リピーテッドのあらすじとキャスト！感想や結末もネタバレ【ニコール・キッドマン】

映画「リピーテッド」は、アメリカ合衆国・イギリス・フランス・スウェーデンの4つの国による合作で、2014年に公開されたミステリースリラー作品です。メインキャストには、記憶障害に悩む主人公・クリスティーン役にニコール・キッドマンを起用しており、夫役としてコリン・ファースが出演しているなど、2大オスカー俳優が好演している事が大きな魅力の1つとなっています。

こちらが映画「リピーテッド」の予告編動画になります。主人公であるクリスティーンが目覚めるところから始まり、劇中の重要なシーンを垣間見ながら物語の簡単なあらすじを知る事が出来るので、これから紹介してく結末までのネタバレまとめを読む前に見ておくと、より一層物語の内容が分かりやすくなるのでおススメです。

「リピーテッド」というタイトルは、ニコール・キッドマン演じる主人公・クリスティーンが、記憶障害で前日までの全ての記憶を忘れてしまうため、何度も同じ毎日を繰り返している事を表しています。「何度も再生する(リピート)」という意味であるため、物語の最重要である部分を組み込みつつも、簡潔で分かりやすいタイトルです。

映画「リピーテッド」は、S・J・ワトソンの小説「わたしが眠りにつく前に」を原作として制作されました。「わたしが眠りにつく前に」は、S・J・ワトソンが小説家としてデビューを果たした作品で、2011年に発表されてから42か国で発売され、世界的なベストセラーとなりました。

とある日の朝、ベッドの上で目覚めたクリスティーンは自分が見た事も無い部屋にいる事に気が付きます。しかも隣には会った事も無い男性が寝ていたため、クリスティーンは頭の中の整理がつかず呆然としてしまいます。しばらくすると隣に寝ていた男性が目を覚まし、クリスティーンに衝撃の事実を話し始めました。

男性はベンという名前でクリスティーンの夫であり、クリスティーンは前日までの全ての記憶を失ってしまう障害を抱えているとの事でした。記憶障害になった原因は10年前の事故によるもので、ベンは10年間毎日欠かさずクリスティーンに自分との思い出や記憶障害の説明をし、支え続けてきていたのでした。にわかには信じがたい話でしたがクリスティーンは納得し、全ての説明を終えたベンは仕事場へと出勤していきました。

クリスティーンがベンを見送ると、家の電話が鳴り始めました。クリスティーンが電話に出てみると、相手はナッシュという名前の医師で、クリスティーンの記憶障害を担当しているのだと語ります。ナッシュはクリスティーンにカメラに記録された映像を見るように言い、クリスティーンが確認してみると、それは自分の映像日記で、ナッシュによる治療の一環としてベンに内緒で毎日撮り続けていたものでした。

ナッシュの言葉やその映像日記を踏まえると、どうやら事故では無く何者かに襲われた傷害事件によって自分が記憶障害になったのだという事が分かります。クリスティーンは夫の言っていた事と食い違っている事を不審に思いましたがどうする事も出来ずに寝静まり、また次の日になると記憶を失くしていました。そして時間は2週間前に遡ります。

医師であるナッシュは珍しい記憶障害を患っているクリスティーンを無償で治療する事を提案しましたが、ベンは今のままの生活で満足しているようで治療を受ける事に否定的です。しかし、クリスティーンは現状を変えたいという思いからナッシュの治療を受ける事に同意します。ナッシュはクリスティーンの記憶障害のもととなった事件当時の新聞を所持しており、そこには事件現場の細かい様子が書かれていました。

新聞によると、クリスティーンは10年前、飛行場近くの工業団地内で何者かに襲われ、全裸の姿で瀕死状態で発見されたという事でした。犯人の顔を見た人物は襲われたクリスティーン本人しかおらず、手がかりを見つけるためにナッシュに協力してもらって録画日記を撮り続ける事にしたのです。そして現在まで撮影を続けた甲斐があって、クリスティーンは夢の中で記憶の断片のようなものをたびたび見るようになっていました。

