オートマタのネタバレと映画の感想!ロボット社会の問題を描くSFサスペンス

映画オートマタは2014年に制作されたスペインとブルガリアの合作映画です。映画オートマタは労働力としてロボットが使用されている近未来を舞台に、主人公がロボットの異変を追う姿を描いたあらすじのSFサスペンス映画であり、カンヌ国際映画祭で上映されたことから注目を浴びた作品です。本記事ではそんな近未来を舞台にした映画オートマタについて結末までのあらすじネタバレや出演しているキャストのネタバレ情報などを映画に関する感想を交えながらご紹介していきます。

オートマタのネタバレと映画の感想!ロボット社会の問題を描くSFサスペンスのイメージ

目次

  1. オートマタとは?
  2. オートマタの映画あらすじネタバレ
  3. オートマタの映画結末ネタバレ
  4. オートマタの登場人物・キャスト
  5. オートマタに関する感想や評価は?
  6. オートマタの映画ネタバレまとめ

オートマタとは?

オートマタの映画作品情報

映画オートマタは2014年に制作・公開されたスペインとブルガリアの合作映画です。映画オートマタは人間の代わりにロボットが労働者として働く近未来を舞台にした映画となっており、主人公がロボットの異変の原因を突き止めていくといったあらすじのSFサスペンス映画作品となっています。映画オートマタは最初から結末までのあらすじが現実味のある物語となっており、ロボットに対する考え方を再度認識させられます。

また監督を務めたガベ・イバニェスは「シャッター・ラビリンス」などの作品を手掛けた人物であり、未来を予測したかのようなあらすじの物語に迫力満点のアクションシーンを添えたことで、最後まで飽きることなく楽しめるSF映画に仕上げました。このことで公開前から映画オートマタは注目を浴びることになり、カンヌ国際映画祭国際批評家週間で上映されることになりました。

その後映画オートマタはアメリカなどで上映されることになり、日本でも2016年の3月5日に公開されました。アメリカの映画批評サイト「ロッテン・トマト」は映画オートマタに対し、「見栄えはいいが、物語としては空疎である。SF作品のシチュエーションを詰め込み過ぎた」という感想を残し、5点という平均点で評価しました。このことから映画オートマタは強いSF映画ファンにはおすすめ出来ない作品といえるでしょう。

また映画オートマタは他に期待外れの代表作だという感想なども寄せられており、映画界ではあまり評価されていません。しかし映画オートマタはSF映画の要素をたくさん詰め込み、非常に設定が細かい作品となっています。また映画オートマタは一度最後まで観ると妄想を止めることが出来ません。なぜなら謎の部分が多々あり、映画を観ている人に想像させるストーリー構成となっているからです。

確かに多く集めた不評な感想を見ると万人受けする映画でないことが分かります。特に考察などを考えるのが嫌な人にとってはつまらない作品となることでしょう。一方で物語の後がどうなったかなどを考える人にはぴったりな作品となっており、非常に妄想が膨らむ映画となっています。本記事ではそんな映画オートマタについてあらすじのネタバレや感想のネタバレなどをご紹介しますので、是非映画のご参考にしてみてください。

オートマタの予告編動画

映画オートマタのネタバレ予告編動画では自我を持ったロボット達が人類に歯向かう計画をしていく姿が描かれていました。ではここからは映画オートマタについて簡単な物語のあらすじをネタバレ紹介していきます。時は2044年の未来、人類は地球が太陽風の影響で砂漠化が進んだことで滅亡の危機に瀕していました。そこで人類は自分たちの代わりとして人工知能搭載型ロボットを労働力として使用することにします。

このロボットには生命体への危害の禁止・自我のロボットの改造を禁止という二つのルールが設けられていました。しかしある日この規則を破るロボットが出現します。このロボットはなぜかルールを破り、自殺してしまいます。主人公のジャックはこの事件に疑念を抱き、ロボットのプロトコルを改竄した人間を調査することにするのでした。

オートマタの映画あらすじネタバレ

あらすじネタバレ:オートマタ開発

ここからは映画オートマタについて結末に至るまでのあらすじをネタバレ紹介していきます。時は2044年、膨大な太陽嵐の影響で地球の砂漠化が進行していました。この影響で人類は2100万人に減少してしまい、通信システムなどは使用不可となってしまっていました。そんな中、ROC社がオートマタという人口知能搭載型ロボットが開発されます。このロボットには二つの安全プロトコルがシステムに登録されていました。

