2019年04月01日公開
2019年04月01日更新
映画クラッシュのあらすじをネタバレ!豪華キャスト陣や感想も紹介【アカデミー賞】
映画「クラッシュ」は洋画の中でも人気のある映画になっています。普段洋画を見ない人でも見たいという人が続出したと言われています。また、洋画好きの人もチェックしたい作品だと言われています。今回はそんな映画「クラッシュ」についてあらすじや主要キャスト、キャラクターなどどんどん解説しネタバレしていきます。また、クラッシュを見て作品に関する評価についてもご紹介し考察していきます。
映画クラッシュとは?
映画「クラッシュ」はとても話題になった作品です。映画好きの人はもちろん、ふだん映画を見ない人も見てみたいと話題になり、多くの人がこの映画を見に行きました。しかし洋画の作品で、さらに人種差別という少し難しいテーマの映画なので一回見ただけでは理解が困難と噂になりました。今回はそんな映画「クラッシュ」について詳しく考察していきます。
クラッシュの作品情報
映画「クラッシュ」はアメリカ映画で2004年に公開されました。ロサンゼルスは多くの人種が混ざりあう都市でまさにそこが舞台になりました。そこで繰り広げられる人種間の物語は世界中の人々が映画館へと足を運び大ヒットを記録しました。さらに、アカデミー賞作品賞を受賞しさらに話題になった映画の一つです。アカデミー賞受賞したことでさらに世界中で話題になりました。
クラッシュの予告動画
映画界では多くの人が見たいと思わせるために重要なのは予告動画は欠かせないと言われています。予告動画は映画の見どころをうまく切り取って人々の見たい気持ちを増幅させます。また、難しいテーマを描いている映画なのでそのテーマを人々にどう伝えたのでしょうか。そこでとても話題になった映画「クラッシュ」の予告動画をご紹介します。
映画クラッシュのあらすじネタバレ
映画「クラッシュ」は人種差別という難しいテーマをもとに描かれています。クラッシュのあらすじを調べてみるとさらにしっかり映画を見たくなると言われています。難しい映画だからこそあらすじをみてから映画を見てさらに理解を深めるのも一つの映画の楽しみ方です。ここからはクラッシュのあらすじをネタバレしていきます。
あらすじネタバレ①交通事故
ある日、グラハムという黒人で刑事の男が恋人とロサンゼルスの一角で車でデートを楽しんでいました。そんな時、交通事故に巻き込まれてしまうという悲しい出来事が起こります。
あらすじネタバレ②差別
事故が起きる前日に、あるイラン人が鉄砲店に来店しました。そのイラン人は鉄砲店の店長にアラブ系だと思われ気を悪くしています。そのイラン人はお店を離れ、彼の代わりに彼の娘が銃を購入しました。そのころ黒人の青年アンソニーは白人をとても嫌う性格で、友人と一緒にいた白人判事を襲撃してしまいます。黒人刑事グラハムは、とある事故現場で白人警官が黒人警官を誤射されていた事実を知ります。
黒人たちに襲われてしまった判事は、家の鍵を交換することに決めました。しかし判事は、黒人に襲われたのにも関わらず、なぜ自分は彼らに襲われることになったのか考えていました。
あらすじネタバレ③職務質問
人種差別主義のジョンは白人の警察官でした。ジョンは逃亡車があることを無線で聞き、それらしき車両を発見したため、その車両を停車させました。パトカーに一緒に乗っていた相棒が、この車は違うという指摘を受けながらもその車両の運転手が黒人であるという理由から職務質問を開始します。ジョンは黒人の妻の体を触り不快感を与えその場から去りました。
車を運転していた黒人の男性は警察官に対して何もできませんでした。それに対して妻は不満を彼にぶつけました。そして警察署に戻ったジョンの相棒は、ジョンの人種差別主義に嫌気がさし、上司に彼とは組みたくないと申し出ます。
あらすじネタバレ④家族
中国人の男性をアンソニーは車で轢いてしまいました。そしてその男性を病院の出入り口に置き去りにしました。警官のジョンの父は尿道炎で苦しんでいました。そんな父親を看病しながらジョンは日々の勤務を行っていました。父は会社を経営していました。そこで多くの黒人を雇用していました。今では少数民族を保護するという法律ができたので、そのような黒人を減らす流れになっていました。
警官に職務質問を受けた男は妻が嫌な目にあっているのにも関わらず何もできず、尚且つ勤務先でも嫌なことがあり普段はよく話す妻ともなかなか話せない様子です。
あらすじネタバレ⑤救出
