明日、君がいないのあらすじと評価は?映画の感想と衝撃の真実をネタバレ

自殺を題材としており、見た人に衝撃を与える注目作として知られる映画で、映画ツウの間で話題の作品と言えば『明日、君がいない』です。そんな知る人ぞ知る名作と言われる『明日、君がいない』ですが、一体どの様なあらすじの映画なのでしょうか…?そこで今回は、映画『明日、君がいない』のネタバレあらすじや、実際に作品を見た人の評価・感想を徹底調査してみましたのでチェックしてみましょう。

明日、君がいないのあらすじと評価は?映画の感想と衝撃の真実をネタバレのイメージ

目次

  1. 明日、君がいないとは?
  2. 明日、君がいないのあらすじネタバレ
  3. 明日、君がいないのネタバレ考察
  4. 明日、君がいないの登場人物
  5. 明日、君がいないを観た人の感想や評価は?
  6. 明日、君がいないの映画ネタバレまとめ

明日、君がいないとは?

冒頭からドキドキさせ、最後まで飽きさせず、見る人を魅了する映画として知られる『明日、君がいない』。この映画は天才的監督が19歳という若さで作り上げた注目作品で、映画好きな人たちの間でも話題を集めています。そんな、大注目映画『明日、君がいない』とはどんな映画なのでしょうか?まずは、『明日、君がいない』の映画情報や監督についてチェックしてみましょう!

明日、君がいないの映画情報

『明日、君がいない』は、2006年に制作されたオーストラリア映画です。2006年5月26日にフランスで公開され、2006年8月17日にオーストラリアで公開、日本では2007年4月21日に公開されました。そんな、映画『明日、君がいない』の日本でのキャッチコピーは『追いつめられても、SOSが届かない』です。

明日、君がいないの監督

映画『明日、君がいない』の監督は、ムラーリ・K・タルリです。ムラーリ・K・タルリ監督はわずか19歳という若さで、『明日、君がいない』を完成させたという天才的才能の持ち主です。そんな若監督が作り上げた映画『明日、君がいない』ですが、カンヌ国際映画祭で好評で、実際に見た方のレビューや感想でも好評の映画作品となっています。

明日、君がいないのあらすじネタバレ

天才的才能の持ち主である監督、ムラーリ・K・タルリの処女作品となる映画『明日、君がいない』は一体どの様な映画内容となっているのでしょうか?まずは、『明日、君がいない』のあらすじについてご紹介します。ネタバレが含まれますので、あらすじネタバレを見たくない方は注意してくださいね。それでは、さっそく『明日、君がいない』のあらすじネタバレをチェックしていきましょう!

あらすじネタバレ①2:37

映画『明日、君がいない』の原題は『2:37』とされています。この、『2:37』とは何なのかということをあらすじネタバレとしてご紹介すると、午後2時37分にある高校でクラスの誰かが校内を自殺するものです。2時37分に校内で誰かが自殺するに至るまでの1日、悩める6人の高校生を描いています。

あらすじネタバレ②6人の高校生

先ほどのあらすじネタバレでも少し触れたように、映画『明日、君がいない』では6人の高校生が登場してきます。この6人の高校生は誰もが悩みを抱えていることが共通点であり、どの高校生が自殺をしてもおかしくないほどです。そんな深い闇を抱えた6人の高校生についての特徴を見てみましょう。

まず、両親からのプレッシャーを感じているのが『マーカス』です。優秀な弁護士として働く父を尊敬している反面、完璧主義者の父に怒られることを恐れています。一見優等生に見えるマーカスですが、実は妹を強姦していたり、同級生を蔑んでいます。続いて、マーカスの妹である『メロディ』です。両親が兄・マーカスにばかり期待していることに不満を抱き、「自分はいらない子なのでは…」と悩んでいます。

そんなメロディはマーカスに強姦され、妊娠が判明します。兄の子供を妊娠していることが学校で広まってしまい、悩みを抱えています。学校ではゲイであることを知られており男子学生からからかわれているのが『ショーン』です。両親にゲイであることをカミングアウトするも、理解してくれないことに苛立ち、その苛立ちや差別を忘れようとするためマリファナを吸っています。

スポーツ少年である『ルーク』は、ルックスが良いことも加え、女子生徒人気が高い男子生徒です。『サラ』という彼女がいますが、実はルークもゲイであり、サラはゲイである自分を隠すための交際でした。ショーンと関係を持っています。ルークの彼女である『サラ』は、ルークの幼馴染であるメロディに嫉妬心剥き出しできつくあたっています。どうすればルークの愛を得られるのかと思い悩んでいます。

