映画ファーゴのあらすじをネタバレ解説!キャストや感想・評価をまとめて紹介

コーエン兄弟の映画「ファーゴ」のあらすじをネタバレで解説!キャストや登場人物・トリビアも紹介!1996年映画「ファーゴ」はコーエン兄弟の手掛けたアメリカのサスペンス映画で、狂言誘拐から残虐なサスペンスへと変わっていくストーリーです。ブラックジョークやシュールさが評価されている作品ですが、残虐な描写からR15+指定されています。今回は映画「ファーゴ」のあらすじをネタバレで解説し、キャストや登場人物、トリビアについてご紹介していきます。また、映画「ファーゴ」に関する感想や評価についてもみていきます。

映画ファーゴのあらすじをネタバレ解説!キャストや感想・評価をまとめて紹介のイメージ

目次

  1. 映画ファーゴとは?
  2. 映画ファーゴのあらすじネタバレ解説
  3. 映画ファーゴの登場人物・キャスト
  4. 映画ファーゴのトリビア集
  5. 映画ファーゴに関する感想や評価は?
  6. 映画ファーゴのネタバレ解説まとめ

映画ファーゴとは?

映画ファーゴの作品情報

1996年にアメリカで製作された「ファーゴ」は同年11月に日本でも公開されました。映画の舞台はノースダコタ州にある都市「ファーゴ」で映画のタイトルの由来となっています。ストーリーは狂言誘拐から始まるサスペンスを描いており、残虐なシーンがあることからR15+指定となっています。

また、映画「ファーゴ」はコーエン兄弟が手掛けた作品としても有名です。監督ジョエル・コーエン、製作イーサン・コーエン、脚本ジョエル・コーエンとイーサン・コーエンとなっており、制作費が700万ドルだったにも関わらず、全世界で6100万ドル売り上げた映画です。当時のコーエン兄弟の作品の中で最大のヒットを記録したのだそうです。

映画ファーゴの予告編動画

こちらは映画「ファーゴ」の予告動画です。今回は、映画「ファーゴ」のあらすじをネタバレで解説し、登場人物やキャストについてもご紹介していきます。また、映画「ファーゴ」のトリビアを解説し、映画に関する感想と評価についてもご紹介していきます。

FARGO/ファーゴ公式サイト | 映画・海外ドラマのスターチャンネル[BS10]

映画ファーゴのあらすじネタバレ解説

ここまで、映画「ファーゴ」の作品情報や予告動画についてご紹介し、映画「ファーゴ」がコーエン兄弟の手掛けた作品として有名で、大ヒットした作品であることが分かりました。次に、ここでは映画「ファーゴ」のあらすじをネタバレで解説していきます。

あらすじネタバレ:事件発生

ある日の未明、刑事をしているマージは事件が起きたという電話を受けます。マージは家から飛び出し、現場へ急行します。到着したマージは、事件現場の雪が積もった地面の上で銃殺された男が1人横たわっているのを目にします。

そして、その男が乗っていたと予想される車の中で、もう1体銃殺された遺体が見つかり、さらに別の場所でも同一犯の犯行と思われる遺体が発見されました。マージは現場の足跡から、被害者3人を殺害した犯人は2人組であると推理するのでした。

あらすじネタバレ:狂言誘拐

マージの推理通り、先の事件の犯人は2人組の男でした。もともと犯人たちはある女性の狂言誘拐をする予定で、誰も殺害するつもりはありませんでした。しかし、その途中で警官に見つかったため、彼らを殺害したのでした。この狂言誘拐を計画したのは、誘拐された女性の夫ジェリーでした。

彼は妻を誘拐して金持ちの妻の父親から身代金をせしめようと考え、2人組の男に妻の誘拐を頼んだのでした。しかし、依頼した2人組の軽率な行いのせいで単なる狂言誘拐は殺人事件に変わってしまいます。しかし、ジェリーはそのことにまだ気づいていませんでした。そんな頃、ジェリーのもとへマージがやって来ました。

あらすじネタバレ:ジェリー逃走

自動車ディーラーのジェリーの職場を訪れたマージは、車を探していると伝え、ジェリーに彼の店で車が盗難に遭っていないか尋ねます。実はその車は、ジェリーが2人組に貸した車だったのです。当然、ジェリーは知らないと答え、自分も車を探してみると言い、その場を離れます。

そして、マージに気づかれないように店から逃走します。異変に気づいたマージはすぐに応援を呼びます。マージは駆けつけた他の警官にジェリーを追うように指示し、自分の仕事に着手します。マージは一人、何日か前に不審な男がいると通報を受けた湖にへと車で向かうのでした。

あらすじネタバレ:赤く染まった結末

マージは湖のほとりにある小屋で、探していた車を発見します。マージはその小屋に慎重に近づきます。すると、小屋の近くから何か音がすることに気づきます。マージがそっと覗いてみると赤く染まった地面の上で、人の足を粉砕機に突っ込んでいる男が1人いました。その男は2人組の犯人の一人で相棒を殺害し、その遺体を隠滅しようとしていたのでした。

