映画レベッカのあらすじ・結末と感想をネタバレ!ヒッチコックのアメリカデビュー作品

1940年にアメリカで制作されたサイコスリラー映画『レベッカ』。サスペンス映画の神様とも称されるアルフレッド・ヒッチコック監督の渡米第一作で、出演はヒッチコック映画には欠かせないジョーン・フォンテインほか。アカデミー賞最優秀作品賞および撮影賞受賞作品です。これから不朽の名作映画『レベッカ』の結末までのあらすじや観た方の感想をネタバレで紹介していきます。この機会にぜひご覧ください!

映画レベッカのあらすじ・結末と感想をネタバレ!ヒッチコックのアメリカデビュー作品のイメージ

目次

  1. 映画レベッカとは?
  2. 映画レベッカのあらすじネタバレ
  3. 映画レベッカの結末ネタバレ
  4. 映画レベッカの登場人物・キャスト
  5. 映画レベッカに関する感想や評価は?
  6. 映画レベッカのネタバレまとめ

映画レベッカとは?

映画レベッカの作品情報

『レベッカ』(原題:Rebecca)は1940年にアメリカで制作されたサイコスリラー映画。サスペンス映画の神様とも称されるアルフレッド・ヒッチコック監督の渡米第一作となりました。原作は英国の作家のダフネ・デュ・モーリアによる同名小説。

ヒロイン「わたし」はリビエラ旅行中に英国紳士マキシムと出会います。そしてマキシムに見初められ後妻としてイギリスにある彼の大邸宅にやってきます。ところがその屋敷では、ヨット事故で亡くなった前妻レベッカの影響力がいまだに残っていて「わたし」は精神的に追い詰められていきます…。

出演はローレンス・オリヴィエ、ジョーン・フォンテインほか。アカデミー賞最優秀作品賞および撮影賞受賞作品。

映画レベッカのヒッチコック監督

アルフレッド・ヒッチコックは1899年8月13日に英国ロンドン生まれた映画監督です。1925年映画「快楽の園」で監督デビュー。その後ヒッチコックは、サスペンス・スリラー映画を手掛けるようになり1934年の「暗殺者の家」や1938年の「バルカン超特急」などの監督を務めます。

1939年の映画「巌窟の野獣」を最後にヒッチコックは、母国イギリスを離れアメリカ・ハリウッドに渡ります。そしてヒッチコックのハリウッド第1作である本作『レベッカ』はアカデミー作品賞・映像賞を受賞します。

ヒッチコック全盛期の'50年代から'60年代にかけては「裏窓」(1954年)、「ハリーの災難」(1955年)、「めまい」(1958年)、「北北西に進路を取れ」(1959年)、「サイコ」(1960年)、「鳥」(1963年)と映画史に残る傑作を次々に発表。その一方でヒッチコックは、テレビ「ヒッチコック劇場」のプレゼンターとして登場しお茶の間にも広く知られるようになりました。そして1980年4月29日、巨匠ヒッチコックは惜しまれつつこの世を去りました。

映画レベッカの原作

映画『レベッカ』の原作は、1938年に発表されたイギリスの作家ダフニ・デュ・モーリエ作の同名小説です。

作品名の「レベッカ」は主人公「わたし」の夫マキシムの亡くなった前妻の名前から取られています。小説『レベッカ』は今回お届けしている映画のほか、ミュージカルにもなっています。

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映画レベッカのあらすじネタバレ

あらすじネタバレ:マキシムとの出会い

ここからは『レベッカ』のあらすじをネタバレでお届けします。富豪のホッパー夫人の付き人として南仏モンテカルロまで同行した「わたし」は、同じホテルに滞在していた英国貴族マキシム・ド・ウィンターと出会います。一年前に妻を亡くしたマキシムと「わたし」はすぐに恋に落ちました。

そんな甘い関係も束の間、ホッパー夫人には帰国しなければならない急用が持ち上がります。それは娘の婚約でした。すぐにホッパー夫人に同行してホテルを発たなければならなくなった「わたし」は、別れを告げるためマキシムの部屋へ押しかけます。

あらすじネタバレ:結婚そして女主人に

マキシムは「わたし」の言葉を遮ると、いきなりプロポーズを始め一緒に彼の邸宅、マンダレーへ行こうと誘います。唐突な申し出に戸惑う「わたし」。しかし、マキシムの魅力と情熱に突き動かされた「わたし」は、ド・ウィンター夫人となることを決意します。