先天的な排尿障害と片方の足が少し短いという障害を持っているのが『スティーブン』です。たびたび失禁してしまい、学校でいじめられています。しかし、両親に心配かけたくないが故に悩みを打ち開けられず一人で思い悩んでいます。

あらすじネタバレ③学校生活

マーカスは勉強とピアノに励みつつもピリピリとした学校生活を送り、孤立しています。一方、運動神経抜群なルークは周囲の注目を集め、一見バラ色の学園生活を送っています。ルークと幼なじみであるメロディは、ルークと親しげに挨拶をすることで、ルークの彼女・サラにきつく当たられてしまいます。

マーカスから強姦されているメロディは女子トイレで妊娠検査薬を手にして泣いているところをサラに見られ、学校中で妊娠の事実を言いふらされてしまいます。スティーブンはおもらしをしてしまうことが原因で学校でいじめられ、ショーンはゲイであることを男子学生からからかわれている学校生活です。ケリーという女子生徒はいじめられているスティーブンや孤立しているマーカスにも優しく接しています。

結末ネタバレ:それぞれの結末

6人の高校生はそれぞれどのような結末をたどるのかをざっくりとしたあらすじネタバレでご紹介します。優等生であるマーカスはプレッシャーから妹・メロディを強姦して孕ませてしまいます。兄であるマーカスに強姦され、妊娠していることが学校で広まってしまったメロディは拒食症になってしまいました。

ルークはゲイであることを必死で隠すために女好きを演じますが、実際はゲイであることをカミングアウトしているショーンと関係を持ち、二人はジェンダー問題に悩んでいます。ルークの恋人・サラは彼氏がゲイであることに気づき悩みます。いじめられているスティーブンはひたすら我慢の学校生活を送っていました。そして、ケリーは6人の悩みを優しく聞いていました。

明日、君がいないのネタバレ考察

映画『明日、君がいない』のあらすじネタバレをざっくりとチェックしたところで、より深く、この作品の良さを理解するにはネタバレ考察をしていくべきです。お次は、『明日、君がいない』のネタバレ考察をしていきましょう。

明日、君がいないの表現法

映画『明日、君がいない』では、手持ちカメラでそれぞれの登場人物をインタビューする形式と、学校生活を交互に見せる表現方法となっています。6人の生徒の視点で、誰かが自殺をする午後2時37分間までの時系列を行ったり来たりしながら表現しています。

明日、君がいないの驚きの事実

意外な人物が自殺するというラストには誰もが驚きを隠さずにはいられなかった『明日、君がいない』。わずか19歳という若さで、名作『明日、君がいない』を作り上げたムラーリ・K・タルリ監督ですが、この作品には驚きの事実が隠されていました。19歳という幼さでこれほど重たい題材の映画作品を作り上げる感受性というのは驚きしかありません。

一体どんな人生を送ってくるとこの様な感受性を作り上げることができるのか気になるところですが、実はムラーリ・K・タルリ監督が親友の自殺から発想を得た、と言われています。作品自体はノンフィクションではないものの、監督自身が考えさせられるきっかけだったからか、映画の題材として扱おうとされたと考えられています。

最終的に自殺したのは誰?

さて、最も気になるネタバレといえば、結末です。冒頭である生徒が校内で自殺したことが判明していましたが、実際のところどの生徒が自殺したのかがきになるところです。マーカス・メロディ・ルーク・サラ・スティーブン・ショーン…6人の高校生は誰もが自殺してしまってもおかしくないほどの闇を抱えていましたが、自殺したのはこの6人の高校生ではなく『ケリー』という女子生徒でした。

ケリーは6人の高校生とともに学校生活を送るどこにでもいる生徒であり、誰にでも優しく接してあげる生徒です。とても自殺をするような子とは周囲にも思われていませんでした。見ている人も「なぜこの子が自殺したの?」と疑問を抱く方が多いようですが、物語の結末でもケリーがなぜ自殺したのかという理由は描かれていません。

6人の高校生たちは自殺したくなるほどの重たい荷物を抱えていますが、存在意義がしっかりと描かれています。しかし、実際に自殺したケリーは物語に登場していながらも6人の高校生と比べて存在感がなく、死んで初めて認識される人間だったということです。ケリーの死に「彼女が思いつめていたなんて…。」「相談してくれれば助けになったかもしれないのに」と高校生たちは語り、物語は結末を迎えました。

