映画めぐり逢えたらのあらすじ！トム・ハンクスとメグ・ライアン共演のラブロマンス

ゴールデングローブ賞をはじめとした数々の賞にノミネートされたトム・ハンクとメグ・ライアンスが主演の映画『めぐり逢えたら』は、手紙でのやり取りや、すれ違いが生じてなかなか出会えない主人公の2人が運命の糸によって引き寄せられてめぐり逢うラブロマンス物語です。

現代ではスマホなどが普及してすぐに出会える環境にありますが、そうでなかった時代の男女恋の進展具合に懐かしさともどかしさを感じさせます。サム(トム・ハンクス)とアニー(メグ・ライアン)は、無事にめぐり逢うことが出来るのでしょうか。映画『めぐり逢えたら』のあらすじの結末までネタバレ紹介していきます。

≪映画『めぐり逢えたら』作品詳細≫

• 監督：ノーラ・エフロン
• 脚本：ノーラ・エフロン/デヴィッド・S・ウォード
• 原案：ジェフ・アーチ
• 出演者：トム・ハンクス/メグ・ライアン/他
• 公開年：1993年
• 上映時間：105分
• 製作国：アメリカ合衆国

クリスマスに恋人たちが観るのにおすすめで、人気の高い映画『めぐり逢えたら』の予告編をご紹介します。サムとアニーが出会うまでのそれぞれの周囲との関係性が伺える、淡々と流れていく日々が抜粋されています。サムがアニーを見かけてハッとする表情から、2人の関係に何か変化が起こると匂わせ、本編の展開が気になるような予告編となっています。

映画『めぐり逢えたら』のあらすじをネタバレ紹介していきます。妻を亡くして落ち込むサムが、息子のジョナの計らいでアニーとめぐり逢う、サム(トム・ハンクス)とアニー(メグ・ライアン)の恋の展開に注目です！

最愛の妻を癌でなくした建築家のサム(トム・ハンクス)は、息子のジョナと2人でシカゴからシアトルに越してきます。父親の落ち込む姿ばかり見ていたジョナは、新しい奥さんを見つけようと、あるラジオ番組に内緒で電話を掛けて相談します。それを発見したサムはジョナから電話を取り上げますが、ラジオで今の心中を語ることになります。

ラジオを聞いたサムの誠実さに感動した女性リスナーからの反響は大きく、ラジオ局には2000件もの電話が殺到し、サムの元に大量のラブレターが届くようになります。リスナーの中には、ボルチモアに住む新聞記者のアニー(メグ・ライアン)もいました。アニーには婚約者のウォルターがいて充実していましたが、今一つピンとくるものがない様子です。アニーは一度も会ったことがないサムのことが気になって仕方がありません。

友人のベッキーに相談してベッキーに励まされると、アニーはサムの住所を突き止め、取材と称してサムに会いにシアトルに向かいます。シアトルに到着し、海岸でサムとジョナを見つけたアニーは2人と目が合いますが、声を掛けることが出来ませんでした。

一方、アニーの姿を見たサムは、彼女に惹かれるものを感じていました。アニーは再びサムを訪ねますが、別の女性がサムを訪ねる現場を目撃してしまい、その相手を彼女だと勘違いし、最初に出会った時に声を掛ければよかったと後悔します。

シアトルのサム宅には連日たくさんの女性からのラブレターが届きます。サム(トム・ハンクス)には新しい恋人がいましたが、ジョナは反発していました。ジョナは送られてきた手紙を読んで新しいお母さんに相応しい人を探していました。その手紙の中にはアニー(メグ・ライアン)がサムに宛てた手紙も含まれており、ジョナはその手紙を読むと会ったこともないアニーを気に入ります。

乗り気でないサムを押し切り、ジョナは勝手にアニーに返事を書き、2月14日のバレンタインデーにエンパイアステートビルの展望台で会う約束をします。約束の日、何が何でも動こうとしないサムに、ジョナは待ちきれなくなくなると、1人でニューヨークへアニーを探しに出かけてしまいます。

その頃、アニー(メグ・ライアン)は婚約者のウォルターと一緒に、エンパイアステートビルが見えるロックフェラープラザのレストランで食事をしていました。アニーは正直にシアトルでの出来事を話し、今の気持ちのままでは結婚できないことを伝えて婚約解消を申し出ると指輪を返します。