マンダレーで「わたし」を待ち受けていたのは、広大で豪奢な屋敷に大勢の使用人たちでした。その中の一人、マンダレーを取り仕切っている家政婦長のダンヴァース夫人は、あからさまな態度で新しい女主人の「わたし」に接します。何かにつけて馬鹿にしたり前妻のレベッカと比較したりします。レベッカが使っていた部屋はその頃のままに保たれていました。

あらすじネタバレ:マリアンの不安

突然環境が変わって落ち着かない「わたし」にも、話し相手が見つかります。それはマンダレーの財産を管理している独身の中年男、フランクでした。しかしフランクは主人のマキシムに仕事で連れ出されることが多く、その間「わたし」は一人屋敷に取り残され不安を抱えて過ごすことに。

暫くしてマキシムの姉夫妻が新妻を尋ねてやって来ました。初々しく清楚な「わたし」を見てマキシムの姉は気に入ったようでした。「わたし」を励ますと弟マキシムや屋敷の人たちについて教えてます。しかし、レベッカを崇拝するダンヴァース夫人についての生々しい話は「わたし」をさらに不安にさせてしまいました。

あらすじネタバレ:レベッカの影

「わたし」にとってはマキシムとの仲が順調なのが救いでした。ところがそれすら危うくする出来事が起こります。海辺を2人で散歩中、「わたし」はマキシムを怒らせてしまいます。マキシムの制止を無視して逃げた犬を追い小屋へ行ったのが原因でした。

その小屋にはレベッカの私物が置かれ、さらにおかしな風貌の男が住み着いていました。その男は、奥様は海に行ったまま戻ってこない、と繰り返し言っていました。後日フランクに聞くと、その小屋はレベッカが事故を起こしたボート置き場で、小屋にいた男は名前をベンと言いました。

あらすじネタバレ:レベッカへの夫の愛

「わたし」は、レベッカに対する夫の愛がいまだ変わらないことを意識します。そして美しかったレベッカに近づきたいと美容やファッションに気を遣うようになります。しかし、そうした努力も空しく、マキシムは着飾るよりも女主人としての品格を身につけるよう「わたし」に要求します。彼にとっては純粋で飾らない「わたし」が魅力的だったのです。

ある日、男がダンヴァース夫人を訪ねて来ました。その男は名前をファヴエルと言い、レベッカの従兄ということでした。暫くするとファヴエルは、自分の訪問をマキシムへ伝えるなと言い残し窓から去っていきました。その光景に驚いた「わたし」はレベッカの部屋へ入っていきました。先ほどその部屋の窓が開いているのを見かけ不審に思ったからでした。

明るく瀟洒な作りの部屋を見て驚く「わたし」。ふと後ろを見るとそこにはダンヴァース夫人の姿が。怒られるかと身構えると、ダンヴァース夫人は「わたし」に部屋の説明を始めます。どの調度品もレベッカとの想い出で溢れているようでした。説明しながら豪華な毛皮やレースの肌着に指先を這わせるダンヴァース夫人。「わたし」はダンヴァース夫人の不気味さに怖くなり部屋を後にしました。

あらすじネタバレ:仮面舞踏会

「わたし」は女主人として皆に認められたいと願っていました。そこで思いついたのが、マンダレーで恒例となっている仮面舞踏会の開催でした。自分ひとりで宴を成功させようと奮起する若妻に夫マキシムも理解を示します。そして意外なことにダンヴァース夫人が助けてくれます。祖先の肖像画を参考にしては?と言うと、旦那様のお気に入りだとしてキャロライン嬢の肖像画を「わたし」に勧めてきます。

仮面舞踏会当日になりました。招待客が集まってきたのを見計らって「わたし」は衣装を夫に披露します。ところが、ダンヴァース夫人ご推薦のその衣装は、一年前にレベッカが身に着けたのと全く同じものでした。茫然と立ちすくむマキシムたち。

あらすじネタバレ:ダンヴァース夫人の策略

突然マキシムは新妻を怒鳴り付け、「わたし」は自分の部屋へ逃げ込み泣きわめきます。ダンヴァース夫人は「わたし」の耳元で「同じ衣装を身に着けたとしても到底レベッカには敵わない」と冷たく言い放ちます。さらに「わたし」に窓から飛び降りるように迫りますが、その時突然、難破船事故のニュースが入ってきます。

港に駆けつけると、そこは転覆した船の乗船者を救助しようとする人から野次馬で大騒ぎでした。捜索が続けられると、何とその船の下はボートがありその中から女性の遺体が発見されたのです。発見されたのはレベッカその人でした。