1つは生命体への危害を禁止することであり、もう1つは自我の改造を禁止するといった内容でした。このシステムは人類を守るために必要不可欠なシステムであり、変更することは固く禁じられていました。主人公ジャックが住む街は砂漠から守るために壁が築かれており、スラム街と化していました。ジャックはROC社で働いており、ロボットに関する問題などを対処する仕事に就いていました。

またジャックには妻がおり、もうすぐ新しい命が生まれようとしていました。ある日の夜、ジャックは防護壁を建設する会社でロボットが自己修復を始め、刑事がロボットを撃ってしまったという報告が入ります。ロボットが自ら改造することは禁止されており、ジャックは急ぎ調査を開始します。しかしそのロボットには特に問題が無く、大きな問題になると考えたジャックは会社の上司に相談します。

ジャックは子供が生まれるのを契機に環境の良い場所に住みたいと考えており、相談の際に転属をお願いします。しかし上司は認めてくれず、ジャックは仕方なく今回発生した事件の調査に向かうことにします。問題が起こった場所は無数の人々が家屋で暮らしており、防護壁の近くに寄れば射殺されるルールが設けられていました。まずジャックは破壊されたロボットのロッカーを調べてみることにします。

ジャックはそこで逃走を図る一体のロボットを発見し、追いかけます。するとそのロボットは自ら火を放ち、焼身自殺をしてしまいます。異常な事態にそのロボットを急ぎ調査すると強力な原子力電池が出てきました。それ以外の証拠を手に入れることが出来なかったことでジャックは誰かが秘密裏に改造したのではと上司に報告します。そして上司は解決したら転属を認めるという条件を出し、ジャックはロボットの調査に乗り出します。

あらすじネタバレ:ロボットの自殺

ジャックはロボットに第2プロトコルが無いから自殺したと考え、ラボに相談します。しかしロボットのプロトコルを解除することは不可能でした。その後帰宅したジャックは妻に転属を話すものの、反対する妻と喧嘩になってしまいます。妻との喧嘩に落胆しているジャックはその夜事件の現場を訪れます。そこでジャックは原子力電池を見つけるのでした。そこでジャックはロボットを撃ち殺した刑事に聞き込みをすることにします。

その刑事はロボットに深い憎しみがあり、ジャックは刑事に調査に協力して欲しいと願い出ます。そしてジャックと刑事は調査を始め、まずクリオという娼館で働いているロボットに会うことにします。しかし刑事はロボットに高圧的な態度を示し、クリオを撃ってしまいます。ジャックは刑事の行いに疑問を抱く感想を述べるのですが、逆に刑事に脅かされてしまい、お金を要求されてしまうことになります。

クリオを修理したいジャックは急ぎラボで働くデュプレという女性技師の元に向かいます。デュプレはジャックに第2プロトコルが無ければロボットは急速に進化すると語ります。さらにデュプレは第2プロトコルが解除されていないのにクリオが進化したと明かします。この話を聞いたジャックは名刺を置き、その場から立ち去るのでした。疲れたジャックは家に帰り、妻とお腹の子供に癒されようと考えます。

そんなジャックに妻は引っ越しに同意し、子供のことを第1に考えることにします。しかしジャックは会社から調査中止を言い渡されてしまいます。するとジャックの元にデュプレから報告が入り、急ぎラボに向かいます。するとデュプレはジャックにロボットの中枢を中枢を担っているバイオカーネルが改造したバイオカーネルと合わさることでクリオが急速な進化をしたという話を打ち明けます。

ジャックにクリオが異常な進化をした存在と話したデュプレは来客が来たことでその場を離れます。するとデュプレは何者からに殺害されてしまいます。ジャックは急いでクリオと共にその場から逃げ出します。ジャックはクリオが運転するタクシーで追手を倒すのですが、車が横転してしまうのでした。

あらすじネタバレ:荒廃した砂漠

その日の翌日、ジャックはクリオを含めた4人のロボット達と砂漠の真ん中にいました。横転して記憶を失くしていたジャックはこの状況に戸惑いの表情を浮かべます。ジャックはロボットに街へ返すよう要求するのですが、ロボットは人命救助が先という理由を付けて断ってしまいます。これによりジャックは自分の力で帰るしか方法が無くなってしまい、街の方向に歩きだします。その後ろにはロボット達が追従していました。

