2019年04月09日公開
2019年04月09日更新
ボーダーラインをネタバレ解説!映画のあらすじ・結末と見所を紹介
映画「ボーダーライン」は2015年公開のクライムサスペンスです。監督は名称として名高い、ドゥニ・ヴィルヌーヴがメガホンを取っています。主演はエミリー・ブラント。その他のキャストは、ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリンなど、実力派が集いシリアスな演技が見どころの映画です。そんな映画「ボーダーライン」のネタバレをしていきます。麻薬カルテル壊滅を目指すエミリー・ブラントに渦巻く陰謀に四苦八苦するというあらすじ。この映画の結末まで、ネタバレ考察していきます。
目次
ボーダーラインとは?
映画「ボーダーライン」は麻薬カルテル殲滅を目指すケイト(エミリー・ブラント)を主人公にしたクライムサスペンスです。ラストの結末が衝撃の展開を迎えるシリアスな犯罪映画です。エミリー・ブラントが、ハードな役を演じ、アカデミー賞も3部門にノミネートしています。芸術性が高い監督として有名なドゥニ・ヴィルヌーヴがメガホンを取ってことで知られる作品です。
ボーダーラインの映画情報
映画「ボーダーライン」作品情報
- 原題:Sicario
- 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
- 脚本:テイラー・シェリダン
- キャスト:エミリー・ブラント/ベニチオ・デル・トロ/ジョシュ・ブローリン/ダニエル・カルーヤ/ジョン・バーンサル/ジェフリー・ドノヴァン/ヴィクター・ガーバー
- 公開: 2016年4月9日
- 上映時間:121分
- 製作国:アメリカ合衆国
ボーダーラインの映画予告
映画「ボーダーライン」の予告編になります。常に緊張感がつきまとう危険な地域での捜査に、大きな何かがうごめく陰謀。とても興味を引く、ヴィルヌーヴ監督らしい作品の色が出ている予告編です。麻薬カルテル殲滅に動く、エミリーブラントが血だらけなのも気になります。予告編ですのでネタバレは、当然ありません。ぜひこの「ボーダーライン」の予告編をチェックしてみてください。
ボーダーラインの映画監督
映画「ボーダーライン」の監督はドゥニ・ヴィルヌーヴです。カナダ出身の監督で、とても芸術性が高く、背景や景色を綺麗に見せることでも知られる監督です。中でも近年話題となったのは、「ブレードランナー 2049」を手がけたことです。35年ぶりとなる続編となった作品で、とても高い評価を得ています。数々の映画賞を受賞し、その名を世界に轟かせました。
ボーダーラインのあらすじ・結末ネタバレ
映画「ボーダーライン」のあらすじネタバレ解説になります。壮絶なラストの展開が待つ結末まで一気にあらすじをネタバレしていきますので、まだ未鑑賞の方はご注意ください。
あらすじネタバレ:麻薬カルテル
FBI捜査官のケイト・メイサー(エミリー・ブラント)は、誘拐即応班を指揮してアリゾナ州の荒野にたたずむ一軒家に、突撃する為控えていました。チームを指揮し一気に突入し、事態を収拾させると壁に空いた穴から何かを発見します。それは、何人にも昇る腐乱死体でした。誘拐された被害者が皆、壁に埋められていたのです。さらに捜査を進めると庭の離れにある小屋に行き着いた瞬間、突如として、その小屋が爆発するのでした。
捜査官二人が犠牲となってしまいます。一軒家の持ち主である麻薬カルテルの親玉、マニュエル・ディアスの仕業でした。上司からの推薦で、そのマニュエル・ディアスの捜査に加わることになったケイト。言われるがままに着いていき、エルパソへと到着するとマット(ジョシュ・ブローリン)のパートナーでコロンビア人のアレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)を紹介されます。
あらすじネタバレ:作戦
ケイトは、捜査開始の日となったうちに、状況把握ができないまま、マットと出会いました。そしてアレハンドロを紹介され次は国境を越えるというのです。作戦の全貌も分からぬままに、ただ着いて行くしかないケイトは、何も状況が把握できない状態でメキシコ国境へとたどり着くのでした。
あらすじネタバレ:フアレスへ
