ピンク・フラミンゴは最悪のカルト映画?ディバインの下品さや感想をネタバレ

映画ピンク・フラミンゴは1972年に公開されたアメリカのカルトコメディ映画です。映画ピンク・フラミンゴは体重100kgを越える巨漢のディバインが出演している映画であり、世界で一番下品な人間の座を競うといった非常に悪趣味な物語となっています。これによりピンク・フラミンゴは非常に下品な映画という感想を多く集め、問題作として物議をかもしました。本記事ではそんなピンク・フラミンゴについて下品といわれている理由のネタバレやディバインなどのキャストのネタバレ情報を映画に関する感想を交えてご紹介していきます。

ピンク・フラミンゴは最悪のカルト映画?ディバインの下品さや感想をネタバレのイメージ

目次

  1. ピンク・フラミンゴとは?
  2. ピンク・フラミンゴはカルト映画?
  3. ピンク・フラミンゴのディバインが下品?
  4. ピンク・フラミンゴの登場人物
  5. ピンク・フラミンゴのあらすじネタバレ
  6. ピンク・フラミンゴの感想や評価
  7. ピンク・フラミンゴの下品さやネタバレまとめ

ピンク・フラミンゴとは?

ピンク・フラミンゴの映画情報

映画ピンク・フラミンゴは1972年に公開されたアメリカのカルトコメディ映画であり、下品な内容から物議をかもした作品です。映画ピンク・フラミンゴは世界で一番下品な人間と評されるディバイン演じるバブス・ジョンソンがマーブル一家と世界で一番下品な人間の座を争うといった物語の映画となっており、ディバイン演じる主人公が犬の糞を食べるシーンには非常に下品だという感想を集めました。

さらに映画ピンク・フラミンゴは物語の中で使用される性器や吐瀉物が全て本物であり、より一層下品な世界が表現された変態映画です。また作中でニワトリを獣姦するといった下品で強烈な場面が登場し、動物愛護団体などから苦情が殺到しました。この内容を見ると分かる通り、映画ピンク・フラミンゴは下品な内容が苦手な方には非常におすすめできない作品であり、観る人を選ぶ作品といっていいでしょう。

しかし映画ピンク・フラミンゴは低予算で制作されたにも関わらず、個性溢れる登場人物や下品だけど好奇心をくすぐる作品に仕上げており、背徳的である意味芸術性を感じる映画として一部の視聴者からは非常に好評な感想を多く集めました。本記事ではそんな問題作となった映画ピンク・フラミンゴについて下品といわれる内容のネタバレや出演しているキャストのネタバレを映画に関する感想を交えてご紹介していきます。

ピンク・フラミンゴの監督情報

映画ピンク・フラミンゴの監督を務めたのはアメリカの映画監督であるジョン・ウォーターズです。ジョン・ウォーターズは1964年の映画「黒の革ジャケットの女」を制作したことをきっかけに本格的に映画監督として活動を始めることになり、映画「モンド・トラッショ」や映画「マルチプル・マニアックス」など主に女優のディバインを起用した映画作品を数多く制作することになりました。

そんなジョン・ウォーターズはディバインとタッグを組むことで非常に下品で悪趣味な映画を多数制作しており、ジョン・ウォーターズは映画界の「バッド・テイスト(悪趣味)」文化に大きな影響を与えることになりました。また本作のピンク・フラミンゴは特に大成功を収めた作品であり、カルトブームが到来したきっかけとなった作品といわれています。

ピンク・フラミンゴの意味

映画ピンク・フラミンゴのタイトルの意味は明らかになっておらず、英単語にも存在しない言葉です。ではいったいどういった意味を込めて付けられたタイトルなのでしょうか。まずピンクといった色を表す単語は主に性的なイメージを強く与えます。またフラミンゴも食べる餌の影響でピンク色の体をしており、ピンク色と同じく性的なイメージを与えます。

この二つを合わせることでピンク・フラミンゴは非常に性的な映画だという意味が込められていることが浮かび上がります。またピンク色には人の心を落ち着かせる効果もあるため、おそらく変態で悪趣味な人間達が下品でおぞましい性的な行為をすることで心を満たしていくといった意味だと考察できます。

ピンク・フラミンゴはカルト映画?

