ヴィンセントが教えてくれたことの評価・感想は?映画のネタバレあらすじを紹介

映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」は、大酒飲みで金に汚い上、ギャンブルもするという世間一般から見ると聖人からはほど遠い老人・ヴィンセントと、引っ越してきた少年・オリヴァ―との交流を描いた物語です。母子家庭で母親が忙しいオリヴァ―の面倒を最初は嫌々見ていたヴィンセントでしたが、共に過ごすうちに絆が生まれていきます。この記事では、「ヴィンセントが教えてくれたこと」のネタバレを含むあらすじやキャストなどの作品情報の他、評価や感想なども紹介していきます。

ヴィンセントが教えてくれたことの評価・感想は?映画のネタバレあらすじを紹介のイメージ

目次

  1. ヴィンセントが教えてくれたこととは?
  2. ヴィンセントが教えてくれたことの映画あらすじネタバレ
  3. ヴィンセントが教えてくれたことの映画結末ネタバレ
  4. ヴィンセントが教えてくれたことの登場人物・キャスト
  5. ヴィンセントが教えてくれたことの挿入歌・曲
  6. ヴィンセントが教えてくれたことの見どころ
  7. ヴィンセントが教えてくれたことに関する感想や評価は?
  8. ヴィンセントが教えてくれたことのネタバレまとめ

ヴィンセントが教えてくれたこととは?

ヴィンセントが教えてくれたことの映画作品情報

映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」は、嫌われ者で借金まみれの老人・ヴィンセントと、引っ越していた母子家庭の隣人の少年・オリヴァ―との絆を描いた物語です。業界での評価は非常に高く、数多くの映画賞にノミネートされました。

ヴィンセントが教えてくれたことの予告編動画

こちらが、映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」の予告編動画です。最初は嫌々オリヴァ―の子守りを引き受けたヴィンセントでしたが、徐々に2人の間には絆が生まれていきます。劇中で流れる名曲の数々も見どころの一つです。予告動画で面白いと確信したなどの感想もありました。

映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」公式サイト

ヴィンセントが教えてくれたことの映画あらすじネタバレ

あらすじネタバレ:借金まみれのヴィンセント

嫌われ者の老人・ヴィンセントは、ブルックリンの自宅を担保にして借金を重ねているにも関わらず、売春婦や酒、ギャンブルなどの娯楽に溺れた暮らしを送っていました。ある夜、車で帰宅したヴィンセントは、飼い猫のフィリックスに餌を与えた後、氷をトンカチで割ろうとした時に誤って指を打ってしまいます。よろけた拍子に床に散らばっていた氷に足をとられ、滑って頭を打ち、気絶してしまいます。

翌日、引っ越し作業中のトラックがヴィンセントの家の木とフェンスに衝突します。折れた枝は、彼の車の上に落下しました。家から出てきたヴィンセントは、その有様に怒りを露わにします。そこに、自家用車でやってきたマギーとオリヴァ―の親子が謝りにきます。ヴィンセントは、引っ越し業者とマギーを罵倒します。マギーは、弁償すると言いますが、ヴィンセントは自動車は引っ越し業者に弁償させると言い断ります。

あらすじネタバレ:引っ越し

ヴィンセントは、マギーに折れた木と壊したフェンスの修理を頼み、家に入っていきます。彼の様子を見ていたオリヴァ―は、この先の近所付き合いに不安を感じました。翌日、マギーはオリヴァ―をバス停の近くに降ろします。そして、オリヴァ―に忘れ物がないか確認した後、迎えには来れないことを話して職場に向かいました。バスに乗りながら、オリヴァ―はスマホで転校先の学校までの地図を見ていました。

その後、教室で教師に紹介され、クラスメイトには棒読みの歓迎を受けます。教師に祈りの先導を頼まれますが、オリヴァ―はユダヤ教徒であると言います。クラスメイトたちは、それぞれ自身が信仰する宗教を口にします。オリヴァ―は、カトリック教徒の教師にフォローされながら、祈りの先導を任されます。体育の授業では、走り、腹筋、懸垂、すべて身体の小さいオリヴァ―は他の子より大幅に遅れをとっていました。

