飯幽助の声、昔の声を使うのかと思ったら新たに収録したやつか…』『浦飯幽助の声がやっぱり違和感ある』『もう少し高い声で浦飯幽助を演じてくれないかな』といった非常に多くのプレイヤーからの残念がる意見が集まりました。

しかし一方で、『今の声も渋くて好き』『浦飯幽助の声を聞いたら懐かしくなった』『一時期よりも全盛期の声に戻りつつある』など、佐々木望の変化した声に対して肯定的な意見も少なくありませんでした。どちらにせよ、感想を述べたファン達が浦飯幽助をはじめ、佐々木望の演じたキャラが好きだった事に変わりはなく、佐々木望が魅力的な声と実力を持っている声優である事が分かります。

佐々木望の担当アニメキャラ①は、1992年から放送された『幽遊白書』の主人公・浦飯幽助です。初登場時は14歳の中学生で、喧嘩最強の不良生徒として名を馳せていましたが、道路で遊んでいた子供を助けるために車にはねられて死亡してしまいます。しかし、浦飯幽助が子供を助けるなどとは閻魔大王でも思わず予定外だったという事で、霊界は浦飯幽助に生き返るための試練を与えます。

幽霊となった浦飯幽助は数々の出来事を経て生き返り、一件落着かと思われましたが、本当の試練はここから始まるのでした。浦飯幽助は霊界からの指令を受けて任務をこなす霊界探偵となり、凶悪な妖怪と戦う日々を送る事になります。得意技である霊丸を駆使しながら妖怪と戦い続ける浦飯幽助は、そのうち自分の本当の運命を知る事になっていきます。

浦飯幽助は佐々木望の声が変化する原因を作ったと言われていますが、佐々木望は今まで演じてきた中で一番大切なキャラであると語っており、自分の名前を世間に広めてくれた事から感謝しかないという事でした。『幽遊白書』は放送が終了してからも多くのメディアミックス作品が作られ続けているため、佐々木望は現在でも浦飯幽助の声を担当し続けています。

佐々木望の担当アニメキャラ②は、1988年に公開されたアニメ映画『AKIRA』の島鉄雄です。物語の主人公の1人で、もう1人の主人公である金田に憧れていましたが、強力な超能力に目覚めた事でおとなしかった性格から凶暴な性格へと変化し、ネオ東京で破壊のかぎりを尽くしました。レーザーを手に入れた金田と最終決戦を迎えた時は力が暴走し、肉の塊で形成される巨大な化け物の姿となってしまいます。

その時に何の罪も無い恋人のカオリを自分の肉厚で殺害してしまい、最後にはアキラの力によって異世界へ飛ばされていました。アニメ作品では基本的に声優がキャラに合わせてセリフを言うアフレコ方式によって収録されますが、『AKIRA』は事前に声のみを収録し、その声に合わせてキャラに動きを付けるプレスコ方式に制作されているので、島鉄雄の担当声優となった佐々木望の声も事前に撮られたものとなっています。

佐々木望の担当アニメキャラ③は、テレビアニメ版『キャプテン翼シリーズ』の第2作目であり1994年から放送された『キャプテン翼J』の大空翼です。少年時代の大空翼は小粥よう子が前作から続投しており、佐々木望に担当声優が変わったのは第35話からの『ワールドユース編』からとなっています。3年間の間ロベルトからの教育を受けていた大空翼は『ドライブシュート』を『フライングドライブシュート』へと進化させていました。

そしてカルロスなどの強豪選手が所属する『CRフラメンゴ』を制してブラジルリーグでの優勝を果たします。その後、ロベルトがブラジルユースの監督に専念する事になった事で、大空翼はワールドユース決勝での再戦を約束し、2人は別れるのでした。

佐々木望の担当アニメキャラ④は、1998年から放送が開始された『カードキャプターさくら』の柊沢エリオルです。クールでありながらも陽気さもあるという珍しい性格をしており、学校では優等生で通っています。さくらには敬語で話し、気のあるような素振りを見せていた事が原因で小狼からは目の敵にされていました。その正体は実はクロウカードの製作者であるクロウ・リードの転生した姿で、物語の黒幕でもあります。

