フランケンシュタインの花嫁は結末が哀しい?映画のあらすじをネタバレ

ホラー映画として有名なフランケンシュタイン。フランケンシュタインの花嫁は、アメリカのホラー映画で、フランケンシュタインの続編として制作されました。前作のフランケンシュタインに登場する怪物も、悲しい運命にありましたが、フランケンシュタインの花嫁では、前作よりも哀しいシナリオになっていると話題を集めました。ここでは、そんな哀しいホラー映画フランケンシュタインの花嫁の、鑑賞した人の感想やあらすじを結末までネタバレ紹介していきます。

フランケンシュタインの花嫁は結末が哀しい?映画のあらすじをネタバレのイメージ

目次

  1. フランケンシュタインの花嫁とは?
  2. フランケンシュタインの花嫁のあらすじネタバレ
  3. フランケンシュタインの花嫁の哀しい結末
  4. フランケンシュタインの花嫁の登場人物・キャスト
  5. フランケンシュタインの花嫁に関する感想や評価は?
  6. フランケンシュタインの花嫁の映画ネタバレまとめ

フランケンシュタインの花嫁とは?

フランケンシュタインの花嫁の映画作品情報

フランケンシュタインの花嫁は、アメリカ合衆国のホラー映画です。アメリカのユニバーサル映画が1935年に製作しました。日本でも同年の1935年に公開されています。フランケンシュタインの花嫁の監督は、ジェイムズ・ホエールが務めました。ジェイムズ・ホエールといえば、イギリス出身の映画監督で、ホラー映画を数多く手がけています。代表作にはフランケンシュタインの花嫁の他に透明人間などもあります。

映画フランケンシュタインの花嫁は、ホラー映画でありながらその悲しいシナリオが話題を集めました。フランケンシュタインといえば、恐ろしい見た目をした怪物が登場することで有名で、様々な映画監督により映画化されている作品でもあります。また、「フランケンシュタイン」と聞くと、誰もが大きな頭部に窪んだ目元の恐ろしい姿を思い浮かべる程有名な作品です。

しかし、フランケンシュタインとはこの恐ろしい見た目の怪物の名前ではありません。正しくは怪物を生み出した博士の名前であり、世界的に有名な怪物には名前はありません。フランケンシュタインの花嫁の前作「フランケンシュタイン」は、世界的に怪物のルックスを有名にしましたが、怪物の名前がフランケンシュタインであるという誤解も広める事になりました。

フランケンシュタインの花嫁は続編?

1935年にアメリカのユニバーサル映画が製作したフランケンシュタインの花嫁。実は、フランケンシュタインの花嫁は続編として制作された映画でした。フランケンシュタインの花嫁の前作は、1931年に制作されたジェイムズ・ホエール監督のフランケンシュタインです。フランケンシュタインの花嫁は、前作フランケンシュタインの結末から始まる物語として映画化されているのです。

前作のフランケンシュタインでは、フランケンシュタイン博士の生命を創造するという研究と実験の結果、人間の死体を組み合わせて怪物が生み出される事となりました。恐ろしい見た目の怪物が誕生しますが、怪物は純粋な心の持ち主でした。しかし、この怪物は見た目の恐ろしさの為に、人間たちから迫害されてしまいます。人々に受け入れられる事のない怪物は、哀しい運命を辿っていくのでした。

ここでは、哀しい結末が話題となった映画、フランケンシュタインの花嫁のあらすじをネタバレ紹介していきます。また、フランケンシュタインの花嫁を鑑賞した人の感想等の情報も合わせてまとめ、フランケンシュタインの花嫁の哀しい結末まで細かくご紹介していきます。

フランケンシュタインの花嫁のあらすじネタバレ

あらすじネタバレ:実験で生まれた怪物

フランケンシュタインの花嫁の物語は、前作フランケンシュタインの結末のシーンから始まります。フランケンシュタイン博士が実験で生み出した恐ろしい見た目の怪物。墓場から持ち出した死体をつなぎ合わせ作られた怪物は、素朴で優しい心を持っていましたが、醜い見た目のせいで人間たちから迫害を受けていました。怪物は前作フランケンシュタインの結末で、風車小屋に追い詰められ死んでしまったと思われていました。

フランケンシュタインの花嫁の冒頭のシーンでは、物語の原作者メアリー・シェリーが登場します。暖炉の側で詩人や夫と談笑しているメアリー。彼女の夫パーシーは、「君のような可憐な女性があんなに恐ろしい物語を書くなんて」と話します。そんな夫の言葉に、メアリーは物語には続きがあると答えるのです。実は、フランケンシュタインの結末で風車小屋事焼かれてしまった怪物は、地下道に落ちて生き延びていたのです。