あらすじネタバレ:いじめ

授業後の更衣室では、そのことをバカにされます。着替えようとしますが、いじめっ子たちに制服や携帯、鍵を隠されてしまい、体操服で下校するはめになります。一方、ヴィンセントは、競馬場にいましたが、賭けた馬は負けてしまいます。そこに、金貸屋の男が借金の請求のためヴィンセントに声をかけます。ヴィンセントは、まだ返済の見込みが立っていないようです。

その後コインランドリーで洗濯を終え、帰路につきました。鍵を隠されたオリヴァ―は、ちょうど車で帰ってきたヴィンセントに事情を説明し、電話を借りることにします。ヴィンセントは嫌々了承しながら、オリヴァ―を家に招き入れます。マギーに電話をかけると、仕事中のようで留守電に繋がりました。オリヴァ―はヴィンセントの家にいるとメッセージを入れます。

あらすじネタバレ:オリヴァーとヴィンセント

オリヴァ―はヴィンセントに何故体操服でいるのか聞かれますが、言葉を濁します。その後、マギーから電話がかかってきました。彼女は、仕事があるから帰るまでオリヴァ―を預かってほしいと頼みます。ヴィンセントはマギーに手間賃として金銭を要求します。マギーはため息をつきながら承諾しました。オリヴァ―は、ヴィンセントの飼い猫・フィリックスを膝に乗せて撫でていました。

フィリックスは、ヴィンセント以外の人間に懐くことはめずらしいといいます。ヴィンセントは、クラッカーに缶詰の魚を乗せた料理をオリヴァ―にごちそうしました。テレビを見ながら過ごした後、夜にマギーが迎えにやってきます。マギーは約束通り、時給12ドルで3時間オリヴァ―を預かってくれたヴィンセントに、36ドル払おうとします。

あらすじネタバレ:子守り

細かいお金がなかったため、40ドルを渡したところ、ヴィンセントはつり銭がないといい4ドル多めにせしめます。ヴィンセントはマギーに、オリヴァ―の面倒を他に見ることができる人間はいないのか尋ねます。しかし、話しが長くなりそうだったため、途中で止めます。そして、学校帰りのオリヴァ―の面倒を時給12ドルで、ご飯代が別で11ドルで見ると宣言します。家に帰り、マギーとオリヴァ―は今後のことを話し合います。

オリヴァ―は、ヴィンセントのことが嫌いではないようで、彼をシッター代わりとすることに賛成するような発言をします。ヴィンセントは、ストリップクラブで働くダカのもとにいました。彼女は、子どもを妊娠してお腹が大きくなったことを理由に店をクビになります。そして、怒りながら、ヴィンセントの車に乗り込みます。

あらすじネタバレ:授業

オリヴァ―のクラスでは、聖人とはなにかという授業が行われていました。生徒たちは、次々と教師の質問に答えていきます。そして、教師は聖人は社会に貢献する人のことを指すと結論づけます。マギーは、勤務時間が終わり、オリヴァ―を迎えに行こうとしたところ、仕事仲間に欠勤が出たため代わりに働いてほしいと呼び止められます。

断ることができない空気だったため、マギーは再びヴィンセントにオリヴァ―の面倒を頼むことにします。電話をかけると、寝ぼけていたヴィンセントはセールスだと思い、すぐに電話を切ります。再びかかってきた電話に出てマギーの要件を聞き、オリヴァ―を迎えに行き、車に乗せます。ヴィンセントは、ベルトを締めるようオリヴァ―に言います。オリヴァ―は、ヴィンセントもベルトをしていないことを指摘します。

