奇人たちの晩餐会のあらすじ!フランスのおバカコメディ映画の感想は?

映画・奇人たちの晩餐会は、フランスのコメディ映画です。ちょっと小難しいイメージのあるフランスの映画ですが、奇人たちの晩餐会はとても面白いおバカ映画だと話題を集めました。ここでは、フランスのコメディ映画奇人たちの晩餐会の、詳しいあらすじをご紹介していきます。また、奇人たちの晩餐会を結末まで鑑賞した人の様々な感想や、奇人たちの晩餐会の出演キャスト情報などもまとめます。

奇人たちの晩餐会のあらすじ!フランスのおバカコメディ映画の感想は?のイメージ

目次

  1. フランスコメディ映画『奇人たちの晩餐会』とは?
  2. フランスコメディ映画『奇人たちの晩餐会』のあらすじ
  3. フランスコメディ映画『奇人たちの晩餐会』衝撃の結末
  4. フランスコメディ映画『奇人たちの晩餐会』のキャスト
  5. フランスコメディ映画『奇人たちの晩餐会』に関する感想や評価
  6. フランスコメディ映画『奇人たちの晩餐会』についてまとめ

フランスコメディ映画『奇人たちの晩餐会』とは?

映画『奇人たちの晩餐会』の基本情報

フランスの映画奇人たちの晩餐会は、1998年の映画です。監督を務めたのはフランシス・ヴェベールです。フランシス・ヴェベールは、奇人たちの晩餐会の舞台作品の原作をしています。奇人たちの晩餐会は、1998年のセザール賞で、脚本賞・主演男優賞・主演女優賞を獲得しました。日本では1999年に公開されています。舞台作品として、原作の「おばかさんの夕食会」は日本で1999年、2000年に上映されています。

映画『奇人たちの晩餐会』の予告編

フランスのコメディ映画、奇人たちの晩餐会は、驚くほどの馬鹿で憎めないピニョンという人物が次々にトラブルを巻き起こすさまが痛快で面白いと評価される映画です。上映時間は80分と短めの映画ですが、随所に笑いどころが詰め込まれた良作として評価されています。

監督はフランシス・ヴェベール

映画奇人たちの晩餐会の監督は、フランシス・ヴェベールが務めています。フランシス・ヴェベールはフランスの脚本家・映画監督です。原作を手掛ける作品はハリウッドでリメイクもされており、奇人たちの晩餐会もアメリカ版が制作されました。コメディ映画の制作者として有名なフランシス・ヴェベール作品では、「Mr.レディMr.マダム」が有名です。

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フランスコメディ映画『奇人たちの晩餐会』のあらすじ

あらすじ①毎週行われる『奇人たちの晩餐会』

フランスのコメディ映画、奇人たちの晩餐会のあらすじをご紹介していきます。フランスはパリ、大手出版会社の社長であるピエール・ブロシャンは、毎週水曜日に仲間を集めてある晩餐会を開催していました。その晩餐会とは、参加者は必ず一人馬鹿を連れてくるという決まりで行われていました。ピエールたちは仲間とそれぞれに連れてきた馬鹿を観察し、何も知らない彼らのチャンピオンを決めて楽しんでいました。

悪趣味な晩餐会を楽しみにしているピエールでしたが、今週は良い馬鹿が見つからなくて困っているのでした。ピエールは友人にどこかに良い馬鹿はいないかと尋ねるのでした。

あらすじ②史上最低のバカ、ピニョンとの出会い

ピエールから良い馬鹿がいないかと言われていた友人は、列車の中である人物に出会います。その男はフランソワ・ピニョンという男で、最高峰の馬鹿なのでした。ピニョンの趣味は、何万本ものマッチ棒を使って模型を作ることです。

初対面のピエールの友人に対し、ピニョンは延々と自身の模型の写真を見せ、模型についての話をし続けたのでした。ピニョンという馬鹿を発見したピエールの友人は、ピニョンの連絡先を聞いてピエールに報告するのでした。

