映画ターザン:REBORNのあらすじや結末は?ディズニー版との違いを比較!

誰もが知るジャングル育ちのヒーロー、ターザンを主人公にした映画がターザン:REBORNです。ディズニー版が最も有名なターザンですが、ターザン:REBORNは単にディズニー版の実写映画ではないのをご存ではない人も多いのではないでしょうか?今回は映画ターザン:REBORNのあらすじやキャストをネタバレありで紹介しながらディズニー版との内容の比較なども行っていきます。

映画ターザン:REBORNのあらすじや結末は?ディズニー版との違いを比較!のイメージ

目次

  1. 映画ターザン:REBORNとは?
  2. 映画ターザン:REBORNのあらすじ・結末ネタバレ
  3. 映画ターザン:REBORNとディズニー版の違いを比較
  4. 映画ターザン:REBORNの登場人物・キャスト
  5. 映画ターザン:REBORNに関する感想や評価は?
  6. 映画ターザン:REBORNまとめ

映画ターザン:REBORNとは?

映画ターザン:REBORNの作品情報

映画ターザン:REBORNは2016年にアメリカを皮切りに公開された映画です。ディズニー版を始めとした知名度を持つ架空のヒーローであるターザンを「ハリー・ポッター」シリーズの監督としてお馴染みのデヴィッド・イェーツさんが務める事で話題を集めました。世界的に有名な作品だけにその脚本の執筆段階、キャストを選ぶ段階での紆余曲折があった作品でもあります。

映画ターザン:REBORNの予告編動画

ターザン:REBORNの1つの特徴といえるのがターザンの世界を現在の高い技術力を使って限りなく再現しているという点です。ターザンの特徴の1つであるとも言える動物達を巧みに使った演出も随所に見る事が出来ます。

映画『ターザン REBORN』公式サイト

映画ターザン:REBORNのあらすじ・結末ネタバレ

あらすじネタバレ:オパールの秘境へ

映画ターザンREBORNのあらすじは最初ターザンとは全く関係ない場所で進行します。時は1884年、欧米の列強諸国がアフリカの植民地について話し合う為にベルリンで会議を行っていました。その会議の結果、ベルギー国王レオポルド2世がコンゴ盆地の領有権を得ます。コンゴ盆地は象牙を始めとした豊富な資源で注目を集めている土地でした。

しかし実際に開拓を初めてみるとなかなか思うようにはいかず、5年の開拓期間でベルギー国王レオポルド2世は巨大な負債を作ってしまいます。その負債は国内の軍隊への給料を渋らなければいけない程深刻なものになっていました。そこでレオポルド2世は腹心であるレオン・ロムの派遣を決定。狙いはオーパルの秘境にあるダイヤモンドでした。

派遣されたレオン・ロムは公安軍を引き連れてオーパルの秘境を訪れますがそこで原住民の一団に襲われる事になります。結果ロムを残して軍は全滅。それでもなんとかロムは族長であるムボンガに会う事に成功しダイヤモンドを渡してほしいと要求します。ムボンガ族長はダイヤモンドを渡す引き換えとしてコンゴで「ターザン」と呼ばれる男を連れてこいと要求、ロムは承認するのでした。

あらすじネタバレ:ジョンの過去

ネタバレするとかつてターザンと呼ばれた男は今ではイギリスはロンドンでグレイトーク卿、本名ジョン・クレイトンという名前と呼ばれる貴族になっていました。ジョンはイギリス首相に呼ばれコンゴに行ってほしいと求められますがジョンはその依頼を断ってしまいます。

その帰り道、ジョンにアメリカ公使を名乗るジョージ・ワシントン・ウィリアムズ博士が接触してきます。ウィリアムズ博士は「奴隷制度について調べている」と話し、ベルギー国王が原住民を資金運用の為に奴隷として売り飛ばしているのではないかと疑っており、一緒にコンゴに来てほしいと頼みます。ジョンは迷いながらもその依頼を受ける事にしました。

