戦場のアリアは実話を基にした映画?あらすじ・結末や感想をネタバレ

2005年フランス観客動員数№1の映画『戦場のアリア』は、第一次大戦下のフランス北部の村で敵対していたフランス軍とドイツ軍がクリスマスの日だけ休戦し、共にクリスマスを過ごすという奇跡のような実話を基にして描かれた映画です。敵対する兵士たちはどの様にして、そのような奇跡的な状況を迎えることになったのでしょうか。映画『戦場のアリア』の実話と映画のあらすじの結末までをネタバレ紹介し、感想もご紹介していきます。

戦場のアリアは実話を基にした映画?あらすじ・結末や感想をネタバレのイメージ

目次

  1. 戦場のアリアは実話を基にした映画?
  2. 戦場のアリアの映画あらすじネタバレ
  3. 戦場のアリアの映画結末ネタバレ
  4. 戦場のアリアの登場人物・キャスト
  5. 戦場のアリアに関する感想や評価は?
  6. 戦場のアリアの映画ネタバレまとめ

戦場のアリアは実話を基にした映画?

映画『戦場のアリア』は、1914年、第一次大戦下のフランス北部の村で、フランス・スコットランド連合軍と、ドイツ軍の間で交わされたクリスマスのその日だけは休戦し、クリスマスを共にしたという奇跡の実話が基になって描かれた映画です。第一次世界大戦中の最中で、どのようにして奇跡が実現したのでしょうか。映画『戦場のアリア』の実話とあらすじの結末までをネタバレし、映画の感想もご紹介していきます。

戦場のアリアの映画作品情報

第一次世界大戦中で連日、お互いに睨み合うフランス・スコットランド連合軍とドイツ軍の兵士たちの疲れはピークに来ていました。そんな兵士たちは故郷の家族のことなどを思い出し、せめてクリスマスだけは平和に過ごしたいと誰もが願っていました。そして、奇跡は起こります。クリスマス・キャロルの歌声をきっかけに、両軍が歩み寄って挨拶を交わします。そして、フランスのシャンパンで乾杯して共にクリスマスを過ごすのです。

≪映画『戦場のアリア』作品詳細≫

  • 原題:「Joyeux Noël」
  • 監督・脚本:クリスチャン・カリオン
  • 出演者:ダイアン・クルーガー/ベンノ・フユルマン/ギヨーム・カネ/ダニエル・ブリュール/他
  • 公開年:2005年
  • 上映時間:115分
  • 製作国:フランス/イギリス/ドイツ

戦場のアリアの予告編動画

映画『戦場のアリア』の予告動画をご紹介します。映画『戦場のアリア』のあらすじは敵味方関係なく、クリスマス・イブを祝う兵士たちの楽しそうな戦地での様子が見られる奇跡の実話を基にした作品です。

戦場のアリアは実話?

映画『戦場のアリア』で描かれている物語は、兵士たちの書記などに残され、ヨーロッパ各地で現在も語り継がれている戦場の奇跡の実話のようです。しかし、当時の軍事記録には残っていないため、果たしてこれが本当に実話かというのは定かではないとされているようです。映画『戦場のアリア』の物語は脚色している部分もありますが、その兵士たちの記録にある実話を忠実に再現しています。

戦場のアリアの映画あらすじネタバレ

敵対していたフランス・スコットランド連合軍とドイツ軍がクリスマスを共に過ごす実話が描かれた映画『戦場のアリア』のあらすじをネタバレ紹介していきます。両軍を結ぶきっかけとなった音楽に国境はないことを伺わせるエピソードでもあるようです。映画『戦場のアリア』のあらすじを早速見ていきましょう!