あらすじ③ピニョンを『奇人たちの晩餐会』へ招待

友人からピニョンの事を聞いたピエールは、大喜びでピニョンに電話をかけました。大手出版会社の社長から晩餐会に招待されたピニョンは大喜びです。自身のマッチ棒模型の本を出版してもらえるのではないかと舞い上がっていました。水曜日、ピエールは仲間とゴルフへ出かけていました。ゴルフを楽しんでいたピエールでしたが、なんとぎっくり腰になってしまいます。ピエールの妻クリスティーヌは彼を心配します。

ピエールの腰が心配で今日は家にいてというクリスティーヌ。しかし、晩餐会が楽しみなピエールはそれでも行くと言い張ります。元々クリスティーヌは、人を観察して馬鹿にする悪趣味な晩餐会が嫌いでした。そんな晩餐会に腰を痛めても出ようとする夫に呆れたクリスティーヌは、家を出ていってしまうのでした。

ピエールはクリスティーヌの事はそれほど気に留めませんでしたが、家に往診に来たソルビエ医師からも「絶対安静」を言い渡されてしまいます。ピエールは仕方なく晩餐会への出席を諦めました。

あらすじ④ピニョンがピエールの家へ

晩餐会への出席を諦めたピエールでしたが、連絡が間に合わなくてピニョンは家に来てしまいます。ピエールは上機嫌でピニョンを迎えました。来週の水曜日に改めて晩餐会へ招待すると話して詫びるピエール。ピニョンは快く承諾し、早速マッチ棒模型の写真を見せ始めました。実際に会ったピニョンはピエールの想像以上の馬鹿でした。どうしても晩餐会へ行きたくなったピエールは、ピニョンの肩を借り出かけようとします。

ところが、ピニョンが転んでしまいピエールは更に腰を痛めてしまいます。そこにクリスティーヌから「もう家には戻らないかも」という内容の留守電が入ってきます。ピニョンは実は過去に妻を友人に奪われた経験がありました。クリスティーヌに出ていかれたピエールの気持ちも分かるピニョン。ピエールの事が放っておけないピニョンは、中々帰ろうとしません。ピエールは仕方なくピニョンに頼みごとをするのでした。

フランスコメディ映画『奇人たちの晩餐会』衝撃の結末

結末ネタバレ①史上最低のバカ、ピニョンの報復

フランスのコメディ映画、奇人たちの晩餐会のあらすじに続いて、衝撃の結末までのあらすじも詳しくご紹介していきます。中々家から帰らないピニョンに、有難迷惑ながら頼み事をするピエール。とりあえずソルビエ医師に電話をかけてもらう事にします。しかし、ピエールの手帳を見ながら電話をかけたピニョンは、間違ってマルレーヌという女性の家にかけてしまいます。マルレーヌをピエールの妹だと勘違いしたピニョン。

ピエールが腰痛になってしまい、奥さんも出ていったと正直に話します。マルレーヌはすぐに行くと言いましたが、ピエールは「あの女は色情魔だ」と怒りだしました。マルレーヌはピエールの愛人で、家に凝られてしまっては困るのでした。ピニョンはマルレーヌに訂正の電話をかけましたが、うまく嘘でごまかせません。ピエールがマルレーヌの携帯電話にかけ「クリスティーヌはすぐに戻るから家には来るな」と言います。

しかし、マルレーヌは「クリスティーヌはルブランのところにいったはず」と言い出します。ルブランはクリスティーヌの元恋人で、ピエールの親友でした。ルブランとクリスティーヌは共同で執筆した小説をピエールに売り込みに来たのですが、ピエールはルブランから恋人クリスティーヌも小説も奪ってしまったのでした。それ以来ルブランとピエールは絶交状態でした。

