2019年04月06日公開
2019年04月06日更新
レナードの朝のあらすじ・感動の物語をネタバレ紹介!眠り病を描いた実話映画?
映画「レナードの朝」は、実話を基にした物語です。難病のため、何十年も意識のない患者の治療のため手を尽くす医師と、その医師の治療によって回復した患者と医師との触れ合いや、患者の恋を描いた感動作品です。キャストはロバート・デ・ニーロとロビン・ウィリアムズのW主演です。ここでは映画「レナードの朝」のあらすじをネタバレで紹介し、主なキャストの経歴と、鑑賞した方たちの感想を見ていきます。また。映画「レナードの朝」には原作があるということで、その原作について見ていきます。
レナードの朝とは?
映画「レナードの朝」は、難病の患者を助けようと治療法を懸命に模索する医師と、何十年ぶりかで意識を取り戻し、生きる喜びを取り戻した患者との、ひと夏のふれあいを描いた実話映画です。この実話映画「レナードの朝」のキャストは、医師セイヤ―を演じるロビン・ウィリアムズと、難病の患者・レナードを演じるロバート・デ・ニーロで、二人のW主演となっています。
映画「レナードの朝」は、難病の治療に取り組む医師が、その治療の過程を記録した実話を基にした作品です。ここでは映画「レナードの朝」のあらすじを、ネタバレで紹介します。そして、映画「レナードの朝」の原作小説を紹介し、その内容についても見ていきます。また、映画「レナードの朝」の主なキャストについてと、この作品を鑑賞した感想も見ていきます。
レナードの朝の映画作品情報
映画「レナードの朝」は、タイトル「Awakenings」で、1990年に公開されたアメリカ映画です。監督はペニー・マーシャル、キャストはロバート・デニーロ、ロビン・ウィリアムズで、二人のW主演となります。日本公開は1991年です。映画「レナードの朝」は、医師のオリバー・サックスが難病患者の治療を記録した実話小説を基にした映画です。
レナードの朝の予告編動画
この動画は、映画「レナードの朝」の予告編動画です。難病の患者を救うため、新薬の投与に踏み切る医師と、その新薬によって意識を取り戻した患者が、ひと夏、人生を謳歌する実話映画です。キャストはロバート・デ・ニーロとロビン・ウィリアムズ、W主演です。
レナードの朝のあらすじネタバレ
映画「レナードの朝」のあらすじを、ネタバレで紹介します。ロバート・デ。ニーロとロビン・ウィリアムズのW主演の、映画「レナードの朝」は、医師オリバー・サックスの小説を基にした実話映画です。
あらすじネタバレ:新しい患者
医師のマルコム・セイヤーは、1969年のアメリか・ブロンクスの病院に、就職の面接にやってきました。ずっと生物の研究をしてきたセイヤーは、人を相手の医師を求めていると知り、断って帰ろうとしますが、人手が欲しい病院側に説得され、就職することになりました。セイヤーが就職したベイブリッジ病院は、慢性の神経症患者ばかりを受け入れる病院で、回復が見込めない患者が入院しています。
看護師のエレノアは、人と接することが苦手なセイヤーを、励ましてくれます。ある日、何十年も寝たきりの女性が入院してきました。ルーシーという名のその患者は、自力で体を動かすことができず、呼びかけてもまるで反応しません。ところがセイヤーが診察したところ、ルーシーが、落ちたメガネを掴みました。セイヤーは驚き、もう一度試してみると、ルーシーは物を掴むことができました。
あらすじネタバレ:嗜眠性脳炎
セイヤーが勤務する病棟には、嗜眠性脳炎(しみんせいのうえん)という病気の患者たちが入院しています。この嗜眠性脳炎は1920年代に流行した病気で、半ば昏睡状態のため意識もなく、体を動かすこともできません。しかしレナードという患者は、ルーシーと同じ病気ですが、名前を呼ぶと確実に脳波が反応します。セイヤーは、嗜眠性脳炎でも反応が認められるということで、この病気の患者15名を集めて検査をすることにしました。
一人一人調べていくと、ある患者は他人と触れ合うと反応し、またある患者は決まった音楽に反応を示すなど、患者たちはそれぞれ何かに反応することが分かりました。熱心に研究を続けるセイヤーの姿に、エレノアは惹かれていきます。セイヤーは、パーキンソン病の患者に使用する新薬「L-ドーパ」が、嗜眠性脳炎に有効ではないかと考えました。