あらすじネタバレ:泥沼の戦い

1941年、第一次世界大戦下のフランス北部の小さな村で戦闘中のフランス・スコットランド連合軍は、ドイツ軍に農場を占拠され、両軍は互いの塹壕までの距離は100メートルという至近距離で睨み合い、兵士たちは死の恐怖に怯えながら敵軍と戦っていました。ドイツ軍の塹壕に突撃命令を下したフランス軍のオードゥベール中尉は、ドイツ軍の自動操縦機の砲弾攻撃に遭い、あえなく後退します。

その攻撃で何人もの部下の兵士たちが命を落とし、戦場は泥沼化していきます。スコットランド軍のジョナサンは、兄を救うことが出来ず、自分を責めていました。担架係として塹壕へにやってきたスコットランド人のパーマー神父はその兄弟のことをよく知っており、ジョナサンを慰めます。パーマー神父も中間地点で助けを求める兵士を助けられず、心痛していました。

あらすじネタバレ:シュプリンクとの再会

ドイツのオペラ歌手のアナは徴兵された夫のシュプリンクに一目会おうと、皇太子殿下から前線でのクリスマス・コンサートの許可を取りドイツ軍の上層部へ申し出て、シュプリンクがいる前線の司令部へ向かいます。シュプリンクはアナのことを聞かされず、ドイツ軍のホルストマイヤー中尉から司令部に呼び戻されると、そこにいたアナに驚いて喜びの再会を果たします。

シュプリンクも有名なテノール歌手で、アナと2人で皇太子殿下の前で歌声を披露します。アナはクリスマス・イブをシュプリンクのと共に過ごせると喜んでいましたが、シュプリンクは前線にいる仲間兵士たちに歌うために戻るといいます。アナはシュプリンクと離れたくないといい、仕方なくアナを前線に連れ帰ります。

あらすじネタバレ:クリスマスの鐘

クリスマス・イヴの夜の前線では、お互いに攻撃を控え、それぞれの塹壕で兵士たちは寛いでいました。しかし、ドイツ軍がどんな動きを見せるか分からない、油断できない状況下であることに変わりはなく、フランス軍のオードゥベール中尉は部下に偵察へ行かせます。その時、フランス・スコットランド連合軍の塹壕ではパール神父がバグパイプを吹き始めます。

それに合わせてフランス軍の兵士たちが歌い始め、その場にいた全ての兵士たちがその歌に耳を傾けていました。ドイツ軍の塹壕では、アナを連れて戻ってきたシュプリンクを見たホルストマイヤー中尉が、シュプリンクを叱ります。しかし、アナが皇太子殿下の許可証があるというと安堵の表情を浮かべます。

ドイツ軍の兵士たちは、塹壕内の10万本のツリーを塹壕の外に飾り、シュプリンクがハーモニカ伴奏で「きよしこの夜」を歌い始めます。すると、フランス軍側のパール神父がバグパイプでそれに応じます。その音楽は兵士たちの心を揺さぶり癒し、前線は一体感を帯び、歓声が響き渡ります。パール神父とシュプリンクの共演は尚も続き、シュプリンクはツリーを持って中間地点で歌い始めます。

それを見たホルストマイヤー中尉はシュプリンクを止めようと中間地点へ出てきたのを見て、フランス軍とスコットランド軍の中尉も姿を現します。今晩だけは敵も味方もなくみんなでクリスマス・イヴを祝おうと3人の中尉は休戦を決めるのです。各国の兵士たちは中間地点に集い、それぞれお酒やお菓子を持ち寄り、互いの境遇話に花を咲かせて打ち解け、中尉たちも同様に打ち解けていきます。

クリスマスの鐘が鳴ると、パール神父がミサを始めます。そして、アナのアリア独唱が始まり、その澄んだ美しい歌声に兵士たちは癒され、このクリスマスの出来事が胸の奥深くに刻まれるのです。

戦場のアリアの映画結末ネタバレ

映画『戦場のアリア』のあらすじの結末をネタバレ紹介していきます。クリスマス・イブを共に過ごすことで打ち解け合う兵士たちですが、いつまでもその関係は続きません。果たして兵士たちはその後どのような道を歩むことになるのでしょうか。映画『戦場のアリア』の結末を見ていきましょう!

