映画ヴァイラスのあらすじ結末ネタバレ!キャスト情報や感想も紹介

映画「ヴァイラス」は、宇宙からやってきた目に見えない電磁波の生命体により、人間が機械に改造されてしまう恐ろしい映画となっています。今回はそんなヴァイラスについて、あらすじや感想をネタバレ満載でご紹介します。ヴァイラスをどういった視点で鑑賞するかによって、結末を知った後の感想は分かれてくる映画かもしれません。ウイルスパニックやメカが好きだという人は特に要チェックの作品です。

映画ヴァイラスのあらすじ結末ネタバレ!キャスト情報や感想も紹介のイメージ

目次

  1. 映画ヴァイラスとは?
  2. 映画ヴァイラスのあらすじネタバレ
  3. 映画ヴァイラスの結末ネタバレ
  4. 映画ヴァイラスの登場人物・キャスト
  5. 映画ヴァイラスに関する感想や評価は?
  6. 映画ヴァイラスのネタバレまとめ

映画ヴァイラスとは?

SF系のホラー映画が好きだという人も多い筈ですが、「ヴァイラス」という映画もまた未知の恐怖に襲われる事となる映画の一つです。今回はそんなヴァイラスという映画について、あらすじや鑑賞した人の感想などをネタバレ満載でご紹介します。まだヴァイラスを鑑賞した事が無いという人はネタバレだらけとなるので、閲覧にはくれぐれもご注意ください。逃げ場の無い密室での恐怖をお届けします。

映画ヴァイラスの作品情報

映画ヴァイラスは1999年に公開されたSFホラー映画で、同名のコミックスを原作とした作品となっています。知的生命体により宇宙ステーションが襲われる事となり、人間という存在を知った生命体は人間を絶滅させるべき敵であると認識してしまいます。物語は台風の中を進んでいた輸送船が謎の生命体に支配された停泊船に遭遇する事で、人造人間となった人々と戦う事になるという恐怖の展開を見せていきます。

映画ヴァイラスの予告編動画

ヴァイラスのあらすじがわかる予告編動画を観てみると、とても身近なものである電磁波によって人間が人造人間へと改造されてしまい、とんでもない姿となって戦っている様子がわかります。敵が意思を持った電磁波であるという設定からも、どの様にして倒せばいいのか想像もつかず、比較的古い作品でありながら緊迫感を味わわせてくれます。気になった方は是非ヴァイラス本編をチェックしてみてください。

映画ヴァイラスの監督

映画ヴァイラスの監督を務めたのは、ジョン・ブルーノです。ヴァイラス以外にも「ジェームズ・キャメロンの深海への挑戦」「ヘビー・メタル」といた作品の監督を務めているだけでなく、「トゥルーライズ」「クリフハンガー」では特殊効果を担当している人物でもあります。近年では「ヘラクレス」の視覚効果も監修している人物です。

映画ヴァイラスのタイトルの意味

ヴァイラスという映画は、知的生命体が人類を脅威である「ウイルス」であると判断した事により展開していく映画です。原題は「Virus」となっていますが、実はウイルスというのは和製英語であり、正しくはヴァイラスという発音になります。人間から見たウイルスと知的生命体から見たウイルスの区別もしやすく、わかりやすいタイトルとも言えそうです。

映画ヴァイラスのあらすじネタバレ

それでは早速ヴァイラスという映画について、ネタバレを含めたあらすじを順番にご紹介します。宇宙から来た生命体は、一体どの様にして人類と遭遇し、人間達はどの様にして知的生命体と戦っていくのでしょうか?手に汗握る展開からきっと目が離せなくなります。

あらすじネタバレ:データ解析船

衛星を利用したデータ解析やメカニックの研究を行っていたロシアのウラディスラフ・ヴォルコフ号が、ある日謎の電磁波によって襲撃を受けてしまい、連絡が途絶えてしまいます。それから7日後、南太平洋を航海中だった貨物船のシースター号は、台風レイアと遭遇してしまいます。航海士のケリーの進言によって、船長のロバートは台風の目を目指す事を決定します。船は浸水しながらもどうにか台風の目へと辿り着きました。

台風の中でロバートの全財産である積み荷を失ってしまい、絶望しながらも船を修理しようとしていました。しかしその時船員の一人が、停泊しているウラディスラフ・ヴォルコフ号を発見したのです。2人ほどの船員を留守番させて他の船員達と共に船の探索に乗り出すと、船の中には船員の姿は見当たりません。ロシア政府へ売りつければ大金に変わると判断したロバートは、報酬を約束し船員に船の中を探索させました。

あらすじネタバレ:沈められた船

航海士のケリーは船の計器類を確認していました。しかし何らかの存在により操られていた船は突然勝手に動き出し、錨が降ろされます。船はシースター号を直撃し、留守番していた船員達はどうにか助け出したものの、シースター号は海の中へと沈んでいってしまいました。船員が怪我をしてしまった為に、ケリー達は船の中にある医務室へと向かいます。しかし突然、何者かによる襲撃を受ける事となったのです。