あらすじネタバレ:いじめ

ヴィンセントは、屁理屈を言い、オリヴァ―はしぶしぶベルトをつけます。自宅へは直行しないようで、ヴィンセントはオリヴァ―にいくつかのルールを提示します。ルールの内容は、学校の宿題は移動の際に終わらせてしまうことや、ヴィンセントを怒らせないことなどでした。オリヴァ―は、今現在は機嫌が悪いのか聞きますが、ヴィンセントは機嫌は悪くないと返します。

車をとめると、ヴィンセントはオリヴァ―にお金を渡し、マギーに電話するよういいます。オリヴァ―が外の公衆電話を使おうとしたところに、いじめっ子のロバートたちがやってきます。オリヴァ―は、教師にロバートたちが制服や鍵、携帯を盗んだことを報告していました。彼らはそれを逆恨みしていたのです。ロバートはオリヴァ―を殴り、スケートボードで転ばせて踏みつけます。

あらすじネタバレ:救出

様子を見ていたヴィンセントは、ロバートに近づき、今度オリヴァ―に手を出したら、親に仇討をすると宣言し、スケートボードを割って投げて追い返します。オリヴァ―は差し伸ばされるヴィンセントの手を掴んで起き上がります。2人は車に乗ると、ドライブを再開します。ヴィンセントは、ケンカの時に平手で挑むのは避けるようアドバイスします。

オリヴァ―の父親は温厚な性格のようで、ケンカを教わることはなかったようです。ヴィンセントはさらに自分の身は自分で守るようにいいますが、オリヴァ―は背が低いという欠点を告げますが、ヴィンセントは頭を使うことを提案します。介護施設に到着した後、ヴィンセントはオリヴァ―に洗濯物を持たせ中に入ります。

あらすじネタバレ:認知症の妻

ヴィンセントは医者になりきって、認知症を患うサンディの診療をし、オリヴァ―には洗濯物を片づけるよう指示します。サンディは、苦手な食事について話します。帰り際、ヴィンセントはサンディの苦手な食べ物について職員のアナに報告します。帰宅後、ヴィンセントはオリヴァ―にケンカの仕方をサンドバッグを使って教えていました。仕事で帰りが遅くなったマギーは、家庭裁判所からの書類を受け取ります。

そこには、元夫・デヴィッドがオリヴァ―の親権を争う裁判を起こした知らせが入っていました。ダカは病院で、お腹の子どもが女の子であると聞かされ、ヴィンセントと夫婦を装って自己負担分の保険料を支払います。ある日、マギーがヴィンセントのもとを訪れた時、オリヴァ―はヴィンセントの庭の芝刈りをしていました。マギーは、昼から酒を飲んでダラダラするヴィンセントに呆れながらオリヴァ―を連れ帰ります。

あらすじネタバレ:ケンカ

体育の授業で、オリヴァ―はロバートからわざと顔面にボールを投げつけられ、鼻血を出してしまいます。教師がオリヴァ―に事情を聞く中、ロバートは自分は何も悪くないと主張します。オリヴァ―はスラングを口にしながら、ロバートの鼻に攻撃を入れ、気絶させます。ヴィンセントの家にいじめっ子を倒した報告にいくと、そこにはダカもいました。ダカは、ヴィンセントがオリヴァ―にケンカを教えたことを呆れていました。

オリヴァ―は、ヴィンセントにダカとの関係を聞きます。彼は、夜の仕事をする人だと説明します。ヴィンセントはオリヴァ―を競馬へ連れて行き、やり方を教えます。賭けた馬が勝ったことに喜ぶ2人でしたが、ヴィンセントはそこに借金取りの男が見ていることに気がつき、負けて悔しがるフリをします。彼らはこっそりお金を受け取って車に乗り込み、銀行へ行きます。

あらすじネタバレ:競馬とバー

ヴィンセントは自分の口座を解約し、オリヴァ―の新しい口座を作りました。一方、マギーの留守電には学校からオリヴァ―がケンカしたことの報告が入っていました。マギーは、ヴィンセントの自宅に電話しますが、彼はいません。一通り遊んだあと、ヴィンセントはオリヴァ―をバーに連れていきます。バーで食事した後、タクシーで帰宅すると、かんかんに怒ったマギーが待っていました。