ウォルターはアニーの話を聞き、現状を受け止めると婚約解消を了承します。その時、アニーの目線の先にエンパイアステートビルの明かりがハート型に照らされ、アニーは「これが運命のサインだ」と直感し、急いでそのビルへと向かいます。

サム(トム・ハンクス)とアニー(メグ・ライアン)がついにめぐり逢う、映画『めぐり逢えたら』のあらすじの結末をネタバレ紹介していきます。一瞬時が止まったかのような運命的な出会いに胸が高鳴ります。映画『めぐり逢えたら』のあらすじの結末を早速、見ていきましょう！

ジョナはニューヨークに着くと、約束のエンパイアステートビルの展望台に向かい、そこにいる女性達に声をかけてアニーを探し回っていました。シアトルの家ではジョナがいないと気づいたサム(トム・ハンクス)が、ジョナがエンパイアステートビルに向ったと察知し、直にニューヨークへ向かいます。そして、展望台でジョナを見つけると安堵し強く抱きしめます。

ジョナは運命の女性だと信じていたアニーを見つけられずに落ち込みます。急いで駆け付けたアニー(メグ・ライアン)がビルに辿り着いた時には、展望台への入場は終了していました。しかし、係員の粋な計らいでエレベーターで展望台へと上がることができました。この時、展望台を目指すアニーと、エレベーターで地上に下りていくサムとジョナは入れ違いになってしまいます。

展望台に着いたアニーですが、そこには誰もいませんでした。アニーは望遠鏡の近くあった忘れ物の子供用リュックを見つけます。リュックを開けてみると熊のぬいぐるみが入っていました。そこへリュックを忘れたことに気づいたサムとジョナが戻ってきます。

そして、サムとアニーは再会します。サムはアニーが以前に出会った女性であることに気づきます。見えない力で引き寄せ合うように近寄っていくサムとアニーは、改めて挨拶を交わすと3人で地上に下りていくのでした。

出会えそうでなかなか出会えないサムとアニーを演じたトム・ハンクスとメグ・ライアンをはじめ、映画『めぐり逢えたら』に登場する人物キャストをご紹介してきます。それでは、映画『めぐり逢えたら』のキャストを見ていきましょう！

最愛の妻を亡くして落ち込むサムを演じたのは、俳優以外にも監督をはじめ、様々な顔をもつトム・ハンクスです。トム・ハンクスは1980年『血ぬられた花嫁』で映画デビューを果たし、2年連続でアカデミー賞を受賞し、一気にハリウッドスターへと変貌を遂げます。1996年『すべてをあなたに』では監督と脚本を手掛け高評価を得ており、様々な功績が認められて2016年にアメリカの最高位勲章「大統領自由勲章」を受章します。

≪トム・ハンクスのプロフィール≫

• 本名：Thomas Jeffrey Hanks
• 生年月日：1956年7月9日
• 年齢：62歳
• 出生地：アメリカ合衆国カリフォルニア州コンコード
• 身長：183cm
• 職業：俳優/プロデューサー/映画監督/脚本家
• 主な出演作品：『フィラデルフィア』『フォレスト・ガンプ/一期一会』『アポロ13』『ユー・ガット・メール』『プライベート・ライアン』『グリーンマイル』『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『ターミナル』『ポーラー・エクスプレス』『キャプテン・フィリップス』『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』他多数
• 受賞歴：アカデミー賞・主演男優賞(1993年『フィラデルフィア』/1994年『フォレスト・ガンプ/一期一会』)他多数

サムと恋に落ちる女性記者のアニーを演じたのは、「ロマンティック・コメディの女王」と呼ばれ人気を博したメグ・ライアンです。大学在学中に才能を見出され、1981年映画『ベストフレンズ』でデビューします。その後、『トップガン』に出演して注目され、映画に出演する度に人気を集めます。そして、映画をヒットさせて数々の賞にノミネートされます。2015年の映画『涙のメッセンジャー14歳の約束』で監督デビューします。

≪メグ・ライアンのプロフィール≫

• 本名：Margaret Mary Emily Anne Hyra
• 生年月日：1961年11月19日
• 年齢：57歳
• 出生地：アメリカ合衆国コネチカット州フェアフィールド
• 職業：女優/プロデューサー/監督
• 主な出演作品：『恋人たちの予感』『フレンチ・キス』『ユー・ガット・メール』『ニューヨークの恋人』他多数