あらすじネタバレ:無事だったフランケンシュタイン博士

焼け落ちた風車小屋を確認し、怪物が死んだと思った市長は、死亡したヘンリー・フランケンシュタイン博士の遺体を連れて彼の屋敷へと帰っていきました。また、娘のマリアを怪物に殺されてしまったハンスは、怪物の死亡を見届けるために風車小屋の焼け跡を訪れ、誤って地下道に落ちてしまいます。そこには生き延びてた怪物がおり、ハンスとその妻は殺されてしまいました。

前作フランケンシュタインでプロポーズし、結婚したばかりのエリザベスはフランケンシュタイン博士の死を悲しみます。しかし、実はフランケンシュタイン博士は生きており、二人はお互いの無事を喜びあいます。そんな所へメイドのミニーが現れ、「怪物が生きていた」と叫びましたが、誰も相手にしませんでした。

あらすじネタバレ:博士の目論見

自らの生み出した怪物に命を脅かされ、恐れをなしているフランケンシュタイン博士。しかし、生命の秘密の研究への情熱は失われていませんでした。そんなフランケンシュタイン博士の元に、ある男が訪ねてきます。男の名前はプレトリアス博士。プレトリアス博士は、フランケンシュタイン博士と同じく生命の創造の研究をしていました。

小人の創造には成功していたプレトリアス博士でしたが、等身大の人間を作ったフランケンシュタイン博士の研究の領域には遠く及ばず、協力を求めに来たのでした。プレトリアス博士もフランケンシュタイン博士同様、マッドサイエンティストです。怪物に伴侶を与え、繁殖させようと目論んでいるのでした。しかし、フランケンシュタイン博士は協力を断りました。

あらすじネタバレ:人間から逃げる怪物

一方、焼け落ちた風車小屋から運よく地下道に落ち、命をとりとめていた怪物。地下道から外に出て、猟師に見つかってしまいます。怪物が生きていた事を知った市長は、怪物狩りを命じるのでした。そして猟師に捕まってしまった怪物は、警察署にある地下牢に監禁されます。鎖を引きちぎって逃げ出した怪物。

逃げ出した怪物は彷徨い森に迷い込んでいきました。そこで怪物は、ある山小屋から美しい調べが聞こえてくるのを耳にします。それはバイオリンの音でした。バイオリンの音に誘われて山小屋をのぞき込む怪物。一人の老人がバイオリンを弾ており、老人は怪物の姿に気が付くと、何も言わずに彼を山小屋の中に招き入れてくれたのでした。

あらすじネタバレ:怪物の友達

山小屋でバイオリンを弾いていた老人は、目が見えません。目が見えない老人には怪物の醜さは関係ありませんでした。孤独に暮らしていた老人は、怪物にとても優しく接してくれました。怪物に食べ物やタバコを与えてくれ、更には言葉まで教えてくれる老人。優しい老人に心を開いた怪物は、「友達」といって老人の手を取るのでした。孤独に生きてきた老人も、怪物に笑顔で答えてくれました。

怪物と老人の二人は、穏やかで静かに生活していました。しかし、そんな生活もすぐに終わりを迎えてしまいます。森で迷った狩人二人が現れ、山小屋に居る怪物に気が付いたのです。怪物は狩人に追い立てられ、老人と暮らす山小屋を追われてしまうのでした。ここまでは、フランケンシュタインの花嫁のあらすじを詳しくご紹介してきました。続いては、フランケンシュタインの花嫁の結末までのあらすじをネタバレしていきます。

フランケンシュタインの花嫁の哀しい結末

結末ネタバレ:人造人間

山小屋を追われてしまった怪物は、墓地の地下に逃げ込みました。そこには、金で雇った犯罪者を連れたプレトリアス博士がいました。死体置き場で少女の墓を荒し「新鮮な若い女性の死体」を探しているプレトリアス博士。マッドサイエンティスト・プレトリアス博士は怪物を新たに作りだし、フランケンシュタイン博士の作りだした怪物と交配させるつもりです。プレトリアス博士は怪物に、「花嫁を作ってやる」としました。

花嫁を作るという目的で協力関係を結ぶこととなったプレトリアス博士と怪物。プレトリアス博士は協力を拒んだフランケンシュタイン博士を脅迫する為、怪物を使ってエリザベスを誘拐しました。フランケンシュタイン博士はエリザベスを助け出すため、プレトリアス博士の研究に協力する事となります。

プレトリアス博士の実験は成功し、女性の姿をした新たな怪物が生み出されました。自分と同じ実験で誕生した友達に、怪物は喜んで手を伸ばします。しかし、怪物の恐ろしい姿を見た花嫁は、大声で叫んで逃げ出してしまったのです。虚しく伸ばされる怪物の両手。怪物は自らと同じ方法で誕生した、花嫁にすら受け入れられなかったのです。