周りの医師は相手にしませんでしたが、医師カウフマンだけはセイヤーの考えに理解を示し、「L-ドーパ」の使用を許可しました。セイヤーは投与する患者を、最も症状の重いレナード・ロウに決め、レナードの母親にも許可を取り、投与を開始しました。結果はすぐには出ませんでしたが、セイヤーは薬の投与量を少しずつ増やしていきます。セイヤーは毎晩レナードに付き添います。そしてついに新薬の効果が現れました。
あらすじネタバレ:奇跡
レナードがベッドから抜け出し、椅子に座っているのを、セイヤーは見つけました。30年の眠りから覚めたレナード。この奇跡の目覚めに、レナードの母は感動し、病院のスタッフたちも喜びました。レナード自身は、30年も眠っていたことにショックを受けますが、人生を取り戻したことを心の底から喜びました。セイヤーはレナードを外へ連れ出しました。30年のブランクは大きく、目に映るすべてのものが新鮮に見えました。
元気だった子どもの頃を思い出したのか、レナードは川に入って無邪気に遊ぶなど、意識の無かった30年を取り戻すかのように、現実の世界を心ゆくまで楽しみました。セイヤ―はレナードと話すうちに、人との付き合い方がわからないと、悩みを吐露します。レナードは、看護師のエレノアがセイヤ-のことを、人に対する愛情に溢れている人だと言っていたと教えました。
セイヤーは、レナードが回復したことで、他の患者にもこの新薬を投与することにしました。その結果、嗜眠性脳炎の患者15名が、すべて目覚めました。病棟の中は、目覚めて喜ぶ患者たちの声でいっぱいになりました。レナードは、ポーラという女性に惹かれました。ポーラは、父親がベインブリッジ病院に入院しているので、見舞いに来ているのでした。
セイヤーはレナードに、目覚めた患者たちと一緒に街へ出かけようと声を掛けましたが、レナードは断りました。一人残ったレナードは、ポーラに声を掛けました。レナードとポーラは、すぐに仲良くなりました。ポーラと恋に落ちたレナードは、もっと自由に外に行きたいと思うようになりました。しかし病院は、安全が保障できないからと許可をしてくれません。
激しく怒ったレナードの姿に驚いたのは、レナードの母でした。母にとってレナードは30年前の少年のままなのでした。しかしレナードは、再び症状が現れ始めました。けいれんを起こしたり、意識がなくなりそうになったりと、新薬が効きにくくなってきたのです。レナードのそんな様子を目の当たりにした他の患者は不安になりました。
あらすじネタバレ:人生の大切さ
レナードは、新薬の研究のために自分の症状をビデオに撮り、これからの治療に役立てて欲しいと、セイヤ―に申し出ました。セイヤ―は、レナードの刻一刻と重くなっていく症状を記録していきます。レナードは、ポーラとの別れを決意し、ポーラと最後にダンスを踊りました。そしてポーラは一人、病院を去っていきました。セイヤ―は、レナードの病状の進行を阻止しようと懸命に治療を試みます。
しかし治療の甲斐なくレナードは、再び眠ってしまいました。他の患者たちも皆、次第に体が動かなくなり、再び眠りに就いてしまいました。セイヤ―は、自分のしたことは本当にレナードたちのために良かったのか?と悩み苦しみます。患者たちは、たった一夏の人生でした。これからも続くはずだったのに、彼らの人生を奪ってしまったと自分を責めるセイヤ―。エレノアは、落ち込むセイヤ―を慰めます。
たったひと夏だけの人生を、患者たちは精一杯行きました。セイヤーはそんな患者たちを見て、人生を大切に生きていかなければいけないと思うのでした。セイヤ―はあきらめずに治療を施しますが、この夏のような奇跡が起きることはありませんでした。
ここまで映画「レナードの朝」のあらすじをネタバレで、ラストまで見てきました。レナードたち患者は、奇跡のひと夏を、精一杯輝かせて再び眠りに就いてしまいました。この映画「レナードの朝」には、原作があります。ここからは映画「レナードの朝」の原作について、紹介します。
レナードの朝は実話映画?その後も調査
ここまで映画「レナードの朝」のあらすじを、ネタバレで紹介してきました。映画「レナードの朝」は、実話に基づいて製作された実話映画でした。セイヤー医師による治療によって、一度は人生を取り戻すことができたレナードは、愛する女性とめぐり逢い、人生を輝かせることができました。しかし、レナードは再び眠りに就きました。ここでは実話映画「レナードの朝」の原作小説である「レナードの朝」について、見ていきます。
レナードの朝の原作情報
映画「レナードの朝」は、医師で神経学者のオリバー・サックス著作の実話小説「レナードの朝」(1973年)が原作です。映画の主人公である医師のマルコム・セイヤ―のモデルが、オリバー・サックスです。原作小説「レナードの朝」は、20名の嗜眠性脳炎の患者に新薬を投与したオリバー・サックスが、患者の様子を克明に記録した実話です。