映画レベッカの結末ネタバレ

結末ネタバレ:レベッカの死の真相

ここからは『レベッカ』結末のネタバレ紹介になります。マキシムは「わたし」にらレベッカの死について真相を語ってくれました。皆から称賛の声が絶えなかったレベッカですが、実は優しさの欠片(かけら)もない利己的で冷淡な人間でした。貴族としての世間体から離婚が出来ないマキシムの足元を見て、表向きの完璧な妻としての顔の裏には男たちとの遊興に耽るふしだらな女の一面を持っていました。

従兄のファヴエルとも関係を持ち身ごもってしまいます。子どもを産んで育てるというレベッカにマキシムは怒りを抑えられず殴りつけました。すると転倒した拍子に彼女は頭を船の滑車に打ちつけて死んでしまいます。マキシムは彼女の死体をボートもろとも海に沈めました。その直後に遺体が上がりマキシムが検死に立ち会いレベッカであると確認しました。

結末ネタバレ:夫への嫌疑

続いての結末ネタバレは夫に向けられた疑いについてです。マキシムとレベッカの真相を知った「わたし」は、生涯夫を愛していこうと決心します。マキシムもまた妻のためにこの一件を乗り切ろうと胸に誓います。幸いにして今回見つかった遺体の捜査を指揮するジュリアン大佐は、マキシムとは懇意の間柄でした。

一年前に見つかった遺体の検死では、気が動転していて判断を間違えたという言い訳を信用してくれました。レベッカの死の真相は事故か自殺だろうということに決まりかけます。ところが、取り調べの中でマキシムに不利な証言が出てきました。発見されたボートを確認した船大工が、船底に人為的に穴が開けられていたことや水抜き栓が閉められていた事に気づいたのです。

これに目を付けたのがレベッカの従兄ファヴェルでした。彼の手元にはレベッカが死の当日に書いた手紙がありました。手紙の内容はこれから自殺する人間が書いたとは到底思えないものでした。ファヴェルはマキシムから金を脅し取ろうと考えていました。

結末ネタバレ:医師が明かす真実

ファヴェルはジュリアン大佐やフランクと一緒にレベッカが密かに通っていたロンドンの医者を訪ねます。医者の元に残されたカルテの患者名は”ダンヴァース”となっていました。自分の姓が使われていた事実にファヴエルは小躍りします。

しかし彼の思惑に反し、医師はレベッカに自殺の動機があったと証言します。医師によるとレベッカは妊娠などしておらず、彼女の病名はガンでした。またレベッカは余命よりも早く死ぬだろうと言っていたことも明かします。彼女は自身を襲った不治の病を知り、夫に自分を殺させようとしていたのです。

結末ネタバレ:燃え盛る屋敷

最終的にジュリアン大佐はレベッカの死を「自殺」と断定。殺人容疑が晴れたマキシムは急いでマンダレーに戻ります。屋敷に近づいたところで闇夜に広がる明かりに気づきます。それは猛烈な炎を上げて燃えさかる彼の屋敷でした。ファヴェルからレベッカの死の真相を聞いたダンヴァース夫人が屋敷に火を放ったのです。ダンヴァース夫人にはマキシムと「わたし」の幸せな姿を見るのが耐えられませんでした。

命からがら屋敷から逃げ出した「わたし」はマキシムと再会し、炎を上げて燃え盛る屋敷を見つめます。屋敷の西に位置するレベッカの部屋に目をやると、恍惚とした表情のダンヴァース夫人が見えました。彼女は崩れ落ちる屋敷にのみ込まれて行きました。以上『レベッカ』結末のネタバレでした。

映画レベッカの登場人物・キャスト

わたし/ジョーン・フォンテイン

お金持ちの付き人をしている若き女性。雇い主のお供で訪れた旅先で英国貴族マキシムと出会い、結婚へ。純情可憐で素直な性格ですが、内向的で人と打ち解けるのに時間がかかる一面も。

映画「レベッカ」で「わたし」(マリアン)を演じたのは、1917年10月22日イギリス人の両親の元、日本で生まれアメリカの女優ジョーン・フォンテインです。彼女は1935年にジョーン・クロフォード主演の「男子牽制」で映画デビュー。1940年本作「レベッカ」でアカデミー主演女優賞にノミネートされると、翌年には同じくヒッチコック作品「断崖」で同賞を受賞。

フォンテインは1940年代から1990年代まで50年以上にわたり映画、舞台、ラジオ、テレビで女優活動を続けました。1978年にはその長い女優生活を振り返り、自伝「No Bed of Roses」を出版しています。フォンテイン最後の出演作となったのは、1994年のテレビ映画「ウェンセスラスはよい王様」でした。その後カリフォルニア州カーメル・バイ・ザ・シーの邸宅で余生を過ごし2013年12月15日96歳でこの世を去りました。