結末ネタバレ:怪物の悲しみ

せっかく出来たと思った自分と同じ友達にすら拒絶され、怪物は悲しみのあまり暴れだします。無差別に暴れまわる怪物でしたが、自身の生みの親のフランケンシュタイン博士を見つけると、手を止めました。フランケンシュタイン博士に「お前は生きろ」といって、逃がす怪物。自らを人々から忌み嫌われる闇の存在だと悟った怪物。自ら死を選ぶのでした。

フランケンシュタイン博士とエリザベスを逃がした怪物は、マッドサイエンティスト・プレトリアス博士と、可哀想な花嫁を道連れにして、塔を爆破します。塔から逃げ出したフランケンシュタイン博士とエリザベスは、遠くから崩れ落ちていく塔を眺めているのでした。

フランケンシュタインの花嫁の登場人物・キャスト

怪物/ボリス・カーロフ

哀しい結末を迎える映画、フランケンシュタインの花嫁のキャストをご紹介します。フランケンシュタインの花嫁で怪物を演じているのは、ボリス・カーロフです。ボリス・カーロフはイギリス・ロンドン出身の俳優です。主に活躍したのはアメリカで、フランケンシュタインの怪物をユニバーサル映画の「フランケンシュタイン」で初めて演じた事で有名です。

映画フランケンシュタインで怪物を演じて人気を博したボリス・カーロフ。ユニバーサル作品を中心に活躍し、ホラー映画界で大スターとしての地位を築いた俳優です。

花嫁/エルザ・ランチェスター

フランケンシュタインの花嫁で、花嫁役を演じたのは、エルザ・ランチェスターです。エルザ・ランチェスターはイギリス出身の女優です。1957年の映画「情婦」でゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞した経歴を持つ、実力派の人気女優です。フランケンシュタインの花嫁では、実験で生み出された花嫁を演じ、観客に強いインパクトを残しています。

フランケンシュタイン博士の花嫁で、エルザ・ランチェスターはその美貌をそのままに花嫁役を演じました。しかし、はっきりと怪物であると分かるように工夫された衣装やメイク、独特のヘアスタイルは、フランケンシュタインの花嫁としての強い印象を残しています。また、エルザ・ランチェスターはフランケンシュタインの花嫁冒頭で、原作者のメアリーも演じています。

フランケンシュタイン博士/コリン・クライヴ

フランケンシュタイン博士の花嫁で、怪物の生みの親フランケンシュタイン博士を演じたのは、コリン・クライヴです。コリン・クライヴはフランス生まれの俳優で、主にアメリカで活躍していました。コリン・クライヴは、前作フランケンシュタインでも、フランケンシュタイン博士を演じています。

フランケンシュタインの花嫁に関する感想や評価は?

映画フランケンシュタインの花嫁の感想や評価をいくつかご紹介します。フランケンシュタインの花嫁の感想では、クラシックホラーの中でストーリーが好きだという感想が多いです。ただの恐ろしいホラーではなく、人間が生み出した怪物の哀しい運命を描いている点が、見ごたえがあって引き込まれると高評価です。見た目は恐ろしいけど純粋な怪物が生きていくストーリーは、哀しい運命も合わせて観客を魅了しています。

映画フランケンシュタインの花嫁の感想では、作りこまれた設定が好きだという感想もあります。フランケンシュタインの花嫁では、前作フランケンシュタインにて死んだと思われた怪物が生きているという所から始まります。風車小屋ごと焼け落ちた怪物は、全身に火傷を負っています。フランケンシュタインの花嫁では、怪物はメイクで火傷が施されており、ストーリーの進行とともに治っていく過程が描かれているのです。

フランケンシュタインの花嫁の感想では、とにかく怪物の運命が哀しいという感想が多くみられています。純粋で優しい心を持っている怪物。しかし、見た目がとても恐ろしいので人間に受けれられることはありませんでした。人間のエゴで生み出され、忌み嫌われる事になった怪物。そんな彼の哀しい運命に、怪物がどうか報われて欲しいという感想を持つ人は多いです。

フランケンシュタインの花嫁の映画ネタバレまとめ

ここでは、クラシックホラーの名作、フランケンシュタインの花嫁のあらすじをネタバレ紹介しました。フランケンシュタインの花嫁は、人間の手で生み出された恐ろしい見た目の怪物が、人間の迫害を受けて最後には死を選んでしまうという、哀しいストーリーの結末になっていました。フランケンシュタインの花嫁を見た人の感想では、怪物が報われて欲しいという感想が多くみられます。

フランケンシュタインの花嫁のあらすじを合わせて、出演キャストの情報などもご紹介しています。フランケンシュタインの花嫁のあらすじや映画の情報を見て、興味が出たという人は、是非クラシックホラーの名作フランケンシュタインの花嫁をチェックしてみてください。

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