交通事故にあった車に車で巡回中だったジョンは出会います。その車はガソリンが流れ出し、いつ引火してもおかしくない状況でした。横転していた車中の女性をジョンは引きずり出し助けます。しかし、その女性はなんと以前ジョンが職務質問で嫌がらせをした女性でした。女性はジョンに助けられることを嫌がりましたが、ジョンはなんとか女性を助けだしました。
結末ネタバレ:それぞれの最後
イラン人は自分の店が荒らされ、銃を持ちヒスパニックの男性を襲撃しようとしますが、外れてしまいイラン人は立ち尽くしています。アンソニーはバスに乗っているとき、無人の車を見つけました。その車を盗み売ろうとしましたが、中に中国人不法滞在者がたくさん乗っていました。ジョンの相棒は、運転中ヒッチハイクである少年を乗せますが、ちょっとしたことで口論となり少年を殺してしまいます。
ジョンの相棒は少年を殺した後、車を燃やします。ジョンはその夜、父のもとに行き、抱きかかえ愛を伝えました。アンソニーは中国人をバスから解放しました。そしてその場から笑顔で去りました。
映画クラッシュのキャスト・登場人物
映画「クラッシュ」のあらすじを解説してきました。それぞれの場所で黒人と白人の人種差別が描かれていました。このように人種差別が日常にあったということがこの映画「クラッシュ」では描かれていると言われています。ここからはあらすじを解説してきましたが、ここからはそんな「クラッシュ」の世界を描いたキャストを解説していきます。
グラハム/ドン・チードル
グラハムを演じたキャストはドン・チードルでした。グラハムはロス市警に勤務する黒人刑事です。母親は貧困層で荒んだ生活を送っています。前科3犯の弟は現在行方不明です。
リア/ジェニファー・エスポジート
リアを演じたキャストはジェニファー・エスポジートです。仕事やプライベートともにグラハムの相棒です。プエルトリコ出身の父とエルサルバドル出身の母を持ちます。
ライアン/マッド・ディロン
ライアンを演じたキャストはマット・ディロンです。ロス市警に勤務する白人警官です。ベテラン警官で17年間金属しています。人種差別主義者の1人であり、父の介護をしながら勤務しています。
トム/ライアン・フィリップ
トムを演じたキャストはライアン・フィリップです。ライアンの相棒の白人警官です。ライアンのひどすぎる人種差別にとても嫌気がさし相棒をやめます。
リック/ブレンダン・フレイザー
リックを演じたキャストはブレンダン・フレイザーです。検事の仕事をしています。とても有能で有権者の票を集めることに優先的に動いています。白人のエリート層に位置しています。
ジーン/サンドラ・ブロック
ジーンを演じたキャストはサンドラ・ブロックです。リックの妻です。とても神経質でヒステリックな女性です。しかし実際はとても深い孤独感を感じ不安を抱いています。
出典: https://eiga.com
アンソニー/クリス・“リュダクリス”・ブリッジス
アンソニーを演じたキャストはクリス・リュダクリス・ブリッジスです。アンソニーは黒人の青年で銃を使用して自動車強盗を何度も繰り返しています。そして奪った車を闇ルートで売りさばいています。人種差別に過剰に反応し、その域は被害妄想まで達しています。
出典: https://eiga.com
ピーター/ラレンズ・テイト
ピーターを演じたキャストはラレンズ・テイトです。アンソニーの相棒の1人です。ミニチュアの聖クリストファー像を大切にお守りとして持っています。
キャメロン/テレンス・ハワード
キャメロンを演じたキャストはテレンス・ハワードです。テレビ局の演出家の仕事をしています。エリート層だが温厚です。しかし、実際は黒人であることにコンプレックスを感じています。
クリスティン/タンディ・ニュートン
クリスティンを演じたキャストはタンディ・ニュートンです。キャメロンの妻です。クリスティンも黒人女性です。ライアンにセクハラと言ってもいいほどのことをされ、とても傷つきますが、それを見ていた夫は何もしなかったのでさらに夫に対し怒りを覚えます。
ダニエル/マイケル・ペーニャ
ダニエルを演じたキャストはマイケル・ペーニャです。ダニエルはガキの修理屋さんです。結婚しており妻と5歳の娘がいます。メキシコ系でタトゥーも入っているのでよくギャングだと勘違いされます。しかし、家族思いの心優しいとても素晴らしい父親です。
ファハド/ショーン・トーブ
ファハドを演じたキャストはショーン・トーブです。ファハドはペルシャ系移民で雑貨店を営んでいます。アラブ系と間違われやすく、神経を研ぎ澄まし銃を購入しています。英語は話せません。
ドリ/バハー・スーメク
ドリを演じたキャストはハバー・スーメクです。ドリはファハドの娘です。両親をとても大切にしており、冷静沈着で優秀な女の子です。
映画クラッシュを詳しく解説!