アニーの婚約者のウォルターを演じていたのは、ニューヨークやロサンゼルスで様々な劇団の舞台に出演して活躍するビル・プルマンです。1986年に『殺したい女』で映画デビューします。代表作『インデペンデンス・デイ』では、元戦闘機パイロットで湾岸戦争の英雄と言われたアメリカ合衆国大統領、トーマス・J・ホイットモア大統領を好演しています。

≪ビル・プルマンのプロフィール≫

• 本名：William James Pullman
• 生年月日：1953年12月17日
• 年齢：65歳
• 出生地：アメリカ合衆国ニューヨーク州
• 職業：俳優
• 主な出演作品：『偶然の旅行者』『キャスパー』『インデペンデンス・デイ』シリーズ『ロスト・ハイウェイ』他多数

サムとアニーの恋のキューピッドになるサムの息子のジョナを演じていたのは、当時9歳だったロス・マリンジャーです。生意気盛りの8歳の少年を演じており、親子のやり取りが終始面白くて可愛かったと好評を得ています。

≪ロス・マリンジャーのプロフィール≫

• 誕生日：1984年7月7日
• 年齢：34歳
• 出身地：アメリカ・カリフォルニア州レッドウッドシティ
• 主な出演作品：映画『EVEイヴ』『サドン・デス』『レイト･フォー･ディナー』/TV『WITHOUT A TRACE／FBI 失踪者を追え！(シーズン４)』 『ボクらの味方-素敵なフェアリー-』

アニーの友人のベッキーを演じていたのは、ロージー・オドネルです。元々アメリカのコメディアンとして活動していたロージー・オドネルは、1985年から続くアメリカの長寿番組「ラリー・キング・ライブ」のStar Searchに出場して人気を集めます。1992年に『プリティ・リーグ』で映画デビュー、ミュージカル 『グリース』 でブロードウェイデビューも果たし、エミー賞とトニー賞を受賞しています。

≪ロージー・オドネルのプロフィール≫

• 本名：Roseann Theresa O'Donnell
• 生年月日：1962年3月21日
• 年齢：57歳
• 出生地：アメリカ合衆国ニューヨーク州コマック
• 職業：コメディアン/女優/司会者
• 主な出演作品：『プリティ・リーグ』『張り込みプラス』『ハリウッド・トラブル』『フリントストーン/モダン石器時代』『ビューティフル・ガールズ』他多数

映画『めぐり逢えたら』の主題歌は、セリーヌ・ディオンとクライヴ・グリフィンのデュエット曲「When I Fall In Love」です。ゆったりとしたメロディーで甘くとろけるような2人の歌声に癒され、その他の曲も選曲が良いと好評のようです。主題歌以外には、ジミー・デュランテが歌う「アズ・タイム・ゴーズ・バイ(時の過ぎゆくまま)」やハリー・コニック・ジュニアが歌う「ア・ウィンク・アンド・ア・スマイル」があります。

映画『めぐり逢えたら』の感想を見ると、当時のメグ・ライアンが可愛すぎるというのと、トム・ハンクスの一途な思いを胸に秘める男性がしっくりくるという感想が多く目立っていました。そして、現在ではスマホを忘れない限りほとんど起こりえない「すれ違い」というのも映画『めぐり逢えたら』の魅力となっているようです。

サムの息子のジョナが恋のキューピッドのような役割をし、サムとアニーが中々出会えないのがもどかしく、出会った時は嬉しさが倍以上という王道ラブストーリーの映画『めぐり逢えたら』は、20年以上の時が経ってもその人気が衰えることはないようです。

1957年の映画『めぐり逢い』をモチーフにして描かれた映画『めぐり逢えたら』のあらすじの結末までをネタバレ紹介し、主演のトム・ハンクスとメグ・ライアンをはじめとしたキャストの紹介をしてきました。20年以上たっても美しい純愛を感じさせる映画『めぐり逢えたら』は、未だにファンは多いようです。

この映画をきっかけに『めぐり逢い』を鑑賞したという人もいたようです。恋人同士で観るのにもおすすめとされている映画なので、まだ映画『めぐり逢えたら』を未見の方は是非、ご覧になってみてはいかがでしょうか。