マギーは先にオリヴァ―を家に戻し、ヴィンセントと言い争います。タクシー代を払わずに家に戻ってしまったヴィンセントの代わりに、マギーが支払をすることになりました。マギーは学校に呼び出され、校長と担任から家庭の事情を聞かれます。そして、弁護士の元夫が何人もの女性と浮気したことが原因で離婚したこと、親権が手に入るまで金銭の援助はしないと言われたことなどを話します。

あらすじネタバレ:和解

マギーはオリヴァ―のことを大切に想っており、CTの検査技師の仕事で生活費を稼いでいますが、辛い仕事でストレスも多いことなどの愚痴ももらします。オリヴァ―はマギーの養子で、実の子ではないといいます。マギーは泣きながら、そうしたストレスや環境の要因がオリヴァ―に悪影響を及ぼしたのではないかと考えを口にします。オリヴァ―とロバートはペナルティとしてトイレ掃除をさせられていました。

ロバートはオリヴァ―に、ラストネームで呼ばれることが嫌だということを話します。そして、だいぶ前に父親が家を出て会っていないことなどを話します。オリヴァーは、自身も父親には会えていないけれど、本当は会いたいと思っていることなど心中を打ち明けます。共通点が見つかったことから、2人は少し打ち解け、ロバートはオリヴァ―の持ち物を返します。

あらすじネタバレ:滞納

ヴィンセントはサンディの車いすを押しながら会話していました。サンディはヴィンセントの名前を呼びますが、それは一度きりで彼を認知してはいないようです。職員は支払が滞納していることから、サンディを別の施設に入れることをすすめます。しかし、ヴィンセントはサンディに良い環境を提供したいがためにわざわざ高い介護施設に入れていたのです。職員は、来週までに滞納分と前払いで3か月分のお金を払うことを要求します。

ヴィンセントは職員にもう少し待ってほしいと言いますが、滞納がたまっていたこともあり聞き入れてもらえません。帰り際に、ヴィンセントはアナにサンディへ菊の花を贈るよう頼み、彼女にチップを渡します。アナがサンディの洗濯物を取りにいっている間に、ヴィンセントは引出しからいくつか薬を盗んで持ってきた洗濯かごに隠します。戻ってきたアナから洗濯物を受け取り、ダカとともに薬を転売しに行きます。

あらすじネタバレ:絶望

しかし、薬は予想以上に安値で買い取られます。ヴィンセントは銀行へ行き、オリヴァ―の口座からお金をすべて引き出し、そのお金をすべて馬券に使いますが、負けてしまいます。家に帰ると、そこには借金の取り立て屋がいました。彼らはサンディのジュエリーボックスを持ち出そうとしていたため、ヴィンセントは力づくで取り返します。一触即発の空気の中、ヴィンセントは突然倒れます。

まずいと思った借金とりたちは、そのままそそくさと帰っていきます。放課後、ヴィンセントが迎えに来なかったため、オリヴァ―はバスで一人帰宅します。ヴィンセントの家のドアは開いてました。オリヴァ―が中に入ると、そこには倒れたヴィンセントがいました。ヴィンセントは、マギーが働く病院へ運ばれ、検査されます。フロアで待っていたオリヴァ―に、マギーはヴィンセントが脳卒中であると伝えます。

ヴィンセントの家の前にはダカがおり、オリヴァ―に会うなり彼の居場所を聞きます。オリヴァ―はダカを病院に連れて行き、そこでマギーと対面します。マギーはダカにヴィンセントとの関係を聞きますが、彼女はあいまいな返答をします。ヴィンセントは病院で運動や、発音などのリハビリを受けていました。オリヴァ―、マギー、ダカはヴィンセントの病室に行きますが、機嫌が悪かったため、すぐに退出します。