結末ネタバレ:塹壕へ

翌朝、ドイツ軍のホルストマイヤー中尉は、ジョナサンが置き去りになった兄の死体を埋めようと穴を掘る姿を目にし、死者を埋葬することをフランス軍とスコットランド軍に提案します。各国の兵士たちは力を合わせて戦死した仲間のお墓を作り埋葬します。前線での各国の兵士たちには、敵味方の概念は既になくサッカーやゲームなどに興じます。

上層部から砲撃命令が出された時も、それぞれが事前に知らせ合い、砲撃する側の塹壕に避難するなど共に生き延びようとしていました。しかし、いつまでもその状況を続けることは出来ず、兵士たちはお互いの無事を祈りつつ、それぞれの塹壕へ帰っていきます。

結末ネタバレ:貨物列車

そんな中、シュプリンクの取った勝手な行動がドイツの司令部にバレてしまい、シュプリンクの身柄を拘束することが決められます。それを知ったアナとシュプリンクは、自らフランス軍の捕虜にしてほしいとオードゥベール中尉に頼み込みます。愛妻家であるオードゥベール中尉はそれを許してドイツ軍兵士の手紙も預かりますが、フランス軍の上層部に知れることになり、中尉は部下たちと更に前線へ送られます。

中尉は預かったドイツ軍の手紙をスコットランド軍の兵士に託しますが、その手紙を届ける事はありませんでした。パール神父は敵国に祈りをささげたとして、司教から解任命令を出されます。そして、新兵にドイツ軍を殺戮するように説教しろと言われると司教に失望し、十字架を置いて去っていきます。スコットランド軍のゴードン中尉の部隊は解散され、兵士たちは別々の前線へ送られます。

ドイツ軍のホルストマイヤー中尉とその部下たちは過酷なロシア戦線へ異動させられ、東プロイセン行きの貨物列車に乗っていました。自国を通るにも関わらず、家族に会うこともないまま、死に一番近い戦地に向かいます。しかし、そんな状況の中でもホルストマイヤー中尉と兵士たちに後悔はなく、発車した列車の中でクリスマス・イブに聴いたスコットランドの曲を口ずさむのです。

戦場のアリアの登場人物・キャスト

ゴールデン・グローブ賞の最優秀外国語映画賞や、英国アカデミー賞にノミネートされた映画『戦場のアリア』には、ダイアン・クルーガーをはじめとした豪華なキャストが出演しています。映画『戦の場のアリア』の登場人物・キャストを紹介します。

アナ・ソレンセン/ダイアン・クルーガー

デンマーク人のソプラノ歌手でシュプリンクを心から愛して止まないアナを演じたのは、ドイツを代表する映画女優のダイアン・クルーガーです。元々バレリーナを目指していましたが、怪我のために断念し、パリでモデルとして活躍します。2002年のデニス・ホッパー主演『ザ・ターゲット』で映画デビューし、その後『トロイ』や『ナショナルトレジャー』で国際的に知れ渡り、他の作品で賞の受賞歴もある実力派女優です。

≪ダイアン・クルーガーのプロフィール≫

  • 本名:Diane Heidkrüger
  • 生年月日:1976年7月15日
  • 年齢:42歳
  • 出生地:ドイツニーダーザクセン州ヒルデスハイム
  • 職業:女優/ファッションモデル
  • 主な作品:『トロイ』/『ナショナル・トレジャー』シリーズ/『イングロリアス・バスターズ』/『女は二度決断する』/他
  • 受賞歴:カンヌ国際映画祭・女優賞(2017年『女は二度決断する』)他

ニコラウス・シュプリンク/ベンノ・フユルマン

徴兵され前線で歌で兵士たちを癒すテノール歌手のドイツ兵、シュプリンクを演じたのは、ベンノ・フユルマンです。俳優になる前は、ドアマンなどの仕事をしていましたが、ニューヨークで演技を学び、母国のドイツで映画やドラマに出演するようになります。1998年『Die Bubi Scholz Story』で主演の実在したボクサーを演じたことで注目され、2008年『スピード・レーサー』などのハリウッド映画にも出演し活躍しています。

≪ベンノ・フユルマンのプロフィール≫

  • 本名:Benjamin Fürmann
  • 生年月日:1972年1月17日
  • 年齢:47歳
  • 出生地:西ドイツ西ベルリン
  • 職業:俳優
  • 主な作品:『スピード・レーサー』/『悪霊喰』/『ミーシャ/ホロコーストと白い狼』/『アイガー北壁』/他