下品過ぎてハマる人も

映画ピンク・フラミンゴはディバイン演じる主人公など全ての登場人物が変態的趣向の持ち主であり、普通ではないお下劣で悪趣味な変態的行為を結末まで繰り広げます。これには多くの視聴者から不快だという感想を集めることになったのですが、一部の視聴者から退廃的な世界が面白いといった感想が寄せられており、下品すぎる内容にハマる人も多数見受けられることになりました。

お下劣シーンが本物

上述の作品情報でご紹介した通り映画ピンク・フラミンゴに登場する役者の性器や吐瀉物などは全て本物を使用しており、より下品で悪趣味な世界が感じられる映画となっています。さらに作中のニワトリと獣姦する場面でそのニワトリが死亡したことで動物愛護団体から苦情が寄せられることになってしまい、非常に物議をかもした問題作として映画史の残ることになりました。

低予算過ぎるカルト映画

映画ピンク・フラミンゴは制作予算1万ドルというB級映画顔負けの低予算で制作された映画です。しかしジョン・ウォーターズは映画ピンク・フラミンゴをカルトブームの先駆けといわれるほどの名作映画に仕上げ、ジョン・ウォーターズの監督手腕が非常に評価されることになりました。

ピンク・フラミンゴのディバインが下品?

下品さ炸裂のディバイン

映画ピンク・フラミンゴで一番の見どころとなるのが主役を務めたディバインの下品さ炸裂の姿です。ディバインは数々の作品に出演している俳優なのですが、特にピンク・フラミンゴに出演した際の下品さ溢れる演技は多くの映画関係者に強烈なイメージを与えることになり、アメリカのカルト映画界に貢献することになりました。

家中を舐め回す下品さ

映画ピンク・フラミンゴで世界で一番下品な人間の座を手にしたいバブス・ジョンソンは敵対するマーブル一家の家で非常に下品な行為を数々行います。その中でも一番強烈なシーンといわれているのがマーブル一家の家にあるものを全て舐め回すといった行為です。このバブス・ジョンソンの姿は非常にトラウマになる人を続出させ、問題シーンとして取り上げられることになりました。

犬の糞を口に?

主人公を演じるディバインは家中を舐め回すといった行為のほかに犬の糞を食べるといった非常におぞましい行動を行います。この犬の糞を食べるという食糞行為には気持ちが悪いといった感想が多く寄せられてしまい、映画ピンク・フラミンゴが下品で悪趣味な映画といわれる一番の理由となっています。

ピンク・フラミンゴの登場人物

ディバイン/バブス・ジョンソン

バブス・ジョンソンは映画ピンクフラミンゴで主人公にあたる人物であり、世界一お下劣な女という称号を得ている肥満女性です。元々ディバインという名前だったのですが、自身を追い回す記者から逃げるためにバブス・ジョンソンという名前に変え、ボルチモア郊外の森でトレーラー暮らしをしています。

クラッカー/ダニー・ミルズ

クラッカーは映画ピンクフラミンゴにおいてディバインの息子にあたる人物です。クラッカーは町にいる女性と性行為をしている様子を覗かれることに興奮する変態であり、この欲求を満たすためにコットンを利用します。またクラッカーは母親のためなら死ぬことが出来るほど母ディバインのことを愛しています。

ママ・イーディ/エディス・マッセイ

ママ・イーディは映画ピンクフラミンゴにおいてディバインの母親にあたる人物です。イーディは異常なほどの卵好きであり、卵しか食べない生活を送っています。しかしイーディの知能は幼稚園児並であり、常にベビーベッドの上で生活しています。そんなイーディは好物である卵を売りにくるタマゴマンが訪ねてくる日を常に待ち望んでいます。

タマゴマン/ポール・スウィフト

タマゴマンは映画ピンクフラミンゴにおいて毎日トレーラーに玉を売りに来る謎の人物です。タマゴマンもイーディと同じく卵に異常な愛情をもっており、卵を愛するイーディに好意を寄せていきます。そんなタマゴマンは物語の最後でイーディにプロポーズし、めでたく結婚します。