ケイト、マット、アレハンドロはデルタフォースを伴い、メキシコ国境の町フアレスへとやってきます、そこには、麻薬カルテルの幹部であり、マニュエル・ディアスの兄弟がいたのです。その兄弟を地元警察から引き取り、アメリカ本土へと帰ります。しかし高速道路の料金所で渋滞していて前に進まない車、捜査官たちに緊張感が走ります。麻薬カルテルの構成員が周りの車に潜んでいたのです。
あらすじネタバレ:再会
麻薬カルテルの構成員たちは、この隙を乗じて襲うはずでしたが、マット達が先にやられる前にやり返したのです。危機一髪でしたが、襲撃をかろうじて一掃することができたのでした。エルパソへ戻ると、ケイトはマットに無許可で国外で活動した捜査の違法性を抗議します。一方、アレハンドロは旧知の仲であるラファエルと再会をし、連れてきた麻薬カルテルの幹部を水攻めにして、ディアスの住処の場所を聞き出していました。
あらすじネタバレ:ファウスト
アリゾナに戻りケイトの相棒レジーと合流した一行は、ケイトのFBI捜査官として権限を使い、ツーソンで入国者から情報を聞き出します。そして、マットから真の目的を説明されました。それは、本来の目的だったディアスではなく、そのさらに裏にいるファウストまでたどり着くことだったのです。ファウストは巧妙に闇に紛れているので、表に出ることはなく、足をつかめない相手だったのです。
あらすじネタバレ:汚職警官
ディアスの存在によりファウストまでの距離が近くなったことで操作を強めていたマット達でした。そして、その全貌を聞いたケイトは上司に合法的に操作を進めるべきだと、抗議するのでした。しかし、中間管理職でしかないケイトの上司にはどうすることも出来なく、取り合ってもらえませんでした。鬱憤を晴らすために相棒のレジーとバーでお酒を飲むことにしたケイト。
そこで知り合った警官といい雰囲気になり、自宅へと招きました。しかし、昼間ディアスの捜査途中に口座凍結をする際に見た証拠品、お札を止めていたゴムバンドと同じ物をその警官が持っていたのです。それを見たケイトは、警官がディアス側の人間だと気が付き、格闘になってしまいます。ピンチに陥りますが、動きを読んでいたアレハンドロに助けられ、ケイトは自分が彼らの囮にされていたことに気が付いたのでした。
結末ネタバレ:銃撃戦
アレハンドロはマットに尋問をし、他の汚職警官の名を聞き出していました。アレハンドロは落ち込んでいたケイトに気休め程度に、声をかけます。アレハンドロの妻がケイトに似ていることなどを話したのでした。そして翌日、遂に麻薬カルテルがディアスをメキシコへ呼び出したのです。そして、操作は正念場をぬ帰ることになります。しかしそこで、ケイト達がなぜこの作戦に参加することになったのかを知るのでした。
ケイト達はこの作戦について回るだけで、何も期待などはされていなかったのです。FBIの捜査権が欲しかっただけなのでした。マットとアレハンドロはアメリカ国内での捜査権を持たないため、ケイトを利用していたのでした。その事実を知ったレジーは憤慨しますが、ケイトは最後まで見届けるために、同行するのでした。そして国境のトンネル近く、ディアスの面々と真っ暗闇の中銃撃戦へと発展するのでした。
結末ネタバレ:復讐
銃撃戦の中、アレハンドロは一人奥へと進みメキシコ側の警官にディアスのところまで案内させます。その渦中、ケイトがやってきます。アレハンドロはケイトの防弾チョッキを撃って、戻れと命令するのでした。ケイトがマットの所に戻ると、麻薬カルテルの目的はなんなのかを問い詰めます。マットは全てを白状しました。現在市場を握っている麻薬カルテルは、大きくなりぎてCIAでも手に負えないほどに乱れていたのです。
麻薬市場を掌握するため、古くからある麻薬カルテルに雇われた殺し屋がアレハンドロだったのです。しかもアレハンドロは、ファウストの麻薬カルテルに妻と娘を殺されており、復讐のためでした。要するに、麻薬カルテルの縄張り争いに、CIAが加担していた、という事実が隠されていました。その事実を暴露するというケイトに、マットは得策ではないと告げるのでした。
アレハンドロはディアスを捕らえ、ファウストの元へ案内させます。そしてアレハンドロは家族で食事中だったファウスト一家を皆殺しにするのでした。慈悲も与えずアレハンドロは、復讐を達成します。
結末ネタバレ:ケイトの涙
ケイトが自宅にいるとアレハンドロが現れます。やりきれないケイトでしたが、どうすることもできなく涙を流し、アレハンドロを見逃すのでした。銃を構えるケイトを背に、アレハンドロは車でその場を立ち去って行きました。
ボーダーラインのキャストは?