オードゥベール中尉/ギヨーム・カネ

2人目の子供を出産する妻の身を案じているフランス軍の将校・オードゥベール中尉を演じたのは、ギヨーム・カネです。ギヨーム・カネは、1994年頃からテレビに出演し始め、1999年『ザ・ビーチ』に出演したことで知れ渡るようになります。1996年からは監督としても活動を始め、2006年ハーラン・コーベンの原作の『唇を閉ざせ』を監督し第32回セザール賞の監督賞を受賞します。

≪ギヨーム・カネのプロフィール≫

  • 生年月日:1973年4月10日
  • 年齢:45歳
  • 国籍:フランス・ブローニュ=ビヤンクール
  • 職業:俳優/映画監督
  • 主な作品:『ザ・ビーチ』/『ヴィドック世界でいちばん不運で幸せな私』/『フェアウェル さらば、哀しみのスパイ』/『セザンヌと過ごした時間』/他
  • 受賞歴:セザール賞・監督賞(2006年『唇を閉ざせ』)

ホルストマイヤー中尉/ダニエル・ブリュール

フランス語に長け、厳格ですが心温かい、ドイツ人将校のホルストマイヤー中尉を演じたのは、スペイン語・英語・フランス語・カタルーニャ語を流暢に話す、言語に秀でたダニエル・ブリュールです。10代の頃から子役として活躍し、2003年『グッバイ、レーニン!』に出演し、世界的にヒットすると一躍有名となります。得意の言語を活かして様々な国の映画に出演し、ハリウッド映画でも活躍を見せています。

≪ダニエル・ブリュールのプロフィール≫

  • 本名:ダニエル・セザール・マルティン・ブリュール・ゴンサレス
  • 生年月日:1978年6月16日
  • 年齢:40歳
  • 出生地:スペイン・バルセロナ
  • 国籍:ドイツ
  • 主な作品:『グッバイ、レーニン!』/『ベルリン、僕らの革命』/『ラッシュ/プライドと友情』/『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』/他
  • 受賞歴:ヨーロッパ映画賞・男優賞 (2003年『グッバイ、レーニン!』)

戦場のアリアに関する感想や評価は?

実話が描かれた映画『戦場のアリア』は、物語に少々甘めの味付けがされ、感想には辛口のコメントも見られます。綺麗な話で涙を誘う良い映画という感想もあれば、その逆の感想もあり、戦争中の兵士の目に覇気がなく、戦う意思がないのが気になるとの感想もみられます。年に1回のクリスマスぐらいは休戦したいという兵士たちは勝手で、死んでいった兵士たちが浮かばれないと感じたという感想も中にはあったようです。

戦場のアリアは後世に残したい映画、といった口コミがありました。戦場の中で懸命に生きる人たちの姿は非常にリアルで、今の平和な世の中を生きる人々の心に深く突き刺さる映画です。 

実話をもとにした映画である戦場のアリアに惹き込まれる人も多いようです。哀しさと虚しさを感じさせつつも、音楽の力と美しさが観る人を魅了しているようです。

戦場のアリアの映画ネタバレまとめ

映画『戦場のアリア』のあらすじの結末までをネタバレ紹介し、映画の感想もご紹介してきました。映画『戦場のアリア』のあらすじは実話を脚色しているところも目立つようですが、第一次世界大戦下で誰もが想像できないようなことが現実となって起きた奇跡を忠実に再現し、また、音楽が人の心を癒して繋ぐということ、欧州ではクリスマスがいかに大事な日かが分かり、映画『戦場のアリア』を観て感動した人も多かったようです。

反対に、他の死んでいった兵士たちの死が無駄になるという感想や、綺麗ごとで話を完結しているとの感想もありました。映画の解釈は様々ですが、『戦場のアリア』の最後の貨物列車に揺られドイツ兵がスコットランドの歌を口ずさむシーンから、あの戦地にいた兵士たちは敵味方関係なく仲間であり、友人を得たと捉えることも出来そうです。映画『戦場のアリア』をまだ未見の方は、是非ご覧になってみてはいかがでしょうか。

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