コットン/メアリー・ヴィヴィアン・ピアース

コットンは映画ピンクフラミンゴにおいてトレーラーハウスの同居人にあたる人物です。コットンは非常にきれいな見た目をしており、一見一般人に見えます。しかしコットンも他人の性行為を覗くことで興奮を覚える変態であり、クラッカーの性行為を頻繁に覗きます。

レイモンド・マーブル/デヴィッド・ローチャリー

レイモンド・マーブルは映画ピンクフラミンゴにおいて青髪をしたマーブル一家の男性です。レイモンドは純情な少女に股間を見せることで興奮する露出狂の変態です。しかしレイモンドはオカマに対して強い恐怖を覚えており、非常に小心者の男性です。

チャニング・ウィルロイ/チャニング

チャニング・ウィルロイは映画ピンクフラミンゴにおいてマーブル一家の使用人にあたる人物です。チャニングはマーブル一家の手下として誘拐した女性を妊娠させます。しかしチャニングは異常なほどの女性嫌いであり、スポイトで精子を入れることで女性を妊娠させます。

コニー・マーブル/ミンク・ストール

コニー・マーブルは映画ピンクフラミンゴにおいて赤髪をしたマーブル一家の女性です。コニーはディバインが持っている世界一下劣な人間という称号を欲しており、そのためなら何でもする異常な変態です。またコニーは裏で誘拐した女性を妊娠させ、生まれた子供を売ることでお金を儲けています。

ピンク・フラミンゴのあらすじネタバレ

ネタバレ:ディバイン

アメリカに住むディバインという女性は「世界一お下劣な女性」という称号を持つほどの変態でした。しかし変態のディバインは自身に殺到するマスコミを嫌い、バブス・ジョンソンという偽名を使ってボルチモア郊外の山奥でトレーラーハウス暮らしを始めることにします。このトレーラーにはディバインの息子であるクラッカーや母であるイーディなど個性豊かな変態も一緒に暮らすことになりました。

ネタバレ:マーブル夫妻

一方ディバインが引っ越したボルチモアにはコニーとレイモンドという変態夫婦が暮らしていました。この夫婦は誘拐した女性を手下のチャニングを使って妊娠させ、生まれた子供を売りさばく生活を送っていました。そんな夫婦は自分たちこそが世界で一番下劣な人間だと強く思っており、世界一お下劣な女性の称号を獲得したディバインに嫉妬していました。

ネタバレ:自由なディバイン

ある日ディバインは母イーディの世話をコットンに任せ、息子のクラッカーと共に買い物に出かけました。そこでディバインは購入したステーキ肉を足の間に挟んで味付けするという一風変わった姿を見せます。もちろん周囲はディバインに視線を向けるのですが、ディバインは気にせず自由に街を出歩きました。

ネタバレ:変態な露出行為

一方自宅で仕事をしているコニーはタブロイド誌でディバインの記事が記載されているのを発見し、怒りを露わにします。一方夫レイモンドは股間を女性に見せることで興奮する露出狂であり、この日も若い女性を狙って街を出歩いていました。

ネタバレ:ニワトリと交じる

ある日クラッカーはクッキーという恋人を家に連れて帰ります。実はクッキーはディバインの弱点などを探るためにマーブル家が手配したスパイでした。クラッカーはクッキーをコットンとイーディに紹介し、小屋でニワトリと獣姦します。その様子を見ていたコットンも興奮を覚えていました。一方この異常ともいえる光景に恐怖したクッキーはその場から逃げてしまうのでした。

ネタバレ:拉致と妊娠

卵が好きなイーディに恋をしているタマゴマンはイーディに卵を売るためトレーラーを訪れます。そこでコットンはイーディのために大量の卵をプレゼントすることにします。一方マーブル夫妻は今日も女性を誘拐するために街を徘徊していました。そしてある女性に目をつけたマーブル夫妻はその女性を誘拐し、手下のチャニングに妊娠させます。

そんな中マーブル夫妻はスパイであるクッキーからの電話でディバインがバブス・ジョンソンという偽名を使ってボルチモア郊外に住んでいるという情報を聞きます。そしてマーブル夫妻はディバインの誕生日パーティーが開催されることを知り、ディバインにある小包を送りつけて嫌がらせをしようと画策するのでした。