フロントに行くと、ダカはマギーから1ドル50セントをもらい、自販機のお菓子を買います。自販機に行く彼女を見ながら、マギーはお腹の子はヴィンセントの子なのか聞きます。しかし、オリヴァ―はわからないと答えます。ダカは1つ分の値段で2つお菓子を獲得する技を教え、オリヴァ―とマギーの分も手渡します。ヴィンセントの入院中、愛猫・フィリックスの面倒や家の管理はダカとオリヴァ―が担当しました。

あらすじネタバレ:リハビリ

マギーとオリヴァ―はヴィンセントのリハビリの手伝いをします。日に日に、ヴィンセントは回復し、退院してダカとともに家に帰ることができました。ダカは住み込みで給料をもらいながらヴィンセントと暮らすことにしたようです。マギーとオリヴァ―は法廷で、裁判官からヴィンセントとの関係について聞かれていました。マギーは弁護士を通じて、ベビーシッターであると証言します。

さらに裁判官からは、ヴィンセントが競馬やバーにオリヴァ―を連れまわしたこと、出入りしているダカが売春婦であることなども言及されます。判決は共同親権という結果となります。マギーはヴィンセントのもとへクレームを言いに行きます。オリヴァ―の親権を完全に勝ちとることができなかったのは、ヴィンセントの責任であるとして、もうオリヴァ―には近づかないようけん制します。

ヴィンセントが教えてくれたことの映画結末ネタバレ

結末ネタバレ:サンディの死

ヴィンセントは、家に入っていこうとするマギーにわざとホースの水をかけます。彼の家には、留守電がいくつか入っていました。それは、介護施設からのメッセージで、サンディに関するものでした。ヴィンセントが介護施設へ出向くと、サンディの遺灰と遺品の入った箱を渡されます。介護施設側は、入院中だったヴィンセントと長く連絡がとれなかったため、サンディの遺体を火葬したといいます。

学校が終わったオリヴァ―の元には、マギーと新しいシッターのアメルダが迎えに来ていました。彼女はデヴィッドが雇ったシッターであるといいます。オリヴァ―は共同親権となったため、今後はマギーとデヴィッド2人の家を行き来することになりました。オリヴァ―は、デヴィッドが浮気したことをマギーのSNSや会話からすでに知っていました。マギーは無意識に行っていたようで、SNSの紹介文は変えるといいます。

結末ネタバレ:別れ

オリヴァ―はアメルダとともに、ヴィンセントのもとへ行きます。アメルダは1分だけヴィンセントと2人で話すことを許し、席をはずします。ヴィンセントはオリヴァ―にサンディの死を伝えます。そして、ロクな人生を送ってこなかった自分のような生き方をしてはならないといいます。オリヴァ―は、ヴィンセントはただのダメ人間ではないと評価します。ヴィンセントはオリヴァ―に別れを告げ、オリヴァ―は泣いてその場を去ります。

夜、ヴィンセントはサンディの私物や自身の昔の写真なども処分します。その様子を見ていたオリヴァ―は、ゴミ捨て場の中から写真を拾い上げます。授業の一環として2週間後に、周囲の聖人と思う人物を発表する学校のイベントがありました。オリヴァ―とロバートは、自転車で出かけ、発表会の準備に追われていました。一方、ダカとヴィンセントは、生まれてくる赤ん坊の生活用品を買っていました。

ヴィンセントは値札を入れ替え、格安でベッドを購入します。ダカは喜びの感想を口にします。しかし、説明書きを読んだダカは、ベッドへの評価を変え、別のベッドにすると言い出します。オリヴァ―は、アナやダカにもヴィンセントのことを聞きに行きます。アマンダ、ロバート、オリヴァ―達は、ヴィンセントの新たなフェンスを立てます。