さらにクリスティーンは写真を使った治療でクレアという女性の写真に反応し、過去に関わりのあった人物であると確信します。ベンにクレアについて聞こうとするクリスティーンでしたが、ベンは大学の友人だという事しか説明しようとしませんでした。さらにベンはクリスティーンに毎日説明をし続ける事に疲れを感じている事を漏らします。クリスティーンは申し訳なさを感じながらも、クレアの写真を洗面所に貼って眠りにつきました。

しかし翌朝になるとクレアの写真がベンによってはがされていました。クリスティーンはすぐに「クレアを自分から遠ざけようとしているベンを信じないで」と録画をします。そして夢の中で息子の姿を見たクリスティーンは、自分には息子がいた事を思い出し、仕事から帰ってきたベンに強く問いただしました。するとベンは今まではショックだろうから言わなかった事と、アダムという息子が8歳の時に病気で死んだ事を教えてきました。

その後、クリスティーンは夢の中でまた息子の夢を見ていましたが、その夢によってマイクという男性の名前を思い出し、マイクこそが10年前に自分を襲った犯人だという事を思い出します。クリスティーンはナッシュにこの事を伝えますが、ナッシュの名札を見てみるとマイク・ナッシュと書かれていたため、慌てて逃げ出そうとします。ナッシュはクリスティーンを落ち着かせるために鎮静剤を打って眠らせる事にしました。

ナッシュはその後、クリスティーンの事件の手がかりを得るために彼女が以前入院していた病院へと足を運ぶと、「クレアの電話番号」と「クリスティーンは離婚している」という情報を得ました。ナッシュがすぐにこの情報を眠りから覚めたクリスティーンに伝えると、クリスティーンは離婚の事実をベンに問い詰めます。ベンによると、息子が死んだショックで離婚したが、気持ちを持ち直して帰ってきたとの事でした。

クリスティーンはその話を聞いた後、クレアに電話をかけてみる事にしました。待ち合わせをしてクレアに再会したクリスティーンは衝撃の事実を知る事になります。まずはクリスティーンは過去にベンという夫がいながら浮気をしていた事、そしてクレアも妻の浮気を知ったベンと1度だけ関係を持った事がある事です。クリスティーンは怒ってその場を去ろうとしますが、クレアは1枚の手紙を差し出しました。

その手紙はベンがクリスティーンに向けて書いたもので、「アダムの事があって君のもとから離れようと思った」「アダムが君に会いに行くから」と書かれていました。すべては夫による自分への愛だったのだと確信したクリスティーンは、録画映像に「愛している」と残し、就寝しました。しかし、その録画映像を見たベンは激怒し、クリスティーンに平手打ちをした後、一緒にロンドンを出て行こうと言い出します。

クリスティーンはわけが分からず、クレアに電話してみると、クレアがベンの外見を聞いてきました。すると、今一緒にいるベンとクレアの知るベンの見た目が全く違うものだと判明したのです。では、今クリスティーンと一緒にいるベンは誰なのか。

クレアはクリスティーンを助けるために家の住所を聞いてきましたが、クリスティーンは自分の住所を知らず、調べるために一旦電話を切りました。しかしクリスティーンは偽物のベンに捕まってしまい、そのまま眠ってしまったため全てを忘れてしまいました。偽物のベンはクリスティーンをルネッサンスホテルに連れて行き、自分の正体は過去に浮気相手であったマイクである事を告げます。

マイクは10年前の事件の日、ベンに離婚するように詰め寄って拒否され、その事でクリスティーンに暴力を振るって放置したのでした。ベンは全てを話し終わるとクリスティーンに襲い掛かってきましたが、クリスティーンは息子のアダムに会いたい一心で逃げ出し、火災報知機を鳴らした事で警察が駆け付け、マイクは逮捕されました。

クリスティーンは入院していました。そこにナッシュが面会に来て、これからクレアがクリスティーンを迎えに来る事を告げると同時に、クレアの事を覚えているか尋ねると、クリスティーンの記憶障害は改善されており、クレアの事を覚えていました。