ここまで映画「クラッシュ」のキャストについて解説してきました。豪華俳優陣がそろっていました。あらすじのネタバレやキャストをご紹介していましたが、ここからはクラッシュを詳しく紐解いて解説していきます。難しいテーマだからこそ解説を読み、理解したうえで映画を視聴すると感じるものが変わってくると言われています。テーマから価値観まで様々な視点で解説します。
解説:クラッシュのテーマ
クラッシュのテーマは「人種差別」といった難しいテーマの映画です。アメリカでは人種差別に対する意識がとても高く法律や厳しい目があると日本では思われがちですが、実際は露骨に人種差別をしている人もいると言われています。アジア人が黒人を嫌う。ある時には日本人が中国人を嫌う。これも人種差別の一つです。どうして嫌悪から差別へと繋がるのか。そんな世界もこの映画では描かれています。
解説:難しいテーマこその価値
「クラッシュ」は難しいテーマだからこそ価値があると言われています。おそらく日本映画でこういったテーマで描くとイデオロギーが先行し、ハッピーエンドのような結末を描きがちだと評価されています。イデオロギーは作り手の思い込みがどうしても強くなってしまい、真実はこれだけだと決めつけた映画になってしまうことが多々あると言われています。しかし、難しいテーマを描くときは多角的な視点が大切とされています。
多角的な視点を描き、答え自身は視聴者が考えるということが大切だと多くの人が評価しています。そしてクラッシュは、作り手の考えを押し付けることなく沢山の視点と対比がとても上手に描かれていると評価されています。
解説:素晴らしいラスト
クラッシュは様々な人が人種差別をしており物語が進んでいきました。一つのきっかけでいろんな人が影響し変化していきます。たった一つのきっかけで人の考えや思い込みを良くも悪くも変えられるということがこの映画から伝わってきました。監督は人間はいつか変わることができ人種差別のない世界を見たいということを伝えたかったのではないかと言われています。
映画クラッシュを観た人の感想や評価は?
映画「クラッシュ」は多くの人に見られた映画になっています。そして「クラッシュ」を見た多くの人はとてもいい映画だったという評価をしています。公開から10年以上たった今でも多く人から愛され評価されています。やはり人種差別という難しいテーマは長い時間をかけて訴え続けなければいけないテーマだと感じる人が多くいるようです。
2004年アメリカの映画、クラッシュ、見逃してためちゃくちゃ良い映画。やられた~
— ひろしくんmax (@mmmxyz0) March 28, 2019
そして「クラッシュ」を見た人は映画観賞を終えた後とても考えさせられると評価しています。人種差別は日本ではどこか他人事ですが、映画を見るととても深刻な問題でしっかり考える機会を与えてくれると言われています。また、映画の作り方がとてもうまく、自分で考えるという一番大切なことを指せてくれる映画だとも評価されています。
アマプラで映画「クラッシュ」を見た。多人種の群像劇で伏線と回収が凄い。そして人間とはなんと複雑なものなんだろうとため息が出た。これ、フォロワーさんがTLで勧めてくれてた映画で、どなただったか覚えてなくて、すみません。良い映画のオススメありがとうございます
— なで3/31クラクラP15 (@nadecco_) March 23, 2019
重たい題材の映画ですが、人種差別についてしっかりと考えさせられる映画です。人種間で描かれた複雑な人間模様が観る人の胸を打ちます。
みようみようと思って長いこと見逃していた2004年公開の映画、クラッシュをやっと観れました。いやあ…題材がとても重いものだけに、平和ボケしてるであろう自分の胸に突き刺さる…。各々が平行線ながら、それでもある瞬間通じ合う場面に自然と涙がじわり…。
— 角田 順子(つのだじゅんこ) (@tndxxx) June 24, 2014
この映画は人種差別という重たいテーマで、とても考えさせられる内容になっています。人種差別という題材のなかで複雑な人間模様が繰り広げられ、それに涙する人もいるようです。
映画クラッシュのネタバレまとめ
ここまで映画「映画」クラッシュについてネタバレをしていき、多くの方の評価をご紹介してきました。人種差別という大きな問題をテーマにした映画でした。やはり難しいテーマの映画のため一回みただけでは理解ができないという評価が多くみられました。それと同時に多かった評価が理解は難しいが人種差別についてとても考える機会ができたという感想がありました。
そして最後はとても衝撃的なラストがいくつもありました。良くも悪くも人間は一瞬の出来事で変わってしまうということです。この映画では、人間は変わることができ、いつかは人種差別がない世界を作ることができるということを伝えたいのではないかと言われています。白人黒人だけではなく、日本でいう日本人が中国人を嫌う、中国人が日本人を嫌うという世界もなくすことができるのではという考えの人もいました。
この映画が2004年に公開され10年以上が経ち、差別は0にはなっていませんが、現在は昔ほど差別がなくなったような気がすると噂されています。この映画「クラッシュ」を見て人種差別は良くはないという思考が世界中に広まったのではないかと言われています。このまま少しづつでも人種差別が少なくなり0になること願っている人が多くいます。
映画クラッシュ観た
— 路地裏のにゃん吉 (@nyankichiurouro) February 25, 2019
「多民族国家であるアメリカで暮らす様々な人々を取り巻く差別、偏見、憎悪、そして繋がりを描く」
差別主義の警官がのちに危険を省みず人の命を救ったり差別を憎む優しい警官が後に人を殺めたりとなかなか感慨深い
もう一度観たい👉✨88点#クラッシュhttps://t.co/kAgr1uxqys
そして、映画としても、とてもいい映画になっておりたくさんの人がもう一度見たいと言われています。こうして難しいテーマの映画ですが10年以上愛されている作品になっています。またSNSを通してこの「クラッシュ」という映画を知り、人種差別と向き合う人が増えていると噂されています。