結末ネタバレ②人生の全てを失いかけるピエール

ピエールはピニョンにルブランの家に電話をかけさせ、映画プロデューサーのふりをさせます。「あなたの小説の映画化権を買いたいのですが、共同執筆者はどこにいますか?」と質問をさせ、クリスティーヌがルブランの所にいるのか確かめようとしたのです。しかし、ピニョンは映画化権が安く買えた事に満足し、クリスティーヌの事を聞かずに電話を切ってしまいます。ピニョンの馬鹿加減を嘆くピエール。

結局小細工はルブランにばれてしまい、ピエールは正直に事情を話します。結果的にクリスティーヌはルブランの所にはいませんでした。ピエールは朝まで眠るといい、ベッドで横になります。ピニョンは「朝まで眠る」というメモを玄関に貼りに行くと、帰ってきたクリスティーヌと鉢合わせします。クリスティーヌを愛人と勘違いしたピニョンは、彼女を追い返してしまいます。愛人を追い返したと話すピニョンに不安を感じるピエール。

そこへ心配したルブランが訪ねてきます。クリスティーヌから広告屋のムノーの所へ行くと電話が入ったといいます。ムノーは女たらしで有名で、ピエールはすぐにムノーの家に乗り込みたかったのですが、彼の家が分かりません。ピニョンを疎ましがっていたピエールでしたが、ピニョンの友人の査察官シュバルがムノーの家を知っていると聞き、彼を引き留めます。シュバルはサッカー観戦中でハーフタイムにしか電話できないといいます。

のんきにサッカー観戦するピニョンの横で、いらいらしながらハーフタイムを待つピエール。そこへマルレーヌがやってきます。ピニョンが追い返したのがクリスティーヌだと分かり、ピエールは怒ります。ルブランは自分が呼んだ馬鹿に翻弄されるピエールがおかしくて笑いが止まりません。マルレーヌはルブランが上手く返しました。責任を感じたピニョンはシュバルに電話し、シュバルはムノーの住所を調べて来てくれるといいます。

結末ネタバレ➂査察官がやってくる

シュバルが凄腕の査察官と聞いて青ざめるピエール。実は、ピエールの家には脱税の為に買い揃えた美術品であふれていたのです。急いで寝室に美術品を隠したピエール。シュバルに出すワインも、高級なのがばれないように酢を混ぜて安っぽくしておきました。やがてシュバルがやってきて、ようやくムノーの住所が分かります。すぐに飛んでいこうとするピエールに、シュバルは電話で確かめろと助言します。

ピニョン以外の3人はムノーに声を知られているので、またピニョンが電話をかける事になります。ピニョンは電話でムノーに「ピエールが感づいた、今そっちへ向かってる」とカマをかけました。しかし、ムノーの浮気相手はクリスティーヌではなく、シュバルの奥さんだったのです。青ざめるシュバルは酢の入ったワインを大量に飲んで気持ち悪くなり、トイレへ向かいます。付きそうピニョンは、間違って寝室の戸を開けてしまいます。

大量の美術品を知られてしまったピエール。シュバルは「また後日くる」と言い残して帰っていきます。ルブランも帰り、ピニョンも帰ろうとした時、病院から「クリスティーヌが交通事故にあった」と電話が入ります。ピエールが病院へ行こうとしていると、マルレーヌから電話がかかります。ピエールが無視する為、ピニョンが代わりに取りました。自殺すると嘆くマルレーヌを慰めるピニョン。

結末ネタバレ④ピニョンの優しさに感謝する

マルレーヌの「ピエールもお客を馬鹿にする晩餐会も最低」という言葉で、ピニョンは初めて自分が馬鹿にされていたと気づきます。クリスティーヌは軽傷だったので、「面会に来なくていい」と電話をかけてきます。自棄になるピエール。馬鹿にされてショックを受けるピニョンでしたが、ピエールを哀れに思っていました。ピニョンはソルビエ医師のふりをして、クリスティーヌに電話をかけ夫を捨てないように説得しました。

クリスティーヌはピニョンの電話を怪しみましたが、公衆電話からかけているとごまかして納得させました。ピニョンの優しさに感謝したピエールは、ピニョンと笑い合って仲直りしました。しかし、クリスティーヌからの電話をピニョンが取ってしまい、「ご主人はここにいる」といってしまい、またピエールは頭を抱えるのでした。