しかし、根っからの悪人というわけでは無く、事件を起こしていた事にも深い理由がありました。さくらが傷つく様子も見たくないようで、倒れたさくらを見た事で、自分が起こした雪崩を消したというエピソードもあります。

佐々木望の担当アニメキャラ⑤は、2004年から放送された『MONSTER』のヨハン・リーベルトです。常人ではありえないほどの頭脳とカリスマ性を持っており、人の命を奪う事を何とも思っていない冷酷な殺人鬼です。殺人の方法は一定しておらず、もし殺す相手が思い入れの深い人物であるのならじわじわと追い詰めていき、なぶり殺しにする事を好んでいます。幼い頃から天才で、相手の心を操る心理術に長けていました。

佐々木望の担当アニメキャラ⑥は、2002年から放送が開始された『NARUTO-ナルト-』の月光ハヤテです。中忍選抜三次予選で審判を務めていた木の葉の里の上忍で、常に具合が悪そうで咳をよくする事が特徴です。戦闘の際は影分身によって自分を増やし、剣術で戦うという戦術を得意としています。最後には砂隠れの里の上忍であるバキとの戦闘に敗れた事で死亡しました。しかしのちに穢土転生によって復活し、戦場に立っていました。

佐々木望の担当アニメキャラ⑦は、1988年から放送された『鎧伝サムライトルーパー』の毛利伸です。毛利元就の一族の末裔で、槍や棒術を得意としています。スポーツも得意で、特に水泳はシャチと競争して勝利するほどの実力を誇っています。戦闘の際は激流の水の力によって悪を洗い流す事ができ、武器は2つの切っ先を持つ『二条槍』を使用します。必殺技は槍の先に水のエネルギーを集めて発射する『超流破』です。

佐々木望の担当アニメキャラ⑧は、2001年から放送が開始された『テニスの王子様』の亜久津仁です。山吹中の3年生で、全てのスポーツに特化した筋肉を生来から持ち合わせているためテニス界では10年に1人の逸材と称されています。幼い頃からどんなスポーツでもこなせてしまっていたため退屈な毎日を過ごしており、続けていたテニスも情熱を感じずにいました。さらに特殊な環境で育ったせいか喧嘩好きで凶暴な性格をしています。

指図される事を嫌うため、命令されると暴力で相手をねじ伏せる癖のある不良生徒ですが、都大会の決勝で越前リョーマと試合をし、負けた事で何かが吹っ切れた様子を見せていました。試合後は自分に憧れている壇太一に助言をしており、面倒見がよい部分も垣間見れます。

佐々木望の担当アニメキャラ⑨は、2006年から放送が開始された『DEATH NOTE』のメロです。本名はミハエル・ケールで、ワタリがLの後継者を育てるために建てた施設『ワイミーズハウス』で育ちました。同じ施設出身であるニアに常に負け続け、2番手となっていた事からニアに対抗心を燃やしています。しかし、最終的にはニアと組んで2人組となった事でLを超える存在となり、2人でキラを追い詰める事に成功しました。

佐々木望の担当アニメキャラ⑩は、1991年から放送が開始された『21エモン』の主人公・21エモンです。江戸時代から続いているホテル『つづれ屋』の跡取りで、常にホテルマンを思わせる服装をしています。家業を継ぐよりも宇宙パイロットになりたいという夢があるため、父とは口論の絶えない日々です。また、正義感が強く優しい性格をしていますが、いつも考えた事をすぐに行動に移すため周囲によく心配されています。

佐々木望の担当アニメキャラ⑪は、2005年から『天才ビットくん』のアニメコーナーにて放送が開始された『おでんくん』のウインナーくんです。『おでん村の王子様』を自称しており、ルックスと頭が良くて家も大金持ちですが、キザでナルシストな性格をしています。そのため、周りに失敗した姿や醜態を晒す事を極端に嫌っています。口癖は『僕はいつだってウィナーさ』です。