明日、君がいないの登場人物

映画『明日、君がいない』はそれほど登場人物が多くなく、悩みを抱える6人の高校生達が主な登場人物となっています。そんな主要人物達を演じた俳優・女優はどの様な人だったのか、登場人物像と併せながらチェックしていきましょう。

マーカス/フランク・スウィート

成績優秀な男性学生・マーカスを演じたのは、『フランク・スウィート』です。調べてみたところ、こちらの俳優は『明日、君がいない』にしか出演していないようです。しかし、非常に演技が上手で、メロディへの強姦シーンでは多くの人がゾクゾクと震えたようです。

メロディ/テリーサ・パーマー

マーカスの妹・メロディを演じたのは、『テリーサ・パーマー』です。こちらの女優は現在も活動をしており、多くの作品に出演しています。『明日、君がいない』ではオーストラリア映画協会賞主演女優賞にノミネートされました。2006年に公開された『呪怨 パンデミック』でハリウッド・デビューを果たしています。

ルーク/サム・ハリス

女子生徒にモテモテでありながらも実はゲイであるルークを演じたのは、『サム・ハリス』です。こちらの俳優も、『明日、君がいない』にしか出演していないようです。ルックスが良く、キン肉マンであるルークを演じたサム・ハリスですから、作品を見た方の中にもファンを多く獲得しているようです。

ショーン/ジョエル・マッケンジー

ゲイであることを校内ではカミングアウトしているショーンを演じたのは、『ジョエル・マッケンジー』です。ゲイであることを両親にカミングアウトするも、理解してもらえない苦しさや周囲からの偏見・差別に苦しみ、マリファナに手をだしているという、難しい人物像を見事演じきったジョエル・マッケンジーもこちらの作品にしか出演していないようです。

サラ/マルニ・スパイレイン

学園でも人気の男子生徒・ルークの彼女であるサラを演じたのは、『マルニ・スパイレイン』です。親よりもルークのことが大切な存在というほど、恋人であるルークに惚れており、恋愛に夢中な女子高生らしい人物像を演じました。こちらの女優もこの作品にしか出演していないようです。

スティーブン/チャールズ・ベアード

片方の足が少し短いという障害と生まれつき尿道が2つあるという障害を持つスティーブンを演じたのは、『チャールズ・ベアード』です。障害が原因でいじめられてしまう悲しく難しい役柄を見事に演じきった俳優ですが、こちらの俳優もこの作品にしか出演していないようです。

明日、君がいないを観た人の感想や評価は?

カンヌ国際映画祭で好評だった映画・『明日、君がいない』は、フランス・オーストラリア・そして日本で公開された注目作品です。そんな、多くの人々から好評価を得た『明日、君がいない』ですが、実際に見た人の感想や評価は具体的にどのようなものなのでしょうか?最後に、『明日、君がいない』を観た人の感想や評価をチェックしてみましょう。

『明日、君がいない』は、自殺について考えさせられる映画です。悲しいですが、近年では自殺する方が年々増加しています。こちらの感想をtwitterに投稿されている方もおっしゃるように、『明日、君がいない』では自殺がどういうことなのかを考えさせてくれるので、自殺が問題化されている現代で多くの人に見ていただきたいと思う作品です。

生きていると誰もが一つや二つは悩みや闇を抱えます。誰にも話せないこと、話しても気持ちを誰かに全部を理解してもらえない…そんな心の闇について考えさせられる映画が『明日、君がいない』です。こちらの感想をtwitterに投稿されている方もおっしゃるように、どうしようもなくなって生きることを放棄したくなる気持ちが、高校生達と共に共感出来る映画になっており、悩みを抱える人の心に刺さるものとなっています。

『明日、君がいない』はショッキングな内容で、感想などでも「2度と見たくない」という方や「鬱映画」と称されることも多いのですが、こちらの感想をtwitterに投稿されている方もおっしゃるように、映画を見て救われた方も少なくありません。自分自身の存在意義を考えてしまう時こそ、『明日、君がいない』を見てみるのも良いかもしれません。

明日、君がいないの映画ネタバレまとめ

『明日、君がいない』の映画あらすじ・ネタバレ・感想のまとめご紹介はどうでしたか?カンヌ国際映画祭でも好評価であり、実際に作品を見た人の感想や評価も高い『明日、君がいない』は、重たいテーマを扱っているのでズシッと心にくるものがありますが、その深さから見て損はない作品だと言われています。気になる方は、ぜひ映画をチェックしてみてくださいね。

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