ガスマスクをした襲撃者はヴォルコフ号の船員で、銃を持っていました。相手を気絶させる事に成功したケリー達はマスクを外すと、女性であった事がわかります。目を覚ました女性は怯えながら船の電源を落とすよう訴えました。ケリーの説得に応じた女性はナディアと名乗り、ヴォルコフ号で科学担当官をしていたのだと話します。今から8日前に、ナディアは衛星宇宙ステーションのミールと交信を行っていました。

あらすじネタバレ:宇宙から来たもの

交信中に宇宙からやってきた何かによって、船は乗っ取られてしまいます。船に記録されていた情報をスキャンした何かは、データによって人間の殺し方を学び、船の中にあったメカを使って300人もの船員達を殺害していったのです。しかしあまりにも現実的とは言い難い内容に、ケリー達は信じようとせず、船の中で一人だけ生き残ったナディアが正気を失っているのだろうと考えていました。

一方機関士のスティーブは、機関室にいる仲間達と連絡がつかない事を心配して様子を見に行っていました。しかしそこにいる筈の仲間の姿はどこにも見当たらず、無線を使い他の仲間に連絡を取ってみると彼らはロシア人に襲われたと話しました。そこに襲撃者と思われるロシア人が姿を現しますが、その体は機械で改造されており、スティーブ達はどうにか相手を倒す事に成功します。一行は制御室へ向かいケリー達と合流します。

あらすじネタバレ:改造人間

遺体を運び込んだスティーブが問い詰めると、ナディアは襲撃者がヴォルコフ号の船長であると話します。宇宙から来た電磁波生命体は、システムを乗っ取るとガスを使い67人の船員を殺害しました。更にマシン室で人間とメカを使った改造人間「バイオ・メカノイドを造り出したのです。生き残った船員達は海へと飛び込んで逃げ出し、残った船長とナディアは生命体に電気エネルギーを与えないよう、電線を断ち切っていました。

船内には殺人マシンと化した機械人間が、船外では台風が待ち受けているという状況の中で、行方不明だった船員が機械人間となり襲い掛かってきます。そんな中で通信室へと避難した一行は、生命体と交信をする事に成功しました。地球に関するデータをスキャンした生命体は、人間が有害な病原菌のヴァイラスであると判断した為に、人間を皆殺しにしてしまおうと考えていたのです。

あらすじネタバレ:ロバート

船員達の命よりも金を欲したロバートは、まだ船を持ち帰る事を諦めていませんでした。ロバートに反対したケリー達は生命体の母体であるメインコンピューターを破壊する事にしますが、コンピューター室の中には既にメインコンピューターが無くなっていました。破壊される危険から逃れる様に、生命体が安全な場所へ移動させていたのです。そんな中、ロバートは遂に手段を択ばなくなり生命体に自らの体を差し出していました。

映画ヴァイラスの結末ネタバレ

宇宙から来た知的な電磁波生命体の脅威の前に窮地に陥る恐ろしい映画ヴァイラスですが、続いてはヴァイラスの気になる結末についてもネタバレ込みでご紹介します。宇宙から来た生命体を撃退する術はあるのか、自らの意思で改造人間となったロバートはどうなってしまうのか、予想のつかないヴァイラスの結末まで一瞬たりとも目が離せません。

結末ネタバレ:行き先

船からの脱出を試みようとする一行は、扉が溶接されてしまった事で逃げる術を失います。船内を知るナディアに案内されて制御室へと辿り着くと、船の行き先がイギリスのロードハウ島である事を突き止めます。ロードハウ島には情報部の基地が設置されている為、その基地を乗っ取る事に成功すれば南半球にあるすべての通信衛星へとリンクする事が可能となり、世界中が生命体によって支配される事となってしまうのです。

ヴォルコフ号からは救難信号が発信されていた為、それを受信した調査船からの連絡が入りました。しかし生命体の存在がある為に、調査船をヴォルコフ号に近付ける事はできません。そんな中で、機械人間となったロバートが姿を現します。ケリー達は協力してロバートに対抗し、手榴弾を用いてロバートを倒す事ができました。その後一行は制御室から下の階層へと移動した先で、先に逃げ出していた仲間と再会します。

結末ネタバレ:ナディアの死

正気を失っていた仲間は巨大な爆弾を作り上げており、それを使って船を沈めようと行動していたのです。その爆弾を使い船の至る所へ爆弾を設置した一行ですが、逃げ出そうとしたところで巨大な機械に阻まれてしまい、機械を倒す際に巻き込まれたケリーは船倉へと落下してしまいます。機械に捕まってしまったケリーは、起爆装置のありかを吐かせる為に拷問を受ける事となってしまいました。

しかしスティーブ達により窮地を救われ、機械から逃げ出す事ができました。けれど道中でスティーブがはぐれてしまいます。逃げるケリーとナディアの前に再び機械が現れますが、ケリーを救う為にナディアは自らの命を犠牲にして機械と共に自爆する事を選びました。けれど機械を倒す事はできず、スティーブと合流したケリーに再び襲い掛かってきます。逃亡の最中に、二人は脱出シートを見つけました。

