シャーク・ナイトのあらすじネタバレ!サメの種類がたくさん?最後のラストも紹介

2011年アメリカで公開されたパニック・ホラー映画シャーク・ナイトの紹介です。シャークものとしては王道としてそれなりの評価を得ているものの、B級映画の枠を抜け出せず、また人によっては正直物足りないといった意見すら聞かれるシャーク・ナイト。そのあらすじやラストシーンのネタバレ、登場するサメや登場人物の最後、そしてツイッター上での感想まで、まとめて紹介しています。

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目次

  1. シャーク・ナイトとは?
  2. シャーク・ナイトのあらすじネタバレ
  3. シャーク・ナイトの最後のラストネタバレ
  4. シャーク・ナイトに登場するサメの種類 
  5. シャーク・ナイトの登場人物・キャスト
  6. シャーク・ナイトに関する感想や評価は?
  7. シャーク・ナイトの映画ネタバレまとめ

シャーク・ナイトとは?

シャーク・ナイトとは、2011年にアメリカで公開され、翌年には日本でも公開されたパニック・ホラー映画で、湖畔にやってきた大学生たちが、決して湖などにいるはずのない複数種類の恐ろしいサメたちに襲われていくという、いわゆるシャークもの映画と呼ばれる作品です。

シャーク・ナイトを観た人の感想を聞くと、面白かったという人もいれば、逆につまらないと思う人もいるようで、割と評価は分かれるようです。ただ特に奇抜な設定や無理のあるサメが出てくるわけでもなく、シャークものの映画としては王道と言ってもいいのでは?とも評価されています。ここではそんな映画シャーク・ナイトについて、あらすじやラストシーン、各登場人物とその最後について、ネタバレ紹介していきます。

シャーク・ナイトの映画作品情報

シャーク・ナイトはアメリカでの公開は2011年9月で、日本では1年遅れの2012年11月に公開されています。監督はファイナル・デスティネーションやスネーク・フライトなど、ホラー・サスペンス映画やスリラー映画で数々の名作を残しているデヴィット・R・エリスさん。さらに製作には残酷な拷問シーンで注目を浴びたスプラッターホラー「ホステル」シリーズのプロッデューサーも務めたクリス・ブリックズさんです。

シャーク・ナイトの興行収入は約$40,100,000。登場人物が次々と食べられ死んでいく凄惨な要素があるためシャーク・ナイトはPG-12に指定されています。小学生がシャーク・ナイト観る際には親の指導や助言が必要、ということです。

シャーク・ナイトの予告動画

予告動画の感想を見ると、「普通にクオリティが高そう」「これ興味あるぞ」いっ感想が聞かれました。またサメについて知っている人からは、「ダルマザメ怖い」といった声も。美女と水着、そしてそこそこクオリティの高いサメがいるだけでも、近年の当たり外れがあるとよく言われるシャークものの中では期待できる方に入るのかもしれません。

シャーク・ナイトのあらすじネタバレ

物語の始まりからラストシーン一歩手前まで、シャーク・ナイトのあらすじを紹介していきます。

あらすじネタバレ:デニスとの再会

大学でも人気者で、お金持ちでもあるサラは大学の友人たちと遊ぶため、地元でもあるクロスビー湖の別荘へとバカンスへ向かっていました。その車にはニックも同乗しています。ニックは以前から密かにサラに想いを寄せていた者の、内気でなかなか想いを打ち明けられないでいました。

道中休憩で寄ったストアにて、地元のダイバーであるデニスと、仲間のレッドと出会います。レッドはなんとなく嫌な感じのする男でしたが、それをデニスが静止しているようでした。また、デニスはどうやらサラと知り合いのようで、若干不穏な空気がみられましたが、ここでは詳しくは述べられておりません。少々のわだかまりを残しつつ、一行は別荘へと向かいます。

あらすじネタバレ:別荘へ

多少サラが微妙な空気になったものの、一行は楽しげに別荘へと向かいます。ニックが密かにサラに想いを寄せている様子や、サラもそこまでニックに悪い感情は抱いてなさそうなところもみられます。純情なニックを狙うベスのえっちなお姉さんぶりもよかったと評判です。そしてようやく別荘に到着。各々は好きなことをし始めます。