キャスト:エミリー・ブラント
- 本名:Emily Olivia Leah Blunt
- 生年月日:1983年2月23日
- 年齢:36歳
- 出身地:イギリス・ロンドン
- 職業:女優
- 身長:171cm
- 活動期間:2003年〜
- 代表作:「プラダを着た悪魔」(2006年)『クワイエットプレイス』(2018年)
キャスト:ジョシュ・ブローリン
- 本名:Josh J. Brolin
- 生年月日:1968年2月12日
- 年齢:52歳
- 出身地:アメリカ・ロサンゼルス
- 職業:俳優
- 身長:178cm
- 活動期間:1985年
- 代表作:『アベンンジャーズ』シリーズ『デッドプール2』(2018年)
キャスト:ベニチオ・デル・トロ
- 本名:Benicio Monserrate Rafael del Toro Sánchez
- 生年月日:1967年2月19日
- 年齢:52歳
- 出身地:プエルトリコ・サンヘルマン
- 職業:俳優
- 身長:188cm
- 活動期間:1988年〜
- 代表作:『アベンジャーズ』シリーズ『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2018年)
キャスト:ジョン・バーンサル
- 本名:Jonathan E. Bernthal
- 生年月日:1976年9月20日
- 年齢:42歳
- 出身地:アメリカ・ワシントンDC
- 職業:俳優
- 身長:180cm
- 活動期間:2002年〜
- 代表作:『Marvel パニッシャー』(2017年〜)『ベイビー・ドライバー』(2017年)
キャスト:ヴィクター・ガーバー
- 本名:Victor Joseph Garber
- 生年月日:1949年3月16日
- 年齢:70歳
- 出身地:カナダ・オンタリオ州
- 職業:俳優
- 身長:184cm
- 活動期間:1973年〜
- 代表作:タイタニック(1997年)『アルゴ』(2012年)
キャスト:マキシミリアーノ・ヘルナンデス
- 本名:Maximiliano Hernández,
- 生年月日:1973年9月12日
- 年齢:45歳
- 出身地:アメリカ・ニューヨーク
- 職業:俳優
- 身長:175cm
- 活動期間:1994年
- 代表作:『アベンジャーズ』シリーズ
キャスト:ジェフリー・ドノヴァン
- 本名:Jeffrey T. Donovan
- 生年月日:1968年5月11日
- 年齢:50歳
- 出身地:アメリカ・マサチューセッツ
- 職業:俳優
- 身長:183cm
- 活動期間:1995年〜
- 代表作:『スリーパーズ』(1995年)『J・エドガー』(2011年)
キャスト:ダニエル・カルーヤ
- 本名:Daniel Kaluuya
- 生年月日:1989年2月24日
- 年齢:30歳
- 出身地:イングランド・ロンドン
- 職業:俳優
- 身長:174cm
- 活動期間:2006年
- 代表作:『ゲット・アウト』(2017)『ブラックパンサー』(2018年)
ボーダーラインの見所とは?