次に本物のベンがアダムを連れて面会に来て、クリスティーンは10年ぶりに息子と再会を果たします。アダムは10代半ばまで成長しており、クリスティーンは過去にアダムに読んであげていた絵本の一文を暗唱します。それを聞いたアダムは「思い出したんだね」といってクリスティーンを抱きしめました。以上が映画「リピーテッド」の結末までネタバレしたあらすじになります。

映画「リピーテッド」の主人公であるクリスティーンは、あらすじでネタバレしてきたように、全ての記憶を失くしてしまうという記憶障害を抱えていたため夫に支えられながら生きていましたが、最終的には記憶障害が改善し、全てを思い出して息子と再会するという結末となっていました。

演じているキャストはニコール・キッドマンです。アメリカ合衆国出身で1967年6月20日生まれの2019年現在51歳で、実力派の美人ハリウッド女優として知られています。ニコール・キッドマンの代表作は「リピーテッド」のほか、1995年に公開された「誘う女」や、2001年公開の「ムーラン・ルージュ」などがあり、「ゴールデングローブ賞 主演女優賞」をそれぞれ受賞しています。

映画「リピーテッド」のベンは、前述したニコール・キッドマン演じるクリスティーンの夫で、あらすじでネタバレしてきたように、何かとクリスティーンからの質問をはぐらかし続け、最終的にはベンではなかった事が発覚してクリスティーンに襲い掛かり、警察に逮捕されるという結末を迎えていました。

演じているキャストはコリン・ファースです。イギリス出身で1960年9月10日生まれの2019年現在58歳で、1995年放送のドラマ「高慢と偏見」の主要人物であるダーシー役のキャストとして広く知られるようになり、人気俳優となっていきます。また、2010年から放送のドラマ「英国王のスピーチ」ではイギリス王ジョージ6世のキャストに抜擢され、「ゴールデングローブ賞 主演男優賞」を受賞しました。

映画「リピーテッド」のナッシュは、ニコール・キッドマン演じるクリスティーンを担当している医師で、あらすじでネタバレしてきたようにクリスティーンの記憶障害の改善に貢献し、結末ではクリスティーンが記憶を取り戻した事を確認していました。

演じているキャストはマーク・ストロングです。ロンドン出身で1963年8月5日生まれの2019年現在55歳で、現在は国籍をイギリスに移しており、「ハリウッドの悪役キャストのイギリス俳優」として知られています。映画「リピーテッド」以外の代表作に、2009年公開の映画「シャーロック・ホームズ」や、2010年公開の映画「キック・アス」などがあり、どちらも悪役キャストとして出演しています。

映画「リピーテッド」は、あらすじでネタバレしてきたように、ニコール・キッドマン演じるクリスティーンが誰を信じていいか分からずに葛藤するシーンが多くありますが、この事でドキドキしながら見る事が出来たという感想があります。また、映画「リピーテッド」の結末はどんでん返し系となっているので、まさかの展開で驚いたという感想も多くありました。

映画「リピーテッド」は主人公をニコール・キッドマンが演じていますが、「めちゃくちゃキレイ!」という感想が非常に多くありました。ニコール・キッドマンはハリウッドに進出した時から美人女優として知られるようになり、2001年頃から演技力を開花させて実力派女優となっていきました。また、劇中でクリスティーンは眠ると全てを忘れる記憶障害を持っていますが、何度も寝ていたためツッコミを入れるような感想もあります。

起きたら記憶を失くしているというのが映画「リピーテッド」の物語の最大の特徴ですが、自分に置き換えると怖いという視聴者の感想が多くあります。また、女性の視聴者の感想として非常に多くあったのは、「朝起きて隣に知らない男性が寝ているのに何故もっと驚かないの?」というもので、逆に冷静すぎるクリスティーンに驚いたというような感想がありました。

映画「リピーテッド」のあらすじを結末までネタバレし、豪華なキャスト陣や視聴者による感想も紹介してきましたが、ニコール・キッドマンをはじめとする実力派達によって魅力的な作品に仕上がっている事が分かります。今回の映画「リピーテッド」の視聴者による感想も紹介したあらすじネタバレ記事を読んだ後にもう1度、映画「リピーテッド」を観てみるというのはいかがでしょうか?