あらすじネタバレ:サメの餌食に

ここで第1の犠牲者が出ます。水上スキーを楽しんでいる最中、突如姿を消すマリク。落ちてしまったのかと仲間が不安に思っている最中、次に姿を表した時、マリクの片腕がちぎれて失くなっていたのです。慌てて止血し救助を呼ぼうとするも、携帯の電波が通じません。またちぎれた腕を探そうとして、湖に近づくと、そこには凶暴なサメの姿があったのでした。

湖にサメがいるなんてありえない!と仲間は皆動揺します。ただし、塩水湖ということで、ありえないことではないのだとか。ただサメのがいるいないはともかく、マリクは重症です。医者に見せようとボートで出発するのですが、またもサメの襲撃に遭い、今度はマリクの恋人であるマヤが振り落とされ、サメの餌食になってしまうのです。

あらすじネタバレ:デニスとの策略

仕方なく皆コテージに戻り、恐怖におののきながら過ごしていると、そこへ先ほど休憩で寄ったストアで出会ったデニスが現れます。デニスは状況を知って、助けを呼んできてくれると言うのです。仲間たちの中でも特に、一刻も早くこのような場所から遠ざかりたいベスがそれに着いて行こうとし、それを心配したゴードンとともにデニスの船に同乗することとなります。

けれども実はそのデニスこそ、このトラブルの元凶だったのです。船上にて、レッドとともにゴードンとベスに対してこの一連の事件の真相を話します。曰く、このサメを湖で飼っているのは自分たちだ、と。そして突然銃を取り出し、ゴードンに海に飛び込むよう脅迫し出すのです。逃げようとしたゴードンはデニスに肩を撃たれてしまい、海に落ちるも、なんとか逃げ出しますが、最後には追いついてきたサメに食べられてしまいます。

また残ったベスは服を脱がされ、船上にて散々脅されます。そこで乱暴されるのかと思いきや、ゴードン同様やはり海に落とされてしまいます。ちょうど落とされたところには網が展開されていて、最後にはそこにいた小さなサメに、生きながらにして体を削られ殺されてしまうのでした。

あらすじネタバレ:マリクの復讐

一方片腕をちぎり取られてしまったマリクですが、恋人を殺されたサメに復讐すべく、銛を手に湖へと向かっていました。マリクにとって恋人のマヤは、将来結婚を考えていたほどに深い仲だったのです。ブレイクの制止も聞かずサメと対峙し、片腕と銛1本で奮闘、最後には見事サメを仕留めるのでした。ただ同時にマリクも瀕死の重傷を負ってしまいます。

ブレイクはそんなマリクを助けるため、病院へ向かうべく無理やりジェットスキーにマリクを乗せ湖に飛び出します。そこへまた別なサメが現れます。必死で逃げるも、最後にはサメに追いつかれてしまいます。はじめブレイクを逃がすためにマリクが身を投げ出し犠牲になりますが、最後にはそのマリクの想いも虚しく、ブレイクもまたサメの餌食となってしまうのでした。

あらすじネタバレ:デニスと保安官

一方サラの別荘では、ニックの焚いていた焚き火に不穏なものを感じて保安官が来てくれます。助けが来たことでホッとしたのか気を失ってしまうニック。けれども実は保安官はデニスとグルで、サラを眠らせて誘拐するつもりでした。たまたまその事実を察知したサラは、逆に保安官に反撃しようとするのですが、結局はその試みは失敗に終わり、最後には逆にデニスに取り押さえられてしまいます。

また同時にニックも保安官に捕まってしまっていました。椅子に縛られ、サメの泳いでいるところに落とされては引き上げられ、脅しをかけられます。ニックは保安官と話をしながらなんとかこっそりと拘束を解いて脱出し、保安官を撃退するのでした。

シャーク・ナイトの最後のラストネタバレ

最後のラストネタバレ:黒幕

ニックに倒される前に、拘束したニックを前に保安官がこの事件の真相を暴露する場面があります。それは、サメが人を襲うムービーを撮影し、そういったスナッフフィルムのために大金を払う人たちに売りつけていると言うものでした。

もともとそういうサディスティックな1面を持つデニスと、わざわざ湖にバカンスに来る裕福な大学生が憎くてたまらない保安官が手を組み、この1連の事件を引き起こしていたのです。しかもこれが初犯というわけではなく、相当前から何度も、2人は湖とサメを使ったスナッフフィルムの作成に熱を入れていました。