実話「レナードの朝」は、3部構成になっており、第1部(プロローグ)は、オリバー・サックスが勤務するマウント・カーメル病院のことや、パーキンソン病、嗜眠性脳炎と新薬「L-ドーパ」についての説明です。第2部(目覚め)は、20名の患者それぞれの症状が書かれています。第3部(展望)は、著者のオリバー・サックスの考察が書かれています。そして映画「レナードの朝」の紹介が、付録として付けられています。
レナードの朝は原作に基づくフィクション
1969年、オリバー・サックスは、1920年代に生まれた嗜眠性脳炎の患者に、L-ドーパ(レボドパ)という実験用医薬品を使用し、目覚めさせました。その当時の経験を描いたのが「レナードの朝」です。嗜眠性脳炎は、1920年代に世界的に大流行した病気です。この病気は、映画「レナードの朝」のネタバレあらすじでも紹介しましたが、自力で動くことができなくなり、意識も無くなり、半昏睡状態となる病気です。
映画では、レナードに焦点を当てて描かれていますが、原作小説「レナードの朝」では、オリバー・サックスが担当した20名の患者一人一人について書かれています。
レナードの朝のその後
出典: https://honto.jp
実話「レナードの朝」では、新薬を投与した患者たちが次々に目覚めていきます。しかしそれもつかの間、投与された新薬の効果が無くなり、元の状態に戻ってしまいました。それからも根気よく治療を続けましたが、再び奇跡は起こりませんでした。
レナードの朝の登場人物・キャスト
映画「レナードの朝」のネタバレあらすじの紹介と、実話と基にした映画ということで、実話小説「レナードの朝」について見てきました。ここで、映画「レナードの朝」のキャストを紹介します。W主演のロバート・デ・ニーロと、ロビン・ウィリアムズの経歴や主な出演作を紹介します。また主なキャストとして、セイヤー医師を、常に見守っている看護師・エレノア役のジュリー・カブナーについても紹介します。
レナード・ロウ/ロバート・デ・ニーロ
映画「レナードの朝」のキャスト、レナード役を演じたロバート・デ・ニーロについて紹介します。ロバート・デ・ニーロは、1943年生まれ、アメリカ・ニューヨーク出身です。1972年公開の映画「ゴッドファーザーPART Ⅱ」で演じたドン・ヴィト・コルレオーネ役の青年時代が高い評価を受け、アカデミー賞助演男優賞受賞し、出世作となりました。
映画「レナードの朝」でレナード役を演じたロバート・デ・ニーロの、主な出演作を紹介します。
- 映画「レイジング・ブル」(1980年)
- 映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」(1984年)
- 映画「ケープ・フィアー」(1991年)
- 映画「大いなる遺産」(1998年)
- 映画「グッドシェパード」(2006年)
- 映画「キリングゲーム」(2013年)
- 映画「ダーティ・グランパ」(2016年)
- 映画「アイリッシュマン」(2019年)
マルコム・セイヤー医師/ロビン・ウィリアムズ
映画「レナードの朝」のキャスト、医師セイヤー役を演じたロビン・ウィリアムズについて紹介します。ロビン・ウィリアムズは、1951年生まれ、2014年に亡くなりました。アメリカ・シカゴ出身です。ジュリアード音楽院で演劇を学び、俳優だけでなく声優としても活躍しました。
映画「レナードの朝」の医師セイヤー役を演じたロビン・ウィリアムズの、主な出演作を紹介します。
- 映画「ポパイ」(1980年)
- 映画「グッドモーニング、ベトナム」(1987年)
- 映画「ミセス・ダウト」(1993年)
- 映画「最高のともだち」(2004年)
- 映画「ナイト・ミュージアム」(2007年)
- 映画「大統領の執事の涙」(2013年)
- 映画「余命90分の男」(2014年)
エレノア・コステロ/ジュリー・カブナー
映画「レナードの朝」のキャスト、看護師のエレノアを演じたジュリー・カブナーについて紹介します。ジュリー・カブナーは、1950年生まれ、アメリカ・ロサンゼルス出身です。主な出演作を紹介します。
- 映画「ハンナとその姉妹」(1986年)
- 映画「ハリウッド・トラブル」(1993年)
- 映画「地球は女で回ってる」(1997年)
- 映画「もしも明日が選べたら」(2006年)
レナードの朝に関する感想や評価は?