その男はマージの存在に気づき、その場から逃げ出そうとします。すかさず、マージはその男の足を撃ち、確保しました。その小屋からは狂言誘拐を依頼したジェリーの妻の遺体も発見されました。マージは一連の事件で、多くの死者が出てしまった事実に呆然としてしまいます。その後、元凶であるジェリーも宿泊施設にいるところを見つかり、逮捕されました。

映画ファーゴの登場人物・キャスト

ここまで、コーエン兄弟によるサスペンス映画「ファーゴ」の作品情報や予告動画、あらすじをネタバレで解説してきました。次に、ここでは映画「ファーゴ」の登場人物やキャストについてご紹介していきます。

キャスト①マージ・ガンダーソン/フランシス・マクドーマンド

マージ・ガンダーソンは、事件を追う妊娠中の女性刑事です。演じたフランシス・マクドーマンドのプロフィールは次の通りです。

  • 本名:Frances Louise McDormand
  • 生年月日:1957年6月23日
  • 出身地:アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ
  • 活動期間:1984年~
  • 代表作:「ミシシッピー・バーニング」「ワンダー・ボーイズ」「あの頃ペニー・レインと」「ショート・カッツ」「オリーヴ・キタリッジ」「スリー・ビルボード」

キャスト②ジェローム・“ジェリー”・ランディガード/ウィリアム・H・メイシー

ジェローム・“ジェリー”・ランディガードは、妻の狂言誘拐を計画し、2人組に依頼した男です。演じたウィリアム・H・メイシーのプロフィールは次の通りです。

  • 本名:William Hall Macy, Jr.
  • 生年月日:1950年3月13日
  • 出身地:アメリカ合衆国フロリダ州マイアミ
  • 職業:俳優・脚本家・舞台監督
  • 代表作:「ドア・トゥ・ドア/バックに愛とまごころを…」「ジュラシック・パークIII」「ER緊急救命室」「シェイムレス 俺たちに恥はない」「シェイムレス 俺たちに恥はない」

キャスト③カール・ショウォルター/スティーヴ・ブシェミ

カール・ショウォルターは、ジェリーに依頼された男2人組のうちの1人で、相棒に殺害された方です。演じたスティーヴ・ブシェミのプロフィールは次の通りです。

  • 本名:Steven Vincent Buscemi
  • 生年月日:1957年12月13日
  • 出身地:アメリカ合衆国ニューヨーク市ブルックリン
  • 職業:俳優・映画監督
  • 活動期間:1983年~
  • 代表作:「レザボア・ドッグス」「ゴーストワールド」「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」「モンスターズ・インク」シリーズ「スターリンの葬送狂騒曲」

キャスト④ゲア・グリムスラッド/ピーター・ストーメア

ゲア・グリムスラッドも、ジェリーに依頼された男2人組のうち1人で、相棒を殺害した方です。演じたピーター・ストーメアのプロフィールは次の通りです。

  • 本名:Peter Ingvar Rolf Storm
  • 生年月日:1953年8月27日
  • 出身地:スウェーデン
  • 代表作:「プリズン・ブレイク」「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「キック・オーバー」「ラストスタンド」「トカレフ」

映画ファーゴのトリビア集

ここまで、映画「ファーゴ」の作品情報や予告動画、あらすじをネタバレで解説してきました。また、映画「ファーゴ」の登場人物やキャストについてご紹介し、キャストのプロフィールや代表作についてみてきました。ここでは、次に映画「ファーゴ」のトリビアを解説していきます。

トリビア①実話ではない?

映画「ファーゴ」は、冒頭で「THIS IS A TRUE STORY.(これは実話である。)」という文が流れることから、実話なのだと信じている人が多くいるそうです。しかし、実はこれも製作側の演出の一つで、映画「ファーゴ」は完全なるフィクションなのだそうです。

トリビア②ジェリーは脇役だった

映画「ファーゴ」で、妻を狂言誘拐して義父から身代金をせしめようとしていたジェリー役は、実は映画製作当初では「脇役」だったそうです。しかし、オーディションの際にジェリー役のウィリアム・H・メイシーが脇役は嫌だ、ジェリー役を主役にして欲しいと、コーエン兄弟に訴えたそうです。そして、自分を主役にしないと弟のイーサン・コーエンの愛犬を撃つと脅迫して主役の座をもらったのだと言われています。

トリビア③放送禁止用語

ジェリーが依頼した2人組のうちの一人、ゲアは降車したときに「Jävla fitta!」と発言します。実はこれはスウェーデンでは、相手を罵倒する言葉で放送禁止用語となっているそうです。