黒幕はデニスだったのです。ですが人がサメに喰われもがき苦しむ様子を見て楽しそうにしていたデニスもかなり狂っていますが、それ以上に、そういったフィルムが高値で取引されるという現実もまた、同様に狂っています。サメの恐怖ももちろん恐ろしいのですが、人の死を心から喜べる人がいるということ、そして何よりも人の死が高値で売買されるこの世界そのものにこそ、この映画の恐ろしさがあるのと言われています。

最後のラストネタバレ:最後の戦い

ラストはサラの番です。実はサラは、過去にデニスと付き合っていたことがありました。ただ大学に行くにあたり彼に別れを告げています。ただその最後のデートの時に、故意ではないもののサラが原因でデニスの顔に怪我を追わせてしまっていました。そんなサラを、デニスはサメに食べさせようと専用の檻に入れて、湖に落としたところでした。

そこへ、保安官を倒したニックがサラを助けに駆けつけます。デニスとともにいたレッドを人質にサラの解放を要求しますが、デニスはあっさりと仲間のレッドを殺してしまい、ニックともみ合いの末2人とも湖に落ちてしまいます。そもそもサラを湖に落とした段階でサメをおびき寄せていたわけですが、そのサメにまずはデニスが襲われ、死亡します。

ニックとサラもまたそのサメに襲われそうになるも、なんとそこに逃げていたサラの愛犬が武器を持って助けに来ます。武器を手にし、サメとのラストバトルの末、ニックはなんとかサメを撃退し、サラを救助、晴れてニックはサラと結ばれます。ですがその瞬間すぐまた別なサメが2人に迫ってくるのでした。

シャーク・ナイトに登場するサメの種類 

シャーク・ナイトに登場するサメは46種類? 

シャーク・ナイトのキャッチコピーでは『46種類のサメを<凶器>に、<狂気>の殺人ショーが今始まる…』とあるのですが、実際のところ本当にサメは46種類も出てくるのでしょうか。ネタバレを見てもわかりますが、そこまでサメに思い入れがあるような映画ではないのです。

ネタバレしてしまいますと、シャーク・ナイトに登場するサメは46種類もいません。設定上、デニスと保安官はこの湖で46種類のサメを飼っていたというだけで、実際に映画に登場するのは5種のみです。ただこの5種のサメについてもそれぞれ非常に個性的で、1匹1匹が違った恐ろしさを持っています。ですのでここからは、映画に登場するサメたちに焦点を当てて紹介していきます。

シャーク・ナイトに登場するサメの種類一覧

オオメジロザメ。世界中のほとんどの熱帯、温帯地域に生息するサメで、淡水の湖にも存在すると言われています。日本では沖縄周辺の海域や川にてその存在が確認されているそうです。最大で全長4m、気性が荒く、日本でも襲われ死亡したと思われる記録が残っています。広い海や湖の他に狭い場所や浅い部分にも入り込むことができると言われ、襲われる危険性が高いサメと言えます。

シュモクザメ。頭部が左右に張り出している形状が特徴のサメで、その不思議な頭の形から「撞木鮫」あるいは「ハンマーヘッドシャーク」とも呼ばれます。頭の張り出した部分は微弱な電気を感知することができ、食物を探すのに役立つと言われています。人を襲い死傷させたという報告はないわけではないものの、本当にこのサメのせいなのかは不明。どちらかというと漁具や食害の報告の方が多いようです。

ダルマザメ。体調30〜50cmの小さなサメで、深海に生息し、あまり見かける機会が少ないと言われています。その特徴は何と言ってもその攻撃方法で、対象の体表に噛みつき、体を捻ることでその部分をえぐり取るような食べ方をします。しかもマグロやクジラなどの大きな生き物に対しても、攻撃を加えることが知られており、やられてしまった魚たちの体には丸く赤い不思議な傷跡ができると言われています(上の画像です)。

イタチザメ。世界中のほとんどの温帯、熱帯地域に生息し、日本でも沖縄から青森まで、幅広い目撃情報があります。非常に危険なサメの1つと言われ、人や船の被害報告も多く、人食いザメとして知られています。好奇心旺盛で攻撃性があり、また食べ物に頓着しないためなんでも口に入れようとすることもその理由です。血の匂いなどがなくとも人を襲うこともあります。

ホホジロザメ。シャーク・ナイトのラストでニックと死闘を演じたサメです。生息域が広く、人が襲われた報告も世界中で聞かれており、白い死神とも呼ばれています。最大5mにもなると言われる巨大な体に鋭い牙を持ち、海中では最高時速50Km以上で泳ぐともされ、さらに人を主食であるアザラシなどと見間違えて襲ってくることが研究から分かっています。世界で最も危険なサメといっても過言ではないでしょう。