マキシム・ド・ウィンター/ローレンス・オリヴィエ

英国貴族でマンダレー地区の領主。妻のレベッカを亡くして一年になる時、旅先でうら若き女性と恋に落ちます。若々しさを保った魅力的な男性でしが、感情に流されやすく時に激昂することも。

「レベッカ」でマキシムを演じたのは、1907年5月22日イングランド/サリーに生まれ 1989年7月11日にこの世を去ったイギリスの俳優、映画監督ローレンス・オリヴィエです。1930年「The Temporary Widow」で映画デビュー、1931年にはハリウッドへ進出し「Fred and Lovers」ほか2作品の映画に出演、1937年には映画「無敵艦隊」で共演したヴィヴィアン・リーと恋に落ち1940年オリヴィエにとって2度目の結婚をします。

1947年に製作・監督・脚色・主演の映画「ハムレット」でアカデミー作品賞、主演男優賞を受賞。その後も様々な映画・舞台で制作・監督・主演を務めています。その功績が認められ、1947年ナイトの位を授けられ、1970年には一代貴族に叙されています。アカデミー賞には主演賞9回、助演賞1回ノミネートされており、とりわけ主演賞9回のノミネートは歴代1位の記録を誇ります。

ダンヴァース夫人/ジュディス・アンダーソン

マキシムの邸宅のあるマンダレーの家政婦長。レベッカの使用人をしていて、マキシムとの結婚に伴いマンダレーに越してきました。レベッカ亡き後も彼女を崇拝し続けていました。常に無表情で特にマキシムの新妻には辛く当たります。

『レベッカ』でダンヴァース夫人を演じたのは、1897年2月10日オーストラリア・アデレードに生まれ主にアメリカで活躍した女優ジュディス・アンダーソンです。1915年に舞台デビュー。その後、アメリカ/ニューヨークに渡り1922年にブロードウェイデビューを飾ります。

1940年本作『レベッカ』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされると以降は映画にも積極的に出演するようになります。しかし彼女の活躍の中心は舞台であり、とりわけシェイクスピア『マクベス』でのマクベス夫人は十八番でした。またテレビドラマ『マクベス』でもマクベス夫人を演じ、エミー賞主演女優賞を受賞しました。1992年1月3日94歳でこの世を去りました。

ジャック・ファヴェル/ジョージ・サンダース

亡きレベッカの従兄。社交的な性格ですが反面抜け目なく悪知恵を働かせます。レベッカの死に疑いを持ちマキシムを脅迫するのですが…。

『レベッカ』でジャック・ファヴェルを演じたのは、1906年7月3日ロシア帝国ペテルブルクに生まれ1972年4月25日65歳でこの世を去ったイギリスの俳優ジョージ・サンダースです。

1934年に映画デビュー。ハリウッド進出後の1937年に映画「勝鬨(かちどき)」に出演し注目を浴びます。1941年には「The Falcon」シリーズの主役に抜擢されます。また1950年の「イヴの総て」ではシニカルな演劇評論家を演じてアカデミー助演男優賞を受賞。冒険活劇のヒーローから悪党まで演じる個性派俳優として活躍しました。

映画レベッカに関する感想や評価は?

感想や評価:カメラーワークの妙!


最後に『レベッカ』を観た方の感想や評価を紹介します。最初の方は、ヒッチコック監督ならではのカメラワークに感銘を受けたとの感想を寄せています。見えないレベッカの動きを捉えた映像が見事だったということです。

感想や評価:サスペンスの神様!

続いては、サスペンスの神様、ヒッチコック監督に感銘を受けたという方の感想です。とりわけ無表情で現れるダンヴァース夫人が下手なホラーよりも恐いと感じたようです。

感想や評価:第一級のミステリー映画!

最後は『レベッカ』を”第一級のミステリー映画”とする感想・評価です。トリックよりもじわじわと迫って来るサスペンスに忘れられない味わいが残ったそうです。

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映画レベッカのネタバレまとめ

ここまで「映画レベッカのあらすじ・結末と感想をネタバレ!ヒッチコックのアメリカデビュー作品」と題して、映画史上に残る不朽の名作の見どころについて紹介してきました。感想や評価の項にもあるように、本作は単なるサスペンス映画に止まらない奥深さをもつ作品に仕上がっていると言われています。皆さんもこの記事を機にDVDなどで鑑賞してみてはいかがでしょうか。

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