トリビア④劇中のテレビ番組

映画「ファーゴ」のジェリーの妻が2人組に狂言誘拐される寸前に見ていたテレビに実在のテレビ番組が映っていたそうです。番組名は「Minnesota afternoon talk show」で、80年代~90年代初めまで放送されていたバラエティ番組だそうです。

トリビア⑤キューブリック映画へのトリビュート

映画「ファーゴ」ではキューブリック映画に対するトリビュートが出てくるそうです。2人組のうちの一人、カールは「just a little of the ol’ in-and-out」という台詞を話します。この台詞は映画「時計仕掛けのオレンジ」の「No time for the old in-n-out」という台詞から着想を得ていると言われています。

さらに、2人組のゲアとカールがラジオを聞いているときに流れる音楽も「フルメタル・ジャケット」の「These Boots Are Made for Walkin'」という曲なのだそうです。

トリビア⑥タイトル

映画「ファーゴ」のタイトルが、もしかしたら「ブレナード」だったかもしれないという話があるそうです。そもそも「ファーゴ」のタイトルは、ジェリーが2人組の男ゲアとカールに出会った場所、ノースダコタ州のファーゴが由来となっているそうです。しかし、映画「ファーゴ」の主な舞台はミネソタ州のブレナードです。

そこで、もしかしたら、タイトルは「ファーゴ」ではなく「ブレナード」の方になっていたのでは?と噂されるようになったそうです。しかし、コーエン兄弟の弟で製作を担当したイーサン・コーエンは「あまりクールな名前ではない」として「ブレナード」ではなく「ファーゴ」というタイトルに決定したという裏話を披露したそうです。

映画ファーゴに関する感想や評価は?

ここまで、映画「ファーゴ」の作品情報や予告動画、あらすじをネタバレで解説し、登場人物やキャストについてみてきました。また、映画「ファーゴ」のトリビアについてご紹介し、実話ではなくフィクションであること、脇役だったジェリーをウィリアム・H・メイシーがコーエン兄弟を脅して主役にさせたことなどの裏話をみてきました。ここでは、次に映画「ファーゴ」に関する感想や評価についてみてきました。

こちらのツイートは映画「ファーゴ」に関する感想・評価です。映画「ファーゴ」はシリアス要素とブラックジョークの要素が強いと評価されており、皮肉にあふれた非日常的な描写と、日常を大事にしている女刑事との対比が哲学的で美しいという感想です。また、映画「ファーゴ」作中の音楽と映像が良かったと評価されています。

こちらのツイートも映画「ファーゴ」に関する感想・評価です。映画「ファーゴ」がフィクションだと思って観てみると、ブラックなユーモアとシュールさが面白くて笑えたという感想です。また、マージ役を演じたフランシス・マクドーマンドの演技が映画「スリー・ビルボード」同様、とても上手くて良いと評価されています。

さらに、ジェリー役のウィリアム・H・メイシーやカール役のスティーブ・ブシェミの情けない役の演技も本当に良かったと評価されています。

こちらのツイートも映画「ファーゴ」に関する感想・評価です。映画「ファーゴ」は実はフィクションだとご紹介してきました。こちらのツイートの方は、フィクションでも映画「ファーゴ」の価値が下がるわけではなく、実話でなくても映画「ファーゴ」は大傑作だという感想です。

こちらのツイートも映画「ファーゴ」に関する感想・評価です。以前からコーエン兄弟が手掛けた映画「ファーゴ」をポスターに惹かれて興味を持っていたそうで、10年経ってようやく視聴したという方の感想です。独特のコメディ要素のあるシーンが作品の核心にさりげなく触れているところや、ラストで犯人の滑稽さが描かれているところ、不気味な要素が増幅するところなど、とても素晴らしい作品だったと評価されています。

こちらのツイートも映画「ファーゴ」に関する感想・評価です。コーエン兄弟の手掛けた映画「ファーゴ」のあらゆる視点から描かれる映像や、真っ白な雪に赤や黒などのコントラスト、作品後半からさらに面白くなっていく感じが「たまらない!」という感想を抱いたそうです。

映画ファーゴのネタバレ解説まとめ

いかがでしたか?映画「ファーゴ」のあらすじをネタバレで解説し、登場人物やキャストについてもみてきました。また、映画「ファーゴ」のトリビアについてもご紹介し、映画「ファーゴ」は実話と称しているけれどフィクションであること、ジェリー役のウィリアム・H・メイシーが脇役は嫌だと言ってコーエン兄弟を脅し、主役の座をつかんだことなどをみてきました。

そして、映画「ファーゴ」に関する感想や評価についてご紹介し、映画「ファーゴ」はフィクションでも大傑作だと言われており、作品のブラックジョーク要素やシュールさ、マージ役のフランシス・マクドーマンドの演技などが評価されていることが分かりました。皆さんも、興味のある方は傑作だと評判の高いコーエン兄弟の映画「ファーゴ」を、ぜひご覧ください!

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