結末ネタバレ:救助

脱出シートを使い船から逃げ出す事に成功した二人は、仕掛けていた爆弾によってヴォルコフ号が爆発したのを目にします。その爆発によって機械は破壊され、ヴォルコフ号を支配していた電磁波の生命体も消滅する事となったのです。その爆発を照明弾だと思った調査船の船員によって、ケリーとスティーブは無事救助される事となり恐ろしい船の中から生き延びる事ができたのでした。

映画ヴァイラスの登場人物・キャスト

結末を確認するまで手に汗握る展開の続いた映画ヴァイラスでしたが、宇宙から来た生命体によって人間が改造されていくという、未知の恐怖に戦慄した人も多かった筈です。続いてはそんな映画ヴァイラスに出演したキャストと登場人物についてもご紹介します。気になるキャストがいたという人は、そのキャストがヴァイラス以外にどの様な映画に出演しているのか調べてみるのも良いかもしれません。

ケリー・“キット”・フォスター/ジェイミー・リー・カーティス

生年月日:1958年11月22日(現在60歳)
出身:アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス
身長:170cm
職業:女優
出演作品:「ハロウィン」「大逆転」「トゥルーライズ」
吹き替え声優:    駒塚由衣

ロバート船長の所有するシースター号で航海士を務めていた女性であり、男勝りな性格をしていて以前は海軍に所属していた経験もある人物です。ロバートの指示でヴォルコフ号を探索する事になったものの、恐ろしい電磁波の生命体に遭遇し最後まで生き延びた人物です。

スティーブ・ベイカー/ウィリアム・ボールドウィン

生年月日:1963年2月21日(現在56歳)
出身:アメリカ合衆国ニューヨーク州
身長:188cm
職業:俳優
出演作品:「フラットライナーズ」「バックドラフト」「フェア・ゲーム」
吹き替え声優:内田直哉

シースター号で機関士を務めていた男性で、実力もあり常識もある人物です。ケリーとは恋人の様な間柄であり、ケリーと同じくシースター号から生還する事のできた人物でもあります。

ナディア/ジョアンナ・パクラ

生年月日:1957年1月2日(現在62歳)
出身:ポーランド タマソワ
身長:175cm
職業:女優
出演作品:「キッス」「ゴーリキー・パーク」「プライベート・レッスン」
吹き替え声優:高島雅羅

ヴォルコフ号で科学担当官として過ごしていた研究員の一人であり、船長とは夫婦関係にありました。ヴォルコフ号の中で唯一生き残る事ができていた女性でもありますが、最後はケリーを守る為に機械と共に自爆する道を選んだ勇敢な人物です。

映画ヴァイラスに関する感想や評価は?

宇宙からやってきた未知の生命体による恐怖を描いたヴァイラスですが、続いてはヴァイラスを実際に鑑賞した人の感想についてもご紹介します。人によりどの様な感想を抱くかは異なる筈ですが、自分と同じ様な感想を持つ人がいるのかも気になる部分ではないでしょうか?

ヴァイラスは古い映画ですが、人間を機械に改造するという題材もあって、グロテスクだったという感想もありました。特殊メイクやCGといった技術は現代の方が当然リアルに表現されるものですが、昔の映画だからこそかえって生々しさを感じる映像もあったかもしれません。更に電磁波が意思を持って襲ってくるという設定もまた、現実に起こる可能性もゼロではないのかもしれないと考える感想もありました。

電磁波の生命体が人間を操り襲ってくる、という設定の斬新さが面白いという感想もありました。どういった視点で鑑賞するかによって感想には違いがありそうですが、実態の無い宇宙からの生命体によって乗っ取られていく恐怖は、実在するウイルスなどに置き換えてみるとよりリアルな恐怖を体感できる映画となるかもしれません。

パニック系の映画はいかに登場人物が生き残り脱出する事ができるのか、といった点に注目してしまいがちです。しかしヴァイラスの場合には登場する機械の造形などにも注目した感想が見受けられました。宇宙の生命体に乗っ取られる恐怖だけではなく、登場する機械の凄さも楽しめる映画がヴァイラスです。

映画ヴァイラスのネタバレまとめ

電磁波の生命体によって人間が乗っ取られていく恐怖を描いたヴァイラスについて、あらすじから結末までをネタバレ込みでご紹介してきましたが、ヴァイラスを観た事が無かったという人でも興味を持つ事ができたのではないでしょうか?宇宙にはヴァイラスの様な生命体が存在している可能性も無いとは言い切れず、将来本当にヴァイラスの様な恐ろしい出来事が起こる事もあるのかもしれません。

更にヴァイラスでは未知の生命体の恐怖だけではなく、私利私欲に走り現実が見えなくなってしまう人間の恐怖も描かれています。本当に恐ろしいのは未知の生命体よりも身近な人間である、という事も学べる映画となっているのかもしれません。

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