「レナードの朝」という素晴らしい映画を観ました!私は祖母の介護を手伝っているので、胸に迫るシーンばかりでした。。
— 今井麻夏 (@asaka_imai) January 24, 2019
奇跡が起きたらいいのになって、思ってしまうことありますよね。
でも一つ一つやっていこうって思わせてくれる良い映画でした!
最近は映画ばかり観てます、、お家で。。
映画「レナードの朝」の感想です。この方は、実際に介護をされている方で、鑑賞中に胸に迫るものがあったという感想です。また、この映画「レナードの朝」は、奇跡が起きたらいいなという反面、一つ一つ丁寧に仕事をやって行こうと思わせてくれるという感想です。
「レナードの朝」鑑賞
— ルッキー (@lucky6182) March 21, 2019
‘69年の夏に起きた、慢性神経病患者に起きた実話がベース。
R・ウィリアムズの熱意溢れる、でも不安も抱えた医師の演技。
そして何よりR・デ・ニーロの患者の演技が圧巻です。
奇跡が起きた喜び、そして悲しさ。
終盤のあるシーンで涙が溢れてきました。
心に残る作品です。 pic.twitter.com/vWhYOA9KFM
映画「レナードの朝」のキャストについての感想です。W主演のロバート・デ・ニーロとロビン・ウィリアムズの演技についての感想で、医師セイヤー役のロビン・ウィリアムズの、不安を抱えながらも熱意を持って治療に挑む医師役の演技が良かったという感想です。また、ロバート・デ・ニーロの患者の素晴らしい演技に、泣いたという感想です。
「レナードの朝」観ました!
— まるこ (@aladdin_sane00) January 12, 2019
患者に真摯に向き合う精神科医と難病を抱えた青年の、ひと時の「朝」を描いた物語。登場人物一人一人の純粋さや誠実な心に心温まる。人間同士の心の交流ほど美しいものがあるだろうか。どんな人であろうとも、気高く美しい「魂(ゴースト)」は宿っていると気付かされる。 pic.twitter.com/P87l2uedEt
映画「レナードの朝」の感想です。難病の患者と真摯に向き合う医師と、患者とのふれあいを描いた心温まる作品だという感想です。心が通い合うことの素晴らしさに気づかされたという感想です。
レナードの朝。
— M.ISAMU (@MarocandJapan) March 25, 2017
病気に抗えないもどかしさがなんともいえなかった。
言葉にするのが難しい感情を何回ももった映画でした。
にしても、ロバート・デ・ニーロの笑顔がすごいよかった。 pic.twitter.com/MRNxYYsQ7W
映画「レナードの朝」の感想です。難病の進行を抑えることができないもどかしさに、言葉もなかったということで、心の中に沸き起こる感情を、言葉にするのが難しかったという感想です。また、難病の患者レナードを演じたロバート・デ・ニーロの笑顔🅆が良かったという感想です。
レナードの朝のネタバレまとめ
いかがでしたか?映画「レナードの朝」のネタバレあらすじと、主なキャストの経歴をまとめました。映画「レナードの朝」は、オリバー・サックスという医師が書いた実話小説「レナードの朝」を基にした作品です。難病で意識のない患者を目覚めさせた医師セイヤーを演じたロビン・ウィリアムズと、難病の患者レナード役を演じたロバート・デ・ニーロの演技が良かったという感想もありました。
つかの間の人生を精一杯生きる患者たちの姿や、その患者と誠実に向きあう医師の姿が感動的と言われる実話映画「レナードの朝」を、どうぞご覧ください。