ようやくジャックは街の影を発見するのですが、その場で気絶してしまいます。ジャックは目を覚ますとそこにはクリオの姿がありました。クリオは第1プロトコルの効果でジャックを助けており、街に戻るのは不可能だと打ち明けます。その頃ジャックの妻は出産を目前に控えていました。一方ROC社では改造されたバイオカーネルが見つかったことで緊迫した状況になっており、上司はジャックの責任だと追及されてしまいます。

ジャックの味方である上司は無実を訴えるものの、聞き入れられることはありませんでした。一方砂漠を歩くジャックはロボットからタンパク質という理由で虫を渡されます。ジャックはその虫を密かにクリオの鞄に入れ、手持ちのポケベルで上司に居場所を知らせようと試みます。するとロボット達は通常入ることが出来ない強度汚染区域へ向かいます。そこでジャックはロボット達から隠れて信号弾を放ちます。

ジャックは助けが近くまで来ていることを知っていました。しかしその場に来たのはあの刑事であり、ジャックは刑事に原子力電池を奪われてしまいます。そこでジャックは原子力電池を取り戻すために刑事を撃ってしまいます。一方会社ではジャックの上司が社長の元に連行されていました。そして上司は社長から人口知能の技術が極限まで達した後に起こりうるデメリットを打ち明けます。

実は安全プロトコルはロボットが自ら制作したシステムだったのです。このことからロボットは安全プロトコルを解除することが出来、人類はロボットによって命を握られた存在となってしまっていたのです。一方クリオ達は目的の場所へ到着します。すると黒幕である人物が姿を見せます。その正体はロボットであり、3体のロボットは何かの装置を造り出します。しかしその装置を制作するには原子力電池が必要不可欠でした。

オートマタの映画結末ネタバレ

結末ネタバレ:死体発見

ここからは映画オートマタについて結末のあらすじをネタバレ紹介していきます。ジャックは一旦家に帰ることにするも、車のエンジンが切れていることから落胆します。するとジャックの元にロボットが現れ、人類は時の流れと共に淘汰される存在であることを話します。そして人類が制作したロボットが人間の意思を引き継ぎ、時が進んでいくと打ち明けます。この話を聞いたジャックは感銘を受け、原子力電池を渡してしまいます。

一方会社ではジャックの捕縛チームが結成されており、その中には上司の姿もありました。捕縛チームはジャックの元へ向かう途中に刑事の死体を発見し、待機することにします。そしてその場にジャックの妻と娘が連れてこられ、ジャックを捕まえる人質にします。上司はこの非人道な行いに遺憾を示し、隠し持っていた銃を構えます。しかし上司は無念にも射殺されてしまうのでした。

結末ネタバレ:生命の神秘

その頃ロボット達は工場跡地に電気を復旧していました。気がおかしくなりそうなジャックはクリオとダンスをすることで何とか気を紛らわせます。一方クリオはジャックとのダンスを通じて人間の愛情を学ぼうとしていました。その頃ロボット達は原子力電池を使用することで製造していた物体を完成させます。そしてロボットは感謝の気持ちを込めてジャックに車をプレゼントします。

ジャックが車で帰ろうとすると、ロボット達が製造していたなにかを目のあたりにします。それは更なる進化を遂げた次世代型ロボットだったのでした。その後車で帰るジャックでしたが、高濃度の放射能に被爆していることから嘔吐してしまいます。そこでジャックは撃たれた上司を発見します。ジャックは上司から妻と娘が危険だという情報を聞き、上司が息を引き取った後ジャックは工場跡地に足を運ぶことにします。

一方谷を渡ろうとしていたロボット達の元に会社が派遣したチームが到着します。そして人間はロボットに攻撃を行い、2体のロボットが破壊されてしまいます。残るのはクリオと次世代型ロボットであり、ロボットは危機に陥ってしまいます。するとその場にジャックが車で登場し、チームの2人を倒します。そして銃撃されたことで瀕死となったジャックが逃げる中、次世代型ロボットが最後の1人を倒します。

するとジャックはそこで自らの娘と始めて対面します。新たな命が誕生したことで歓喜の感想を上げる人間を見たクリオと次世代型ロボットはそこで生命の神秘というものを知ります。そしてロボットは静かに谷の向こう側へ姿を消していくのでした。こうして映画オートマタは結末を迎え、物語の幕が下りていくのでした。