先の見えないストーリー展開
映画「ボーダーライン」の見所はシリアスで、先の見えないストーリー展開にあります。マットとアレハンドロが何者で、どうして強引な捜査が可能なのか、それが最後まで明かされずに進んでいくストーリー。彼らの目的と何なのか、結末まで全く目が離せない展開に、あっという間の2時間と感じること必須の映画です。
エミリー・ブラントの名演技
エミリーブラントの名演技も、この映画「ボーダーライン」では外せない魅力の一つです。クライムサスペンスということで、「オールユーニードイズキル」のようなアクションを想像しがちな作品と言える「ボーダーライン」ですが、実はシリアスなサスペンスなのです。ハラハラの展開とエミリー・ブラントの演技に見入ってしまう事受け合いです。
麻薬カルテル同士の戦い
アレハンドロは今回の敵である麻薬カルテルとは、別の組織から雇われた人間ということが判明していました。要するに映画「ボーダーライン」は、麻薬カルテル同士の覇権争いだったのです。
善と悪の境界線とは?
その麻薬カルテル同士を幇助していたCIA。アレハンドロは復讐を容認されていました。ぐちゃぐちゃに入り混じる、善と悪の境界線。何が正しいのか、どう判断するか、観る方の器がとても試される難しい議題となっていることも、この「ボーダーライン」の見所となっています。
倫理と法を超えた判断
今回の話の問題点はCIAが麻薬カルテルを幇助していたことにあります。でもこれは麻薬の蔓延がアメリカ国内に持たされ、悪化することを防ぐための裏取引でもあったのです。要するにCIAはアメリカを守るための行動だったのです。必要悪ということだと言われています。だからと言って、このまま見逃すこともできないという議論が尽きない作品、それが「ボーダーライン」なのです。
ボーダーラインの装備や武器考察
多種多様な装備と武器
「ボーダーライン」は武器や装備品なども注目される映画です。SWATやデルタフォースなどが使う、様々な銃や装備も見どころの一つとなっています。サバゲーなどが好きな層にとっては、たまらない作品としてマニアックな見方をされている方も多い作品と言われています。
映画の裏事情も知れる
武器など装備品などを詳しく観る一部の方達は、そういう部分から映画「ボーダーライン」の裏事情を探っているようです。少ない予算でよりリアルに近づけるように、装備品を集めていくのだそうです。少し無理のある銃や装備が見て取れたようで、限られた予算内で集めたことが判明していたと言われています。
ボーダーラインに関する感想や評価
最近見た映画のイラストメモNo.6
— cocolone leather (@suzuki_314) April 4, 2019
「ボーダーライン」
コンディション良しのベニチオ・デル・トロ=最高!最強!にカッコいい✨
麻薬カルテル、国境、善と悪、すべてにおいて明確な境界なんてものはない。
復讐を終えても、彼の瞳には光は映らない。 pic.twitter.com/mYuaHFDPO3
この方はイラストで「ボーダーライン」を紹介されています。的確に、そして簡潔に結末まで語られており、気に入ったことがわかるツイートです。
映画 ボーダーライン: ソルジャーズ・デイ を鑑賞して
— Blue (@xbzRCfsupahjeU3) April 4, 2019
ジョシュ・ブローリンが手にしてる銃が恰好良くてマルイさんで出してないかな~って検索したらありました!
欲しいっ😍 いいお値段っ!😅 pic.twitter.com/WJjLbWozQ8
「ボーダーライン」の続編についてのツイートになってしまいますが、やはり銃好きのマニアックな目線が存在しています。
余談ですが、「ボーダーライン」という映画に出てきたベネチオ・デル・トロ演じる殺し屋は子供も容赦なく殺してました。あれはびっくりしました。
— 猪谷伸臣 (@igaya_pyon) April 2, 2019
最後、仇であるファウスト一家を殺害する光景を見てのツイートです。まさかの展開を迎える結末にびっくりしたことが語られています。
ボーダーラインのあらすじ・結末やキャストまとめ
以上、映画「ボーダーライン」について徹底解明してきました。映画のストーリー以外でも、見どころのポイントなどを解説しました。銃や装備など、マニアックな見方をしている方達もいました。全体を通じて非常に評価の高い映画です。ぜひ一度ご覧になってください。