この時点でウィリアムズ博士はジョンに対してその過去であるコンゴでのターザンの話をしています。ネタバレするとジョンは幼い頃からゴリラの群れの中で育てられた過去があります。ジェーンと出会った事で自身が人間である事、さらにジャングルで亡くなってしまった両親がイギリスの貴族だった事を知るのです。ジョンがイギリス貴族になったのは両親の地位を引き継いだからでした。

妻ジェーンも同行を希望し、最初は反対しますが結局ウィリアムズ博士、ジョン、ジェーンの3人でコンゴに入国する事になります。ジョンはサバンナでライオンにライオン流の挨拶を返すなど過去の経験を活かしながら過去にジェーンやジェーンの父が滞在していたクボ族の集落に向かいます。過去にジェーンの父は原住民であるクボ族に英語を教えていました。

あらすじネタバレ:人質になったジェーン

ジョン達が集落に滞在しているのを知ったレオン・ロムは前払いで頂いていたダイヤを使い人手を集めジョンを捕縛しようと試みます。奇襲を受ける形となったジョンは一度は捕まってしまいますがウィリアムズの助けも受けてなんとか脱出。しかしジェーンを人質として捉えられてしまいます。ジョンはかつての土地勘を活かしレオン・ロムを追いかける事になるのです。

ここでウィリアムズ博士が1つ大きなネタバレをします。ウィリアムズ博士がジョンに接触したのはレオン・ロムからの依頼だったというのです。もちろんウィリアムズ博士の調査自体は本当でウィリアムズ博士はジョンへの協力を約束します。ジャングルの中の近道を通り抜け、列車で移動するレオン・ロムに追いついたターザンは客車を襲撃、護衛についていた公安軍を一掃してしまいます。

その列車にはコンゴの他の地区の原住民の男性たちが奴隷として捉えられていました。さらにジョンはこの列車の路線が完成すればコンゴ中を3日で移動出来るようになる事、その目的はコンゴ中の原住民たちを捉えて奴隷にする事だと知ります。さらにレオン・ロムはその偉業を達成するとコンゴの総督になる事も決まっているのでした。色々な事を知る事が出来たジョンでしたが肝心のロムの姿もジェーンの姿もそこにはありませんでした。

ネタバレするとジョンが列車を襲撃している頃、レオン・ロムとジェーンは列車を使わず、船で移動していました。レオン・ロムはクボ族の青年も捉えており、逆らうとクボ族の青年を殺すと脅してジェーンを従わせました。さらにレオン・ロムはジェーンに一目惚れしますがジョンがムボンガ族長と会えば殺されるだろうと思っていたのでそれからジェーンを自分の物にしようと考えてもいます。

一方でジョンとウィリアムズ博士はレオン・ロムを追いかけるべくサバンナを横断、そこでかつて兄弟のように一緒に育ったゴリラアクートと出会います。ジョン達が通ったサバンナは今ではアクートの縄張りだったのです。ジョンは殴り合いになりながらもアクートから通行の許可を得る事になりました。アクートが襲いかかったのは既にそこを通り抜けたレオン・ロムがゴリラ達を射殺させていた為です。

そしてついにジョンがムボンガ族長と邂逅を果たします。ムボンガ族長は息子をターザンだったジョンに殺された過去を持ち復讐に燃えていました。しかしジョンがムボンガ族長の息子を殺したのは自分を育ててくれた母親同然のゴリラカーラをムボンガ族長の息子が殺したからであり復讐が復讐を呼ぶ連鎖になっていたのです。2人は戦う事になりますがウィリアムズ博士がなんとか制止します。

あらすじネタバレ:ロムの最期

ジョン達はすれ違いでレオン・ロムが射殺させたゴリラ達を既に見つけているので、個人の復讐よりも皆殺しを厭わないレオン・ロム達を倒すべく復讐を辞めさせました。ムボンガ族長もジョン達の説得を受けて復讐よりもコンゴを守るべく協力する事にします。レオン・ロムが集めた軍隊に対抗するべくジョンはサバンナを走り回りライオンやバッファロー、水牛の群れを集めて回ります。