シャーク・ナイトの登場人物・キャスト

サラ/サラ・パクストン

大学でも人気者の女性で、大変美人ですが特定の恋人がいるわけでもなく、いつも愛犬と一緒にいます。同郷のデニスとは以前恋人同士だったようですが、大学に入る前に別れています。

演じるのはアメリカの女優サラ・パクストンさんです。1988年生まれで小さい頃から子役として映画やテレビなどで活躍しており、2006年には『愛しのアクアマリン』にて、アクアマリン役で主演しています。またもともとシンガーを目指しており、シングル曲発表やサウンドトラックにも関わっていたこともあります。

ニック/ダスティン・ミリガン

医者志望の若者で、サラに恋心を抱いていますが、あまり積極的には行動できないタイプのようです。序盤は気弱で頼りないですが、映画のラストシーンでは水中でサメとの直接対決の末、世界で一番凶暴とされるホホジロザメを撃退していました。

ニックを演じるのはカナダ出身のダスティン・ミリガンさんです。1985年生まれで2006年頃から俳優として活動しています。特に2008年から始まったテレビドラマ『新・ビバリーヒルズ青春白書』ではイーサン・ウォード役でレギュラー出演し有名となりました。シャーク・ナイトのほかにもリピーターズやダークハウスといったホラー、スリラー映画にも出演しています。

デニス/クリス・カーマック

サラと同郷で、サラの元恋人です。大学に上がるサラに振られるや否や最後のデートでサラを置き去りにしようとするなど、当時からサディスティックな面が見え隠れしていたようです。その後は人をサメに食べさせる映像を撮り、かつその様子を見て楽しそうに笑うなど、狂っている様子が伺えます。

俳優は1980年生まれのクリス・カーマックさんです。もとファッションモデルでしたが、高校時代から演劇に興味があり、モデル活動の2年後には俳優に転向しています。10代向けテレビドラマ『The O.C.』のルーク・ウォード役で知られるようになり、ほかにも『バタフライ・エフェクト/最後の選択』、『イントゥ・ザ・ブルー2』、『アマンダ・バインズ in Sweet Paradise』などの映画にも出演しています。

ベス/キャサリン・マクフィー

黒髪の非常に色っぽい女性です。純情な医者の卵のニックに手を出そうとしていたり、サメの出現で危険となった別荘の地域誰よりもいち早く脱出せんがために、デニスにすり寄ったりと、あまりいい描かれ方はしていないようです。

色っぽいベス役を演じるのはキャサリン・マクフィーさんです。1984年生まれで、アメリカの人気オーディション番組『アメリカン・アイドル』(2006年)で準優勝、2007年にリリースされたデビューアルバムが全米チャート2位など、女優だけでなく歌手としても知られています。またテレビドラマ『SMASH』のカレン・カートライト役でも有名です。

シャーク・ナイトに関する感想や評価は?

ここでは映画シャーク・ナイトの感想をいくつか紹介します。冒頭意見が別れると述べましたが、ツイッター上でもやはり同様の傾向が見られたようです。

肯定的な意見です。あまりにも現実味がない、設定に無理があるようなシャークものの映画が多い中、このシャーク・ナイトについては王道の物語として完成していると評価されています。

あらすじを見てもわかりますが、シャーク・ナイトはシャークものではなく、スリラー映画という見方もできます。本当に恐ろしいのは自然の脅威や危険生物などではなく人であることを、改めて実感させられる映画です。

ラストシーンについても言及が多いようです。最後の最後でB級映画になった、といった意見も見られましたが、そこもまたシャーク・ナイトの魅力なのではないでしょうか。

逆にシャークものとしてサメを見たい人からすると、シャーク・ナイトはがっかりしてしまうのかもしれません。シャーク・ナイトという映画に何を求めるかによって、評価はだいぶ変わると言えるでしょう。

シャーク・ナイトの映画ネタバレまとめ

映画シャーク・ナイトのあらすじやラストシーンについて、それから登場するサメや人物について紹介してきました。まとめると、シャーク・ナイトはシャークものの王道として綺麗にまとまってはいるものの、本当にサメを観るのが楽しみという人にとっては少し物足りない、あるいはがっかりするかもしれない、そんな映画です。あらすじを見て興味がありましたら、是非とも視聴してみてください。

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