佐々木望の担当アニメキャラ⑫は、先述したウインナーくんと同じく『おでんくん』に登場するキャラであるいとこんくんです。主人公であるおでんくんの親友で、糸こんにゃくのようなドレッドヘアーが特徴の男前です。女子に人気がありますが、その事を鼻にかけない事からさらに周囲から好感を持たれています。ラップが得意で、おでんくんと共にコンビを組んでラップ大会に出場した事もあります。

佐々木望の担当アニメキャラ⑬は、先述した『鎧伝サムライトルーパー』に登場する毛利伸が水の鎧を纏って『水滸』になった姿です。『水滸』とは人を信じる心をエネルギーとして作り出す水の鎧擬亜で、この姿となっている毛利伸は敵などに水の戦士の呼称で呼ばれる事が多くなっています。いちおう、右手に手甲爪を装備してはいますが、アニメ作品以外でも一度も使用された事が無いというトリビアがあります。

佐々木望の担当アニメキャラ⑭は、『ガンダムシリーズ』に登場するハサウェイ・ノアで、佐々木望は『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』などのゲーム作品で声を担当してます。13歳の時にパイロットとして戦線に立ったことがあり、この時からニュータイプとしての才能を見せつけていました。クェスと行動を共にするうちに恋心を抱くようになり、クェスを想う気持ちから様々な困難にぶつかる事となっていきます。

佐々木望のその他のアニメキャラは、『魔法騎士レイアース』の導師クレフが有名です。魔法騎士の3人に魔法を授けたセフィーロで最高位である導師です。他のキャラとしては『機動新世紀ガンダムX』のオルバ・フロストや『ネクスト戦記EHRGEIZ』のハルなどが代表として挙げられます。

佐々木望は1989年に『鎧伝サムライトルーパー』のメインキャスト5人で結成した声優ユニット『NG5』のメンバーの1人となりました。この声優ユニットは『鎧伝サムライトルーパー』の登場人物である美少年達が10代から20代の女性から大人気となり、担当声優にも注目が集まった事から結成されました。

『NG5』のメンバーとしても活動していた佐々木望は、そのルックスの良さから『王子』という愛称を声優仲間である林原めぐみから付けられ、『NG5』のファンからも王子と呼ばれるようになりました。ちなみにその他の愛称に『望さん』があります。

『NG5』は結成当初、爆発的な人気を誇り、当時の声優としては異例のCD売り上げを叩き出していました。コンサートや握手会を開催すると嬉しさのあまり泣き叫んだり失神してしまう女性ファンも少なくなく、救急車が呼ばれる事態となる事もありました。その人気はアニメ業界だけにとどまらず、多くのテレビ番組が取り上げていたほどです。

『幽遊白書』や『鎧伝サムライトルーパー』でメインキャラを演じた事で、放送当時に佐々木望の声にハマったというファンの声があります。キャラの声だけを聞いていると女性とも思えるため、『えっ男性だったの!?』と驚くファンも少なくなかったという事です。

喉を壊した事が原因で声が低くなった佐々木望の、昔の声がとてもいいというファンの声があります。しかし、現在の佐々木望の声も好きだと語っており、佐々木望の声優としての実力の高さや根強いファンの多さがうかがえます。

喉を酷使した事が原因で高い声が出なくなってしまった佐々木望ですが、現在でも高い声のキャラのオファーは来るようで、『これ以上喉を壊してほしくない』『やめてあげて』などと言った意見が非常に多くありました。人気声優の佐々木望の多くのファン達が、彼がいつまでも声優として活躍してくれる事を願いながら、喉の事を心配しています。

佐々木望の声が変わったという噂を検証し、その理由や原因も解説してきましたが、いかがだったでしょうか?『幽遊白書』の浦飯幽助を演じた事によって喉を酷使した事が原因とも言われている佐々木望ですが、発声方法のトレーニングをしている事によって、徐々に以前のような高い声を取り戻しつつあります。しかし、ファンは過去の高い声でも現在の低い声でも、佐々木望を応援しています。