レオン・ロムが出港の準備をする港を動物たちと共に襲撃したジョン。ジェーンがレオン・ロムの隙をついて逃げている事を確認します。さらにウィリアムズ博士が援護射撃として港にあったのマシンガンで船を射撃。船が沈み始めてしまいます。そんな中ジョンは船に乗り込んでムボンガ族長が渡したダイヤを発見します。そこにレオン・ロムがやってきて格闘になります。

ジョンはレオン・ロムと戦いながら不思議な声を出します。ネタバレするとその声はワニが求愛する時に出す声でジョンはワニ達をおびき寄せていたのです。集まったワニの群れの中にレオン・ロムを落として襲わせました。責任者であるレオン・ロムがいなくなった事で開放された原住民の部族達は大喜びしました。

後日、帰国したウィリアムズ博士は調査の報告書を提出、ベルギー国王が行っていた奴隷売買という悪事を白日の下に晒します。一方でジョンとジェーンはコンゴに残りクボ族の所で生活していました。ジョンはイギリス貴族という立場を捨てコンゴで暮らすターザンとしての道を進むことにしたのです。

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映画ターザン:REBORNとディズニー版の違いを比較

映画ターザンREBORNのあらすじを紹介した所でターザンの映像作品で一番有名なディズニー版との比較を行っていきます。

ディズニー版との違い①続編的なストーリー

ターザンというと一番有名なのはディズニーでアニメ映画として公開されたあらすじです。ジャングルで育ったターザンがジェーンと出会い結ばれる恋愛物語でもあり、ゴリラの密猟を計画するクレイトンと戦う物語でもあります。ディズニー版では最後ターザンとジェーンはジャングルに残っています。アニメ映画としては続編としてターザン2も作られていますがこれはターザン幼少期の物語になっています。

比較してみると細かな違いが全くないわけではありませんがディズニー版で映画化されている内容のあらすじ的な意味合いでの続編と言えるのが映画ターザン:REBORNだと言えます。元々ターザンシリーズはアメリカの小説家エドガー・ライス・バローズさんが手がけた10巻近くある長編シリーズであり、ディズニー版はおおよそその長編シリーズの1巻をベースにしています。

そしてターザンREBORNでは2巻の内容をベースにしているのです。ディズニー版とターザンREBORNだけを比較するとターザンがいきなりジャングルの外に妻となったジェーンと共に住んでいるので地続きとは思えない部分もありますが、原作を絡めて比較するとこの2つは明確に地続きのあらすじとなっている物語でもあります。

ディズニー版との違い②リアルな表現

ディズニー版と比較して明確に違う点はやはり実写映画になっているという点です。ディズニー版はアニメ映画でありアニメならではの表現なども豊富に用いられていますが、同時にこのディズニー版のイメージがそのままターザンのイメージになっている人も多い事から実写映画になっても違和感がないように様々な工夫が行われています。

映画が公開された2016年時点で最新の撮影技術を駆使しそのスピード感などを再現、CGも巧みに利用し映画ターザンREBORNの大きな特徴と言える動物の表現などもリアルに取り入れられています。ディズニー版と比較してもその動きはよりリアルな動物らしさを意識されているといえます。

映画ターザン:REBORNの登場人物・キャスト

ジョン・クレイトン(ターザン) /アレクサンダー・スカルスガルド

ターザン役を演じたキャストがアレクサンダー・スカルスガルドさんは、スウェーデン出身の俳優で、俳優一家の長男として生まれ育ちました。既に映画「バトルシップ」や「ズーランダー」シリーズ、ドラマ「トゥルー・ブラッド」シリーズなどで活躍していた俳優さんです。ターザン役の際にはターザンのイメージを崩さない為、徹底的な肉体改造を行った事でも知られています。