オートマタの登場人物・キャスト

ジャック・ヴォーカン/アントニオ・バンデラス

ジャックは映画オートマタにおいて主人公にあたる人物です。ジャックはオートマタを制作したROC社に勤務している男性であり、ロボットのトラブルに対応する仕事に就いていました。そんなジャックは子供を出産間際に控えた妻がおり、引っ越しを考えています。

映画オートマタでジャックを演じたキャストはスペインの俳優であるアントニオ・バンデラスです。アントニオ・バンデラスは1982年の映画「セクシリオ」でデビューを飾り、スペインを代表する俳優へと成長していきます。その後アントニオ・バンデラスは1992年にハリウッドデビューを果たし、「暗殺者」や「デスペラード」などの作品に出演する人気俳優です。

スーザン・デュプレ博士(クレオの声)/メラニー・グリフィス

デュプレ博士はスラム街でオートマタ人工知能の研究や修理の仕事を担当している女性です。デュプレは助けを求めてきたジャックをサポートし、クリオを進化させます。しかし謎の人物に襲撃されたことで命を落としてしまいます。

デュプレ博士とクレオの声を演じたキャストはアメリカの女優であるメラニー・グリフィスです。メラニー・グリフィスは「ナイトブース」に17歳という若さで出演し、女優デビューを果たします。その後演技を確立させたメラニー・グリフィスは「ボディ・ダブル」などの作品に出演し、アカデミー賞やゴールデングローブ賞を受賞するなどアメリカを代表する女優としての確立しました。

ウォレス/ディラン・マクダーモット

ウォレスは映画オートマタにおいて刑事をしている人物です。ウォレスは極度のロボット嫌いであり、自己修復を始めたロボットを撃ってしまいます。このウォレスが起こした事件がきっかけとなり、ロボットの真実が明らかになっていきます。

映画オートマタでウォレスを演じたキャストはアメリカの俳優であるディラン・マクダーモットです。ディラン・マクダーモットは元々舞台で活躍していた人物であり、1993年に「ザ・シークレット・サービス」という映画に出演したことがきっかけで注目を集めます。その後主演を務めたドラマ「ザ・プラクティスボストン弁護士ファイル」が8シーズン続く人気ドラマとなりました。

ロバート・ボールド/ロバート・フォスター

ボールドは映画オートマタにおいてジャックの上司にあたる人物です。ボールドは会社の中でも常識人であり、最後までジャックの味方をします。また、たった一人で会社の暗部チームに立ち向かうなど勇気ある一面も持っています。

映画オートマタでボールドを演じたキャストはアメリカの俳優であるロバート・フォスターです。ロバート・フォスターは1967年に映画「禁じられた情事の愛」でデビューを果たし、様々な作品に出演しているベテラン俳優です。ロバート・フォスターは1997年に映画「ジャッキー・ブラウン」でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、今現在も多数の作品でキャストを務めています。

オートマタに関する感想や評価は?

ここからは映画オートマタに関する感想を一部ご紹介していきます。映画オートマタは少しずつロボットがトラブルを起こした原因が判明していくサスペンス映画であり、最後まで目を離すことが出来ない映画となっています。このことから映画オートマタに関する感想ではとてもスリリングな映画だったという感想が多く寄せられていました。

映画オートマタは未来の世界を舞台に、現実に起こりそうな物語が展開される映画作品です。ロボットが自我を持つ映画は多数あるものの、映画オートマタは特に現実味のあるストーリーとなっています。映画を観た方は上記の感想にもある通り、ロボットの行動に一番納得することでしょう。

SF映画に登場するロボットはアニメ的なデザインが多いのですが、映画オートマタに登場するロボットは現実味のあるリアルなロボットです。これには称賛の声が多く集まっており、映画オートマタのリアルな世界観をより表現しています。

オートマタの映画ネタバレまとめ

本記事では映画オートマタについて結末までのあらすじや映画に関する感想などをネタバレ紹介させて頂きました。映画オートマタはロボットの反乱をテーマにした映画となっており、現実に起こりそうなリアルなストーリーが展開されます。このことから映画オートマタはロボット映画が好きな方にぴったりな作品となっています。是非映画オートマタを観ようとお考えの方は本記事をご参考にして頂き、映画オートマタをお楽しみください。

関連するまとめ

新着一覧

最近公開されたまとめ