ネタバレ:犯人探し

その後ディバインの元にマーブル夫妻が送ったある小包が届きます。その中には人の糞が入っており、ディバインは自分の称号を欲しがっている人物の仕業だと睨み、犯人を探すことにします。一方マーブル一家の家では、手下のチャニングがコニーの服を着て女装を楽しんでおり、その様子を見て激怒したマーブル夫妻はチャニングをクローゼットに閉じ込めてしまうのでした。

ネタバレ:誕生日パーティー

ディバインの誕生日パーティーが開催されることになり、マーブル夫妻はディバインを調査するため密かに潜入します。しかしマーブル夫妻は異常ともいえる誕生日パーティーに呆れ、家に帰って警察に通報します。しかし通報を受けた警察はトレーラーハウスに急行するのですが、ディバイン一家に殺害されてしまいます。さらにディバイン一家は殺した警官の死体を食べてしまいます。

ネタバレ:家を舐め回す

一方イーディはタマゴマンにプロポーズされ、承諾したイーディはタマゴマンの家に引っ越します。その日の翌日ディバインと息子のクラッカーは小包を送った犯人がマーブル夫妻であることを突き止め、マーブル夫妻の家に押し掛けます。そしてマーブル夫妻の家に入り込んだ二人はマーブル夫妻の家中を舐め回すという嫌がらせをするのでした。

ネタバレ:女性達の反撃

そんな中ディバイン達は閉じ込められているチャニングを発見し、マーブル夫妻が人身売買をしていることを知ります。そしてディバインは幽閉されている女性たちを解放するのでした。しかし解放された女性はチャニングに恨みを抱えており、チャニングの性器を切り取って反撃します。その様子を見ていたディバインとクラッカーは楽しそうに笑みを浮かべるのでした。

ネタバレ:激怒するディバイン

ディバインとクラッカーがマーブル夫妻の家に侵入している頃、マーブル夫妻はディバインが住むトレーラーを放火します。燃え上がるトレーラーを見たディバインは泣き叫び、マーブル夫妻に復讐を誓うのでした。その後世界一のお下劣になったことに歓喜するマーブル夫妻はディバイン家族に拉致されてしまい、トレーラーハウスまで連れていかれます。

そこでディバインはマーブル夫妻を公開処刑に処すことを宣言し、タブロイド誌の記者を呼び出して記者会見を開きます。そして記者会見を行うディバインは記者に向けて自分こそがお下劣の神であると高らかに宣言するのでした。

ネタバレ:公開処刑

記者会見の後ディバインはマーブル夫妻を森の中に連行し、木に縛り付けます。そしてディバインは呪詛を述べ、マーブル夫妻を撃ち殺します。マーブル夫妻を射殺したディバインは必ず記事にするよう記者を脅迫し、公開処刑の幕が下りるのでした。その後トレーラーを燃やされたディバイン一家はアイダホ州にあるボイシに引っ越します。

そしてディバインは世界で一番お下劣であることを示すかのように犬の糞を食べ、笑みを浮かべるのでした。こうして狂気に満ちた映画ピンクフラミンゴの物語は結末を迎えるのでした。

ピンク・フラミンゴの感想や評価

映画ピンク・フラミンゴは上述でご紹介したあらすじを見ると分かる通り、非常に気持ちが悪くなるような下品で背徳的な世界が描かれています。しかし映画ピンク・フラミンゴは人間の好奇心を刺激する内容の映画となっており、カルトブームが訪れるきっかけとなりました。そんな映画ピンク・フラミンゴに感想ではカルト映画を代表する作品だという感想が数多く寄せられていました。

ピンク・フラミンゴの下品さやネタバレまとめ

本記事では映画ピンク・フラミンゴについて下品といわれている理由や物語のあらすじなどについてまとめてネタバレ紹介させて頂きました。映画ピンク・フラミンゴはカルト映画を代表する名作映画である一方で、観る人が限られるほど非常に気持ちが悪くなる下品で劣悪な表現が多々登場します。これから映画ピンク・フラミンゴを観ようと考えている方は非常に下品な映画であることを頭に置いて映画をご覧ください。

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