映画ターザンが公開される際に行われたインタビューの中で答えていますがこの肉体改造の際には何ヶ月も鶏肉だけを食べ続けて肉体づくりを行ったそうで、初めて本格的な肉体改造を行ったというアレクサンダー・スカルスガルドさんは1日だけなんでも自由に食べていいと言われて涙を流す程に嬉しかったそうです。

ジェーン・クレイトン/マーゴット・ロビー

ターザンのヒロインであるジェーン役のキャストを務めたのが女優のマーゴット・ロビーさんです。2014年「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のナオミ役でスターの仲間入りを果たしました。また2016年公開の映画「スーサイド・スクワッド」のハーレークイン役のキャストとしても知られています。

ジョージ・ワシントン・ウィリアムズ/サミュエル・L・ジャクソン

本作でのターザンの相棒的なポジションで描かれるウィリアムズ博士役のキャストは俳優のサミュエル・L・ジャクソンさんです。「スターウォーズ」新三部作やMCUのニック・フューリー役など非常に有名所の作品に数多く出演しています。またサミュエルさんも本作にあたって実際の人物であるウィリアムズ博士役に合わせるべく体重を増やしています。

レオン・ロム/クリストフ・ヴァルツ

本作の敵役、アメリカ映画の言い方に合わせるとヴィランの立ち位置になるレオン・ロム役を演じたキャストがクリストフ・ヴァルツさんです。タランティーノ監督に見出され「イングロリアス・バスターズ」で起用されてハリウッド・デビューを果たしました。これまでに2度もアカデミー賞助演男優賞を受賞するなど名脇役として知られる俳優さんです。

映画ターザン:REBORNに関する感想や評価は?

ここからは映画ターザンREBORNを既に視聴した人の感想を紹介していきます。全体的には好評が多い映画ですが、絶賛されただけではない内容になっているといえます。

日本ではどうしてもターザンというとディズニー版をイメージする人が多い為、ディズニー版をそのまま実写映画化した映画だというイメージを持ったという人が多いです。その為、そういうイメージを持って見て驚いたという声は多く、同じなら見なくていいかと見逃していたという声も多くなっています。

実際の映画の感想としてはディズニー版と比較されると同時に大元である原作小説の良さでもあった勧善懲悪感や奴隷制度と高圧的な文明主義が淘汰されるべきいう社会に対してのメッセージを上手く入れ込んだ作品であったとする感想が多いです。それもセリフで語らせるわけではなく行動で示すというのが大きなポイントでもあるとする感想が多いです。

豪華なキャストの中でもやはり一番感想を集めているのがターザンのキャストを務めたアレクサンダー・スカルスガルドさんです。元々カッコいいと言われる俳優さんでしたが、ターザン役を演じる為に、10kgの増量とウェストの引き締めを敢行。辛い食事制限を乗り越えて作り込まれた身体はまさにターザンのイメージにふさわしいという感想が多くなっています。

映画ターザン:REBORNまとめ

映画ターザンREBORNはディズニー版の実写映画化と思われがちですが実際に比較してみるとどちらかといえば地続きの続編といえるような作品です。世界中で愛されるターザンというキャラクターだけにそのイメージを出来る限り忠実に再現した映画でもあり、中でもターザン役を務めたキャストのアレクサンダー・スカルスガルドが作り上げた「ターザンボディ」といえる身体はそれだけでも見る価値があると言われる映画です。

あらすじをネタバレで知っていてもその辛い肉体改造の末に作り上げたターザンのキャストのアレクサンダー・スカルスガルドさんのアクションシーンや動物を絡めたターザンらしい映像美を公開当時の最新技術を使って作り上げているのでその映像美を含めて楽しめる映画です。例えディズニー版などを知らなくて比較できなくても単独で楽しめる映画なのでまだ視聴した事がないという人はぜひ1度視聴みてはいかがでしょうか?

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