結末ネタバレ:発表会当日

オリヴァ―の発表会のために仕事を休んだマギーは、手料理の朝食を出します。ダカは破水したと言って、ヴィンセントをたたき起こして病院に行くことにします。しかし、ダカが運転して向かった先は、病院ではなく、オリヴァ―の通う学校でした。会場に到着した時、ちょうどオリヴァ―が発表していました。オリヴァ―は、身近の聖人にヴィンセントを選んでいました。

先日、ゴミ捨て場から拾い上げたヴィンセントの昔の写真をスクリーンに映しながらプレゼンします。そして、自身の聖人に対する考えや感想を述べながら、ヴィンセントを紹介します。ヴィンセントは観客から拍手を受けながら、オリヴァ―のいる壇上へ向かい、彼から首に勲章をかけられます。その後、ダカは出産し、ヴィンセントは新生児に会いに行きます。

ダカは生まれたばかりの子どもを抱き、可愛いという感想を述べます。その後、ヴィンセント、オリヴァ―、ダカ、ダカの子ども、マギー、ロバートは、ヴィンセントの家で食事をしていました。にぎやかな食卓を囲みながら、物語は終わります。最後の食卓を囲むシーンは、人によって評価や感想が様々でした。

ヴィンセントが教えてくれたことの登場人物・キャスト

ヴィンセント・マッケンナ/ビル・マーレイ

映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」で主役のヴィンセント・マッケンナを演じたのは、ビル・マーレイでした。ヴィンセントは、借金や大酒飲みなど、問題を多く抱える登場人物ですが、愛妻家であったり、越してきたオリヴァ―の面倒をみたりいじめから救い出すなど、優しい面もあります。

言動は褒められたものではないけど嫌いではないという感想や、ビル・マーレイの演技を高く評価する感想も多く見られました。「ゴーストバスターズ」「ロスト・イン・トランスレーション」などといった出演作があります。

マギー・ブロンスタイン/メリッサ・マッカーシー

映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」で、オリヴァ―の母、マギー・ブロンスタインを演じたのは、メリッサ・マッカーシーでした。マギーは、作中の登場人物の中では比較的常識的な人物です。シングルマザーとして家計を支えており、養子であるオリヴァーのことをとても大切に考えています。

心配するあまり、時に口うるさくなる子ども愛する優しい母親の演技が高く評価されています。「デンジャラス・バディ」「ある女流作家の罪と罰」などといった出演作があります。

オリヴァー・ブロンスタイン/ジェイデン・リーバハー

映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」でオリヴァ―を演じたのは、ジェイデン・リーバハーでした。オリヴァーは非常に聡明な少年で、卑屈なヴィンセントともすぐに打ち解けることができました。ジェイデン・リーバハーは、「ミッドナイト・スペシャル」「ザ・ブック・オブ・ヘンリー」などの出演作があります。本作のオリヴァ―役も、非常に評価されています。

ダカ・パリモヴァ/ナオミ・ワッツ

映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」で、ダカ・パリモヴァを演じたのは、ナオミ・ワッツでした。ダカの子の父親は明らかになっていないため、相手が誰なのか気になるという感想もあります。ナオミ・ワッツの今までの出演作では珍しい役柄で、演技がよかったとの評価が多く見られました。「マルホランド・ドライブ」「イースタン・プロミス」といった出演作があります。

ブラザー・ジェラティ/クリス・オダウド

映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」でブラザー・ジェラティを演じたのは、クリス・オダウドでした。オリヴァーのクラスの担任で、出番はあまり多くありませんが、存在感のある演技が評価されています。「セレブ・ウォーズ 〜ニューヨークの恋に勝つルール〜」「40歳からの家族ケーカク」などの出演作があります。

サンディ/ドナ・ミッチェル

映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」でヴィンセントの妻・サンディを演じたのは、ドナ・ミッチェルでした。演技も上手く美しかったとの感想が多く見られました。「モナリザ・スマイル」「ボム・ザ・システム」などに出演しています。