フランスコメディ映画『奇人たちの晩餐会』のキャスト

キャスト①フランソワ・ピニョン/ジャック・ヴィルレ

奇人たちの晩餐会でピニョン役を演じた俳優は、ジャック・ヴィルレです。奇人たちの晩餐会にて、次々にトラブルを巻き起こすピニョンを演じており、悪気の無いピニョンの様子が面白いと評価されています。

キャスト②ピエール・ブロシャン/ティエリー・レルミット

ティエリー・レルミットは、奇人たちの晩餐会でピエールを演じました。プレイボーイの社長を演じたティエリー・レルミット。ピエール役では、人でなしの男ピエールが次々災難に巻き込まれる様を演じています。

キャスト③ジュスト・ルブラン/フランシス・ユステール

奇人たちの晩餐会でルブラン役を演じたのは、フランシス・ユステールです。ピエールとは絶交していましたが、ピンチに駆け付けます。笑い上戸で奇人たちの晩餐会に良いエッセンスを加えています。

キャスト④ルシアン・シュヴァル/ダニエル・プレヴォスト

奇人たちの晩餐会でルシアン・シュヴァルを演じているのは、ダニエル・プレヴォストです。ダニエル・プレヴォストはピニョンの同僚で喧嘩友達の変人、シュヴァルを上手く演じています。

キャスト⑤クリスティーヌ・ブロシャン/アレクサンドラ・ヴァンダヌート

奇人たちの晩餐会のクリスティーヌ役はアレクサンドラ・ヴァンダヌートです。晩餐会を良く思っていないクリスティーヌはピエールの元を去ってしまいますが、最終的には戻ってきます。ピエールを愛している妻を好演しています。

キャスト⑥マルレーヌ・サスール/カトリーヌ・フロ

ピエールの愛人、マルレーヌを演じたのは、カトリーヌ・フロです。妻とは別れるという言葉に騙されてピエールを付き合っている愛人マルレーヌを演じたカトリーヌ・フロ。セザール賞も受賞する演技派です。

キャスト⑦コルディエ/エドガー・ジヴリー

奇人たちの晩餐会でピニョンを見つけ出したピエールの友人、コルディエを演じたのは、エドガー・ジヴリーです。ピエールの友人コルディエを演じた、エドガー・ジヴリーは、奇人たちの晩餐会以外にも様々な話題作に出演しています。

フランスコメディ映画『奇人たちの晩餐会』に関する感想や評価

奇人たちの晩餐会の感想では、テンポの良いストーリーで面白かったという感想が多いです。上映時間は80分と見やすく、手軽に楽しめるという感想もあります。奇人たちの晩餐会はピエールの自宅で行われるシチュエーションコメディですが、見ごたえ抜群の映画だとの感想と評価を得ています。

奇人たちの晩餐会の感想では、しっかりと演じられるコメディが良いという感想も多いです。奇人たちの晩餐会という、人を馬鹿にする悪趣味な晩餐会。しかし、そこに現れるピニョンがピエールをコケにする痛快な展開が良いとの感想が見られます。

映画奇人たちの晩餐会の感想では、コメディながら後半感動させるという感想も見られます。馬鹿にされていたピニョンでしたが、彼に悪気はなく最終的にはピエールの為に一計案じてくれます。おバカなコメディとして展開する奇人たちの晩餐会ですが、見た後の後味が良いと評価されています。

フランスコメディ映画『奇人たちの晩餐会』についてまとめ

ここでは、フランスのコメディ映画・奇人たちの晩餐会のあらすじを詳しご紹介しました。また、あらすじと共に、奇人たちの晩餐会を結末まで鑑賞した人の感想もいくつかご紹介しています。フランス映画としては珍しく、世界中に受け入れられるコメディ映画として評価されています。是非、奇人たちの晩餐会をチェックしてその面白さを楽しんでみてください。

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