ヴィンセントが教えてくれたことの挿入歌・曲

ヴィンセントが教えてくれたことの冒頭の曲

「ヴィンセントが教えてくれたこと」の冒頭で流れる楽曲は、ジェフ・トゥイーディーの楽曲「Everyone Hides」です。テンポの良い、大人の雰囲気漂うクールなメロディが魅力です。「ヴィンセントが教えてくれたこと」の冒頭の曲にぴったりだと評価する声も多くありました。

ヴィンセントが教えてくれたことのエンドロールの曲

映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」のエンディングで流れる楽曲は、ボブ・ディランの「嵐からの隠れ場所」です。ヴィンセントが音楽機器を使いながら一緒に歌っています。少し外しながら歌う様子がおしゃれでクールだといった感想が多くありました。

ヴィンセントが教えてくれたことの見どころ

見どころ①社会の在り方

ここでは、映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」のあらすじでは紹介しきれなかった見どころについて解説していきます。映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」の主要な登場人物は、いずれも弱者です。

アルコールやギャンブルに依存する老人や、母子家庭、妊婦の娼婦など、社会で孤立しがちな人々にスポットが当てられています。映画を通して、社会のあり方について考えさせられたという感想もあります。ここは、本作が評価されているポイントの一つでもあります。

見どころ②メルフィ監督と登場人物

映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」の監督であるセオドア・メルフィは、登場人物のほとんどはモデルとなった人物がいるといいます。実在のモデルをからストーリーを作ったことで、リアリティある表現を描くことができたのだと評価する鑑賞者もいます。

見どころ③エンディング

オリヴァ―は、聖人についての発表会で、ヴィンセントを身近な聖人に選びます。ヴィンセントは借金まみれで金に汚い上愛想もなく、聖人とは一見ほど遠く見えますが、引っ越してきたばかりのオリヴァ―の面倒を見、妻を大切にするという善い面もありました。オリヴァ―は、歴史上の聖人もヴィンセントと同様、善い側面、悪い側面どちらも持ち合わせていただろうと語ります。

他者から認めてもらう機会がなかったヴィンセントは、オリヴァ―の発表に心を救われます。そして、最後のシーンは、ヴィンセント、ダカ、ダカの子、オリヴァ―、マギー、ロバートで食卓を仲良く囲む描写で結末を迎えます。それぞれ生まれも育ちも価値観も異なりますが、人は誰しも分かり合い助け合うことはできるというメッセージが込められているという評価もあります。

ヴィンセントが教えてくれたことに関する感想や評価は?

ここでは、映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」の鑑賞者の感想、評価を紹介していきます。学校の授業の一環で、身近な人から聖人と呼ぶにふさわしい人を選出しなければならない中、オリヴァ―はヴィンセントを選びます。借金まみれで、他者からは嫌われており、一般的な聖人の定義からはほど遠い人物です。しかし、オリヴァ―は発表会で見事なプレゼンを見せます。オリヴァ―の発表に納得したという感想がありました。

映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」では、エンディングを高く評価する声も多くあります。それぞれが和解し、仲良くなり食卓を囲む描写に涙したという感想もありました。

映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」のヴィンセントの人間性が憎めないという評価もあります。世間一般ではダメ人間のレッテルを貼られるであろうヴィンセントですが、言動には愛情が感じられるものも多くあります。最初は苦手な登場人物だったけれど、徐々に好きになったとの感想もありました。

映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」は、卑屈な老人と頭の良い少年の交流を描いた作品で、ヒューマンドラマとしてはめずらしくはない題材です。しかし、ストーリーはテーマがはっきりしていて、登場人物にも感情移入しやすかったとの感想があります。何度も見たくなるといった感想を持つ鑑賞者もいました。

ヴィンセントが教えてくれたことのネタバレまとめ

ここまで、映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」のキャストやあらすじなどの作品情報について紹介してきました。嫌われ者の老人と、頭の良い少年の交流を描いた感動作です。鑑賞者の評価も、全体的に非常に高いものです。

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